JP2003174723A - 発電所の電力量一定制御システムおよびその制御システムを利用した発電所の電力一定制御方法 - Google Patents

発電所の電力量一定制御システムおよびその制御システムを利用した発電所の電力一定制御方法

Info

Publication number
JP2003174723A
JP2003174723A JP2001370805A JP2001370805A JP2003174723A JP 2003174723 A JP2003174723 A JP 2003174723A JP 2001370805 A JP2001370805 A JP 2001370805A JP 2001370805 A JP2001370805 A JP 2001370805A JP 2003174723 A JP2003174723 A JP 2003174723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
power
generator
unit
load pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001370805A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Matsumoto
匡史 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001370805A priority Critical patent/JP2003174723A/ja
Publication of JP2003174723A publication Critical patent/JP2003174723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来電力会社が独占的に一般需要家に電力を
供給していたのが最近の電力の自由化に伴い例えば製鉄
会社が保有する自家発電所の電力を電力会社に売買する
ケースが増えてきた。この場合、電力負荷が一定値で安
定している時間帯では発電機の出力電力量は容易に一定
制御を行っていて、制御変動幅を両者間で規約がなされ
ているが電力量切替え時等の負荷変動時には、一定制御
が困難な為、規定がない。しかし最近負荷変動時にも出
力電力量を一定制御とする要求が多くなった。 【解決手段】 積算電力量格納部と発電目標電力量およ
び現在電力値格納部と、予め設定された第1と第2の負
荷パターンを有する負荷パターン格納部と、第1の負荷
パターンに基づく電力量と実出力積算電力量とを比較偏
差値を演算する偏差演算部と、その偏差値を発電機出力
指令値演算部に与え、出力部に指令する構成の電力量一
定制御システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発電所の出力電
力量を一定に制御するシステムに関するものであり、特
に、発電所に設けられた発電機の出力を大幅に変化させ
る際の出力電力量を一定に制御するシステムに係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年我国においても電力の自由化が進
み、従来の電力会社による発電電力の供給に加え、多様
な産業界企業や自治体が保有する発電所電力を一般需要
家が利用可能となってきた。この場合、一般需要家は例
えば製鉄会社(以後、一般企業と称する)が発電した電
力を直接購入するのではなく、一般企業が電力会社と取
り交わした規約に基づいて発電電力を売り渡した後、電
力会社の電力網によって一般需要家等に供給されてい
る。一般企業と電力会社との規約の一例として、例えば
朝の7時から夜の6時までの昼間は40万KWHの電力
量を、夜の7時から翌早朝の6時までは20万KWHの
電力量を電力会社に渡すことが決められている場合、こ
の時間帯における電力量の一定範囲内(例えば±2%)
の制御を行うことは規約内事項であるが、前記朝の6時
から7時、および夜の6時から7時までの電力量変化時
における1時間内の電力量を目標値以内に収めることは
規約外であった。
【0003】このような従来技術における発電プラント
で適用されている電力量一定制御システムの制御方式を
図6に示す。図6において、1は積算電力量格納部、2
は供給すべき目標電力量および現在電力値の格納部、3
は発電機への出力指令値を算出する演算部、4は演算結
果を出力する出力部である。図7は前記図6に示した発
電プラント制御方式による電力量一定制御図で、例えば
前記した朝の7時から夜の6時迄の昼間電力を供給して
いる際の制御図である。図に示すように、従来電力量一
定の制御を行う場合は発電機出力電力を一定に保つよう
に制御し、機械側の要因等で発電機出力にばらつきが発
生した場合に、積算電力量の超過もしくは不足分を、1
時間で目標値となるように演算し、その結果を発電機へ
の出力指令を調整し、偏差分を補正している。しかしな
がら上記従来の発電機出力を目標電力量に追従して制御
するシステムでは、発電機の出力が大幅に変動する場合
には対応することができず、例えば図8に示す時刻t
からtの期間(通常1時間)の電力量を斜線部の面積
に相当する目標値に調整することができない。また、電
力量を考慮せず負荷パターン通りに発電機に出力指令を
出した場合、制御遅れや機械側の要因等により、実際の
発電機出力は図8の点線で示すように理想の負荷パター
ンに追従できず、出力電力量は目標値から大幅にずれる
という問題もあった。また、前記図8のtからt
負荷変動時間帯で電力量一定制御を実施しようとする
と、発電機への出力指令は目標電力値に設定されるた
め、発電機は最大レートで負荷変動を行い、このような
急激な出力変動は電力系統に及ぼす影響が大きいため許
容されていないという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の発電
所の電力量一定制御システムでは、図7に示すような負
荷変動の少ないほぼ一定電力量を継続的に供給する時間
帯内では所望通り一定制御可能であるが、図8に示すよ
うな、例えば昼間から夜間への電力供給量が大幅に低減
する大きな負荷変動の時間帯内では、電力量の一定制御
を行うことは、一般企業と電力会社間の規約外事項とさ
れてきた。しかしながら最近の社会情勢下、技術進歩下
において、前記した昼間から夜間、夜間から昼間等の発
電供給量が大幅に増減する時間内においても、電力量を
一定に制御する要求が高まってきた。この発明は以上の
ような課題を解決するとともに、新しい要求に対して対
応しようとするものであり、大幅な負荷変動期間内にで
も、電力量を目標値に収めることのできる電力量一定制
御システムとその方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る発電所の
電力量一定制御システムは、データ部と演算部と出力部
とを備え、前記データ部には積算電力量格納部と発電目
標電力量および発電時点での現在電力値の格納部と、予
め設定された発電機負荷パターン格納部が設けられてお
り、前記負荷パターンは発電機出力が第3の時間帯内に
第1の出力から第2の出力に変化する際に、第1の時間
帯内での第1の負荷パターンと、第2の時間帯内での第
2の負荷パターンとにより成る負荷パターンであり、前
記演算部には前記第1の時間帯内の第1の負荷パターン
に基づく電力量と、発電機の実出力積算電力量とを比較
して電力量偏差値を演算する偏差演算部と、その偏差値
を前記第2の時間帯開始時に、その第2の時間帯におけ
る発電機出力に補正値として与える発電機出力指令値演
算部とが設けられており、この演算結果を前記出力部が
発電機に出力指令を行うものである。
【0006】また、データ部には第1と第2の出力を指
示する電力値データ格納部が加えて設けられており、さ
らに負荷パターン演算部は前記電力値データ格納部の出
力情報を受けて、第3の時間帯内に第1の出力から第2
の出力に変化する際の第1の時間帯での第1の負荷パタ
ーンと、第2の時間帯での第2の負荷パターンより成る
負荷パターンを演算し、その結果を負荷パターン格納部
に格納するものである。
【0007】またさらに、データ入出力部が加えて備え
られており、このデータ入出力部には、データ入出力装
置が設けられ、このデータ入出力装置が第1および第2
の出力データと、前記第1の出力から第2の出力に変化
するのに要する第3の時間データとを入力するととも
に、第1の時間帯で第1の出力から第2の出力に変化す
る際の第1の負荷パターンと、第2の時間帯での第2の
負荷パターンとより成る負荷パターンを作成し、さらに
発電機の負荷追従状況を出力表示するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1の発電所の負荷変動時の電力量一定制御シ
ステムを図によって説明する。図1において、1は発電
機出力の積算電力量格納部、2は例えば一般企業から電
力会社へ供給すべき目標電力量および発電時点での現在
電力値の格納部、3は後述する電力量偏差値を発電機出
力に補正値として与え、発電機の出力指令を行う発電機
出力指令値演算部、4は前記発電機出力指令値演算部3
の演算結果に基づき発電機の出力指令を行う出力部、5
は負荷パターン格納部であり、発電機の出力がある時間
内、例えば1時間内に変化する時予め設定された第1お
よび第2の負荷パターンが格納されている。6は偏差演
算部であり、前記第1の負荷パターン内における第1の
時間内の負荷パターンに基づく理想電力量と、その期間
内における発電機の実際の出力を積算した電力量とを比
較して電力量の偏差値を演算する。前記負荷パターン格
納部5と積算電力格納部1と目標電力量および発電時点
での現在電力値格納部2とでデータ部を構成し、前記偏
差演算部6と発電機出力指令値演算部3とで演算部を構
成し、出力部4とでこのシステムが組まれている。次に
動作について図2に基づいて説明する。予め設定された
負荷変動のパターンは例えば第1の出力である図2のA
に示す40万KWからBに示す第2の出力の20万KW
に第3の時間に相当する1時間で変化する場合に前記第
3の時間を負荷変動期間と一定制御期間に分割し第1お
よび第2の負荷パターンとする。これを図2のt〜t
とt〜tに示す。ここでt〜tは第1の時間
帯であり、例えば30分間、t〜tは第2の時間帯
であり例えば30分間であり前記第1、第2の時間和が
第3の時間に相当する。t〜tの負荷変動中は、発
電機への出力指令は第1の負荷パターンに従って出力部
4より出力し、電力量を考慮した制御は行わない。但
し、この第1の時間帯のt〜tの期間も電力量を積
算電力量格納部1は積算しておく。時刻がtになると
それまで積算された発電機の実際の出力電力量(図2の
網掛け部)と第1の負荷パターンに基づく理想電力量
(図2斜線部)とを比較し、偏差ΔWを偏差演算部6が
算出する。次に第2の時間帯のt〜tの期間は仮想
的に図2の横線部に示す電力量を目標として従来方式と
同様に電力量一定制御を行う。このとき、t〜t
期間に発生した偏差ΔWを発電機出力指令値演算部3は
演算開始時tの時点で考慮する。つまり、t時点迄
の発電機の実際の積算電力量は、ΔWが正のとき図2の
縦軸に示す第2の出力のBを用いてB×t+ΔWとし
て、後半のt〜tの一定制御中はBよりも低い出力
で制御することにより、偏差ΔW分の超過を補正し、与
えられた第3の時間帯、例えば1時間内での出力電力量
の目標値を達成することが可能となる。近年計画されて
いる国内のIPP発電所では、時間単位の電力量が規定
誤差内に収まらなかった場合にペナルティとして例えば
電力会社に多額の賠償を支払う必要がある。一般的に負
荷変動中はペナルティ対象外とされていたが最近の情勢
下または条件によっては、負荷変動中もペナルティ対象
となる場合がある。本実施の形態1に示すシステムを適
用することによって、与えられた第3の時間、例えば1
時間内の負荷変動中も電力量制御が可能となるため、ペ
ナルティの可能性を大幅に低減できるとともにより安定
した電力供給が可能となる。
【0009】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、負荷パターンが前もって決められている場合につい
て述べたが、この実施の形態2では、変動前後の電力値
が与えられている場合に、パターンを自動的に計算する
機能を有し、計算されたパターンに基づき実施の形態1
で述べた制御を実現するシステムについて述べる。図3
において、7は変動開始、終了時つまり第1の出力およ
び第2の出力電力値を格納する電力値データ格納部、8
は第1〜第2の出力が第3の時間内での変動時の負荷パ
ターンを決定する演算部である。図4は負荷パターンの
パターン演算部8による計算方法を図示したものであ
る。変動開始時の第1の電力および終了時の第2の電力
を電力値データ格納部7から受け、例えば与えられた第
3の時間の1時間を第1の時間帯である前半の30分を
使って第1の負荷パターンによる変動を行い、第2の時
間帯の後半の30分で第2の負荷パターンで電力量を補
正するものとする。変動開始時の第1の出力をA、変動
終了時の第2の出力をBとすると、負荷変動中の傾きは
図4に示す通り(B−A)/30となる。第1の時間帯
の前半の30分はこの第1の負荷パターンに基づき発電
機への出力指令を出力部4より出す。この第1の負荷パ
ターンの第1の時間帯の期間も実際の出力電力量を積算
電力量格納部1は積算し、30分以降つまり第2の負荷
パターンの電力量一定制御時に第1の負荷パターンに基
づく理想電力量と実出力電力量差を超過分(もしくは不
足分)として偏差演算部6が考慮する。このような実施
の形態2に示すシステムを有すると、例えば発電所の場
合、1日の運転パターンを昼間と夜間で出力を変える場
合が多く、本システムを適用することによって、昼間と
夜間の出力値が与えられれば、自動的に負荷上昇、降下
のパターンを演算し、更に負荷変動中も演算によって求
められた負荷パターンの電力量を目標とした制御が可能
となる。また、発電所が負荷を急激に変動させると電力
系統に影響を及ぼすため、30分かけて理想的に負荷を
変動させたいというような要求に対しても本システムの
手段は有効である。
【0010】実施の形態3.上記実施の形態1では負荷
パターンが事前に与えられていた場合に時間単位の出力
電力量を目標値に制御する場合、形態2では負荷変動時
のパターンを急激な変動を避けるように自動的に演算
し、それに基づき負荷を変動させて時間単位の電力量を
目標値に制御する場合について述べたが、この実施の形
態3では前記実施の形態1及び2のシステムをマンマシ
ンI/Fを持つデータ入出力装置と組み合わせることに
よって、負荷パターンを容易に設定/変更できることを
可能とし、実際の負荷追従状況を画面上で監視できる機
能を有するシステムを提供する。システム構成を図5に
示す。9はデータ入出力部に設けられたパソコン等を用
いたデータ入出力装置である。このデータ入出力装置9
は、発電機の出力する第1、第2の出力データと前記第
1の出力から第2の出力に変化するのに要する第3の時
間データが入力されるとともに、発電機出力が例えば第
1の時間帯の30分間に第1の出力から第2の出力に変
化時の第1の負荷パターンと、第2の時間帯、例えば3
0分間での第2の負荷パターンより成る負荷パターンを
作成し、データ部の負荷パターン格納部に出力する。こ
のように制御システムとは独立したマンマシンI/F機
能を持つ装置9とすることで、発電所の場合は中央操作
室に設置され、運転員によるデータ設定及び監視が可能
となる。入力はパターングラフを用いて行い、制御中は
設定したグラフに実際の負荷追従状況を重ねて表示する
ことで目標に対する追従状況を視覚的に監視することが
可能となる。なお、以上実施の形態1〜3では、第1の
出力から第2の出力に減少する場合について図示説明し
たが、逆に第1の出力から第2の出力に上昇する場合に
も適用できることは言うまでもない。また、なお第1、
第2の時間帯例を30分、第3の時間帯を1時間とした
が、この時間に限定されるものでもないのは論をまたな
い。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上述べたような制御システ
ムであるので以下に示すような効果を奏する。データ部
と演算部と出力部とを備え、前記データ部には積算電力
量格納部と発電目標電力量および発電時点での現在電力
値の格納部と、予め設定された発電機負荷パターン格納
部が設けられており、前記負荷パターンは発電機出力が
第3の時間帯内に第1の出力から第2の出力に変化する
際に、第1の時間帯内での第1の負荷パターンと、第2
の時間帯内での第2の負荷パターンとにより成る負荷パ
ターンであり、前記演算部には前記第1の時間帯内の第
1の負荷パターンに基づく電力量と、発電機の実出力積
算電力量とを比較して電力量偏差値を演算する偏差演算
部と、その偏差値を前記第2の時間帯開始時に、その第
2の時間帯における発電機出力に補正値として与える発
電機出力指令値演算部とが設けられており、この演算結
果を前記出力部が発電機に出力指令を行うので、大きな
負荷変動中の電力量を制御可能となり、規定内の電力量
でもって契約を完遂させることができるとともに、電力
系統への悪影響を少なくすることも可能となる効果を奏
する。
【0012】また、データ部には第1と第2の出力を指
示する電力値データ格納部が加えて設けられており、さ
らに負荷パターン演算部は前記電力値データ格納部の出
力情報を受けて、第3の時間帯内に第1の出力から第2
の出力に変化する際の第1の時間帯での第1の負荷パタ
ーンと、第2の時間帯での第2の負荷パターンより成る
負荷パターンを演算し、その結果のパターンを負荷パタ
ーン格納部に格納しているものであるので、発電機の第
1、第2(例えば昼間と夜間)の出力値と変化時間が与
えられれば、自動的に負荷変化のパターンを演算し、省
力化と共に、電力系統に影響を与えることの少ない負荷
パターンが得られ更に負荷変動中も演算によって求めら
れた負荷パターンの電力量を目標とした制御が可能とな
る効果を奏する。
【0013】またさらに、データ入出力部が加えて備え
られており、このデータ入出力部には、データ入出力装
置が設けられ、このデータ入出力装置が第1および第2
の出力データと、前記第1の出力から第2の出力に変化
するのに要する第3の時間データとを入力するととも
に、第1の時間帯で第1の出力から第2の出力に変化す
る際の第1の負荷パターンと、第2の時間帯での第2の
負荷パターンとより成る負荷パターンを作成し、さらに
発電機の負荷追従状況を出力表示するので、前記の効果
に加えて負荷パターンを容易に設定、変更可能とし、負
荷追従状況を監視できるという秀れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の電力量一定制御シ
ステムを示す全体構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による制御を示す図
である。
【図3】 この発明の実施の形態2の制御システムを示
す全体構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2の制御パターンを示
す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3の制御システムを示
す全体構成図である。
【図6】 従来の電力量一定制御システムを示す全体構
成図である。
【図7】 従来の電力量一定制御を示す図である。
【図8】 負荷変動中の負荷パターンと実際の出力の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 積算電力量格納部、2 発電目標電力量および発電
時点での現在電力値格納部、3 発電機出力指令値演算
部、4 出力部、5 負荷パターン格納部、6 偏差演
算部、7 第1、第2電力値データ格納部、8 負荷パ
ターン演算部、9 データ入出力装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ部と演算部と出力部とを備えた発
    電所の電力量一定制御システムであって、 前記データ部には、発電機の出力を積算する積算電力量
    格納部と、発電目標電力量および発電時点での現在電力
    値の格納部と、予め設定された発電機負荷パターンの格
    納部とが設けられており、 前記格納されている負荷パターンは、前記発電機の出力
    が第3の時間帯内に第1の出力から第2の出力に変化す
    る際、第1の時間帯での第1の負荷パターンと第2の時
    間帯での第2の負荷パターンとより成る負荷パターンで
    あり、前記演算部には前記第1の時間帯内の前記第1の
    負荷パターンに基づく電力量と、発電機の実出力積算電
    力量とを比較して電力量偏差値を演算する偏差演算部
    と、前記偏差値を前記第2の時間帯開始時に、その第2
    の時間帯における発電機出力に補正値として与える発電
    機出力指令値演算部とが設けられており、前記出力部は
    前記出力指令値演算部の演算結果に基づき前記発電機の
    出力指令を行うことを特徴とする発電所の電力量一定制
    御システム。
  2. 【請求項2】 データ部と演算部と出力部とを備えた発
    電所の電力量一定制御システムであって、 前記データ部には、発電機の出力を積算する積算電力量
    格納部と、発電目標電力量および発電時点での現在電力
    値の格納部と、発電機の負荷パターン格納部と、第1と
    第2の出力を指示する電力値データ格納部とが設けられ
    ており、 前記発電機の負荷パターン格納部は、前記演算部に設け
    られた負荷パターン演算部が前記電力値データ格納部の
    出力情報を受けて、前記発電機の出力が第3の時間帯内
    に第1の出力から第2の出力に変化する際の第1の時間
    帯での第1の負荷パターンと、第2の時間帯での第2の
    負荷パターンとより成る負荷パターンを演算した結果の
    パターンを格納するものであり、 また前記演算部には偏差演算部と発電機出力指令値演算
    部が設けられており前記偏差演算部は、前記第1の時間
    帯内の前記第1の負荷パターンに基づく電力量と発電機
    の実出力積算電力量とを比較して電力量偏差値を演算
    し、前記偏差値を前記第2の時間帯開始時にその第2の
    時間帯における発電機の出力補正値として前記発電機出
    力指令値演算部が処理し、前記出力部は前記出力指令値
    演算部の演算結果に基づき、発電機の出力指令を行うこ
    とを特徴とする発電所の電力量一定制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の制御シ
    ステムを利用したことを特徴とする発電所の電力量一定
    制御方法。
  4. 【請求項4】 データ入出力部とデータ部と演算部と出
    力部とを備えた発電所の電力量一定制御システムであっ
    て、前記データ入出力部にはデータ入出力装置が設けら
    れており、前記データ入出力装置は発電機の出力する第
    1の出力および第2の出力データと、前記第1の出力か
    ら第2の出力に変化するのに要する第3の時間データと
    が入力されるとともに、前記発電機の出力が第3の時間
    内に第1の出力から第2の出力に変化する際の、第1の
    時間帯での第1の負荷パターンと第2の時間帯での第2
    の負荷パターンとより成る負荷パターンを作成し、さら
    に前記発電機の負荷追従状況を出力表示するものであ
    り、 前記データ部には、発電機の出力を積算する積算電力量
    格納部と、発電目標電力量および発電時点での現在電力
    値の格納部と、前記負荷パターンの格納部とが設けられ
    ており、前記演算部には前記第1の時間帯内の、前記第
    1の負荷パターンに基づく電力量と発電機の実出力積算
    電力量とを比較して電力量偏差値を演算する偏差演算部
    と、前記偏差値を前記第2の時間帯開始時に、その第2
    の時間帯における発電機出力に補正値として与える発電
    機出力指令値演算部とが設けられており、前記出力部は
    前記出力指令値演算部の演算結果に基づき前記発電機の
    出力指令を行うことを特徴とする発電所の電力量一定制
    御システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の制御システムを利用し
    たことを特徴とする発電所の電力一定制御方法。
JP2001370805A 2001-12-05 2001-12-05 発電所の電力量一定制御システムおよびその制御システムを利用した発電所の電力一定制御方法 Pending JP2003174723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001370805A JP2003174723A (ja) 2001-12-05 2001-12-05 発電所の電力量一定制御システムおよびその制御システムを利用した発電所の電力一定制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001370805A JP2003174723A (ja) 2001-12-05 2001-12-05 発電所の電力量一定制御システムおよびその制御システムを利用した発電所の電力一定制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003174723A true JP2003174723A (ja) 2003-06-20

Family

ID=19179968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001370805A Pending JP2003174723A (ja) 2001-12-05 2001-12-05 発電所の電力量一定制御システムおよびその制御システムを利用した発電所の電力一定制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003174723A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111456888A (zh) * 2020-03-27 2020-07-28 南京国电南自维美德自动化有限公司 一种抽水蓄能机组工作状态识别方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111456888A (zh) * 2020-03-27 2020-07-28 南京国电南自维美德自动化有限公司 一种抽水蓄能机组工作状态识别方法及装置
CN111456888B (zh) * 2020-03-27 2021-09-28 南京国电南自维美德自动化有限公司 一种抽水蓄能机组工作状态识别方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Jiang et al. Energy management of microgrid in grid-connected and stand-alone modes
US7531911B2 (en) Reactive power control for operating a wind farm
US6745109B2 (en) Power generator controller
WO2014208059A1 (ja) 電力調整装置、電力調整方法、電力調整システム、蓄電装置、サーバ、プログラム
WO2011024769A1 (ja) 電力系統の需給制御装置、需給制御プログラム、及びその記憶媒体
JP6334785B2 (ja) 電力管理システム、電力管理方法、及び制御装置
JP2008054385A (ja) 系統安定化装置
JP6075116B2 (ja) 需給制御装置
Al-Hinai et al. Coordinated intelligent frequency control incorporating battery energy storage system, minimum variable contribution of demand response, and variable load damping coefficient in isolated power systems
JP4607533B2 (ja) 電力貯蔵システムの運転方法
JP2019193571A (ja) エネルギー管理システム、エネルギー管理方法及びコンピュータプログラム
CN113300354B (zh) 电网运行效能最优的源网荷储有功协调控制方法及装置
JP2010148244A (ja) 小売電力供給制御方法、そのためのコンピュータプログラム、及び小売電力供給システム
CN110994639B (zh) 一种电厂储能辅助调频的仿真定容方法、装置及设备
JP3461495B2 (ja) 風力発電出力制限システム及び方法
JP5721498B2 (ja) デマンドコントロール装置
JP2003174723A (ja) 発電所の電力量一定制御システムおよびその制御システムを利用した発電所の電力一定制御方法
WO2016079863A1 (ja) 充放電制御装置、プログラム、充放電制御方法
JP2020022320A (ja) 電力需給制御装置、電力需給制御システム、電力需給制御用コンピュータプログラムおよび電力需給制御方法
KR101299269B1 (ko) 배터리 에너지 저장 시스템
WO2017037849A1 (ja) 制御装置、制御方法、プログラム、及び水素エネルギー貯蔵システム
KR20220056459A (ko) 스마트 에너지 절감 시스템 및 그 에너지 절감 처리방법
JP7374610B2 (ja) 蓄電池運転装置および蓄電池運転方法
JP2012205462A (ja) 蓄電システム制御装置
JP7401845B2 (ja) ポジワット取引支援装置およびポジワット取引方法