JP2003179987A - 時分割スイッチ - Google Patents

時分割スイッチ

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JP2003179987A
JP2003179987A JP2001375124A JP2001375124A JP2003179987A JP 2003179987 A JP2003179987 A JP 2003179987A JP 2001375124 A JP2001375124 A JP 2001375124A JP 2001375124 A JP2001375124 A JP 2001375124A JP 2003179987 A JP2003179987 A JP 2003179987A
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time
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Takuji Tanimura
卓二 谷村
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Nef KK
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Nef KK
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大容量の時分割スイッチを簡便かつ回線交換に
必要なメモリ容量にて実現することを目的とする。 【解決手段】1〜n系統からなるn本の上り/下りハイ
ウェイを収容し、各上り/下りハイウェイに対応してマ
スターモード時分割スイッチ11−1〜1n−1が接続
される。スイッチ11−1〜nには、従属する(n−
1)個のスレーブモード時分割スイッチが接続される。
一系統のスレーブモード時分割スイッチのそれぞれは、
他系統に対応し、他のマスターモード時分割スイッチを
経由する伝送データをスイッチングして、自系統のマス
ターモードに出力する。同一系統内のスイッチ交換の場
合、当該系統のマスターモード内にて行う。一方、異系
統に跨るスイッチ交換の場合は、自系統のスレーブモー
ドでスイッチングされた伝送データをマスターモードに
て取り込み、下りハイウェイに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量データ通信
に使用されるスイッチ回路に関し、特に時分割スイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチ回路に収容する回線数が増大す
ると、それに比例してスイッチ容量も大きくなる。例え
ば、大規模回線を収容する電子交換機において、通話路
スイッチとして、時分割スイッチのみを用いて実現しよ
うとする場合、ある一定のスイッチ容量以上になると回
路技術的に実現が難しくなる。これは、時分割スイッチ
が扱うチャンネルの全てを多重した上で、時分割スイッ
チに入力させる必要があるからで、電子回路上の動作ス
ピードの制約から、一定規模以上の時分割スイッチは実
現できなかったものである。このような場合に、例えば
3段スイッチ構成といった、時分割スイッチ−空間スイ
ッチ−時分割スイッチの様に、複数の時分割スイッチ
と、空間スイッチを組み合わせて使用することにより、
大容量の通話路スイッチを用いて大容量の通話路スイッ
チを実現していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の3段スイッチ構成では、次のような問題があ
る。第1の問題点は、複数の時分割スイッチと空間スイ
ッチに対する制御が複雑になるということである。
【0004】その理由は、一つの通話路パスを作るの
に、1次スイッチである時分割スイッチ、2次スイッチ
である空間スイッチ、3次スイッチである時分割スイッ
チといった3段のスイッチ全てを制御する必要がある。
また、空間スイッチは各ハイウエイ間で同じチャネルで
のみスイッチングが可能であり、この為、1次スイッチ
と2次スイッチ間の空チャネルと2次スイッチと3次ス
イッチ間の空チャネル情報を照らし合わして、両方とも
空であるチャネルを探してスイッチングする必要があ
る。時分割スイッチ1段の場合は、入力チャネルと出力
チャネルによりスイッチ制御は一意に決まるが、3段ス
イッチの場合は空チャネル情報を探し出した上で3つの
スイッチを制御するため、制御は煩雑でまた時間が掛か
ることになる。
【0005】そこで、本発明の目的は、まず第1に大容
量の時分割スイッチを簡便に実現することにある。これ
により、従来一定回線以上の容量を持つ時分割スイッチ
は、回路技術上の問題から実現が難しかったが、これを
実現する事にある。これにより、3段スイッチの構成で
はなく、時分割スイッチ1段により通話路スイッチが実
現出来る。
【0006】第2の目的は、有る一定容量の時分割スイ
ッチを、1個もしくは複数個組み合わせて使用すること
により、最大容量の時分割スイッチを使用するのではな
く、必要な容量の時分割スイッチでシステムを構築出
来、冗長分が少なくなるのと、回線容量を増設する際
に、必要分を追加する事で、時分割スイッチの容量を変
更出来、回線数に応じて、時分割スイッチの容量を最適
にする事が可能になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、制御手段からの制御に基づいてそれぞれnチャネ
ル(nは2以上の整数)の伝送データが時分割多重され
るm本(mは2以上の整数)ずつの上りハイウェイ及び
下りハイウェイの間でチャネル交換を行いmn×mnの
スイッチ容量をもつ時分割スイッチにおいて、前記上り
及び下りハイウェイを、一の上りハイウェイと一の下り
ハイウェイを一対とするm系統の入出力ハイウェイと
し、前記各系統には、一の入出力ハイウェイを収容しn
×nチャネルのスイッチ容量をもつマスターモード時分
割スイッチと、当該マスターモード時分割スイッチに従
属しn×nチャネルのスイッチ容量をもつ(m−1)個
のスレーブモード時分割スイッチとが設けられ、前記マ
スターモード時分割スイッチは、上りハイウェイから入
力される伝送データを時間軸上でスイッチングするスイ
ッチ手段と、上りハイウェイから入力される伝送データ
をそれぞれの他系統が有する一のスレーブモード時分割
スイッチに送出する送出手段と、自系統の各スレーブモ
ード時分割スイッチにてスイッチングされた他系統の伝
送データを受信する受信手段と、受信手段にて受信した
伝送データと前記スイッチ手段にてスイッチングされた
伝送データからチャネル単位で選択し下りハイウェイに
出力する選択手段とを有し、前記各系統の(m−1)個
のスレーブモード時分割スイッチのそれぞれは、他系統
の一のマスターモード時分割スイッチから出力された上
りハイウェイの伝送データを受信する受信手段と、受信
した伝送データを時間軸上でスイッチングするスイッチ
手段と、スイッチ手段にてスイッチングされた伝送デー
タを自系統のマスターモード時分割スイッチに送出する
送出手段とを有し、前記制御手段により前記スイッチ手
段のスイッチングを制御することを特徴とする時分割ス
イッチを得ることができる。
【0008】請求項2記載の発明によれば、前記伝送デ
ータがPCM信号であることを特徴とする時分割スイッ
チをも得ることができる。
【0009】請求項3記載の発明によれば、前記時分割
スイッチを電子交換機のスイッチ回路に適用したことを
特徴とする電子交換機をも得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、
本発明の一実施の形態に係る時分割スイッチの構成が示
されている。
【0011】本実施形態では、第1系統〜第n系統から
なるn本の上り/下りハイウェイを収容し、それぞれの
上り/下りハイウェイは、マスターモード時分割スイッ
チ11−1〜1n−1に接続されている。各マスターモ
ード時分割スイッチの配下には、(m−1)個のスレー
ブモード時分割スイッチが接続されている。一系統のス
レーブモード時分割スイッチのそれぞれは、他系統から
のマスターモード時分割スイッチに対応して設けられ、
マスターモード時分割スイッチに入力される上りハイウ
ェイの出力を入力として伝送データを時間軸上でスイッ
チングし、自系統のマスターモード時分割スイッチに出
力するように構成されている。
【0012】かかる構成のスイッチ動作について説明す
ると、同一系統間におけるデータ交換については、当該
上り/下りハイウェイを収容するマスターモード時分割
スイッチ内にて行う。一方、異系統に跨るスイッチ交換
の場合は、自系統のスレーブモード時分割スイッチにて
スイッチングされた伝送データをマスターモード時分割
スイッチにて取り込み、下りハイウェイに出力すること
で対応している。
【0013】図2にマスターモード時分割スイッチ及び
スレーブモード時分割スイッチのブロック構成図を示
す。図2の時分割スイッチは、入力データを時間軸上で
スイッチングし出力するスイッチ部51と、スイッチ部
51への出力を選択する入力セレクタ52と、出力を選
択する出力セレクタ53とから構成され、いずれのモー
ドにも対応し、制御回路(図示せず)からの制御信号に
よりモードを変更しスイッチング動作を実行する。
【0014】最初にマスターモード時の動作について説
明する。入力セレクタ52は、マスターモードにおいて
上りハイウェイ入力を選択し出力する。スイッチ部51
は、入力セレクタ52から出力された上りハイウェイデ
ータを時間軸上でチャネルを入れ替えて出力する。出力
セレクタ53は、スイッチ部の出力とスレーブモード時
分割スイッチから出力されたスレーブ・マスター間ハイ
ウェイデータからチャネル単位でデータを選択し下りハ
イウェイに出力する。また、上りハイウェイの入力は、
そのまま他系統のスレーブモード時分割スイッチに対し
てマスター・スレーブ間ハイウェイ上に出力する。
【0015】続いて、スレーブモード時の動作について
説明する。入力セレクタ52は、スレーブモード時にお
いて、マスター・スレーブ間ハイウェイ上に他系統のマ
スターモード時分割スイッチから出力された伝送データ
を選択し出力する。スイッチ部51は、入力セレクタ5
2から出力された伝送データをスイッチングし、スレー
ブ・マスター間ハイウェイ上に出力する。なお、スレー
ブモードにおいては、出力セレクタ53は機能しない。
【0016】次に、本発明の実施の形態に係る実施例に
ついて図面を参照して詳細に説明する。図3は、nチャ
ンネルの容量を持つ時分割スイッチを4個組み合わせて
構成したスイッチ回路のブロック構成図であり、2n×
2nのスイッチ容量をもつ大規模時分割スイッチに関し
て説明している。
【0017】図3において、電話機2−1〜2−4は電
子交換機に接続される電話機、回線インフェース3−1
〜3−4は電子交換機と接続される電話機等の端末もし
くは回線とのインタフェースを行うライン回路/トラン
ク回路で、端末/回線のインタフェースを行うのと、時
分割スイッチとの間でPCM信号の送受信を行う。本実
施例では、アナログ電話機2−1〜2−4が接続された
状態で説明を行う。時分割スイッチ11−1、11−
2,12−1,12−2は、nチャネル×nチャネルの
スイッチ容量を持つ時分割スイッチで、マスターモード
とスレーブモードという2つのモードを有しており、時
分割スイッチ11−1,21はマスターモードとして動
作し、時分割スイッチ12−1,12−2はスレーブモ
ードとして動作する。大容量時分割スイッチ10は、時
分割スイッチ11−1,11−2,12−2,12−2
を組み合わせる事により、2n×2nチャネルのスイッ
チ容量をもつ時分割スイッチになる。中央制御装置4
は、電子交換機を制御するソフトウエアが実行され、回
線インタフェース3−1〜3−4、時分割スイッチ11
−1,11−2,12−1,12−2を制御する。制御
バス41は中央制御装置4が回線インタフェース3−1
〜3−4、時分割スイッチ11−1,11−2,12−
1,12−2を制御するためのバスである。上りハイウ
エイa1,b1は回線インタフェース3−1〜3−4か
ら時分割スイッチ11−1,12−1への音声情報を送
るためのPCMハイウエイでnチャネルのPCM信号が
多重されている。下りハイウエイa2,b2は時分割ス
イッチ11−1,12−1から回線インタフェース3−
1〜3−4への音声情報を送るためのPCMハイウエイ
でnチャネルの音声信号が多重されている。スレーブ・
マスター間ハイウエイa2,b4はスレーブモードとし
て動作する時分割スイッチ11−2,12−2からマス
ターモードとして動作する時分割スイッチ11−1,1
2−1へのPCMハイウエイで、nチャネルのPCM信
号が多重されている。マスター・スレーブ間ハイウエイ
a3,b3は、マスターモードとして動作する時分割ス
イッチ11−1,12−1からスレーブモードとして動
作する時分割スイッチ11−2,12−2へのPCMハ
イウエイで、nチャネルのPCM信号が多重されてい
る。
【0018】図2を参照すると、図1に示す時分割スイ
ッチ11−1,11−2,12−1,12−2の詳細が
示されている。
【0019】図4において、スイッチ部51はn×nチ
ャネルの時分割スイッチで任意の入力チャネルと任意の
出力チャネルとの間でPCM信号をスイッチングする事
が出来る。上りハイウエイ入力は、図3に示す上りハイ
ウエイa1,b1の入力部分である。下りハイウエイ
は、図3に示す下りハイウエイa2、b2への出力部分
である。マスター・スレーブ間ハイウェイ入力は、スレ
ーブモード時、すなわち時分割スイッチ11−2,12
−2の場合に使用され、図3に示すマスター・スレーブ
間ハイウエイa3,b3が接続される。スレーブ・マス
ター間ハイウェイ入力はマスターモード時、すなわち時
分割スイッチ11−1,12−1の場合に使用され、図
3に示すスレーブ・マスター間ハイウエイa4,b4が
接続される。マスター・スレーブ間ハイウェイ出力は、
マスターモード時、すなわち時分割スイッチ11−1,
12−1の場合に使用され、図3に示すマスター・スレ
ーブ間ハイウエイa3、b3と接続される。スレーブ・
マスター間ハイウェイ出力は、スレーブモード時、すな
わち時分割スイッチが11−2,12−2の場合に使用
され、図1に示すスレーブ・マスター間ハイウエイa
4,b4と接続される。制御バスインタフェース41は
図3に示す中央制御装置4との信号を送受信するための
入出力部分である。入力セレクタ52では、マスターモ
ード時、すなわち時分割スイッチ11−1,12−1の
場合は、上りハイウエイ入力からの信号がセレクトされ
スイッチ入力へ出力される。また、スレーブモード時は
マスター・スレーブ間ハイウェイ入力が選択されスイッ
チ入力へ出力される。出力セレクタ53は、マスターモ
ード時、すなわち時分割スイッチ11−1,12−1の
場合に使用され、スイッチ部51から出力されるスイッ
チ出力とスレーブ・マスター間ハイウェイ入力から出力
されるスレーブ出力を論理ORした後、下りハイウエイ
へ出力される。
【0020】以上詳細に実施例の構成を述べたが、図3
の中央制御装置4、回線インタフェース3−1〜3−4
は、当業者にとってよく知られており、また本発明とは
直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
【0021】次に図5及び図6を用いて、実際の動作に
ついて説明する。図3に於いて、時分割スイッチ11−
1は上りハイウエイa1から下りハイウエイa2へのP
CM信号に関してスイッチングを行う時分割スイッチ
で、時分割スイッチ11−2は上りハイウエイb1から
下りハイウエイa2へのPCM信号に関してスイッチン
グを行う時分割スイッチで、時分割スイッチ12−1は
上りハイウエイb1から下りハイウエイb2へのPCM
信号に関してスイッチングを行う時分割スイッチで、時
分割スイッチ12−2は上りハイウエイa1から下りハ
イウエイb2へのPCM信号に関してスイッチングを行
う時分割スイッチである。上りハイウエイa1からのP
CM信号は、時分割スイッチ11−1へ入力されると共
に、マスター・スレーブ間ハイウエイa3を経由して時
分割スイッチ12−2にも入力される。同様に、上りハ
イウエイb1からのPCM信号は、時分割スイッチ12
−1へ入力されると共に、マスター・スレーブ間ハイウ
エイb3を経由して時分割スイッチ11−2へ入力され
る。一方、下りハイウエイa2に出力するPCM信号は
時分割スイッチ11−1と時分割スイッチ11−2を用
いてスイッチングし、時分割スイッチ11−1の出力セ
レクタ53に於いて論理ORを行うが、このとき、有効
ではない時分割スイッチの出力はオール「0」の信号を
出力する事により、有効な時分割スイッチのPCM信号
が下りハイウエイa2に出力されることになる。同様
に、下りハイウエイb2に出力するPCM信号は時分割
スイッチ12−1と時分割スイッチ12−2を用いてス
イッチングし、時分割スイッチ12−1の出力セレクタ
53に於いて論理ORを行うが、このとき、有効ではな
い時分割スイッチの出力はオール「0」の信号を出力す
る事により、有効な時分割スイッチのPCM信号が下り
ハイウエイa2に出力されることになる。このように、
時分割スイッチ11−1,11−2,12−1,12−
2を組み合わせて使用することにより、任意の上りハイ
ウエイから任意の下りハイウエイへのスイッチング動作
が可能になる。
【0022】次に具体的な場合として、電話機2−1か
ら電話機2−2へ通話する際の通話ルートについて図
3,図4,図5を用いて説明する。電話機2−1からの
音声信号は回線インタフェース3−1にてPCM符号化
され、上りハイウエイa1により時分割スイッチ11−
1へ入力される。ここで、回線インタフェース3−1か
らのPCM信号は、図5に示す様に上りハイウエイa1
及び下りハイウエイa2のch0を使用するものとす
る。同様に、回線インタフェース3−2のPCM信号
は、上りハイウエイa1及び下りハイウエイa2のch
1を使用するものとする。また、回線インタフェース3
−1から回線インタフェース3−2へのPCMデータを
図5では「A」と表示している。中央制御装置4は制御
バス41を使用して通話パスの制御を行うが、電話機2
−1と電話機2−2は時分割スイッチ11−1の配下に
収容されているため時分割スイッチ11−1を制御して
上りハイウエイa1のch0を、下りハイウエイa2の
ch1へスイッチングするように制御する。また、時分
割スイッチ11−2を制御して、ch1に対してアイド
ルデータを出力するようにする。時分割スイッチ11−
1の内部動作を図4を用いて詳しく説明すると、時分割
スイッチ11−1はマスターモードとして動作するた
め、入力セレクタ52は上りハイウエイ入力の信号が選
択されスイッチ部51へ送出する。スイッチ部51で
は、中央制御装置4の制御によりch0をch1へスイ
ッチングし、図5のスイッチ出力に示す様にch1上に
PCM信号「A」が出力される。一方、スレーブモード
の時分割スイッチ11−2は、ch1に対してアイドル
データを送出するため、スレーブ出力のch1はアイド
ルデータすなわちオール「0」になる。出力セレクタで
はスイッチ出力とスレーブ出力の論理ORになるため、
下りハイウエイ出力へはスイッチ出力から出力されたP
CM信号Aが出力され、下りハイウエイa2のch1は
PCM信号「A」になる。回線インタフェース3−2で
は、PCM信号「A」をアナログ信号に変換して電話機
2−2へ送出する。これにより、電話機2−1から電話
機2−2への通話が可能になる。電話機2−2から電話
機2−1への通話に関しても同様である。
【0023】次に電話機2−1と電話機2−4との間の
通話について図3,図4、図6を用いて説明する。電話
機2−1に接続される回線インタフェース3−1は、上
りハイウエイa1と下りハイウエイa2のch0を使用
し、電話機2−4と接続される回線インタフェース3−
4は上りハイウエイb1と下りハイウエイb2のch1
を使用するものとして説明する。またこのときのPCM
信号を「B」とする。まず、電話機2−1からの音声
は、回線インタフェース3−1によりPCM符号化さ
れ、上りハイウエイa1のch0に入れられる。これが
時分割スイッチ11−1に入力される。時分割スイッチ
11−1では、ch0のPCM信号「B」は、図4で示
す上りハイウエイ入力からマスター・スレーブ間ハイウ
ェイ出力へ中継し、マスター・スレーブ間ハイウエイa
3を経由して時分割スイッチ12−2に入力される。時
分割スイッチ12−2では、図4に示すマスター・スレ
ーブ間ハイウェイ入力に入力され、セレクタ52ではス
レーブモード時はマスター・スレーブ間ハイウェイ入力
が選択され、スイッチ入力へ入力される。中央制御装置
4は、時分割スイッチ12−1のch1に対してアイド
ルデータを出力するように設定すると共に、時分割スイ
ッチ12−2を制御してch0のPCM信号をch1へ
スイッチングする。そしてスレーブ・マスター間ハイウ
ェイ出力より出力する。これが、図3,図5に示すスレ
ーブ・マスター間ハイウエイb4のch1にPCM信号
「B」がとなる。この信号が時分割スイッチ12−1の
スレーブ・マスター間ハイウエイ入力に入力され、スレ
ーブ出力を経て出力セレクタ53に入力される。出力セ
レクタ53では、スイッチ出力とスレーブ出力の論理O
Rがされるが、スイッチ出力のch1はアイドルデータ
でオール「0」のデータで有るので、出力セレクタ53
のch1の出力は、スレーブ出力のch1のPCM信号
「B」がそのまま出力され、下りハイウエイ出力を経
て、下りハイウエイb2のch1へ出力される。回線イ
ンタフェース3−4では、下りハイウエイb2のch1
のPCM信号「B」をアナログ信号へ変換して電話機B
へ送出する。以上により、電話機2−1から電話機2−
4への通話が行えることになる。
【0024】以上、2つの通話の場合について説明した
が、スイッチ容量がnチャンネルで良い場合は、時分割
スイッチを1個、すなわち、時分割スイッチ11−1の
みを使用すればよく、この場合、スレーブ・マスター間
ハイウェイ入力に入力される信号は、常時「0」になる
ようにすればよい。このとき時分割スイッチ11−2,
12−1,12−2は必要ない。この場合の動作に関し
ては、上記の電話機2−1から電話機2−2への通話の
場合と同じである。
【0025】また、前記、1個を使用した状態、すなわ
ちnチャンネルのスイッチ容量を持つ時分割スイッチか
ら、2n×2nの時分割スイッチへ変更したい場合は、
時分割スイッチ11−2,12−1,12−2を追加す
ることにより、図3の構成と同じになり、これにより2
n×2nの容量を持つ時分割スイッチになる。
【0026】また、出力セレクタ53は、実施例では、
スイッチ出力とスレーブ出力からの信号を論理ORする
事により実現されているが、これは、有効な通話パスを
セレクトするような構成で有ればどの様な方式でも良
く、例えば中央制御装置により入力を切り換える方式
や、スイッチ部51からPCM信号の他に有効/無効の
信号を供給することによりセレクトするような方式でも
問題ない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、次のような効果を奏する。第1の効果は、大規模時
分割スイッチを実現出来ることにある。その理由は、時
分割スイッチで実現出来るスイッチ容量は、有る一定容
量以上になると動作スピードの関係から一つの時分割ス
イッチでは、回路的に実現が難しくなるが、複数個の時
分割スイッチを組み合わせて使用することにより、回路
的な制約を回避した上で時分割スイッチを実現出来る。
【0028】第2の効果は、3段スイッチ、すなわち時
分割スイッチ−空間スイッチ−時分割スイッチで実現し
ていたスイッチ容量に対しても、時分割スイッチで実現
できるようになり、ソフトウエアによる制御が簡便にな
ることにある。その理由は、3段スイッチの場合、一つ
の通話路パスを作るのに、1次スイッチである時分割ス
イッチ、2次スイッチである空間スイッチ、3次スイッ
チである時分割スイッチといった3段のスイッチ全てを
制御する必要があり、また、空間スイッチは各ハイウエ
イ間で同じチャネルでのみスイッチングが可能である
為、1次スイッチと2次スイッチ間の空チャネルと2次
スイッチと3次スイッチ間の空チャネル情報を照らし合
わして、両方とも空であるチャネルを探してスイッチン
グする必要がある。時分割スイッチ1段の場合は、入力
チャネルと出力チャネルによりスイッチ制御は一意に決
まるが、3段スイッチの場合は空チャネル情報を探し出
した上で3つのスイッチを制御するため、制御は煩雑で
また時間が掛かることになる。これが、時分割スイッチ
のみ制御すれば良くなるため、スイッチ制御が簡便にな
り、かつ、処理時間も短くなる。
【0029】第3の効果は、必要に応じたスイッチ容量
を持つ時分割スイッチを構成できることにある。その理
由は、スイッチ容量が、nチャネルの場合は時分割スイ
ッチを1個、2n×2nの場合は時分割スイッチを4
個、3n×3nの場合は時分割スイッチを9個といった
ように、必要スイッチ容量に対して、時分割スイッチを
複数個組み合わせて使用することにより、必要なスイッ
チ容量を実現出来る。このため、必要チャンネル数が少
ない場合に於いても冗長なハードウエアは最小限にする
事が出来、また回線増設に関しても必要な時分割スイッ
チを追加する事により回線容量を増やす事が可能になる
ためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るnn×nnチャネ
ル容量の時分割スイッチのブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るマスターモード時
分割スイッチ及びスレーブモード時分割スイッチのブロ
ック構成図である。
【図3】本発明の実施例に係る2n×2nチャネル容量
の時分割スイッチのブロック構成図である。
【図4】本発明の実施例に係るマスターモード時分割ス
イッチ及びスレーブモード時分割スイッチのブロック構
成図である。
【図5】時分割スイッチの入出力タイミングを示すタイ
ムチャート図である。
【図6】時分割スイッチの入出力タイミングを示すタイ
ムチャート図である。
【符号の説明】
1 大容量時分割スイッチ 11−1,11−1,12−1,12−2 時分割スイ
ッチ 2−1〜2−4 電話機 3−1〜3−4 回線インタフェース(回線INT) 4 中央制御装置 41 制御バス 51 スイッチ部 52 入力セレクタ 53 出力セレクタ a1,b1 上りハイウエイ a2,b2 下りハイウエイ a4,b4 スレーブ・マスター間ハイウエイ a3,b3 マスター・スレーブ間ハイウエイ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御手段からの制御に基づいてそれぞれ
    nチャネル(nは2以上の整数)の伝送データが時分割
    多重されるm本(mは2以上の整数)ずつの上りハイウ
    ェイ及び下りハイウェイの間でチャネル交換を行いmn
    ×mnのスイッチ容量をもつ時分割スイッチにおいて、 前記上り及び下りハイウェイを、一の上りハイウェイと
    一の下りハイウェイを一対とするm系統の入出力ハイウ
    ェイとし、 前記各系統には、一の入出力ハイウェイを収容しn×n
    チャネルのスイッチ容量をもつマスターモード時分割ス
    イッチと、当該マスターモード時分割スイッチに従属し
    n×nチャネルのスイッチ容量をもつ(m−1)個のス
    レーブモード時分割スイッチとが設けられ、 前記マスターモード時分割スイッチは、上りハイウェイ
    から入力される伝送データを時間軸上でスイッチングす
    るスイッチ手段と、上りハイウェイから入力される伝送
    データをそれぞれの他系統が有する一のスレーブモード
    時分割スイッチに送出する送出手段と、自系統の各スレ
    ーブモード時分割スイッチにてスイッチングされた他系
    統の伝送データを受信する受信手段と、受信手段にて受
    信した伝送データと前記スイッチ手段にてスイッチング
    された伝送データからチャネル単位で選択し下りハイウ
    ェイに出力する選択手段とを有し、 前記各系統の(m−1)個のスレーブモード時分割スイ
    ッチのそれぞれは、他系統の一のマスターモード時分割
    スイッチから出力された上りハイウェイの伝送データを
    受信する受信手段と、受信した伝送データを時間軸上で
    スイッチングするスイッチ手段と、スイッチ手段にてス
    イッチングされた伝送データを自系統のマスターモード
    時分割スイッチに送出する送出手段とを有し、 前記制御手段により前記スイッチ手段のスイッチングを
    制御することを特徴とする時分割スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記伝送データがPCM信号であること
    を特徴とする請求項1記載の時分割スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の時分割スイッチを電子交
    換機のスイッチ回路に適用したことを特徴とする電子交
    換機。
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