JP2003176898A - 分岐管路の更生方法 - Google Patents

分岐管路の更生方法

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JP2003176898A
JP2003176898A JP2001377527A JP2001377527A JP2003176898A JP 2003176898 A JP2003176898 A JP 2003176898A JP 2001377527 A JP2001377527 A JP 2001377527A JP 2001377527 A JP2001377527 A JP 2001377527A JP 2003176898 A JP2003176898 A JP 2003176898A
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JP
Japan
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branch
pipe
inner tube
branch pipe
branched
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Application number
JP2001377527A
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English (en)
Inventor
Kenji Mizukawa
賢司 水川
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】途中に分岐部を有する既設の分岐管路を更生す
ることができる分岐管路の更生方法を提供する。 【解決手段】予め前記分岐管路1に対応する分岐部を有
するインナーチューブ2を作製する工程と、前記分岐管
路1の枝管路13の基端部を切断する工程と、前記分岐
管路1の2つ以上の分配管路15,16の末端より、そ
れぞれ、ガイド部材3を前記管継手14内を経由して分
岐管路1の枝管路13の基端部まで挿通する工程と、挿
通した各ガイド部材3の先端部に前記分岐部を有するイ
ンナーチューブ1の、導出すべき端部をそれぞれ仮止め
し、該各ガイド部材3の基端部をそれぞれ各分配管路1
5,16の末端より引っ張って、インナーチューブ2の
各端部を前記分配配管15,16の末端よりそれぞれ導
出する工程と、前記ガイド部材3を取り外し、前記分岐
部を有するインナーチューブ2を内部から拡径して、分
岐管路1内に緊密に装着する工程と、前記切断部分を管
継手にて接続する工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、分岐部を有する既
設の分岐管路内にインナーチューブを緊密に装着して更
生する分岐管路の更生方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】老朽化した既設のパイプラインを更生す
るため、例えば、特許第3042880号公報や特許第
3113677号公報に記載されているように、パイプ
ライン内に、その内径よりも小さい外径を有する熱可塑
性材料のインナーチューブを挿入し、その半径方向に伸
張又は拡大してパイプラインの内壁面と緊密に係合させ
る方法が知られている。 【0003】しかしながら、このような従来の方法で
は、配管本管から分岐継手により取り出した分配配管
が、そのまま分岐することなく最終地点まで配管された
ようなパイプラインを更生する場合には採用することが
できるとしても、途中に分岐部を有する既設の分岐管路
を更生することができないという問題点がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
従来の問題点を解消し、途中に分岐部を有する既設の分
岐管路を更生することができる分岐管路の更生方法を提
供することを目的としてなされたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、配管本管より
分岐継手にて枝管路が取り出され、該枝管路が途中で管
継手にて更に2つ以上の分配管路に分岐配管されてな
る、途中に分岐部を有する既設の分岐管路内に、インナ
ーチューブを装着して更生する分岐管路の更生方法であ
って、予め前記分岐管路に対応する分岐部を有するイン
ナーチューブを作製する工程と、前記分岐管路の枝管路
の基端部を切断する工程と、前記分岐管路の2つ以上の
分配管路の末端より、それぞれ、ガイド部材を前記管継
手内を経由して分岐管路の枝管路の基端部まで挿通する
工程と、挿通した各ガイド部材の先端部に前記分岐部を
有するインナーチューブの、導出すべき端部をそれぞれ
仮止めし、該各ガイド部材の基端部をそれぞれ各分配管
路の末端より引っ張って、インナーチューブの各端部を
それぞれ前記分配配管の末端より導出する工程と、前記
ガイド部材を取り外し、前記分岐部を有するインナーチ
ューブを内部から拡径して、分岐管路内に緊密に装着す
る工程と、前記切断部分を管継手にて接続する工程とか
らなる分岐管路の更生方法である。 【0006】本発明において、インナーチューブとして
は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)の
等気密な合成樹脂からなる単層のチューブや、そのよう
な気密な合成樹脂内層上に延伸ポリエチレンシートを螺
旋状に巻回又は編組したチューブや、更に気密な合成樹
脂内層上に延伸ポリエチレンシートを螺旋状に巻回又は
編組し、該延伸ポリエチレンシート層上に外部保護層を
被覆したチューブ等を用いることができる。 【0007】 【作用】本発明の分岐管路の更生方法は、予め前記分岐
管路に対応する分岐部を有するインナーチューブを作製
する工程と、前記分岐管路の枝管路の基端部を切断する
工程と、前記分岐管路の2つ以上の分配管路の末端よ
り、それぞれ、ガイド部材を前記管継手内を経由して分
岐管路の枝管路の基端部まで挿通する工程と、挿通した
各ガイド部材の先端部に前記分岐部を有するインナーチ
ューブの、導出すべき端部をそれぞれ仮止めし、該各ガ
イド部材の基端部をそれぞれ各分配管路の末端より引っ
張って、インナーチューブの各端部をそれぞれ前記分配
配管の末端より導出する工程と、前記ガイド部材を取り
外し、前記分岐部を有するインナーチューブを内部から
拡径して、分岐管路内に緊密に装着する工程と、前記切
断部分を管継手にて接続する工程とからなることによ
り、分岐管路の2つ以上の分配管路の末端より、それぞ
れ、ガイド部材を管継手内を経由して分岐管路の基端部
まで挿通した各ガイド部材の先端部を対応する分岐部を
有するインナーチューブの各端部に仮止めし、各ガイド
部材の基端部を、それぞれ、各分配管路の末端より引っ
張ってその他端部を導出し、その分岐部を有するインナ
ーチューブ内に圧力媒体を圧入することにより拡径して
分岐管路内に緊密に装着することができるので、途中に
分岐部を有する既設の分岐管路を容易に更生することが
できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図7は、本発明の分岐管路
の更生方法の一例の工程を順次説明する説明図である。
この分岐管路の更生方法は、図1に示すように、配管本
管11より分岐サドル(分岐継手)12にて枝管路13
が取り出され、枝管路13が途中でチーズ(管継手)1
4にて更に2つの分配管路15,16に分岐されている
ような、途中に分岐部を有する既設の分岐管路1を更生
する場合に適用される。 【0009】まず、第1工程にて、予め分岐管路1に対
応する分岐部を有するインナーチューブを作製する。図
2は、使用されるインナーチューブ2の一例を示す模式
図である。インナーチューブ2は、PET製のインナー
チーズ21の3個の管接続口に、それぞれ、PET製の
インナーチューブ片23,24,25の一端部をPET
製のインナーソケット22により接続することにより作
製する。このインナーチューブ2は、インナーチーズ2
1の部分が、既設の分岐管路1のチーズ14に対応する
分岐部に対応し、第1インナーチューブ片23が既設の
分岐管路1の枝管路13の長さに対応する長さとされ、
第2インナーチューブ片4及び第3インナーチューブ片
25が、それぞれ、既設の分岐管路1の2つの分配管路
15,16の長さに対応する長さとされていて、これら
より、分岐管路1に対応する分岐部を有する形状に形成
されている。 【0010】第2工程にて、図3に示すように、分岐管
路1の枝管路13の基端部を切断する。第3工程にて、
図4に示すように、分岐管路1の2つの分配管路15,
16の末端より、それぞれ、ガイド部材3を管継手14
内を経由して分岐管路1の基端部まで挿通する。ガイド
部材3の分岐管路1内への挿通は、ボール4にその先端
部をくくりつけて、ボール4を空気圧により圧送するこ
とにより行う。 【0011】第4工程にて、図5に示すように、挿通し
た各ガイド部材3の先端部を分岐部を有するインナーチ
ューブ2の第2インナーチューブ24片及び第3インナ
ーチューブ片25の他端部にそれぞれ仮止めし、図6に
示すように、各ガイド部材3の基端部を、それぞれ、各
分配管路15,16の末端より引っ張って、第2インナ
ーチューブ24片及び第3インナーチューブ片25の他
端部を導出する。 【0012】第5工程にて、ガイド部材3を取り外し、
図7に示すように、分岐部を有するインナーチューブ2
内に圧力媒体Aを圧入することにより内部から拡径して
分岐管路1内に緊密に装着する。第6工程にて、特に図
示しないが、切断部分を管継手にて接続する。以上の第
1工程〜第6工程を経て、途中に分岐部を有する既設の
分岐管路1内に、インナーチューブ2を緊密に装着して
更生する作業を終了する。 【0013】 【発明の効果】本発明の分岐管路の更生方法は、上記の
構成とされているので、途中に分岐部を有する既設の分
岐管路を更生することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明が適用される分岐管路を説明する模式図
である。 【図2】本発明の第1工程にて、作製される分岐部を有
するインナーチューブの一例を示す模式図である。 【図3】本発明の第2工程を説明する模式図である。 【図4】本発明の第3工程を説明する模式図である。 【図5】本発明の第4工程を説明する模式図である。 【図6】本発明の第5工程を説明する模式図である。 【図7】本発明の第6工程を説明する模式図である。 【符号の説明】 1 分岐管路 2 インナーチューブ 3 ガイド部材 4 ボール 11 配管本管 12 分岐継手 13 枝管路 14 管継手 15,16 分配管路 21 インナーチーズ 22 インナーソケット 23 第1イナーチューブ片 24 第2イナーチューブ片 25 第3イナーチューブ片

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 配管本管より分岐継手にて枝管路が取り
    出され、該枝管路が途中で管継手にて更に2つ以上の分
    配管路に分岐配管されてなる、途中に分岐部を有する既
    設の分岐管路内に、インナーチューブを装着して更生す
    る分岐管路の更生方法であって、予め前記分岐管路に対
    応する分岐部を有するインナーチューブを作製する工程
    と、前記分岐管路の枝管路の基端部を切断する工程と、
    前記分岐管路の2つ以上の分配管路の末端より、それぞ
    れ、ガイド部材を前記管継手内を経由して分岐管路の枝
    管路の基端部まで挿通する工程と、挿通した各ガイド部
    材の先端部に前記分岐部を有するインナーチューブの、
    導出すべき端部をそれぞれ仮止めし、該各ガイド部材の
    基端部をそれぞれ各分配管路の末端より引っ張って、イ
    ンナーチューブの各端部をそれぞれ前記分配配管の末端
    より導出する工程と、前記ガイド部材を取り外し、前記
    分岐部を有するインナーチューブを内部から拡径して、
    分岐管路内に緊密に装着する工程と、前記切断部分を管
    継手にて接続する工程とからなることを特徴とする分岐
    管路の更生方法。
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