JP2003172643A - 電磁流量計 - Google Patents
電磁流量計Info
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- JP2003172643A JP2003172643A JP2001372857A JP2001372857A JP2003172643A JP 2003172643 A JP2003172643 A JP 2003172643A JP 2001372857 A JP2001372857 A JP 2001372857A JP 2001372857 A JP2001372857 A JP 2001372857A JP 2003172643 A JP2003172643 A JP 2003172643A
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- throat portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自ら整流作用を有するものとする。粘性が大
きく変化する流体であってもその流量を計測可能とす
る。 【解決手段】 円筒状の測定管路1の中央部の内壁面1
Aの形状を、流体の流れ方向(矢印A方向(正方向))
に沿って1/4楕円の輪郭線形状で狭まり(前半形状1
A1)、最も狭まった位置から同じく流体の流れ方向に
沿って1/4楕円の輪郭線形状で広がった形状(後半形
状1A2)とする。これにより、測定管1のスロート部
1Dに流線の乱れた流体を流すと、旋回流や偏流が矯正
され、あたかも長い直管距離を通過した状態と等しい整
流効果が得られる。また、流速分布が均一となり、電極
部分の流速が増大する。
きく変化する流体であってもその流量を計測可能とす
る。 【解決手段】 円筒状の測定管路1の中央部の内壁面1
Aの形状を、流体の流れ方向(矢印A方向(正方向))
に沿って1/4楕円の輪郭線形状で狭まり(前半形状1
A1)、最も狭まった位置から同じく流体の流れ方向に
沿って1/4楕円の輪郭線形状で広がった形状(後半形
状1A2)とする。これにより、測定管1のスロート部
1Dに流線の乱れた流体を流すと、旋回流や偏流が矯正
され、あたかも長い直管距離を通過した状態と等しい整
流効果が得られる。また、流速分布が均一となり、電極
部分の流速が増大する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、導電性を有する
流体の流量を測定する電磁流量計に関するものである。
流体の流量を測定する電磁流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は一般的に使用されている電磁流量
計の要部を示すブロック図である。同図において、1’
は測定管、2は測定管1’内を流れる流体の流れ方向に
対してその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁
コイル、3は励磁コイル2へ矩形状の励磁電流を周期的
に供給する励磁回路、4a,4bは励磁コイル2の発生
磁界と直交して測定管1’内に対向して配置された検出
電極(以下、単に電極という)、5はアースリング、6
は電極4a,4b間に得られる信号起電力を検出する初
段増幅回路、7は初段増幅回路6が検出する信号起電力
を周期的に励磁電流の流れ方向が切り換わる直前で保持
し、この保持した信号起電力をアナログ流量信号とする
サンプルホールド回路、8はサンプルホールド回路7か
らのアナログ流量信号をデジタル流量信号に変換するA
/D変換器、9はCPU、10はD/A変換器である。
計の要部を示すブロック図である。同図において、1’
は測定管、2は測定管1’内を流れる流体の流れ方向に
対してその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁
コイル、3は励磁コイル2へ矩形状の励磁電流を周期的
に供給する励磁回路、4a,4bは励磁コイル2の発生
磁界と直交して測定管1’内に対向して配置された検出
電極(以下、単に電極という)、5はアースリング、6
は電極4a,4b間に得られる信号起電力を検出する初
段増幅回路、7は初段増幅回路6が検出する信号起電力
を周期的に励磁電流の流れ方向が切り換わる直前で保持
し、この保持した信号起電力をアナログ流量信号とする
サンプルホールド回路、8はサンプルホールド回路7か
らのアナログ流量信号をデジタル流量信号に変換するA
/D変換器、9はCPU、10はD/A変換器である。
【0003】この電磁流量計100’において、励磁回
路3は、励磁コイル2へ励磁電流を周期的に供給し、測
定管1’内に交流磁界を発生させる。これにより、電極
4a,4b間に測定管1’を流れる流体の流速と磁界と
の相互作用により信号起電力が生じ、この信号起電力が
初段増幅回路6を介してサンプルホールド回路7へ与え
られる。なお、サンプルホールド回路7へ与えられる信
号起電力eは、kを定数、Dを測定管1’の内径、vを
流体の平均流速、Bを発生磁束密度とした時、e=k・
B・v・Dとして表される。
路3は、励磁コイル2へ励磁電流を周期的に供給し、測
定管1’内に交流磁界を発生させる。これにより、電極
4a,4b間に測定管1’を流れる流体の流速と磁界と
の相互作用により信号起電力が生じ、この信号起電力が
初段増幅回路6を介してサンプルホールド回路7へ与え
られる。なお、サンプルホールド回路7へ与えられる信
号起電力eは、kを定数、Dを測定管1’の内径、vを
流体の平均流速、Bを発生磁束密度とした時、e=k・
B・v・Dとして表される。
【0004】初段増幅回路6からの信号起電力eは、周
期的に励磁電流の流れ方向が切り換わる直前でサンプル
ホールド回路7にて保持され、この保持された信号起電
力eがアナログ流量信号とされる。そして、このサンプ
ルホールド回路7からのアナログ流量信号がA/D変換
器8へ与えられ、CPU9からの指令に基づくサンプリ
ング周期でデジタル流量信号に変換され、CPU9へ取
り込まれる。CPU9は、このA/D変換器8からのデ
ジタル流量信号より計測値を0〜100%値として求
め、その求めた計測値に応じたアナログ信号(4〜20
mA範囲の電流信号)をD/A変換器10を介して出力
する。
期的に励磁電流の流れ方向が切り換わる直前でサンプル
ホールド回路7にて保持され、この保持された信号起電
力eがアナログ流量信号とされる。そして、このサンプ
ルホールド回路7からのアナログ流量信号がA/D変換
器8へ与えられ、CPU9からの指令に基づくサンプリ
ング周期でデジタル流量信号に変換され、CPU9へ取
り込まれる。CPU9は、このA/D変換器8からのデ
ジタル流量信号より計測値を0〜100%値として求
め、その求めた計測値に応じたアナログ信号(4〜20
mA範囲の電流信号)をD/A変換器10を介して出力
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に従来の電磁流量
計100’における測定管1’を横方向から見た断面図
を示す。従来の電磁流量計100’では測定管1’の内
径Dが流体の流れ方向に沿って一定とされている。すな
わち、測定管1’の正面から見た断面形状は、同一直径
の円とされている。このため、以下に説明するような様
々な問題が生じていた。
計100’における測定管1’を横方向から見た断面図
を示す。従来の電磁流量計100’では測定管1’の内
径Dが流体の流れ方向に沿って一定とされている。すな
わち、測定管1’の正面から見た断面形状は、同一直径
の円とされている。このため、以下に説明するような様
々な問題が生じていた。
【0006】従来の電磁流量計100’では、例えば曲
がり管の直後に電磁流量計100’を設置した場合、曲
がり管において生じた旋回流や偏流が測定管1’内に流
れ込み、旋回流や偏流が矯正されずにそのまま通過する
ので、正確な流量の測定を行うことができない。このた
め、従来においては、電磁流量計100’の上流側に旋
回流や偏流を整流するためのかなりの長さの直管部分
(直管距離:5D程度)を必要とし、この直管距離を確
保することができない場所には電磁流量計100’を設
置することができなかった。特に、正逆両方向の流れを
測定する場合、上流側が電磁流量計100’の前後2箇
所となるので、通常の正方向のみの場合に比べ2倍の直
管距離が必要となり、さらに設置できる場所が限られて
くる。
がり管の直後に電磁流量計100’を設置した場合、曲
がり管において生じた旋回流や偏流が測定管1’内に流
れ込み、旋回流や偏流が矯正されずにそのまま通過する
ので、正確な流量の測定を行うことができない。このた
め、従来においては、電磁流量計100’の上流側に旋
回流や偏流を整流するためのかなりの長さの直管部分
(直管距離:5D程度)を必要とし、この直管距離を確
保することができない場所には電磁流量計100’を設
置することができなかった。特に、正逆両方向の流れを
測定する場合、上流側が電磁流量計100’の前後2箇
所となるので、通常の正方向のみの場合に比べ2倍の直
管距離が必要となり、さらに設置できる場所が限られて
くる。
【0007】また、例えば、水路に堰板を設け、この堰
板に穴を開け、この穴に電磁流量計100’を設置する
と、水路の流量を測定することが可能である。この場
合、電磁流量計100’の流入側、流出側にベルマウス
を設け、測定管路1’への流体の流れを整流する必要が
あった。ベルマウスは高価であり、大形となり、狭い場
所では設置できないこともある。
板に穴を開け、この穴に電磁流量計100’を設置する
と、水路の流量を測定することが可能である。この場
合、電磁流量計100’の流入側、流出側にベルマウス
を設け、測定管路1’への流体の流れを整流する必要が
あった。ベルマウスは高価であり、大形となり、狭い場
所では設置できないこともある。
【0008】液体のみが流れる一相流体の場合、一般的
に流体の粘性変化の幅は10倍程度であるが、粘度が1
04 〜4×104 〔mPa.s〕程度の固体塊が混入する固
液の二相流体(以下、単に二相流体という)となると固
体含有率と液体の粘度変化が相乗して、二相流体の粘度
変化幅は104 倍以上となる。
に流体の粘性変化の幅は10倍程度であるが、粘度が1
04 〜4×104 〔mPa.s〕程度の固体塊が混入する固
液の二相流体(以下、単に二相流体という)となると固
体含有率と液体の粘度変化が相乗して、二相流体の粘度
変化幅は104 倍以上となる。
【0009】この二相流体の流量を従来の電磁流量計1
00’を使用して測定しようとした場合、流速分布が変
わると計測される流量と実際の流量との間には差が生じ
てくる。図7に粘性によって変化する測定管1’内の流
速分布を示す。図7において、横軸は測定管1’の中心
線(軸線)を0としてその半径で規格化した管内径を示
し、縦軸は規格化した流速を示す。粘性が低い場合に
は、測定管1’内の流速分布は管壁付近でも、管の中心
部でも、流速はほとんど同じである。しかし、粘性が高
い場合は、管壁付近で流速が遅く、中心部で速い流速分
布となる。
00’を使用して測定しようとした場合、流速分布が変
わると計測される流量と実際の流量との間には差が生じ
てくる。図7に粘性によって変化する測定管1’内の流
速分布を示す。図7において、横軸は測定管1’の中心
線(軸線)を0としてその半径で規格化した管内径を示
し、縦軸は規格化した流速を示す。粘性が低い場合に
は、測定管1’内の流速分布は管壁付近でも、管の中心
部でも、流速はほとんど同じである。しかし、粘性が高
い場合は、管壁付近で流速が遅く、中心部で速い流速分
布となる。
【0010】このような粘性による管内流速分布の違い
を図6に模式的に示す。例えば、粘性が高くなって流速
分布が図6に示すような円錐形となった場合、実際の流
量は図中破線で示した円錐形状の流量QR であるにも拘
わらず、計測される流量は円筒状の流量QP となり、Q
P −QR の計測誤差が生じる。また、測定管1’の内壁
面への固体の付着・剥離により内径変化が生じ、正しい
流量測定が行えなくなる。
を図6に模式的に示す。例えば、粘性が高くなって流速
分布が図6に示すような円錐形となった場合、実際の流
量は図中破線で示した円錐形状の流量QR であるにも拘
わらず、計測される流量は円筒状の流量QP となり、Q
P −QR の計測誤差が生じる。また、測定管1’の内壁
面への固体の付着・剥離により内径変化が生じ、正しい
流量測定が行えなくなる。
【0011】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、自ら整流作
用を有し、かつ粘性が大きく変化する流体であってもそ
の流量を計測することの可能な電磁流量計を提供するこ
とにある。
なされたもので、その目的とするところは、自ら整流作
用を有し、かつ粘性が大きく変化する流体であってもそ
の流量を計測することの可能な電磁流量計を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、上述した電磁流量計において、その
内径が検出電極に至るまで流れ方向に沿って小径化する
スロート部を測定管に設け、このスロート部の測定管の
軸線を含む断面をほゞ1/4楕円の輪郭線形状を有した
形としたものである。これにより、本発明によれば、水
が自然落下するときの噴流の流線とほゞ同型に形成され
た測定管路の内壁面に沿って流体が流れことにより、旋
回流や偏流が矯正され、流速分布が均一となる。また、
狭められた通路を流体が通過するので、電極部分の流速
が増大する。
るために本発明は、上述した電磁流量計において、その
内径が検出電極に至るまで流れ方向に沿って小径化する
スロート部を測定管に設け、このスロート部の測定管の
軸線を含む断面をほゞ1/4楕円の輪郭線形状を有した
形としたものである。これにより、本発明によれば、水
が自然落下するときの噴流の流線とほゞ同型に形成され
た測定管路の内壁面に沿って流体が流れことにより、旋
回流や偏流が矯正され、流速分布が均一となる。また、
狭められた通路を流体が通過するので、電極部分の流速
が増大する。
【0013】例えば、水道の蛇口から流れる水は、旋回
流や偏流がない静かな状態では広い口から流れ出てそれ
が細い流れとなる。もし、流れが乱れれば、細い流れが
隅に偏ったり、渦を巻いたりしてしまう。本発明は、こ
の現象を逆に利用し、静かな状態の流れの形状で管壁の
形状を固定すれば乱れも整流されるという考え方に基づ
いている。そして、その時の流れの形状(噴流の流線の
形状)が1/4楕円の輪郭線形状と近似することに着目
し、測定管路の内径を流体の流れ方向に沿ってほゞ1/
4楕円の輪郭線形状で狭めることによって、流体の旋回
流や偏流を矯正するようにしている。
流や偏流がない静かな状態では広い口から流れ出てそれ
が細い流れとなる。もし、流れが乱れれば、細い流れが
隅に偏ったり、渦を巻いたりしてしまう。本発明は、こ
の現象を逆に利用し、静かな状態の流れの形状で管壁の
形状を固定すれば乱れも整流されるという考え方に基づ
いている。そして、その時の流れの形状(噴流の流線の
形状)が1/4楕円の輪郭線形状と近似することに着目
し、測定管路の内径を流体の流れ方向に沿ってほゞ1/
4楕円の輪郭線形状で狭めることによって、流体の旋回
流や偏流を矯正するようにしている。
【0014】この整流効果は、一相流体のみならず、二
相流体でも得られる。すなわち、二相流体のように、粘
性が大きくなるときに中心部が周辺部より流速が遅い円
錐形状の流速分布を示す流体でも、スロート部を通する
ことにより、旋回流や偏流が矯正され、流速分布の均一
な流れとなる。また、電極部分の流速も増大する。流速
分布が均一となると、計測される流量と実際の流量との
差が小さくなる。また、電極部分の流速が増大すると、
測定管の内壁面への固体の付着が防止される。
相流体でも得られる。すなわち、二相流体のように、粘
性が大きくなるときに中心部が周辺部より流速が遅い円
錐形状の流速分布を示す流体でも、スロート部を通する
ことにより、旋回流や偏流が矯正され、流速分布の均一
な流れとなる。また、電極部分の流速も増大する。流速
分布が均一となると、計測される流量と実際の流量との
差が小さくなる。また、電極部分の流速が増大すると、
測定管の内壁面への固体の付着が防止される。
【0015】なお、その内径が検出電極に至るまで流れ
方向に沿って小径化する第1のスロート部と、この第1
のスロート部の最小径位置から同じく流体の流れ方向に
沿って拡径する第2のスロート部とを測定管に設け、第
1および第2のスロート部の測定管の軸線を含む断面を
ほゞ1/4楕円の輪郭線形状を有する形としてもよい。
このようにすれば、正逆両方向の流れに対して、整流効
果が得られる。
方向に沿って小径化する第1のスロート部と、この第1
のスロート部の最小径位置から同じく流体の流れ方向に
沿って拡径する第2のスロート部とを測定管に設け、第
1および第2のスロート部の測定管の軸線を含む断面を
ほゞ1/4楕円の輪郭線形状を有する形としてもよい。
このようにすれば、正逆両方向の流れに対して、整流効
果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図1に本発明に係る電磁流量計の一
実施の形態における測定管を横方向から見た断面図を示
す。なお、この電磁流量計100の電気回路構成は、従
来の電磁流量計100’(図4)と同じとし、その詳細
な説明は省略する。
き詳細に説明する。図1に本発明に係る電磁流量計の一
実施の形態における測定管を横方向から見た断面図を示
す。なお、この電磁流量計100の電気回路構成は、従
来の電磁流量計100’(図4)と同じとし、その詳細
な説明は省略する。
【0017】この電磁流量計100では、円筒状の測定
管路1の中央部の内壁面1Aの形状を、流体の流れ方向
(矢印A方向(正方向))に沿って1/4楕円の輪郭線
形状で狭まり(前半形状1A1)、最も狭まった位置か
ら同じく流体の流れ方向に沿って1/4楕円の輪郭線形
状で広がった形状(後半形状1A2)としている。
管路1の中央部の内壁面1Aの形状を、流体の流れ方向
(矢印A方向(正方向))に沿って1/4楕円の輪郭線
形状で狭まり(前半形状1A1)、最も狭まった位置か
ら同じく流体の流れ方向に沿って1/4楕円の輪郭線形
状で広がった形状(後半形状1A2)としている。
【0018】すなわち、測定管1は、その内径が流体の
流れ方向に沿って小径化する第1のスロート部(前半形
状1A1)と、この測定管1のほゞ中央部における第1
のスロート部の最小径位置から同じく流れ方向に沿って
拡径する第2のスロート部(後半形状1A2)とを有
し、これらのスロート部1A1,1A2の測定管1の軸
線を含む断面はほゞ1/4楕円の輪郭線形状を有してい
る。また、内径が最小となる測定管1の中央部には、励
磁コイル2によって発生する磁界の方向と直交する方向
に1対の検出電極4a,4bが対向して配置されてい
る。
流れ方向に沿って小径化する第1のスロート部(前半形
状1A1)と、この測定管1のほゞ中央部における第1
のスロート部の最小径位置から同じく流れ方向に沿って
拡径する第2のスロート部(後半形状1A2)とを有
し、これらのスロート部1A1,1A2の測定管1の軸
線を含む断面はほゞ1/4楕円の輪郭線形状を有してい
る。また、内径が最小となる測定管1の中央部には、励
磁コイル2によって発生する磁界の方向と直交する方向
に1対の検出電極4a,4bが対向して配置されてい
る。
【0019】なお、本実施の形態において、測定管1は
両側にフランジ部1B,1Cを有する測定管本体1−1
と、測定管本体1−1の管内に設けられた筒状体1−2
とからなり、筒状体1−2に上述した前半形状1A1お
よび後半形状1A2が形成されている。筒状体1−2は
耐食性のある合成樹脂によって形成されている。なお、
筒状体1−2は、必ずしも耐食性のある合成樹脂でなく
てもよく、金属としてもよい。楕円の輪郭線形状はNC
マシンでは作り易く、安価に大量に作製することがで
き、低コストで提供することができる。
両側にフランジ部1B,1Cを有する測定管本体1−1
と、測定管本体1−1の管内に設けられた筒状体1−2
とからなり、筒状体1−2に上述した前半形状1A1お
よび後半形状1A2が形成されている。筒状体1−2は
耐食性のある合成樹脂によって形成されている。なお、
筒状体1−2は、必ずしも耐食性のある合成樹脂でなく
てもよく、金属としてもよい。楕円の輪郭線形状はNC
マシンでは作り易く、安価に大量に作製することがで
き、低コストで提供することができる。
【0020】この測定管1内に流線の乱れた流体を流す
と、それぞれ1/4楕円の輪郭線形状を有する2つの連
続するスロート部1A1,1A2からなる通路部分(以
下、この部分を楕円スロートと呼ぶ)1Dを通過する際
に旋回流や偏流が矯正され、あたかも長い直管距離を通
過した状態と等しい整流効果が得られる。
と、それぞれ1/4楕円の輪郭線形状を有する2つの連
続するスロート部1A1,1A2からなる通路部分(以
下、この部分を楕円スロートと呼ぶ)1Dを通過する際
に旋回流や偏流が矯正され、あたかも長い直管距離を通
過した状態と等しい整流効果が得られる。
【0021】以下、楕円スロート1Dが整流効果を持つ
原理について、水が自然落下するとき、その噴流の流線
の形は1/4楕円の輪郭線形状に近似できることを基に
図2を用いて説明する。
原理について、水が自然落下するとき、その噴流の流線
の形は1/4楕円の輪郭線形状に近似できることを基に
図2を用いて説明する。
【0022】図2(a)において、11は円管、12は
この円管11の先端から噴出する水、12aは噴出する
水12の流線である。円管11の先端から水12が噴出
するとき、乱れのない静かな状態では、流れ方向に垂直
な面を通過する水12の流速分布は一定となり、図2
(a)に示すような流線となる。例えば自然落下で生じ
る流線12aの形状は次のようにして計算できる。
この円管11の先端から噴出する水、12aは噴出する
水12の流線である。円管11の先端から水12が噴出
するとき、乱れのない静かな状態では、流れ方向に垂直
な面を通過する水12の流速分布は一定となり、図2
(a)に示すような流線となる。例えば自然落下で生じ
る流線12aの形状は次のようにして計算できる。
【0023】時間tを経過したところの水の落下速度v
は、gを重力加速度(9.8m/s 2 )とすると、下記
(1)式で表される。 v=g・t ・・・・(1) 距離hだけ落下するのに必要な時間は下記(2)式で表
される。 ∫v・dt=h ・・・・(2) 上記(1)式および(2)式により下記(3)式が得ら
れる。
は、gを重力加速度(9.8m/s 2 )とすると、下記
(1)式で表される。 v=g・t ・・・・(1) 距離hだけ落下するのに必要な時間は下記(2)式で表
される。 ∫v・dt=h ・・・・(2) 上記(1)式および(2)式により下記(3)式が得ら
れる。
【0024】
【数1】
【0025】また、その位置での水の落下速度vは、
(1)式により下記(4)式で示される。
(1)式により下記(4)式で示される。
【0026】
【数2】
【0027】同じく、その位置での断面積aは流量qで
連続すれば、 a=q/v ・・・・(5) と表される。噴流速度は(4)式で計算できるが、円管
11を出るとき初速v0 があるので、次の(6)式とな
る。
連続すれば、 a=q/v ・・・・(5) と表される。噴流速度は(4)式で計算できるが、円管
11を出るとき初速v0 があるので、次の(6)式とな
る。
【0028】
【数3】
【0029】また、初速v0 は下記(7)式で計算でき
る。 V0 =q/a0 =q/(πd0 2/4) ・・・・(7) 但し、a0 :円管11の内面積(m2 )、d0 :円管1
1の内径(m)。噴流の断面積aは上記(5)式および
(6)式により次の(8)式、(9)式となる。
る。 V0 =q/a0 =q/(πd0 2/4) ・・・・(7) 但し、a0 :円管11の内面積(m2 )、d0 :円管1
1の内径(m)。噴流の断面積aは上記(5)式および
(6)式により次の(8)式、(9)式となる。
【0030】
【数4】
【0031】噴流の直径dは(8)式および(9)式に
より次の(10)式となる。
より次の(10)式となる。
【0032】
【数5】
【0033】流量q=4×10-3m3 /sとして(1
0)式を計算した結果を図3に示す。この結果をプロッ
トすると流線12aの形状はほゞ1/4楕円の輪郭線形
状となる。図2(b)に流線12aの形状に楕円の輪郭
線を重ね合わせた状態を示す。この図からも流線12a
の形状が1/4楕円の輪郭線形状と一致していることが
分かる。
0)式を計算した結果を図3に示す。この結果をプロッ
トすると流線12aの形状はほゞ1/4楕円の輪郭線形
状となる。図2(b)に流線12aの形状に楕円の輪郭
線を重ね合わせた状態を示す。この図からも流線12a
の形状が1/4楕円の輪郭線形状と一致していることが
分かる。
【0034】ここで、重要なことは、自然落下する噴流
が1/4楕円の輪郭線形状で狭まるには、旋回流や偏流
がないことが流れの条件となる。逆に、旋回流や偏流が
流れに含まれると、自然落下する噴流は、1/4楕円の
輪郭線形状で狭まって行かない。噴流が曲がったり、膨
らんだりしてしまう。なお、自然現象としては存在しな
いが、仮に重力加速度の方向が180゜反転したとすれ
ば、噴流は1/4楕円の輪郭線形状で広がる。
が1/4楕円の輪郭線形状で狭まるには、旋回流や偏流
がないことが流れの条件となる。逆に、旋回流や偏流が
流れに含まれると、自然落下する噴流は、1/4楕円の
輪郭線形状で狭まって行かない。噴流が曲がったり、膨
らんだりしてしまう。なお、自然現象としては存在しな
いが、仮に重力加速度の方向が180゜反転したとすれ
ば、噴流は1/4楕円の輪郭線形状で広がる。
【0035】そこで、本実施の形態のような測定管1の
如く、流体の流れ方向に沿ってその内径が1/4楕円の
輪郭線形状で狭まる前半形状1A1を有する楕円スロー
ト1D内に強制的に流体を流すと、旋回流や渦流が矯正
(消滅または軽減)され、あたかも長い直管距離を通過
した状態と等しい整流効果が得られる。測定管1の流入
口の内径をDとすると、楕円スロート部1Dの最小径が
0.7Dとなるように構成する。すると、検出電極4
a,4bが設けられた最小径位置では、流束の面積は
0.49倍、平均流速は2倍、運動エネルギーは4倍と
なる。なお、上述においては、楕円スロート部1Dの最
小径を0.7Dとしたが、0.5D〜0.7Dが適当で
ある。
如く、流体の流れ方向に沿ってその内径が1/4楕円の
輪郭線形状で狭まる前半形状1A1を有する楕円スロー
ト1D内に強制的に流体を流すと、旋回流や渦流が矯正
(消滅または軽減)され、あたかも長い直管距離を通過
した状態と等しい整流効果が得られる。測定管1の流入
口の内径をDとすると、楕円スロート部1Dの最小径が
0.7Dとなるように構成する。すると、検出電極4
a,4bが設けられた最小径位置では、流束の面積は
0.49倍、平均流速は2倍、運動エネルギーは4倍と
なる。なお、上述においては、楕円スロート部1Dの最
小径を0.7Dとしたが、0.5D〜0.7Dが適当で
ある。
【0036】なお、図1では矢印A方向(正方向)を流
体の流れ方向としたが、矢印B方向(逆方向)を流体の
流れ方向とした場合にも同様にして、流体の流れ方向に
沿ってその内径が1/4楕円の輪郭線形状で狭まる後半
形状1A2により、あたかも長い直管距離を通過した状
態と等しい整流効果が得られる。
体の流れ方向としたが、矢印B方向(逆方向)を流体の
流れ方向とした場合にも同様にして、流体の流れ方向に
沿ってその内径が1/4楕円の輪郭線形状で狭まる後半
形状1A2により、あたかも長い直管距離を通過した状
態と等しい整流効果が得られる。
【0037】したがって、測定管1の上流側に直管距離
がなくても、あるいは従来よりも格段に短い直管距離で
も、正確な流量測定が可能となる。これにより、従来片
側で5D程度、両側で10D程度必要としていた直管距
離を不要、または短縮することができ、設置場所が限ら
れるという問題を解消することができる。また、ベルマ
ウスを使用することなく、水路を流れる流体の正確な流
量測定が可能となる。
がなくても、あるいは従来よりも格段に短い直管距離で
も、正確な流量測定が可能となる。これにより、従来片
側で5D程度、両側で10D程度必要としていた直管距
離を不要、または短縮することができ、設置場所が限ら
れるという問題を解消することができる。また、ベルマ
ウスを使用することなく、水路を流れる流体の正確な流
量測定が可能となる。
【0038】また、本実施の形態の電磁流量計100に
よれば、楕円スロート1Dによって流体の通過通路が狭
められるため、電極4a,4bの部分の流速が増大す
る。これにより、得られる信号起電力eが大きくなり、
信号起電力eに含まれるノイズの割合が低くなって、S
/N比が改善され、従来測定することが困難であった低
流速の流体や低電気伝導の流体の流量測定が可能とな
る。
よれば、楕円スロート1Dによって流体の通過通路が狭
められるため、電極4a,4bの部分の流速が増大す
る。これにより、得られる信号起電力eが大きくなり、
信号起電力eに含まれるノイズの割合が低くなって、S
/N比が改善され、従来測定することが困難であった低
流速の流体や低電気伝導の流体の流量測定が可能とな
る。
【0039】また、本実施の形態の電磁流量計100に
よれば、内径が一定の測定管を流れる場合にはその流速
分布が円錐形となるような粘度の大きな流体(図6,図
7参照)であっても、楕円スロート1Dを通過する際に
は流体の流速分布が円筒形状に矯正されて均一な流速分
布とされる。したがって、二相流体のように流体の粘度
によって変化する流速分布が円筒形の流速分布に矯正さ
れるので、計測誤差が生じなくなる。また、二相流体の
場合も一相流体の場合と同様に、電極4a,4bの部分
の流速が増大する。これにより、測定管1の内壁面への
固体の付着が防止され、内径変化が生じず、正しい流量
測定が可能となる。
よれば、内径が一定の測定管を流れる場合にはその流速
分布が円錐形となるような粘度の大きな流体(図6,図
7参照)であっても、楕円スロート1Dを通過する際に
は流体の流速分布が円筒形状に矯正されて均一な流速分
布とされる。したがって、二相流体のように流体の粘度
によって変化する流速分布が円筒形の流速分布に矯正さ
れるので、計測誤差が生じなくなる。また、二相流体の
場合も一相流体の場合と同様に、電極4a,4bの部分
の流速が増大する。これにより、測定管1の内壁面への
固体の付着が防止され、内径変化が生じず、正しい流量
測定が可能となる。
【0040】なお、上述した実施の形態では、楕円スロ
ート1Dの前半形状1A1および後半形状1A2を1/
4楕円の輪郭線形状とし、正逆両方向の流量測定を正確
に行えるようにしているが、正方向のみ流量測定を行う
場合には後半形状1A2を必ずしも1/4楕円の輪郭線
形状としなくてもよく、逆方向のみ流量測定を行う場合
には前半形状1A1を必ずしも1/4楕円の輪郭線形状
としなくてもよい。すなわち、流体の流れ方向に沿って
徐々に広がる形状とすればよく、1/4楕円の輪郭線形
状に限られない。
ート1Dの前半形状1A1および後半形状1A2を1/
4楕円の輪郭線形状とし、正逆両方向の流量測定を正確
に行えるようにしているが、正方向のみ流量測定を行う
場合には後半形状1A2を必ずしも1/4楕円の輪郭線
形状としなくてもよく、逆方向のみ流量測定を行う場合
には前半形状1A1を必ずしも1/4楕円の輪郭線形状
としなくてもよい。すなわち、流体の流れ方向に沿って
徐々に広がる形状とすればよく、1/4楕円の輪郭線形
状に限られない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、その内径が検出電極に至るまで流れ方向
に沿って小径化するスロート部を測定管に設け、このス
ロート部の測定管の軸線を含む断面をほゞ1/4楕円の
輪郭線形状を有した形とし、水が自然落下するときの噴
流の流線とほゞ同型に形成された測定管路の内壁面に沿
って流体が流れるようにしたので、旋回流や偏流が矯正
されるとともに、管内の径方向における流速分布が均一
となり、かつ電極部分の流速が増大する。これにより、
直管距離が不要あるいは短い直管距離で、正確に流量測
定を行うことが可能となる。また、ベルマウスを使用す
ることなく、水路を流れる流体の正確な流量測定を行う
ことが可能となる。さらに、固液二相流体を流した場合
は、測定管の内壁面への固体の付着も防ぐことができ
る。また、測定管の内径が最小となる位置に検出電極を
設けたことにより、固液二相流体特有の問題であった流
速分布の変化による計測誤差をなくすことができる。
発明によれば、その内径が検出電極に至るまで流れ方向
に沿って小径化するスロート部を測定管に設け、このス
ロート部の測定管の軸線を含む断面をほゞ1/4楕円の
輪郭線形状を有した形とし、水が自然落下するときの噴
流の流線とほゞ同型に形成された測定管路の内壁面に沿
って流体が流れるようにしたので、旋回流や偏流が矯正
されるとともに、管内の径方向における流速分布が均一
となり、かつ電極部分の流速が増大する。これにより、
直管距離が不要あるいは短い直管距離で、正確に流量測
定を行うことが可能となる。また、ベルマウスを使用す
ることなく、水路を流れる流体の正確な流量測定を行う
ことが可能となる。さらに、固液二相流体を流した場合
は、測定管の内壁面への固体の付着も防ぐことができ
る。また、測定管の内径が最小となる位置に検出電極を
設けたことにより、固液二相流体特有の問題であった流
速分布の変化による計測誤差をなくすことができる。
【図1】 本発明に係る電磁流量計の一実施の形態にお
ける測定管を横方向から見た断面図である。
ける測定管を横方向から見た断面図である。
【図2】 水の噴流の流線の形が1/4楕円の輪郭線形
状に近似することを説明する図である。
状に近似することを説明する図である。
【図3】 q=4×10-3m3 /sとして(10)式を
計算した結果を示す図である。
計算した結果を示す図である。
【図4】 一般的に使用されている電磁流量計の要部を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】 従来の電磁流量計における測定管を横方向か
ら見た断面図である。
ら見た断面図である。
【図6】 流速分布の変化による計測流量と実際の流量
との差を説明する図である。
との差を説明する図である。
【図7】 従来の電磁流量計における粘性によって変化
する測定管内の流速分布を示す図である。
する測定管内の流速分布を示す図である。
1…測定管、1−1…測定管本体、1−2…筒状体、1
A…内壁面、1A1…前半形状、1A2…後半形状、1
D…楕円スロート、2…励磁コイル、3…励磁回路、4
a,4b…検出電極、5…アースリング、6…初段増幅
回路、7…サンプルホールド回路、8…A/D変換器、
9…CPU、10…D/A変換器、100…電磁流量
計。
A…内壁面、1A1…前半形状、1A2…後半形状、1
D…楕円スロート、2…励磁コイル、3…励磁回路、4
a,4b…検出電極、5…アースリング、6…初段増幅
回路、7…サンプルホールド回路、8…A/D変換器、
9…CPU、10…D/A変換器、100…電磁流量
計。
Claims (3)
- 【請求項1】 測定管内を流れる流体の流れ方向に対し
てその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイ
ルと、この励磁コイルへ励磁電流を供給する励磁電流供
給手段と、前記励磁コイルの発生磁界と直交して前記測
定管内に対向して配置された検出電極とを備え、前記検
出電極間に得られる信号起電力に基づいて前記測定管内
を流れる流体の流量を測定する電磁流量計において、 前記測定管は、その内径が前記検出電極に至るまで流れ
方向に沿って小径化するスロート部を有し、 このスロート部の前記測定管の軸線を含む断面が、ほゞ
1/4楕円の輪郭線形状を有することを特徴とする電磁
流量計。 - 【請求項2】 測定管内を流れる流体の流れ方向に対し
てその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイ
ルと、この励磁コイルへ励磁電流を供給する励磁電流供
給手段と、前記励磁コイルの発生磁界と直交して前記測
定管内に対向して配置された検出電極とを備え、前記検
出電極間に得られる信号起電力に基づいて前記測定管内
を流れる流体の流量を測定する電磁流量計において、 前記測定管は、その内径が前記検出電極に至るまで流れ
方向に沿って小径化する第1のスロート部と、この第1
のスロート部の最小径位置から同じく流体の流れ方向に
沿って拡径する第2のスロート部とを有し、 前記第1および第2のスロート部の前記測定管の軸線を
含む断面が、ほゞ1/4楕円の輪郭線形状を有すること
を特徴とする電磁流量計。 - 【請求項3】 請求項2に記載された電磁流量計におい
て、 前記検出電極は、前記第1および第2のスロート部によ
って形成された前記測定管の前記最小径位置に設けられ
ていることを特徴とする電磁流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001372857A JP2003172643A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 電磁流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001372857A JP2003172643A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 電磁流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003172643A true JP2003172643A (ja) | 2003-06-20 |
Family
ID=19181673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001372857A Pending JP2003172643A (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | 電磁流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003172643A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2602494C2 (ru) * | 2015-04-07 | 2016-11-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Астраханский государственный технический университет", ФГБОУ ВПО "АГТУ" | Многофазный расходомер |
JP2018525567A (ja) * | 2015-08-28 | 2018-09-06 | デイコ アイピー ホールディングス, エルエルシーDayco Ip Holdings, Llc | ベンチュリ効果を用いた制限器 |
-
2001
- 2001-12-06 JP JP2001372857A patent/JP2003172643A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2602494C2 (ru) * | 2015-04-07 | 2016-11-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Астраханский государственный технический университет", ФГБОУ ВПО "АГТУ" | Многофазный расходомер |
JP2018525567A (ja) * | 2015-08-28 | 2018-09-06 | デイコ アイピー ホールディングス, エルエルシーDayco Ip Holdings, Llc | ベンチュリ効果を用いた制限器 |
JP7025321B2 (ja) | 2015-08-28 | 2022-02-24 | デイコ アイピー ホールディングス,エルエルシー | ベンチュリ効果を用いた制限器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040601 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060705 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060711 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061205 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |