JP2003172660A - 干渉計 - Google Patents

干渉計

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JP2003172660A
JP2003172660A JP2001371124A JP2001371124A JP2003172660A JP 2003172660 A JP2003172660 A JP 2003172660A JP 2001371124 A JP2001371124 A JP 2001371124A JP 2001371124 A JP2001371124 A JP 2001371124A JP 2003172660 A JP2003172660 A JP 2003172660A
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JP
Japan
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light beam
light flux
optical
optical system
mirror
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JP2001371124A
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Shinya Aoyanagi
真也 青柳
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 干渉計を構成する光学部材によって生じる収
差を取り除いて精度の高い測定を行う。 【解決手段】 光源1からの光束を2つの光路に分割す
る光束分割手段3と、一方の光路に配置されて参照波面
の光束を形成する参照光学系6と、他方の光路に配置さ
れて被検波面の光束を形成する被検光学系7と、参照波
面の光束及び被検波面の光束を合成する光束合成手段1
0と、光束合成手段10からの光束を結像させる結像手
段13と、結像手段13によって形成される干渉縞に基
づいて位相データを算出し収差量を求める演算手段18
とを有する。参照光学系6又は被検光学系7の光路中に
ミラー4,5が配置されており、ミラー5が歪み調整手
段12によって歪み調整可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、収差除去を行うこ
とが可能な干渉計に関する。 【0002】 【従来の技術】干渉計の一種であるマッハツェンダー型
干渉計は、2つに分岐した光束中にそれぞれ被検レン
ズ、参照レンズを配置し、それぞれの光束を再び合成す
ることにより形成される干渉縞を解析することによって
被検レンズの形状等を測定するものである。 【0003】図3は典型的な従来のマッハツェンダー型
干渉計を示す。この干渉計は、光源101と、ビームエ
キスパンダ102と、光束を2つに分割するビームスプ
リッタ103と、それぞれの光路に配置されたミラー1
04、105と、ミラー104,105からの光路中に
それぞれ配置された参照レンズ111及び被検レンズ1
12と、これらのレンズ111,112の後方に配置さ
れた集光レンズ106及び107と、2つの光束を合成
するビームスプリッタ108と、干渉縞を観察する結象
手段109と、干渉縞に基づいて算出された位相データ
から収差量を解析する演算手段110とから構成されて
いる。 【0004】この干渉計において、光源101から出射
された光束は、ビームエキスパンダ102によって適当
な径に広げられる。そして、光束はビームスプリッタ1
03により2つの光束に分岐され、一方の光束はミラー
104で反射されて参照レンズ111及び集光レンズ1
06を透過し、もう一方の光束はミラー105で反射さ
れて被検レンズ112及び集光レンズ107を透過す
る。これらの光束はビームスプリッタ108により再び
合成されて、結像手段109により干渉縞が得られる。
この干渉縞を演算手段110により解析することにより
被検レンズ112の収差量等を測定する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】干渉計では、光源から
の波面を参照波面と被検波面とに分岐し、その分岐した
波面を再び合成し干渉縞を得るが、干渉計を構成する光
学部材の機械的・光学的な製作誤差が測定結果に影響を
与えている。従来の干渉計では、光学部材による収差の
影響が少なくなるように多数の光学部材中から最良の組
合せを選択したり、取付け方向の最良の組合せを選択す
る等の対策を行っているが、必要以上の光学部材を製作
しなければならなかったり、組合せの検討に非常に手間
がかかっている。また、演算処理により2つの光路の差
をキャンセルし、被検レンズの収差を測定する方法が考
えられるが、2つの光路の差が大きい場合には、測定結
果に誤差が出る問題がある。 【0006】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたものであり、干渉計を構成する光学部材により生
じる収差を取り除き、精度の高い測定を行うことが可能
な干渉計を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は光路中のミラーに歪み調整機構を設け、収
差除去の光学調整を行うものである。 【0008】このため請求項1の発明は、光源からの光
束を2つの光路に分割する光束分割手段と、一方の光路
に配置されて参照波面の光束を形成する参照光学系と、
他方の光路に配置されて被検波面の光束を形成する被検
光学系と、参照波面の光束及び被検波面の光束を合成す
る光束合成手段と、光束合成手段からの光束を結像させ
る結像手段と、結像手段によって形成される干渉縞に基
づいて位相データを算出し収差量を求める演算手段とを
有した干渉計において、前記参照光学系又は被検光学系
の光路中にミラーが配置されており、このミラーが歪み
調整手段によって歪み調整可能となっていることを特徴
とする。 【0009】上記構成において、光源から出射された光
束は、光束分割手段により2つの光束に分岐され、一方
の光束は参照光学系を透過することにより参照波面を形
成し、他方の光束は被検光学系を透過し被検波面を形成
する。これらの光束は光束合成手段により再び合成され
て、結像手段により結像されて干渉縞が得られる。この
干渉縞を演算手段により解析することにより被検光学系
の収差量等を測定する。 【0010】請求項1の発明では、被検光学系又は参照
光学系側の光路中に配置されたミラーを歪み調整手段に
よって歪ませることにより波面収差を取り除くことがで
きる。このとき、ミラーの歪み調整は、被検光学系側に
マスター光学系を置き、得られた干渉縞の解析結果を基
に収差が減少するように行う。この調整を行うことによ
り、干渉計自体が有している収差を抑えることができ、
精度の高い測定を行うことができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施の形
態により、具体的に説明する。なお、各実施の形態にお
いて、同一の部材には同一の符号を付して対応させてあ
る。 【0012】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1であり、マッハツェンダー型干渉計に適用した形態
を示す。 【0013】図1において、レーザ光線1と、ビームエ
キスパンダ2と、光束を2つの光路に分岐するビームス
プリッタ3と、分岐されたそれぞれの光路に配置されて
光束を曲げるためのミラー4、5と、ミラー4側の光路
に配置された参照レンズ6と、参照レンズ6の後方に配
置された参照側集光レンズ8と、ミラー5側の光路に配
置された被検レンズ7と、被検レンズ7の後方に配置さ
れた被検側集光レンズ9と、2つの光束を合成するビー
ムスプリッタ10と、合成された光束により得られる干
渉縞を投影するスクリーン13と、スクリーン13に投
影された干渉縞を観察するためのズームレンズ14、干
渉縞を撮影するCCDカメラ15と、干渉縞を映し出す
モニタ16と、干渉縞に基づいて算出された位相データ
から収差量を解析する演算手段18とを有している。 【0014】この実施の形態において、被検レンズ7側
の光路に配置されているミラー5は、歪み調整部材12
に取り付けられている。歪み調整部材12はミラー5が
貼り付けられる板状部材11と、板状部材11を保持す
る複数の押しねじ12aとを有して構成されており、複
数の押しねじ12aにより板状部材12を介してミラー
5を歪ませるようになっている。 【0015】また、参照レンズ6側の光路に配置されて
いるミラー4は、ピエゾステージ17に支持されてい
る。このピエゾステージ17によって、ミラー4は光軸
と平行な方向に微動するフリンジスキャンが行われる。 【0016】このような構成の干渉計において、レーザ
光源1から出射した光束は、ビームエキスパンダ2によ
って適当な径に広げられる。光束はビームスプリッタ3
により2つの光束に分岐され、一方の光束はミラー4に
よって反射されて参照レンズ6及び参照側集光レンズ8
に導かれる。もう一方の光束はミラー5によって反射さ
れて被検レンズ7及び被検側集光レンズ9に導かれる。 【0017】これらの光束はビームスプリッタ10によ
り再び合成されて、スクリーン13上に干渉縞を形成す
る。ここで、2つの光路は等価に調整されているため、
参照レンズ6と被検レンズ7のそれぞれの光路で生じる
波面収差の差により干渉縞が得られる。この干渉縞をC
CDカメラ15により撮影し、ズームレンズ14で適当
な大きさにしてモニタ16に映す。 【0018】このとき、ピエゾステージ17によりミラ
ー4を光軸と平行に微動させるフリンジスキャンを行
い、これを画像処理することによって干渉縞から位相デ
ータが得られる。更にこれを、演算手段18により解析
することにより被検レンズ7の収差量等を測定すること
ができる。 【0019】この実施の形態では、2つに分岐した光路
で生じる収差の差を、あらかじめ被検レンズ7にマスタ
ーとなるレンズを用いることで得られる干渉縞を解析す
ることにより求める。そして、その結果を基に複数の押
しねじ12aにより板状部材11を介してミラー5を歪
ませ収差が少なくなるように調整する。また、このとき
参照レンズ6と被検レンズ7を外した状態で行っても良
い。 【0020】また、この実施の形態では、被検光学系の
ミラー5を歪ませているが、参照光学系のミラー4を歪
み調整手段に取り付けて参照光学系のミラー4を歪ませ
ても良い。 【0021】このような実施の形態では、干渉計自体が
有している収差を抑えることができるため、より高精度
に測定することが可能となる。 【0022】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2であり、トワイマングリーン型干渉計に適用した形
態を示す。 【0023】図2において、ビームスプリッタ3により
分岐した一方の光路には、参照側集光レンズ8が配置さ
れると共に、参照側集光レンズ8の後側には、参照光学
部材19が配置されている。この参照光学部材19は、
ピエゾステージ17に支持されており、これにより、参
照光学部材19は光軸と平行に微動するフリンジスキャ
ンが可能となっている。 【0024】また、他方の光路には、光束を曲げるため
のミラー5及び被検側集光レンズ9が配置され、被検側
集光レンズ9の後側には、被検光学部材20が配置され
ている。ミラー5は歪み調整部材12に取り付けられて
おり、歪み調整部材12はミラー5が貼り付けられる板
状部材11と、板状部材11を保持する複数の押しねじ
12aとを有しており、複数の押しねじ12aにより板
状部材12を介してミラー5を歪ませるようになってい
る。 【0025】この実施の形態において、レーザ光源1か
ら出射された光束は、ビームエキスパンダ2によって適
当な径に広げられる。この光束はビームスプリッタ3に
より2つの光束に分岐され、一方の光路では、参照側集
光レンズ8を通り参照光学部材19に導かれる。他方の
光路では、光束がミラー5によって反射された後、被検
側集光レンズ9を通り被検光学部材20に導かれる。 【0026】これらの光束はそれぞれ参照光学部材19
及び被検光学部材20で反射され、ビームスプリッタ3
により再び合成されて、スクリーン13上に干渉縞を形
成する。ここで、2つの光路は等価に調整されているた
め、参照光学部材19と被検光学部材20のそれぞれの
光路で生じる波面収差の差により干渉縞が得られる。こ
の干渉縞をCCDカメラ15により撮影し、ズームレン
ズ14で適当な大きさにしてモニタ16に映す。 【0027】このとき、ピエゾステージ17により参照
光学部材19を光軸と平行に微動させるフリンジスキャ
ンを行い、これを画像処理することによって干渉縞から
位相データが得られる。更にこれを、演算手段18によ
り解析することによって被検光学部材20の収差量等を
測定することができる。 【0028】また、あらかじめ、2つに分岐した光路で
生じる収差の差を、被検光学部材20にマスタとなる光
学部材を用いることで得られる干渉縞を解析することに
より求め、その結果を基に複数の押しねじ12aにより
板状部材11を介してミラー5を歪ませ収差が少なくな
るように調整する。 【0029】このような実施の形態では、干渉計自体が
有している収差を抑えることができるため、高精度に測
定することが可能なトワイマングリーン型の干渉計とす
ることができる。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、光路中に歪みを調整できるミラーを設けること
により、干渉計自体が有している収差を取り除くことが
できるため、精度の高い測定を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態1の構成を示す正面図であ
る。 【図2】本発明の実施の形態2の構成を示す正面図であ
る。 【図3】従来のマッハツェンダー型干渉計を示す正面図
である。 【符号の説明】 1 光源 3 ビームスプリッタ 4,5 ミラー 6 参照レンズ 7 被検レンズ 12 歪み調整部材 18 演算手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 光源からの光束を2つの光路に分割する
    光束分割手段と、一方の光路に配置されて参照波面の光
    束を形成する参照光学系と、他方の光路に配置されて被
    検波面の光束を形成する被検光学系と、参照波面の光束
    及び被検波面の光束を合成する光束合成手段と、光束合
    成手段からの光束を結像させる結像手段と、結像手段に
    よって形成される干渉縞に基づいて位相データを算出し
    収差量を求める演算手段とを有した干渉計において、前
    記参照光学系又は被検光学系の光路中にミラーが配置さ
    れており、このミラーが歪み調整手段によって歪み調整
    可能となっていることを特徴とする干渉計。
JP2001371124A 2001-12-05 2001-12-05 干渉計 Withdrawn JP2003172660A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110441033A (zh) * 2019-07-03 2019-11-12 中国科学院上海光学精密机械研究所 基于强度编码调制的相干组束图像测量装置及其测量方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110441033A (zh) * 2019-07-03 2019-11-12 中国科学院上海光学精密机械研究所 基于强度编码调制的相干组束图像测量装置及其测量方法

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Effective date: 20050301