JP2003178158A - 第三者証拠資料保存型の調書プリントサービスシステム - Google Patents

第三者証拠資料保存型の調書プリントサービスシステム

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JP2003178158A
JP2003178158A JP2001374302A JP2001374302A JP2003178158A JP 2003178158 A JP2003178158 A JP 2003178158A JP 2001374302 A JP2001374302 A JP 2001374302A JP 2001374302 A JP2001374302 A JP 2001374302A JP 2003178158 A JP2003178158 A JP 2003178158A
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unspecified
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computer
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JP2001374302A
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English (en)
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Masataka Sakaeda
正孝 榮田
Mamoru Sakaki
守 坂木
Nobuyuki Hosoi
信幸 細井
Masako Shimomura
まさ子 下村
Genji Inada
源次 稲田
Noriyasu Asaki
則泰 朝木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/26Speech to text systems
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H15/00ICT specially adapted for medical reports, e.g. generation or transmission thereof
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Human Computer Interaction (AREA)
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  • Computational Linguistics (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】国家資格や特殊な業務能力を有する特定個人
と、そのサービスを受ける一般人との会話や、その双方
の間で行われる質疑応答のやり取りを証拠データとなる
ように保管し、さらに即座にプリントできるようにす
る。 【解決手段】特定の個人1と、該個人1と対話する不特
定の個人2との会話をインターネット8を通じて、第三
者9がデータとして記録保存し、この会話を音声認識に
より、文書化し、画像データとともに紙面データとして
即座にプリントアウトする。また、特定の個人1と不特
定の個人2との対話に基づいて、交わされた契約、処置
以外に特定の個人1が経験や特殊な能力により推察しえ
ることに基づく契約や処置による事後の訴訟に備える機
密ファイルを作成し、これを本人以外には非公開で第三
者9が保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、国家資格を有する
特定の個人もしくは特殊な業務能力を有する特定の個人
と、そのサービスを受ける一般の社会人やその子女のと
の会話や、その双方の間で行われる質問とそれに対応す
る返答などの対話のやり取りをインターネットを通じ
て、証拠データとなるように保管保存し、さらに、即座
に、プリントサービスを行い、前期特定の個人の手によ
る紙面への記載業務負担を軽減し、業務遂行の効率化を
可能とする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特に、医療分野において、医師と患者と
の間でやり取りされる診問と、診断、処置(投薬)など
の医療行為の事実記録は、医師の手による筆跡記載での
カルテであった。
【0003】従来、病院におけるカルテは主に患者の症
状やそれに対応する診断や処置、投薬の記録を残し、医
師の医療処置の手助けのための記録ノート的なものであ
った。つまり、これを閲覧可能なものは、医師のみであ
り、患者が見るという種類のものではなかった。したが
って、カルテは医師の意志に従うものであり、特に、詳
細な内容記録を行う必要などはなかった。
【0004】昨今、医療処置に関する裁判が増大し、且
つ、そのカルテが裁判の証拠となるにともなって、投薬
や処置の必要性や正当性を主張するために、カルテの記
載の詳細性やその他のデータの記録開示が求められるよ
うになってきた。
【0005】また、患者側が、インフォームドコンセン
トの広まりにより医療処置を選択出来るようになってき
てからは、医療診断の内容を詳細に記載したカルテは、
重要な証拠書類となりつつある。というのは、患者の死
後、その家族、親類から医師や病院側が訴訟を持ち掛け
られる場合が増大したためである。
【0006】医師の数が増えるに従い、有名な医師の下
には多くの患者が集中し、このような事態となると、医
師の医療診断や処置は一般的に言われるように、3時間
待ちの3分医療とならざるを得ない状況である。この状
況ではカルテなどを正確に詳細に記載し、これを開示す
るなど全く不可能である。
【0007】そして、もし、これが何らかのトラブルと
なり医療訴訟が発生すれば、当然ながら、医師側は相当
な不利な立場に立たされる状況となってきた。医師側に
しては、一日100〜200人もの患者が押しかけてき
ては、患者の待ち時間も大変となるために、患者の待ち
時間も考慮して、医療行為を行っていることが逆に不利
な立場に追い込まれることとなる。
【0008】さらに、医療技術に努力、習熟し、技術を
高めて、有名になればなるほどこのような事態に追い込
まれる機会が増えることとなる。そこで、このような問
題を医師と患者側双方の立場にたって解決する手法が望
まれていた。
【0009】それが、患者と医師の会話とその後の診断
と医療処置を、外部の第三者がデータを保存し、且つ、
カルテとして詳細に即座にプリントアウトし、記録保管
するとういう方法である。
【0010】この方法をとれば、患者と医師の会話を音
声や画像認識により、即座に文字にし、紙などにプリン
トアウトすることで、3〜5分間の医療対話の中でも、
500〜1000文字などとして、プリントアウトする
ことが可能となる。そして、これを即座に患者に対し
て、書面として開示するか、もしくは手渡し移譲するこ
とで、カルテの開示が可能となる。
【0011】医師が、その場で数十人〜数百人のカルテ
を記載すれば、手が相当疲れ、その日の午後にはもう手
や指先が動かなくなってしまうという事態に陥ることは
明白である。
【0012】しかし、カルテが手書きではなく、機械で
のプリントアウトとなると患者側からしてみれば、記載
された文書データが改竄、捏造されるという事態が想定
されるが、特定の医療機関ではなく、外部の第三者がこ
のデータの保存とデータ処理を担当すれば、このような
問題は完全に回避される。
【0013】とくに、医療機関とこのサービスを行う機
関が地理的に数百キロ、数千キロ離れていて、所在地も
明らかにされていなければ、この問題は完全に解決され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
する手段として、議事録作成支援装置という技術が特開
平8−194492号公報に公開されている。この装置
は、複数の人間の集まりにおける会議において、複数の
人の発言内容を録音するとともに、その内容を音声認識
により文字化し、それを文章化し、さらに表示手段によ
り会議室のボード上に投影して会議の進行を早めること
と議事録をスムーズに作成することを実現している。
【0015】また、特開平8−82856号公報の技術
によれば、写真の内部に、音声録音されたデータを音声
認識により、文字数字化(アスキーコード化)してプリ
ントするという技術が紹介されている。さらに、特開平
10−134047号公報によれば、移動端末(携帯電
話)などによる会話を音声認識して議事録を作成するシ
ステムが紹介されている。
【0016】また、これらのデータの信憑性、信頼性を
確保するために、音声認識された情報にデジタル透かし
技術を用いてデータの改竄がしにくくする技術なども、
特開平10−294798号公報によれば技術公開され
ている。
【0017】そして、これらの音声認識された情報の中
から、不要語を事前に作成された不要語テーブルより引
き出して削除し、会議や対話の内容を簡単にまとめる技
術も特開平10−301927号公報に公開されてい
る。
【0018】図9に従来の技術の概略構成図を示す。こ
のような従来技術を簡潔に良く図示しているのが、特開
平11−272663号公報に技術公開されている議事
録作成システムである。
【0019】これによれば、画像入力部205と音声入
力部206とデータ入力部(キーボードなど)207か
ら、会議データを入力するとともに、これをパソコン会
議処理部208と音声テキスト変換処理部(音声認識
部)209とで画像と音声データに分けて処理し、音声
テキストの部分は議事録作成部210で議事録として作
成され、インターフェースをもちいてインターネット8
を介して外部でも、関係者には閲覧できる仕組みであ
る。
【0020】図10にはそのフローチャートの概略が記
載されている。このように、人間同士の会話や会議の内
容を、ネットワーク回線を通じて実現し、この内容を音
声認識により文字化し、この内容を要約してまとめプリ
ントアウトするということはほぼ実現されており、これ
を前記の医師と患者との対話に当てはめればよい。
【0021】しかしながら、これらの技術において前記
の医師と患者との対話をカルテという公文書的な書面に
することにおいては十分問題を解決しえてはいない。
【0022】図10に示すように単に議事録を作成する
だけであり、さらに図9においては単に音声蓄積部21
1や議事録記録部212に保存記録するだけである。
【0023】もともと、議事録が公開されることを前提
に作成されるものであるので、このように密室の状態で
の対話のような会議の議事録や患者個人のプライバシー
にふれるものの議事録であるカルテ作成に、あてはめに
くいものである。
【0024】その問題点を以下に掲げると、 1)前記対話を音声認識において文字変換してプリント
アウトしたとしても、それが保証された文書にはなり得
ない。証拠資料にはなりにくいという大問題点があるこ
とである。
【0025】2)カルテは、医療における診断費、投薬
費、検査費などの治療費の支払いの基礎資料となるため
に、この項目を明確に指し示す記載をする必要がある
が、これが明確には記載できない。
【0026】3)カルテは、患者の治療における回復、
治癒、もしくは、病状の変化を記載保存する資料の機能
もかねているために、その状態を詳細に表現し、且つ、
簡潔に表現記録する形態でなければならない。これが、
前記の従来技術においては、解決されていない。
【0027】4)患者は、必ずしも、同じ医師や病院に
て、治療を受けるとは限らないので、複数の病院に対応
その記載カルテを提出できるように、カルテを持ち出す
ことは不可能であるが、これに対応することが前記の技
術においては、実現できない。
【0028】5)上記のような音声認識と、さらに、紙
面データの変換作成には、専門用語を基本としたデータ
ベースの作成や、良好で確実、迅速な雑音を排除した音
声認識システムと高速の処理コンピュータシステムが求
められる。
【0029】しかし、このようなシステムを個人の医院
や地方の病院で維持管理することは経済的にほとんど不
可能である。つまり、このような技術はあっても、それ
を実社会に効率的に活用できないという問題が発生して
いる。
【0030】6)更なる問題点は、流行性のコレラや、
はしか、その他チフスなどが発生した場合は即座にその
地方を管轄する保健所に連絡する義務などがあるが、こ
れらの情報は確定しない限り患者の家庭やその地域の経
済に大きな損害を与える。
【0031】従って、その機密保持が重要で有るととも
に、予防疫学的見地から迅速な連絡、通報という相矛盾
する事態が発生する。つまり、法定伝染病と確定しない
限りなかなか通報連絡できないし、その情報の機密性が
問われるということである。
【0032】逆に、機密を保持しすぎていて伝染を抑制
できずその伝染により外部の地域が損害を被った場合
は、今日の情報化社会と裁判社会への移行が進展しつつ
ある中では損害賠償を求められる危険性も高まる。
【0033】さらに、最も大きな問題点は、 7)医師の個人能力に付随する考察や知覚の項目が機密
を維持した状態で記録できない点である。医師が有名で
あるか、能力があるかどうかは、この医師の経験に基づ
く能力であり、これは患者からの症状の説明やその他種
々の検査結果のみからは知り得るものではなく、ほんの
ちょっとした患者の症状や仕草から、病気や病巣、患部
を特定し、その原因をも特定し、治療処置できるかどう
かが問われるノウハウみたいなものである。
【0034】これを、公然と議事録には記載できない
し、さらに、経験によるものであるので、これを客観的
に証明することも不可能である。これを、カルテに明確
に記載し、インフォームドコンセントと称して、患者や
その親族等に開示できるものではない。
【0035】しかし、医師はこの経験と習熟度におい
て、治療しているわけであるので、これをどこかに記載
しておかなければ万一の医療事故や医療訴訟に対して対
応できなくなるという大きな問題点がある。
【0036】このような問題は、前記のような従来技術
の議事録作成システムでは、解決できる問題ではない。
これらの問題点を解決するにおいて、以下の対応を行う
ことで、問題点が解決される。
【0037】
【課題を解決するための手段】そこで、これらの7個の
問題を解決する目的で、様々な観点から検討した結果、
以下の解決手段を我々は見出した。
【0038】1)前記医師と患者の対話のデータの改
竄、変更を防止し、それを保障する手段としては、これ
らの当事者とは全く関係がなく、利害を共にしない第三
者機関によるデータの保存システムを構築し、その機関
にインターネットなどの通信網で送付して対応すれば良
く、この手段で問題は解決できることがわかった。
【0039】2)診療に対する保険点数の確認や計算に
関しては、前記の対話の中において、医師の発言を音声
認識し、どのような検査、治療、投薬が行われたのかを
自動的に認識し、これをカルテと共にプリントアウトす
ることで対応可能である。
【0040】あるいは、プリントアウトする前に、医師
の操作する端末コンピュータの画面に音声認識内容を表
示し、この内容を確認するか、間違っていれば変更する
ことで対応可能となる。さらには、この内容が病院の会
計部門のコンピュータ端末に直結する構成にしておけば
即座に、会計処理も行うことが可能となる。
【0041】3)患者の治癒の状態を詳細、且つ、簡潔
に表現するには、患者の症状を文字ばかりでなく、画像
や、レントゲン、MRI(核磁気共鳴断層撮影装置)、
CT(X線透過型断層撮影装置)、エコー(超音波断層
撮影装置)、や各種血液検査などのデータも同時に縮小
して、紙面データとするようにすれば良い。
【0042】これにより、文章文字では表現できないよ
うな微妙状況も記録、記載可能である。さらに、これに
前記の医師と患者の対話を追記、あるいは、列記するよ
うにすれば、患者の状態を詳細に且つ簡潔に記録するこ
とが可能となる。
【0043】4)患者が複数の病気を併発していた場
合、複数の病院か複数の専門医科の診察や治療処置を受
けることとなる。例えば、慢性の喘息患者が腕や足を骨
折した場合は、呼吸器専門医科と外科の両方の治療処置
を受けることは明白である。あるいは、虫歯の場合に
は、歯科での治療処置も受ける。
【0044】この際に、担当医師は投薬や注射などの処
置を行う前に、別の医科での治療や投薬などを質問し、
医薬の相乗効果による弊害を避けるようにする。しか
し、患者が別の病院への通院を忘れていたり、もしく
は、何らかの事情によりそのことを話さなかった場合は
問題が発生する可能性がある。
【0045】従来ではカルテを持って他の病院行くこと
は不可能であった。しかし、患者にIDカードもしくは
何らかの記憶媒体などにデータを書き込みこれを持参さ
せるようにすることで、一部解決できるが、ID(I
C)カードやその他の記憶媒体は患者の手荷物になり、
さらに、紛失したりする可能性がある。
【0046】そこで、直接、このデータを患者個人のコ
ンピュータ端末へインターネットを通じて送付すること
で、この問題は解決される。さらに、必要な場合は、患
者がこのデータを自宅で記憶媒体に記録し、持参するこ
とで問題は解決される。
【0047】5)カルテ作成システムの維持管理を経済
的に安価にするには、このような高額な音声認識システ
ムや高速処理変換システムを共同で使用する構成にし、
その費用を分割して保持するか使用頻度に応じて負担量
を支払うシステムにしておけば良い。
【0048】つまり、前記の第三者機関に、このような
高額のシステムを維持管理し、これをインターネットな
どの通信網を利用して使用するようにすれば良い。もし
くは、第三者機関が、地域に分散した前記の音声認識、
紙面作成システムを構築し、これをその地域の医師や病
院が使用するようにすることで、経済的な実用性を高め
られ、一般社会への適用が可能となる。
【0049】6)患者の機密を保持しながら、伝染病な
どの流疫を可能な限り防止するには、この第三者機関の
機能を活用して問題解決可能となる。それは、この第三
者機関のデータ記録保存装置、もしくは音声認識変換装
置において、病名や症状のみを患者とは関連させず、地
域のみの観点で、統計処理することで可能となる。
【0050】つまり、結核、もしくは、結核症候という
病名データをある地域ごとにカウントするようにすれ
ば、そのような症状の病気が突発的なものか、あるい
は、その周辺地域にも発生しているのかが即時に判断可
能となり、且つ、時系列的にデータを取ればその流布拡
大の速度などが計測可能となり、伝染病の流布を防止可
能となる。
【0051】例えば、伝染性の大腸菌O−157による
下痢症状などもO−157の細菌を特定するには48時
間程度の細菌断定時間が必要であるが、その下痢症状と
それに付随する出血、嘔吐症状などを検索インプット
し、これをデータとして統計的に処理すれば、その感染
の広がりを予測し、感染拡大の対応を取ることが可能と
なる。
【0052】そういうことで、特定の患者名が公開され
るわけではないので、個人の秘密の保持と、地域社会の
公益性を両立させることが可能となる仕組である。
【0053】7)医師の個人の考察や特記事項を機密を
維持した状態で保持する機密ファイルをこのカルテデー
タと関連して作成し、医師当人にのみこの機密ファイル
を閲覧可能な状態とすることで対処できる。
【0054】
【発明の実施の形態】本発明の具体的な構成を、図面を
もって説明する。図中の特定の個人1は、公的な資格を
持つ特定の人物、例えば、医師1である。そして、それ
と特定の個人1と対話する不特定の個人2は、その患者
2である。
【0055】医師1が使用するコンピュータ3には、画
像カメラ5、音声マイク6と、画像カメラ5と音声マイ
ク6を起動させるスイッチ4と、プリンター7が接続さ
れている。
【0056】また、該医師1が使用するコンピュータ3
はインターネット通信網8で、第3者が運営するサービ
ス機構9に接続されている。該サービス機構9には、対
話音声を文字に変換する音声認識システムや画像と該文
字変換された対話を所定の形式の紙面データ55に変換
する高速処理コンピュータ10とこれの動作状況を確認
する管理コンピュータ12が配置されている。
【0057】高速処理コンピュータ10はその内部に、
大規模な記録装置を持ち、磁気ディスク、光ディスク1
1に前記の対話の音声や診察の状況の画像データが記録
される。
【0058】また、特定の個人(医師)1は一人とは限
らず、図1に示すように複数の特定の個人(医師)1が
インターネット8で前記サービス機構9の処理サーバー
コンピュータ10と接続されている仕組みである。
【0059】基本的には、サーバーコンピュータ10と
コンピュータ3との間は、暗号化処理が行われた状態で
のインターネット網である。例えば、米国Alcate
l社FortKnoxや古河電工Mucho−E/EV
などのVPN暗号化通信装置を介して行われる。
【0060】また、患者2個人へのデータの送付は、V
PNリモートクライアントソフトを用いて送信される状
態であることが望ましい。医師1が操作するコンピュー
タ3はクロック周波数200MHz以上で、内蔵メモリ
128Mbyte、ハードディスク容量2Gbyte以
上であり、OSはWindows(登録商標)95、も
しくはそれ以降のものであることがのぞましい。
【0061】さらに、ブラウザソフトはインターネット
エクスプローラーV4、もしくは、NetscapeV
4.6以降のものであり、グラフィック環境はOGL
(OpenGlaphix)環境であることが望まし
い。
【0062】さらに、音声マイク5や画像カメラ6は上
記の仕様に対応したものであることが望ましい。この構
成での具体的なシステムの動作を、以下に具体例を持っ
て説明する。
【0063】内科の医師1のもとへ腹部痛を訴える患者
2が診療に来た場合、医師1と患者2は対面して座る。
医師1は、コンピュータ3を立ち上げ何時でも前記カル
テ作成サービスが受けられる状態にする。
【0064】データのフローチャートの概略を図8に示
す。患者2にこれから診察を開始する旨を伝え、医師1
はスイッチ4を起動状態とする。音声マイク6と画像カ
メラ5は起動状態に入り、音声データ(OD)と、画像
データ(GD)を随時コンピュータ3へ送付を開始す
る。
【0065】ここで、医師1は自己紹介を行う。ここ
で、医師1が特定の個人としてインターネット8を通じ
て登録される。次に、患者2が姓名と生年月日、住所や
電話番号などを名乗る。
【0066】つまり、特定の個人1が医師1であり、そ
の対話相手が患者2というように、認識されると同時
に、特定の個人のデータ(TD)に医師1のデータが登
録され、対話相手のデータ(TBD)に患者2(OOさ
ん)のデータが登録されることとなる。
【0067】この時点では図8に示すように、ファイル
名が特定されていないカレントファイルの状態である。
ここに、前記データTDやTBDと音声認識されたデー
タは格納される。また、音声データMDや画像データG
Dもこれと関連した別のカレントファイル(Tempフ
ァイル)に一時的に格納されている。
【0068】そしてこのデータ(TD,TBD)がカル
テ50の紙面データを形成する際に使用され、図2中の
P1とP2の位置に配置されることとなる。もし、患者
2が発音することができない場合は、医師1が患者2の
姓名や生年月日や住所などを発言し、これの確認を患者
2に求めても良い。
【0069】この確認の返答は「はい。」、「そうで
す。」などであり、ここで、患者2の特定が可能とな
る。あるいは、医師1が患者2の氏名などをキー入力で
インプットしても良い。
【0070】そして、ここに、この患者2のデータがフ
ァイル名P120(ヘッダー)が作成されサーバー10
に保存される。それまでは、サーバー10の内部ではデ
ータはカレントファイルに、仮名を付けて保存されてい
たがここで、正式に患者2の名前P120で、ファイル
化され、以後の会話もこのファイル名P120で記録さ
れる。
【0071】ただし、ファイル名P120には、コンピ
ュータ3の識別番号と時刻が付与されることで、同姓同
名やこの患者2が他の病院や医師1’の診察を受けた場
合と混同されないようになっている。
【0072】この段階で、処理サーバーコンピュータ
(以後サーバーと称す。)10は、医師1と患者2の音
声声紋を分析し、二人の発言者の特定と、分類を開始す
る。患者2の発言量が少なく患者2の音声の同定が困難
な場合は、音声声紋の特徴が断定できるまで、対話の分
類識別を保留しておく。
【0073】ただし、逐次送付される音声は順次音声認
識により、音声データMDを文字データOD(図8中の
変換データ部)に変換していく。さらに、カルテ紙面デ
ータ55もこの変換データ部の内部に作成される。
【0074】あるいは、同じファイル名P120で別途
カルテ紙面データ55を作成してもよい。そして、最後
に、ファイル名P120で関連付けして1つのファイル
に結合させれば良いこととなる。
【0075】この付近の段階で、対話する二人が映った
画像を1枚医師1はコンピュータ3のマウスかキー操作
で特定する。画像データGDは、10秒や20秒間隔で
前記画像カメラ5より撮影されて、随時サーバー10
へ、音声データODとともに送付されている。
【0076】しかし、ここに、割り込みで画像カメラ5
からの撮影データGDXを作成する。ここで、画像デー
タGDの撮影を10秒や20秒間隔としたのは、データ
送信における時間とメモリの節約のためである。
【0077】通信回線に余裕があり、且つ、サーバー1
0のメモリに余裕があれば、これをそのままビデオ信号
として保存しても良いが、多くのコンピュータ3が接続
されているために断続的にデータを送付した方が効率的
なためである。
【0078】音声信号ODは、全時間データ化されてい
るが、これも、3から5秒間程度の期間の分を圧縮し
て、サーバー10へ送付する。このようにすることで、
多くの医師1がこのサーバー10を時間分割で使用可能
となる。
【0079】次に、医師1は患者2へ問診のための質問
を行う。「どうしました?」、「どのような症状ですか
?」「どこが悪いのですか?」のような発声が医師1よ
り発言された段階で、サーバー10は音声認識により自
己紹介などによる個人の特定の段階が終了し、今から問
診が開始されることを認識する。
【0080】従って、医師1の発言内容はマニュアル化
された方が、サーバー10の状況認識率を高める意味で
都合が良い。患者2は、「お腹が痛いのです。」これを
サーバー10は音声認識により「腹痛」と判断する。
【0081】ただし、サーバー10はデータとしては、
「お腹が痛いのです。」とデータOD化する。このデー
タODとは別に、症状記録ファイルデータ(SHD)に
は、「腹痛」と簡略化されインプットされる。
【0082】医師1は「どの付近がどのように痛いので
すか?」と発言した場合、サーバー10は音声声紋より
医師1の発言と認識し、「腹痛部位の問診」と判断す
る。患者2は「左上側で、キリキリするような痛みで
す。」との発言には、サーバー10は音声認識で、「左
上側で、キリキリするような痛みです。」と文字認識す
る。
【0083】医師1は、次に、「いつ頃から痛いのです
か?」との質問を行い、患者2が「昨日の昼ごろからで
す。」と答え、さらに、以下のような対話が継続したと
する。医師1:吐き気や嘔吐感は有りますか?患者2:
少しあります。 医師1:食事の後が痛いですか?それとも、食事の前の
方が痛いですか?患者2:食事の前の方が、どちらかと
言えば痛いです。医師1:昔にもこのような症状は有り
ましたか?患者2:いえ、初めてです。 医師1:キリキリかなり痛いですか?患者2:はい、か
なり痛いです。医師1:昨日の朝と昼に何を食べました
か?患者2:朝は、バターを塗ったトーストと、ミルク
と、野菜ジュースと、ゆでたまごを食べて、昼は、近く
ファミリーレストランで、ハンバーグ定食を食べまし
た。
【0084】医師1:食事の時に、良く辛いものとか刺
激物たとえば、明太子や辛いカレーなどを好んで食べま
すか?それと、たばこを吸いますか?患者2:いいえ、
たばこは日に20本ぐらい吸います。
【0085】医師1:お酒は好きですか?それと、仕事
は忙しくないですか?患者2:お酒は好きですが、大量
には飲みません。仕事はこの頃忙しく、かなりストレス
がたまっています。
【0086】医師1:今風邪をひいていますか?熱は有
りますか?患者2:いいえ、熱も有りません。医師1:
その他具合が悪いところはありませんか?便通は良いで
すか?便が黒くありませんか?患者2:吐き気がしま
す。それと、便通は大丈夫です。色も普通です。
【0087】医師1:あなたの家族に、胃癌とか胃潰瘍
などになられた親族はあられますか?患者2:いいえ、
いません。医師1:診察台の上に、仰向けになってくだ
さい。触診をおこないますので。患者2:はい、わかり
ました。
【0088】医師1:特に、手で触っても、しこりや異
常は特にないですね。この下腹部あたりは痛くないです
かそれとも痛いのはこの溝落ちのあたりですか?それと
も、もうすこし左側のこのあたりですか?患者2:いい
たー。そこそこ、そのあたりがきりきり大変痛いです。
【0089】医師1:はい。わかりました。起きて、椅
子にかけてください。症状から判断して、どうも、スト
レスから来る急性胃炎のようですね?念のために、胃カ
メラを撮影した方がいいでしょう?今日は、撮影ができ
ませんので、後日撮影しましょう?今日は、粘膜の保護
剤と、沈痛剤と胃酸の出を抑える薬を出しておきます。
ところで、胃カメラはいつがいいですか?患者2:特
に、大変痛いのですが、心配する必要はないんですか? 医師1:ええ、大丈夫です。今まで、特に胃の病気をさ
れたことがないようですので、痛く感じられるだけで、
血を吐いておられるわけでもないので。心配なら、念の
為に、血液検査で肝臓や、膵臓などの機能もチェックし
ておきましょうか? 患者2:はい、お願いします。それと、胃カメラは、明
日できますか?医師1:わかりました。胃カメラは明日
で予約しておきます。それと、今日、採血しますので、
採血室で、採血して帰ってください。
【0090】(ここで、医師1は胃カメラの予約と、胃
カメラの処方費のチェックと、採血の処置と何の項目を
検査するかのチェックを行う。例えば、白血球の数、胃
や膵臓の腫瘍マーカー、肝臓のGOT、GPT検査など
のチェックである。) では、今日の診断の結果を確認しますので、ちょっと聞
いていただけますか? 症状:腹部左上側刺激痛、診断:触診や問診の結果、ス
トレス性急性胃炎と判断。処置:胃粘膜保護剤、胃痛の
鎮痛剤、胃酸抑制剤を処方。
【0091】その他:血液検査、および、胃カメラ検査
にて、再確認。これで、どうですか?患者2:はい、わ
かりました。医師1:それと、今日は牛乳やヨーグルト
などの乳製品をたべて、お酒やカレーなどの刺激物はさ
けてください。
【0092】できれば、おかゆやうどんなどの胃に負担
のかからないものにして下さい。あとは、別室の看護婦
さんの指示を仰いで、それに、従ってくださって、今日
はお帰り下さい。以上のような対話のあと、医師1はス
イッチ4を起動状態からOFF状態にする。
【0093】この信号により、音声マイク6と画像カメ
ラ5からのサーバー10へのデータ送信は停止される。
この信号をもって、サーバー10は1つの診療が終了し
たと判断し、上記の対話を図−2に示すカルテ50の形
態でプリントアウトする。
【0094】もしくは、コンピュータ3の画面に、その
カルテ50の態様を表示し、医師1がこれで良いと判断
したら、キー入力かマウス操作でプリントアウトの指示
を行う。このようにして、即座に出力されたカルテ50
を患者2に見せて、了解のサイン125をすることでさ
らに、資料価値が高くなる。
【0095】もし、患者2がカルテ50を要求した場
合、もう一部プリントアウトして手渡しても良い。この
ようにして、簡潔で且つ詳細な保存用のファイルが作成
され、医師にとっても資料整理が容易となる。さらに、
カルテ50とは別に、医療保険点数のプリントされた用
紙が出力される。
【0096】これには、医師1と患者2の氏名とが記載
され、各病院所定の処置費用のチェックフォーマットで
ある。例えば、初診費、診断費、検査費、処置費、投薬
処方費(病院内部での投薬の受取りならば、投薬費)の
フォーマットであり、該当した項目にチェックが入って
いるものである。
【0097】図2のカルテ50の紙面データ55につい
て説明する。上記のような流れの中で、サーバー10は
音声認識システムと紙面作成システムを経由して、図2
のカルテ50の記載に必要な項目を抽出する。
【0098】図中のP1の担当医1はデータTDより、
P2の患者2にはデータTBDが配置され、可能ならば
その正面写真像と、住所、年齢、電話番号なども記載す
ることが可能となる。P101には、対話の日時と場所
が配置される。
【0099】これは、コンピュータ3かサーバー10が
計測したスイッチ4の起動時の時刻をインプットし、場
所はコンピュータ3に登録されている病院か診察位置の
データがインプットされる。
【0100】P102の項目には、前記医師1の撮影の
画像データGDXが配置される。P111には、医師1
が指定した別の画像データGDX’が配置される。これ
は別途撮影されたレントゲン写真やCT写真などの画像
データであってもよく、複数枚であってもよい。
【0101】P121の症状の項目には、サーバー10
が認識した症状データSHDであるが、これは最終的な
医師1の診断(上記の下線部)によって自動的に置換さ
れているので、「左上腹部刺激痛」となる。
【0102】P122の診問の項目は、医師1の質問の
内容をサーバー10が認識して、自動的に、「発生時
期、過去の病歴、生活習慣、他の併発症状、・・・・・
・・」というように、配置する。
【0103】P123の診断の項目には、上記医師1の
発言の下線部の診断の部分が配置され、一連のカルテフ
ォーマットとなる。次に、図中P−130の部分に、会
話内容のすべての文言が記録されている。この部分は、
標準日本語でなく、アルファベット、英語、ドイツ語な
どであっても良い。
【0104】さらに、音声コードデータ、あるいは、ア
スキーコードであっても良い。つまり、変換された音声
文字データODがここに記載されているわけである。基
本データとなる音声データMDや画像データGD、GD
Xは紙面50には記載されず、サーバー10の内部のみ
に保存されている。
【0105】特に、この部分がカルテ紙面の裏側に配置
されていることが、カルテ紙面を簡潔に見た目にきれい
に配置できるので、より好ましく、カルテの配置に都合
がよい。また、紙面の有効利用にもなる。
【0106】以上のような過程を経て、紙面データ55
が作成され、コンピュータ3に送付され、プリンター7
よりプリントされる。その後、このプリント紙面50を
患者2に提示し、P125の位置に同意のサインを患者
2の手で記載すればより確実である。P125は有って
もよく、無くても良い。
【0107】また、医師1が言葉では言及しなくとも、
過去の経験や病例、症状から、確認できる項目に関し
て、もしくは、患者2に直接告知できないことは、この
カルテ紙面50のP131の備考の部分に医師1の手で
記載すれば良い。
【0108】この記載項目は、双方合意のことではない
ので、サーバー10のデータには保存されることはな
い。あるいは、この部分のみを別途、起動スイッチ4を
ON状態にし、秘密ファイルP120´としてサーバー
10に患者2が退席したのちにインプットしても良い。
【0109】この場合は、カメラ5と音声マイク6に向
かって、機密ファイル、もしくは、秘密ファイルと言及
することで、サーバー10はこのことを認識し、P12
0のファイルと関連させて機密ファイルP120´を作
成保管する。
【0110】あるいは、医師1の記載資料部分をスキャ
ナーで読み取りインプットするか、キーボード操作で入
力しても良い。そして、これらのデータはP120とい
うファイル名でサーバー10内に保存される。
【0111】このようなフローにより、従来の医師1の
手では到底記載することが不可能であった部分が、より
詳細に且つ簡潔に、写真を入れて作成されることとな
る。また、機密ファイルを付属させることで、医師1の
過去の経験や習熟度にもとずく診断や治療を行うことが
可能となり、学会などでの発表の資料がより作成しやす
くなる。
【0112】図3に、この一連のフローチャートの一例
を示した。上記のカルテ紙面データ50は、患者2本人
に手渡し、移譲することも可能であるが、その場合は複
製のプリントアウトが必要であり、その分のプリント費
用とデータ作成費用は患者2の個人負担となる。
【0113】さらに、若干の時間(20〜40秒程度)
必要であるが、このような無駄と患者2の負担を軽減す
る手段として、図6に示すように、この紙面データ55
を患者2のコンピュータ2’に、インターネット8を経
由して送付する。
【0114】図6においては、データを暗号化して送付
/受信する装置80を配置した事例を示している。これ
は、VPNという暗号装置であり、サーバー10には米
国Alcatel社FortKnoxが、医師1のコン
ピュータ3には古河電工Mucho−E/EVを配置す
ることが望ましい。
【0115】また、患者2のコンピュータ2’にも古河
電工Mucho−E/EVを配置することが望ましい
が、処理速度が遅くても構わなければ、VPNの暗号処
理解読ソフトをフロッピー(登録商標)やCDディスク
でクライアントサーバー方式で導入しても良い。
【0116】データ送付は、患者2のインターネットア
ドレス(TCPIP)、Eメールアドレスをもとに医師
1の操作で送付する。あるいは、このデータ55を、I
Cカード、光磁気ディスク、光ディスクなどに記憶させ
て、手渡し移譲することも可能である。
【0117】ただし、機密ファイルP120´の部分は
双方が合意した事項ではないので、カルテとして患者に
プリント移譲されることもなく、且つ、インターネット
などで送付されることもなく、さらに、ICカードなど
にも記憶されることもない。
【0118】それは医療が医師1と患者2の双方が合意
の上での治療という契約であるので、医師1が患者2の
申し出や具体的な検査で確定した事実(データ)上で処
置を行うことしか保証されないものであるからであり、
本発明の目的が、医療ミスや普通一般の医療よりも低い
レベルの医療を受けることを防止するものであるから
で、より高度の医療を受けようとすればそれは、有名で
能力のある医師1の医療処置を受けることがのぞまし
い。
【0119】よって、普通より能力のある医師であれ
ば、医師1が患者2の言葉に出ない症状や検査に出ない
ちょっとした微妙な症候データを見逃すことなく、知覚
しこれを治療に生かすことは医師1本人の能力によりこ
の部分がその医師1の知名度、人気度を上げることとな
るので、機密ファイルP120´として隠されて保存さ
れるのであり、これは医師1本人しか見ることのできな
いファイル構造を持つものである。
【0120】よって、より能力のある医師1であれば、
この機密ファイルP120´を多く利用し、さらに、き
めこまかい患者2側に立った治療を施すことが可能とな
る。また、必ずしも、この機密ファイルP120´は存
在しなくともよい。
【0121】しかし、何らかの予期しない医療事故が発
生した場合は、この機密ファイルP120´がその治療
処置に至った経緯を明確に保証してくれることになり、
安心して治療処置を行うことが可能となる。
【0122】つまり、P120のファイルは通常の医療
カルテファイルであり、P120´は一段上の医療カル
テファイルということである。
【0123】(具体的な構成2)上記で説明したこと
は、患者2が医師1のもとを初診で訪れた場合の構成で
あったが、以下に再診で訪れた場合の構成を示す。患者
2は、胃カメラによる内視鏡撮影を終えて、さらに、血
液検査のデータが整った状態で訪れた場合である。
【0124】この場合のデータファイルの作成とその流
れを図−8の再診の場合のファイルの流れの部分で説明
する。医師1は前記サービスを受けるために、起動スイ
ッチ4をON状態とする。
【0125】ここまでは、患者2は初診の患者として、
カレントファイルが作成され、音声データMDや画像デ
ータGDもカレントファイルとして作成される。その
後、患者2が姓名を発言した段階で、前記サーバー10
は、この患者2の過去のこの医院もしくは医師1治療を
受けた時のカルテデータファイルP120を検索する。
【0126】この段階で、過去のデータファイルP12
0が存在すれば、その最新のデータファイルP120の
中の紙面データ55を医師1のコンピュータ3の画面上
に表示する。また医師1がプリントアウトを望めば、そ
のキー操作で、プリントアウトを行うことが可能であ
る。
【0127】さらに、機密ファイルP120´の存在が
コンピュータ3の画面上に示されれば、これは、患者2
に見えない状態のときに医師1が前記画面上に表示し
て、確認することが可能である。これで、医師1はこの
患者2の前回までの症状や過去の症状を確認可能とな
る。
【0128】この段階で、患者2は再診の患者と判断さ
れる。実際は、それ以前に病院の受付で、再診か初診か
は区別されている場合が多く、事前に医師の手元に患者
2のカルテ50が手渡されている。
【0129】しかし、病院の人件費の削減や効率化のた
めに、看護婦や医療事務員を削減した場合は、このよう
な方法で効率的にカルテ50の準備が可能となる。従っ
て、カルテの保存や取り出しの手間が省け、非常に、効
率的に診察、治療を行うことが可能となる。
【0130】その後、以下の対話が開始されたとする。
医師1:その後、症状はどうですか?患者2:痛みは薬
の効果でかなりなくなりましたが、どうも鈍い痛みがあ
り。時々、キリキリ痛みます。
【0131】医師1:内視鏡と血液検査の結果が出てい
ます。その結果、胃の内壁に、やはり、炎症があり、2
箇所から少し出血していますね。それと、胃壁には、ポ
ツポツとこのように、炎症が治癒回復した痕跡がありま
すね。
【0132】これから判断すると、昔もこのような症状
が発生しており、自然と治癒回復していたようですね。
まあ、その時は、痛みもこんなにひどくなかったんでし
ょうね?(医師1は、内視鏡の写真と、血液検査の結果
をスキャナーにより、インプットし、サーバー10へ送
付。カメラ5のレベルでよければ、カメラ5で撮影し、
データGDXを送付。) 患者2:そう言えば、昔から、胃が時々ちくちく軽く痛
むことはありましたが、すぐに、良くなっていました。
医師1:それと、血液検査の結果が出ています。肝臓、
腎臓、膵臓などには特に問題はなく、血液にも特に異常
は見られません。悪いのは、胃のみのようです。
【0133】この胃壁の状況から判断すると、慢性的な
胃炎です。慢性胃炎は、ピロリ菌によって発生するもの
ですから、ピロリ菌を退治するために、5日間ほどピロ
リ菌を除くための抗生物質を食後に飲んでください。そ
うすれば、良くなりますよ。
【0134】それと、お酒は控えて、食事は胃にやさし
い消化の良いものを食べてください。それと、胃壁全体
に炎症のような発赤状態がありますので、胃が弱ってい
るようです。寝不足をせず、仕事の量を少し減らしてス
トレスを溜めないようにしてください。
【0135】患者2:はい、わかりました。悪いのは胃
だけと聞いて安心しました。医師1:悪いのは胃だけと
いうのではく、検査した項目が肝臓、膵臓、腎臓と血液
検査ですので、肺や腸、その他の部位も問題ないとは言
っておりませんので、そこのところは、間違えないで下
さい。それで、症状が回復しなければ、また、1週間後
に来てください。
【0136】それと、薬を飲むと、2日ほどで胃の痛み
はなくなりますが、必ず、5日間薬を飲み続けて下さ
い。ピロリ菌が完全に居なくなるまで薬を飲まないと完
治しませんので、いいですね。
【0137】患者2:はい、わかりました。医師1:で
は、診断を下しますので、良く聞いてください。症状:
腹部左上側刺激痛の投薬による鈍痛への変化。診断:胃
内視鏡と血液検査により、慢性胃炎と判断。
【0138】処置:胃粘膜保護剤、ピロリ菌対応の抗生
物質を5日間分処方。その他:酒量を減らして、食事を
消化の良いものとすることを指示。これで、良いです
か。
【0139】患者2:はい。わかりました。
【0140】以上のような対話のあと、医師1は起動ス
イッチ1をOFF状態とする。そうすると、サーバー1
0は紙面データ55を、図2に示すような態様に配置す
る。そして、胃の内視鏡写真と、血液検査の結果の表の
画像データを図2のP111の部分に配置する。
【0141】そして、このデータ55を前回のカルテフ
ァイルP120の後に、付け加えて、患者2の最新のカ
ルテファイルP120として、記録保存する。当然なが
ら、音声データMDや画像データGDも同時に追加され
て、保存される。
【0142】具体的には図8に示すように、患者2のカ
ルテファイルP120を引き出し、これを、変換データ
部と、音声原画データMDと画像データ原画GDと、機
密ファイルデータ部とに分割し、各データ部の後に、再
診の場合のデータを追加する。
【0143】その後、これらのデータ部をファイル名P
120で結合し、保存する。当然紙面データ55も変換
データ部の内部で連続に配置されてファイル化されるこ
ととなる。
【0144】そして、カルテ紙面データ55は、医師1
のコンピュータ3のプリンター7よりプリントアウトさ
れ、カルテ50となる。この時、プリントアウトされる
部分は、今回新しく作成されたカルテ紙面データ55の
みであり、前回の部分は当然ながらプリントアウトされ
るものではない。
【0145】さらに、患者2が望めば、このカルテ紙面
データ55をインターネット8にて、患者2のコンピュ
ータ2’に送付してもよいし、患者2のICカードに記
録して渡しても良い。その後、患者2が退席した後に、
医師1は、機密カルテファイルP120´を作成する。
【0146】起動スイッチ4をON状態にし、カメラ5
とマイク6に向かって、「機密ファイルP120´」と
発言するか、キーボード操作により機密ファイルP12
0´を作成保存できるようにする。
【0147】内容は、「患者2は前回、過去の胃炎や胃
の痛みはなかったと言ったので、通常の胃炎の処方を行
ったが、検査の結果は慢性胃炎であり、数年前から繰り
返し発病してきたものであるようだ。
【0148】ピロリ菌による慢性胃炎と判断してよい。
胃壁の状態から判断して、今回の投薬で、1年ぐらいは
再発しないが2年もすると再発する可能性が高い。1年
半後ぐらいに、再度検査するように、その時分に、当方
から連絡を取る方が患者2のためであろう。
【0149】以上。」というように発声して、起動スイ
ッチ4をOFF状態とする。サーバー10は、機密ファ
イルP120´を前記カルテデータファイルP120と
関連させて作成し、前記P120ファイルの内部の機密
ファイルP120´の後に接合して保存する。
【0150】さらに、機密ファイルP120´の開鍵の
許可登録は医師1の顔と音声データとして作成し、サー
ビスを終了する。この機密ファイルを作成する場合のフ
ローチャート図を図−4に示した。
【0151】前記カルテデータファイルP120の開鍵
は許可された医師やそれに関係する病院関係者や、患者
2とその許可を得た親族、あるいは、裁判所、許可され
た保険会社などに開鍵可能であり、何らかの事故や訴訟
が発生した場合には前記カルテデータファイルP120
を閲覧可能である。
【0152】しかし、機密ファイルP120´は医師1
しか開鍵することは不可能であり、他の誰も開鍵し、閲
覧することはできない。さらに、医師1の死亡が確認さ
れた段階で、この機密ファイルP120´は削除される
ことが望ましい。
【0153】基本的には、カルテの保存期間は5年であ
るので、初診の日より5年以上経過したもので、同じ病
名で継続して医療処置を受けていない場合は、随時カル
テデータファイルP120と機密ファイルP120´も
削除する。
【0154】しかしながら、医師1個人の長期に渡って
の臨床データとして構築したい場合は、その主旨を運営
法人9に伝えて、同意のもとに、必要期間保存しても構
わない。
【0155】さらに、医師1は、患者2に対して、イン
ターネット8を経由して、治療やその他の指示を行うこ
とが可能である。例えば、前記構成1においては、胃カ
メラによる内視鏡の検査の日には、朝から何の食事も取
らないこと、検査の日程の再確認、あるいは、薬の飲み
方や確実に薬を飲んでいるかの確認、また、日々の飲酒
や食事上の注意などである。
【0156】前記構成2においては、必ず食後に、抗生
物質と胃壁の保護剤の薬を飲むこと、食事は消化の良い
ものにすることなどの指示と確認である。このようにす
ることで、確実な患者2の回復を促すことが可能とな
る。
【0157】また、本発明は医師と患者のみの関係に使
用が限定されるものではなく、医療行為者と患者の関係
や、例えば、密室領域において種々の取り決めを行うや
種々のサービスを行う業種にも適用可能である。
【0158】例えば、弁護士とその依頼者や相談者、財
務運営責任者(ファイナンシャルプランナー)と金融運
営委託者や、警察官と被疑者などの関係にも適用され
る。
【0159】また、看護婦やその他同席者がいたとして
も、明確にその立場が一方の側にならざるを得ない場合
は、いわゆる密室の関係とみなされるので、そのような
場合にも適時適用可能なものである。
【0160】(具体的な構成3)医師1のもとに、若い
女性の患者2が胸の痛みを訴えて、診察を受けに来た場
合を想定する。前記と同様に、医師1はコンピュータ3
をONし、さらに、起動スイッチ4をONの状態にし
て、カメラ5と音声マイク6を起動させる。
【0161】第一段階の患者2と医師1との同席の画像
データGDを入力した後は、その後、診察のために、医
師1は患者2に上半身の衣類を脱がさせる。このような
状態で、画像カメラ5が時分割とは言え、画像データG
Dをサーバー10に送付しつづけることは患者2の立場
からは、好ましいものではない。
【0162】さらに、そのデータがサーバー10の内部
に保存されることもこのましくない。そこで、サーバー
10は送られてくる画像データGDを自動認識し、女性
患者2の胸の部分の画像データを画像認識により、削除
するようにする。
【0163】もしくは、前記画像データに不明瞭化処理
(モザイク処理)などを行って保存する。また、この処
理は、医師1の患者2との双方の合意の上に基づくもの
であり、患者2が特に望まなければそのような処置を行
う必要はない。
【0164】さらに、好ましくは、医師1のコンピュー
タ3のキーボード操作により、画像データGDを送出す
るコンピュータ3が画像処理を行って、そのような部分
的な削除や不明瞭化処理を行った後に、サーバー10に
画像データGDとして送致することがもっとものぞまし
いものである。
【0165】図5にこの構成の概略図を示す。医師1は
プライバシー保護のキー操作を行う。そうすると、サー
バー10へその信号は送致され、画像処理手段60を動
作させ、サーバー10は画像カメラ5からの画像データ
GDを画像認識処理により、女性の胸の部分を認識し、
部分的に削除するか不明瞭化処理する。
【0166】そして、画像データGDとして保存する。
この場合のフローチャートの概略図を図7(A)に示し
た。可能であれば、この処理手段(画像処理ボード)6
0は、医師1のコンピュータ3の内部に配置されること
が望ましい。
【0167】この場合のフローチャートの概略図を図7
(B)に示した。しかしながら、肺や気管支の痛みであ
ればこのような処理を施せるが、乳癌や乳房部分に出来
た皮膚病であればこのような処理をすることは患部を隠
すことであり、不可能である。
【0168】このような場合は、極力、女性の顔と患部
が同一の画面データにて入力された場合は、どちらかを
削除か不明瞭化処理することで、患者2に対する不安感
を和らげる処理をする。
【0169】この処理は、産婦人科や泌尿器科における
下腹部の診断の場合にも適用されるものである。あるい
は、医師1が画像カメラ5を操作して、患部のみを拡大
し、症状や状況を詳細に映すことの方がのぞましい。
【0170】この場合は、医師1の操作により、画像デ
ータGDは指定画像データGDXとして、サーバー10
に送付される。このようにして、患者2に対する不安感
の解消やプライバシーの保護への安心感の確立を行う。
【0171】(具体的な構成4)医師1のもとに、下痢
の患者2が複数訪れるようになった場合、医師1は通常
の医療診断と処置以外に、前記サーバー10の運営法人
9に対して、コンピュータ3もしくは、電話などにて、
下痢症状の発生状況の調査依頼を行うことが可能とな
る。
【0172】医師1は、当人が診察した患者2や、当人
が閲覧可能な範囲の患者2のカルテデータ55は閲覧、
参照することは可能である。しかしながら、他の病院や
医院などの発生状況は確認することはできない。
【0173】そこで、医師1は前記運営法人9による調
査を依頼するところで、このデータを得ようと試みる。
しかしながら、たとえ運営法人9と言えども、患者個人
のプライバシーにも触れるカルテデータ55を任意に閲
覧することは問題がある。
【0174】そこで、語句検索ファイルを起動させ、プ
ライバシーに触れない病名や症状の登録された語句を選
択して、運営法人9が管理するサーバー10内の特定の
期間(最近1週間など)のデータを検索して対応する。
【0175】例えば、下痢症状であれば、「下痢」とい
う語句データを打ち込み、これを、サーバー10が検索
することで、発生した件数のみ、対応医院、病院に分け
て表示させる。
【0176】このようにすると、過去1週間内のサーバ
ー10が管理する地域の状況が確認される。さらに、昨
日、2日前というように、検索すれば、時系列に発生状
況をデータとして取り出すことが可能となる。
【0177】このデータ10を運営法人9は、医師1に
送付し、これによりその発生状況を確認できる。このデ
ータが特に、異常のないものであれば、一時的な状況と
して処理される。
【0178】また、運営法人9はそのデータが異常なも
のと判断されるものであれば、地域を管轄する保健所に
異常事態を報告することで、緊急な対応が図られる。さ
らに、常に、このような状態で、集団発生する可能性の
高い伝染病名や症状を検索監視しておくことで、伝染病
への早期の対応が可能となる。
【0179】このようにして、常に地域の安全が個人の
プライバシーを保った状態で確保される仕組みである。
サーバー10は、本説明文の内部においては、病院や医
院のある地域近辺にあるような表現となっているが、必
ずしも、その地域にあるわけではなく、通信可能な地域
であれば、どこでも良い。
【0180】特に、電力供給が安定しており、且つ、治
安が安定しており、転変地異の発生危険性が低く、さら
に、保守点検、緊急事態に対応できるような設備体制の
整った地点が望ましいものである。
【0181】さらに、サーバー10は、1台ではなく、
分散された複数のサーバーであり、そのバックアップサ
ーバーも備えたものであることが望ましい。
【0182】そして、これらの医療カルテデータP12
0やカルテデータ55は、基本的には5年間程度の保存
で削除もしくは焼却されるが、基本的には貴重な人類と
くに個人を特定した遺産であるので、半永久的に保存さ
れ、数十年後に更に高速な処理プロセッサー搭載のコン
ピュータが実現した際に統計的に高速に処理されれば、
新たな病気の治療方法や、効率的な治療医薬の開発につ
ながる可能性も秘めているので、安全に保存されること
が望ましい。
【0183】それは、サンプル数の非常に少ない特殊な
病気、難病であればあるほど、データ数が少なく、効率
的な対応処置が行えないが、過去からの多くのデータを
積み重ねたこのデータファイルが存在すれば、より効率
的な処方が早期に見出され適用されるからである。
【0184】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、特定の個
人と該個人に関係する不特定の個人の間に発生する種々
の問題を解決可能となる。
【0185】1)特定の個人と、この個人に関係する不
特定の個人の対話で、その対話を証明する第三者が存在
することのない言わば密室的な空間での対話を、インタ
ーネットにて第三者が運営するデータ保存機関に送付
し、且つ、これを会話の終了とともに即座に音声認識お
よび要約処理により、紙面データとしてプリントアウト
することで、対話内容の文言化、文面化が可能となり、
時間の効率的な利用が可能となる。
【0186】さらに、そればかりではなく、対話の内容
と画像が前記第三者が運営する機関に一定期間保存され
ることで、具体的証拠やその他資料としての保管される
理由により裁判やその他訴訟問題となった場合の正当な
判断が下されるようにあり、トラブルの発生が未然に防
止される。
【0187】2)対話の間に、特定の個人の処置内容が
音声認識により自動認識され、種々の処置の具体的な処
置費用として計測され、且つ、そのデータが会計部門へ
送付されることで、時間の効率的な運用が可能となる。
【0188】3)さらに、そのプリントアウトされるデ
ータもしくは、その全データを、前記特定の個人の端末
より、不特定の個人が有するメモリーカードなどの記録
保存媒体に保存して持ち帰ることが可能となるので、従
来は不可能であった対話相手の不特定の個人のデータ保
持も可能となる。
【0189】また、さらには、不特定の個人が記録デー
タを持ち帰るばかりではなく、インターネットを通じて
不特定の個人の端末でデータを送付することも可能とな
り、この不特定の個人にても、データの保存が可能とな
る。
【0190】4)さらに、機密ファイルを患者のカルテ
ファイルに関連付けて作成し、且つ、当該医師以外には
閲覧、変更することができないので、医師が安心して本
人の過去の経験と習熟した知識、技術をもって患者に最
高の医療処置を施すことが可能となる。
【0191】これにより、より医師個人の知名度、人気
度を上げることが可能となるが、その医療ノウハウを他
人に知られることが回避される。
【0192】5)このようなシステムの維持管理費用は
莫大なものとなるが,第三者が運営し、これを複数の特
定の個人で共同利用することで、個人の負担金額は低く
抑えられ、一般社会への使用適用が可能となる。
【0193】6)第三者が運営するシステムが、具体的
な個人名ではなく、その中の発生事象のみ計数カウント
しこれを地域別に統計することで、この事象の流布、拡
大を早期に認識判別することが可能となる。これによ
り、この事象に対する対策を早期に対応可能となる効果
が発揮される。
【0194】7)さらに、不特定個人のプライバシーに
深く関わるデータの部分は前記特定の個人と、不特定の
個人同士の合意に基づいて部分的に削除したり、ぼかし
たり、不明瞭にすることが可能となり、不特定個人のプ
ライバシーの安全な保持が可能となる。
【0195】8)また、カルテデータをインターネット
で送付することが可能であるので、インターネットでデ
ータを送付した患者2に対してはそのアドレスを用い
て、検査や薬の取り方や食事の仕方などの指示を行うこ
とが可能となり、より一層患者の回復治癒を早めること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例にかかる基本的なシステムの構
成概略図である。
【図2】 本発明の一例にかかる代表的なカルテに紙面
データの構成概略図である。
【図3】 基本的なシステムのフローチャート概略図で
ある。
【図4】 機密ファイルを付与した場合のシステムのフ
ローチャート概略図である。
【図5】 本発明の一例にかかる部分的な画像の削除、
不明瞭化の構成概略図である。
【図6】 暗号化処理装置をインターネットを使用する
において、配置した場合のシステムの構成概略図であ
る。
【図7】 (A)は、プライバシー処理の一例の概略フ
ローチャート図である。(B)は、別の態様のプライバ
シー処理の一例の概略フローチャート図である。
【図8】 データの流れを説明するための概略フローチ
ャート図である。
【図9】 従来技術の説明図である。
【図10】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 特定の個人(医師) 2 特定の個人と対話する不特定の個人(患者など) 1(n) 別の特定の個人 2(n) 別の特定の個人と対話する不特定の個人 3 特定の個人が操作するコンピュータ 4 起動スイッチ 5 画像カメラ 6 音声マイク 7 画像出力装置(プリンター) 8 不特定の個人(法人)との通信網(インターネット
など) 9 サーバー運営機構(サービス運営法人) 10 サーバー 11 データ記録保存部 12 サーバー監視コンピュータ 13 通信ケーブル(電話回線、光ファイバー、無線回
線など) 50 カルテ紙面 55 カルテ紙面データ 60 プライバシー処理手段 80 暗号化処理手段 P1 特定の個人(アスキーコードデータ) P2 不特定の個人(アスキーコードデータ) P101 日時、場所のデータ P102 1と2の同席画像データ P111 画像データ(少なくとも1枚以上) P120 不特定個人のデータファイル名 P120´ 機密ファイル名 P121 症状データ P122 問診データ P123 診断データ P124 処置データ P125 患者サイン P130 変換された音声文字データ(OD) P131 備考追記部 205 画像入力部 206 音声入力部 207 データ入力部 208 パソコン会議処理部 209 音声テキスト変換部 210 議事録作成部 211 音声蓄積部 212 議事録記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 3/00 551B 551A (72)発明者 細井 信幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 下村 まさ子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 稲田 源次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 朝木 則泰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5D015 KK02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不特定多数の個人と通信可能なコンピュ
    ータと、これに接続された音声と画像の入力装置と、前
    記音声と画像の入力装置の起動/終了スイッチと、前記
    コンピュータのある地点とは隔離された第三者が運営す
    る大容量記憶装置を有するサーバーコンピュータと、前
    記コンピュータと前記サーバーコンピュータとを接続す
    る不特定多数の個人との通信網とで構成されるシステム
    において、 ある特定の個人と、該個人と対面する他の不特定の個人
    の対話を、画像および音声として前記不特定多数の個人
    との通信網を通じて第三者へ送信し、該画像および音声
    データを証拠資料として登録番号を付けて分類し所定の
    期間保存するとともに、前記対話を音声認識により文字
    として変換し、前記特定の個人の指定した画像とともに
    指定された形態に編集した紙面データとして前記の対話
    中もしくは、対話終了の後に即座に、前記第三者より不
    特定多数の個人との通信網を通じて前記特定の個人のも
    とへ送信し、前記特定個人のコンピュータ端末よりプリ
    ントアウトすることを特徴とする第三者証拠資料保存型
    の調書のプリントサービスの方法。
  2. 【請求項2】 不特定多数の個人と通信可能なコンピュ
    ータと、これに接続された音声と画像の入力装置と、前
    記音声と画像の入力装置の起動/終了スイッチと、前記
    コンピュータのある地点とは隔離された第三者が運営す
    る大容量記憶装置を有するサーバーコンピュータと、前
    記コンピュータと前記サーバーピュータとを接続する前
    記不特定多数の個人との通信網とで構成されるシステム
    において、 ある特定の個人と、該個人と対面する他の不特定の個人
    の対話を、画像および音声として不特定多数の個人との
    通信網を通じて第三者へ送信し、該画像および音声デー
    タを証拠資料として登録番号を付けて分類し所定の期間
    保存するとともに、前記対話を音声認識により文字とし
    て変換し、前記特定の個人の指定した画像とともに指定
    された形態に編集した紙面データとして、前記の対話中
    もしくは、対話終了の後に即座に、前記第三者より不特
    定多数の個人との通信網を通じて前記特定の個人のもと
    へ送信し、前記特定個人のコンピュータ端末よりプリン
    トアウトした後に、前記特定の個人と該個人と対話する
    不特定の個人の双方が合意したことを音声もしくは画像
    信号として、前記第三者へ送信し、このことも前記の証
    拠資料データとして保管することを特徴とする第三者証
    拠資料保存型の調書のプリントサービスの方法。
  3. 【請求項3】 前記証拠資料には前記特定の個人のみし
    か閲覧することができない機密ファイルが関連付けされ
    て添付されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービスの方
    法。
  4. 【請求項4】 前記音声もしくは画像信号は、前記特定
    の個人と対話する不特定の個人の同意承認のビデオ信号
    か、もしくは、前記プリントされた紙面に前記特定個人
    と対話する不特定の個人のサインもしくは捺印の画像で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の第三者証拠
    資料保存型の調書のプリントサービスの方法。
  5. 【請求項5】 不特定多数の個人と通信可能なコンピュ
    ータと、これに接続された音声と画像の入力装置と、前
    記音声と画像の入力装置の起動/終了スイッチと、前記
    コンピュータのある地点とは隔離された第三者が運営す
    る大容量記憶装置を有するサーバーコンピュータと、前
    記コンピュータと前記サーバーコンピュータとを接続す
    る不特定多数の個人との通信網とで構成されるシステム
    において、 ある特定の個人と、該個人と対面する他の不特定の個人
    の対話を、画像および音声として不特定多数の個人との
    通信網を通じて第三者へ送信し、該画像および音声デー
    タを証拠資料として登録番号を付けて分類し所定の期間
    保存するとともに、前記対話を音声認識により文字とし
    て変換し、前記特定の個人の指定した画像とともに指定
    された形態に編集した紙面データとして、前記の対話中
    もしくは、対話終了の後に即座に、前記第三者より不特
    定多数の個人との通信網を通じて前記特定の個人のもと
    へ送信し、前記特定個人のコンピュータ端末よりプリン
    トアウトした後に、前記特定の個人と該個人と対話する
    不特定の個人の双方が合意した後に、前記紙面データを
    プリントアウトし所定態様の紙面として前記特定の個人
    と対話する不特定の個人、あるいは、その代理人に即座
    に移譲するか、あるいは、前記紙面データを前記コンピ
    ュータより、データ記録媒体へ記録保存し、前記特定の
    個人と対話する不特定個人、あるいは、その代理人に即
    座に移譲することを特徴とする第三者証拠資料保存型の
    調書のプリントサービスの方法。
  6. 【請求項6】 不特定多数の個人と通信可能な特定のコ
    ンピュータと、これに接続された音声と画像の入力装置
    と、前記音声と画像の入力装置の起動/終了スイッチ
    と、前記コンピュータのある地点とは隔離された第三者
    が運営する大容量記憶装置を有するサーバーコンピュー
    タと、前記特定のコンピュータを使用する特定の個人と
    対話する不特定の個人、もしくは、その代理人の管理す
    るインターネット通信網に接続された不特定個人のコン
    ピュータと、前記コンピュータと、前記不特定個人のコ
    ンピュータと、前記サーバーコンピュータとを接続する
    不特定多数の個人との通信網とで構成されるシステムに
    おいて、 ある特定の個人と、該個人と対面する他の不特定の個人
    の対話を、画像および音声として不特定多数の個人との
    通信網を通じて第三者へ送信し、該画像および音声デー
    タを証拠資料として登録番号を付けて分類し所定の期間
    保存するとともに、前記対話を音声認識により文字とし
    て変換し、前記特定の個人の指定した画像とともに指定
    された形態に編集した紙面データとして、前記の対話中
    もしくは、対話終了の後に即座に、前記第三者よりイン
    ターネット通信網を通じて前記特定の個人のもとへ送信
    し、前記特定個人のコンピュータ端末よりプリントアウ
    トした後に、前記特定の個人と該個人と対話する不特定
    の個人の双方が合意した後に、当該紙面データを前記特
    定の個人と対話する不特定の個人、或いは、その代理人
    のコンピュータ端末に、インターネット通信網を通じて
    送付することを特徴とする第三者証拠資料保存型の調書
    のプリントサービスの方法。
  7. 【請求項7】 前記画像および音声データ、および、前
    記紙面データの送受信においては、信号を暗号化して行
    うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載
    の第三者証拠資料保存型のカルテのプリントサービス方
    法。
  8. 【請求項8】 前記画像および音声データ、および、前
    記紙面データには、電子透かしなどの暗号鍵が保管さ
    れ、前記データの閲覧可能者が指定されていることを特
    徴とする請求項6記載の第三者証拠資料保存型の調書の
    プリントサービス方法。
  9. 【請求項9】 前記画像データにおいて、画像の特定の
    部位を削除、もしくは、モザイク加工等の秘匿処理を行
    った後に、不特定多数の個人との通信網に送信すること
    を特徴とする請求項8記載の第三者証拠資料保存型の調
    書のプリントサービス方法。
  10. 【請求項10】 前記指定された形態に編集した紙面
    は、少なくとも、日時、場所と、特定の個人の氏名と、
    該特定の個人と対話する不特定の個人名、もしくは、当
    該不特定個人名とその代理人名と、前記特定の個人と前
    記特定の個人と対話する不特定の個人の同席画像と、音
    声認識された対話の全記録が紙面にプリントされること
    を特徴とする請求項9記載の第三者証拠資料保存型の調
    書のプリントサービス方法。
  11. 【請求項11】 前記指定された形態に編集した紙面
    は、少なくとも、日時、場所と、特定の個人の氏名と、
    該特定の個人と対話する不特定の個人名、もしくは、当
    該不特定個人名とその代理人名と、前記特定の個人と前
    記特定の個人と対話する不特定の個人の同席画像と、前
    記特定個人の発言と、前記不特定個人の発言とが音声声
    紋認識により分別されて、音声認識された対話の全記録
    が紙面にプリントされることを特徴とする請求項10記
    載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方
    法。
  12. 【請求項12】 前記指定された形態の紙面のプリント
    は、用紙の両面を用いることを特徴とする請求項11記
    載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方
    法。
  13. 【請求項13】 前記指定された形態の紙面プリントに
    おいて、用紙の裏面に前記対話の全文言、もしくは、全
    対話のアスキーコードデータ、あるいは、前記対話のそ
    の他変換データを記載することを特徴とする請求項12
    記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス
    方法。
  14. 【請求項14】 前記特定の個人は国家資格認定者で且
    つその業務責任の遂行者であり、該特定の個人と対話す
    る不特定の個人は前記業務サービスを受ける一般人であ
    ることを特徴とする請求項13記載の第三者証拠資料保
    存型の調書のプリントサービス方法
  15. 【請求項15】 前記指定された形態に編集した紙面
    は、少なくとも、日時、場所と、特定の個人の氏名と、
    該特定の個人と対話する不特定の個人名、もしくは、当
    該不特定個人名とその代理人名と、前記特定の個人と前
    記特定の個人と対話する不特定の個人の同席画像と、前
    記特定個人の発言と、前記不特定個人の発言とが音声声
    紋認識により分別されて、音声認識後に、症状、診問、
    診断、処置の項目に分類されて編集記載された上に、前
    記対話の全記録が紙面の裏面を含む残りの部分にプリン
    トされることを特徴とする請求項14記載の第三者証拠
    資料保存型の調書のプリントサービス方法。
  16. 【請求項16】 前記特定の個人は医師もしくは医療行
    為執行者であり、該特定の個人と対話する不特定の個人
    は患者であるか、もしくは、該患者とその代理人(親権
    者、親族)であることを特徴とする請求項15記載の第
    三者証拠資料保存型の調書のプリントサービス方法。
  17. 【請求項17】 前記不特定多数の個人との通信可能な
    通信網は、インターネット回線網であることを特徴とす
    る請求項16記載の第三者証拠資料保存型の調書のプリ
    ントサービス方法。
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