JP2003172563A - 製氷装置及びそれを備えた冷凍冷蔵庫 - Google Patents

製氷装置及びそれを備えた冷凍冷蔵庫

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JP2003172563A
JP2003172563A JP2001371080A JP2001371080A JP2003172563A JP 2003172563 A JP2003172563 A JP 2003172563A JP 2001371080 A JP2001371080 A JP 2001371080A JP 2001371080 A JP2001371080 A JP 2001371080A JP 2003172563 A JP2003172563 A JP 2003172563A
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ice making
water
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tray
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JP2001371080A
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Hideo Shiraishi
秀雄 白石
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給水ポンプなどの給水手段による給水量を変
更し、設定された大きさの氷、特に大きさが小さい氷に
おいても大きさが揃った氷を自由につくることができる
製氷装置を提供すること。 【解決手段】 製氷皿71の左端の製氷ブロック74に
供給された水は各水路75、76を介して隣り合う製氷
ブロック74へ流れ、各水路75、76を介して全ての
製氷ブロック74へほぼ均一に供給され、氷サイズ切換
スイッチ47により設定された大きさの氷、特に小さい
氷においても大きさが揃った氷が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭等におけ
る冷凍冷蔵庫に用いられる製氷装置に係り、特に大きさ
が異なる氷を自動的に製氷することが可能な製氷装置及
びそれを備えた冷凍冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭用の冷凍冷蔵庫等においては、
冷凍室にて水を製氷皿に貯留して製氷する製氷装置が装
備され、中には所定量の氷が常備できるように給水タン
クから、例えば給水ポンプにより自動給水して製氷する
製氷装置が市場に提供されている。
【0003】そして、上記製氷装置においては、図9に
示すように、製氷皿100を複数の製氷ブロック101
に仕切る仕切壁102が製氷皿100の下端から上部に
かけて形成されている。しかも、各製氷ブロック101
は前記仕切壁102の上端から中間部にわたる水路10
3にて連通している。そして、製氷運転時の製氷皿10
0への給水時には前記給水ポンプが予め設定された時間
だけ運転して、ほぼ一定の量の水が製氷皿100に供給
され、製氷皿100の一部、すなわち一部の製氷ブロッ
ク101に流下した水が上部の各水路103を介して各
製氷ブロック101へ流れ、各製氷ブロック101毎に
氷が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製氷皿
への給水時、各製氷ブロックにおける水面は仕切壁の上
端とほぼ等しくなるので、製氷運転毎に高さが前記仕切
壁の高さで決まり、ほぼ一定の大きさの氷が作られ、希
望の高さ、すなわち希望の大きさの氷を作ることができ
ないという問題があった。
【0005】また、この製氷皿を使用して小さい氷を作
ろうとした場合には、水路より下に形成されている仕切
壁のために水が総ての製氷ブロックに均一にわたらず、
小さくて大きさが等しい氷を作ることができないという
問題があった。
【0006】そこで、本発明は、希望の大きさで、かつ
大きさが均一な氷を容易に作ることができる製氷装置及
びそれを用いた冷凍冷蔵庫を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、仕切壁により上面開口の複
数の製氷ブロックに区画された製氷皿と、該製氷皿に自
動給水する給水手段と、前記製氷皿に給水された水を冷
却して製氷する冷却手段とを備えた製氷装置において、
各製氷ブロックを連通する水路を前記仕切壁の上端から
下部にわたり形成すると共に、前記給水手段による前記
製氷皿への給水量を変更する制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、仕切壁により上面
開口の複数の製氷ブロックに区画された製氷皿と、該製
氷皿に給水する給水ポンプと、前記製氷皿に給水された
水を冷却して製氷する冷却手段とを備えた製氷装置にお
いて、各製氷ブロックを連通する水路を前記仕切壁の上
端から下部にわたり形成すると共に、前記給水ポンプの
駆動時間を切り換えて給水量を変更することにより前記
製氷皿にて形成される氷の大きさを変更する切換スイッ
チとを備えたことを特徴とする。
【0009】また請求項3に記載の冷凍冷蔵庫に係る発
明は、請求項1又は請求項2に記載の製氷装置を設けた
ことを特徴とする。
【0010】また請求項4に記載の冷凍冷蔵庫に係る発
明は、請求項2に記載の製氷装置が設けられ、前記切換
スイッチと、該切換スイッチにより設定された氷の大き
さを表示する表示部とを冷蔵室あるいは冷凍室の扉の前
面に設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図に基
づき説明する。先ず、冷凍冷蔵庫の正面図である図1に
おいて、1はそれぞれ前面扉が設けられた複数の食品保
存室から成る冷凍冷蔵庫本体で、鋼板製の外箱1Aと内
箱1B及び両箱間に充填された発泡ウレタンなどの断熱
材により構成されている。この冷凍冷蔵庫本体1の内部
は断熱作用のある仕切壁1Cにより仕切られ、上部より
冷蔵室2、野菜室3、製氷室4、温度切換室5及び冷凍
室6を備えている。
【0012】そして、前記冷蔵室2前面開口はハンドル
7により開閉可能な回動式の冷蔵室扉8により閉塞可能
であり、冷蔵室2の下の野菜室3、製氷室4、温度切換
室5及び冷凍室6は引出し式の野菜室扉9、製氷室扉1
0、温度切換室扉11及び冷凍室扉12により夫々閉塞
されている。また、各扉にはハンドル13、14、1
5、16が設けられている。
【0013】図2に示すように、冷蔵室2の下部には、
製氷のための水が貯留される給水タンク17が設けら
れ、また製氷室4には製氷装置18及び貯氷箱19が設
けられている。なお、貯氷箱19は製氷装置18の下に
設けられ、当該製氷装置18からの氷を受止めて貯氷す
るようになっている。
【0014】また、冷凍冷蔵庫本体1の下部等には、図
示しない圧縮機、キャピラリーチューブ、凝縮器及び庫
内空気を冷却する冷却器60等からなる冷凍装置が収納
されて、庫内空気をファン61により冷気を強制循環さ
せながら庫内を冷却している。
【0015】20は冷蔵室扉8の前面に設けられたコン
トロールパネルであり、以下図3及び図4に基づいて、
このコントロールパネル20について詳述する。
【0016】21は例えば合成樹脂樹脂製のカバー、2
2は除菌ボタン、23は操作内容を切り換えるメニュー
切換ボタン、24はキッチンタイマのスタートやストッ
プなどを確定する確定ボタン、25は音声メモの録音ボ
タン、26は音声メモの再生ボタン、27は音声メモの
消去ボタン、28はスピーカ、29はマイクである。ま
た、30はコントロールパネル20の中央部に設けられ
た液晶表示部、30Aは前記液晶表示部30内に設けら
れた冷蔵室温度調節レベル及び冷蔵室温度の表示部(以
下「冷蔵室温度表示部」という)、30Bは表示部30
内に設けられた冷凍室温度調節レベル及び冷凍室温度の
表示部(以下「冷凍室温度表示部」という)、30Cは
同じく温度切換室の状態を表示する表示部(以下「ルー
ム状態表示部」という)、30Dは製氷運転などの設定
状態を表示する設定表示部、30Eはメモ件数表示部、
31はコントールパネル20の下部に設けられたダイヤ
ルである。
【0017】前記コントロールパネル20の縦断側面で
ある図4において、32は基板ケース、33はカバー2
1と前記基板ケース32との間の空間34に設けられた
プリント基板、35、36及び37はそれぞれ基板33
上に設けられた照明手段でありバックライトとしての発
光素子であるLED(ライト・エミッティング・ダイオ
ード)であり、35は通電により青色を発光するLED
(以下「青色LED」という)、36は通電により黄色
を発光するLED(以下「黄色LED」という)、37
は通電により赤色を発光するLED(以下「赤色LE
D」という)である。
【0018】また、40は前記青色LED35、黄色L
ED36及び赤色LED37の光を液晶表示部30にほ
ぼ均一に導く導光板、41は冷蔵室扉8の扉外箱である
扉材、42は同じく冷蔵室扉8の扉内箱である扉パネ
ル、43は前記扉材41と扉パネル42との間に充填さ
れた発泡ウレタンなどの断熱材である。更に、44はコ
ントロールパネル20の上部に設けられた冷凍冷蔵庫周
囲の明るさを検出する手段としての光センサー、45は
除菌運転時に発光する除菌運転表示ランプである。
【0019】更に、46は氷サイズ調節部であり、前記
製氷装置18により作られる氷の大きさを切り換える氷
サイズ切換スイッチ47、この氷サイズ切換スイッチ4
7の押圧により設定された氷の大きさに応じて点灯する
氷サイズ表示部48が設けられている。この氷サイズ表
示部48には氷の大きさの段階(例えば5段階)に応じ
て複数(例えば5個)のLED49が左右に並んで設け
られ、前記氷サイズ切換スイッチ47の操作の度に後述
するRAM53に設定された氷の大きさに応じて点灯す
るLED49が切り換わる。例えば使用者がLED49
の点灯状態を確認しながら氷の大きさを容易に設定する
ことができ、また設定後においても製氷運転によりでき
る氷の大きさを確認することができる。そして、氷サイ
ズ切換スイッチ47を操作して例えば氷を最小の大きさ
に設定したときには図3において最左のLED49が点
灯し、氷を最大の大きさに設定したときには最右のLE
D49が点灯する。
【0020】図7は冷凍冷蔵庫の制御機能を示すブロッ
ク図であり、図2及び図3等と同一の部分には同一符号
を付してある。50は冷凍冷蔵庫を統括して制御するマ
イクロコンピュータである制御装置であり、この制御装
置50はCPU51、種々のデータを記憶するRAM5
3、制御プログラムを記憶したROM54、タイマ55
などから構成され、光センサー44、冷蔵庫温度センサ
ー57、冷凍庫温度センサー58などの情報に基づいて
ROM54に記憶されたプログラムに従って冷凍冷蔵庫
の種々の運転、機能を制御する。また、59は冷蔵室扉
8の開閉を検出する開閉検出スイッチであり、前記タイ
マ55はこの開閉検出スイッチ59からの開扉信号に基
づいて冷蔵室扉8の開扉時間を計時する。
【0021】そして、前記RAM53には、音声メモの
データ、冷蔵室扉8の開扉時間はタイマ55により計数
され時間の経過に従って書き換えられる過去の所定時
間、例えば過去1時間の冷蔵室扉8の累計開扉時間など
が記憶される。また、ROM54には冷凍冷蔵庫の運転
制御プログラム、製氷装置18の運転プログラミング、
設定された氷の大きさ毎の給水ポンプ84の運転時間、
図8に示した過去1時間の冷蔵室扉8の累計開扉時間に
応じた液晶表示部30の発光色及び発光状態の制御、即
ち青色LED35、黄色LED36及び赤色LED37
の発光制御プログラム、除菌運転の制御プログラムなど
が記憶されている。ここで、給水ポンプ84の運転時間
は、例えば氷の大きさが最小から最大まで5段階の場合
には、後述する製氷皿71の製氷ブロック74の容量と
給水ポンプ84の能力とから予め設定された5秒、10
秒、15秒、20秒、25秒である。
【0022】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の運転
時には、メニュー切換ボタン23及びダイヤル31を操
作して調節された冷蔵室2の温度調節レベルと冷蔵庫温
度センサー57が検出した温度とが冷蔵室温度表示部3
0Aに表示されると共に、温度調節レベルに応じてCP
U51が動作し、冷凍装置の運転が制御される。また、
同様に調節された冷凍室の温度調節レベルと冷凍庫温度
センサー58が検出した温度とが冷凍室温度表示部30
Bに表示されると共に、温度調節レベルに応じてCPU
51が動作し、冷凍装置の運転が制御され、野菜室3、
製氷室4及び温度切換室5の温度も同様に設定温度に保
たれる。
【0023】また、RAM53に記憶された冷蔵室扉8
の開放時間に応じてCPU51は青色LED35、黄色
LED36及び赤色LED37の点灯信号、点滅信号を
出力し、青色LED35、黄色LED36及び赤色LE
D37は消灯、点灯あるいは点滅する。この結果、表示
部30の発光色及び発光状態は図8に示したように変化
する。即ち、例えば累計開扉時間が2分超4分以内であ
れば、CPU51は黄色LED36の点灯信号を出力
し、黄色LED36を点灯させ、黄色LED36が導光
板40を介して表示部30全体を背後からほぼ均一に継
続して照明し、液晶表示部30の文字のバックは黄色に
なり、表示部30は黄色の照明状態になる。
【0024】以上のように、冷蔵室扉8の過去所定時間
の累計開扉時間に応じて表示部30の発光色及び点灯点
滅状態を変化させることのより、使用者に冷蔵室扉8の
開放時間を目視によって容易に知らせることができ、し
かも上記実施の形態のように開放時間が増加するにした
がって表示部30の発光状態を青色→黄色点滅→黄→赤
色点滅→赤と変化させることにより、使用者は開放時間
の実際の増加状態を速やかに判断することが可能にな
る。また、表示部30の発光色の変化により使用者に省
エネ意識を喚起することもできる。
【0025】なお、冷蔵室扉8の開放時間ばかりでな
く、冷凍室扉12など他の扉の開放時間に応じて表示部
30の発光色を変化させてもよい。
【0026】また、使用者が除菌ボタン22を押すと、
CPU51が動作して除菌モードが設定され、液晶表示
部30に「除菌モード」と表示される。除菌モードが設
定されているときには、冷蔵室扉8が開閉されたときに
ROM54に記憶されたプログラムに基づいてCPU5
1が動作し、図示しない冷気通路の平面殺菌ランプなど
の除菌装置が所定時間運転し、光脱臭触媒などの脱臭装
置と共に除菌及び脱臭運転される。また、この除菌及び
脱臭運転中にCPU51からの信号に基づいて除菌運転
表示ランプ45が点灯する。
【0027】また、使用者がメニュー切換ボタン23を
押すと、冷蔵室温度表示部30Aあるいは冷凍室温度表
示部30Bを確認しながらダイヤル31操作にて温度調
節レベルの変更が可能になり、確定ボタン24を押しこ
とにより温度調節されるが設定され、RAM53に記憶
される。また、メニュー切換ボタン23をさらに押した
場合には、ダイヤル31の操作により冷凍運転あるいは
製氷運転の状態の設定が可能になる。
【0028】さらに、使用者が音声メモを利用するため
に録音ボタン25を押すと、マイク29を介してRAM
53に録音することが可能になり、使用者が話したメッ
セージが音声メモとして録音され、冷蔵室温度表示部3
0Aに録音時間が表示される。また、メッセージの終了
後、確定ボタン24を押すことにより、録音されている
メモ件数がメモ件数表示部30Eに表示される。
【0029】また、使用者再生ボタン26を押した場合
には、音声メモの再生がスピーカ28を介して始まる。
なお、ダイヤル31を操作することにより聞きたいメッ
セージを選択して再生することができる。
【0030】さらに、使用者が消去ボタン27を押した
場合には、音声メモが再生され、再生中にさらに消去ボ
タン27を押した場合には、CPU51が動作してRA
M53に記憶されているメモを消去する。
【0031】一方、前記製氷装置18は、給水タンク1
7からの水を貯留する製氷皿71と、該製氷皿71を反
転させて製氷皿71の氷を貯氷箱19に移す脱氷機構7
2等を有している。
【0032】以下、前記製氷皿71について、図6に基
づいて詳細に説明する。矩形の製氷皿71は、例えば合
成樹脂製で、その内側が仕切壁73により凹状に形成さ
れた複数の製氷ブロック74に区画されている。製氷ブ
ロック74は上面が開口して例えば2列に並んで形成さ
れ、長手方向に並んだ各製氷ブロック74を左右に連通
する水路75と左右両部の製氷ブロック74を前後に連
通する水路76とが仕切壁73のほぼ中央の上端から下
端、すなわち製氷ブロック74の上端から下端(最下
部)にわたり形成されている。
【0033】また、製氷皿71の両端部(図5において
は、左右方向)には回動軸77が設けられると共に、左
端に給水タンク17からの水が給水される給水パイプ7
8の給水口78Aが設けられている。そして、製氷皿7
1の裏側に冷却器60から製氷室4に送られてきた冷気
が送風されて、製氷皿71を底部側から冷却して製氷が
行われる。
【0034】脱氷機構72は、製氷皿71の一端側(図
5では左側)に設けられた駆動部80、貯氷箱19に所
定量以上の氷が蓄えられているか否かを検出する検氷レ
バー81等から構成され、駆動部80は図示しない直流
モータ、ギヤ及び出力軸等により構成されている。
【0035】そして、製氷皿71の一方の回動軸77を
介して駆動部80の動力が製氷皿71に伝達されると、
製氷皿71が上下反転すると共にねじりが加えられて製
氷された氷が貯氷箱19に落下して貯氷される。
【0036】なお、貯氷箱19に氷が所定量以上貯氷さ
れているか否かの判断は、脱氷を行う際に先ず検氷レバ
ー81が貯氷箱19に向って回転する。このとき検氷レ
バー81が、図5に示した点線位置まで回転しても、貯
氷箱19内の氷に当接して力を受けない場合には、CP
U51が貯氷箱19に氷が無くなっていると判断し、脱
氷動作が始まる。
【0037】前記給水タンク17は、給水する水を貯留
する貯水容器82、給水された水に含まれる不純物を除
去する不純物除去器83、給水パイプ78の途中に設け
られ貯水容器82の水を製氷皿71に供給する給水ポン
プ84等により構成されている。不純物除去器83は、
例えばイオン交換樹脂、活性炭及び中空糸フィルタ等に
より形成される。
【0038】以下、前記脱氷機構72及び製氷装置18
の動作について説明する。上記のように、検氷レバー8
1が貯氷箱19に向って回転したとき検氷レバー81
が、図5に示した点線位置まで回転しても、貯氷箱19
内の氷に当接することによる力を受けない場合には、C
PU51が貯氷箱19に氷が無くなっていると判断し、
脱氷機構72へ運転信号を出力し、脱氷動作が始まる。
すなわち、駆動部80の動力が製氷皿71の一方の回動
軸77を介して製氷皿71に伝達され、製氷皿71が上
下反転すると共にねじりが加えられて製氷された氷が貯
氷箱19に落下して貯氷される。
【0039】氷が製氷皿71から落下した後、駆動部8
0の動力により回動軸77が逆転し、製氷皿71が反転
前の状態、すなわち開口を上にした状態に戻る。次にC
PU51からの信号にも基づいて製氷装置18が動作
し、タイマ55が動作し、前記氷サイズ切換スイッチ4
7により設定された氷の大きさに応じた時間だけ通電す
るように給水ポンプ84へ運転信号を出力する。このた
め、給水ポンプ84は所定時間、氷サイズ切換スイッチ
47による氷の大きさの設定が最小の場合は5秒運転
し、給水タンク17の水が給水パイプ78から流下し、
製氷皿71に供給される。図6に示すように、製氷皿7
1の左端の製氷ブロック74に供給された水は各水路7
5、76を介して隣り合う各製氷ブロック74へ流れ
る。このとき、各水路75、76は各製氷ブロック74
の下端から上方へ形成されているため、一部の製氷ブロ
ック74に供給された水を各水路75、76を介して全
ての製氷ブロック74へほぼ均一に供給することができ
る。
【0040】そして、製氷皿71の裏側に冷却器60か
ら製氷室4に送られてきた冷気がファン61により送風
されて、製氷皿71を底部側から冷却して製氷が行われ
る。
【0041】また、前記氷サイズ切換スイッチ47によ
り氷の大きさを最大に設定していた場合には、製氷装置
18の動作時、給水ポンプ84は予め設定されていた所
定時間である25秒間運転する。このため、給水された
水が各水路75を介して全ての製氷ブロック74へ流
れ、各製氷ブロック74へは仕切壁73のほぼ上端のレ
ベルまで給水される。氷の大きさが最大の場合において
も、各製氷ブロック74での給水レベルを仕切壁73の
ほぼ上端とすることにより、脱氷運転での氷落下によっ
て製氷ブッロク74毎に氷を確実に分離した状態で貯氷
箱19に貯えることが可能になる。
【0042】同様に氷サイズ切換スイッチ47により希
望の大きさの氷を選択して設定することができ、製氷装
置18により設定された大きさの氷、特に小さい氷にお
いても大きさが揃った氷を製氷装置18により自由に作
ることが可能になる。
【0043】なお、上記の実施の形態においては、給水
ポンプ84によって給水タンク17の水を製氷皿71に
供給したが、給水パイプ78を給水タンク17の底部に
接続し、水を製氷皿71に自然落下させるようにしても
よく、この場合には、給水パイプの途中などに開閉弁を
設け、この開閉弁の開時間を氷の大きさによって制御し
てもよく、給水ポンプの代わりに開閉弁を使用すること
により、製氷装置の消費電力を低減することが可能にな
る。
【0044】また、上記の実施の形態においては、氷の
大きさを段階的に設定したが、製氷運転時の給水ポンプ
の運転時間をリニアに変化さえることにより、氷の大き
さをリニアに設定できるようにしてもよい。
【0045】また、上記の実施の形態においては、製氷
皿71の水路75、76を仕切壁73の下端から上方に
形成したが、下端からではなく、最小の氷を形成すると
きの水のレベルより下方の位置から上方へ水路75、7
6を形成してもよい。なお、製氷皿71の水路75、7
6を仕切壁73の下端から上方に向けて形成した場合に
は、各水路75、76を介して短時間で全ての製氷ブロ
ック74に給水することができ、製氷時間を短縮するこ
とが可能になる。
【0046】更には、前記氷サイズ切換スイッチ47の
操作の度に、給水量、言い換えれば氷の大きさを変更で
きるように設定したが、これに限らず、例えば3個の設
定スイッチを設けて氷の大きさが大・中・小に設定でき
るようにしてもよい。この場合、選択操作された設定ス
イッチに対応する表示部を照明することにより、その設
定状態を確認できる。
【0047】以上本発明の実施態様について説明した
が、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替
例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包
含するものである。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明は、給水ポンプなど
の給水手段による給水量を変更し、設定された大きさの
氷、特に小さい氷においても大きさが揃った氷を製氷装
置により自由に作ることができる。
【0049】また、使用者は表示部を確認しながら切換
スイッチにより氷の大きさを容易に設定することがで
き、また、設定後においても製氷運転によりできる氷の
大きさを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍冷蔵庫の正面図である。
【図2】冷凍冷蔵庫の縦断側面図である。
【図3】コントロールパネルの正面図である。
【図4】冷蔵室扉の要部縦断面図である。
【図5】製氷装置の側断面図である。
【図6】製氷皿の一部破断せる要部斜視図である。
【図7】制御機能を示すブロック図である。
【図8】累計開扉時間に対応したLEDの発光色及び発
光状態を示す図である。
【図9】従来の製氷皿の斜視図である。
【符号の説明】
1 冷凍冷蔵庫 8 冷蔵室扉 20 コントロールパネル 30 液晶表示部 47 氷サイズ切換スイッチ 48 氷サイズ表示部 50 制御装置 51 CPU 55 タイマ 71 製氷皿 73 仕切壁 74 製氷ブロック 75、76 水路 82 貯氷容器 84 給水ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切壁により上面開口の複数の製氷ブロ
    ックに区画された製氷皿と、該製氷皿に自動給水する給
    水手段と、前記製氷皿に給水された水を冷却して製氷す
    る冷却手段とを備えた製氷装置において、各製氷ブロッ
    クを連通する水路を前記仕切壁の上端から下部にわたり
    形成すると共に、前記給水手段による前記製氷皿への給
    水量を変更する制御手段とを備えたことを特徴とする製
    氷装置。
  2. 【請求項2】 仕切壁により上面開口の複数の製氷ブロ
    ックに区画された製氷皿と、該製氷皿に給水する給水ポ
    ンプと、前記製氷皿に給水された水を冷却して製氷する
    冷却手段とを備えた製氷装置において、各製氷ブロック
    を連通する水路を前記仕切壁の上端から下部にわたり形
    成すると共に、前記給水ポンプの駆動時間を切り換えて
    給水量を変更することにより前記製氷皿にて形成される
    氷の大きさを変更する切換スイッチとを備えたことを特
    徴とする製氷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の製氷装置
    を設けたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の製氷装置が設けられ、
    前記切換スイッチと、該切換スイッチにより設定された
    氷の大きさを表示する表示部とを冷蔵室あるいは冷凍室
    の扉の前面に設けたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。
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CN100460787C (zh) * 2004-09-10 2009-02-11 日立空调·家用电器株式会社 电冰箱

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