JP2001232445A - 単結晶精密鋳造用鋳型の製造方法 - Google Patents

単結晶精密鋳造用鋳型の製造方法

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JP2001232445A JP2000046171A JP2000046171A JP2001232445A JP 2001232445 A JP2001232445 A JP 2001232445A JP 2000046171 A JP2000046171 A JP 2000046171A JP 2000046171 A JP2000046171 A JP 2000046171A JP 2001232445 A JP2001232445 A JP 2001232445A
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Hirofumi Furukawa
洋文 古河
Hideaki Honma
秀明 本間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実で、かつ、能率的にセレクタ部の鋳型を
強化することが可能な単結晶精密鋳造用鋳型の製造方法
を提供すること。 【解決手段】 セレクタ部の鋳型(140)は対応する
ワックス模型を型枠に入れ、そこにセラミック材料のス
ラリを流入し、硬化後、ワックス模型を溶出してから加
熱、焼成して形成する。セレクタ部以外の部分の鋳型
(150)は従来のロストワックス法でセラミック材料
で形成する。これら2つの鋳型を接着材(300)で接
合して、単結晶精密鋳造用鋳型(100)を完成する。
セレクタ部の鋳型を作るスラリのセラミック材料はセレ
クタ部以外の部分の鋳型と同材質のムライト質の粒子に
コロイダルシリカを30〜50重量%配合、混練し、更
にコロイダルシリカに対してマグネシア粉末を5〜20
重量%配合して更に混練したもので速硬性があり能率よ
くセレクタ部の鋳型を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は単結晶精密鋳造用鋳
型の製造方法、および当該製造方法で製造された単結晶
精密鋳造用鋳型を使用したタービンの翼の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン(産業用ガスタービン、航
空機用ガスタービン)の翼はあらゆる機械部品の中で最
も過酷な条件下で使用される部品であり、単結晶精密鋳
造で製造される。その方法は、図15に示すようなセレ
クタ形成部401とスタータブロック形成部402とを
有するセラミック製鋳型400を、図17に示すよう
に、昇降台500に載置して加熱炉600内に配置し
て、鋳型を鋳造金属の凝固温度以上に加熱しておき、該
鋳型に溶解炉700から溶融金属を注湯した後に、鋳型
ごとゆっくり例えば水冷コイル800が配設された低温
雰囲気内に引き下げ、スタータブロック部402から発
生した柱状晶の内の一つをセレクタ部401で選択し
て、この結晶を成長させて単結晶材とするものである。
【0003】ここで精密鋳造用鋳型は、図16に示すよ
うなワックス模型410をシリカゾルをバインダとした
セラミックスラリ中に浸せき(ディッピング)し、その
後直ちにセラミック粒子を該スラリに付着(スタッコイ
ング)させて乾燥し、鋳型が所定厚さになるまでこの工
程を繰り返し(通常は8回から15回程度)、その後に
鋳型を150℃程度に加熱してワックスを溶出させ、更
に約1000℃で焼成して図15に示したようなセラミ
ック鋳型400を製造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セレクタ部
では多くの結晶を一つの結晶に選択する機能が必要であ
り、その為に非常に小さな断面積でスパイラルあるいは
ジグザグ形状にしなければならない。したがって、セレ
クタ部の鋳型が割れる問題や、鋳型をつくるワックス模
型に前述のディッピング及びスタッコイング工程を繰り
返す際にこのセレクタ部のワックスが破損し、鋳型自体
の歩留まりが低いという問題がある。
【0005】前者の問題に対処するものとして、特開平
7−236941号公報ではセラミック鋳型のセレクタ
部およびスタータ部をつき固め法で補強する鋳型の製造
方法を開示している。また、後者の問題に対処するもの
として、特開平10−34280号公報では、セレクタ
部およびスタータブロック部のワックス模型の周りに複
数のセラミック製の補強柱を配設してからディッピング
及びスタッコイング工程を繰り返すことを開示してい
る。
【0006】しかしながら、特開平7−236941号
公報に記載の方法では、全体の鋳型を形成後にセレクタ
部をつき固めるために、その際に、セレクタ部を破損す
る可能性があり、また、特開平10−34280号公報
に記載の方法では、セレクタ部のワックス型の周りに離
間して補強柱を配置するという難しさがある、また、い
ずれの場合も、セレクタ部を形成している鋳型そのもの
は、他の部分の鋳型と同じに作られ、セレクタ部のみ任
意の強度にすることはできない。本発明は上記問題に鑑
み、確実で、かつ、能率的にセレクタ部の鋳型を強化す
ることが可能な単結晶精密鋳造用鋳型の製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による、
スタータブロックから発生した柱状晶よりセレクタで単
結晶を選択し、この単結晶を製品部の型内で成長させて
製品の精密鋳造をおこなう単結晶精密鋳造に用いる単結
晶精密鋳造用鋳型の製造方法は、セレクタ部の鋳型を当
該部分の模型を用いて独立に形成する工程を、含み、セ
レクタ部の鋳型はセレクタ部の模型を用いて独立に形成
される。請求項2の発明では、特に、セレクタ部の鋳型
は、型枠内に配置した当該部分の模型の周りに型材料を
流し込む型成形法で形成される。請求項3の発明では、
請求項1の発明に、さらに、セレクタ部の鋳型形成後、
該鋳型形成に使用した模型を除去する工程と、製品部の
鋳型を含むセレクタ部以外の鋳型を当該部分の模型を使
用して形成する工程と、模型を除去した、セレクタ部の
鋳型と、セレクタ部以外の鋳型とを接合して、全体鋳型
を形成する工程と、を含む。請求項4の発明では、請求
項1の発明に、さらに、製品部の鋳型を含むセレクタ部
以外の鋳型の模型を形成する工程と、型成形法で形成し
たセレクタ部の鋳型に内封されている当該部の模型と、
セレクタ部以外の鋳型の模型とを接合して鋳型と模型が
接合された複合接合体を形成する工程と、複合接合体を
基に全体鋳型を形成する工程と、を含む。
【0008】請求項5の発明では、セレクタ部の鋳型
は、スタータブロックの鋳型をともなっている。請求項
6の発明では、模型はワックスを材料とするワックス模
型である。請求項7の発明では、鋳型はセラミック鋳型
である。請求項8の発明では、セレクタ部の鋳型を型成
形法で形成するのに用いる型材料は、セレクタ部以外の
部分の鋳型を形成するのに用いる材料と同じ材質のムラ
イト質の粒子に、コロイダルシリカを30乃至50重量
%配合して混練し、さらに、コロイダルシリカの5乃至
20重量%配合してさらに混練した速硬化性スラリであ
る。
【0009】請求項9の発明では、製品部の型がタービ
ンの翼の型であって、請求項1から8のいずれか1つに
記載の製造方法で製造された単結晶精密鋳造用鋳型を用
いてタービンの翼が製造される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。初めに本発明のタービン翼を製造
するための単結晶精密鋳造用鋳型の製造方法の第1の実
施の形態について説明する。この第1の実施の形態は、
セレクタ部の鋳型を型枠内に配置した当該部分のワック
ス模型の周りにセラミック材料を流し込むセラミックに
よる型成形法で形成し、一方、セレクタ部を除く部分の
鋳型を、従来技術で述べたディッピングとスタッコイン
グを繰り返す方法でセラミック材料で形成し、両者を接
合して全体の鋳型とするものである。
【0011】先ず、金型中にワックスを射出成形して図
1に形状を示すセレクタ部のワックス模型110を製作
する。このセレクタ部のワックス模型110を図2に示
すように木製あるいは金属製の型枠130中にセット
し、セレクタ部以外のセラミック鋳型と同材質のムライ
ト質の粒子にコロイダルシリカを30〜50重量%配
合、混練してスラリ化し、更に該スラリにコロイダルシ
リカに対してマグネシア粉末を5〜20重量%配合して
更に混練した後に、該スラリを前記セレクタ部のワック
ス模型110の周囲に流し込む。
【0012】マグネシア粉末はコロイダルシリカの硬化
作用がある為に上記スラリは短時間(およそ10ないし
20分)で硬化し、図3に示されるようにワックス模型
110の周りにセラミック製のセレクタ部鋳型140が
形成される。硬化後に型枠130からセレクタ部鋳型1
40を取り出す。それから該セレクタ部鋳型140を約
150℃に加熱してワックスを溶出し、更に約1000
℃に加熱して焼成する。図4は焼成してワックスが除去
されたセレクタ部鋳型140を示している。
【0013】一方で図5に示すようなセレクタ部鋳型を
含まないメイン鋳型150を通常のロストワックス精密
鋳造の鋳型製作方法に従って製造する。本発明では、ス
ラリにはムライト粉末を骨材とし、シリカゾル(コロイ
ダルシリカ)をバインダとしたスラリを、またスタッコ
材としてはムライト粒子を使用した。このロストワック
ス鋳型の製造方法は公知であり、詳細は省略する。
【0014】このメイン鋳型150は、製品であるター
ビン翼を形成する翼形成部151と、スタータブロック
部を形成するスタータブロック形成部152を有し、翼
形成部151とスタータブロック形成部152の間は後
述するように、セレクタ部鋳型140が接合できるよう
にセレクタ部鋳型140の外径より若干大きな径の円筒
部153とされている。このメイン鋳型150を焼成し
た後に図6に示すように両鋳型を接着材300を用いて
接合しセレクタ部鋳型140を有する単結晶精密鋳造用
鋳型100を完成する。図7はこの接合部の拡大図であ
る。
【0015】この単結晶精密鋳造用鋳型100を用いて
単結晶材でタービンの翼を製造する工程は従来技術で説
明したのと同様である。すなわち単結晶精密鋳造用鋳型
100を昇降台500に載置して加熱炉600内に配置
して、1450ないし1550℃程度に加熱した後に、
該鋳型に溶解炉700から溶融金属を注湯し、その後、
単結晶精密鋳造用鋳型100ごと所定の速度例えば50
ないし300mm/h程度でゆっくり例えば水冷コイル8
00が配設された低温雰囲気内に引き下げ、スタータ形
成部152内で発生した柱状晶の内の一つをセレクタ鋳
型140のセレクタ141で選択して、この結晶を成長
させて単結晶でタービン翼を製造する。
【0016】第1の実施の形態では上記のようにしてセ
ラミック製の単結晶精密鋳造用鋳型が製造され、小断面
積のセレクタ部鋳型140は分離して形成され、セレク
タ部のワックス模型の破損を防止することが出来鋳型の
歩留まりが向上する。また、完成された鋳型もセレクタ
形成部が補強されており、この鋳型を用いて製品を製造
するときに鋳型が破損することも防止される。また、小
断面積のセレクタ部鋳型140の形成に当たって、コロ
イダルシリカをバインダとしたセラミックスラリに少量
のマグネシアを配合することにより短時間でスラリを硬
化することが可能で、能率よく形成することができる
し、セレクタ鋳型140のみ所望の強度まで補剛するこ
とができる。
【0017】次に第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態は単結晶精密鋳造用鋳型を製造す
るに際して、セレクタ形成部にスタータブロック形成部
を加えた(一部翼用型との連続部を含む)部分のワック
ス模型を製作し、該ワックス模型をセラミックで補強し
た後に、そのワックス模型を除去しないで、翼本体のワ
ックス模型と接合し、その接合体に前述したのと同様に
デッピングとスタッコイングを繰り返し全体の鋳型を完
成するものである。
【0018】先ず、金型中にワックスを射出成形して図
8に形状を示すスタータブロック及びセレクタ部のみの
ワックス模型210を製作する。ワックス模型210の
頂部は図示のように翼断面形状になっている。次に、図
9に示されるように、第1の実施の形態と同様に、この
スタータブロック部及びセレクタ部のワックス模型21
0を木型あるいは金型から成る型枠230の中にセット
し、第1の実施の形態で説明したのと同様なスラリをワ
ックス模型210の周囲に流し込む。
【0019】その結果、図10に示されるようにワック
ス模型210の周りにスタータ形成部およびセレクタ形
成部のセラミック鋳型240が形成される。図11は、
図10の型枠230を除去したものである。この第2の
実施の形態では、スラリはワックス模型210の頂部が
若干残るような高さまでしか注入されないが、頂部まで
注入してもかまわない。なお、図9と図10は、翼断面
の長手方向から見た場合を示している。
【0020】一方で、図12に示すようなスタータ形成
部とセレクタ形成部のないワックス模型220を製作し
ておく。そして、図13に示すように、図12のスター
タ形成部とセレクタ形成部のないワックス模型220の
下面と、図11のセラミック鋳型240で補強されたワ
ックス模型210の頂面を、接着材300で接合し、両
者の複合接合体250を形成する。
【0021】しかる後に、この複合接合体250に、前
述したようなディッピングとスタッコイングを繰り返し
て施して、所定の厚さのセラミック層で被い、その後、
加熱してワックスを溶出し、更に約1000℃に加熱、
焼成して単結晶精密鋳造用鋳型200を完成する。第2
の実施の形態では上記のようにして単結晶精密鋳造用鋳
型が製造され、第1の実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。この鋳型を用いて単結晶材を鋳造、凝固す
る工程は第1の実施の形態の場合と同じである。
【0022】
【発明の効果】各請求項に記載の発明によれば、セレク
タ部分の鋳型は分離して形成され、セレクタ部のワック
ス模型の破損を防止することが出来、鋳型の歩留まりが
向上する。また、完成された鋳型のセレクタ部分は補強
されており、この鋳型を用いて製品を製造するときに鋳
型が破損することも防止される。セレクタ部分の鋳型は
分離して形成されるので他の部分を必要以上に強化する
ことなくセレクタ部分のみ強化できるという利点もあ
る。特に、請求項8に記載のような材料を用いてセレク
タ部分の鋳型を形成すれば速硬性があるので能率よく鋳
型を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のセレクタ部のワッ
クス模型を示す図である。
【図2】図1のワックス模型を型枠に入れ、そこにスラ
リを注入する様子を示す図である。
【図3】型枠内でワックス模型の周りに形成されたセレ
クタ部のセラミック鋳型を示す図である。
【図4】図3のセレクタ部のセラミック鋳型を取り出し
ワックス模型を除去した状態を示す図である。
【図5】セレクタ部の以外の部分のセラミック鋳型を示
す図である。
【図6】図4のセレクタ部の鋳型と図5のセレクタ部の
以外のセラミック鋳型を接合した第1の実施の形態の単
結晶精密鋳造用鋳型の完成品を示す図である。
【図7】図6の部分拡大図である。
【図8】第2の実施の形態のスタータブロック部及びセ
レクタ部のワックス模型を示す図である。
【図9】図8のワックス模型を型枠に入れ、そこにスラ
リを注入する様子を示す図である。
【図10】型枠内でワックス模型の周りに形成されたス
タータブロック部及びセレクタ部のセラミック鋳型を示
す図である。
【図11】図10のセレクタ部およびスタータブロック
部の鋳型をワックス模型と共に取り出して示した図であ
る。
【図12】セレクタ部およびスタータブロック部以外の
部分のワックス模型を示す図である。
【図13】図11のワックス模型付きのセレクタ部およ
びスタータブロック部の鋳型と、図12のセレクタ部お
よびスタータ部以外の部分のワックス模型を接合した複
合接合体を示す図である。
【図14】図13の接合体のまわりをセラミックで被
い、ワックス模型を除去し、加熱、焼成した第2の実施
の形態の単結晶精密鋳造用鋳型の完成品を示す図であ
る。
【図15】従来技術のセラミック鋳型を示す図である。
【図16】図15の鋳型を製造するためのワックス模型
である。
【図17】単結晶精密鋳造用鋳型を用いて製品を製造す
る装置を示す図である。
【符号の説明】
100…第1の実施の形態による単結晶精密鋳造用鋳型
完成品 110…セレクタ部ワックス模型 130…型枠 140…セレクタ部セラミック鋳型 150…メイン鋳型 151…翼形成部 152…スタータ形成部 200…第2の実施の形態による単結晶精密鋳造用鋳型
完成品 210…セレクタ部およびスタータ部のワックス模型 220…セレクタ部およびスタータ部以外のワックス模
型 230…型枠 240…セレクタ部およびスタータ部のセラミック鋳型 250…接合体 400…従来技術の単結晶精密鋳造用鋳型 410…従来技術の単結晶精密鋳造用鋳型製造用のワッ
クス模型 500…昇降台 600…加熱炉 700…溶解炉 800…水冷コイル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 27/04 B22D 27/04 F C04B 35/00 F01D 5/28 F01D 5/28 25/00 F 25/00 C04B 35/00 H Fターム(参考) 3G002 BA02 BA06 BA10 BB04 EA06 4E092 AA03 AA18 AA19 BA04 BA13 CA03 4E093 LC06 MC01 MC03 MC08 TA10 4G030 AA36 AA37 BA20 CA01 CA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタータブロックから発生した柱状晶よ
    りセレクタで単結晶を選択し、この単結晶を製品部の型
    内で成長させて製品の精密鋳造をおこなう単結晶精密鋳
    造に用いる単結晶精密鋳造用鋳型の製造方法であって、 セレクタ部の鋳型を当該部分の模型を用いて独立に形成
    する工程を、 含むことを特徴とする単結晶精密鋳造用鋳型の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 セレクタ部の鋳型を、型枠内に配置した
    当該部分の模型の周りに型材料を流し込む型成形法で形
    成することを特徴とする請求項1に記載の単結晶精密鋳
    造用鋳型の製造方法。
  3. 【請求項3】 さらに、 セレクタ部の鋳型形成後、該鋳型形成に使用した模型を
    除去する工程と、 製品部の鋳型を含むセレクタ部以外の鋳型を当該部分の
    模型を使用して形成する工程と、 模型を除去した、セレクタ部の鋳型と、セレクタ部以外
    の鋳型とを接合して、全体鋳型を形成する工程と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の単結晶精密鋳
    造用鋳型の製造方法。
  4. 【請求項4】 さらに、 製品部の鋳型を含むセレクタ部以外の鋳型の模型を形成
    する工程と、 型成形法で形成したセレクタ部の鋳型に内封されている
    当該部分の模型と、セレクタ部以外の鋳型の模型とを接
    合して鋳型と模型が接合された複合接合体を形成する工
    程と、 複合接合体を基に全体鋳型を形成する工程と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の単結晶精密鋳
    造用鋳型の製造方法。
  5. 【請求項5】 セレクタ部の鋳型は、スタータブロック
    の鋳型をともなっていることを特徴とする請求項1に記
    載の単結晶精密鋳造用鋳型の製造方法。
  6. 【請求項6】 模型はワックスを材料とするワックス模
    型であることを特徴とする請求項1に記載の単結晶精密
    鋳造用鋳型の製造方法。
  7. 【請求項7】 鋳型はセラミック鋳型であることを特徴
    とする請求項1に記載の単結晶精密鋳造用鋳型の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 セレクタ部の鋳型を型成形法で形成する
    のに用いる型材料は、 セレクタ部以外の部分の鋳型を形成するのに用いる材料
    と同じ材質のムライト質の粒子に、コロイダルシリカを
    30乃至50重量%配合して混練し、さらに、コロイダ
    ルシリカの5乃至20重量%配合してさらに混練した速
    硬化性スラリであることを特徴とする請求項7に記載の
    単結晶精密鋳造用鋳型の製造方法。
  9. 【請求項9】 製品部の型がタービンの翼の型であっ
    て、 請求項1から8のいずれか1つに記載の製造方法で製造
    された単結晶精密鋳造用鋳型を用いてタービンの翼を製
    造する方法。
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