JP2003178388A - 通報システム - Google Patents

通報システム

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JP2003178388A JP2001378608A JP2001378608A JP2003178388A JP 2003178388 A JP2003178388 A JP 2003178388A JP 2001378608 A JP2001378608 A JP 2001378608A JP 2001378608 A JP2001378608 A JP 2001378608A JP 2003178388 A JP2003178388 A JP 2003178388A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通報機能の信頼性を向上させる。 【解決手段】 本発明の通報システムは、電子メール受
信端末9と通信可能なネットワーク7,8に接続された
主監視装置3及び副監視装置4からなり、主監視装置3
は、制御装置2を周期的に監視するデータ収集部31
と、所定の条件を満たしたときに警報情報を出力する警
報検出部32と、警報検出部32の出力する情報を電子
メール受信端末9に通報する警報送信部33とを備え、
副監視装置4は、制御装置2を周期的に監視するデータ
収集部41と、所定の条件を満たしたときに警報情報を
出力する警報検出部42と、主監視装置3の通報を受信
する警報受信部44と、警報検出部42の出力する情報
と同じ情報を含む通報が主監視装置3から送信されたか
否かを判定する警報監視部45と、未送信と判定した場
合に警報検出部42の出力する情報を電子メール受信端
末9に通報する警報送信部47とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、警報の発生等を電
子的ネットワークを介して遠隔地の端末装置に通報する
通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラント設備やビル管理設備等の
監視装置は、遠隔地にいる担当者や保守員に警報を通報
する場合、モデムを用いて電話回線で送信していた。例
えば、従来のプラント監視装置は、遠隔地にいる担当者
や保守員にプラントの運転中に発生した温度上限異常や
ガス漏洩などの警報を通報する場合、モデムを用いて電
話回線で遠隔地の端末装置へ警報を送信していた。
【0003】また、近年のIT(Information Technolo
gy)の進歩により、電子メールを利用して警報を通報す
る試みがなされるようになってきた。例えば、電子メー
ルを利用した警報通知を行うプラント監視装置は、プラ
ントの運転中に温度上限異常やガス漏洩などの異常を検
知すると必要な警報情報を生成し、電子メールのフォー
マットに適合したテキストデータとして電子メールの本
文部分に取り込むとともに、宛先に通報先として登録さ
れた電子メールアドレスを取り込み、電子メールとして
ネットワークに送信する。一方、担当者や保守員など
は、電子メールの送受信が可能な携帯電話などの電子メ
ール受信端末を持ち、電子メールを受信すると内容を確
認して必要な処置を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような監視装置に
おいては、従来、遠隔地にいる担当者や保守員は、端末
装置や電子メール受信端末が監視装置の送信する警報を
受信することで異常の発生などの変化を認識しており、
警報を受信しない場合は異常の発生などの変化がないと
認識していた。例えば、プラント設備に異常が発生した
ときに電子メールを送信するプラント監視装置におい
て、電子メール受信端末の利用者は、電子メールを受信
しない限りプラント設備に異常が発生していないと判断
していた。
【0005】しかしながら、上述したような通報の有無
は必ずしも異常の有無を示しているとは限らない。例え
ば、プラント監視装置の電子メールを送信する機能に不
具合が発生した場合、電子メール受信端末側では、監視
対象に異常が発生していないために通知がないのか、あ
るいはプラント監視装置の電子メールを送信する機能に
不具合があるために通知がないのかを区別することがで
きない。その結果、監視対象の異常と監視装置の異常と
が同時に発生していると、監視対象に異常が発生してい
るにもかかわらず、異常発生を認識できないという問題
があった。
【0006】このような問題は、プラント監視に限ら
ず、電子的ネットワークを利用して遠隔監視を行う他の
監視システムでも同様に発生する。本発明は、このよう
な問題を解決するためになされたものであり、警報の発
生等を電子的ネットワークを介して遠隔地の端末装置に
通報する通報システムにおいて、通報機能の信頼性を向
上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の通報システム
は、監視対象の状態を電子的ネットワークを介して端末
装置へ通報する通報システムであって、端末装置と通信
可能な電子的ネットワークに接続される第1及び第2の
監視装置からなり、第1の監視装置は、監視対象の状態
を周期的に監視するとともに、監視対象の状態が所定の
条件を満たしたときにこの監視対象の状態を示す情報を
出力する第1の監視手段と、第1の監視手段の出力する
情報を端末装置に通報する第1の通報手段とを備え、第
2の監視装置は、監視対象の状態を周期的に監視すると
ともに、監視対象の状態が第1の監視手段において用い
られる所定の条件を満たしたときにこの監視対象の状態
を示す情報を出力する第2の監視手段と、第1の監視装
置の通報を監視し、第2の監視手段の出力する情報と同
じ情報を含む通報が第1の監視装置から送信されたか否
かを判定する判定手段と、この判定手段が第1の監視装
置の通報は未送信と判定した場合には、第2の監視手段
の出力する情報を端末装置に通報する第2の通報手段と
を備えることによって特徴づけられる。
【0008】この場合、第1の監視装置と第2の監視装
置は、現在時刻を出力する計時手段をそれぞれ備え、第
1の監視手段及び第2の監視手段の出力する情報は、各
々が通報すべき項目と各々の計時手段が出力する現在時
刻とを含み、判定手段は、第2の監視手段の出力する情
報と第1の通報手段の送信する通報とを比較し、通報す
べき項目が一致しかつそれぞれの現在時刻の間の時間差
が所定時間以内であるとき同じ情報を含む通報が送信さ
れたと判定し、それ以外、すなわち通報すべき項目が一
致しないか、又はそれぞれの現在時刻の間の時間差が所
定時間より大きいときに未送信と判定する。
【0009】また、所定時間は、第1又は第2の監視手
段が監視対象の状態を監視する1周期に要する時間と、
第1の監視装置の計時手段が出力する現在時刻と第2の
監視装置の計時手段が出力する現在時刻との間の時間差
の最大値との和である。この通報システムの一構成例
は、第1の監視装置と第2の監視装置が所定間隔で両者
の計時手段の現在時刻を一致させる時刻整合手段をそれ
ぞれ備えている。この通報システムの別の構成例は、第
1の監視手段及び第2の監視手段が出力する情報の通報
すべき項目に、警報の発生、警報からの回復及び警報の
確認のいずれか1つを示す情報と、警報内容とを含む。
この通報システムのさらに別の構成例は、第1及び第2
の通報手段が通報に電子メールを用いる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態となる通報システムの構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態の通報システムは、プラント監視シス
テムを構成しており、制御対象の状態を所定の電子メー
ル受信端末に通知するものである。図1において、プロ
セス制御機器1が制御装置2に接続されており、制御装
置2は主監視装置3と副監視装置4が接続された制御系
ネットワーク5に接続されている。また、主監視装置3
と副監視装置4はメールサーバ6が接続された情報系ネ
ットワーク7に接続されており、メールサーバ6はネッ
トワーク8を介して遠隔地の電子メール受信端末9と接
続されている。
【0011】このような構成において、制御装置2はプ
ロセス制御機器1からプロセスデータを収集し、予め設
定された制御プログラムに従って制御対象を制御する。
主監視装置3は、制御装置2を通じて所定周期でプロセ
スデータを収集し、収集したプロセスデータに基づいて
制御対象に異常事態が発生したか否かを判断し、異常事
態が発生したと判断したときには警報発生を告知する電
子メールを副監視装置4と所定の電子メール受信端末9
宛にメールサーバ6を介して送信する。
【0012】副監視装置4は、制御装置2を通じて主監
視装置3と同じ周期でプロセスデータを収集し、収集し
たプロセスデータに基づいて制御対象に異常事態が発生
したか否かを判断するとともに、主監視装置3が警報発
生を告知する電子メールを送信しているか否かを監視
し、主監視装置3が電子メールによる通報を送信しなか
ったときには主監視装置3に代わって警報発生を告知す
る電子メールを所定の電子メール受信端末9宛にメール
サーバ6を介して送信する。
【0013】ここで、プロセス制御機器1は、調節弁や
電磁流量計、各種センサーなどである。制御装置2は、
プロセス制御機器1からプロセスデータを収集し、予め
設定された制御プログラムに従って制御対象を制御する
プログラマブルコントローラであり、制御系ネットワー
ク5を介して主監視装置3と副監視装置4に収集したプ
ロセスデータを送信する。
【0014】主監視装置3は、データ収集部31、警報
検出部32、警報送信部33、時計回路部34及び時刻
情報送信部35を備えており、データ収集部31と警報
検出部32が監視手段を、警報送信部33が通報手段
を、時計回路部34が計時手段を、時刻情報送信部35
が時刻整合手段をそれぞれ構成している。この場合、デ
ータ収集部31は、後述する時計回路部34の時刻情報
に基づいて所定の周期で制御装置2からプロセスデータ
を収集する。
【0015】警報検出部32は、データ収集部31が収
集したプロセスデータに基づいて制御対象に異常事態が
発生したか否かを判断し、異常事態が発生したと判断し
たときには警報発生を示す警報情報を生成し、警報送信
部33に出力する。ここで、警報情報は、警報内容を示
す警報タグと、異常事態が発生したと判断したときに時
計回路部34から読み出した時刻である警報発生時刻を
含む。
【0016】警報送信部33は、警報検出部32から出
力された警報情報に警報の発生を示す情報を加えて本文
とし、副監視装置4と所定の電子メール受信端末9を宛
先とする電子メールを生成しメールサーバ6へ送信す
る。図2は、図1の警報送信部33が生成する電子メー
ルの本文の一例である。この場合、警報送信部33は、
本文部の固定フォーマットである「発生時刻:」及び
「警報タグ」のデータに、警報の発生を示す情報である
「警報発生通知」と、警報タグである「CC3#ROEI」と、
警報発生時刻である「2001/09/30 12:28:14」を組み合
わせて電子メールの本文を生成する。
【0017】時計回路部34は、リアルタイムで計時さ
れる時刻情報を生成する。この場合、時刻情報は年月日
と時分秒で示される。時刻情報送信部35は、所定間隔
若しくは所定時刻に時計回路部34から時刻情報(現在
時刻)を読み出し、制御系ネットワーク5を介して副監
視装置4へ送信する。なお、ここでは時刻情報を制御系
ネットワーク5を介して送信するようにしたが、情報系
ネットワーク7を介して送信するようにしてもよいし、
主監視装置3と副監視装置4の間に専用の信号線を設け
て送信するようにしてもよい。
【0018】副監視装置4は、データ収集部41、警報
検出部42、警報データベース(以後、警報DBと記
す)43、警報受信部44、警報監視部45、受信警報
一時保管部46、警報送信部47、時計回路部48及び
時刻情報受信部49を備えており、データ収集部41と
警報検出部42が監視手段を、警報DB43と警報受信
部44と警報監視部45と受信警報一時保管部46が判
定手段を、警報送信部47が通報手段を、時計回路部4
8が計時手段を、時刻情報受信部49が時刻整合手段を
それぞれ構成している。
【0019】データ収集部41は、後述する時計回路部
48の時刻情報に基づいて主監視装置3所定の周期で制
御装置2からプロセスデータを収集する。ここで、デー
タ収集部41のデータ収集周期は、主監視装置3のデー
タ収集部31のデータ収集周期と同じに設定されてい
る。
【0020】警報検出部42は、データ収集部41が収
集したプロセスデータに基づいて制御対象に異常事態が
発生したか否かを判断し、異常事態が発生したと判断し
たときには警報発生を示す警報情報を生成し、警報DB
43に記録する。この警報検出部42が生成する警報情
報は、前述した主監視装置3の警報検出部32が生成す
る警報情報と同じ構成を有する。この場合、警報内容を
示す警報タグと、異常事態が発生したと判断したときに
時計回路部48から読み出した時刻である警報発生時刻
を含む。
【0021】警報DB43は、警報情報とその通報の有
無が記録される記録手段である。図3は、図1の警報D
B43の一例を示す説明図であり、警報情報とその通報
の有無の記録例を示す。この場合、警報タグと警報発生
時刻を記録する領域に隣接して通報の有無を記録する領
域を設けることにより、これらを関連づけている。図3
において、通報の有無における1は通報有りを示し、0
は通報無しを示す。
【0022】警報受信部44は、定期的にメールサーバ
6にアクセスし、主監視装置3から副監視装置4に送信
された電子メールをダウンロードする。さらに、電子メ
ールの本文から警報情報を読み出して警報監視部45へ
入力する。この場合、警報情報として、警報タグと発生
時刻を警報監視部45へ入力する。
【0023】警報監視部45は、後述するように、警報
受信部44から入力される主監視装置3の警報情報と、
警報DB43を参照して得られる副監視装置4の警報情
報とに基づいて、主監視装置3が警報を送信しているか
否かを監視し、主監視装置3が警報を送信しなかったと
きには副監視装置4の警報情報を警報送信部47に出力
する。
【0024】受信警報一時保管部46は、警報受信部4
4が受信した警報情報を一時的に記憶しておく一時記憶
手段であり、警報監視部45により警報情報の書き込
み、読み出し、削除が行われる。警報送信部47は、警
報監視部45から出力された警報情報に警報の発生を示
す情報を加えて本文とし、所定の電子メール受信端末9
を宛先とする電子メールを生成しメールサーバ6へ送信
する。
【0025】時計回路部48は、リアルタイムで計時さ
れる時刻情報を生成する。また、現在時刻を外部から入
力される時刻情報に合わせる機能を有する。この場合、
時刻情報は年月日と時分秒で示され、主監視装置3の時
計回路部34が生成する時刻情報と同じ形式で出力され
る。時刻情報受信部49は、主監視装置3の時刻情報送
信部35から制御系ネットワーク5へ送信される時刻情
報を受信し、受信した時刻情報で時計回路部48の現在
時刻を書き換える。なお、ここでは時刻情報を制御系ネ
ットワーク5を介して受信するようにしたが、情報系ネ
ットワーク7を介して受信するようにしてもよいし、主
監視装置3と副監視装置4の間に専用の信号線を設けて
受信するようにしてもよい。
【0026】次に、警報監視部45の動作を詳細に説明
する。警報監視部45は、時計回路部48の時刻情報に
基づいた所定の周期ごとと、警報受信部44が受信した
警報情報が入力されたときに起動され処理を実行する。
図4は、図1の警報監視部45の動作を示すフローチャ
ートである。同図に示すように、警報監視部45は、処
理を開始すると、警報受信による起動か定周期ごとの起
動か判定され(ステップS01)、警報受信による起動
であったときは、警報受信に対する同一警報特定処理を
実行する(ステップS02)。
【0027】ここで、図5を参照して警報受信に対する
同一警報特定処理について説明する。図5は、図4の警
報受信に対する同一警報特定処理を説明するフローチャ
ートである。警報受信に対する同一警報特定処理が開始
されると、受信警報に対応する警報が警報DB43にあ
るか否かの判定を行う(ステップS11)。この場合、
警報監視部45は、入力された警報情報に基づいて以下
の(1)〜(3)の条件をすべて満たす警報情報を警報
DB43から検索する。
【0028】(1)受信警報で通知された主監視装置3
における警報発生時刻をTa、副監視装置4における警
報発生時刻をTb、両監視装置のデータ収集周期をT
c、両監視装置間の時刻誤差の最大値をTdとしたとき
に、Ta−(Tc+Td)≦Tb≦Ta+(Tc+T
d)であること。 (2)警報未受信(通報有無が0)であること。 (3)警報タグが一致すること。
【0029】ここで、(1)の条件について説明する。
主監視装置3と副監視装置4は、同じ周期で制御装置2
からデータを収集し警報検出を行っているので、同一警
報が主監視装置3と副監視装置4の両方で検出される場
合、主監視装置3が当該警報を検出する時刻(Ta)と
副監視装置4が当該警報を検出する時刻(Tb)の差
は、データ収集周期(Tc)と両監視装置間の時刻誤差
との和の範囲内に収まると考えられる。そこで、所定間
隔で両監視装置の時刻回路の時刻合わせを行うことにす
れば、両監視装置間の時刻誤差の最大値(Td)を決定
することができる。よって、同一警報に対する主監視装
置3と副監視装置4の警報発生時刻のずれ(|Ta−T
b|)の範囲は、|Ta−Tb|≦(Tc+Td)とな
る。
【0030】このことから、警報DB43を検索して
(1)〜(3)の条件をすべて満たす警報が得られれ
ば、それが受信警報と同一であると判定できる。なお、
短期間に同じ警報が複数出た場合は、該当する警報が複
数となる可能性があるが、その場合は、これらの警報の
中で最も発生時刻の古い警報を、受信した警報に対応す
る警報であると判定することで解決できる。これによ
り、主監視装置3が検出した警報に対応する警報を副監
視装置4が検出したか否かを判定するとともに、副監視
装置4が対応する警報を検出しているときは、警報DB
43中の対応する警報を特定することができる。
【0031】ここで、両監視装置のデータ収集周期(T
c)と両監視装置間の時刻誤差の最大値(Td)は、シ
ステムパラメータとして予め副監視装置4に登録されて
いる。この実施の形態の通報システムでは、両監視装置
のデータ収集周期(Tc)を0.1秒〜数秒の範囲と
し、両監視装置間の時刻誤差の最大値(Td)を数秒
(1日1回時刻合わせをするとした場合、最大5秒)と
した。両監視装置間の時刻誤差の最大値(Td)の設定
が大きくなると、未通報の警報を検出する時間が遅れる
という性能上の影響があるが、通常のプラント監視にお
いては、警報通知が数秒〜10数秒程度遅れても何ら問
題はない。
【0032】ステップS11で、該当する警報情報があ
るときは(S11でYES)、警報確認済み処理を行う
(ステップS12)。ここで、警報確認済み処理は、警
報DB43の該当する警報情報に関連づけられた通報の
有無を記録する領域に1を書き込む処理である。これに
より、副監視装置4の検出した警報と同一の警報が主監
視装置3によって所定の電子メール受信端末9に通報さ
れたことが記録される。警報確認済み処理が終了した
ら、警報受信に対する同一警報特定処理を終了する。
【0033】一方、ステップS11で、該当する警報情
報がないときは(S11でNO)、副監視装置4が当該
警報を検出していないことを示しているので、受信警報
の発生時刻から所定時間経過したか否かを確認する(ス
テップS13)。ここで、所定時間は(Tc+Td)で
あり、この時間を超えた場合(S13でYES)は、副
監視装置4が同一警報を検出しなかったことを示すので
処理を終了する。受信警報の発生時刻から所定時間経過
していない場合(S13でNO)は、次の定周期起動で
警報を検出する可能性があるので、受信警報の一時保管
を行う(ステップS14)。この場合、受信警報を受信
警報一時保管部46に記録する。受信警報の一時保管の
処理が終了したら、警報受信に対する同一警報特定処理
を終了する。
【0034】警報受信に対する同一警報特定処理(ステ
ップS02)が終了するか、ステップS01で定周期起
動と判定されたときは、一時保管された警報に対する同
一警報特定処理を実行する(ステップS03)。ここ
で、図6を参照して一時保管された警報に対する同一警
報特定処理について説明する。図6は、図4の一時保管
された警報に対する同一警報特定処理を説明するフロー
チャートである。一時保管された警報に対する同一警報
特定処理が開始されると、受信警報一時保管部46に記
録された個々の受信警報について、ステップS20から
ステップS25の処理を行う。
【0035】まず、受信警報一時保管部46に記録され
た受信警報に対応する警報が警報DB43にあるか否か
の判定を行う(ステップS21)。この場合、警報監視
部45は、受信警報一時保管部46に記録された受信警
報の警報情報を読み出し、この警報情報に基づいて前述
した(1)〜(3)の条件をすべて満たす警報情報を警
報DB43から検索する。
【0036】ステップS21で、該当する警報情報があ
るときは(S21でYES)、警報確認済み処理を行う
(ステップS22)。ここで、警報確認済み処理は、警
報DB43の該当する警報情報に関連づけられた通報の
有無を記録する領域に1を書き込む処理である。これに
より、副監視装置4の検出した警報と同一の警報が主監
視装置3によって所定の電子メール受信端末9に通報さ
れたことが記録される。警報確認済み処理が終了した
ら、受信警報一時保管部46に記録された該当受信警報
を削除する(ステップS23)。該当受信警報の削除
後、ステップS25へ進み、該当警報の処理を終了す
る。
【0037】一方、ステップS21で、該当する警報情
報がないときは(S21でNO)、副監視装置4が該当
警報を検出していないことを示しているので、受信警報
の発生時刻から所定時間経過したか否かを確認する(ス
テップS24)。ここで、所定時間は(Tc+Td)で
あり、この時間を超えた場合(S24でYES)は副監
視装置4が同一警報を検出しなかったことを示すので、
ステップS23へ進み、受信警報一時保管部46に記録
された該当受信警報を削除する。該当受信警報の削除
後、ステップS25へ進み、該当警報の処理を終了す
る。
【0038】また、受信警報の発生時刻から所定時間経
過していない場合(S24でNO)は、次の定周期起動
で警報を検出する可能性があるので、何もせずにステッ
プS25へ進み、該当警報の処理を終了する。受信警報
一時保管部46に記録されたすべての受信警報について
ステップS20からステップS25の処理が終了した
ら、一時保管された警報に対する同一警報特定処理を終
了する。なお、受信警報一時保管部46に受信警報が記
録されていないときは、何もせずに一時保管された警報
に対する同一警報特定処理を終了する。
【0039】一時保管された警報に対する同一警報特定
処理の終了後、副監視装置のみが検出している警報の通
報処理を実行する(ステップS04)。ここで、図7を
参照して副監視装置のみが検出している警報の通報処理
について説明する。図7は、図4の副監視装置のみが検
出している警報の通報処理を説明するフローチャートで
ある。副監視装置のみが検出している警報の通報処理が
開始されると、警報DB43記録された未通報の警報に
ついて、個々にステップS30からステップS34の処
理を行う。
【0040】まず、警報DB43から未通報の警報の発
生時刻を読み出して、警報の発生時刻から所定時間経過
したか否かを確認する(ステップS31)。ここで、副
監視装置4のメールサーバ6からのメール読み出し周期
をTeとすると、所定時間は(Tc+Td+Te)であ
り、この時間を超えたときは(S31でYES)、主監
視装置3が副監視装置4の検出した警報を通報しなかっ
たことを示すので、警報送信処理を実行する(ステップ
S32)。ここで、警報送信処理は、警報DB43の該
当する未通報の警報情報を警報送信部47に出力する処
理である。
【0041】警報送信処理が終了した後、警報確認済み
処理を実行する(ステップS33)。ここで、警報確認
済み処理は、警報DB43の該当する警報情報に関連づ
けられた通報の有無を記録する領域に1を書き込む処理
である。これにより、副監視装置4の検出した警報が所
定の電子メール受信端末9に通報されたことが記録され
る。警報確認済み処理が終了したら、ステップS34へ
進み、該当する未通報警報の処理を終了する。
【0042】一方、ステップS31で所定時間を超えな
かったときは(S31でNO)、まだ主監視装置3が警
報を送信する可能性があるので、何もせずにステップS
34へ進み、該当する未通報警報の処理を終了する。警
報DB43に記録されたすべての未通報警報についてス
テップS30からステップS34の処理が終了したら、
副監視装置のみが検出している警報の通報処理を終了す
る。なお、警報DB43に未通報警報が記録されていな
いときは、何もせずに副監視装置のみが検出している警
報の通報処理を終了する。
【0043】次に、本実施の形態の通報システムを構成
する主監視装置3と副監視装置4の具体的なハードウェ
ア構成について説明する。主監視装置3と副監視装置4
は、共にコンピュータであり、演算処理装置と主記憶メ
モリと外部記憶装置と入出力インタフェースと通信イン
タフェースと時計回路とこれらを接続するバスを備えて
いる。
【0044】外部記憶装置は、読み書き可能で不揮発性
の記憶装置であればよく、ハードディスクなどの磁気記
憶装置、光磁気ディスク装置、光ディスク装置、フラッ
シュメモリなどの不揮発性半導体メモリなどを用いるこ
とができる。入出力インタフェースは入力装置や表示装
置と接続されている。通信インタフェースは少なくとも
2系統のネットワークと接続可能に構成されており、制
御系ネットワーク5と情報系ネットワーク7に接続され
ている。時計回路は、カレンダー機能を有し、現在時刻
を出力する。
【0045】この場合、主監視装置3において、データ
収集部31、警報検出部32、警報送信部33及び時刻
情報送信部35は、外部記憶装置に記録されたこれらの
機能を実現するプログラムが主記憶メモリに書き込ま
れ、演算処理装置によって実行されることによって実現
される。ここで、データ収集部31、警報送信部33及
び時刻情報送信部35は、ハードウェア資源として通信
インタフェースを使用する。時計回路部34は、時計回
路によって実現される。
【0046】また、副監視装置4において、データ収集
部41、警報検出部42、警報受信部44、警報監視部
45、警報送信部47及び時刻情報受信部49は、外部
記憶装置に記録されたこれらの機能を実現するプログラ
ムが主記憶メモリに書き込まれ、演算処理装置によって
実行されることによって実現される。ここで、データ収
集部41、警報受信部44、警報送信部47及び時刻情
報受信部49は、ハードウェア資源として通信インタフ
ェースを使用する。警報DB43と受信警報一時保管部
46は、外部記憶装置によって実現される。時計回路部
48は、時計回路によって実現される。
【0047】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、副監視装置4が主監視装置3から独立して警報を
検出しており、かつ主監視装置3が所定の電子メール受
信端末9に送信する警報を監視し、自身の検出した警報
が送信されないときには自身の検出した警報を所定の電
子メール受信端末9に送信するので、警報の通報漏れや
警報の2重通報を防止でき、警報告知の信頼性が向上す
る効果が得られる。
【0048】また、主監視装置3と副監視装置4が同じ
周期でデータ収集するとともに、所定間隔で両者の現在
時刻を一致させるように構成して両者の時刻ずれを所定
範囲に限定し、主監視装置3が警報を検出した時刻と副
監視装置4が警報を検出した時刻とを比較するようにし
たので、電子メール通報のような通報の有無の確認に遅
延が生じる通信手段を用いた場合であっても容易に同一
警報の特定や未通報警報の検出が可能である。このた
め、同期クロックなどのハードウェアによる同期手段の
追加や制御装置2を処理能力の高い機種に替えて警報検
出機能を持たせるといったシステム構築への負担を大き
くする手段を用いる必要がないので低コストで警報告知
の信頼性を向上することができる。
【0049】この実施の形態では、所定間隔で主監視装
置3の時刻情報送信部35が時計回路部34の現在時刻
を読み出して副監視装置4へ送信し、副監視装置4の時
刻情報受信部49が主監視装置3から送信された現在時
刻を受信し、時計回路部48の現在時刻を受信した現在
時刻に合わせる時刻整合手段を設けたが、時刻整合手段
はこれに限られるものではない。例えば、副監視装置4
から所定間隔で主監視装置3へ現在時刻の送信を要求
し、要求を受けた主監視装置3が自身の現在時刻を副監
視装置4へ送信するようにしてもよい。
【0050】また、時刻整合手段を設けたが、場合によ
っては時刻整合手段はなくともよい。例えば、主監視装
置3の時計回路部34の計時精度と、副監視装置4の時
計回路部48の計時精度とが十分高く、両監視装置間の
時刻誤差の最大値が必要な所定値以下である場合は、時
刻整合手段を省略してよい。
【0051】また、所定間隔で主監視装置3と副監視装
置4の現在時刻を一致させるように構成し、主監視装置
3が警報を検出した時刻と副監視装置4が警報を検出し
た時刻とを比較するようにしたが、監視装置間の通信遅
延が無視できるほど小さい通信手段であれば、主監視装
置3が警報を検出した時刻に替えて副監視装置4が主監
視装置3の警報を受信した時刻を用いるようにしてもよ
い。この場合、所定間隔で主監視装置3と副監視装置4
の現在時刻を一致させる必要がないので、構成の簡略化
が図れ、システム構築の負担がより軽くなる効果が得ら
れる。
【0052】また、警報発生の通報を例に説明したが、
これに限られるものではなく、警報発生の通報に加えて
警報回復時の通報や、端末装置からの返信に対する応答
確認に適用してもよい。この場合、警報DB43への記
録を警報発生通報、警報回復通報、応答確認通報などの
種類別に分けて行うようにしてもよいし、警報の発生を
示す情報のような通報の種類を識別可能な情報を通報す
べき項目と関連づけて警報DB43へ記録するようにし
てもよい。
【0053】また、警報告知に電子メールを用いた例で
説明したが、警報告知手段は、電子メールに限られるも
のではなく、警報情報を電子的ネットワークを介して遠
隔地の端末装置や監視装置間で通信可能な通信手段であ
ればよい。なお、この実施の形態では、主監視装置3が
通報に用いる電子メールを副監視装置4が受信するよう
にしたので、副監視装置4がメールサーバ6に受信メー
ルの確認をする間隔によっては未通報の警報を検出する
時間の遅れが大きくなることがある。このような警報通
知の遅延が問題となる場合には、受信メールの確認間隔
の設定を短くするか、ネットワークを介して通報先の端
末装置や副監視装置に直接送信する通信手段を用いるよ
うにするとよい。
【0054】また、送信する情報として警報の発生を示
す情報と警報情報とを例に説明したが、これに限られる
ものではなく、少なくとも通報すべき項目と時刻情報と
を一緒に送信するものであれば制御装置2が検出可能な
すべての情報が対象となる。さらに、プラント監視に限
らず、電子的ネットワークを利用して遠隔監視を行う他
の監視システムにも適用可能である。
【0055】また、本実施の形態では、副監視装置4
は、情報系ネットワーク7を介して主監視装置3から送
信される警報を監視しているが、これに限るものではな
く、副監視装置4が主監視装置3の動作状態を直接監視
する制御信号線を主監視装置3と副監視装置4の間に設
けるとともに、副監視装置4の警報検出部42の出力す
る警報情報を警報送信部47にも入力可能とするスイッ
チを設けて、主監視装置3の動作異常を検出してこのス
イッチを切り替えるように構成してもよい。この場合、
警報送信部47が警報の通報先に副監視装置4を含める
ことにより切り替わりタイミングでの警報の通報漏れや
警報の2重通報を防止することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通報シス
テムは、端末装置と通信可能な電子的ネットワークに接
続される第1及び第2の監視装置からなり、第1の監視
装置が監視対象の状態を周期的に監視するとともに、監
視対象の状態が所定の条件を満たしたときにこの監視対
象の状態を示す情報を出力する第1の監視手段と、第1
の監視手段の出力する情報を端末装置に通報する第1の
通報手段とを備え、第2の監視装置が監視対象の状態を
周期的に監視するとともに、監視対象の状態が第1の監
視手段において用いられる所定の条件を満たしたときに
この監視対象の状態を示す情報を出力する第2の監視手
段と、第1の監視装置の通報を監視し、第2の監視手段
の出力する情報と同じ情報を含む通報が第1の監視装置
から送信されたか否かを判定する判定手段と、この判定
手段が第1の監視装置の通報は未送信と判定した場合に
は、第2の監視手段の出力する情報を端末装置に通報す
る第2の通報手段とを備えたので、第1の監視装置に異
常が発生して情報が通報されなくても、第2の監視装置
が同じ情報を通報するので、通報機能の信頼性を向上さ
せる効果が得られる。
【0057】また、第1の監視装置と第2の監視装置
は、現在時刻を出力する計時手段をそれぞれ備え、第1
の監視手段及び第2の監視手段の出力する情報は、各々
が通報すべき項目と各々の前記計時手段が出力する現在
時刻とを含み、判定手段は、第2の監視手段の出力する
情報と第1の通報手段の送信する通報とを比較し、通報
すべき項目が一致しかつそれぞれの現在時刻の間の時間
差が所定時間以内であるとき同じ情報を含む通報が送信
されたと判定し、通報すべき項目が一致しないか、又は
それぞれの現在時刻の間の時間差が所定時間より大きい
ときに未送信と判定するので、電子メール通報のような
通報の有無の確認に遅延が生じる通信手段を用いた場合
であっても容易に同一通報の特定や未送信通報の検出が
可能である。
【0058】また、第1の監視装置と第2の監視装置
は、所定間隔で両者の計時手段の現在時刻を一致させる
時刻整合手段をそれぞれ備えるようにしたので、両者の
最大時刻誤差を所定範囲に収めることが可能である。こ
のため、同期クロックなどのハードウェアによる同期手
段の追加や制御装置を処理能力の高い機種に替えて警報
検出機能を持たせるといったシステム構築への負担を大
きくする手段を用いる必要がないので低コストで通報機
能の信頼性を向上することができるという効果が得られ
る。
【0059】また、この通報システムは、第1及び第2
の通報手段が通報に電子メールを用いるので、担当者や
保守員などが電子メール送受信の可能な携帯電話などの
電子メール受信端末を持つことにより、いつでも、どこ
にいても通報を受け取ることができるので、迅速な対応
がとれるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態となる通報システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】 図1の警報送信部が生成する電子メールの本
文の一例である。
【図3】 図1の警報DBの一例を示す説明図である。
【図4】 図1の警報監視部の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】 図4の警報受信に対する同一警報特定処理を
説明するフローチャートである。
【図6】 図4の一時保管された警報に対する同一警報
特定処理を説明するフローチャートである。
【図7】 図4の副監視装置のみが検出している警報の
通報処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…プロセス制御機器、2…制御装置、3…主監視装
置、4…副監視装置、5…制御系ネットワーク、6…メ
ールサーバ、7…情報系ネットワーク、8…ネットワー
ク、9…電子メール受信端末、31,41…データ収集
部、32,42…警報検出部、33,47…警報送信
部、34,48…時計回路部、35…時刻情報送信部、
43…警報DB、44…警報受信部、45…警報監視
部、46…受信警報一時保管部、49…時刻情報受信
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B 311 311A 321 321Z Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA24 AA25 BB03 BB11 BB74 CC02 CC23 CC42 DD21 DD23 EE07 FF01 FF02 FF04 FF19 FF20 GG08 GG12 GG21 GG23 GG30 GG66 GG67 GG70 GG71 GG83 5H209 AA01 BB04 BB07 DD20 HH02 HH21 JJ09 SS01 SS04 SS07 TT01 5H223 AA01 BB01 CC08 DD03 DD07 EE30 FF01 FF08 5K048 AA06 BA23 CA02 DA02 DC07 EB12 FB04 HA01 HA02 HA03 5K101 KK14 LL01 MM07 NN18 NN21 RR12 SS07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象の状態を電子的ネットワークを
    介して端末装置へ通報する通報システムであって、 前記端末装置と通信可能な電子的ネットワークに接続さ
    れる第1及び第2の監視装置からなり、 前記第1の監視装置は、 前記監視対象の状態を周期的に監視するとともに、前記
    監視対象の状態が所定の条件を満たしたときにこの監視
    対象の状態を示す情報を出力する第1の監視手段と、 前記第1の監視手段の出力する前記情報を前記端末装置
    に通報する第1の通報手段とを備え、 前記第2の監視装置は、 前記監視対象の状態を周期的に監視するとともに、前記
    監視対象の状態が前記第1の監視手段において用いられ
    る前記所定の条件を満たしたときにこの監視対象の状態
    を示す情報を出力する第2の監視手段と、 前記第1の監視装置の通報を監視し、前記第2の監視手
    段の出力する情報と同じ情報を含む通報が前記第1の監
    視装置から送信されたか否かを判定する判定手段と、 この判定手段が前記第1の監視装置の通報は未送信と判
    定した場合には、前記第2の監視手段の出力する前記情
    報を前記端末装置に通報する第2の通報手段とを備える
    ことを特徴とする通報システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の監視装置と前記第2の監視装
    置は、 現在時刻を出力する計時手段をそれぞれ備え、 前記第1の監視手段及び前記第2の監視手段の出力する
    前記情報は、各々が通報すべき項目と各々の前記計時手
    段が出力する現在時刻とを含み、 前記判定手段は、 前記第2の監視手段の出力する前記情報と前記第1の通
    報手段の送信する前記通報とを比較し、前記通報すべき
    項目が一致しかつそれぞれの前記現在時刻の間の時間差
    が所定時間以内であるとき同じ情報を含む通報が送信さ
    れたと判定し、 前記通報すべき項目が一致しないか、又はそれぞれの前
    記現在時刻の間の時間差が前記所定時間より大きいとき
    に未送信と判定することを特徴とする請求項1記載の通
    報システム。
  3. 【請求項3】 前記所定時間は、 前記第1又は前記第2の監視手段が前記監視対象の状態
    を監視する1周期に要する時間と、 前記第1の監視装置の計時手段が出力する現在時刻と前
    記第2の監視装置の計時手段が出力する現在時刻との間
    の時間差の最大値との和であることを特徴とする請求項
    2記載の通報システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の監視装置と前記第2の監視装
    置は、 所定間隔で両者の前記計時手段の現在時刻を一致させる
    時刻整合手段をそれぞれ備えることを特徴とする請求項
    2又は請求項3に記載の通報システム。
  5. 【請求項5】 前記通報すべき項目は、 警報の発生、警報からの回復及び警報の確認のいずれか
    1つを示す情報と、警報内容とを含むことを特徴とする
    請求項2から請求項4のいずれかに記載の通報システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記第1及び前記第2の通報手段は、 前記通報に電子メールを用いることを特徴とする請求項
    1から請求項5のいずれかに記載の通報システム。
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