JP2003173239A - 携帯型情報端末装置及び画面表示制御方法 - Google Patents

携帯型情報端末装置及び画面表示制御方法

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JP2003173239A
JP2003173239A JP2001372953A JP2001372953A JP2003173239A JP 2003173239 A JP2003173239 A JP 2003173239A JP 2001372953 A JP2001372953 A JP 2001372953A JP 2001372953 A JP2001372953 A JP 2001372953A JP 2003173239 A JP2003173239 A JP 2003173239A
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JP2001372953A
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Orio Yoshii
織雄 吉井
Ryuichi Toyoda
隆一 豊田
Akitoshi Mori
昭寿 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザによる画面操作が表示情報に対して曖
昧な操作になっても、表示情報に対して最適な画面操作
を行う。 【解決手段】 情報表示用の表示部2と、表示部2に表
示中の情報をスクロールさせる操作方向を指示入力させ
る操作手段11と、操作方向判断範囲を複数の分割領域
に分割し操作手段11から入力された操作方向がいずれ
の分割領域に入るかを判断し操作方向が入る分割領域の
方向に情報スクロールを行う制御手段9と、前記分割を
行う分割数を表示部2に表示された情報に応じて変更す
る操作方向分割手段14とを、携帯型情報端末装置に設
ける。これにより、表示情報が2方向スクロールしか必
要ないときは操作手段11からの入力情報は2方向のい
ずれであるかだけが判断され、4方向スクロールが必要
な情報のときは4方向のいずれの方向であるかが判断さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーソル移動や画
面スクロール方向等の入力操作キーを備えた携帯型情報
端末装置に係り、特に、ディスプレイ画面に表示されて
いる情報に応じてカーソル移動方向や画面スクロール方
向を最適化する携帯型情報端末装置及び画面表示制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機や簡易型携帯電話機、PDA
(Personal Digital Assistant)等の小型の携帯型情報
端末装置は、ディスプレイ画面に表示されている画面情
報をスクロール操作するナビゲーションキーを搭載して
いる。図8に示す従来のナビゲーションキーは、上下方
向のスクロールのみを行う簡便なキーとして、上方向キ
ー29と下方向キー30の2つのキーで構成される。
【0003】また、図9に示す従来技術では、上下左右
の4方向のスクロールを可能とするため、上下左右に対
して各1個づつ計4個のプッシュスイッチを4方向操作
キー31として配置し、その中央に、「選択」を確定す
るための確定キー32を配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年では、小型の携帯
型情報端末装置に搭載されるディスプレイ画面の大型
化、高精細化が進んできており、様々な情報がディスプ
レイ画面に表示され、この画面に表示されているメニュ
ー情報等の中からユーザに必要情報を選択させる様にな
ってきている。このため、ディスプレイ画面に表示され
ている画面情報によっては、上下左右の4方向の他に斜
め方向も加えた計8方向のスクロールが必要であった
り、上下の2方向だけあるいは4方向だけのスクロール
が必要であったりと、画面情報の多様化も進んできてい
る。
【0005】この様な多様化された画面情報に対応して
画面スクロールあるいはカーソル移動を行う場合、上述
した従来技術の様に、移動方向が2方向あるいは4方向
に固定されたナビゲーションキーでは、適切な移動方向
を入力指示することができず、ユーザは画面スクロール
やカーソル移動に手間取ってしまうという問題が生じ
る。
【0006】本発明は、上記した従来技術の問題に鑑み
為されたもので、ディスプレイ画面に表示されている画
面情報の内容に応じて最適な画面スクロール方向あるい
はカーソル移動方向を決定してユーザの入力操作を容易
化する携帯型情報端末装置と画面表示制御方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する携帯
型情報端末装置は、情報表示用の表示画面と、前記表示
画面中の情報をスクロールさせる操作方向または前記表
示画面中のカーソルの操作方向を指示入力させる操作手
段と、操作方向判断範囲を複数の分割領域に分割し前記
操作手段から入力された前記操作方向がいずれの前記分
割領域に入るかを判断し前記操作方向が入る前記分割領
域の方向に情報スクロールあるいはカーソル移動を行う
制御手段と、前記分割を行う分割数を前記表示画面に表
示された情報に応じて変更する操作方向分割手段とを備
えることを特徴とする。
【0008】この構成により、表示情報が例えば上下の
2方向スクロールしか意味のない情報であるときに左右
方向に操作指示が入力されてもこれを上下2方向のいず
れかの方向であると判断して画面スクロール等を行い、
また、例えば上下左右の4方向スクロールを必要とする
情報が表示画面に表示された場合には自動的に4方向の
操作指示を受け付けることができるため、操作者にとっ
て使い勝手の優れた携帯型情報端末装置を提供可能とな
る。
【0009】上記において、好適には、前記分割領域の
間の境界領域に非認識領域を設けておき、前記制御手段
は前記操作手段から入力された操作方向が前記非認識領
域内に入ると判断したときは情報スクロールあるいはカ
ーソル移動を行わない構成とする。これにより、操作者
が入力した操作が曖昧であっても思わぬ方向に画面がス
クロールされてしまうという事態を回避可能となる。
【0010】上記目的を達成する画面表示制御方法は、
操作手段から入力指示された操作方向が、予め設定され
た複数方向のいずれの方向に該当するかを決定し、表示
画面に表示された情報を前記決定した方向にスクロール
し或いは表示画面中のカーソル位置を前記決定した方向
に移動させる画面表示制御方法において、前記複数方向
として複数種類の複数方向を用意しておき、前記表示画
面に表示された情報に応じて前記複数種類のうちのいず
れかを選択し、選択した種類の複数方向のいずれの方向
に前記操作方向が該当するかを決定してスクロール或い
はカーソル移動を行うことを特徴とする。
【0011】この様にすることで、操作者が意識するこ
となく直感的にスクロールキー等の操作を行うだけで、
或いは、操作者の操作入力が画面表示されている情報に
対して不適切であっても、表示されている情報に最適な
画面スクロールやカーソル移動が行われ、操作者に煩わ
しさを与えることがなくなる。
【0012】上記において、好適には、前記複数種類の
複数方向として、2方向、4方向、8方向の3種類を予
め用意しておくことを特徴とする。この3種類の操作入
力態様を用意しておくことで、表示画面に表示される情
報の多様化が進んでも、大部分の情報に対して対処可能
となる。
【0013】上記において、更に好適には、前記複数方
向のうちの隣接する2つの方向のいずれに前記操作方向
が該当するかを判断するとき2つの方向の各判断領域の
境界に非認識領域を設けておき、前記操作方向が前記非
認識領域に入ると判断したときはいずれの方向にも情報
スクロール或いはカーソル移動を行わないことを特徴と
する。これにより、操作者の操作が曖昧であっても思わ
ぬ方向に画面がスクロールし或いはカーソルが移動して
しまうという事態が回避される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯
電話機の外観図である。尚、本実施形態では携帯電話機
を例に説明するが、本発明はPDA等の他の携帯型情報
端末装置にも適用可能である。
【0016】図1において、携帯電話機の本体1は、L
CD等の表示部2と、トラックボールにより操作する全
方向操作部3と、電話番号等を入力するためのテンキー
4と、アンテナ5と、スピーカ6と、マイク7と、各種
機能を動作させるための機能キー8とを備え、内部に
は、図示しない制御部が設けられている。
【0017】全方向操作部3の操作手段であるトラック
ボールは、ユーザの指によって回転操作され、制御部
(図3の符号9)はその回転方向を検出することで、ユ
ーザの意図する方向を検出する。
【0018】例えば、図2(a)に示す様に、このトラ
ックボールを用いて上下左右及び斜めの8方向を識別す
る場合には、全方向360度を8等分し、トラックボー
ルの回転方向が上方向を示す線Aを中心とする45度の
範囲内にあるときユーザの意図は「上方向」であると判
断し、右斜め上方向を示す線Bを中心とする45度の範
囲内にトラックボールの回転方向が入っているときユー
ザの意図は「右斜め上方向」であると判断する。
【0019】また、図2(b)に示す様に、トラックボ
ールを用いて上下左右の4方向を識別する場合には、全
方向360度を4等分し、上方向を示す線Aを中心とす
る90度の範囲内にトラックボールの回転方向が入って
いる場合にユーザの意図は「上方向」であると判断し、
右方向を示す線Cを中心とする90度の範囲内にトラッ
クボールの回転方向が入っている場合にはユーザの意図
は「右方向」であると判断する。
【0020】更にまた、図2(c)に示す様に、トラッ
クボールを用いて上下の2方向を識別する場合には、全
方向360度を2等分し、上方向を示す線Aを中心とす
る180度の範囲内にトラックボールの回転方向が入っ
ている場合にユーザの意図は「上方向」であると判断
し、下方向を示す線Dを中心とする180度の範囲内に
トラックボールの回転方向が入っている場合にはユーザ
の意図は「下方向」であると判断する。
【0021】本実施形態では、全方向操作部3を、8方
向操作用あるいは4方向操作用として固定したものとは
せずに、あるときは図2(a)に示す8方向操作用とし
て使用し、別のときは図2(b)に示す4方向操作用と
して使用し、更に別のときは図2(c)に示す2方向操
作用として使用することを特徴とする。そして、表示部
2に表示された情報によって、8方向操作用とするか、
4方向操作用とするか、2方向操作用とするかを決定す
る。
【0022】表示部2に表示された情報が、例えば上下
方向のカーソル移動あるいは上下方向の画面スクロール
しか必要の無い情報であれば、全方向操作部3で右方向
や左方向が誤って指示されても、その誤った指示に対応
する表示情報が存在する訳ではないため、全方向操作部
3を2方向操作用としてユーザの意図する方向を判断し
ても何ら問題はない。
【0023】表示部2に表示された情報が、例えば2列
表示されたメニュー情報であった場合には、全方向操作
部3を上下の2方向操作用にしてしまうと、ユーザはカ
ーソルが存在する列とは別の列にあるメニューを選択で
きなくなってしまう。この場合には、カーソルを画面上
で上下の他に左右にも動かす必要が生じるため、全方向
操作部3を4方向操作用にし、図2(b)で説明したよ
うに、トラックボールの回転方向でユーザの意図が上下
左右のいずれの方向にあるかを判断する。
【0024】表示部2に表示された情報が、例えば地図
情報であり、ユーザの見たい地図位置が斜め上方向にあ
った場合、「上」「右」「上」「右」…と画面スクロー
ル命令をユーザに入力させるのは面倒である。そこで、
この場合には、全方向操作部3を8方向操作用として
「斜め」の入力を許容することで、ユーザの操作入力の
容易化を図ることが可能となる。
【0025】この様に、本実施形態では、携帯型情報端
末装置のディスプレイ画面に表示された情報が如何なる
カーソル移動あるいは画面スクロールを必要とする情報
であるかにより、全方向操作部3の機能を切り換える様
にすることを特徴としている。この機能切り換えの判断
は、画面情報に基づいて携帯型情報端末装置側が自動的
に行う。
【0026】図3は、上述した全方向操作部3の機能切
り換え処理を行う制御部の機能構成図である。携帯電話
機1に内蔵される制御部9は、全方向操作部3の操作手
段(トラックボール)11の回転方向を検出する操作方
向検出手段12と、表示部2に表示される情報10に基
づいてその情報10が上下方向だけの操作を必要とする
か或いは上下左右方向の操作を必要とするか或いは上下
左右の他に斜め方向の操作を必要とする情報であるいか
を決定する操作方向決定手段13と、操作方向決定手段
13の決定した操作方向に対して操作方向の判断領域を
分割する操作方向分割手段14とを備える。
【0027】操作方向分割手段14は、操作方向決定手
段13で決定した操作方向に応じて、操作方向の判断領
域を8方向(図2(a)の8分割)とするか、4方向
(図2(b)の4分割)とするか、2方向(図2(c)
の2分割)とするかを決定し、この決定に基づいて、操
作方向検出手段12の検出方向がどの方向であるかを判
断する。このように、表示情報10に基づく操作方向の
決定(操作方向決定手段13の決定)と、これに基づく
操作方向の判断領域の分割数の決定(操作方向分割手段
14の決定)が為されると、操作手段11がどのような
方向に操作されても、情報10の内容に応じて最適な方
向にカーソル移動あるいは画面スクロールが可能とな
る。
【0028】次に、本実施形態に係る携帯電話機の画面
スクロール操作について説明する。まず、機能キー8を
操作してメニュー画面を表示部2に表示させる。この例
の場合、メニュー画面の内容が、上下左右斜めの8方向
のスクロール移動が必要であると仮定する。このメニュ
ー情報10の信号を受けた操作方向決定手段13は、操
作方向の判断領域を、上下左右斜めの8方向(図2
(a))に分割するよう操作方向分割手段14に信号を
送る。
【0029】ここで、操作者(携帯電話機のユーザ等)
が表示画面を見て、メニューを斜め右上方向(図2
(a)の線B方向)にスクロールしようとし、操作手段
11のトラックボールを斜め右上方向に操作する。この
操作が為されると、操作方向検出手段12が実際に操作
された方向を正確に検出し、検出した方向信号を操作方
向分割手段14に送る。操作方向分割手段14は、検出
手段12から送られてきた方向信号を図2(a)の8分
割領域のいずれに入るかを判断し、右斜め上方向である
と判断する。これにより、表示2に表示している情報1
0を斜め右上方向にスクロールさせることができる。
【0030】以上のように本実施形態によれば、表示情
報に応じて必要な操作方向判断のための領域分割数が操
作方向決定手段13により決定され、画面スクロール方
向あるいはカーソル移動方向が、2方向、4方向、8方
向のうちの適切な方向数によって自動判定されるため、
操作者は、表示画面の情報を見て直感的に操作手段11
を操作するだけで、適切な画面スクロールやカーソル移
動が可能となる。
【0031】操作手段11は、トラックボールに限られ
るものではなく、リング状の抵抗体からなる固定接点
と、全方向に可動してこの固定接点と接触する可動接点
とにより構成されたものでもよく、或いは、リング状の
静電容量タイプの検出手段による構成のもの等、全方向
に操作可能であればいずれのデバイスにも限定されるも
のではない。また、全方向への出力が得られれば、デバ
イスが実際に可動する必要もない。
【0032】図4は、本発明の第2実施形態に係る携帯
電話機で採用する操作方向判断のための領域分割の態様
を示す図である。図4は4方向操作の例であるが、この
実施形態では、4分割した4つの領域18、19、2
0、21の夫々の境界部分に非認識領域22を設けたこ
とを特徴とする。4つの非認識領域22の幅は、同じ幅
とする。図4は4方向操作の場合であるが、8方向操作
や2方向操作の領域分割でも、操作方向判断のための各
領域の境界部分に非認識領域を設ける。
【0033】この図4の例では、操作手段11の操作方
向が領域18に入っている場合には上方向Aと認識し、
領域19に入っている場合には右方向Cと認識し、領域
20に入っている場合は下方向Dと認識し、領域21に
入っている場合には左方向Eと認識する。
【0034】しかし、操作手段11の操作方向が非認識
領域22に入っている場合には、カーソル移動や画面ス
クロールは実行しない。このように操作方向を認識する
領域の境界に非認識領域22を設けることで、操作者の
曖昧な操作によって思わぬ方向にカーソルが移動したり
画面がスクロールされてしまうのを防止することが可能
となる。
【0035】図5は、本発明の第3実施形態に係る携帯
電話機で採用する操作方向判断のための領域分割の態様
を示す図である。2方向操作、4方向操作、8方向操作
のいずれかを表示情報に従って選択することは第1実施
形態、第2実施形態と同様であるが、本実施形態では、
操作方向を判断する領域を不均等分割していることを特
徴とする。
【0036】図5に示す領域分割の態様は8方向分割の
例であるが、本実施形態では、上下左右の判断領域は狭
い領域(上下左右方向の線A、C、D、Eを中心に40
度の範囲)とし、斜めの領域は広い領域(斜めの線B、
Fを中心に50度の範囲)としている。即ち、この実施
形態では、上下左右方向の指示操作は正確性が高く、斜
め方向の指示操作は曖昧であることが多いことに鑑み、
斜め方向の操作判断領域を広くしていることを特徴とす
る。
【0037】このように、操作方向判断のための領域分
割を不均等とすることで、操作者の感覚上、斜め方向の
ように厳密な方向指示がしづらい方向の判断領域を広く
とることができ、カーソル移動やスクロール動作を確実
にできるようになる。
【0038】図6、図7は、本発明の第4実施形態に係
る携帯電話機で採用する操作方向判断のための領域分割
の態様を示す図である。本実施形態も第1実施形態と同
様に、2方向操作、4方向操作、8方向操作のいずれか
を表示情報に従って装置側が自動選択することができる
ものであるが、そのうち、図6、図7は、4方向操作の
領域分割例を示すものである。
【0039】この実施形態に係る携帯電話機は、右利き
用設定と、左利き用設定のいずれかを選択可能となって
おり、右利き用設定がされると図6の領域分割の決定が
図3の操作方向分割手段14で為され、左利き用設定が
されると図7の領域分割の決定が操作方向分割手段14
で為される。
【0040】右利きの操作者が図1に示す携帯電話機1
を右手で持って全方向操作部3を操作する場合には、右
手の親指で操作することになる。この場合、操作者の右
手親指は、携帯電話機1の垂直線Aの方向よりも、図6
に示す様に略11時の方向すなわち垂直線Aに対して反
時計方向Kに所要角度傾くのが自然である。
【0041】そこで、図6の例では、4方向操作の操作
方向判断領域を、図2(b)に比べて反時計方向Kに所
要角度だけ回転させて設ける様にする。同様に、8方向
操作や2方向操作の操作方向判断領域も、反時計方向K
に所要角度だけ回転させて設ける。図6の例では、垂直
線Aを反時計方向Kに所要角度だけ回転させた線A1を
中心として90度の範囲を「上方向」と判断する領域と
している。
【0042】逆に、左利きの操作者が図1に示す携帯電
話機1を左手で持って全方向操作部3を操作する場合に
は、左手の親指で操作することになる。この場合、操作
者の左手親指は、携帯電話機1の垂直線Aの方向より
も、図7に示す様に略1時の方向すなわち垂直線Aに対
して時計方向Hに所要角度傾くのが自然である。
【0043】そこで、図7の例では、4方向操作の操作
方向判断領域を、図2(b)に比べて時計方向Hに所要
角度だけ回転させて設ける様にする。同様に、8方向操
作や2方向操作の操作方向判断領域も、時計方向Hに所
要角度だけ回転させて設ける。図7の例では、垂直線A
を時計方向Hに所要角度だけ回転させた線A2を中心と
して90度の範囲を「上方向」と判断する領域としてい
る。
【0044】このように、ユーザの利き手に応じて操作
方向判断領域を設定することで、ユーザにとって操作し
易い携帯電話機を提供可能となる。
【0045】尚、上述した実施形態として、操作方向判
断領域を均等分割した実施形態、非認識領域を設けた実
施形態、不均等分割した実施形態、利き手に対応して領
域分割した実施形態について説明したが、これらの実施
形態を複合して適用することも可能であることはいうま
でもない。即ち、図6,図7の実施形態に非認識領域を
設け、且つ不均等分割する実施形態とすることも可能で
ある。
【0046】以上述べた実施形態によれば、携帯型情報
端末装置のユーザは、意識して操作せずに直感的にディ
スプレイ画面を見ながら携帯型情報端末装置を操作する
だけで、携帯型情報端末装置側が操作方向を最適に判断
してカーソル移動や画面スクロールを行うため、使い勝
手の優れた携帯型情報端末装置を提供することが可能と
なる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザの操作が操作方
向に注意を払った操作でなく曖昧な操作であっても、デ
ィスプレイ画面の表示情報に最適な操作方向に画面スク
ロールやカーソル移動が行われ、使い勝手の優れた携帯
型情報端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る携帯電話機の外観
斜視図
【図2】本発明の第1実施形態に係る携帯電話機におけ
る操作方向判断領域の複数種類の分割例を示す図
【図3】本発明の第1実施形態に係る携帯電話機に搭載
される制御部の構成図
【図4】本発明の第2実施形態に係る携帯電話機の操作
方向判断領域の分割例を示す図
【図5】本発明の第3実施形態に係る携帯電話機の操作
方向判断領域の分割例を示す図
【図6】本発明の第4実施形態に係る携帯電話機の右利
き用設定における操作方向判断領域の分割例を示す図
【図7】本発明の第4実施形態に係る携帯電話機の左利
き用設定における操作方向判断領域の分割例を示す図
【図8】従来の携帯電話機の外観斜視図
【図9】従来の別の携帯電話機の外観斜視図
【符号の説明】
1 携帯電話機本体 2 表示部 3 全方向操作部 4 テンキー 5 アンテナ 6 スピーカ 7 マイク 8 機能キー 9 制御部 10 表示情報 11 全方向操作部の操作手段 12 操作方向検出手段 13 操作方向決定手段 14 操作方向分割手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04M 1/725 (72)発明者 森 昭寿 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AD01 BB03 BC12 DE06 5C082 AA21 AA22 CA02 CA72 CB01 CB06 MM09 5K027 AA11 BB02 FF22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報表示用の表示画面と、前記表示画面
    中の情報をスクロールさせる操作方向または前記表示画
    面中のカーソルの操作方向を指示入力させる操作手段
    と、操作方向判断範囲を複数の分割領域に分割し前記操
    作手段から入力された前記操作方向がいずれの前記分割
    領域に入るかを判断し前記操作方向が入る前記分割領域
    の方向に情報スクロールあるいはカーソル移動を行う制
    御手段と、前記分割を行う分割数を前記表示画面に表示
    された情報に応じて変更する操作方向分割手段とを備え
    ることを特徴とする携帯型情報端末装置。
  2. 【請求項2】 前記分割領域の間の境界領域に非認識領
    域を設けておき、前記制御手段は前記操作手段から入力
    された操作方向が前記非認識領域内に入ると判断したと
    きは情報スクロールあるいはカーソル移動を行わないこ
    とを特徴とする請求項1記載の携帯型情報端末装置。。
  3. 【請求項3】 操作手段から入力指示された操作方向
    が、予め設定された複数方向のいずれの方向に該当する
    かを決定し、表示画面に表示された情報を前記決定した
    方向にスクロールし或いは表示画面中のカーソル位置を
    前記決定した方向に移動させる画面表示制御方法におい
    て、前記複数方向として複数種類の複数方向を用意して
    おき、前記表示画面に表示された情報に応じて前記複数
    種類のうちのいずれかを選択し、選択した種類の複数方
    向のいずれの方向に前記操作方向が該当するかを決定し
    てスクロール或いはカーソル移動を行うことを特徴とす
    る画面表示制御方法。
  4. 【請求項4】 前記複数種類の複数方向として、2方
    向、4方向、8方向の3種類を予め用意しておくことを
    特徴とする請求項3記載の画面表示制御方法。
  5. 【請求項5】 前記複数方向のうちの隣接する2つの方
    向のいずれに前記操作方向が該当するかを判断するとき
    2つの方向の各判断領域の境界に非認識領域を設けてお
    き、前記操作方向が前記非認識領域に入ると判断したと
    きはいずれの方向にもスクロール或いはカーソル移動を
    行わないことを特徴とする請求項3または請求項4記載
    の画面表示制御方法。
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