JP2003180003A - 電動車両の制御装置 - Google Patents
電動車両の制御装置Info
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両の始動時におけるプリチャージの影響を
回避し、バッテリの残容量を正確に検出する。 【解決手段】 バッテリ1の直流電力を交流電力に変換
して車両の走行用モータ4を駆動するインバータ21
と、車両の始動スイッチに連動してインバータ21の直
流側に並列に接続されたコンデンサ22を所定電流で充
電するプリチャージコンタクタ40及びプリチャージ抵
抗42と、車両の始動スイッチに連動してバッテリ1の
電圧を検出する電圧検出回路10と、バッテリ電圧に基
づいてバッテリ1の残容量を検出する制御部50とを備
え、制御部50がプリチャージが行われているタイミン
グと異なるタイミングでバッテリ1の電圧を検出する。
回避し、バッテリの残容量を正確に検出する。 【解決手段】 バッテリ1の直流電力を交流電力に変換
して車両の走行用モータ4を駆動するインバータ21
と、車両の始動スイッチに連動してインバータ21の直
流側に並列に接続されたコンデンサ22を所定電流で充
電するプリチャージコンタクタ40及びプリチャージ抵
抗42と、車両の始動スイッチに連動してバッテリ1の
電圧を検出する電圧検出回路10と、バッテリ電圧に基
づいてバッテリ1の残容量を検出する制御部50とを備
え、制御部50がプリチャージが行われているタイミン
グと異なるタイミングでバッテリ1の電圧を検出する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムイオン電
池やキャパシタ等の高圧バッテリを備える電動車両に係
り、特に始動時における高圧バッテリの残容量検出を正
確に行う電動車両の制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】EV(Electrical Vehicle:電気自動
車)又はHEV(Hybrid Electrical Vehicle:ハイブ
リッド車)等の電動車両においては、エネルギーストレ
ージとして、複数の電池セル(以下、単にセルという)
を直列につないで高電圧バッテリ(以下、単にバッテリ
と記載する)として搭載し、高圧バッテリの残容量を定
期的に検出して、バッテリの残容量を良好な範囲で確保
しつつ、運転者の要求を満足するよう車両の制御を行っ
ている。このような高圧バッテリの残容量は、車両の制
御を行う上での重要なパラメータとなるため、正確に検
出することが必要とされる。 【0003】上記バッテリの残容量を検出する方法とし
て、所定のタイミングでバッテリの放電電流を検知し
て、この値を積算して残容量を検出する方法が知られて
いる。しかし、上記方法では、検出された電流値に誤差
が含まれていた場合、電流値と共に誤差も積算されるこ
とにより、算出された残容量と実際の残容量との誤差が
徐々に拡大する虞がある。 【0004】また、バッテリの残容量を求める他の方法
として、開放電圧、即ち無負荷状態におけるバッテリ電
圧と、図7に示すような開放電圧−残容量の相関マップ
とに基づいて、残容量を求める方法がある。この方法を
用いた場合には、開放電圧を直接検出することができな
い期間(例えば、車両の走行時)においては、所定のタ
イミングでバッテリ電流と、バッテリ電圧とを複数サン
プリングし、これらのサンプリングデータを元にバッテ
リの開放電圧を推定し、この推定開放電圧に対応する残
容量を図7の開放電圧−残容量の相関マップから検出し
ている。この方法は、前述した放電電流積算方法に比べ
て残容量の検出精度は高いが、やはり、推定した開放電
圧に基づいて残容量が検出されるため、求めた残容量に
は少なからず誤差が生じることとなる。 【0005】そこで、直接に開放電圧を検出可能な無負
荷時(例えば、車両の始動時)には、実際に測定した開
放電圧に基づいて図7の開放電圧−残容量の相関マップ
から残容量を求め、この残容量を初期値として設定する
ことにより、上記残容量の誤差を解消し、後続する種々
の制御を行っている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、無負荷時と
考えられていた車両の始動時には、インバータの直流入
力側の端子間に設けられている大容量のコンデンサの充
電(この動作をプリチャージという)が行われるため、
バッテリから電流が流れ、バッテリ電圧が低下する。し
かしながら、従来は、このようなプリチャージを考慮せ
ずに、バッテリ電圧を検出し、このバッテリ電圧に基づ
いて求めた残容量を初期値として設定していたため、か
えって残容量の誤差を拡大してしまう虞があった。 【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、車両の始動時におけるプリチャージの影響を回
避し、バッテリの残容量を正確に検出する電動車両の制
御装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、蓄電装置(バッテリ1)の直流電力を交
流電力に変換して車両の走行用モータ(走行用モータ
4)を駆動するインバータ(パワードライブユニット
2)と、車両の始動スイッチに連動して(モータ制御装
置6へ入力されるイグニッションオンの信号によって検
知される)インバータの直流側に並列に接続されたコン
デンサ(コンデンサ22)を所定電流で充電するプリチ
ャージ手段(プリチャージコンタクタ40及びプリチャ
ージ抵抗42)と、車両の始動スイッチに連動して蓄電
装置の電圧を検出し(電圧検出回路10により検出され
る)、該電圧に基づいて蓄電装置の残容量を検出する残
容量検出手段(制御部50)とを備え、前記残容量検出
手段が、前記プリチャージ手段の作動タイミングと異な
るタイミングで前記蓄電装置の電圧を検出する電動車両
の制御装置を提供する。 【0009】このように、プリチャージ手段が作動して
いるタイミング、即ち蓄電装置からコンデンサへ電流が
流れることによりコンデンサの充電が行われているタイ
ミングと、蓄電装置の電圧検出タイミングとが一致しな
いように、蓄電装置の電圧検出タイミング又はプリチャ
ージの作動タイミングを調整することにより、蓄電装置
の電圧が変動している期間における蓄電装置の電圧検出
を回避する。具体的には、プリチャージ(図6における
時刻t0〜t1の期間)が行われる前(即ち、図6にお
ける時刻t0以前)や、プリチャージが行われた後にお
いてバッテリ電圧が安定した期間(即ち、図6における
時刻t1〜t2の期間、又は時刻t3〜t4の期間)
に、バッテリの電圧検出を行う。これにより、プリチャ
ージの影響を受けずに、開放電圧を正確に検出すること
ができ、正確な残容量を求めることが可能となる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は電気自動車の制御系
を示すブロック図である。この図において、符号1は高
圧系のバッテリであり、複数のセルを直列に接続したモ
ジュールを1単位として、更に複数個のモジュールを直
列に接続して構成されている。なお、上記セルとして
は、リチウムイオン電池やニッケル電池等が挙げられ
る。 【0011】符号2はパワードライブユニットであり、
スイッチング素子が2つ直列接続されたものが3つ並列
接続されて構成されたインバータ21と、インバータ2
1の高電位入力端子と低電位入力端子との間に接続され
た大容量のコンデンサ22とを備えている。符号4は、
三相交流モータよりなる走行用モータであり、この走行
用モータ4の駆動力は、オートマチックトランスミッシ
ョンあるいはマニュアルトランスミッションよりなるト
ランスミッション(図示せず)を介して駆動輪(図示せ
ず)に伝達される。また、電気自動車の減速時には、駆
動輪から走行用モータ4に駆動力が伝達され、走行用モ
ータ4は発電機として機能していわゆる回生制動力を発
生し、バッテリ1の充電を行う。なお、走行用モータ4
とは別に、バッテリ1の充電用の発電機を備える構成と
してもよい。 【0012】また、バッテリ1とパワードライブユニッ
ト2とは、プリチャージコンタクタ40又はメインコン
タクタ41を介して接続され、これらのコンタクタを通
じて電力の供給を行う。上記プリチャージコンタクタ4
0及びメインコンタクタ41とは並列に接続されてお
り、更にプリチャージコンタクタ40にはプリチャージ
抵抗42が直列に接続されている。また、バッテリ1に
は、エアコン、ワイパー等の各種補機類62、オーディ
オ等の電気負荷等の電源として機能する12Vバッテリ
61が降圧器としてのDC/DCコンバータ60を介し
て接続されており、DC/DCコンバータ60が作動す
ることにより、バッテリ1の電力が12Vバッテリに給
電され、12Vバッテリの充電が行われる。 【0013】また、符号10は電圧検出回路であり、バ
ッテリ1の端子間電圧を検出してバッテリ制御装置5へ
通知する。また、符号59は、パワードライブユニット
2のバッテリ1側電圧を検出する電圧センサであり、電
気自動車の走行時にはバッテリ1とインバータ21とを
接続する直流部の電圧を検出し、また、プリチャージ時
にはコンデンサ22の両端電圧を検出し、検出値をモー
タ制御装置6へ通知する。 【0014】走行用モータ4の駆動及び回生は、モータ
制御装置6からの制御指令を受けてパワードライブユニ
ット2を構成するインバータ21により行われる。具体
的には、モータ制御装置6からインバータ21を構成す
る各スイッチング素子にオンオフ制御信号が出力される
ことにより、走行モータの駆動時にはバッテリ1の直流
電力を三相交流電力に変換して走行用モータ4に供給
し、走行用モータ4の回生時には、走行用モータ4が発
電した三相交流電力を直流電力に変換してバッテリ1へ
供給する。バッテリ制御装置5は、所定のタイミングで
バッテリ1の残容量SOCの算出を行う。なお、本発明
に係る電動車両の制御装置(制御部50)は、上述した
バッテリ制御装置5及びモータ制御装置6により構成さ
れている。 【0015】次に、上述したプリチャージコンタクタ4
0と、メインコンタクタ41の切り替え制御について説
明する。車両の始動時、即ちイグニッションがオンされ
た時は、バッテリ1の端子間電圧は無負荷時の電圧(開
放電圧)を有している。これに対し、パワードライブユ
ニット2の入力部の電圧は車両の始動時において0Vで
ある。 【0016】このように、双方の電位差が大きい場合
に、メインコンタクタ41をオンしてしまうと、大電流
がバッテリ1からパワードライブユニット2に流れ込む
ため、メインコンタクタ41が溶着してしまう。そこ
で、車両の始動時には、プリチャージコンタクタ40を
オンにし、プリチャージ抵抗42によりバッテリ1から
パワードライブユニット2に流れ込む電流を制限し、パ
ワードライブユニット2を構成するコンデンサ22の充
電を行う。そして、コンデンサ22が充電されることに
より、バッテリ1とパワードライブユニット2との電位
差が小さくなった時点で、プレチャージコンタクタ40
からメインコンタクタ41への切り替えを行う。このよ
うなコンタクタの切り替え操作を行うことにより、上述
したようなメインコンタクタ41の溶着を回避してい
る。なお、上記コンタクタの切り替え操作はモータ制御
装置6により行われる。 【0017】次に、上記構成からなる電気自動車におい
て、車両の始動時における制御部50の動作について図
2〜図6を参照して説明する。 【0018】〈第1の実施形態における制御部50の動
作〉図2は、本発明の第1の実施形態に係る制御部50
の動作フローを示す図である。以下、図2を参照して、
車両の始動時における制御部50の動作について説明す
る。まず、車両の始動時において、イグニッションがオ
ンにされたことが検出されると、当該イグニッションオ
ンを知らせる信号がモータ制御装置6へ入力される。モ
ータ制御装置6は当該信号を受け取ると、バッテリ制御
装置5へその旨を通知する。これによりバッテリ制御装
置5は、電圧検出回路10に対して、バッテリ1の端子
間電圧(以下、バッテリ電圧と記載する)の検出要求を
出力する。これにより、電圧検出回路10によってバッ
テリ電圧が検出され、検出値がバッテリ制御装置5へ通
知される(図2のステップSP1)。バッテリ制御装置
5は、バッテリ電圧を取得すると、この電圧に対応する
残容量を図7に示す開放電圧−残容量の相関マップから
特定し、バッテリ1の残容量を求める(ステップSP
2)。 【0019】続いて、バッテリ制御装置5は、バッテリ
制御装置5に内蔵されているメモリに格納されている残
容量をステップSP2において求めた最新の残容量に変
更し(ステップSP3)、残容量の検出が終了した旨を
モータ制御装置6へ出力する。モータ制御装置6は、係
る信号を受信すると、プリチャージコンタクタ40をオ
ンさせる信号を出力する。これによりプリチャージコン
タクタ40がオンされ(ステップSP4)、プリチャー
ジコンタクタ40及びプリチャージ抵抗42を介してバ
ッテリ1からコンデンサ22へ電流が流れ、コンデンサ
22の充電が開始される。 【0020】続いて、モータ制御装置6は、電圧検出回
路10により検出されるバッテリ電圧と、電圧センサ5
9により検出されるパワードライブユニット2の入力部
の電圧(即ち、コンデンサの両端電圧)との差が所定値
以下となると、プリチャージが終了したと判断し、プリ
チャージコンタクタ40からメインコンタクタ41へ切
り替える信号を出力し(ステップSP5)、残容量検出
に係る処理を終了する。 【0021】上述したように、本実施形態では、イグニ
ッションオンの信号を受けてからプリチャージを開始す
る前に、バッテリ電圧を検出する。このように、バッテ
リ1から電流が流出していない期間におけるバッテリ電
圧、即ち、実際の開放電圧に基づいて残容量を求めるた
め、極めて正確なバッテリ残容量を得ることができる。 【0022】〈第2の実施形態における制御部50の動
作〉次に、本発明の第2の実施形態に係る制御部50の
動作について図3を参照して説明する。まず、イグニッ
ションオンの信号を受信したモータ制御装置6は、プリ
チャージコンタクタをオンさせる信号を出力する(図3
のステップSP11)。これにより、プリチャージコン
タクタ40がオンして、プリチャージ抵抗42を介して
コンデンサ22が充電される。その後、コンデンサ22
が充電されることにより、バッテリ電圧とコンデンサ2
2の両端電圧との差が小さくなると、モータ制御装置6
は、プリチャージコンタクタ40とメインコンタクタ4
1とを切り替え(ステップSP12)、プリチャージが
終了した旨の信号をバッテリ制御装置5へ通知する。 【0023】バッテリ制御装置5は、係る信号を受け取
ると、電圧検出回路10に対して、所定のタイミングで
バッテリ電圧を検出する旨の信号を出力する。これによ
り、バッテリ制御装置5には、所定のタイミングでバッ
テリ電圧の値が通知される(ステップSP13)。バッ
テリ制御装置5は、電圧検出回路10から新たな電圧値
が通知される度に、最新のバッテリ電圧と、前回受信し
たバッテリ電圧との差が規定値未満となったか否かを判
断し(ステップSP14)、最新のバッテリ電圧と前回
のバッテリ電圧との差が規定値未満となった場合に(ス
テップSP14において「YES」)、その最新のバッテ
リ電圧と図7に示した開放電圧−残容量の相関マップと
からバッテリ1の残容量を求め、バッテリ制御装置5に
内蔵されるメモリに格納されている残容量を最新の残容
量に更新して(ステップSP16)、残容量検出に係る
処理を終了する。 【0024】ここで、プリチャージコンタクタ40をオ
ンしてからのパワードライブユニット2の入力部の電圧
(即ち、電圧センサ59により検出される電圧)の推移
の一例を図6に示す。同図に示すように、時刻t0にお
いてプリチャージコンタクタ40がオンされると、電圧
Vはプリチャージ抵抗42の抵抗値Rとコンデンサ22
の静電容量Cに応じた時定数で過渡的に上昇し、その
後、時刻t1においてバッテリ1の電圧と平衡状態とな
ることにより、バッテリ1から電流が流れなくなり、電
圧Vは安定する。続いて、バッテリ電圧と電圧Vとの差
が所定値以内となったことを検出したモータ制御装置6
が、プリチャージコンタクタ40とメインコンタクタ4
1とを切り替える信号を出力することにより、時刻t2
においてメインコンタクタ41がオンすると、このメイ
ンコンタクタオンの信号を受けてDC/DCコンバータ
60が作動を開始し、12Vバッテリ61への充電が行
われる。このため、電圧Vは図6に示すように一時下降
した後、徐々に上昇して時刻t3で安定状態となり、時
刻t4以降では、走行用モータ4等が駆動を開始するた
めにそれらの制御に応じて推移する。 【0025】このように、メインコンタクタ41をオン
した後には、補機用の電源である12Vバッテリ61へ
バッテリ1から電力が供給されるため、バッテリ1の電
圧が安定しない(図6の時刻t2〜t3、なお、メイン
コンタクタ41がオンされた以降は、コンデンサ22の
両端電圧V=バッテリ電圧となる)。そこで、上述した
第2の実施形態では、当該期間におけるバッテリ1の電
圧検出を回避するため、ステップSP12においてメイ
ンコンタクタ41をオンした後に、バッテリ1の電圧が
安定しているか否かをステップSP14で判断し、バッ
テリ1の電圧が安定したことを確認して、バッテリ1の
状態が安定しているときのバッテリ電圧に基づいて残容
量を検出している。これにより、メインコンタクタオン
後、バッテリの状態が安定する期間(図6の時刻t3〜
t4)において、バッテリ電圧を検出することが可能と
なる。これにより、極めて信頼性の高いバッテリ1の開
放電圧に基づいた残容量を検出することが可能となる。 【0026】〈第3の実施形態における制御部50の動
作〉次に、本発明の第3の実施形態に係る制御部50の
動作について図4を参照して説明する。まず、モータ制
御装置6が、図4のステップSP21において、上述し
た図3のステップSP11と同様の制御を行い、続い
て、ステップSP22において、上述した図3のステッ
プSP12と同様の処理を行うことにより、メインコン
タクタ41をオンさせ、プリチャージが終了した旨の信
号をバッテリ制御装置5へ通知する。 【0027】係る信号を受信したバッテリ制御装置5
は、タイマ(図示略)を作動させる。これにより、タイ
マはプリチャージ終了時(メインコンタクタオン時)か
らの経過時間を計時する。そして、メインコンタクタ4
1がオンされてから、予め設定されている所定期間が経
過した時点で、タイマはその旨をバッテリ制御装置5へ
通知する。これにより、バッテリ制御装置5は、メイン
コンタクタオンから所定期間が経過したと判断し(ステ
ップSP23において「YES」)、電圧検出回路10に
対してバッテリ電圧の検出要求を出力する。これによ
り、電圧検出回路10はバッテリ電圧を検出し、その値
をバッテリ制御装置5へ通知する(ステップSP2
4)。バッテリ制御装置5は、電圧検出回路10から取
得したバッテリ電圧と図7に示した開放電圧−残容量の
相関マップとに基づいて、バッテリ1の残容量を求め
(ステップSP25)、メモリ内に格納されているバッ
テリ1の残容量を最新のバッテリ残容量に更新して(ス
テップSP26)、当該バッテリ残容量検出に係る処理
を終了する。 【0028】本実施形態では、図6に示した時刻t3〜
t4の間で、バッテリ電圧の検出、及び残容量検出を行
う点で上述した第2の実施形態と同様であるが、第2の
実施形態では、バッテリ電圧に基づいてバッテリ電圧が
安定したか否かを判断するのに対して、本実施形態で
は、予めメインコンタクタをオンしてからバッテリ電圧
が安定するまでの期間を設定しておき、メインコンタク
タオンから当該所定期間が経過したときに、バッテリ電
圧が安定したと判断し、バッテリ電圧の検出を行うよう
にしている。これにより、常に、バッテリの電圧が安定
している期間でバッテリ電圧を検出することができるた
め、信頼性の高い開放電圧に基づく正確なバッテリ残容
量を得ることができる。なお、上記所定時間は、メイン
コンタクタ41をオンした後、実車の制御が開始される
前までの期間(即ち、図6における時刻t3〜t4の期
間)に、バッテリ電圧の検出を行うよう設定することが
必要である。 【0029】〈第4の実施形態における制御部50の動
作〉次に、本発明の第4の実施形態に係る制御部50の
動作について図5を参照して説明する。まず、モータ制
御装置6はイグニッションオンの信号を受信すると、プ
リチャージコンタクタ40をオンする旨の信号を出力す
る(図5のステップSP31)。これにより、プリチャ
ージコンタクタ40がオンされ、プリチャージ抵抗42
を介して流れる電流によるコンデンサ22の充電が開始
される。続いて、モータ制御装置6は、プリチャージコ
ンタクタ40をオンした旨をバッテリ制御装置5に通知
する。これにより、バッテリ制御装置5は、電圧検出回
路10に対してバッテリ電圧の検出要求を出力する。係
る信号により、電圧検出回路10は、バッテリ電圧を検
出して、この値をバッテリ制御装置5へ出力する(ステ
ップSP32)。 【0030】バッテリ制御装置5は、電圧検出回路10
からバッテリ電圧を受信すると、今回受信した最新のバ
ッテリ電圧と前回受信したバッテリ電圧との差が規定値
未満であるか否かを判断する(ステップSP33)。こ
の結果、これらの差が規定値未満であった場合には(ス
テップSP33において「YES」)、バッテリ制御装置
5は、今回受信した最新のバッテリ電圧と、図7に示し
た開放電圧−残容量の相関マップとからバッテリ1の残
容量を求め(ステップSP34)、メモリ内のバッテリ
残容量を更新する(ステップSP35)。続いて、バッ
テリ制御装置5は、バッテリ1の残容量を検出した旨の
信号をモータ制御装置6へ出力する。係る信号を受信し
たモータ制御装置6は、プリチャージコンタクタ40と
メインコンタクタ41とを切り替える信号を出力し(ス
テップSP36)、当該バッテリ残容量検出に係る処理
を終了する。 【0031】本実施形態によれば、プリチャージコンタ
クタのオン後、バッテリ電圧が安定したときにバッテリ
電圧を検出し、このバッテリ電圧に基づくバッテリ1の
残容量を検出する。そして、残容量検出後にメインコン
タクタをオンする。このように、本実施形態では、図6
における時刻t1〜t2の期間のように、コンデンサの
両端電圧がバッテリ電圧と等しくなることによりバッテ
リ1に電流が流れなくなり、バッテリの電圧が一定に維
持されている期間において、バッテリ1の開放電圧を検
出し、この実際の開放電圧に基づいてバッテリ1の残容
量を求めるので、より正確なバッテリ残容量を検出する
ことができる。 【0032】なお、メインコンタクタ41をオンした後
においては、12Vバッテリの充電や、実車の制御等の
要因により、バッテリ1の状態が安定する期間が制限さ
れる(即ち、時刻t3〜t4の期間は車両の制御状態に
より変動する可能性がある)のに対し、プリチャージコ
ンタクタオン後のバッテリ電圧安定時からメインコンタ
クタオンまでの期間(即ち、時刻t1〜t2の期間)に
は、上述したような各部へのバッテリ1の電力の持ち出
しがないため、バッテリ電圧は一定に保たれる。従っ
て、メインコンタクタ41をオンにする前にバッテリ電
圧を検出することにより、更に正確に開放電圧を検出す
ることができる。 【0033】なお、ステップSP33における判断を、
図4に示すステップSP23のように、時間をパラメー
タとして判断するようにしてもよい。即ち、プリチャー
ジを開始してから、コンデンサ22の充電がほぼ終了す
るまでの時間(即ち、図6における時刻t0〜t1の期
間)をプリチャージ抵抗42の抵抗値R及びコンデンサ
22の静電容量Cに基づいて予め算出し、この時間を所
定時間として設定する。また、このときのタイマの計時
開始時点を、プリチャージコンタクタオン時に代わっ
て、イグニッションオン時とし、上記所定期間をイグニ
ッションオン時からプリチャージ終了までの時間を推定
して設定するようにしても良い。 【0034】なお、上述の実施形態においては、電気自
動車について述べたが、ハイブリッド車両においても適
応可能であり、その場合も上述と同様の効果を奏する。
なお、ハイブリッド車両においては、高圧バッテリを構
成するセルとしてニッケル水素電池、キャパシタ等が使
用される。また、上述の実施形態においては、バッテリ
1の端子電圧を検出し、バッテリ1全体としての残容量
を検出していたが、バッテリ1を構成するセル毎に上述
した処理をそれぞれ行っても良いし、複数のセルを直列
接続してなるモジュール毎に行っても良い。 【0035】また、上記バッテリ制御装置5及びモータ
制御装置6は、CPU(中央演算装置)及びメモリによ
り構成され、メモリに格納されているプログラムをCP
Uが読み出して実行することにより、上述した種々の機
能を実現させる。 【0036】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。 【0037】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動車両
の制御装置によれば、蓄電装置からコンデンサへ電流が
流れることによりコンデンサの充電が行われているプリ
チャージタイミングと、蓄電装置の電圧検出タイミング
とが一致しないように、蓄電装置の電圧検出タイミング
又はプリチャージの作動タイミングを調整することによ
り、蓄電装置の電圧が変動している期間における蓄電装
置の電圧検出を回避する。これにより、プリチャージの
影響を受けずに、開放電圧を正確に検出することがで
き、正確な残容量を求めることができる。
池やキャパシタ等の高圧バッテリを備える電動車両に係
り、特に始動時における高圧バッテリの残容量検出を正
確に行う電動車両の制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】EV(Electrical Vehicle:電気自動
車)又はHEV(Hybrid Electrical Vehicle:ハイブ
リッド車)等の電動車両においては、エネルギーストレ
ージとして、複数の電池セル(以下、単にセルという)
を直列につないで高電圧バッテリ(以下、単にバッテリ
と記載する)として搭載し、高圧バッテリの残容量を定
期的に検出して、バッテリの残容量を良好な範囲で確保
しつつ、運転者の要求を満足するよう車両の制御を行っ
ている。このような高圧バッテリの残容量は、車両の制
御を行う上での重要なパラメータとなるため、正確に検
出することが必要とされる。 【0003】上記バッテリの残容量を検出する方法とし
て、所定のタイミングでバッテリの放電電流を検知し
て、この値を積算して残容量を検出する方法が知られて
いる。しかし、上記方法では、検出された電流値に誤差
が含まれていた場合、電流値と共に誤差も積算されるこ
とにより、算出された残容量と実際の残容量との誤差が
徐々に拡大する虞がある。 【0004】また、バッテリの残容量を求める他の方法
として、開放電圧、即ち無負荷状態におけるバッテリ電
圧と、図7に示すような開放電圧−残容量の相関マップ
とに基づいて、残容量を求める方法がある。この方法を
用いた場合には、開放電圧を直接検出することができな
い期間(例えば、車両の走行時)においては、所定のタ
イミングでバッテリ電流と、バッテリ電圧とを複数サン
プリングし、これらのサンプリングデータを元にバッテ
リの開放電圧を推定し、この推定開放電圧に対応する残
容量を図7の開放電圧−残容量の相関マップから検出し
ている。この方法は、前述した放電電流積算方法に比べ
て残容量の検出精度は高いが、やはり、推定した開放電
圧に基づいて残容量が検出されるため、求めた残容量に
は少なからず誤差が生じることとなる。 【0005】そこで、直接に開放電圧を検出可能な無負
荷時(例えば、車両の始動時)には、実際に測定した開
放電圧に基づいて図7の開放電圧−残容量の相関マップ
から残容量を求め、この残容量を初期値として設定する
ことにより、上記残容量の誤差を解消し、後続する種々
の制御を行っている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、無負荷時と
考えられていた車両の始動時には、インバータの直流入
力側の端子間に設けられている大容量のコンデンサの充
電(この動作をプリチャージという)が行われるため、
バッテリから電流が流れ、バッテリ電圧が低下する。し
かしながら、従来は、このようなプリチャージを考慮せ
ずに、バッテリ電圧を検出し、このバッテリ電圧に基づ
いて求めた残容量を初期値として設定していたため、か
えって残容量の誤差を拡大してしまう虞があった。 【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、車両の始動時におけるプリチャージの影響を回
避し、バッテリの残容量を正確に検出する電動車両の制
御装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、蓄電装置(バッテリ1)の直流電力を交
流電力に変換して車両の走行用モータ(走行用モータ
4)を駆動するインバータ(パワードライブユニット
2)と、車両の始動スイッチに連動して(モータ制御装
置6へ入力されるイグニッションオンの信号によって検
知される)インバータの直流側に並列に接続されたコン
デンサ(コンデンサ22)を所定電流で充電するプリチ
ャージ手段(プリチャージコンタクタ40及びプリチャ
ージ抵抗42)と、車両の始動スイッチに連動して蓄電
装置の電圧を検出し(電圧検出回路10により検出され
る)、該電圧に基づいて蓄電装置の残容量を検出する残
容量検出手段(制御部50)とを備え、前記残容量検出
手段が、前記プリチャージ手段の作動タイミングと異な
るタイミングで前記蓄電装置の電圧を検出する電動車両
の制御装置を提供する。 【0009】このように、プリチャージ手段が作動して
いるタイミング、即ち蓄電装置からコンデンサへ電流が
流れることによりコンデンサの充電が行われているタイ
ミングと、蓄電装置の電圧検出タイミングとが一致しな
いように、蓄電装置の電圧検出タイミング又はプリチャ
ージの作動タイミングを調整することにより、蓄電装置
の電圧が変動している期間における蓄電装置の電圧検出
を回避する。具体的には、プリチャージ(図6における
時刻t0〜t1の期間)が行われる前(即ち、図6にお
ける時刻t0以前)や、プリチャージが行われた後にお
いてバッテリ電圧が安定した期間(即ち、図6における
時刻t1〜t2の期間、又は時刻t3〜t4の期間)
に、バッテリの電圧検出を行う。これにより、プリチャ
ージの影響を受けずに、開放電圧を正確に検出すること
ができ、正確な残容量を求めることが可能となる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は電気自動車の制御系
を示すブロック図である。この図において、符号1は高
圧系のバッテリであり、複数のセルを直列に接続したモ
ジュールを1単位として、更に複数個のモジュールを直
列に接続して構成されている。なお、上記セルとして
は、リチウムイオン電池やニッケル電池等が挙げられ
る。 【0011】符号2はパワードライブユニットであり、
スイッチング素子が2つ直列接続されたものが3つ並列
接続されて構成されたインバータ21と、インバータ2
1の高電位入力端子と低電位入力端子との間に接続され
た大容量のコンデンサ22とを備えている。符号4は、
三相交流モータよりなる走行用モータであり、この走行
用モータ4の駆動力は、オートマチックトランスミッシ
ョンあるいはマニュアルトランスミッションよりなるト
ランスミッション(図示せず)を介して駆動輪(図示せ
ず)に伝達される。また、電気自動車の減速時には、駆
動輪から走行用モータ4に駆動力が伝達され、走行用モ
ータ4は発電機として機能していわゆる回生制動力を発
生し、バッテリ1の充電を行う。なお、走行用モータ4
とは別に、バッテリ1の充電用の発電機を備える構成と
してもよい。 【0012】また、バッテリ1とパワードライブユニッ
ト2とは、プリチャージコンタクタ40又はメインコン
タクタ41を介して接続され、これらのコンタクタを通
じて電力の供給を行う。上記プリチャージコンタクタ4
0及びメインコンタクタ41とは並列に接続されてお
り、更にプリチャージコンタクタ40にはプリチャージ
抵抗42が直列に接続されている。また、バッテリ1に
は、エアコン、ワイパー等の各種補機類62、オーディ
オ等の電気負荷等の電源として機能する12Vバッテリ
61が降圧器としてのDC/DCコンバータ60を介し
て接続されており、DC/DCコンバータ60が作動す
ることにより、バッテリ1の電力が12Vバッテリに給
電され、12Vバッテリの充電が行われる。 【0013】また、符号10は電圧検出回路であり、バ
ッテリ1の端子間電圧を検出してバッテリ制御装置5へ
通知する。また、符号59は、パワードライブユニット
2のバッテリ1側電圧を検出する電圧センサであり、電
気自動車の走行時にはバッテリ1とインバータ21とを
接続する直流部の電圧を検出し、また、プリチャージ時
にはコンデンサ22の両端電圧を検出し、検出値をモー
タ制御装置6へ通知する。 【0014】走行用モータ4の駆動及び回生は、モータ
制御装置6からの制御指令を受けてパワードライブユニ
ット2を構成するインバータ21により行われる。具体
的には、モータ制御装置6からインバータ21を構成す
る各スイッチング素子にオンオフ制御信号が出力される
ことにより、走行モータの駆動時にはバッテリ1の直流
電力を三相交流電力に変換して走行用モータ4に供給
し、走行用モータ4の回生時には、走行用モータ4が発
電した三相交流電力を直流電力に変換してバッテリ1へ
供給する。バッテリ制御装置5は、所定のタイミングで
バッテリ1の残容量SOCの算出を行う。なお、本発明
に係る電動車両の制御装置(制御部50)は、上述した
バッテリ制御装置5及びモータ制御装置6により構成さ
れている。 【0015】次に、上述したプリチャージコンタクタ4
0と、メインコンタクタ41の切り替え制御について説
明する。車両の始動時、即ちイグニッションがオンされ
た時は、バッテリ1の端子間電圧は無負荷時の電圧(開
放電圧)を有している。これに対し、パワードライブユ
ニット2の入力部の電圧は車両の始動時において0Vで
ある。 【0016】このように、双方の電位差が大きい場合
に、メインコンタクタ41をオンしてしまうと、大電流
がバッテリ1からパワードライブユニット2に流れ込む
ため、メインコンタクタ41が溶着してしまう。そこ
で、車両の始動時には、プリチャージコンタクタ40を
オンにし、プリチャージ抵抗42によりバッテリ1から
パワードライブユニット2に流れ込む電流を制限し、パ
ワードライブユニット2を構成するコンデンサ22の充
電を行う。そして、コンデンサ22が充電されることに
より、バッテリ1とパワードライブユニット2との電位
差が小さくなった時点で、プレチャージコンタクタ40
からメインコンタクタ41への切り替えを行う。このよ
うなコンタクタの切り替え操作を行うことにより、上述
したようなメインコンタクタ41の溶着を回避してい
る。なお、上記コンタクタの切り替え操作はモータ制御
装置6により行われる。 【0017】次に、上記構成からなる電気自動車におい
て、車両の始動時における制御部50の動作について図
2〜図6を参照して説明する。 【0018】〈第1の実施形態における制御部50の動
作〉図2は、本発明の第1の実施形態に係る制御部50
の動作フローを示す図である。以下、図2を参照して、
車両の始動時における制御部50の動作について説明す
る。まず、車両の始動時において、イグニッションがオ
ンにされたことが検出されると、当該イグニッションオ
ンを知らせる信号がモータ制御装置6へ入力される。モ
ータ制御装置6は当該信号を受け取ると、バッテリ制御
装置5へその旨を通知する。これによりバッテリ制御装
置5は、電圧検出回路10に対して、バッテリ1の端子
間電圧(以下、バッテリ電圧と記載する)の検出要求を
出力する。これにより、電圧検出回路10によってバッ
テリ電圧が検出され、検出値がバッテリ制御装置5へ通
知される(図2のステップSP1)。バッテリ制御装置
5は、バッテリ電圧を取得すると、この電圧に対応する
残容量を図7に示す開放電圧−残容量の相関マップから
特定し、バッテリ1の残容量を求める(ステップSP
2)。 【0019】続いて、バッテリ制御装置5は、バッテリ
制御装置5に内蔵されているメモリに格納されている残
容量をステップSP2において求めた最新の残容量に変
更し(ステップSP3)、残容量の検出が終了した旨を
モータ制御装置6へ出力する。モータ制御装置6は、係
る信号を受信すると、プリチャージコンタクタ40をオ
ンさせる信号を出力する。これによりプリチャージコン
タクタ40がオンされ(ステップSP4)、プリチャー
ジコンタクタ40及びプリチャージ抵抗42を介してバ
ッテリ1からコンデンサ22へ電流が流れ、コンデンサ
22の充電が開始される。 【0020】続いて、モータ制御装置6は、電圧検出回
路10により検出されるバッテリ電圧と、電圧センサ5
9により検出されるパワードライブユニット2の入力部
の電圧(即ち、コンデンサの両端電圧)との差が所定値
以下となると、プリチャージが終了したと判断し、プリ
チャージコンタクタ40からメインコンタクタ41へ切
り替える信号を出力し(ステップSP5)、残容量検出
に係る処理を終了する。 【0021】上述したように、本実施形態では、イグニ
ッションオンの信号を受けてからプリチャージを開始す
る前に、バッテリ電圧を検出する。このように、バッテ
リ1から電流が流出していない期間におけるバッテリ電
圧、即ち、実際の開放電圧に基づいて残容量を求めるた
め、極めて正確なバッテリ残容量を得ることができる。 【0022】〈第2の実施形態における制御部50の動
作〉次に、本発明の第2の実施形態に係る制御部50の
動作について図3を参照して説明する。まず、イグニッ
ションオンの信号を受信したモータ制御装置6は、プリ
チャージコンタクタをオンさせる信号を出力する(図3
のステップSP11)。これにより、プリチャージコン
タクタ40がオンして、プリチャージ抵抗42を介して
コンデンサ22が充電される。その後、コンデンサ22
が充電されることにより、バッテリ電圧とコンデンサ2
2の両端電圧との差が小さくなると、モータ制御装置6
は、プリチャージコンタクタ40とメインコンタクタ4
1とを切り替え(ステップSP12)、プリチャージが
終了した旨の信号をバッテリ制御装置5へ通知する。 【0023】バッテリ制御装置5は、係る信号を受け取
ると、電圧検出回路10に対して、所定のタイミングで
バッテリ電圧を検出する旨の信号を出力する。これによ
り、バッテリ制御装置5には、所定のタイミングでバッ
テリ電圧の値が通知される(ステップSP13)。バッ
テリ制御装置5は、電圧検出回路10から新たな電圧値
が通知される度に、最新のバッテリ電圧と、前回受信し
たバッテリ電圧との差が規定値未満となったか否かを判
断し(ステップSP14)、最新のバッテリ電圧と前回
のバッテリ電圧との差が規定値未満となった場合に(ス
テップSP14において「YES」)、その最新のバッテ
リ電圧と図7に示した開放電圧−残容量の相関マップと
からバッテリ1の残容量を求め、バッテリ制御装置5に
内蔵されるメモリに格納されている残容量を最新の残容
量に更新して(ステップSP16)、残容量検出に係る
処理を終了する。 【0024】ここで、プリチャージコンタクタ40をオ
ンしてからのパワードライブユニット2の入力部の電圧
(即ち、電圧センサ59により検出される電圧)の推移
の一例を図6に示す。同図に示すように、時刻t0にお
いてプリチャージコンタクタ40がオンされると、電圧
Vはプリチャージ抵抗42の抵抗値Rとコンデンサ22
の静電容量Cに応じた時定数で過渡的に上昇し、その
後、時刻t1においてバッテリ1の電圧と平衡状態とな
ることにより、バッテリ1から電流が流れなくなり、電
圧Vは安定する。続いて、バッテリ電圧と電圧Vとの差
が所定値以内となったことを検出したモータ制御装置6
が、プリチャージコンタクタ40とメインコンタクタ4
1とを切り替える信号を出力することにより、時刻t2
においてメインコンタクタ41がオンすると、このメイ
ンコンタクタオンの信号を受けてDC/DCコンバータ
60が作動を開始し、12Vバッテリ61への充電が行
われる。このため、電圧Vは図6に示すように一時下降
した後、徐々に上昇して時刻t3で安定状態となり、時
刻t4以降では、走行用モータ4等が駆動を開始するた
めにそれらの制御に応じて推移する。 【0025】このように、メインコンタクタ41をオン
した後には、補機用の電源である12Vバッテリ61へ
バッテリ1から電力が供給されるため、バッテリ1の電
圧が安定しない(図6の時刻t2〜t3、なお、メイン
コンタクタ41がオンされた以降は、コンデンサ22の
両端電圧V=バッテリ電圧となる)。そこで、上述した
第2の実施形態では、当該期間におけるバッテリ1の電
圧検出を回避するため、ステップSP12においてメイ
ンコンタクタ41をオンした後に、バッテリ1の電圧が
安定しているか否かをステップSP14で判断し、バッ
テリ1の電圧が安定したことを確認して、バッテリ1の
状態が安定しているときのバッテリ電圧に基づいて残容
量を検出している。これにより、メインコンタクタオン
後、バッテリの状態が安定する期間(図6の時刻t3〜
t4)において、バッテリ電圧を検出することが可能と
なる。これにより、極めて信頼性の高いバッテリ1の開
放電圧に基づいた残容量を検出することが可能となる。 【0026】〈第3の実施形態における制御部50の動
作〉次に、本発明の第3の実施形態に係る制御部50の
動作について図4を参照して説明する。まず、モータ制
御装置6が、図4のステップSP21において、上述し
た図3のステップSP11と同様の制御を行い、続い
て、ステップSP22において、上述した図3のステッ
プSP12と同様の処理を行うことにより、メインコン
タクタ41をオンさせ、プリチャージが終了した旨の信
号をバッテリ制御装置5へ通知する。 【0027】係る信号を受信したバッテリ制御装置5
は、タイマ(図示略)を作動させる。これにより、タイ
マはプリチャージ終了時(メインコンタクタオン時)か
らの経過時間を計時する。そして、メインコンタクタ4
1がオンされてから、予め設定されている所定期間が経
過した時点で、タイマはその旨をバッテリ制御装置5へ
通知する。これにより、バッテリ制御装置5は、メイン
コンタクタオンから所定期間が経過したと判断し(ステ
ップSP23において「YES」)、電圧検出回路10に
対してバッテリ電圧の検出要求を出力する。これによ
り、電圧検出回路10はバッテリ電圧を検出し、その値
をバッテリ制御装置5へ通知する(ステップSP2
4)。バッテリ制御装置5は、電圧検出回路10から取
得したバッテリ電圧と図7に示した開放電圧−残容量の
相関マップとに基づいて、バッテリ1の残容量を求め
(ステップSP25)、メモリ内に格納されているバッ
テリ1の残容量を最新のバッテリ残容量に更新して(ス
テップSP26)、当該バッテリ残容量検出に係る処理
を終了する。 【0028】本実施形態では、図6に示した時刻t3〜
t4の間で、バッテリ電圧の検出、及び残容量検出を行
う点で上述した第2の実施形態と同様であるが、第2の
実施形態では、バッテリ電圧に基づいてバッテリ電圧が
安定したか否かを判断するのに対して、本実施形態で
は、予めメインコンタクタをオンしてからバッテリ電圧
が安定するまでの期間を設定しておき、メインコンタク
タオンから当該所定期間が経過したときに、バッテリ電
圧が安定したと判断し、バッテリ電圧の検出を行うよう
にしている。これにより、常に、バッテリの電圧が安定
している期間でバッテリ電圧を検出することができるた
め、信頼性の高い開放電圧に基づく正確なバッテリ残容
量を得ることができる。なお、上記所定時間は、メイン
コンタクタ41をオンした後、実車の制御が開始される
前までの期間(即ち、図6における時刻t3〜t4の期
間)に、バッテリ電圧の検出を行うよう設定することが
必要である。 【0029】〈第4の実施形態における制御部50の動
作〉次に、本発明の第4の実施形態に係る制御部50の
動作について図5を参照して説明する。まず、モータ制
御装置6はイグニッションオンの信号を受信すると、プ
リチャージコンタクタ40をオンする旨の信号を出力す
る(図5のステップSP31)。これにより、プリチャ
ージコンタクタ40がオンされ、プリチャージ抵抗42
を介して流れる電流によるコンデンサ22の充電が開始
される。続いて、モータ制御装置6は、プリチャージコ
ンタクタ40をオンした旨をバッテリ制御装置5に通知
する。これにより、バッテリ制御装置5は、電圧検出回
路10に対してバッテリ電圧の検出要求を出力する。係
る信号により、電圧検出回路10は、バッテリ電圧を検
出して、この値をバッテリ制御装置5へ出力する(ステ
ップSP32)。 【0030】バッテリ制御装置5は、電圧検出回路10
からバッテリ電圧を受信すると、今回受信した最新のバ
ッテリ電圧と前回受信したバッテリ電圧との差が規定値
未満であるか否かを判断する(ステップSP33)。こ
の結果、これらの差が規定値未満であった場合には(ス
テップSP33において「YES」)、バッテリ制御装置
5は、今回受信した最新のバッテリ電圧と、図7に示し
た開放電圧−残容量の相関マップとからバッテリ1の残
容量を求め(ステップSP34)、メモリ内のバッテリ
残容量を更新する(ステップSP35)。続いて、バッ
テリ制御装置5は、バッテリ1の残容量を検出した旨の
信号をモータ制御装置6へ出力する。係る信号を受信し
たモータ制御装置6は、プリチャージコンタクタ40と
メインコンタクタ41とを切り替える信号を出力し(ス
テップSP36)、当該バッテリ残容量検出に係る処理
を終了する。 【0031】本実施形態によれば、プリチャージコンタ
クタのオン後、バッテリ電圧が安定したときにバッテリ
電圧を検出し、このバッテリ電圧に基づくバッテリ1の
残容量を検出する。そして、残容量検出後にメインコン
タクタをオンする。このように、本実施形態では、図6
における時刻t1〜t2の期間のように、コンデンサの
両端電圧がバッテリ電圧と等しくなることによりバッテ
リ1に電流が流れなくなり、バッテリの電圧が一定に維
持されている期間において、バッテリ1の開放電圧を検
出し、この実際の開放電圧に基づいてバッテリ1の残容
量を求めるので、より正確なバッテリ残容量を検出する
ことができる。 【0032】なお、メインコンタクタ41をオンした後
においては、12Vバッテリの充電や、実車の制御等の
要因により、バッテリ1の状態が安定する期間が制限さ
れる(即ち、時刻t3〜t4の期間は車両の制御状態に
より変動する可能性がある)のに対し、プリチャージコ
ンタクタオン後のバッテリ電圧安定時からメインコンタ
クタオンまでの期間(即ち、時刻t1〜t2の期間)に
は、上述したような各部へのバッテリ1の電力の持ち出
しがないため、バッテリ電圧は一定に保たれる。従っ
て、メインコンタクタ41をオンにする前にバッテリ電
圧を検出することにより、更に正確に開放電圧を検出す
ることができる。 【0033】なお、ステップSP33における判断を、
図4に示すステップSP23のように、時間をパラメー
タとして判断するようにしてもよい。即ち、プリチャー
ジを開始してから、コンデンサ22の充電がほぼ終了す
るまでの時間(即ち、図6における時刻t0〜t1の期
間)をプリチャージ抵抗42の抵抗値R及びコンデンサ
22の静電容量Cに基づいて予め算出し、この時間を所
定時間として設定する。また、このときのタイマの計時
開始時点を、プリチャージコンタクタオン時に代わっ
て、イグニッションオン時とし、上記所定期間をイグニ
ッションオン時からプリチャージ終了までの時間を推定
して設定するようにしても良い。 【0034】なお、上述の実施形態においては、電気自
動車について述べたが、ハイブリッド車両においても適
応可能であり、その場合も上述と同様の効果を奏する。
なお、ハイブリッド車両においては、高圧バッテリを構
成するセルとしてニッケル水素電池、キャパシタ等が使
用される。また、上述の実施形態においては、バッテリ
1の端子電圧を検出し、バッテリ1全体としての残容量
を検出していたが、バッテリ1を構成するセル毎に上述
した処理をそれぞれ行っても良いし、複数のセルを直列
接続してなるモジュール毎に行っても良い。 【0035】また、上記バッテリ制御装置5及びモータ
制御装置6は、CPU(中央演算装置)及びメモリによ
り構成され、メモリに格納されているプログラムをCP
Uが読み出して実行することにより、上述した種々の機
能を実現させる。 【0036】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。 【0037】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動車両
の制御装置によれば、蓄電装置からコンデンサへ電流が
流れることによりコンデンサの充電が行われているプリ
チャージタイミングと、蓄電装置の電圧検出タイミング
とが一致しないように、蓄電装置の電圧検出タイミング
又はプリチャージの作動タイミングを調整することによ
り、蓄電装置の電圧が変動している期間における蓄電装
置の電圧検出を回避する。これにより、プリチャージの
影響を受けずに、開放電圧を正確に検出することがで
き、正確な残容量を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電気自動車の制御系を示すブロック図であ
る。 【図2】 本発明の第1の実施形態に係る制御部50の
動作フローを示す図である。 【図3】 本発明の第2の実施形態に係る制御部50の
動作フローを示す図である。 【図4】 本発明の第3の実施形態に係る制御部50の
動作フローを示す図である。 【図5】 本発明の第4の実施形態に係る制御部50の
動作フローを示す図である。 【図6】 プリチャージコンタクタ40をオンしてから
のパワードライブユニット2の入力部の電圧の推移の一
例を示した図である。 【図7】 開放電圧−残容量の相関マップを示す図であ
る。 【符号の説明】 1 バッテリ(蓄電装置) 2 パワードライブユニット 4 走行用モータ 5 バッテリ制御装置 6 モータ制御装置 10 電圧検出回路 21 インバータ 22 コンデンサ 40 プリチャージコンタクタ(プリチャージ手段) 41 メインコンタクタ 42 プリチャージ抵抗 50 制御部(残容量検出手段) 59 電圧センサ 60 DC/DCコンバータ 61 12Vバッテリ 62 補機類
る。 【図2】 本発明の第1の実施形態に係る制御部50の
動作フローを示す図である。 【図3】 本発明の第2の実施形態に係る制御部50の
動作フローを示す図である。 【図4】 本発明の第3の実施形態に係る制御部50の
動作フローを示す図である。 【図5】 本発明の第4の実施形態に係る制御部50の
動作フローを示す図である。 【図6】 プリチャージコンタクタ40をオンしてから
のパワードライブユニット2の入力部の電圧の推移の一
例を示した図である。 【図7】 開放電圧−残容量の相関マップを示す図であ
る。 【符号の説明】 1 バッテリ(蓄電装置) 2 パワードライブユニット 4 走行用モータ 5 バッテリ制御装置 6 モータ制御装置 10 電圧検出回路 21 インバータ 22 コンデンサ 40 プリチャージコンタクタ(プリチャージ手段) 41 メインコンタクタ 42 プリチャージ抵抗 50 制御部(残容量検出手段) 59 電圧センサ 60 DC/DCコンバータ 61 12Vバッテリ 62 補機類
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Fターム(参考) 2G016 CA03 CB11 CB12 CC01 CC04
CC07 CC10 CC23 CC24 CC27
CC28 CD10 CD14
5G003 BA01 EA06 FA06 GB06 GC05
5H030 AA06 AS08 FF44
5H115 PA08 PC06 PG04 PI15 PI16
PI29 PI30 PO02 PO06 PO09
PU08 PU25 PV02 PV09 PV22
QA01 QA10 QE20 QI04 QN03
SE04 SE06 SE10 TI02 TI05
TO30
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 蓄電装置の直流電力を交流電力に変換し
て車両の走行用モータを駆動するインバータと、 車両の始動スイッチに連動してインバータの直流側に並
列に接続されたコンデンサを所定電流で充電するプリチ
ャージ手段と、 車両の始動スイッチに連動して蓄電装置の電圧を検出
し、該電圧に基づいて蓄電装置の残容量を検出する残容
量検出手段とを備え、 前記残容量検出手段が、前記プリチャージ手段の作動タ
イミングと異なるタイミングで前記蓄電装置の電圧を検
出する電動車両の制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001374322A JP2003180003A (ja) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | 電動車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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ID=19182898
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- 2001-12-07 JP JP2001374322A patent/JP2003180003A/ja not_active Withdrawn
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