JP2003180845A - トリートメント装置 - Google Patents

トリートメント装置

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JP2003180845A
JP2003180845A JP2001381854A JP2001381854A JP2003180845A JP 2003180845 A JP2003180845 A JP 2003180845A JP 2001381854 A JP2001381854 A JP 2001381854A JP 2001381854 A JP2001381854 A JP 2001381854A JP 2003180845 A JP2003180845 A JP 2003180845A
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wearing
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JP2001381854A
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Iwao Yamazaki
岩男 山▲崎▼
Shoji Yamazaki
章次 山▲崎▼
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Ya Man Ltd
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Ya Man Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス健康器の給電用電極の身体への密着性
を高め、良好なトリートメント効果を得る。 【解決手段】 パルス健康器1によれば、タイツ本体5
1と面状電極17との間に介在させた介装部材52によ
り、タイツ本体51の内側面から面状電極17が突出し
た状態で配置されるので、面状電極17の身体への密着
性が高まり、良好なトリートメント効果を付与すること
ができる。また、このパルス健康器1によれば、身体へ
の面状電極17の密着性が向上したこにより、面状電極
17の一部分が身体の皮膚面に局所的に接触することな
どが抑えられ、トリートメント中にユーザが痛痒感など
を覚えてしまうおそれがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、痩身、美肌などの
トリートメントを行う際に用いられるトリートメント装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人体では、その生体を維持するために休
みなく生体電流が流れており、この生体電流によって細
胞活動や筋肉の収縮運動が行われている。このため、外
部から人為的に微弱電流を流して生体を刺激すると、生
体電流と同様に細胞活動が活性化し筋肉の収縮運動を喚
起して生体機能を高める効果がある。パルス健康器など
に代表されるトリートメント装置は、このような効果を
利用し、例えば微弱なパルス電流を人体に供給すること
で、疲労回復、筋肉痛の緩和、痩身、又は美肌などのト
リートメントを行うための装置である。
【0003】上記パルス健康器は、使用形態に応じて様
々なタイプの機器が開発されおり、パルス電流を身体に
供給するための電極を伸縮自在なベルトの内側に備える
ベルト装着型の機器や、伸縮性の高い繊維で縫製された
タイツ、スーツなどの被服の内側に電極を設けた被服型
の機器などが実用されている。身体に装着して用いられ
るこのようなタイプのパルス健康器は、日常の生活又は
運動を行いながらのトリートメントが実施可能となって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たパルス健康器などを始めとするトリートメント装置
は、一般に、電極が極めて薄い面状電極として設けられ
ており、被服本体やベルト本体の表面から電極が僅かに
しか突出していない構造である。このため、従来のトリ
ートメント装置では、身体の皮膚面に対しての電極の密
着性がわるく、十分なトリートメント効果が得られなか
った。
【0005】また、このような状況において、特に、電
極の一部分が皮膚面に局所的に接触している場合などに
は、その部位に電流が強く流れ、ユーザが不快感(痛痒
感など)を覚えることになる。さらに、ユーザが、運動
しながらのトリートメントを行う場合、電極と皮膚面と
の密着性の問題がより顕著なものとなる。
【0006】そこで本発明は、上記課題を解決するため
になされたもので、給電用の電極の身体への密着性を高
めることで、良好なトリートメント効果を付与できるト
リートメント装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るトリートメント装置は、身体に装着さ
れる電気絶縁性の着用部材と、前記着用部材の前記身体
に接触させる側に配置された可撓性を有する介装部材
と、前記介装部材を覆うように前記着用部材に周縁部が
固定された可撓性を有する電極と、前記身体に接触させ
た前記電極よりトリートメント用の微弱電流を供給する
手段とを具備することを特徴とする。
【0008】この発明のトリートメント装置によれば、
着用部材と電極との間に介在させた介装部材により、着
用部材の表面から電極が突出した状態で配置されるの
で、電極の身体への密着性が高まり、良好なトリートメ
ント効果を付与することができる。また、この発明によ
れば、身体への電極の密着性が向上したこにより、電極
の一部分が身体の皮膚面に局所的に接触することなどが
抑えられ、トリートメント中、ユーザに不快感(痛痒
感、ピリピリ感など)が与えられてしまうことなどが抑
制される。
【0009】さらに、本発明に係るトリートメント装置
は、前記電極が、可撓性を有する基材に導電性の塗膜を
形成したものであることを特徴とする。すなわち、この
発明のトリートメント装置によれば、着用感を損うこと
なく、身体への良好な密着性を得ることができる。
【0010】また、本発明に係るトリートメント装置
は、前記電極が、その周縁部に電気絶縁性の領域を有
し、この領域が前記着用部材に固定されていることを特
徴とする。この発明のトリートメント装置によれば、電
極の導電部分全体を身体の皮膚面に密着させることが可
能なので、ユーザがトリートメント中に痛痒感などを覚
えることなく、良好なトリートメント効果を得ることが
できる。
【0011】さらに、本発明に係るトリートメント装置
は、前記電極の電気絶縁性の領域が、縫合により前記着
用部材に固定されていることを特徴とする。この発明の
トリートメント装置は、例えば電極の縫い目から集中的
に電流が給電されてしまうことなどが防止されているの
で、前記同様、トリートメント中、ユーザに不快感を与
えるおそれがない。
【0012】また、本発明に係るトリートメント装置
は、前記介装部材が、スポンジ、フェルト、又はエアを
充填可能な袋状の部材で形成されていることを特徴とす
る。さらに、本発明に係るトリートメント装置は、前記
基材が、布地、不織布又はウレタンシートで形成されて
いることを特徴とする。これらの発明のトリートメント
装置によれば、比較的軟らかい材料を電極の基材又は介
装部材に適用しているので、着用感を損うことなく、電
極の身体への密着性を高めることができ、優れたトリー
トメント効果を発揮できる。
【0013】さらに、本発明に係るトリートメント装置
は、前記着用部材が、前記身体に直接触れるようにして
着用される被服又はベルトであることを特徴とする。こ
の発明のトリートメント装置は、日常の生活又は運動し
ながらのトリートメントに好適である。
【0014】また、本発明に係るトリートメント装置
は、前記着用部材が、伸縮性を有することを特徴とす
る。この発明のトリートメント装置は、電極の身体への
密着性がより向上するので、特に運動しながらのトリー
トメントに有用である。
【0015】さらに、本発明に係るトリートメント装置
は、前記介装部材が、前記着用部材に対して出し入れ自
在であることを特徴とする。この発明は、着用部材にお
ける電極が配置された部分の近傍に例えばスリットやフ
ァスナを設けることなどで実現される。この発明のトリ
ートメント装置によれば、洗浄の際などに着用部材から
介装部材を取り出して洗浄を行うことなどが可能であ
る。また、この発明によれば、厚さやサイズ(表面積)
の異なる複数種の介装部材を予め用意しておき、これら
を選択的に用いることで、電極の身体への密着性をより
高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。なお、本発明を実施の形態により具
体的に説明して行くが、本発明は後述する各実施の形態
にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更することが可能である。
【0017】図1は、本発明の実施形態に係るトリート
メント装置としてのパルス健康器を示す図である。同図
に示すように、このパルス健康器1は、コードレス型の
パルス健康器であって、コントロール装置2と、パルス
電源3と、下腹部、下半身に各々着用される被服として
のウエスト着用部材4及び美容タイツ5とで構成されて
いる。
【0018】コントロール装置2は、後述する制御回路
6と、正面に設けられたカラー液晶パネル7と、側方に
取り付けられた送信アンテナ8と、外部電源端子9を介
して接続されるACアダプタ10とを備えている。カラ
ー液晶パネル7は、トリートメントの種類の指定、トリ
ートメントの開始又は停止、タイマの設定、パルス電流
の強弱の調節などを行うためのものである。
【0019】トリートメントの種類には、5〜10Hz
の低い周波数のパルスで身体の深部を刺激し、骨格筋を
運動させて血液の循環を促し、身体を揉みほぐす効果の
あるトーニングと、20〜100Hzの高い周波数のパ
ルスで身体の表部を刺激し、上層部の筋肉を運動させて
リンパ液の流れを助長し、浮腫などを取り除く効果のあ
るドレナージュがある。
【0020】ドレナージュとトーニングには、パルス電
圧をサイクリックに上下して刺激を変化させるスペシャ
ル・ドレナージュとスペシャル・トーニングがある。ま
た、同時に複数の電極間にパルスを流す通常のドレナー
ジュとトーニングの他に、時系列で時間を分けて複数の
電極間にパルスを流す時系列ドレナージュと時系列トー
ニング、あるいは時分割で同時に複数の電極間にパルス
を流す時分割ドレナージュと時分割トーニングがある。
【0021】パルス電源3は、後述するパルス発生回路
11と、バッテリ(図示せず)と、側方に取り付けられ
た受信アンテナ12とを備えている。受信アンテナ12
は、パルス電源3に内蔵したり、若しくは美容タイツ5
の内部に敷設してパルス電源3より削除してもよい。
【0022】ウエスト着用部材4には、内側に面状電極
14が装着されている。ウエスト着用部材4の外側に
は、面状電極14に導通する導電ホック15が取り付け
られており、この導電ホック15を介してパルス電源3
に導通するケーブル16が着脱自在に接続されている。
【0023】美容タイツ5には、その内側に、下腹部、
そけい部、腰部、大腿部、膝裏部、ふくらはぎ部に適合
する位置に面状電極17が装着されている。一方、美容
タイツ5の外側には、面状電極17に導通する導電ホッ
ク18が取り付けられており、この導電ホック18を介
してパルス電源3に導通するケーブル19が着脱自在に
接続されている。
【0024】図2に示すように、コントロール装置2に
設けられた制御回路6は、カラー液晶パネル7で指定し
たトリートメントの種類と給電パターンをCPU20に
よってメモリ21から読み出し、これらを制御信号に変
換して送信ユニット22と送信アンテナ8を介してパル
ス電源3に送信する。制御信号の通信方法は、微弱電波
による無線通信の他に、例えば赤外線による光通信など
を適用してもよい。
【0025】図3に示すように、パルス電源3に設けら
れたパルス発生回路11は、コントロール装置2の制御
回路6から送信された制御信号を受信アンテナ12及び
受信ユニット23を介して受信し、カラー液晶パネル7
で指定したトリートメントの種類と給電パターンをCP
U24によってメモリ25から読み出し、これらの種類
やパターンに基づいて基準クロック発生器26のクロッ
クパルスを分周したデジタルトリガ信号をインタフェー
ス27及びD/A変換器28を介してパルス発生器29
に入力し、所定の幅と周波数のパルスを生成してトラン
スT1の一次側に供給する。
【0026】また、パルス発生回路11では、トランス
T1と並列にトランスT2が接続されており、トランス
T2に電流検出回路30を接続して電流値を測定し、過
電流が流れていないかどうかを監視する。電流検出回路
30によって検出された検出電流は、A/D変換器31
及びインタフェース7を介してCPU24に入力され、
電流値が基準をオーバーしているときは、電流保護回路
32を通じて遮断スイッチ33を作動させ回路を遮断す
る。
【0027】さらに、パルス発生回路11では、トラン
スT2の二次側の一端と他端にそれぞれスイッチング回
路34、35の一端が接続されており、スイッチング回
路34、35の他端を共通にしてコネクタ36を介して
ウエスト着用部材4と美容タイツ5の面状電極14、1
7を分岐接続する。スイッチング回路34、35は、フ
ォトカプラ接続のスイッチング回路であって、対応する
切換ユニット37、38の出力信号によって任意のフォ
トカプラを通電してスイッチングを行う。これにより、
指定したトリートメントの種類と給電パターンに基づい
て面状電極14、17を任意に組合せて所定のパルス電
流を流すことが可能となる。
【0028】次に、本実施形態に係る美容タイツ5の構
造、特に面状電極周辺の断面構造を図4に示す斜視図及
び図5に示す断面図(A−A断面)を用いて説明する。
なお、ウエスト着用部材4は、構造の特徴的な部分が美
容タイツ5の構造と同一なのでその説明を省略する。
【0029】これらの図に示すように、美容タイツ5
は、ベースとなる電気絶縁性のタイツ本体51と、タイ
ツ本体51の身体に接触させる内側に配置された可撓性
を有する介装部材52と、この介装部材52を覆うよう
にタイツ本体51に周縁部が固定された可撓性を有する
前述した面状電極17とから構成されている。
【0030】タイツ本体51は、ユーザが運動しながら
トリートメントを行う場合や着用感(着心地)などが考
慮され、例えばポリウレタン18%、ナイロン82%の
割合の合成繊維を縫製した伸縮自在な合成繊維材料で形
成されている。
【0031】面状電極17は、可撓性を有する基材17
aに導電性塗膜17bを形成したものである。つまり、
面状電極17は、例えば電気絶縁性のウレタンシートな
どをベース材にし、このシート表面に導電性のカーボン
インクが例えばグラビア印刷され、さらにこの印刷され
た塗膜が熱プレスによってシート上に熱溶着され形成さ
れている。
【0032】なお、基材17aとしてのシート表面にア
ルミ箔を接着して面状電極を形成したり、ゴムやシリコ
ンに金属粉末を混入したもので面状電極を形成してもよ
い。また、基材17aは、例えば布地又は不織布などで
あってもよい。このような面状電極17は、その周縁部
に電気絶縁性の領域を有することになり、この周縁部の
領域が、縫合によりタイツ本体51に固定されている。
これにより、面状電極17の例えば縫い目17cのバリ
などから集中的に電流が給電されてしまうことなどが防
止されているので、トリートメント中、ユーザに不快感
を与えるおそれがない。
【0033】介装部材52は、ユーザが着用感を損うこ
とない程度の比較的厚手の、スポンジ、フェルト若しく
は一般の布地、又はエアが充填される袋状の部材などを
用いて形成されている。また、タイツ本体51の表面
(内側面)から面状電極17が突出した状態で配置され
るように、介装部材52は、面状電極17の導電性塗膜
17bよりも僅かに大きいサイズで形成されている。ま
た、介装部材42の厚みを調整するために素材のスポン
ジ又はフェルトなどを折り返して(例えば2つ折り又は
3つ折りなどにして)用いてもよい。
【0034】ここで、面状電極17は、上述したように
介装部材52を覆うように、当該電極の周縁部、つまり
電気絶縁性の基材17aの部分がタイツ本体51に縫合
されている。
【0035】したがって、本実施形態のパルス健康器1
によれば、タイツ本体51と面状電極17との間に介在
させた介装部材52により、タイツ本体51の表面(内
側面)から面状電極17が突出した状態で配置されるの
で、面状電極17の身体への密着性が高まり、良好なト
リートメント効果を付与することができる。また、この
パルス健康器1によれば、身体への面状電極17の密着
性が向上したこにより、面状電極17の一部分が身体の
皮膚面に局所的に接触することなどが抑えられ、トリー
トメント中、ユーザにピリピリ感などが与えられてしま
うことなどが抑制される。
【0036】なお、本実施形態では、図5に示したよう
に、介装部材52を覆うように、面状電極17における
基材17aの周縁部分がタイツ本体51などに縫い付ら
れ、介装部材52が美容タイツ5やウエスト装着部材4
に内装されるかたちで固定的に設けられていたが、この
介装部材52を美容タイツ5やウエスト装着部材4に対
して出し入れ自在に構成してもよい。
【0037】この構成は、タイツ本体51などにおける
基材17aの縫い付け部分の近傍に例えばスリットやフ
ァスナを設けることなどで実現される。これにより、洗
浄の際などに美容タイツ5やウエスト装着部材4から介
装部材52を取り出して洗浄を行うことなどが可能であ
る。また、厚さやサイズ(表面積)の異なる複数種の介
装部材を予め用意しておき、これらを選択的に用いるこ
とで、面状電極14、17の身体への密着性をより高め
ることができ、これにより効果的なトリートメントを行
うことが可能となる。
【0038】なお、本実施形態では、主に下半身の美容
トリートメントを目的として美容タイツ5及びウエスト
装着部材4を被服としたパルス健康器を適用していた
が、図6に示すように、例えばパルス電源を内蔵したコ
ントロール装置41を携帯バック42に収容でき、被服
が全身を覆うスーツタイプのパルス健康器43に本発明
を適用してもよい。
【0039】さらに、本発明は、面状電極17の身体へ
の密着性がより向上していることから、運動を伴うトリ
ートメントに有用である。したがって、例えば図7に示
すように、パルス電源を内蔵したコントロール装置45
を有する固定式自転車46と美容タイツ47とを一体化
した運動併用型のパルス健康器48に本発明を適用して
もよい。
【0040】また、図8は、本発明の他の実施形態に係
るベルト装着型のパルス健康器が備える電極ベルト61
を示す平面図、図9は、コントロール装置71を示す正
面図、図10は、その背面(裏面)図、図11は、コン
トロール装置71が導電ベルト61と共にウエスト部分
に装着された状態を示す図である。
【0041】図8に示すように、電極ベルト61には、
2つのスリット60a、60bが、端縁から内側(中
央)に向けて形成されており、これにより、身体に対し
てのベルトの装着形態の自由度が増すことになるので、
面状電極55、56、57、58をトリートメント対象
のウエスト部周辺へ、より安定した状態で確実に接触さ
せることができる。また、電極ベルト61には、端部
に、面ファスナ62、63、64が設けられており、図
11に示すように、ベルト装着形態の自由度を向上させ
ている。
【0042】コントロール装置71は、図9、図10に
示すように、パルス電流を生成するための電源(図示せ
ず)を内蔵している。コントロール装置71の表(おも
て)面側には、ユーザが設定情報を視覚的に得るための
表示部72と、電源のオン/オフや機能選択のための電
源・機能選択ボタン73と、トリートメントの開始/終
了を指示するための開始/終了ボタン74と、トリート
メントのためのパルス電流の周波数及びトリートメント
時間の設定等を行うためのアップ/ダウンキー75、7
6及びセットキー70とが設けられている。
【0043】図12及び図13に、一部を拡大した平面
図及び部分断面図(B−B断面)として各々示すよう
に、電極ベルト61は、前述した美容タイツ5と同様、
例えばウレタンゴム製のベルト本体67と、ベルト本体
67の身体に接触させる側に配置されたフェルト又はス
ポンジなどで形成した介装部材68と、この介装部材6
8を覆うようにベルト本体67に周縁部が固定された前
記面状電極55、56、57、58とから構成されてい
る。
【0044】面状電極55、56、57、58は、ウレ
タンシートなどの基材65に導電性塗膜66を形成した
ものであり、上述したように介装部材68を覆うよう
に、電極の周縁部である基材65の部分がベルト本体6
7上に縫い付けられている。したがって、面状電極5
5、56、57、58の縫い目59のバリなどから、電
流が強く流れてしまうこと、すなわちユーザにピリピリ
感などを与えてしまうことなどが防止され、電極ベルト
61の装着感を良好なものとすることができる。
【0045】コントロール装置61の裏面側(図10参
照)には、パルス電流の出力側コネクタである釦凹部7
7、78、79、80が設けられている。釦凹部77、
78、79、80は、図14に部分断面図(C−C断
面)として示すように、電極ベルト61上の面状電極5
5、56、57、58と各々電気的に接続された釦凸部
81、82、83、84に電気的且つ機械的に接続され
る。電極ベルト61上の中央部分に集約的に設けら釦凸
部81、82、83、84は、釦凹部77、78、7
9、80をそれぞれ着脱自在に装着すると共に、装着さ
れる釦凹部77、78、79、80を通じてコントロー
ル装置71を保持することができる。
【0046】なお、面状電極55、56、57、58に
接続されている釦凸部81、82、83、84は、身体
に接触させる側の面が、電気絶縁性被膜98によって被
覆される。この電気絶縁性被膜98は、釦凸部の身体に
接触させる側の面上に、絶縁性のインクをスクリーン印
刷法あるいはグラビア印刷法により印刷したり、絶縁性
の熱溶融性材料を熱溶着したり、絶縁性のフィルムを接
着することなどにより形成されている。
【0047】したがって、この実施形態のパルス健康器
は、電極ベルト61の面状電極55、56、57、58
とベルト本体67との間に介在させた介装部材68によ
り、ベルト本体67の表面から面状電極が突出した状態
で配置されるので、面状電極の身体への密着性を向上さ
せることができる。さらに、このパルス健康器では、ト
リートメントを行う際のセッテイングなどを容易に行
え、また、ユーザが、トリートメント中に制約を受ける
ことなく、自由に運動することなどが可能である。これ
により、運動を併用した効果的なトリートメントを実施
することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るトリ
ートメント装置によれば、着用部材と電極との間に介在
させた介装部材により、着用部材の表面から電極が突出
した状態で配置されるので、電極の身体への密着性が高
まり、良好なトリートメント効果を付与することができ
る。また、本発明によれば、身体への電極の密着性が向
上したこにより、電極の一部分が身体の皮膚面に局所的
に接触することなどが抑制され、トリートメント中にユ
ーザが痛痒感などを与えられてしまうおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパルス健康器を示す図
である。
【図2】図1のパルス健康器を構成するコントロール装
置に設けられた制御回路を示すブロック図である。
【図3】図1のパルス健康器を構成するパルス電源に設
けられたパルス発生回路を示すブロック図である。
【図4】図1のパルス健康器を構成する美容タイツを概
略的に示す斜視図である。
【図5】図4の美容タイツの構造を示す断面(A−A断
面)図である。
【図6】図1のパルス健康器と異なる他のパルス健康器
を示す斜視図である。
【図7】図1及び図6のパルス健康器と異なる他のパル
ス健康器を示す斜視図である。
【図8】図1、図6及び図7と異なる他のパルス健康器
を構成する導電ベルトを示す平面図である。
【図9】図8の導電ベルトに装着されるコントロール装
置を示す正面図である。
【図10】図9のコントロール装置を示す背面図であ
る。
【図11】図10のコントロール装置が導電ベルトと共
にウエスト部分に装着された状態を示す図である。
【図12】図8の導電ベルトに設けられた面状電極周辺
の構造を示す部分平面図である。
【図13】図8の導電ベルトに設けられた面状電極周辺
の構造を示す部分断面(B−B断面)図である。
【図14】図8の導電ベルトと図9、図10のコントロ
ール装置との接続部分の構造を示す断面(C−C断面)
図である。
【符号の説明】
1…パルス健康器、3…パルス電源、4…ウエスト着用
部材、5,47…美容タイツ、11…パルス発生回路、
14、17、55、56、57、58…面状電極、17
a,65…基材、17b,66…導電性塗膜、29…パ
ルス発生器、51…タイツ本体、52、68…介装部
材、61…電極ベルト、67…ベルト本体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C053 BB01 BB23 BB36 JJ01 JJ11 JJ13 JJ24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体に装着される電気絶縁性の着用部材
    と、 前記着用部材の前記身体に接触させる側に配置された可
    撓性を有する介装部材と、 前記介装部材を覆うように前記着用部材に周縁部が固定
    された可撓性を有する電極と、 前記身体に接触させた前記電極よりトリートメント用の
    微弱電流を供給する手段とを具備することを特徴とする
    トリートメント装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトリートメント装置にお
    いて、 前記電極が、可撓性を有する基材に導電性の塗膜を形成
    したものであることを特徴とするトリートメント装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のトリートメント装
    置において、 前記電極が、その周縁部に電気絶縁性の領域を有し、こ
    の領域が前記着用部材に固定されていることを特徴とす
    るトリートメント装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のトリートメント装置にお
    いて、 前記電極の電気絶縁性の領域が、縫合により前記着用部
    材に固定されていることを特徴とするトリートメント装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれかに記載のトリ
    ートメント装置において、 前記介装部材が、スポンジ、フェルト、又はエアを充填
    可能な袋状の部材で形成されていることを特徴とするト
    リートメント装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のトリートメント装置にお
    いて、 前記基材が、布地、不織布又はウレタンシートで形成さ
    れていることを特徴とするトリートメント装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6いずれかに記載のトリ
    ートメント装置において、 前記着用部材が、前記身体に直接触れるようにして着用
    される被服又はベルトであることを特徴とするトリート
    メント装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれかに記載のトリ
    ートメント装置において、 前記着用部材が、伸縮性を有することを特徴とするトリ
    ートメント装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8いずれかに記載のトリ
    ートメント装置において、 前記介装部材が、前記着用部材に対して出し入れ自在で
    あることを特徴とするトリートメント装置。
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