JP2003182467A - トリム用インサート - Google Patents
トリム用インサートInfo
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- JP2003182467A JP2003182467A JP2001382956A JP2001382956A JP2003182467A JP 2003182467 A JP2003182467 A JP 2003182467A JP 2001382956 A JP2001382956 A JP 2001382956A JP 2001382956 A JP2001382956 A JP 2001382956A JP 2003182467 A JP2003182467 A JP 2003182467A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インサートの屈曲性、特にはボンド部との連
結部分となる骨片部部分の屈曲性や伸張性を改善し、ト
リムの三次元方向への変形性を向上させることができる
新規なトリム用インサートの構造を提案する。また、こ
の発明は、必要に応じて、インサートの屈曲性や伸張性
を調整できるトリム用インサートの構造を提案する。 【解決手段】 ゴム又は合成樹脂材料内に埋設され、幅
方向に所定間隔の間隙部を経て多数並列された骨片部1
1と前記骨片部を長さ方向に連結するボンド部12を有
する板金製のトリム用インサート10において、前記骨
片部が前記ボンド部近傍を境界として一側部分11Nと
他側部分11Sの直線方向がずらして形成されている。
結部分となる骨片部部分の屈曲性や伸張性を改善し、ト
リムの三次元方向への変形性を向上させることができる
新規なトリム用インサートの構造を提案する。また、こ
の発明は、必要に応じて、インサートの屈曲性や伸張性
を調整できるトリム用インサートの構造を提案する。 【解決手段】 ゴム又は合成樹脂材料内に埋設され、幅
方向に所定間隔の間隙部を経て多数並列された骨片部1
1と前記骨片部を長さ方向に連結するボンド部12を有
する板金製のトリム用インサート10において、前記骨
片部が前記ボンド部近傍を境界として一側部分11Nと
他側部分11Sの直線方向がずらして形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のドア開
口等に装着されるトリムに関し、特にはその芯材として
埋設されるトリム用インサートの改良に関する。
口等に装着されるトリムに関し、特にはその芯材として
埋設されるトリム用インサートの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】トリムは、例えば自動車のボディのドア
開口部に取り付けられるいわゆるウェザーストリップの
ように、緩衝材、装飾材及びシール材として用いられて
いる。この種トリムはゴムや合成樹脂の長尺成形品の内
部にしばしば形状保持のための芯材として板金製のイン
サートが埋設される。
開口部に取り付けられるいわゆるウェザーストリップの
ように、緩衝材、装飾材及びシール材として用いられて
いる。この種トリムはゴムや合成樹脂の長尺成形品の内
部にしばしば形状保持のための芯材として板金製のイン
サートが埋設される。
【0003】トリムに埋設される従来の板金製インサー
トは、例えば図7に符号40で示すように、所定間隔の
間隙部45を経て多数並列された骨片部41,41と前
記骨片部41をトリムの長さ方向に連結するボンド部4
2と破断予定のボンド部43とからなる。このインサー
ト40は、金属板を平板状に打ち抜き成形されていて、
トリム本体の押出成形時に平板状で供給されて一体成形
により成形品内部に埋設された後、曲げ加工機等により
トリムの幅方向に曲げ加工されて、例えば図9のような
所定の断面形状のトリム50に形成される。この際、イ
ンサート40の破断予定ボンド部43は分離機等によっ
て切り離し破断される。図9において、符号51は成形
品本体部、52は自動車のドア開口部に形成されたフラ
ンジに取り付けられる嵌着部、53及び54はそのリッ
プ部、55はドアパネルに弾性的に当接して該ドアパネ
ルとドアの開口部間の緩衝及びシールをするシール部で
ある。
トは、例えば図7に符号40で示すように、所定間隔の
間隙部45を経て多数並列された骨片部41,41と前
記骨片部41をトリムの長さ方向に連結するボンド部4
2と破断予定のボンド部43とからなる。このインサー
ト40は、金属板を平板状に打ち抜き成形されていて、
トリム本体の押出成形時に平板状で供給されて一体成形
により成形品内部に埋設された後、曲げ加工機等により
トリムの幅方向に曲げ加工されて、例えば図9のような
所定の断面形状のトリム50に形成される。この際、イ
ンサート40の破断予定ボンド部43は分離機等によっ
て切り離し破断される。図9において、符号51は成形
品本体部、52は自動車のドア開口部に形成されたフラ
ンジに取り付けられる嵌着部、53及び54はそのリッ
プ部、55はドアパネルに弾性的に当接して該ドアパネ
ルとドアの開口部間の緩衝及びシールをするシール部で
ある。
【0004】上のように、トリム用インサート40は、
長尺のトリム成形品本体部51とともに一体成形され曲
げ加工される。そして、トリム50の装着箇所ではトリ
ム50としての嵌着力を維持しなければならないもので
ある。従って、トリム用インサート40は曲げ加工され
たトリム50の芯材として形状保持力を有することは当
然であるとして、押出成形時には押出材料の剪断抵抗に
も十分耐えることができる剛性を備えなければならな
い。一般に、この種インサート40の骨片部41は幅が
2ないし3mmで長さ(インサート全体としては幅方向
の大きさ)が20ないし40mmという細長い形状であ
るので、厚みとしてはある程度のものが必要で、現在で
は0.4ないし0.5mm厚の板金を使用している。
長尺のトリム成形品本体部51とともに一体成形され曲
げ加工される。そして、トリム50の装着箇所ではトリ
ム50としての嵌着力を維持しなければならないもので
ある。従って、トリム用インサート40は曲げ加工され
たトリム50の芯材として形状保持力を有することは当
然であるとして、押出成形時には押出材料の剪断抵抗に
も十分耐えることができる剛性を備えなければならな
い。一般に、この種インサート40の骨片部41は幅が
2ないし3mmで長さ(インサート全体としては幅方向
の大きさ)が20ないし40mmという細長い形状であ
るので、厚みとしてはある程度のものが必要で、現在で
は0.4ないし0.5mm厚の板金を使用している。
【0005】トリム50はその幅方向に対しては上のよ
うに所定の断面形状に形成されているのであるが、車体
への装着時には取付部であるドア開口形状に沿ってトリ
ム50の長さ方向に湾曲される。この際、取付部は前後
左右に湾曲していることが多くトリム50は三次元方向
に変形して装着される必要がある。このとき、トリム5
0に埋設されているインサート40はトリムの変形とと
もに三次元方向に屈曲伸張する必要があるが、図8の拡
大図にも示すように、骨片部41はボンド部42と連結
される部分49において大きな面積Kaを有し他の部分
より剛性が高く屈曲性や伸張性が悪くなっている。
うに所定の断面形状に形成されているのであるが、車体
への装着時には取付部であるドア開口形状に沿ってトリ
ム50の長さ方向に湾曲される。この際、取付部は前後
左右に湾曲していることが多くトリム50は三次元方向
に変形して装着される必要がある。このとき、トリム5
0に埋設されているインサート40はトリムの変形とと
もに三次元方向に屈曲伸張する必要があるが、図8の拡
大図にも示すように、骨片部41はボンド部42と連結
される部分49において大きな面積Kaを有し他の部分
より剛性が高く屈曲性や伸張性が悪くなっている。
【0006】前記骨片部41の連結部分49の剛性が高
く屈曲性や伸張性が悪いと、トリム50の取付に際して
は、その前後左右の骨片部41やボンド部42により大
きな力が加わりこれらの部分が変形することによってト
リム50全体が変形するのであるが、しかしながら、こ
の場合にはトリム50全体の取付が不自然かつ不完全と
なる。そればかりか、取付作業が煩雑となり作業性を悪
くし、場合によっては取付後の復元力によってずれたり
外れたりするおそれがある。
く屈曲性や伸張性が悪いと、トリム50の取付に際して
は、その前後左右の骨片部41やボンド部42により大
きな力が加わりこれらの部分が変形することによってト
リム50全体が変形するのであるが、しかしながら、こ
の場合にはトリム50全体の取付が不自然かつ不完全と
なる。そればかりか、取付作業が煩雑となり作業性を悪
くし、場合によっては取付後の復元力によってずれたり
外れたりするおそれがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
点に鑑み、インサートの屈曲性、特にはボンド部との連
結部分となる骨片部部分の屈曲性や伸張性を改善し、ト
リムの三次元方向への変形性を向上させることができる
新規なトリム用インサートの構造を提案するものであ
る。また、この発明は、必要に応じて、インサートの屈
曲性や伸張性を調整できるトリム用インサートの構造を
提案するものである。
点に鑑み、インサートの屈曲性、特にはボンド部との連
結部分となる骨片部部分の屈曲性や伸張性を改善し、ト
リムの三次元方向への変形性を向上させることができる
新規なトリム用インサートの構造を提案するものであ
る。また、この発明は、必要に応じて、インサートの屈
曲性や伸張性を調整できるトリム用インサートの構造を
提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、ゴム又は合成樹脂材料内に埋設され、幅方向に所
定間隔の間隙部を経て多数並列された骨片部と前記骨片
部を長さ方向に連結するボンド部を有する板金製のトリ
ム用インサートにおいて、前記骨片部が前記ボンド部近
傍を境界として一側部分と他側部分の直線方向がずらし
て形成されていることを特徴とするトリム用インサート
に係る。
明は、ゴム又は合成樹脂材料内に埋設され、幅方向に所
定間隔の間隙部を経て多数並列された骨片部と前記骨片
部を長さ方向に連結するボンド部を有する板金製のトリ
ム用インサートにおいて、前記骨片部が前記ボンド部近
傍を境界として一側部分と他側部分の直線方向がずらし
て形成されていることを特徴とするトリム用インサート
に係る。
【0009】また、請求項2の発明は、前記骨片部他側
部分が前記骨片部一側部分の間隙部に対応する直線方向
位置に形成されている請求項1に記載のトリム用インサ
ートに係る。
部分が前記骨片部一側部分の間隙部に対応する直線方向
位置に形成されている請求項1に記載のトリム用インサ
ートに係る。
【0010】さらに、請求項3の発明は、前記骨片部他
側部分において成形後に破断が予定されるボンド部が形
成されている請求項1又は2に記載のトリム用インサー
トに係る。
側部分において成形後に破断が予定されるボンド部が形
成されている請求項1又は2に記載のトリム用インサー
トに係る。
【0011】さらにまた、請求項4の発明は、前記骨片
部の全部又は一部に骨片部の長さ方向に直線状の変形部
が形成されている請求項1ないし3のいずれかに1項に
記載のトリム用インサートに係る。
部の全部又は一部に骨片部の長さ方向に直線状の変形部
が形成されている請求項1ないし3のいずれかに1項に
記載のトリム用インサートに係る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係るト
リム用インサートの一部を示す平面図、図2は同じく図
1のトリム用インサートの部分斜視図、図3は同じく図
1のインサートの骨片部のボンド部との連結部分を示す
一部拡大図、図4は骨片部のボンド部との連結部分の他
の例を示す一部拡大図、図5は骨片部に直線状の変形部
を形成したトリム用インサートの例を図の左右で異なっ
た態様を示す平面図、図6は図5の部分断面図である。
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係るト
リム用インサートの一部を示す平面図、図2は同じく図
1のトリム用インサートの部分斜視図、図3は同じく図
1のインサートの骨片部のボンド部との連結部分を示す
一部拡大図、図4は骨片部のボンド部との連結部分の他
の例を示す一部拡大図、図5は骨片部に直線状の変形部
を形成したトリム用インサートの例を図の左右で異なっ
た態様を示す平面図、図6は図5の部分断面図である。
【0013】図1ないし図3に図示したトリム用インサ
ート10は板金製よりなり、幅方向に所定間隔の間隙部
15,16で並列された骨片部11,11,11がボン
ド部12,12を介して連接されたものであって、前記
骨片部11が前記ボンド部12近傍を境界として一側部
分11Nと他側部分11Sの直線方向a1,a2がずら
して形成されたものである。なお、符号13は成形後に
破断が予定されるボンド部である。
ート10は板金製よりなり、幅方向に所定間隔の間隙部
15,16で並列された骨片部11,11,11がボン
ド部12,12を介して連接されたものであって、前記
骨片部11が前記ボンド部12近傍を境界として一側部
分11Nと他側部分11Sの直線方向a1,a2がずら
して形成されたものである。なお、符号13は成形後に
破断が予定されるボンド部である。
【0014】図1の実施例に示すトリム用インサート1
0は、その長さ方向b(図の左右)に連続するもので、
骨片部11の長さ(つまりトリム用インサート10の
幅)は31.5mm、骨片部11の幅は2mm、各骨片
部11の間隙部15,16の幅は1.2mmである。
0は、その長さ方向b(図の左右)に連続するもので、
骨片部11の長さ(つまりトリム用インサート10の
幅)は31.5mm、骨片部11の幅は2mm、各骨片
部11の間隙部15,16の幅は1.2mmである。
【0015】この発明の骨片部11は、前記したよう
に、ボンド部12近傍を境界として一側部分11Nと他
側部分11Sの直線方向a1,a2がずらして形成され
たもので、この実施例においては、請求項2の発明とし
て規定するように、骨片部他側部分11Sが骨片部一側
部分11Nの間隙部15に対応する直線方向位置に形成
されたものである。
に、ボンド部12近傍を境界として一側部分11Nと他
側部分11Sの直線方向a1,a2がずらして形成され
たもので、この実施例においては、請求項2の発明とし
て規定するように、骨片部他側部分11Sが骨片部一側
部分11Nの間隙部15に対応する直線方向位置に形成
されたものである。
【0016】このようにボンド部12近傍を境界として
骨片部11の一側部分11Nと他側部分11Sの直線方
向a1,a2をずらして形成することによって、図3か
らもわかるように、骨片部11のボンド部12との連結
部分19の面積Kを、前記した従来構造Kaよりも小さ
くすることが可能となる。図8の従来構造のインサート
40のように、該骨片部41のボンド部42との連結部
分49の面積Kaが大きいと剛性が高くなり屈曲性や伸
張性がよくないことは既に述べた。この発明構造とすれ
ば、ボンド部12近傍を境界として骨片部11の一側部
分11Nと他側部分11Sの直線方向a1,a2がずら
して形成されることによって、骨片部11のボンド部1
2との連結部分19の面積Kを小さくすることができ、
該部分19の剛性を下げることができその屈曲性や伸張
性を高めることができる。
骨片部11の一側部分11Nと他側部分11Sの直線方
向a1,a2をずらして形成することによって、図3か
らもわかるように、骨片部11のボンド部12との連結
部分19の面積Kを、前記した従来構造Kaよりも小さ
くすることが可能となる。図8の従来構造のインサート
40のように、該骨片部41のボンド部42との連結部
分49の面積Kaが大きいと剛性が高くなり屈曲性や伸
張性がよくないことは既に述べた。この発明構造とすれ
ば、ボンド部12近傍を境界として骨片部11の一側部
分11Nと他側部分11Sの直線方向a1,a2がずら
して形成されることによって、骨片部11のボンド部1
2との連結部分19の面積Kを小さくすることができ、
該部分19の剛性を下げることができその屈曲性や伸張
性を高めることができる。
【0017】また、骨片部11のボンド部12との連結
部分19の距離dを変更することによって面積Kを調整
することができ、その屈曲性や伸張性を調節することが
可能である。
部分19の距離dを変更することによって面積Kを調整
することができ、その屈曲性や伸張性を調節することが
可能である。
【0018】図4に示したインサート10Aは、骨片部
11の一側部分11Nの間隙部15Aの溝端部形状を直
線状の略V字状にしたものである。このように間隙部1
5A(あるいは図示しないが間隙部16についても同
様)の溝端部形状を変えることによって、骨片部11の
ボンド部12との連結部分19Aの形状変化させ、その
屈曲性を調節することも可能である。図4において、前
記と同一符号は同一部分を表す。
11の一側部分11Nの間隙部15Aの溝端部形状を直
線状の略V字状にしたものである。このように間隙部1
5A(あるいは図示しないが間隙部16についても同
様)の溝端部形状を変えることによって、骨片部11の
ボンド部12との連結部分19Aの形状変化させ、その
屈曲性を調節することも可能である。図4において、前
記と同一符号は同一部分を表す。
【0019】この実施例においては、請求項3にも規定
したように、骨片部11の他側部分11Sに成形後に破
断が予定されるボンド部13が形成されている。このよ
うに、他側部分11Sに破断ボンド部13を形成してお
くと、トリム本体との一体成形時に骨片部11Sが押出
材料の剪断抵抗に耐え変形を受けにくくなり好ましい。
したように、骨片部11の他側部分11Sに成形後に破
断が予定されるボンド部13が形成されている。このよ
うに、他側部分11Sに破断ボンド部13を形成してお
くと、トリム本体との一体成形時に骨片部11Sが押出
材料の剪断抵抗に耐え変形を受けにくくなり好ましい。
【0020】図5の左右に示すインサート10B、10
Cは、請求項4の発明として規定したように、骨片部1
1の全部又は一部に骨片部11の長さ方向aに直線状の
変形部20(21)が形成されたものである。図5の断
面図である図6から理解されるように、図の左側のイン
サート10Bの骨片部11の一側部分11Nにはリブ状
の突部からなる直線状変形部20が形成され、他側部分
11Sには同じくリブ状の突部からなる直線状変形部2
1が形成されている。図の右側のインサート10Cは、
骨片部11の他側部分11Sにのみリブ状の突部からな
る直線状変形部20が形成されている。なお、図におい
て、前記と同一符号は同一部分を表す。
Cは、請求項4の発明として規定したように、骨片部1
1の全部又は一部に骨片部11の長さ方向aに直線状の
変形部20(21)が形成されたものである。図5の断
面図である図6から理解されるように、図の左側のイン
サート10Bの骨片部11の一側部分11Nにはリブ状
の突部からなる直線状変形部20が形成され、他側部分
11Sには同じくリブ状の突部からなる直線状変形部2
1が形成されている。図の右側のインサート10Cは、
骨片部11の他側部分11Sにのみリブ状の突部からな
る直線状変形部20が形成されている。なお、図におい
て、前記と同一符号は同一部分を表す。
【0021】この直線状の変形部20、21は骨片部1
1の剛性及び強度等の機械的特性を向上させることがで
き、インサートの薄肉化を可能にし軽量化及び経済性に
寄与する。また、直線状の変形部を部分的に形成するこ
とによって骨片部の特性を変化させることもでき、本発
明による屈曲性及び伸張性の特性とあいまってこの種イ
ンサートに対する多彩な要求に対応することができる。
なお、直線状の変形部はこの例に示すリブ状突部のほか
に、曲面部もしくは凹溝部あるいはこれらの組合せなど
がある。
1の剛性及び強度等の機械的特性を向上させることがで
き、インサートの薄肉化を可能にし軽量化及び経済性に
寄与する。また、直線状の変形部を部分的に形成するこ
とによって骨片部の特性を変化させることもでき、本発
明による屈曲性及び伸張性の特性とあいまってこの種イ
ンサートに対する多彩な要求に対応することができる。
なお、直線状の変形部はこの例に示すリブ状突部のほか
に、曲面部もしくは凹溝部あるいはこれらの組合せなど
がある。
【0022】トリム用インサート10を構成する板金
は、鉄板、アルミニウム板、銅板、ステンレス等の各種
合金板よりなり、平板をプレス切断加工して骨片部11
及びボンド部12を一体に形成することができる。
は、鉄板、アルミニウム板、銅板、ステンレス等の各種
合金板よりなり、平板をプレス切断加工して骨片部11
及びボンド部12を一体に形成することができる。
【0023】ちなみに、トリム本体は、例えばEPDM
(エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体)などの
ゴム又は合成樹脂の押出し成形品よりなり、前記したよ
うに、該トリム本体の押出成形時に平板状のトリム用イ
ンサートを供給して一体に成形し、一体成形後、曲げ加
工機等により図9のように所定形状に曲げ加工がなされ
る。
(エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体)などの
ゴム又は合成樹脂の押出し成形品よりなり、前記したよ
うに、該トリム本体の押出成形時に平板状のトリム用イ
ンサートを供給して一体に成形し、一体成形後、曲げ加
工機等により図9のように所定形状に曲げ加工がなされ
る。
【0024】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
トリム用インサートによれば、骨片部は前記ボンド部近
傍を境界として一側部分と他側部分の直線方向位置にず
らして形成されているものであるため、インサートの屈
曲性、特にはボンド部との連結部分となる骨片部部分の
屈曲性及び伸張性が改善されて、トリムの三次元方向の
変形性を大幅に向上させることができる。
トリム用インサートによれば、骨片部は前記ボンド部近
傍を境界として一側部分と他側部分の直線方向位置にず
らして形成されているものであるため、インサートの屈
曲性、特にはボンド部との連結部分となる骨片部部分の
屈曲性及び伸張性が改善されて、トリムの三次元方向の
変形性を大幅に向上させることができる。
【0025】また、この発明によれば、骨片部のボンド
部との連結部分の距離(面積)や形状を変更することに
よって、その屈曲性や伸張性を調節することが可能であ
る。
部との連結部分の距離(面積)や形状を変更することに
よって、その屈曲性や伸張性を調節することが可能であ
る。
【0026】この発明のトリム用インサートを用いたト
リムはトリム用インサートの骨片部の屈曲性や伸張性が
向上しているので、取付に際してはトリム全体が自然に
変形して確実かつ美麗に取り付けることができるととも
に、取付作業性を大幅に向上させ、かつ取付後のずれ等
のトラブルも解消することができる。
リムはトリム用インサートの骨片部の屈曲性や伸張性が
向上しているので、取付に際してはトリム全体が自然に
変形して確実かつ美麗に取り付けることができるととも
に、取付作業性を大幅に向上させ、かつ取付後のずれ等
のトラブルも解消することができる。
【図1】この発明の一実施例に係るトリム用インサート
の一部を示す平面図である。
の一部を示す平面図である。
【図2】同じく図1のトリム用インサートの部分斜視図
である。
である。
【図3】インサートの骨片部のボンド部との連結部分を
示す一部拡大図である。
示す一部拡大図である。
【図4】骨片部のボンド部との連結部分の他の例を示す
一部拡大図である。
一部拡大図である。
【図5】骨片部に直線状の変形部を形成したトリム用イ
ンサートの例を図の左右で異なった態様を示す平面図で
ある。
ンサートの例を図の左右で異なった態様を示す平面図で
ある。
【図6】図5の部分断面図である。
【図7】従来のトリム用インサートの一例を示す平面図
である。
である。
【図8】図7のトリム用インサートの一部拡大平面図で
ある。
ある。
【図9】トリム用インサートを一体に埋設したトリムの
一例を示す断面図である。
一例を示す断面図である。
10 トリム用インサート
11 骨片部
11N 骨片部一側
11S 骨片部他側
12 ボンド部
13 破断予定ボンド部
15,16 間隙部
19 骨片部のボンド部との連結部分
フロントページの続き
(72)発明者 駒場 守
埼玉県吉川市三輪野江2丁目115番地 有
限会社三協スチール内
Fターム(参考) 3D201 AA12 AA13 CA02 DA08 DA09
DA10 DA13 DA31 DA54 EA01A
EA05A EA09H FA04
Claims (4)
- 【請求項1】 ゴム又は合成樹脂材料内に埋設され、幅
方向に所定間隔の間隙部を経て多数並列された骨片部と
前記骨片部を長さ方向に連結するボンド部を有する板金
製のトリム用インサートにおいて、 前記骨片部が前記ボンド部近傍を境界として一側部分と
他側部分の直線方向がずらして形成されていることを特
徴とするトリム用インサート。 - 【請求項2】 前記骨片部他側部分が前記骨片部一側部
分の間隙部に対応する直線方向位置に形成されている請
求項1に記載のトリム用インサート。 - 【請求項3】 前記骨片部他側部分において成形後に破
断が予定されるボンド部が形成されている請求項1又は
2に記載のトリム用インサート。 - 【請求項4】 前記骨片部の全部又は一部に骨片部の長
さ方向に直線状の変形部が形成されている請求項1ない
し3のいずれかに1項に記載のトリム用インサート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001382956A JP2003182467A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | トリム用インサート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001382956A JP2003182467A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | トリム用インサート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003182467A true JP2003182467A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=27593140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001382956A Pending JP2003182467A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | トリム用インサート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003182467A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012011978A (ja) * | 2010-07-05 | 2012-01-19 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウェザストリップ用の芯金 |
-
2001
- 2001-12-17 JP JP2001382956A patent/JP2003182467A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012011978A (ja) * | 2010-07-05 | 2012-01-19 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウェザストリップ用の芯金 |
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