JP2003181158A - 組立玩具の構成部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】磁石を有する構成部材において、完成した形態
に自由度をもたせ、子供が飽きずに楽しむことができる
ようになる組立玩具の構成部材を提供する。 【解決手段】組立玩具の構成部材において、上面に開口
した配置部１２と、少なくとも１つの側面に半円状の挿
入部１１を有する上部ケース１０と、下面に開口した配
置部と、少なくとも１つの側面に半円状の挿入部を有
し、前記上部ケースと結合する下部ケース２０と、前記
上部ケース及び下部ケースとの内側に配置され、端部が
前記配置部に位置する支持部材３０と、前記各配置部及
び挿入部に配置する磁石４０，４２と、該磁石を覆うよ
うに取り付ける及びカバー部材５０，５２と、から成る
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は磁石を利用した組立
玩具の構成部材に関するもので、特に、磁石を持つ各構
成部材を通じて玩具を簡単に組立て、変身などを自由に
できるようにした組立玩具の構成部材に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般的に玩具はいろいろな形態及び機能
を持ち、発展してきた。その中で、最近は変身可能なロ
ボット玩具など多様な形の玩具が登場した。このような
組立玩具は、その特性上、子供が簡単に組立てて変身さ
せることができるように構成されていなければならな
い。そして従来の一般的な組立玩具は、玩具の種類によ
り適切な年齡層を推奨しているものの、組立構造が複雜
であり変身させる作業が困難な場合がある。この場合、
子供が玩具になじみにくく、飽きる傾向があった。

【０００３】また、磁石を利用した組立て易い玩具もあ
るが、このような磁石玩具は構成部材の側面に挿入口を
作り、この挿入口の内部に２つの鉄板をあてて、この鉄
板の間に磁石をつけるという構造であった。例えばロボ
ット玩具の場合、胴体部、腕部、脚部、頭部に別れてい
る構造になっており、この各部位が互いに連結する。そ
して、胴体部の側面には上記の挿入口があり、一方腕部
の端部には磁石に吸着する鉄球が固定されており、腕部
の鉄球を胴体部の挿入口に接近させると、磁力によって
腕部が胴体部に吸着するというようにして、玩具を組立
てることができた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造を持つ従来の組立玩具は、予め定められた特定
部位に挿入口が配設されるため、各構成部材において連
結可能な部位が特定される。このため、完成した組立玩
具は必ず特定の形態になるため、何度か組み立てると、
飽きやすい子供はその後、この玩具で遊ばなくなってし
まう。

【０００５】本発明は上記のような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、その目的は、磁石を有する構成部材
において、完成した形態に自由度をもたせ、子供が飽き
ずに楽しむことができるようになる組立玩具の構成部材
を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の代表的な構成は、組立玩具の構成部材にお
いて、上面に開口した配置部と、少なくとも１つの側面
に半円状の挿入部を有する上部ケースと、下面に開口し
た配置部と、少なくとも１つの側面に半円状の挿入部を
有し、前記上部ケースと結合する下部ケースと、前記上
部ケース及び下部ケースとの内側に配置され、端部が前
記配置部に位置する支持部材と、前記各配置部及び挿入
部に配置する磁石と、該磁石を覆うように取り付ける及
びカバー部材と、から成ることを特徴とする。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、添付
した図面に基づき詳細に説明する。

【０００８】図１乃至図３に示すように、本発明の組立
玩具の構成部材は、上面に開口した配置部12、側面に半
円状の挿入部11を有する上部ケース10と、下面に開口し
た配置部22、側面に半円状の挿入部21を有し、上部ケー
ス10と結合する下部ケース20と、上部ケース10及び下部
ケース20との内側に配置され、端部が配置部12、22に位
置する支持部材30と、各配置部及び挿入部に配置する磁
石40、42と、磁石を覆うように取り付けるカバー部材5
0、52と、から成る。

【０００９】図４に示すように、組み立てられた構成部
材には、磁石40、42に吸着する材質によって形成された
連結部材60により、各構成部材を着脱可能に組み立てる
ことができる。連結部材60を利用することにより、各構
成部材は相対的に位置を変えることができるため、組立
玩具の形態を変更することができる。例えば変身ロボッ
ト玩具においては、ロボットを変身させることができ
る。また、一定の形状（例えば図４参照）をした連結部
材70の連結部に磁石を配設することで、連結部材70をカ
バー部材50、52に、磁力によって吸着するように構成す
ることもできる。

【００１０】このように構成された本発明はいろいろな
形で組立てて使用することができる。例えば、図５に図
示する通り、各構成部材どうしを、連結部材60により着
脱可能に連結することができる。

【００１１】また、一つの単位体を成す構成部材の各側
面にカバー部材50、52があり、その中側に磁石40、42が
備えられているため（図２参照）、図６に示すように、
磁石の磁力により引かれる連結部材60をつければ構成部
材どうしを連結させることもできる。このように、いろ
いろな形の構造物を作ることができる。

【００１２】本発明では、組立玩具の構成部材におい
て、上面に配置部を、各側面に半円状の挿入部を配設し
た上部ケースと、下面に配置部を、各側面に半円状の挿
入部を配設し、前記上部ケースと結合する下部ケース
と、前記上部ケース及び下部ケースの中央に一定間隔を
おくために備えられた支持部材と、前記各配置部及び挿
入部に嵌合する磁石及びカバー部材と、により組み立て
られ、互いに分離、組立が可能な構成であることを特徴
とする。

【００１３】また、上記の組立玩具の構成部材におい
て、磁石につく材質の連結部材により、互いに着脱可能
に組み立てることができることを特徴とする。更に上記
の組立玩具の構成部材において、前記カバー部材は、磁
石につく金属で構成されることを特徴とする。

【００１４】このため、完成した形態に自由度をもた
せ、子供が飽きずに楽しむことができるようになる組立
玩具の構成部材を提供することができる。

【００１５】（他の実施形態）前述した実施形態におい
ては、図面には一つの形態の構成部材について説明した
が、これに限らず、本発明による構成部材に多様なデザ
インを施していろいろな種類の玩具の組立てを行うこと
ができる。例えば、変身ロボット玩具等に適合な形で製
造され玩具を完成することができる。

【００１６】また前述した実施形態においては、構成部
材の全面に配置部又は挿入部が構成されていたが、これ
に限らず、特定の面にのみ配置部又は挿入部を構成して
もよい。

【００１７】

【発明の効果】以上のように、本発明における構成部材
は、配置部に設置したカバー部材や挿入部に設置したカ
バー部材において、互いに磁力により連結する構成とす
るため、自由に形態を変更することが可能である。この
ため、子供が、本発明の構成部材により組み立てられた
組立玩具に持続的に興味を持ち、遊ぶことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】構成部材の分解斜視図。

【図２】（ａ）構成部材の下部ケースの斜視図。 （ｂ）磁石を下部ケースに配置した斜視図。 （ｃ）カバー部材を下部ケースに配置した斜視図。 （ｄ）支持部材を下部ケースに配置した斜視図。

【図３】構成部材の結合斜視図。

【図４】構成部材どうしを連結部材を用いて結合した状
態を表した斜視図。

【図５】構成部材の連結状態で、玩具の足の部分を表し
た斜視図。

【図６】複数個の構成部材を互いに自由に連結できるこ
とを表した斜視図。

【符号の説明】

10 … 上部ケース、11 … 挿入部、12 … 配置
部、20 … 下部ケース、21 … 挿入部、22 … 配
置部、30 … 支持部材、40 … 磁石、42 … 磁
石、50 … カバー部材、52 … カバー部材、60 …
連結部材、

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 組立玩具の構成部材において、 上面に開口した配置部と、少なくとも１つの側面に半円
   状の挿入部を有する上部ケースと、 下面に開口した配置部と、少なくとも１つの側面に半円
   状の挿入部を有し、前記上部ケースと結合する下部ケー
   スと、 前記上部ケース及び下部ケースとの内側に配置され、端
   部が前記配置部に位置する支持部材と、 前記各配置部及び挿入部に配置する磁石と、 該磁石を覆うように取り付ける及びカバー部材と、から
   成ることを特徴とする組立玩具の構成部材。
2. 【請求項２】 請求項１の組立玩具の構成部材におい
   て、 磁石に吸着する材質によって形成された連結部材によ
   り、互いに着脱可能に組み立てることができることを特
   徴とする組立玩具の構成部材。
3. 【請求項３】 請求項１の組立玩具の構成部材におい
   て、 前記カバー部材は、磁石に吸着する金属によって形成さ
   れることを特徴とする組立玩具の構成部材。