JP2003178662A - リレー - Google Patents

リレー

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JP2003178662A
JP2003178662A JP2002313946A JP2002313946A JP2003178662A JP 2003178662 A JP2003178662 A JP 2003178662A JP 2002313946 A JP2002313946 A JP 2002313946A JP 2002313946 A JP2002313946 A JP 2002313946A JP 2003178662 A JP2003178662 A JP 2003178662A
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slider
contact
relay
monitoring device
contacts
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Withdrawn
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JP2002313946A
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Robert Weber
ロバート・ウェバー
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Elesta Relays GmbH
Original Assignee
Elesta Relays GmbH
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/54Contact arrangements
    • H01H50/541Auxiliary contact devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/001Means for preventing or breaking contact-welding
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/64Driving arrangements between movable part of magnetic circuit and contact
    • H01H50/641Driving arrangements between movable part of magnetic circuit and contact intermediate part performing a rectilinear movement
    • H01H50/642Driving arrangements between movable part of magnetic circuit and contact intermediate part performing a rectilinear movement intermediate part being generally a slide plate, e.g. a card

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Keying Circuit Devices (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Relay Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 共通のスライダを介して相互に操作可能な多
数の接点が、それがメーク接点であるかブレーク接点で
あるかに関わりなく、1つの共通の監視装置によって監
視されるリレーを提供すること。 【解決手段】 リレーの接点(13,15)に共通する
スライダ(17)の上、内部、または表面に、アクチュ
エータが配置されている。スライダ(17)の周辺に
は、アクチュエータによって活動化可能なセンサが配置
されている。接点の切換位置または切換運動を監視する
ときに、アクチュエータによってセンサで管理信号が無
接触式に生成されることによって、監視装置の調節が電
子的に可能であり、かつ/または監視装置の一部の場所
的な変化によって可能である。それにより調節コストが
大幅に削減され、駆動力の低減が可能となる。なぜな
ら、ばねをあまり動かさなくてよく、したがってリレー
を切り換えるのに必要な力が減るからである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ可動な接
触ばねを有する複数の負荷接点と、負荷接点の可動な接
触ばねと係合するスライダと、スライダで負荷接点を切
り換えるためにスライダを駆動する駆動装置と、負荷接
点の切換を監視するためにリレーのハウジングの中にあ
る無接触式の監視装置とを備えるリレーに関する。
【0002】
【従来の技術】US−A−3,821,771より、ベ
ースプレートと、その上にあるハウジングと、ハウジン
グの内部にある操作構造部とを有する接触器が公知であ
る。この操作構造部は、U字のそれぞれの脚部にコイル
のコイル巻線を備えるU字型のヨークを有している。こ
のU字型のヨークは、U字型のアンカーと連携して働
く。この接触器は、一列に並んでいる定置の接触対と、
それぞれの定置の接触対について可動な接触ブリッジと
を有している。接触ブリッジは、可動なコンタクトベー
スに配置されている。定置の接点は、接触器のハウジン
グに配置されている。コイルが活動化されると、または
不活動化されると、コンタクトベースと接触ブリッジが
アンカーとともにハウジングに対して変位する。コイル
が活動化されると、電磁石によって接点が閉じられる。
コイルが不活動化されると、2つの渦巻ばねのばね力に
よって接点が開かれる。このような接触器は、負荷接点
として複数のメーク接点しか有しておらず、制御接点と
してのブレーク接点は有していない。
【0003】US−A−4,309,683より、この
ような接触器の付属接触装置が公知である。この付属接
触装置は、接触器の第1のハウジングに付設することが
できる第2のハウジングを有している。この第2のハウ
ジングの内部には、第2のコンタクトベースの上に、定
置の接点と可動な接点とが配置されている。接触器の第
1のコンタクトベースと、付属接触装置の第2のコンタ
クトベースは機械的に連結されているので、第2のコン
タクトベースは第1のコンタクトベースの運動に強制的
に連動せざるを得ない。このときに付属接触装置の接点
が閉じられ、または開かれる。両方のコンタクトベース
を連結するために、第1のコンタクトベースにはスリッ
トが設けられており、それに対して第2のコンタクトベ
ースには、このスリットに係合する突起がある。このよ
うに、付属接触装置のコンタクトベースを接触器のコン
タクトベースと連結することで、付属接触装置のばね手
段を省略することができる。
【0004】US−A−5,198,789は、US−
A−3,821,771に記載の接触器に対する論理的
な安全スイッチを提案しており、この安全スイッチはU
S−A−4,309,683に記載の付属接触装置のよ
うな形式で接触器に付設することができる。この安全ス
イッチは、安全スイッチのハウジングから突出するタペ
ットを有しており、このタペットはアンカーの運動をピ
ックアップし、それによって、接点の開いた位置と閉じ
た位置との間で往復運動をする。ハウジングの内部で
は、タペットの周囲に論理センサが配置されるととも
に、タペットの上にはアクチュエータが配置されてい
る。アクチュエータはアンカーの位置に応じて論理セン
サを活動化させ、それによってセンサが、接触ブリッジ
の位置に対応する論理信号を生成する。アクチュエータ
およびセンサとしては、永久磁石とリードスイッチ、タ
ペットの上の光学導体と、タペットを取り囲む光学送信
器および光学受信器、磁石と誘導センサなどが提案され
ている。有利な実施形態では、タペットは独自のばね手
段を有しており、このばね手段がタペットをアンカーに
押し付け、それによって安全スイッチが接触器の渦巻ば
ねを負荷しなくなる。
【0005】WO92/00599A1より、接続器の
電子式付属接点が公知である。この付属接点は、接触器
の中の接触ブリッジの位置を表示するために「オン」状
態と「オフ」状態をとることができる、少なくとも1つ
の切換部材を有している。さらにこの付属接点は、接触
ブリッジと機械的に連結されていて切換部材を操作する
ことができる操作部材を有している。このとき操作部材
は、切換部材との機械的な連結を有していない、切換部
材を活動化させるためのアクチュエータを有している。
この付属接点は、ハウジングブロックの内部で接触器の
外面に配置されている。操作部材のピンが接触器の内部
に入り込み、そこでコンタクトベースに取り付けられて
いる。このピンと連結されているキャリッジが、コンタ
クトベースの運動によって、ハウジングブロック内部の
コンタクトベースと同じ距離だけ、ピンとともに変位す
る。キャリッジの位置はセンサによって検出される。セ
ンサとしてはホールセンサ、誘導式または容量式の近接
センサ、光学式の間隔センサなどが提案されている。
【0006】このような種類の接触器では、接点を調節
するための調節コストが一切必要ないようにするため
に、駆動装置が強力に設計されていて、接触ブリッジの
運動が広範囲に及んでいる。駆動装置は相応に多くの制
御電流を有している。接触ブリッジは、接触が長い時間
にわたって確実に成立し、断絶することがないようにす
るために、ばね作用で支承されている。しかしながら、
そのために切換距離も長くなる。このような接触器は制
御接点を有していない。たとえば電子式の付属接点を追
加することによって、接触器の切換位置を監視すること
ができる。しかし、そのような接触器の欠点となるのは
そのサイズであり、このようなサイズのために、たとえ
ば接触器を電子制御部の配線板の上に取り付けることが
できなくなる。
【0007】それに対して、冒頭に述べた種類のリレー
ははるかに小型に構成されており、ばね力と駆動装置の
力関係はきわめて均衡がとれている。それ故に、ばね部
材を調節するための大きな調節コストが払われる。この
ようなリレーは、従来、負荷接点と同一または類似の構
造を備え、負荷接点と同じスライダで操作される少なく
とも1つの制御接点を有している。制御接点は、このよ
うなリレーでは、作業接点がメーク接点である場合には
ブレーク接点でなければならず、作業接点がブレーク接
点である場合にはメーク接点でなければならない。それ
により、負荷接点または作業接点が溶着またはその他の
理由で開くべきときに開かない場合に、制御接点が閉じ
ることがないことを保証することができる。
【0008】このように、リレーの負荷接点の切換位置
を制御接点によって従来式に監視する欠点は、駆動装置
を非常に強力に施工するか、制御接点を調節するかのい
ずれかが強いられることである。いずれもリレーの価格
に影響を及ぼす。しかも、調節コストを減らすために強
力な駆動装置を選択すると、リレーのサイズにも影響が
出る。逆に、最低限の駆動装置を選択すれば、調節コス
トが高くなるという結果を招き、こうした調節コストが
比較的高い費用の原因となる。
【0009】DE19960399より、電気機械式の
切換装置が公知である。この切換装置は、特に安全カッ
トオフ用として意図された安全リレーモジュールであ
る。この切換装置は少なくとも1つの機械的な切換接点
を有している。切換装置の内部には光学センサが設けら
れており、この光学センサが切換接点の切換位置を監視
するので、切換接点と管理接点を一緒に強制運動させな
くてもよく、それにもかかわらず高度の安全性を実現す
ることができる。このセンサは、光線を放射する送信器
と感光性の受信器とを含む光学センサである。このとき
光線は、切換接点が閉じたときに切換接点のそれぞれの
接触面がぶつかり合う平面に位置している。また、光線
は、切換接点の切換接触ピンが閉じた状態または開いた
状態のときに位置する平面に位置していてもよい。別案
として、センサが反射型光検知器として構成されていて
もよい。そのために、接触ピンに反射面が構成される。
【0010】このような構造形式は、ただ1つの接点を
監視するのにしか適していない。安全リレーモジュール
の相並んで配置された複数の接点を監視するために、前
記明細書は、送信器から射出された光線が、相並んで配
置されたメーク接点を接触面の領域で貫通する、フォー
ク型光検知器を設けることを提案している。
【0011】このような監視方法は、メーク接点とブレ
ーク接点の両方を直列に備えているリレーには適してい
ない。また、このような監視方法は、ただ1つのメーク
接点が閉じていないだけでも、相並んで配置されたメー
ク接点のうちの1つがまだ開いていることを表示するこ
とができない。このような監視方法は、特に、切換接触
ピンの運動方向に対して横向きに延びる線に沿って接点
を並べることが必要である。そのため、このようにして
監視されるリレーでは、ブレーク接点とメーク接点を共
通のスライダで操作することは不可能である。しかも、
このような監視方法は光学的にしか可能でない。そのう
え、光学センサを備える接触面の領域にある接点を監視
するときは、監視方法の動的な作動形式だけでは、接点
の電圧火花が誤った信号を生じないようにすることが不
可能である。さらに、接点の領域に配置された光学セン
サは汚れにさらされる。しかも、負荷電流を通す部分の
領域にあるセンサと、この部分との間の電位分離に関す
る要求をめぐって、少なからぬ設計コストまたは空間的
サイズが必要である。さらに、このような構成では、光
学センサ機構が、それぞれの接触面の間に1ミリの半分
の間隔が生じただけでも接触の断絶を表示できるように
するために、接触面全体が1本の線上に正確に配置され
ていなくてはならない。これを実現するためには、調節
コストの増大が予想される。
【0012】
【特許文献1】 US−A−3,821,771
【特許文献2】 US−A−4,309,683
【特許文献3】 US−A−5,198,789
【特許文献4】 WO92/00599A1
【特許文献5】 DE19960399
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、共通のスライダを介して相互に操作可能な多数の
接点が、それがメーク接点であるかブレーク接点である
かに関わりなく、1つの共通の監視装置によって監視さ
れる、冒頭に述べた種類のリレーを提供することであ
る。このリレーでは、駆動に要する費用も、調節コスト
に要する費用も低く抑えることができるのが望ましい。
駆動力を増強することなく調節コストを低減し、ないし
は、調節コストを増大させることなく駆動力を低減させ
ることが可能になるのが望ましい。駆動力と調節コスト
を低減させることができれば、いっそう好ましい。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば請求項1の構成要件によって解決される。それによ
れば、監視装置は無接触で操作可能な監視装置であり、
接点を強制運動させるスライダの周囲にある、ハウジン
グの内部に配置された少なくとも1つのセンサと、スラ
イダに配置された少なくとも1つのセンサのアクチュエ
ータとを有している。したがって、同一のスライダで操
作される機械的な制御接点は不要である。それにより、
この制御接点の接触ばねを運動させなくてよいので、駆
動力を低減することができる。しかも、少なくとも1つ
の接触ばねをあまり調節しなくてもよくなる。スライダ
の位置を監視することは、無接触で働く監視装置を、接
触室の汚れる領域に配置しなくてもよいという利点があ
る。しかも、それによってリレーの内部で負荷回路と制
御回路を最善に分離することができる。
【0015】それぞれの接点がスライダで一緒に強制運
動させられるので、スライダの周囲のセンサの位置と、
スライダの上、表面、または内部へのアクチュエータの
配置または構成とによって、共通のスライダで切り換え
られるすべての接点を同時に監視することが可能であ
る。ただ1つの接点が1つの位置から動かないときは、
スライダも動かず、それによって他のすべての接点もそ
の位置から動かない。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明実施形態によるリレーの監
視装置は、光、磁気、または容量のいずれか1つの現象
を通じて、電流またはその電圧を切り換え、生成し、ま
たは変化させる。こうして生成された信号を、スライダ
の位置または運動を監視し、それによって接点を監視す
るために利用することができる。
【0017】このような監視装置は、たとえば次のよう
なものである。スライダとともに光線の中へと変位する
断絶部品(リフレクタまたは窓の形態のアクチュエー
タ)のこちら側と向こう側にある、光を放射する部材
(送信器)と感光性の部材(センサ)。交番磁界を生成
する電磁石(送信器)と、スライダとともに磁界の中へ
と変位する金属ブリッジ(アクチュエータ)を介して交
番磁界で電流が誘導される第2の電磁石(センサ)。磁
界を形成して、スライダとともに変位する金属部品(ア
クチュエータ)の運動を監視する誘導ループ(セン
サ)。スライダとともに変位する永久磁石(アクチュエ
ータ)の運動を監視する受動的な誘導ループ(セン
サ)。スライダとともに変位する磁石(アクチュエー
タ)に反応するリード接点(センサ)。リードスイッチ
は、公知の作動方式で、ブレーク接点、メーク接点、ま
たは交換器として利用することができる。スライダとと
もに変位する永久磁石(アクチュエータ)に反応する磁
界依存的な抵抗(センサ)。スライダとともに変位する
磁石(アクチュエータ)の影響領域にあるホール発電機
(センサ)。
【0018】負荷接点の回路を監視するリレーは、スラ
イダの位置または運動を監視するための監視装置を有し
ている。この監視装置によって電流を生成し、もしくは
所定の電気信号を変化させることができる。
【0019】このような監視装置は、上に挙げた無接触
式の実施形態に加えて、接触式に作動する次のような実
施形態でもある:スライダの一方の最終位置で圧力下に
置かれている圧電結晶。スライダの変位によって抵抗が
変化するすべり抵抗器。
【0020】したがって、次のようにして評価可能な信
号を得ることができる。たとえば圧電結晶に対する圧力
によって、またはホール発電機を磁界にさらすことによ
って、電圧を生成する。たとえばフォトセルやフォトト
ランジスタを露光することによって、電流を発生させ
る。あるいは、リードスイッチの切換積層板に磁石を近
づけることによってリードスイッチを操作する。たとえ
ばフォトレジスタやフォトトランジスタを露光すること
によって、電流を変化させる。たとえば光電池やフォト
ダイオードを露光することによって、電圧を変化させ
る。静電荷を帯びている2つの金属層の相対位置を変え
ることによって、コンデンサのキャパシタンスを変化さ
せる。磁界または磁界の中の金属部品を動かすことによ
って、誘導電流を変化させる。誘導ループに対して相対
的に磁界を動かすことによって、誘導ループで電流を誘
導する。コイルの鉄心に交番磁界を伝えることによっ
て、誘導コイルに電流を誘導する。抵抗コンポーネント
に対して磁界の位置を変えることによって、磁界依存的
な抵抗器で抵抗を変化させる。
【0021】上記の列挙は、完結したものではない。
【0022】このような監視装置の多くでは、調節が必
要な場合であっても、たとえばリレーの中にあるコンポ
ーネントで、またはリレーの外部で、調節を電子式に行
うことができ、そのようにして監視装置の出力信号を選
択可能な値に調整することができるという利点がある。
製造に起因して帯域幅の範囲内で発生する信号値は、た
とえばユーザープログラムを適宜調整することによっ
て、リレーの使用時にその都度のリレーの位置に関して
個別的に読み取ることもできる。
【0023】監視装置の場所は、リレーの内部で比較的
自由に選択することができる。リレーの内部に、1つ、
2つ、またはそれ以上の監視装置が設けられていてもよ
い。このような監視装置の信号は、ユーザー固有に違っ
た利用をすることができる。
【0024】次に、模式的な図面を参照しながら、いく
つかの実施例をさらに詳細に説明する。
【0025】図1は、2つの切換接点13,15をもつ
リレー11を模式的に示している。これらの切換接点は
共通のスライダ17と係合しており、このスライダによ
って強制運動をさせられる。スライダは電磁駆動装置1
2によって制御される。強制運動によって、接点13,
15のすべてが切換運動を一緒にするか、または両方と
も切換運動をしないかのいずれかであることが保証され
る。したがって、接点13,15が開いているか閉じて
いるかを、スライダ17の位置から読み取ることができ
る。スライダ17の位置の情報は、電気的または電子的
に認識することができなければならない。
【0026】そのために、従来はリレーの接点の少なく
とも1つが利用されていた。その接点によって、負荷接
点が開いているか閉じているかを判定することができ
る。その接点は、負荷接点が開いていれば閉じているは
ずであり、負荷接点が閉じていれば開いているはずであ
る。
【0027】このことは、接触ばねを曲げている力を、
制御接点の接触ばねにうまく適用することによって、手
動で行われるのが通例である。
【0028】図1では、スライダ17の位置の監視がオ
プトエレクトロニクス式のコンポーネントで行われる。
このコンポーネントは、発光ダイオード21と、光の作
用によって信号を発生する光感受性部品23と、遮断器
25とを含んでいる。遮断器は、ここではスライダ17
そのものによって構成されている。スライダ17には受
光穴27がある。図1では、接点13,15が閉じられ
ているので、信号を発生させる光線がスライダ17によ
って遮られている。それに対して図2では、接点13,
15が開いているので、受光穴27が、光を放出する発
光ダイオードと信号発生部品23との間に位置してい
る。
【0029】遮断器によって光線を方向転換させること
もできる。この場合、光線は異なる信号発生部品23へ
と導かれる。
【0030】信号発生部品23が入射する光の量に対す
る感度を有していれば、スライダの中間位置を検出する
こともできる。このような閾値監視は、電子的に設定可
能かつ調節可能である。この調節はリレーの内部で、ま
たはユーザーによってリレーの外部から行うことができ
る。それに対して、信号発生部品23が光の有無しか認
識できないときは、一方の最終位置すなわち開放位置し
か検出することができない。信号の強さに差異があると
きは、これを電子的に修正することができる。
【0031】図3には、メーク接点13とブレーク接点
16とを備えるリレー11が示されている。メーク接点
13を監視するために、スライダの受光穴27を備える
第1のオプトエレクトロニクス・コンポーネント21,
23と、第1の遮断器25とが設けられている。ブレー
ク接点16については、スライダの同じ受光穴27を備
える第2のオプトエレクトロニクス・コンポーネント2
2,24と、第2の遮断器26とが設けられている。
【0032】監視を逆に行うこともでき、すなわち、光
線の遮断で信号を発生させるように行うこともできる。
その場合、信号発生部品23,24が2つのときには、
2つの受光穴と、その間にあり、一方または他方の信号
発生部品23、24の上にある変位可能な遮断器とが設
けられる。ただし安全上の考察からは、図示した実施形
態のほうが優先される。なぜなら、たとえば電流供給部
の故障などによって光放出が停止したときに、接点が閉
じていることを表す信号が出されるからである。この位
置は、強制運動式のリレーの安全利用の点から重要な位
置である。
【0033】監視装置を調節するには、光を放出するコ
ンポーネントと、光を受信するコンポーネントの場所を
調節するだけでよい。あるいは、受光穴の場所を調節す
ることもできる。このような調節は部品の場所的な変位
によって実現され、このことは、従来のように接触ばね
を曲げる作業に比べてはるかに容易である。
【0034】オプトエレクトロニクス・コンポーネント
に代えて、誘導式に働くコンポーネントを使用すること
もできる。図4と図5には、スライダの位置を誘導式に
検出する実施形態が示されている。図4と図5に示す誘
導コンポーネントは、鉄心をもつ第1のコイル31と、
鉄心をもつ第2のコイル32とを有しており、これらの
コイル31,32は互いに平行に、かつ相並んで配置さ
れている。第1のコイル31は作動中に交流電流を供給
される。それによって発生する交番磁界が、隣接する第
2のコイル32によって部分的に検出され、それによっ
て第2のコイルの巻線では、第1のコイル31に供給さ
れる電流よりも弱い交流電流が誘導される。鉄製のブリ
ッジ33が両方のコイル31,32の対応する鉄心端部
の領域に変位することによって、磁界が逆転する。した
がって、ブリッジ33の位置に応じて、第2のコイル3
2に強い交流電流(図4)または弱い交流電流(図5)
が誘導される。図4と図5では2つのブリッジ33およ
び34が設けられており、そのうち一方のブリッジは一
方の極の磁界を引きつけ、他方のブリッジは他方の極の
磁界を引きつける。
【0035】したがって、スライダ17とともにブリッ
ジ33が変位するのが目的に適っている。そして誘導さ
れた電流が測定され、それに基づいてスライダの位置が
算定される。リレー11と接続されたソフトウェアの領
域で適当な方策を施すことによって、たとえば、測定さ
れた測定値を接点13,15,16の位置に割り当てる
ことによって、ブリッジ33およびコイル31,32の
調節を全面的に電子装置で行うことができる。この利点
は、スライダ17の変位位置とともに変化する信号が生
成される、あらゆる実施形態で利用可能である。
【0036】あるいは、2つの切換状態だけを備える切
換信号を無接触式に得ることも可能である。その様子を
図示するために、図6と図7には、リードスイッチ41
がそれ自体公知のやり方で永久磁石43と結合されてい
る例が示されている。永久磁石43はスライダ17とと
もに変位する。このとき、永久磁石はリードスイッチ4
1の付近に来て、リードスイッチを切り換える。念のた
めにいえば、2つのリードスイッチ41,42を同時に
切り換えることができる。2つのリードスイッチ41,
45を相前後してつなぐこともできる。それにより、た
とえばブレーク接点とメーク接点を、どちらもただ1つ
の磁石43の運動によって監視することができる。リー
ドスイッチ41を調節するために、リードスイッチまた
は磁石43の位置を変化させることができる。リードス
イッチに対して位置変化した磁石43は、持続的に存在
していて反対方向に向いている、リードスイッチを閉じ
る磁界を重ね合せることによって、リードスイッチ41
を切り換えることができる。
【0037】図8と図9には、スライダ17の位置が容
量式に検知される例が示されている。そのためにスライ
ダ17は、スライダとともに第2のコンデンサプレート
52に対して変位可能なコンデンサプレート51を有し
ている。位置変化によって、コンデンサで測定できる特
性値も変化する。作業精度に応じて異なる結果が出るこ
の値は、電子的に調節することができ、もしくはソフト
ウェアを通じて接点の位置に割り当てることができる。
【0038】図10には、スライダ17とともに誘導ル
ープ53に対して変位可能な磁石43が示されている。
図11では、金属部品55が、活動化された誘導ループ
53に対して変位可能である。このような構成によっ
て、スライダの運動を検知することができる。図12に
は、複数の誘導ループ53,54,57,58を磁石4
3(または金属部品)の両側で運動方向に相並んで配置
することができることが示されており、それぞれ他方の
誘導ループが異なる強さで、変位可能な磁石43の影響
領域に達する。それにより、スライダ17の運動だけで
なく位置も検知することができる。
【0039】図13には、スライダ17とともに変位可
能なロッド61の位置と運動を検出するために、ループ
53,63,73が運動方向に対して横向きに相並んで
配置されていてもよいことが示されている。
【0040】要約すると次のように言うことができる。
すなわち、リレーのそれぞれの接点に共通するスライダ
の上、内部または表面に、アクチュエータが配置され
る。スライダの周囲には、アクチュエータによって活動
化可能なセンサが配置されている。接点の切換位置また
は切換運動を監視するときに、アクチュエータによって
無接触式にセンサで管理信号が生成されることによっ
て、監視装置の調節が電子的に可能であり、かつ/また
は監視装置の一部の位置的な変化によって可能である。
それにより調節コストが大幅に削減され、駆動力の低減
が可能となる。なぜなら、ばねをあまり動かさなくてよ
く、したがってリレーを切り換えるのに必要な力が減る
からである。
【図面の簡単な説明】
【図1】負荷接点としての2つの閉じたメーク接点と、
オプトエレクトロニクス式の監視装置とを備えるリレー
である。
【図2】負荷接点が開いている、図1に示すリレーであ
る。
【図3】メーク接点と、ブレーク接点と、2つのオプト
エレクトロニクス式の監視装置とを備えるリレーであ
る。
【図4】2つの電磁コイルと2つの可動な鉄ブリッジと
を備える誘導式の監視装置である。
【図5】鉄ブリッジが変位している、図4に示す監視装
置である。
【図6】両者のリードスイッチを同時に活動化させる永
久磁石を備える2つのリードスイッチである。
【図7】一方または他方のいずれかのリードスイッチを
活動化させる永久磁石を備える、2つのリードスイッチ
である。
【図8】他方のコンデンサ面に対して一緒に相対的に変
位可能なコンデンサ面を備えるスライダである。
【図9】変位した位置にある図8のスライダである。
【図10】ループに対して相対的に変位可能な永久磁石
を備える受動的な誘導ループである。
【図11】誘導ループに対して相対的に変位可能な鉄部
分を備える、交番磁界を励起する誘導ループである。
【図12】複数の分離した誘導ループと、これらに対し
て変位可能な磁石とを備える誘導コイル機構である。
【図13】複数の分離した能動的な誘導ループと、これ
らに対して変位可能な鉄棒とを備える第2の誘導コイル
機構である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングを備えるリレーであって、こ
    のハウジングの内部に、 それぞれ可動な接触ばねを備える複数の負荷接点(1
    3,15,16)と、 負荷接点(13,15,16)の可動な接触ばねと強制
    運動によって係合するスライダ(17)と、 負荷接点(13,15,16)をスライダ(17)によ
    って切り換えるためにスライダ(17)を駆動する駆動
    装置(12)、および負荷接点(13,15,16)の
    切換を監視するためにリレーのハウジング内部にある監
    視装置(21,23,25,27)とを備えているリレ
    ーにおいて、 監視装置(21,23,25,27)が無接触式に操作
    可能であり、 監視装置(21,23,25,27)は、ハウジングの
    中に配置された少なくとも1つのセンサ(23,24,
    32,41,42,45,52,53,54,57,5
    8,63,73)をスライダ(17)の周辺に有してお
    り、 監視装置(21,23,25,27)は、スライダ(1
    7)の上、内部、または表面に配置または構成されてい
    る、少なくとも1つのセンサのアクチュエータ(25−
    26−27,33,34,43,51,55,61)を
    有していることを特徴とするリレー。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの監視装置(43、5
    3)が、監視装置(43、53)の内部でのスライダ
    (17)の運動が信号を生成するように設計されている
    請求項1に記載のリレー(11)。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの監視装置が、監視装置
    (51,52)の内部でのスライダ(17)の位置に応
    じて区別可能な信号が生成されるように設計されている
    請求項1または2に記載のリレー(11)。
  4. 【請求項4】 監視装置(51,52)の内部で信号が
    容量式に生成される請求項1から3までのいずれか1項
    に記載のリレー。
  5. 【請求項5】 監視装置(51,52)の内部で信号が
    オプトエレクトロニクス式に生成される請求項1から3
    までのいずれか1項に記載のリレー。
  6. 【請求項6】 スライダ(17)の1つの位置で、送信
    器から射出された光線を受信器に反射するために、スラ
    イダ(17)にリフレクタが配置されている請求項5に
    記載のリレー。
  7. 【請求項7】 スライダ(17)が1つの位置にいると
    きは送信器から射出された光線を遮断するが、別の位置
    にいるときは光線が受信器に達することを可能にする遮
    断器がスライダ(17)に構成されている請求項5に記
    載のリレー。
  8. 【請求項8】 監視装置(51,52)の内部で信号が
    誘導式に生成される請求項1から3までのいずれか1項
    に記載のリレー。
  9. 【請求項9】 監視装置(51,52)の内部で信号が
    磁気的に生成される、請求項1から3までのいずれか1
    項に記載のリレー。
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