JP2003173426A - Idタグ及びidタグの特性調整方法 - Google Patents
Idタグ及びidタグの特性調整方法Info
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Abstract
えることができたり、質問器との交信距離を従来以上に
できたりするIDタグ及びIDタグの特性調整方法を提
供する。 【解決手段】 本発明のIDタグは、導電材料が連続し
た渦巻き状に形成されてなる面状コイルをアンテナ共振
要素として有すると共に、導電材料が連続した渦巻き状
に、その両端が開放して形成されてなるコイル状部材を
有するものであって、面状コイルの中央開口部と、コイ
ル状部材の中央開口部とが少なくとも一部重なるよう
に、面状コイルとコイル状部材とを絶縁させて設けてい
ることを特徴とする。本発明のIDタグの特性調整方法
は、上述のコイル状部材の長さや線幅などを変化させ
て、共振周波数を調整することを特徴とする。
Description
ア(以下、「IDタグ」という)及びIDタグの特性調
整方法に関し、例えば、共振タグやICタグなどの非接
触型のIDタグに適用し得るものである。
どの各種の処理に、IDタグ(非接触ICタグなども含
む)が利用されるようになってきている。
内蔵電池から得るものもあれば、IDタグへの質問器
(IDタグリーダーなどとも呼ばれている)からの質問
用の電波や磁束などのエネルギーから得るものもあり、
後者の場合は、必要なエネルギーを、面状コイルをアン
テナ要素として、面状コイル自体の機能やLC共振回路
を利用して取り出しているものがある。
テナパターンの一例の説明図である。
は、絶縁性基板15上に、面状コイル11、ジャンパー
12、ICチップ13及びIC接続線14を有する。
いるいるものであり、図6の場合、アルミ箔、銅箔や銀
ペーストなどの導電材料による導電パターンが矩形形状
の渦巻き状に巻回されて構成されている。図6の場合、
面状コイル11の渦巻き状の内側に位置する端部が、I
Cチップ13の一方の端子に直接接続されている。面状
コイル11の渦巻き状の外側に位置する端部は、ジャン
パー12の一方の端部に接続されている。
端部の電気的な特性(例えば電位)を、面状コイル11
の渦巻き状の内側に伝達するためのものであり、面状コ
イル11の各ループとの絶縁が施されている。ジャンパ
ー12は、後述するように、導電層12Aと、絶縁層1
2Bとからなっている(図7参照)。
端部とICチップ13の他方の端子に接続されているも
のである。
なコードなどのデータを格納しているものであり、図示
しない質問器からの質問電波の受信により、格納してい
るデータの送信動作を行うものである。このようなIC
チップ13による送受信処理に必要なエネルギーを、主
として面状コイル11によるL成分とICチップ13が
有するC成分の共振により得ている。
ジャンパー12との交差部分の拡大断面図である。
トやポリカーボネートやポリイミドなどのプラスチック
樹脂、ガラスエポキシなどの絶縁性基板15上には、銅
箔などによる面状コイル11が設けられており、さら
に、この面状コイル11の上にジャンパー12が設けら
れている。ジャンパー12は、図7の場合、面状コイル
11との絶縁機能を担う絶縁レジスト樹脂などからなる
絶縁層12Bと、導電機能を担う銀ペーストなどによる
導電層12Aとからなっている。
タグ30における導電パターンの一例の説明図である。
イル1(L成分)とコンデンサ22(C成分)とが接続
端子3U、3Lを介して並列に接続されており、LC並
列共振回路を構成している。なお、図8(A)では省略
しているが、両接続端子3U及び3L間に接続するよう
に、所定の処理を行うICチップが設けられる。
電パターンとして絶縁性基板25(図8(B)参照)に
設けられている。
(B)参照)の一面(以下、上面と呼ぶ)に接着層を介
して設けられている。なお、面状コイル1のパターン部
分4は、絶縁レジスト層の上に銀ペーストなどを設けた
ジャンパーを示しており、面状コイル1の各ターンを短
絡することなく、面状コイル1の一方の端部を接続端子
3Lに接続するためのものである。
パターン)2U、2Lはそれぞれ、図8(B)に示すよ
うに、絶縁性基板25を挟んで、絶縁性基板25の上面
及び下面に接着層6U、6Lを介して設けられている。
していないが、絶縁性基板25の上面及び下面を連絡す
るスルーホールを有し、下面を伸びる導電パターン7を
介して、コンデンサ22の下側電極2Lに接続されてい
る。又は、接続端子3Lは、外部からのカシメ圧力によ
り、下面を伸びる導電パターン7と電気的に接続されて
いる。
IDタグは、必要とするコイルのターン数が多い状況
(例えばカードサイズで8ターン以上)では、質問器と
の交信距離を大きくとれないという課題や、製品毎に共
振周波数のばらつきが大きいという課題を有していた。
状コイル11、1による磁束捕捉性能も影響する。面状
コイル11、1による磁束捕捉性能を向上させようとす
ると、コイルのターン数を多くすれば良いが、ターン数
を多くすれば、中央開口部の面積が低下し、この点は、
磁束捕捉性能の向上を妨げる。中央開口部の面積の低下
を抑えつつターン数を多くするには、コイルでの線幅を
細くすれば良いが、コイルでの線幅を細くすれば、コイ
ルでの抵抗成分が大きくなり、捕捉エネルギーのロスが
大きくなり、この点では磁束捕捉性能の向上を妨げる。
磁束捕捉性能の向上には、従来の構成のままでは限界が
あり、質問器との交信距離をさほど大きくはとれない。
のものもあれば、それより小さいものもある。後者の場
合には、面状コイル11、1に避ける面積が一段と小さ
くなり、上述した交信距離の課題は大きなものとなる。
らコイルを、スルーホールやカシメ接続を利用して直列
接続し、コイルによる磁束捕捉性能の向上を計ることも
考えられる。
トをスルーホールに導入しているため、絶縁性基板を曲
げたりされた場合に、銀ペーストがはげ落ちたりして導
電性が損なわれることもある。同様に、カシメ接続部分
も、絶縁性基板を曲げたりされた場合に導電性が損なわ
れることもある。
ンを有する場合の課題は、上述した図8のIDタグでも
同様に生じている。
面積から見ればごく僅かな面積であるため、絶縁レジス
ト樹脂を塗布して絶縁層(12B)を形成した後、銀ペ
ーストなどをシルク印刷して導電層(12A)を形成す
ることが一般的に行われている。しかし、絶縁層(12
B)を塗布により形成する場合には、その厚みの精度は
低くならざるを得ない(バラツキが大きい)。その影響
が表れるジャンパー4、12のC成分の精度が低くなり
(製品ばらつきが大きくなり)、共振周波数として所望
の周波数からのずれが大きいIDタグも多く生じてしま
う。
いIDタグは、電力受信効率が低下し、質問器との交信
距離が低下してしまう。
のであり、所望特性についての製品ばらつきを小さく抑
えることができ、交信距離を従来より長くできるIDタ
グ及びIDタグの特性調整方法を提供しようとしたもの
である。
めに、請求項1の本発明は、導電材料が連続した渦巻き
状に形成されてなる面状コイルをアンテナ共振要素とし
て有すると共に、導電材料が連続した渦巻き状に、その
両端が開放して形成されてなるコイル状部材とを有する
IDタグであって、前記面状コイルの中央開口部と、前
記コイル状部材の中央開口部とが少なくとも一部重なる
ように、前記面状コイルと前記コイル状部材とを絶縁さ
せて設けていることを特徴とする。
続した渦巻き状に形成されてなる面状コイルをアンテナ
共振要素として有すると共に、導電材料が連続した渦巻
き状に、その両端が開放して形成されてなるコイル状部
材とを有するIDタグの特性調整方法であって、前記面
状コイルの中央開口部と、前記コイル状部材の中央開口
部とが少なくとも一部重なるように、前記面状コイルと
前記コイル状部材と絶縁させて設けておき、前記コイル
状部材の長さや線幅などを変化させて、共振周波数を調
整することを特徴とする。
法の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
説明図であり、IDタグの表面及び裏面の被覆が設けら
れていない状態、すなわち、内部の電気的な配線パター
ンなどが形成されてそのまま露出している状態での概略
平面図であり、図1(A)が表面側の平面図であり、図
1(B)が裏面側の平面図である。
0も、面状コイル41、ジャンパー42、ICチップ4
3及びIC接続線44を有すると共に、さらに、コイル
状部材46を有する。そして、面状コイル41、ジャン
パー42、ICチップ43及びIC接続線44は、絶縁
性基板45の表面45Sに設けられており、コイル状部
材46は、絶縁性基板45の裏面45Rに設けられてい
る。
ップ43、IC接続線44及び絶縁性基板45は、図6
に示した従来の技術と同様に機能するものである。
部材46は、図1(B)に示すように、アルミ箔、銅箔
や銀ペーストなどの導電材料による導電パターンが矩形
形状の渦巻き状に巻回されて構成されている。コイル状
部材46の両端は開放されており、コイル状部材46
は、他の電気的な回路要素と接続されていない。すなわ
ち、表面45S側の回路要素41〜44と、裏面45R
側の回路要素46を接続させるためのスルーホールやカ
ジメ接触部は設けられていない。
来の技術のものよりターン数が少なくても良い。
心は、例えば、面状コイル41の中央開口部41Hの中
心と一致するようになされており、両開口部46H及び
41Hの共通面積を最大にするようになされている。
や形成方法は、その除去や切断や、追加が容易なもの、
言い換えると、特性調整時におけるコイル状部材46の
長さや線幅の変化を容易にし得るものが好ましい。
状コイル41のターン数と同一でも良く、また、異なっ
ていても良い。また、コイル状部材46を形成している
導電材料や形成方法は、面状コイル41を形成している
導電材料や形成方法と異なっていても良い。さらに、コ
イル状部材46の線幅は、本実施形態では、面状コイル
41の線幅と同一にしているが、線幅の精度は面状コイ
ル41ほどに求められないため異なっていても良い。
エッチング方法であっても良く、銅箔などの貼り付けで
あっても良く、銀ペーストなどを利用した印刷でも良
く、転写紙からの絶縁性基板45の裏面45Rへの導電
材料の転写などであっても良い。
ンテナ要素に関する概略等価回路図である。
回路がアンテナ要素として機能するものであり、C成分
はICチップ43が有するC成分やジャンパー42が有
するC成分であり、L成分は面状コイル41によるもの
である。面状コイル41には、絶縁性基板45を介し
て、コイル状部材46が近接配置されているため、面状
コイル41が担うL成分は、面状コイル41及びコイル
状部材46間の相互インダクタンスMの影響を受ける。
能は、コイル状部材46がない場合に比較すると、コイ
ル状部材46の磁束捕捉の影響を間接的に受けて向上す
る。このことは、質問器との交信距離を増大させること
になる。
に対して磁気的には接続しているが、電気的には接続し
ていないので、コイル状部材46の長さや線幅などを変
化させても、共振回路そのものが機能しなくなるような
ことはない。なお、面状コイル41を切断させた場合に
は、共振回路そのものが機能しなくなり、特性調整のた
めの部材には適用できない。また、面状コイル41の線
幅を変化させる場合は、L成分の直接の変化であるの
で、線幅変化の精度がシビアであり、特性調整には不向
きである。
相互インダクタンスMの変化となり、この相互インダク
タンスMの変化を通じて、共振回路におけるL成分が変
化し、共振回路のL成分の微調整を行うことができる。
6の巻き方向の関係は、正の相互インダクタンスMが生
じる関係であっても良く、また、負の相互インダクタン
スMが生じる関係であっても良い。
適用できる。第1は、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)に代表されるような加工性に優れた樹脂を適用で
きるが、共振回路の捕捉エネルギーに対する熱損失が、
後述する第2の種類の材料に比べて大きい。第2は、オ
レフィン系樹脂(ポリプロピレン;PP)に代表される
ような、第1の種類の樹脂より加工性が劣るが、共振回
路の捕捉エネルギーに対する熱損失が小さい樹脂を適用
できる。
の樹脂を適用すれば良い。絶縁性基板45の材質による
熱損失があっても、コイル状部材46を設けたことによ
り、質問器との交信距離を従来より増大できる。また、
第2の種類の樹脂を適用すれば、絶縁性基板45の材質
による熱損失が小さい上、コイル状部材46を設けたの
で、従来に比べ、交信距離を増大できる。
0では、絶縁性基板45の両面に導電性パターンなどを
設けている。絶縁性基板45の両面に導電性パターンな
どを設ける方法は、既存のいかなる方法を適用しても良
い。以下、3例を説明する。
設けられている絶縁性基板45に対し、エッチングを行
い、絶縁性基板45の表面45Sに、面状コイル41及
びIC接続線44を形成させると共に、絶縁性基板45
の裏面45Rにコイル状部材46を形成させる。その
後、印刷処理などによりジャンパー42の絶縁レジスト
層を設けた後、その上、銀ペーストなどを塗布してジャ
ンパー42を形成させる。その後、ICチップ43を搭
載する。
られている絶縁性基板45に対し、エッチングを行い、
絶縁性基板45の表面45Sに、面状コイル41及びI
C接続線44を形成させる。その後、印刷処理などによ
りジャンパー42の絶縁レジスト層を設けた後、その
上、銀ペーストなどを塗布してジャンパー42を形成さ
せる。その後、ICチップ43を搭載する。次に、コイ
ル状部材46を剥離可能に接着している転写紙から、コ
イル状部材46を絶縁性基板45の裏面45Rに転写さ
せる。
5−1の一面に、形成方法の詳細は省略するが、面状コ
イル41、ジャンパー42及びIC接続線44を形成し
た後、ICチップ43を搭載する。第2の絶縁性基板4
5−2の一面に、形成方法の詳細は省略するが、コイル
状部材46を形成する。その後、図3(A)のイメージ
図に示すように、導電性パターンなどが設けられていな
い面同士で、第1の絶縁性基板45−1と第2の絶縁性
基板45−2とを貼り合わせる。
絶縁性基板45−2との貼り合わせは、コイル状部材4
6と他の要素との絶縁が確保されていれば良く、図3
(B)に示すようなものであっても良い。
態のIDタグ40の特性調整方法を、処理手順を示した
図4を参照しながら説明する。なお、図4に示した特性
調整は、自動化して行っても良く、一部又は全ての手順
を調整作業者が行っても良い。
被覆処理だけが行われていない状態のIDタグ40に対
して、共振周波数を検出する(T1)。
望の共振周波数と検出された共振周波数との誤差を求め
(T2)、その誤差が所定範囲に納まっているか否かを
判別する(T3)。
は、図4に示した一連の処理を終了する。これ以降、被
覆工程に移行して表面及び裏面に被覆が施されてIDタ
グ40が完成する。
差が、所定の誤差範囲を超えている場合には、その誤差
に応じて定まる分だけ(予め誤差と調整分との対応表を
用意しておく)、コイル状部材46の長さ(又は線幅)
を調整し(T4)、手順T1に戻る。コイル状部材46
の長さを調整は、例えば、一方の端部からの調整長さ分
の導電材料の除去でも良く、また、一方の端部からの調
整長さ分の導電材料の追加延長でも良い。
状コイル41との間で相互インダクタンスによって磁気
的に接続されているコイル状部材46を設け、面状コイ
ル41の磁束捕捉性能を向上させるようにしたので、質
問器との交信距離を従来より高めることができる。
ば、面状コイル41(やコイル状部材46)の中央開口
部の面積を大きくとることができ、この点でも、面状コ
イル41の磁束捕捉性能を向上させることができる。
有するいわゆるカードサイズ(80mm×50mm)の
IDタグを実現する場合において、図6に示したような
構成の従来のIDタグ10、図8に示したような構成の
従来のIDタグ30、及び、本実施形態のIDタグ40
のターン数は以下の通りであった(なお、全て同じ線幅
とする)。なお、図1、図6及び図8は、構成の概略を
示しており、ターン数は、以下に記述したターン数とは
必ずしも一致していない。
10では、面状コイル11のターン数は10ターンであ
った。図8に示したような構成の従来のIDタグ30で
は、面状コイル1のターン数は6ターンであった。図1
に示したような構成の本実施形態のIDタグ40では、
面状コイル41のターン数は6ターンであり、コイル状
部材46のターン数は8ターンである。図8に示したよ
うな構成の従来のIDタグ30が、面状コイル1の中央
開口部の面積を最も広くとれるが、中央部にコンデンサ
電極22が存在して、その部分が磁束捕捉に機能しない
ので、実質的な中央開口部の面積は狭い。以上のよう
に、本実施形態のIDタグ40が実質的に最も広い中央
開口部の面積を有する。
性能を向上させ、質問器との交信距離を長くできること
は、面状コイル41の占有面積を大きくはとれない用途
でのIDタグ40には特に大きなメリットである。
性基板45の両面に導電パターンを有するが、両面の導
電パターンを接続することは不要である。すなわち、ス
ルーホールやカジメ接触部が不要であるので、IDタグ
40が曲げられても、導電性が欠落するようなことはな
い。両面の導電パターンを接続することが不要であるの
で、製造工程の省力化も期待できる。
ル状部材46は、他の構成要素との電気的な接続がない
ので、その長さや線幅などを変化させることが容易であ
り、また、そのような変化が相互インダクタンスの変化
となって面状コイル41に影響を与えるので、共振周波
数を変化させることができる。その結果、IDタグ40
の共振周波数を、コイル状部材46の長さや線幅などを
変化させることにより調整させることができる。
及したが、以下に例示するような変形実施形態を挙げる
ことができる。
続線44やコイル状部材46や絶縁性基板45などの材
質や、それらのパターン形成方法などは問われず、任意
のものを適用すれば良い。
イル状部材46の長さを増減するものを示したが、予
め、共振周波数が所望のものより大きく(又は小さく)
ようにコイル状部材46の長さを定めておき、誤差の大
きさに応じて、コイル状部材46の長さを増加(又は減
少)するようにしても良い。
の全てに対して共振周波数を検出してコイル状部材46
の長さ調整(特性調整)を行うものを示したが、以下の
ような製品ロット単位に処理しても良い。すなわち、同
一時期に同一機械で製造されたようなほぼ同一の特性を
有するとみなせるIDタグ40の製品ロット(例えば1
00個)から、所定個数(例えば3個)のIDタグ40
を抜き取り、これら抜き取られた所定個数のIDタグ4
0から、コイル状部材46の調整長さを決定し、その製
品ロットのIDタグ40の全てに対し、決定された調整
長さへの調整を行うようにしても良い。
置関係は、図5(A)に示すように、中央開口部の中心
がずれたものであっても良い。また、図5(B)に示す
ように、面状コイル41の中央開口部内にコイル状部材
46が位置しても良く、その逆であっても良い。さら
に、コイル状部材46は、図5(C)に示すように、2
個以上設けられていても良い。さらにまた、コイル状部
材46は、図5(D)に示すように、2重の渦巻き状の
ものであっても良く、1重の渦巻きが複数に分割された
もの(図示せず)であっても良い。
Cタグに本発明を適用したものを示したが、いわゆる共
振タグに対しても本発明を適用することができる。な
お、C成分を導電パターンで形成しているIDタグであ
っても、面状コイル(41)との相互インダクタンスを
有するコイル状部材(46)を有するIDタグは、本発
明の技術思想に属する。
性についての製品ばらつきを小さく抑えることができた
り、質問器との交信距離を従来以上にできたりするID
タグ及びIDタグの特性調整方法を実現することができ
る。また、本発明におけるコイル状部材は、他の電気的
要素とスルーホールやカシメ等で接触していない非接触
型の要素であるので、製造工程を省力化でき、接点の接
触不良等の品質不良を招来することがない。
面(A)及び裏面(B)の平面図である。
ある。
成方法例を示す説明図である。
明図である。
(D)を示す説明図である。
び部分断面図(B)である。
Claims (2)
- 【請求項1】 導電材料が連続した渦巻き状に形成され
てなる面状コイルをアンテナ共振要素として有すると共
に、導電材料が連続した渦巻き状に、その両端が開放し
て形成されてなるコイル状部材とを有するIDタグであ
って、 前記面状コイルの中央開口部と、前記コイル状部材の中
央開口部とが少なくとも一部重なるように、前記面状コ
イルと前記コイル状部材とを絶縁させて設けていること
を特徴とするIDタグ。 - 【請求項2】 導電材料が連続した渦巻き状に形成され
てなる面状コイルをアンテナ共振要素として有すると共
に、導電材料が連続した渦巻き状に、その両端が開放し
て形成されてなるコイル状部材とを有するIDタグの特
性調整方法であって、 前記面状コイルの中央開口部と、前記コイル状部材の中
央開口部とが少なくとも一部重なるように、前記面状コ
イルと前記コイル状部材と絶縁させて設けておき、前記
コイル状部材の長さや線幅などを変化させて、共振周波
数を調整することを特徴とするIDタグの特性調整方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001370913A JP2003173426A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | Idタグ及びidタグの特性調整方法 |
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