JP2003183170A - うがい剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、抗真菌性抗生物質と乳酸菌菌体を主
要薬効成分とするうがい剤によって、歯周病などの口腔
内疾患の快復のみならず、消化管、更には全身の各種疾
患を快復させるうがい剤を提供する事を目的とするもの
である。 【解決手段】本発明は、口腔内に生息しているカンジダ
菌などの真菌と病原性細菌を、抗真菌性抗生物質と乳酸
菌菌体を主要薬効成分とするうがい剤の使用で、減少さ
せる事により、口腔から肛門に至る消化管の疾患とそれ
に関わる全身の疾患が快復する事を発見し、本発明を完
成するに至ったものである。すなわち本発明は、アムホ
テリシンＢなどの抗真菌性抗生物質と乳酸菌菌体の混合
成分を主要薬効成分とするうがい剤である。本発明に用
いられる乳酸菌は、生菌体、または死菌体、あるいは、
菌体から有効成分を抽出したものでも良く、乳酸菌の種
類も複数種の方が薬効が強く、特にカンジダ菌やストレ
プトコッカスミューウタンス菌に強い抗菌性のある乳酸
菌が良い。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】この発明は、抗真菌性抗生物
質製剤と乳酸菌菌体の混合成分を主要薬効成分としたう
がい剤に関し、特に口腔疾患の治癒のみならず、真菌及
び口腔内病原性細菌に起因する口腔以外の疾患の改善が
可能なうがい剤に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、口腔内疾患あるいはインフルエン
ザ等の疾患の予防のためにうがいが行われている。この
うがい剤としてはリステリンなどの抗菌剤を含有したも
のが用いられている。しかしながらこれらのうがい剤
は、真菌に対する抗菌性が弱かった。抗真菌性のうがい
剤の場合は、細菌に対する抗菌性が無かった。更に従来
の抗菌剤によるうがい剤は、口腔のみの清浄化を目的と
するものであって、消化管及び全身に亘る疾患の快復を
期待するものではなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】これにはつぎのような
欠点があった。 （イ）抗菌剤の種類によっては、長期間の使用が好まし
くないものがあった。 （ロ）真菌と細菌両方に臨床的に有効なうがい剤が無か
った。 （ハ）口腔内の真菌や病原性細菌による全身への悪影響
を阻止できなかった。 （二）口腔内の炎症に対する治療効果に個人差があっ
た。 本発明は、以上のような欠点を失くすためになされたも
のである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】抗真菌性抗生物質と乳酸
菌菌体の両方を含有する製剤にて、うがいをする事によ
って、口腔内のカンジダ菌などの真菌を減少させ、更に
乳酸菌による抗菌作用にも期待するものである。乳酸菌
は当然として、抗真菌性抗生物質も、うがいによる使用
の場合は、長期間の使用に対して副作用の心配がほとん
どない事を利用している。このうがい剤により、口腔内
のカンジダ菌や人体にとって有害な細菌を減少させる事
により、口腔内疾患のみならず口腔から肛門に至る消化
管、そして全身の健康が快復する事を発見し、本発明を
完成するに至った。すなわち本発明は、アムホテリシン
Ｂなどの抗真菌性抗生物質と乳酸菌菌体の混合成分を主
要薬効成分とするうがい剤である。本発明に用いられる
乳酸菌は、生菌体、または死菌体、あるいは、菌体から
有効成分を抽出したものでも良く、乳酸菌の種類も複数
種の方が薬効が強い。特にカンジダ菌やストレプトコッ
カスミューウタンス菌に強い抗菌性のある乳酸菌が良
い。本発明の、うがい剤は、上記薬効成分をうがいしや
すいような性状にして使用する。 【０００５】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。抗真菌性抗生物質と乳酸菌菌体の混合物を
主要薬効成分とする。本発明は、以上のような薬剤で、
これを使用するときは、歯磨き後に、うがい剤として使
用する。あるいは、歯磨き剤にこのうがい剤成分を混入
させても良い。 【０００６】 【発明の効果】（イ）抗真菌性抗生物質と乳酸菌菌体の
混合物を主要薬効成分とするうがい剤により、口腔内の
歯肉炎や歯周炎などの治癒効果がある。 （ロ）抗真菌性抗生物質と乳酸菌菌体の混合物を主要薬
効成分とするうがい剤により、カンジダ菌や病原性細菌
による消化管及び全身に亘る疾患の治癒効果がある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】抗真菌性抗生物質製剤と乳酸菌菌体を混合
   したうがい剤