JP2003179942A - 映像表示装置及びそれに用いるバックライト装置並びに信号処理装置 - Google Patents
映像表示装置及びそれに用いるバックライト装置並びに信号処理装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】専用の設備を必要とせずに、発光ダイオードの
色合いのずれを自動補正する映像表示装置を提供する。 【解決手段】発光ダイオードおよび発光ダイオードの色
合いのずれを示す情報を保持する電子部品を有するバッ
クライト装置１と、該電子部品から色合いのずれを電気
信号として検出し、検出結果により、映像信号を赤、緑
及び青の映像表示信号に変換して出力する出力比を、色
合いのずれが補正される出力比となるよう制御する信号
処理装置１１と、バックライト装置を光源として信号処
理装置から出力された赤、緑及び青の映像表示信号を映
像として表示する映像表示部材１５とを備えたことを特
徴とする。
色合いのずれを自動補正する映像表示装置を提供する。 【解決手段】発光ダイオードおよび発光ダイオードの色
合いのずれを示す情報を保持する電子部品を有するバッ
クライト装置１と、該電子部品から色合いのずれを電気
信号として検出し、検出結果により、映像信号を赤、緑
及び青の映像表示信号に変換して出力する出力比を、色
合いのずれが補正される出力比となるよう制御する信号
処理装置１１と、バックライト装置を光源として信号処
理装置から出力された赤、緑及び青の映像表示信号を映
像として表示する映像表示部材１５とを備えたことを特
徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオード
（以下ＬＥＤという）を有するバックライト装置を光源
として、映像信号を変換した赤、緑及び青の映像表示信
号（以下ＲＧＢ信号という）を、映像表示部材に供給し
て映像として表示する映像表示装置及びそれに用いるバ
ックライト装置並びに信号処理装置に関する。
（以下ＬＥＤという）を有するバックライト装置を光源
として、映像信号を変換した赤、緑及び青の映像表示信
号（以下ＲＧＢ信号という）を、映像表示部材に供給し
て映像として表示する映像表示装置及びそれに用いるバ
ックライト装置並びに信号処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】バックライト装置を光源とし、映像を表
示する映像表示装置としては、ビデオカメラのカラービ
ューファインダー等がある。カラービューファインダー
は、カメラ等から入力された映像信号をＲＧＢ信号に変
換し、液晶表示パネル等の映像表示部材に映像を映し出
し、それを背面から光源としてバックライト装置で照ら
すことにより映像を表示する。
示する映像表示装置としては、ビデオカメラのカラービ
ューファインダー等がある。カラービューファインダー
は、カメラ等から入力された映像信号をＲＧＢ信号に変
換し、液晶表示パネル等の映像表示部材に映像を映し出
し、それを背面から光源としてバックライト装置で照ら
すことにより映像を表示する。
【０００３】従来のバックライト装置は、白熱灯や冷陰
極管等で構成されており、小型化、省電力化を図ること
は困難だった。しかし近年、ＬＥＤの性能が向上し、小
型化、消費電力、耐久性、輝度などの点から、従来の白
熱灯および冷陰極管に替わって、様々な映像表示装置の
光源としてＬＥＤが利用されるようになった。
極管等で構成されており、小型化、省電力化を図ること
は困難だった。しかし近年、ＬＥＤの性能が向上し、小
型化、消費電力、耐久性、輝度などの点から、従来の白
熱灯および冷陰極管に替わって、様々な映像表示装置の
光源としてＬＥＤが利用されるようになった。
【０００４】例えば、特開平１０−１８６２７４号公報
（立体映像表示装置）には、映像表示装置の光源として
白色ＬＥＤ、または赤色ＬＥＤ、緑色ＬＥＤ、青色ＬＥ
Ｄを組み合わせたものが開示されており、ＬＥＤを映像
表示装置の白色の光源として適用する例が示されてい
る。
（立体映像表示装置）には、映像表示装置の光源として
白色ＬＥＤ、または赤色ＬＥＤ、緑色ＬＥＤ、青色ＬＥ
Ｄを組み合わせたものが開示されており、ＬＥＤを映像
表示装置の白色の光源として適用する例が示されてい
る。
【０００５】ビデオカメラにおいては、小型化及び省電
力化が重要視されるため、近年、光源には白色ＬＥＤを
使用する場合が多い。
力化が重要視されるため、近年、光源には白色ＬＥＤを
使用する場合が多い。
【０００６】ところで、一般的に白色ＬＥＤの場合、青
色に発光するＬＥＤチップの上に、黄色の蛍光体を分散
させた樹脂層を形成することにより、青色光と黄色光の
加算で白色光を得ている。
色に発光するＬＥＤチップの上に、黄色の蛍光体を分散
させた樹脂層を形成することにより、青色光と黄色光の
加算で白色光を得ている。
【０００７】このような白色ＬＥＤを光源として用いた
映像表示装置は、白色ＬＥＤ内部の黄色の蛍光体のばら
つきにより、色合いのずれを生じる場合がある。
映像表示装置は、白色ＬＥＤ内部の黄色の蛍光体のばら
つきにより、色合いのずれを生じる場合がある。
【０００８】映像表示装置において、白色の光源に色合
いのずれがあった場合、表示する映像にもその色合いの
ずれが反映され、正確な色再現が出来なくなる。
いのずれがあった場合、表示する映像にもその色合いの
ずれが反映され、正確な色再現が出来なくなる。
【０００９】そのため、色合いのずれがある白色ＬＥＤ
を光源として映像を表示する映像表示装置は、個々の製
品ごとに色合いのずれ補正（ホワイトバランス調整）を
行なう必要がある。
を光源として映像を表示する映像表示装置は、個々の製
品ごとに色合いのずれ補正（ホワイトバランス調整）を
行なう必要がある。
【００１０】また、色合いのずれがある白色ＬＥＤを複
数個使用する場合には、その色合いのずれが同じ傾向の
ものを選別し組み合わせて使用する必要がある。
数個使用する場合には、その色合いのずれが同じ傾向の
ものを選別し組み合わせて使用する必要がある。
【００１１】色合いのずれがある白色ＬＥＤを光源とし
て使用した場合の、色合いのずれ補正を行なう方法とし
ては、そのずれに応じて映像表示部のＲＧＢ信号出力を
可変制御することにより、表示装置全体として色合いの
ずれを補正する方法がある。
て使用した場合の、色合いのずれ補正を行なう方法とし
ては、そのずれに応じて映像表示部のＲＧＢ信号出力を
可変制御することにより、表示装置全体として色合いの
ずれを補正する方法がある。
【００１２】この方法としては、例えば特開２０００−
２９３１３３号公報「表示装置」がある。この表示装置
ではまず個々の色の色あいのずれを測定する。測定する
方法として、色合いの色度値を外部出力可能な色度計を
用いて測定し、その測定値をパーソナルコンピュータに
入力して色合いのずれ量を演算し、その情報により液晶
パネル等で構成された映像表示装置のアナログＲＧＢ信
号を制御して、色合いのずれを補正するようにしてい
る。
２９３１３３号公報「表示装置」がある。この表示装置
ではまず個々の色の色あいのずれを測定する。測定する
方法として、色合いの色度値を外部出力可能な色度計を
用いて測定し、その測定値をパーソナルコンピュータに
入力して色合いのずれ量を演算し、その情報により液晶
パネル等で構成された映像表示装置のアナログＲＧＢ信
号を制御して、色合いのずれを補正するようにしてい
る。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ＬＥＤ
を光源として用いたバックライト装置を備えた映像表示
装置の場合、色合いのずれの補正が不可欠である。従来
の特開２０００−２９３１３３号による補正では、外部
出力可能な色度計や、パーソナルコンピュータ等の高価
な専用の設備が新しく必要となるという課題がある。さ
らには、この設備がないところでは補正ができないとい
う課題もある。
を光源として用いたバックライト装置を備えた映像表示
装置の場合、色合いのずれの補正が不可欠である。従来
の特開２０００−２９３１３３号による補正では、外部
出力可能な色度計や、パーソナルコンピュータ等の高価
な専用の設備が新しく必要となるという課題がある。さ
らには、この設備がないところでは補正ができないとい
う課題もある。
【００１４】また、測定の条件についても色度計と液晶
パネル等の画像表示部が、常に一定の角度に保たれてい
ないと、色度値の測定値に誤差が生じてしまうという課
題がある。これは、液晶パネルは角度によって色合いが
変わってしまうという特徴があるからであり、基本的に
は液晶パネルの正面から測定する必要がある。
パネル等の画像表示部が、常に一定の角度に保たれてい
ないと、色度値の測定値に誤差が生じてしまうという課
題がある。これは、液晶パネルは角度によって色合いが
変わってしまうという特徴があるからであり、基本的に
は液晶パネルの正面から測定する必要がある。
【００１５】本発明の目的は、専用の設備を必要とせず
に、発光ダイオードの色合いのずれを自動補正する映像
表示装置及びそれに用いるバックライト装置並びに信号
処理装置を提供することにある。
に、発光ダイオードの色合いのずれを自動補正する映像
表示装置及びそれに用いるバックライト装置並びに信号
処理装置を提供することにある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明は、発光ダイオー
ドおよび該発光ダイオードの色合いを示す情報を保持す
る電子部品を有するバックライト装置と、該電子部品か
ら色合いのずれを電気信号として検出し、検出結果によ
り、映像信号を赤、緑及び青の映像表示信号に変換して
出力する出力比を、前記色合いのずれが補正される出力
比となるよう制御する信号処理装置と、前記バックライ
ト装置を光源として前記信号処理装置から出力された前
記赤、緑及び青の映像表示信号を映像として表示する映
像表示部材とを備えたことを特徴とする映像表示装置で
ある。
ドおよび該発光ダイオードの色合いを示す情報を保持す
る電子部品を有するバックライト装置と、該電子部品か
ら色合いのずれを電気信号として検出し、検出結果によ
り、映像信号を赤、緑及び青の映像表示信号に変換して
出力する出力比を、前記色合いのずれが補正される出力
比となるよう制御する信号処理装置と、前記バックライ
ト装置を光源として前記信号処理装置から出力された前
記赤、緑及び青の映像表示信号を映像として表示する映
像表示部材とを備えたことを特徴とする映像表示装置で
ある。
【００１７】本発明は、発光ダイオードと、該発光ダイ
オードの色合いのずれを電気信号として出力可能な電子
部品とを有することを特徴とするバックライト装置であ
る。
オードの色合いのずれを電気信号として出力可能な電子
部品とを有することを特徴とするバックライト装置であ
る。
【００１８】本発明は、発光ダイオードおよび該発光ダ
イオードの色合いを示す情報を保持する電子部品を有す
るバックライト装置の前記電子部品と接続可能な信号処
理装置であって、該電子部品から色合いのずれを電気信
号として検出し、検出結果により、映像信号を赤、緑及
び青の映像表示信号に変換して出力する出力比を、前記
色合いのずれが補正される出力比となるよう制御するこ
とを特徴とする信号処理装置である。
イオードの色合いを示す情報を保持する電子部品を有す
るバックライト装置の前記電子部品と接続可能な信号処
理装置であって、該電子部品から色合いのずれを電気信
号として検出し、検出結果により、映像信号を赤、緑及
び青の映像表示信号に変換して出力する出力比を、前記
色合いのずれが補正される出力比となるよう制御するこ
とを特徴とする信号処理装置である。
【００１９】本発明は、前記映像信号を赤、緑及び青の
映像表示信号に変換して出力する出力比は、前記発光ダ
イオードの色合いのずれを示す情報の色に相当する出力
が、他の色に相当する出力より減少した出力比であるこ
とを特徴とする映像表示装置である。
映像表示信号に変換して出力する出力比は、前記発光ダ
イオードの色合いのずれを示す情報の色に相当する出力
が、他の色に相当する出力より減少した出力比であるこ
とを特徴とする映像表示装置である。
【００２０】本発明は、前記映像信号を赤、緑及び青の
映像表示信号に変換して出力する出力比は、前記発光ダ
イオードの色合いのずれを示す情報の色に相当する出力
が、他の色に相当する出力より減少した出力比であるこ
とを特徴とする信号処理装置である。
映像表示信号に変換して出力する出力比は、前記発光ダ
イオードの色合いのずれを示す情報の色に相当する出力
が、他の色に相当する出力より減少した出力比であるこ
とを特徴とする信号処理装置である。
【００２１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照し説明する。図１はビデオカメラのカラービュー
ファインダーに適用した、本発明の映像表示装置の実施
の形態の構成図である。図１において、映像表示装置
は、白色ＬＥＤを有するバックライト装置１と、白色Ｌ
ＥＤの色合いのずれを検出し、検出結果により、映像信
号を赤、緑及び青の映像表示信号に変換して出力する出
力比を、色合いのずれが補正される出力比となるよう制
御する信号処理装置を有するプリント基板１１と、バッ
クライト装置を光源として信号処理装置から出力された
赤、緑及び青の映像表示信号を映像として表示する液晶
パネル１５から構成される。
を参照し説明する。図１はビデオカメラのカラービュー
ファインダーに適用した、本発明の映像表示装置の実施
の形態の構成図である。図１において、映像表示装置
は、白色ＬＥＤを有するバックライト装置１と、白色Ｌ
ＥＤの色合いのずれを検出し、検出結果により、映像信
号を赤、緑及び青の映像表示信号に変換して出力する出
力比を、色合いのずれが補正される出力比となるよう制
御する信号処理装置を有するプリント基板１１と、バッ
クライト装置を光源として信号処理装置から出力された
赤、緑及び青の映像表示信号を映像として表示する液晶
パネル１５から構成される。
【００２２】ここで、上記バックライト装置１は、白色
ＬＥＤ２と、白色ＬＥＤ２の色合いのずれを示す情報を
保持する電子部品例えば色あいのずれを示す情報として
固定抵抗値を有する固定抵抗３とが、プリント基板４に
搭載されて、構成される。
ＬＥＤ２と、白色ＬＥＤ２の色合いのずれを示す情報を
保持する電子部品例えば色あいのずれを示す情報として
固定抵抗値を有する固定抵抗３とが、プリント基板４に
搭載されて、構成される。
【００２３】また上記プリント基板１１は、固定抵抗３
に表示された白色ＬＥＤ２の色合いのずれを電気信号と
して検出するための固定抵抗５及び電圧６からなる検出
部と、検出部による検出信号をデジタル信号に変換する
Ａ／Ｄ変換器８と、変換されたデジタル信号でＲＧＢ信
号処理回路部１０を制御して所望のＲＧＢ信号出力を得
る制御部９と、入力されたアナログ映像信号を液晶パネ
ル１５に表示するためのＲＧＢ信号に変換するＲＧＢ信
号処理回路部１０とから構成される。
に表示された白色ＬＥＤ２の色合いのずれを電気信号と
して検出するための固定抵抗５及び電圧６からなる検出
部と、検出部による検出信号をデジタル信号に変換する
Ａ／Ｄ変換器８と、変換されたデジタル信号でＲＧＢ信
号処理回路部１０を制御して所望のＲＧＢ信号出力を得
る制御部９と、入力されたアナログ映像信号を液晶パネ
ル１５に表示するためのＲＧＢ信号に変換するＲＧＢ信
号処理回路部１０とから構成される。
【００２４】次に、信号の流れ及び動作を説明する。固
定抵抗３の一端は接地され、他に接続された信号線７
は、プリント基板１１内の固定抵抗５を介して電圧６に
接続されて検出部を構成し、固定抵抗３，５及び電圧６
で分圧された電圧値を検出する。したがって固定抵抗３
が保持する抵抗値により異なった電圧値を検出する。
定抵抗３の一端は接地され、他に接続された信号線７
は、プリント基板１１内の固定抵抗５を介して電圧６に
接続されて検出部を構成し、固定抵抗３，５及び電圧６
で分圧された電圧値を検出する。したがって固定抵抗３
が保持する抵抗値により異なった電圧値を検出する。
【００２５】固定抵抗３，５及び電圧６からなる検出部
で検出された電圧値は、Ａ／Ｄ変換器８に入力されてデ
ジタル制御信号に変換され、制御部９に入力され、検出
部の検出結果に従い、制御部９は、ＲＧＢ信号処理回路
１０より、検出結果に応じたＲＧＢ信号出力となるよう
に、ＲＧＢ信号出力１２、１３、１４を制御する。これ
により、白色ＬＥＤ２に起因する色合いのずれを自動補
正することができる。
で検出された電圧値は、Ａ／Ｄ変換器８に入力されてデ
ジタル制御信号に変換され、制御部９に入力され、検出
部の検出結果に従い、制御部９は、ＲＧＢ信号処理回路
１０より、検出結果に応じたＲＧＢ信号出力となるよう
に、ＲＧＢ信号出力１２、１３、１４を制御する。これ
により、白色ＬＥＤ２に起因する色合いのずれを自動補
正することができる。
【００２６】次に、固定抵抗３，５及び電圧６からなる
検出部で検出する電圧値について説明する。バックライ
ト装置１のプリント基板４に搭載された固定抵抗３の抵
抗値をＲｘ、別のプリント基板１１に搭載された固定抵
抗５の抵抗値をＲｏ、電圧６をＶｃｃとしたとき、Ａ／
Ｄ変換器８の入力端である信号線７に生ずる電圧値（Ｖ
ｄｅｔ）は、 Ｖｄｅｔ＝｛Ｒｘ／（Ｒｏ＋Ｒｘ）｝×Ｖｃｃ であらわされる。
検出部で検出する電圧値について説明する。バックライ
ト装置１のプリント基板４に搭載された固定抵抗３の抵
抗値をＲｘ、別のプリント基板１１に搭載された固定抵
抗５の抵抗値をＲｏ、電圧６をＶｃｃとしたとき、Ａ／
Ｄ変換器８の入力端である信号線７に生ずる電圧値（Ｖ
ｄｅｔ）は、 Ｖｄｅｔ＝｛Ｒｘ／（Ｒｏ＋Ｒｘ）｝×Ｖｃｃ であらわされる。
【００２７】したがって電圧値Ｖｄｅｔは、電圧６のＶ
ｃｃを一定電圧にし、固定抵抗５の抵抗値Ｒｏを一定に
すれば、固定抵抗３の抵抗値Ｒｘにより、定まる。この
電圧値の検出結果を、制御部９に入力することにより、
制御部９は固定抵抗３の抵抗値Ｒｘの値がわかる。
ｃｃを一定電圧にし、固定抵抗５の抵抗値Ｒｏを一定に
すれば、固定抵抗３の抵抗値Ｒｘにより、定まる。この
電圧値の検出結果を、制御部９に入力することにより、
制御部９は固定抵抗３の抵抗値Ｒｘの値がわかる。
【００２８】次に、図２及び図３を使用して、具体的な
実施例を詳細に説明する。図２は図１における白色ＬＥ
Ｄ２の色合いのずれを規定する、ＩＣＥ色度図上の色度
範囲を示す例である。白色ＬＥＤ２の色合いのずれは、
ＩＣＥ色度図上において、標準的な白色で発光するもの
（図中領域Ｗ）、やや赤味が強い発光を示すもの（図中
領域Ｒ）、やや緑味が強い発光を示すもの（図中領域
Ｇ）、やや青味が強い発光を示すもの（図中領域Ｂ）の
４種類に分類することができる。
実施例を詳細に説明する。図２は図１における白色ＬＥ
Ｄ２の色合いのずれを規定する、ＩＣＥ色度図上の色度
範囲を示す例である。白色ＬＥＤ２の色合いのずれは、
ＩＣＥ色度図上において、標準的な白色で発光するもの
（図中領域Ｗ）、やや赤味が強い発光を示すもの（図中
領域Ｒ）、やや緑味が強い発光を示すもの（図中領域
Ｇ）、やや青味が強い発光を示すもの（図中領域Ｂ）の
４種類に分類することができる。
【００２９】図３は各々の色合いのずれに応じた固定抵
抗３（Ｒｘ）の抵抗値、固定抵抗５（Ｒｏ）の抵抗値、
電圧６（Ｖｃｃ）、信号線７での検出電圧（Ｖｄｅ
ｔ）、ＲＧＢ信号出力比の具体的な設定例である。
抗３（Ｒｘ）の抵抗値、固定抵抗５（Ｒｏ）の抵抗値、
電圧６（Ｖｃｃ）、信号線７での検出電圧（Ｖｄｅ
ｔ）、ＲＧＢ信号出力比の具体的な設定例である。
【００３０】すなわち、図２の領域Ｗ，領域Ｒ，領域
Ｇ，領域Ｂの４つの領域に対して、固定抵抗３（Ｒｘ）
の抵抗値を、予め４つの抵抗値に定めておく。本実施例
では、固定抵抗５（Ｒｏ）の抵抗値を１００ＫΩ、電圧
６（Ｖｃｃ）の電圧値を３Ｖとすることを前提とし、上
記固定抵抗３（Ｒｘ）の抵抗値を、領域Ｗの白色ＬＥＤ
２の場合は無し（オープン）に、領域Ｒの白色ＬＥＤ２
の場合は２２０ＫΩに、領域Ｇの白色ＬＥＤ２の場合は
５６ＫΩに、領域Ｂの白色ＬＥＤ２の場合は０Ωに、各
々設定している。このことにより、信号線７での検出電
圧（Ｖｄｅｔ）は、領域Ｗの白色ＬＥＤ２の場合は３．
０Ｖとなり、領域Ｒの白色ＬＥＤ２の場合は２．１Ｖと
なり、領域Ｇの白色ＬＥＤ２の場合は１．１Ｖとなり、
領域Ｂの白色ＬＥＤ２の場合は０Ｖとなる。
Ｇ，領域Ｂの４つの領域に対して、固定抵抗３（Ｒｘ）
の抵抗値を、予め４つの抵抗値に定めておく。本実施例
では、固定抵抗５（Ｒｏ）の抵抗値を１００ＫΩ、電圧
６（Ｖｃｃ）の電圧値を３Ｖとすることを前提とし、上
記固定抵抗３（Ｒｘ）の抵抗値を、領域Ｗの白色ＬＥＤ
２の場合は無し（オープン）に、領域Ｒの白色ＬＥＤ２
の場合は２２０ＫΩに、領域Ｇの白色ＬＥＤ２の場合は
５６ＫΩに、領域Ｂの白色ＬＥＤ２の場合は０Ωに、各
々設定している。このことにより、信号線７での検出電
圧（Ｖｄｅｔ）は、領域Ｗの白色ＬＥＤ２の場合は３．
０Ｖとなり、領域Ｒの白色ＬＥＤ２の場合は２．１Ｖと
なり、領域Ｇの白色ＬＥＤ２の場合は１．１Ｖとなり、
領域Ｂの白色ＬＥＤ２の場合は０Ｖとなる。
【００３１】したがって、白色ＬＥＤ２をプリント基板
１に搭載する際、白色ＬＥＤ２に色合いのずれが無しま
たは有りの場合にはずれの色に応じた抵抗値を有する固
定抵抗３（Ｒｘ）をプリント基板１に搭載することによ
り、搭載した白色ＬＥＤ２に色合いのずれが無いまたは
有る場合には色あいのずれの色を、固定抵抗３（Ｒｘ）
を使えば、検出することができる。
１に搭載する際、白色ＬＥＤ２に色合いのずれが無しま
たは有りの場合にはずれの色に応じた抵抗値を有する固
定抵抗３（Ｒｘ）をプリント基板１に搭載することによ
り、搭載した白色ＬＥＤ２に色合いのずれが無いまたは
有る場合には色あいのずれの色を、固定抵抗３（Ｒｘ）
を使えば、検出することができる。
【００３２】本実施例では、さらに、ＲＧＢ信号処理回
路１０のＲＧＢ信号出力１２、１３、１４の各出力比
を、固定抵抗３（Ｒｘ）の抵抗値が無し（オープン）の
領域Ｗの白色ＬＥＤ２を用いたときは、Ｒ：Ｇ：Ｂ＝
１：１：１に設定している。固定抵抗３（Ｒｘ）の抵抗
値が２２０ＫΩの領域Ｒの白色ＬＥＤ２を用いたとき
は、Ｒ：Ｇ：Ｂ＝０．９：１：１に設定している。同様
に固定抵抗３（Ｒｘ）の抵抗値が５６ＫΩの領域Ｇの白
色ＬＥＤ２に用いたときは、Ｒ：Ｇ：Ｂ＝１：０．９：
１に設定し、固定抵抗３（Ｒｘ）の抵抗値が０ＫΩの領
域Ｂの白色ＬＥＤ２を用いたときは、Ｒ：Ｇ：Ｂ＝１：
１：０．９に設定している。ここで、比が１．０の場合
は基の信号の１倍のレベルの信号を出力することであ
り、比が０．９の場合は基の信号の０．９倍のレベルの
信号を出力することである。
路１０のＲＧＢ信号出力１２、１３、１４の各出力比
を、固定抵抗３（Ｒｘ）の抵抗値が無し（オープン）の
領域Ｗの白色ＬＥＤ２を用いたときは、Ｒ：Ｇ：Ｂ＝
１：１：１に設定している。固定抵抗３（Ｒｘ）の抵抗
値が２２０ＫΩの領域Ｒの白色ＬＥＤ２を用いたとき
は、Ｒ：Ｇ：Ｂ＝０．９：１：１に設定している。同様
に固定抵抗３（Ｒｘ）の抵抗値が５６ＫΩの領域Ｇの白
色ＬＥＤ２に用いたときは、Ｒ：Ｇ：Ｂ＝１：０．９：
１に設定し、固定抵抗３（Ｒｘ）の抵抗値が０ＫΩの領
域Ｂの白色ＬＥＤ２を用いたときは、Ｒ：Ｇ：Ｂ＝１：
１：０．９に設定している。ここで、比が１．０の場合
は基の信号の１倍のレベルの信号を出力することであ
り、比が０．９の場合は基の信号の０．９倍のレベルの
信号を出力することである。
【００３３】したがって、信号線７での検出電圧により
白色ＬＥＤ２の色合いのずれを検出し、制御部９がそれ
に応じたＲＧＢ信号の上記出力比となるようＲＧＢ信号
処理部１０を制御することにより、液晶パネル１５に予
め設定されたＲＧＢ信号比となった信号が出力されるの
で、ＬＥＤ２の色合いのずれを自動的に補正することが
できる。
白色ＬＥＤ２の色合いのずれを検出し、制御部９がそれ
に応じたＲＧＢ信号の上記出力比となるようＲＧＢ信号
処理部１０を制御することにより、液晶パネル１５に予
め設定されたＲＧＢ信号比となった信号が出力されるの
で、ＬＥＤ２の色合いのずれを自動的に補正することが
できる。
【００３４】なお、本実施例では、色合いのずれの領域
を４つに分けたが、この数に限定されるものではなく、
もっと多くの領域に分けても構わない。
を４つに分けたが、この数に限定されるものではなく、
もっと多くの領域に分けても構わない。
【００３５】また、本実施例でのＲＧＢの比は一例であ
り、比の数値はこれに限定されるものではないことは言
うまでもない。
り、比の数値はこれに限定されるものではないことは言
うまでもない。
【００３６】以上、本実施の形態では、ビデオカメラの
カラービューファインダーに適用した例で説明したが、
これに限ったものではなく、ＬＥＤを光源にする映像表
示装置及びバックライト装置であれば構わない。
カラービューファインダーに適用した例で説明したが、
これに限ったものではなく、ＬＥＤを光源にする映像表
示装置及びバックライト装置であれば構わない。
【００３７】また、本実施の形態では、ＬＥＤの色あい
のずれを示す電子部品として固定抵抗を使用した場合の
検出について説明したが、電子部品としては固定抵抗に
限らないことは言うまでもない。
のずれを示す電子部品として固定抵抗を使用した場合の
検出について説明したが、電子部品としては固定抵抗に
限らないことは言うまでもない。
【００３８】
【発明の効果】本発明によれば、専用の設備を必要とせ
ずに、発光ダイオードの色合いのずれを自動補正する映
像表示装置及びそれに用いるバックライト装置並びに信
号処理装置を得ることができる。
ずに、発光ダイオードの色合いのずれを自動補正する映
像表示装置及びそれに用いるバックライト装置並びに信
号処理装置を得ることができる。
【図１】ビデオカメラのカラービューファインダーに適
用した、本発明の実施の形態の構成図である。
用した、本発明の実施の形態の構成図である。
【図２】図１における白色ＬＥＤ２の色合いのずれを規
定する、ＩＣＥ色度図上の色度範囲を示す例である。
定する、ＩＣＥ色度図上の色度範囲を示す例である。
【図３】各々の色合いのずれに応じた具体的な設定例を
示す図である。
示す図である。
１…バックライト装置、２…白色ＬＥＤ、３…固定抵
抗、４…プリント基板、５…固定抵抗、６…電圧Ｖｃ
ｃ、７…検出電圧Ｖｄｅｔ、８…Ａ／Ｄ変換器、９…制
御部、１０…ＲＧＢ信号処理回路、１１…プリント基
板、１２…Ｒ出力信号、１３…Ｇ出力信号、１４…Ｂ出
力信号、１５…液晶パネル。
抗、４…プリント基板、５…固定抵抗、６…電圧Ｖｃ
ｃ、７…検出電圧Ｖｄｅｔ、８…Ａ／Ｄ変換器、９…制
御部、１０…ＲＧＢ信号処理回路、１１…プリント基
板、１２…Ｒ出力信号、１３…Ｇ出力信号、１４…Ｂ出
力信号、１５…液晶パネル。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｇ０９Ｇ 3/20 Ｇ０９Ｇ 3/20 ６４２Ｐ ５Ｇ４３５
3/36 3/36
Ｈ０４Ｎ 9/64 Ｈ０４Ｎ 9/64 Ｆ
Ｆターム(参考） 2H091 FA45Z FD24 GA11 LA30
5C006 AA22 AC21 AF52 AF53 AF54
AF64 BB11 BC16 FA00 FA56
5C060 BA04 BA07 BB13 BC01 CD00
DB00 EA01 HA14 HA18 HD07
JA00 JB02
5C066 AA03 CA17 EA14 EB01 EC01
GA11 KA12 KD06 KL05 KM13
5C080 AA10 BB05 CC03 DD03 EE29
EE30 FF09 GG01 GG09 JJ02
JJ05
5G435 AA04 AA17 BB12 CC12 EE25
GG27 LL14
Claims (5)
- 【請求項１】発光ダイオードおよび該発光ダイオードの
色合いのずれを示す情報を保持する電子部品を有するバ
ックライト装置と、該電子部品から色合いのずれを電気
信号として検出し、検出結果により、映像信号を赤、緑
及び青の映像表示信号に変換して出力する出力比を、前
記色合いのずれが補正される出力比となるよう制御する
信号処理装置と、前記バックライト装置を光源として前
記信号処理装置から出力された前記赤、緑及び青の映像
表示信号を映像として表示する映像表示部材とを備えた
ことを特徴とする映像表示装置。 - 【請求項２】発光ダイオードと、該発光ダイオードの色
合いを電気信号として出力可能な電子部品とを有するこ
とを特徴とするバックライト装置。 - 【請求項３】発光ダイオードおよび該発光ダイオードの
色合いのずれを示す情報を保持する表示した電子部品を
有するバックライト装置の前記電子部品と接続可能な信
号処理装置であって、該電子部品の色合いのずれを電気
信号として検出し、検出結果により、映像信号を赤、緑
及び青の映像表示信号に変換して出力する出力比を、前
記色合いのずれが補正される出力比となるよう制御する
ことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項４】請求項１記載の映像表示装置において、前
記映像信号を赤、緑及び青の映像表示信号に変換して出
力する出力比は、前記発光ダイオードの色合いのずれを
示す情報の色に相当する出力が、他の色に相当する出力
より減少した出力比であることを特徴とする映像表示装
置。 - 【請求項５】請求項３記載の信号処理装置において、前
記映像信号を赤、緑及び青の映像表示信号に変換して出
力する出力比は、前記発光ダイオードの色合いのずれを
示す情報の色に相当する出力が、他の色に相当する出力
より減少した出力比であることを特徴とする信号処理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001375200A JP2003179942A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 映像表示装置及びそれに用いるバックライト装置並びに信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001375200A JP2003179942A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 映像表示装置及びそれに用いるバックライト装置並びに信号処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003179942A true JP2003179942A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19183614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001375200A Pending JP2003179942A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 映像表示装置及びそれに用いるバックライト装置並びに信号処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003179942A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100811979B1 (ko) | 2006-09-01 | 2008-03-10 | 엘지이노텍 주식회사 | 색 보정 장치 및 방법, 그 장치를 이용한 라이트 유닛 |
| JP2009175181A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-08-06 | Panasonic Corp | 携帯電子機器 |
-
2001
- 2001-12-10 JP JP2001375200A patent/JP2003179942A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100811979B1 (ko) | 2006-09-01 | 2008-03-10 | 엘지이노텍 주식회사 | 색 보정 장치 및 방법, 그 장치를 이용한 라이트 유닛 |
| JP2009175181A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-08-06 | Panasonic Corp | 携帯電子機器 |
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