JP2003176181A - セラミック中子の焼成方法 - Google Patents

セラミック中子の焼成方法

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JP2003176181A
JP2003176181A JP2002224800A JP2002224800A JP2003176181A JP 2003176181 A JP2003176181 A JP 2003176181A JP 2002224800 A JP2002224800 A JP 2002224800A JP 2002224800 A JP2002224800 A JP 2002224800A JP 2003176181 A JP2003176181 A JP 2003176181A
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/622Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/64Burning or sintering processes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/12Treating moulds or cores, e.g. drying, hardening

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、寸法偏差を少なくし、寸法公差を
満たすセラミック中子の生産高を上げるようなセラミッ
ク中子の焼成方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 セラミック中子を焼成する方法は、成形
された中子形状を有する未焼成(素地)の、又は、以前
に焼成されたセラミック中子をセッター上に設置する段
階と、耐火性粒子を含む少なくとも1つの弾性耐火性袋
をセラミック中子上に設置し、焼成時に、セッターに向
かうよう中子に力を加える段階と、セッター上のセラミ
ック中子を周囲の温度より高い焼成温度にまで加熱する
段階とを含む。弾性加重袋がその上に載せられてセラミ
ック中子を加熱することにより、中子がセッターの表面
に一致することを促進し、それにより、中子の寸法的な
ゆがみを少なくし、所定の寸法公差内である中子の生産
高を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属材料を鋳
込みする際に使用するセラミック中子を焼成する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】多くのガス・タービン・エンジンの製造
業者は、新型のインベストメント鋳造されるタービン翼
(即ち、タービンブレード又はベーン)を評価してい
る。このタービン翼は複雑な空気冷却路を含み、この路
は、大きなエンジン噴射及び充分なタービン翼の耐用年
数が得られるようタービン翼の内部冷却の効率を改善す
る。内部冷却路は、セラミックシェルモールド内に設置
される1つ以上の薄いエアフォイル状のセラミック中子
を使用して鋳造されたタービン翼内に形成される。セラ
ミックシェルモールドには溶融金属が、中子の周りに鋳
込みされる。溶融金属が凝固した後、モールド及び中子
が取り除かれ、1つ以上の内部冷却路を有する鋳造され
たタービン翼が残される。内部冷却路は中子があったと
ころに形成される。
【0003】セラミック中子は一般的に、セラミック粉
末、結合剤、及び、様々な添加剤を含む可塑化されるセ
ラミック化合物を使用して形成される。セラミック化合
物は、中子金型又はモールドに、射出成形されるか、ト
ランスファー成形されるか、又は、高温で流込みされ
る。素地(未焼成)の中子が、金型又はモールドから取
り出されると、中子は一般的に、上部セッター(sette
r)と下部セッターの間に置かれて室温まで冷却され、
その後、中子の最終加工及び計量作業と、高い焼結温度
での焼成が行われる。素地のセラミック中子は1つ以上
の工程で、高い(超周囲(superambient))温度で焼成
され、中子を、例えば、ニッケル又はコバルト系の超合
金といった金属材料の鋳込みに使用できるよう焼結し且
つ強化する。米国特許第5,014,763号は、焼成
時に上部セッターと下部セッターの間に設置される素地
のセラミック中子を開示する。
【0004】素地の中子は、成形作業及び/又は室温冷
却作業から中子の中にもたらされる応力により歪んでし
まう場合がある。ゆがみは、比較的薄い断面を有する翼
後縁がある中子のエアフォイル領域において特に問題と
なる。翼後縁は、薄い断面を有することによりゆがみの
影響を受けやすい。その結果、素地のセラミック中子
は、中子の生産工程において1つの中子と次の中子で寸
法が異なってしまう場合がある。更に、素地の中子は上
部セッター又は下部セッターによって誤って接触され、
生産工程において1つの中子と次の中子で寸法が異なっ
てしまう場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、寸法偏差を
少なくし、寸法公差を満たすセラミック中子の生産高を
上げるようなセラミック中子の焼成方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の例示的な実施例
において、セラミック中子を焼成する方法は、成形され
た中子形状を有する未焼成(素地)の、又は、以前に焼
成されたセラミック中子をセッター上に設置する段階
と、耐火性粒子を含む少なくとも1つの弾性耐火性袋を
セラミック中子上に設置し、焼成時に、セッターに向か
うよう中子に力を加える段階と、セッター上のセラミッ
ク中子を周囲の温度より高い焼成温度にまで加熱し、中
子を焼結させ且つ強化させ、金属材料を鋳込みするのに
使用することができるようにする段階とを含む。本発明
に従って、弾性加重袋がその上に載せられてセラミック
中子を加熱することにより、中子がセッターの表面に一
致することを促進し、それにより、中子の寸法的なゆが
みを少なくし、所定の寸法公差内である中子の生産高を
上げる。選択された重みを有する複数の弾性耐火性袋
が、プリント寸法からの中子の寸法偏差を少なくするの
に効果的であると思われる方向及び位置に設置される。
セラミック中子は、本発明では、未焼成(素地)の状態
でも、又は、焼成された状態でも処理することが可能で
ある。
【0007】本発明の特定の実施例では、弾性袋は、セ
ラミッククロッグ(例えば、セラミック粒子)を包含す
るセラミック繊維クロスの袋を含む。袋は、焼成時に、
クロッグ粒子が拡散することを阻止し、また、クロッグ
の粒子と中子の間の化学反応を阻止する。袋は、管状の
靴下状の構成であり、その両端はそれぞれ、靴下にクロ
ッグが充填された後、焼成の温度に耐え得る金属導線又
はセラミックストリングで閉じられる。
【0008】本発明は、以下に制限されないが、ゆがみ
の影響を受けやすいエアフォイル領域を含む比較的大き
いセラミック中子の焼成に有益である。例えば、例示的
に過ぎないが、本発明は、陸上用又は航空用のガス・タ
ービン・エンジンのエアフォイル(例えば、タービンブ
レード及びベーン)のインベストメント鋳造に使用され
るセラミック中子の焼成に有益である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、可塑化されたセラミッ
ク化合物が中子金型又はモールドに注入される従来の流
込み中子成形、射出成形、トランスファー成形、又は、
他の中子成形技術を使用して形成されるセラミック中子
の製造に関し、説明目的としてのみ以下に説明する。従
来の流込み中子成形には、1つ以上のセラミック粉末
(例えば、アルミナ、シリカ、ジルコン、及び/又は、
ジルコニア粉末)、例えば、触媒反応で硬化されたエチ
ルシリケート液体結合剤といった液体結合剤、及び、他
の添加剤とを混合することと、混合体を金型に流し込む
ことと、結合剤が硬化する/硬くなるまで圧力を加える
ことと、金型から素地の中子を取り出すことが含まれ
る。次に素地の中子はフレーミング処理が施される。フ
レーミング処理では、素地の中子はアルコール炎が当て
られ、素地中子強度が高められる。その後、例えば、ニ
ッケル又はコバルト系の超合金といった金属材料を鋳込
みする際に使用できるよう中子を焼結し且つ強化するた
めに高温の焼結(焼成)処理を施す。射出成形又はトラ
ンスファー成形されるセラミック中子は、1つ以上のセ
ラミック粉末(例えば、アルミナ、シリカ、ジルコン、
及び/又は、ジルコナ粉末)、有機結合剤(例えば、熱
硬化性結合剤材料、熱可塑性又は架橋結合の熱可塑性結
合剤材料、及び、これらの混合材料)、及び、様々な添
加剤を含むセラミック化合物を、室温より高い金型温度
を有する金型に、高温で注入して素地の中子を形成する
ことにより成形される。中子を形成するための特定のセ
ラミック粉末、有機結合剤、及び、添加剤は、従来の利
用可能な材料から選択可能であり、中子を形成するため
に使用可能であり、また、これらは本発明の一部ではな
い。未焼成(素地)のセラミック中子は、本発明に従っ
て処理されることが可能である。更に、以前に焼成され
たセラミック中子も、本発明に従って、更に処理される
ことが可能である。例えば、流込みされたセラミック中
子に2つ以上の焼成処理が施されるときに、その焼成処
理の一部又は全てを、弾性耐火袋を使用する本発明に従
って実行することが可能である。
【0010】本発明は、例えば、タービンブレード及び
タービンベーンといったガス・タービン・エンジンをイ
ンベストメント鋳造する際に使用するセラミック中子の
製造に関し、例示目的且つ非制限的に以下に説明する。
上述したようなタービン翼は一般的に、ニッケル系超合
金及びコバルト系超合金を使用したインベストメント鋳
造物であり、等軸結晶粒(equiaxed grain)微構造、又
は、コラム状結晶粒(columnar grain)又は単結晶を含
む指向性凝固される微構造を有するよう鋳造される。本
発明は、以下に制限されないが、地上用のガス・タービ
ン・エンジン用のエアフォイルをインベストメント鋳造
するのに使用する比較的大きいセラミック中子を製造す
るのに特に有用である。地上用のガス・タービン・エン
ジンでは、中子は、約6インチ以上の長さ、例えば、6
インチから42インチ、及びそれ以上の範囲の長さを有
することができる。
【0011】図1乃至3を参照するに、例示目的として
及び非制限的に、中子金型又はモールド(図示せず)か
ら取り出された例示的な素地(未焼成)のセラミック中
子10を概略的に示し、このセラミック中子10は、ニ
ッケル又はコバルト系超合金のガスタービンエンジンブ
レードの鋳造に使用されるよう構成される。素地の中子
10は、ルート(root)領域12及びエアフォイル領域
14を含む。エアフォイル領域14は、翼前縁16と、
比較的薄い断面を有する翼後縁18を含む。様々な構成
及び寸法を有する開口21a及び/又はスロット21b
は中子10を通り設けられ、細長い壁、丸い軸受け台、
及び、周知である鋳造されるタービンブレード内部の他
の特徴を形成する。開口及び/又はスロット21a、2
1bは、図2では便宜上省略してある。中子10は、タ
ービン翼の中子に対し周知であるように、凸状の第1の
面S1と反対側の凹状の面S2を含む。面S1及びS2
は一般的に、リブ、ペデスタル、タービュレータ等とい
った複雑な表面特徴を含む。翼後縁18は一般的に、非
常に細い先端となるよう先細りにされ、この先端は、そ
り又は屈曲、又は、そうでなければゆがみの影響を受け
やすい。
【0012】図2及び図3を参照するに、未焼成(素
地)の中子10が上方向に向きながら、剛性下部セッタ
ー20の中子受け面20a上に設置される。素地の中子
10は、中子が中子金型又はモールドから取り出された
後に、中子が依然として高い成形温度(例えば、華氏9
0乃至300度)のときでも、又は、素地の中子10が
室温に冷却された後でもセッター20上に設置されるこ
とが可能である。中子10は、素地の中子ではなくて、
例えば、流込みセラミック中子(poured ceramiccore)
に使用されるように、多数の焼成工程の一部として以前
に焼成された中子であってもよい。
【0013】剛性下部セッター20は、金属、プラスチ
ック(例えば、Ciba Geigy Companyから入手可能である
レン・プラスチック(REN plastic))、セラミック、
又は、他の比較的剛性/堅い材料から構成されてよい。
セッター20は、予め選択される望ましい形状又は外形
を有する中子受け面20aを含み、その受け面20a
に、素地のセラミック中子10の近い方の面S1が一致
する。例えば、図2及び図3には、中子10のエアフォ
イル領域14を受けるよう予め選択されるエアフォイル
外形を有するセッター受け面20aが示される。セッタ
ー受け面20aは一般的に、その表面には、軸受け台、
タービュレータ等といった中子10の翼領域14にはあ
る表面細部がないという点で、平らな外形を有する。
【0014】本発明の実施例を実施してシリカ系の中子
10を焼成するに、耐火性粒子32を含む1つ以上の弾
性耐火性加重袋30が中子10の上方向に面している面
S2上に設置され、焼成時にセッター受け面20aに向
かうよう中子に均等に分布される力(袋の重みによる)
を加え、それにより、例えば、華氏1600乃至210
0度での焼成時に、中子の面S1がセッター受け面20
aに一致することが促進される。各加重袋30は弾力が
あり、それにより、袋は中子10の上面にぴったりと合
わさって、セッター受け面20aに向かうよう中子に力
(重力による加重力)を分布し且つ加え、一方で、中子
材料からの気体が袋を通過することを可能にする。各袋
30は、Thermal Ceramics(Augusta, Georgia)からKa
otex clothとして市販されている編込まれたセラミック
(例えば、シリカ又はアルミナ)繊維クロスから作るこ
とができる。一枚の平らなセラミック繊維クロスは折畳
まれ、隣接する折畳まれたクロスの端はシリカ又はアル
ミナ繊維を使用して縫い合わされ、管状袋又は靴下状の
もの30が形成される。本発明は、特定のセラミック繊
維クロスの袋又は靴下状のものに制限されるものではな
く、他の耐火性又はセラミック材料を使用して、焼成温
度となるセラミック粒子32を含み、また、焼成時に中
子の材料と反応しない弾性加重袋30を作ることができ
る。
【0015】シリカ系の中子10を焼成する際に、耐火
性粒子32は、3乃至6のふるい目寸法(sieve size)
(ふるい目寸法は、U.S. Standard Sieveによるもので
ある)を有する焼結アルミナ粒子を含むアルミナグロッ
グを含む。このようなアルミナクロッグ粒子は一般的
に、約1/4インチの直径を有する。このような種類の
アルミナクロッグは、Aluchem(Reading, Ohio)から市
販されている。本発明はアルミナクロッグに制限される
ものではなく、他の耐火性又はセラミック粒子32が加
重袋30に含まれてもよい。耐火性又はセラミック粒子
32は、特定の温度において、及び、中子焼成作業時に
焼結しないものが選択される。
【0016】弾性管状加重袋30には、適切な重みの粒
子32が手動で又は機械で充填され、袋30の開いた口
は、焼成温度及び焼成時間に耐え、袋を閉じた状態に維
持することを保証するような金属導線又はセラミックス
トリングタイを使用して結ぶ(閉じられる)。一般的
に、袋30の1つの端が第1のタイ34を使用して結
び、次に、残っている開いた口から粒子32を袋に充填
し、その後、残っている開いた口を第2のタイ34を使
用して閉じる。好適なタイ34は、Ni−Cr熱電対導
線、又は、プラチナ又はプラチナ合金熱電対導線を含
み、これらは、袋30の両端でねじられ端を封じる。袋
30は、焼成時における内部の粒子30の拡散を防ぎ、
また、粒子32と中子10間の化学反応を防ぐ。
【0017】図2は、3つの袋30が、中子10の長手
軸方向に沿って横断するよう、且つ、間隔が置かれて設
置されて示されるが、袋の中子に対するこの設置は、例
示目的に与えられたに過ぎず、本発明を制限するもので
はない。本発明を実施する際に、袋30の中子10上に
おける方向及び位置は、各特定の中子設計に対し経験的
に決められ、それにより、中子の受け面20aへの密着
が促進され、従って、中子10の所望のプリント寸法か
らの寸法偏差を少なくすることができる。例えば、異な
る中子構成は異なる領域を有し、中子の収縮、ゆがみ、
及び、他の理由からセッター受け面20aに所望される
ほど本質的に密接に一致しない場合がある。本発明を実
施することにより、袋30は、図2に示すように中子1
0の長手軸方向に対し横断するように方向付けられ、及
び/又は、袋30は長手軸方向と平行に方向付けられ、
及び/又は、必要に応じて、及び、特定の中子10を受
け面20aに一致させることを達成するための試み及び
誤りから経験的に、長手軸方向に対し任意の角度で方向
付けられることが可能である。このために、各袋30
は、均等に分布される力を中子10に加える。
【0018】同様に、袋30の個数及び重みも(中子1
0における方向及び位置に加えて)、各特定の中子設計
に対し経験的に決められ、それにより、中子のセッター
受け面20aへの一致を促進し、従って、中子10の所
望のプリント寸法からの寸法偏差を少なくする。袋30
の重みも、同様の目的のために、中子10の異なる位置
において異なることが可能である。例示目的及び非制限
的に、図示する3つの袋30の重みはそれぞれ、約1.
5ポンド(1ポンド=約454グラム)である。
【0019】本発明の方法実施例を実施するに、加重袋
30がその上に設置されたセッター20上のセラミック
中子10は、従来の窯炉において焼成されて室温より高
い焼成温度にまでされ、セラミック中子粒子を互いに焼
結させ、中子の強度を高め、金属材料の鋳込み時に使用
することができるようにされる。シリカ系の素地セラミ
ック中子を焼成するには、最大中子焼成温度は、華氏1
600乃至2100度であり、温度は、用いられた中子
の組成に依存する。焼成は、窯炉内において大気環境で
行われることが可能である。中子10には一般的に、加
熱ステージ、最大焼成温度維持ステージ、及び、数時間
から数日間に亘るまとまった時間の冷却ステージを含む
従来の焼成サイクルが行われる。例えば、例示目的に過
ぎないシリカ系の中子に対しては、最大焼成温度までの
加熱速度は一般的に、毎時約10乃至約75度Cであ
る。
【0020】本発明に従って、その上に弾性加重袋30
が載せられたセラミック中子10の焼成は、中子の、セ
ッター20のセッター受け面20aへの一致を促進し、
それにより、中子の寸法偏差を少なくし、予め選択され
る(設計上の)寸法公差内である焼成されたセラミック
中子の生産高を上げる。焼成後、加重袋30は、他の中
子10の焼成に再使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って焼成可能である一般的な素地
(未焼成)の又は焼成されたエアフォイルセラミック中
子を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に従って、その上に複数の弾性
加重袋が設けられた、下部セッター上に設置されるエア
フォイルセラミック中子を示す斜視図である。図1の中
子に示されるスロット及び開口は、図2では便宜上省略
される。
【図3】図2のセッター上にある翼を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 中子 12 ルート領域 14 翼領域 16 翼前縁 18 翼後縁 20 セッター 20a セッターの中子受け面 21a スロット 21b 開口 30 弾性加重袋 32 耐火性粒子 34 タイ S1 凸状の面 S2 凹状の面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月28日(2003.1.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B22F 3/10 C04B 35/64 N (72)発明者 ランダール ディー ルニオンズ アメリカ合衆国 テネシー州 37821 ニ ューポート スミスウッド・ストリート 225 Fターム(参考) 4E093 JC02 QB01 QC10 4K018 DA38 DA39 HA07 HA08 KA53

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック中子を焼成する方法であっ
    て、 上記中子をセッター上に設置する段階と、 耐火性粒子を含む少なくとも1つの弾性耐火袋を上記中
    子の上に設置し、上記セッターに向かうよう上記中子に
    力を加える段階と、 上記中子を周囲温度よりも高温の焼成温度に加熱する段
    階とを含む方法。
  2. 【請求項2】 複数の上記弾性耐火袋は、上記中子に対
    し異なる方向で、上記中子の上に設置される請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 複数の上記弾性耐火袋は、上記中子の異
    なる位置で、上記中子の上に設置される請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 複数の上記弾性耐火袋は異なる重みを有
    して上記中子の上に設置される請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記少なくとも1つの弾性耐火袋はセラ
    ミック繊維クロスを含む請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記少なくとも1つの弾性耐火袋は管状
    の袋構成を有する請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記管状の袋構成の両端は、それぞれの
    タイによって閉じられる請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記タイは、金属導線又はセラミックス
    トリングを含む請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記耐火性粒子は焼結されたセラミック
    粒子を含む請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記セラミック粒子はアルミナ粒子を
    含む請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記アルミナ粒子は、3乃至6のふる
    い目寸法を有する請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記セッターはエアフォイル形状を有
    する表面を含み、上記中子は、上記セッターの上記表面
    上に受容されるエアフォイル状の領域を有する請求項1
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記中子は、約6インチより大きい長
    さを有する請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記少なくとも1つの弾性耐火袋を別
    の中子の焼成に再利用する段階を更に含む請求項1記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 上記セラミック中子は未焼成の中子で
    ある請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 上記セラミック中子は焼成された中子
    である請求項1記載の方法。
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