JP2003172277A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
- Publication number
- JP2003172277A JP2003172277A JP2001371020A JP2001371020A JP2003172277A JP 2003172277 A JP2003172277 A JP 2003172277A JP 2001371020 A JP2001371020 A JP 2001371020A JP 2001371020 A JP2001371020 A JP 2001371020A JP 2003172277 A JP2003172277 A JP 2003172277A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- coil end
- scroll compressor
- lower coil
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動機のステータに捲回された下側コイルエ
ンドを充分に冷却できるようにして、電動機の焼損等を
防止するとともに、長寿命化をはかる。 【解決手段】 メインフレーム６に排油通路６ｂを、電
動機１０のステータ１０ａに切欠き１０ｅを夫々設ける
とともに、密閉容器１の内壁に、電動機１０の下側コイ
ルエンド１０ｄに対峙して，断面矩形状に傾斜された円
環からなる導油板１５を設け、前記切欠き１０ｅを通過
してきた潤滑油が、前記導油板１５により変流されて、
前記下側コイルエンド１０ｄの表面を流れ落ち、同下側
コイルエンド１０ｄを冷却しながら、潤滑油溜まり４に
還流するように構成する。
ンドを充分に冷却できるようにして、電動機の焼損等を
防止するとともに、長寿命化をはかる。 【解決手段】 メインフレーム６に排油通路６ｂを、電
動機１０のステータ１０ａに切欠き１０ｅを夫々設ける
とともに、密閉容器１の内壁に、電動機１０の下側コイ
ルエンド１０ｄに対峙して，断面矩形状に傾斜された円
環からなる導油板１５を設け、前記切欠き１０ｅを通過
してきた潤滑油が、前記導油板１５により変流されて、
前記下側コイルエンド１０ｄの表面を流れ落ち、同下側
コイルエンド１０ｄを冷却しながら、潤滑油溜まり４に
還流するように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に係わり、より詳細には、電動機のステータに捲回され
たコイルの下部に潤滑油を吹き付けて冷却し、電動機の
焼損等を防止する構造に関する。
に係わり、より詳細には、電動機のステータに捲回され
たコイルの下部に潤滑油を吹き付けて冷却し、電動機の
焼損等を防止する構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機は、例えば図７
で示すように、密閉容器３０内に圧縮部３１と電動機３
２とを配設し、前記圧縮部３１の上方に吐出室３３を、
前記電動機３２の下方に潤滑油溜まり３４を設けてい
る。前記圧縮部３１は、メインフレーム３５と、鏡板に
渦巻き状のラップを形成した固定スクロール３６と、こ
れに噛み合うように渦巻き状のラップを形成した旋回ス
クロール３７とで構成され、前記ラップ間には複数の圧
縮室が形成されている。前記密閉容器３０の上面には外
部から前記圧縮部３１に冷媒ガスを導入する吸込管３８
が、また、側面には圧縮され高圧となった冷媒ガスを外
部に導出する吐出管３９が夫々接続されており、前記吸
込管３８から前記圧縮部３１に導入された冷媒ガスは、
前記ラップの噛み合いにより形成される前記圧縮室が中
心にいくに従い次第に圧縮され、高圧となって前記固定
スクロール３６に穿設された吐出孔３６ａを介して前記
吐出室３３に吐出され，前記固定スクロール３６と前記
メインフレーム３５の側端に形成されたガス通路４０を
介して前記吐出管３９から外部に導出されるようになっ
ている。
で示すように、密閉容器３０内に圧縮部３１と電動機３
２とを配設し、前記圧縮部３１の上方に吐出室３３を、
前記電動機３２の下方に潤滑油溜まり３４を設けてい
る。前記圧縮部３１は、メインフレーム３５と、鏡板に
渦巻き状のラップを形成した固定スクロール３６と、こ
れに噛み合うように渦巻き状のラップを形成した旋回ス
クロール３７とで構成され、前記ラップ間には複数の圧
縮室が形成されている。前記密閉容器３０の上面には外
部から前記圧縮部３１に冷媒ガスを導入する吸込管３８
が、また、側面には圧縮され高圧となった冷媒ガスを外
部に導出する吐出管３９が夫々接続されており、前記吸
込管３８から前記圧縮部３１に導入された冷媒ガスは、
前記ラップの噛み合いにより形成される前記圧縮室が中
心にいくに従い次第に圧縮され、高圧となって前記固定
スクロール３６に穿設された吐出孔３６ａを介して前記
吐出室３３に吐出され，前記固定スクロール３６と前記
メインフレーム３５の側端に形成されたガス通路４０を
介して前記吐出管３９から外部に導出されるようになっ
ている。
【０００３】前記潤滑油溜まり３４に貯留された潤滑油
は、前記電動機３２の主軸３７に穿設された潤滑油給路
３７ａを通り、前記旋回スクロール３７を支承するとと
もに、これを旋回させるクランク軸の先端部から、前記
メインフレーム３５の軸受部と、前記圧縮部３１とに給
油されるようになっている。同圧縮部３１に給油された
潤滑油は高圧となった冷媒ガスに混合し、前記ガス通路
４０をを介して前記電動機３２を備えた電動機室に送出
され、続いて前記電動機３２のステータ３２ａの側端に
設けられた切欠き４１を通り前記潤滑油溜まり３４に還
流するようになっている。前記電動機３２の下側コイル
エンド３２ｂに対向して前記切欠き４１の下部には噴射
装置４２が設けられており、前記切欠き４１を通過す
る、潤滑油を混合した冷媒ガスは、前記噴射装置４２に
より、前記下側コイルエンド３２ｂに吹き付けられ、こ
れを冷却するようになっている。
は、前記電動機３２の主軸３７に穿設された潤滑油給路
３７ａを通り、前記旋回スクロール３７を支承するとと
もに、これを旋回させるクランク軸の先端部から、前記
メインフレーム３５の軸受部と、前記圧縮部３１とに給
油されるようになっている。同圧縮部３１に給油された
潤滑油は高圧となった冷媒ガスに混合し、前記ガス通路
４０をを介して前記電動機３２を備えた電動機室に送出
され、続いて前記電動機３２のステータ３２ａの側端に
設けられた切欠き４１を通り前記潤滑油溜まり３４に還
流するようになっている。前記電動機３２の下側コイル
エンド３２ｂに対向して前記切欠き４１の下部には噴射
装置４２が設けられており、前記切欠き４１を通過す
る、潤滑油を混合した冷媒ガスは、前記噴射装置４２に
より、前記下側コイルエンド３２ｂに吹き付けられ、こ
れを冷却するようになっている。
【０００４】しかしながら、冷媒ガスのみでは、前記電
動機３２を充分に冷却できるとはいえず、過熱による同
電動機３２の短寿命化が懸念されるとともに、焼損等の
不具合が発生する恐れがあった。
動機３２を充分に冷却できるとはいえず、過熱による同
電動機３２の短寿命化が懸念されるとともに、焼損等の
不具合が発生する恐れがあった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑み、電動機の下側コイルエンドを充分に冷却できるよ
うにして、電動機の長寿命化をはかる一方、焼損等の不
具合の発生を防止することのできるスクロール圧縮機を
提供することを目的とする。
鑑み、電動機の下側コイルエンドを充分に冷却できるよ
うにして、電動機の長寿命化をはかる一方、焼損等の不
具合の発生を防止することのできるスクロール圧縮機を
提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、密閉容器内の上部に圧縮部を、下部に電動機
を夫々配設し、前記圧縮部の上方に吐出室を、前記電動
機を配した電動機室の下方に潤滑油溜まりを夫々設け、
前記圧縮部を、渦巻状のラップを形成した固定スクロー
ルと、同ラップと噛み合って複数の圧縮室を形成するラ
ップを形成した旋回スクロールと、メインフレームとで
構成し、前記電動機を、主軸と、同主軸に固着したロー
タと、コイルを捲回し上部に上側コイルエンドを、下部
に下側コイルエンドを突出させ前記密閉容器の内壁に固
着されたステータとで構成し、前記潤滑油溜まりに貯留
された潤滑油を前記主軸に穿設された潤滑油給路を介し
て前記メインフレームの軸受部に給油しつつ、前記密閉
容器の一側に接続された吸込管により冷媒ガスを前記圧
縮部に導入して圧縮し、前記吐出室を介して前記密閉容
器の一側に接続された吐出管により外部に導出し、前記
軸受部に給油された潤滑油を前記ステータに設けられた
切欠きを介して前記潤滑油溜まりに還流させてなるスク
ロール圧縮機において、前記密閉容器の内壁に、前記下
側コイルエンドに対峙するように導油板を設けて、前記
切欠きを通過した潤滑油を前記下側コイルエンドに導び
く構成となっている。
するため、密閉容器内の上部に圧縮部を、下部に電動機
を夫々配設し、前記圧縮部の上方に吐出室を、前記電動
機を配した電動機室の下方に潤滑油溜まりを夫々設け、
前記圧縮部を、渦巻状のラップを形成した固定スクロー
ルと、同ラップと噛み合って複数の圧縮室を形成するラ
ップを形成した旋回スクロールと、メインフレームとで
構成し、前記電動機を、主軸と、同主軸に固着したロー
タと、コイルを捲回し上部に上側コイルエンドを、下部
に下側コイルエンドを突出させ前記密閉容器の内壁に固
着されたステータとで構成し、前記潤滑油溜まりに貯留
された潤滑油を前記主軸に穿設された潤滑油給路を介し
て前記メインフレームの軸受部に給油しつつ、前記密閉
容器の一側に接続された吸込管により冷媒ガスを前記圧
縮部に導入して圧縮し、前記吐出室を介して前記密閉容
器の一側に接続された吐出管により外部に導出し、前記
軸受部に給油された潤滑油を前記ステータに設けられた
切欠きを介して前記潤滑油溜まりに還流させてなるスク
ロール圧縮機において、前記密閉容器の内壁に、前記下
側コイルエンドに対峙するように導油板を設けて、前記
切欠きを通過した潤滑油を前記下側コイルエンドに導び
く構成となっている。
【０００７】また、前記導油板が、断面矩形状に形成さ
れ、外周面を前記密閉容器の内壁に固着された円環から
なる構成となっている。
れ、外周面を前記密閉容器の内壁に固着された円環から
なる構成となっている。
【０００８】また、前記導油板が、上面板と側面板とか
らなる断面逆Ｌ字状に形成された円環からなり、前記側
面板の外周を前記密閉容器の内壁に固着させるととも
に、前記上面板を、前記ステータと前記下側コイルエン
ドに介装された絶縁体に対峙させる構成となっている。
らなる断面逆Ｌ字状に形成された円環からなり、前記側
面板の外周を前記密閉容器の内壁に固着させるととも
に、前記上面板を、前記ステータと前記下側コイルエン
ドに介装された絶縁体に対峙させる構成となっている。
【０００９】また、前記導油板が、円環と、同円環の上
端に突設され可撓部を備えた複数の固定爪とからなり、
同固定爪の前記可撓部を前記ステータの外周面に形成さ
れた平坦部と前記密閉容器の内壁とに圧着させることに
より、前記下側コイルエンドに対峙して設けられた構成
となっている。
端に突設され可撓部を備えた複数の固定爪とからなり、
同固定爪の前記可撓部を前記ステータの外周面に形成さ
れた平坦部と前記密閉容器の内壁とに圧着させることに
より、前記下側コイルエンドに対峙して設けられた構成
となっている。
【００１０】また、前記導油板が、特殊鋼材からなり、
前記固定爪と前記円環とが一体に形成された構成となっ
ている。
前記固定爪と前記円環とが一体に形成された構成となっ
ている。
【００１１】また、前記導油板が、前記密閉容器の内壁
に固着される取付部と、同取付部に連なる円環部とから
なり、同円環部が、前記下側コイルエンドの内側縁を越
えるように延出された構成となっている。
に固着される取付部と、同取付部に連なる円環部とから
なり、同円環部が、前記下側コイルエンドの内側縁を越
えるように延出された構成となっている。
【００１２】また、前記円環部の上面が前記下側コイル
エンドに近接して設けられるとともに、延出された延出
部先端を上方に突設し、潤滑油を前記円環部に貯留する
堰を形成した構成となっている。
エンドに近接して設けられるとともに、延出された延出
部先端を上方に突設し、潤滑油を前記円環部に貯留する
堰を形成した構成となっている。
【００１３】また、前記導油板が、複数の噴出孔を外周
面に穿設した円筒部と、同円筒部から外方に向かい突設
された仕切板とで構成され、前記円筒部と前記仕切板と
で、前記切欠きの開放口を仕切る一方、前記噴出孔から
前記下側コイルエンドに向かい潤滑油を噴出するように
した構成となっている。
面に穿設した円筒部と、同円筒部から外方に向かい突設
された仕切板とで構成され、前記円筒部と前記仕切板と
で、前記切欠きの開放口を仕切る一方、前記噴出孔から
前記下側コイルエンドに向かい潤滑油を噴出するように
した構成となっている。
【００１４】更に、密閉容器内の上部に圧縮部を、下部
に電動機を夫々配設し、前記圧縮部の上方に吐出室を、
前記電動機を配した電動機室の下方に潤滑油溜まりを夫
々設け、前記圧縮部を、渦巻状のラップを形成した固定
スクロールと、同ラップと噛み合って複数の圧縮室を形
成するラップを形成した旋回スクロールと、メインフレ
ームとで構成し、前記電動機を、主軸と、同主軸に固着
したロータと、コイルを捲回し上部に上側コイルエンド
を、下部に下側コイルエンドを突出させ前記密閉容器の
内壁に固着されたステータとで構成し、前記潤滑油溜ま
りに貯留された潤滑油を前記主軸に穿設された潤滑油給
路を介して前記メインフレームの軸受部に給油しつつ、
前記密閉容器の一側に接続された吸込管により冷媒ガス
を前記圧縮部に導入して圧縮し、前記吐出室を介して前
記密閉容器の一側に接続された吐出管により外部に導出
し、前記軸受部に給油された潤滑油を前記ステータに設
けられた切欠きを介して前記潤滑油溜まりに還流させて
なるスクロール圧縮機において、前記ステータの下部
に、前記切欠きに繋がり、前記ステータのコア外周、ま
たはその一部を縮径した縮径部を設けるとともに、前記
切欠きの下端を閉塞し、前記縮径部と前記下側コイルエ
ンドとに連通する連通路を穿設して、潤滑油が前記縮径
部を介して前記連通路から前記下側コイルエンドに流れ
落ちるようにした構成となっている。
に電動機を夫々配設し、前記圧縮部の上方に吐出室を、
前記電動機を配した電動機室の下方に潤滑油溜まりを夫
々設け、前記圧縮部を、渦巻状のラップを形成した固定
スクロールと、同ラップと噛み合って複数の圧縮室を形
成するラップを形成した旋回スクロールと、メインフレ
ームとで構成し、前記電動機を、主軸と、同主軸に固着
したロータと、コイルを捲回し上部に上側コイルエンド
を、下部に下側コイルエンドを突出させ前記密閉容器の
内壁に固着されたステータとで構成し、前記潤滑油溜ま
りに貯留された潤滑油を前記主軸に穿設された潤滑油給
路を介して前記メインフレームの軸受部に給油しつつ、
前記密閉容器の一側に接続された吸込管により冷媒ガス
を前記圧縮部に導入して圧縮し、前記吐出室を介して前
記密閉容器の一側に接続された吐出管により外部に導出
し、前記軸受部に給油された潤滑油を前記ステータに設
けられた切欠きを介して前記潤滑油溜まりに還流させて
なるスクロール圧縮機において、前記ステータの下部
に、前記切欠きに繋がり、前記ステータのコア外周、ま
たはその一部を縮径した縮径部を設けるとともに、前記
切欠きの下端を閉塞し、前記縮径部と前記下側コイルエ
ンドとに連通する連通路を穿設して、潤滑油が前記縮径
部を介して前記連通路から前記下側コイルエンドに流れ
落ちるようにした構成となっている。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。図１
（Ａ）は本発明によるスクロール圧縮機の第一実施例を
示す断面図であり、図１（Ｂ）は同第一実施例に設けら
れた導油板を示す斜視図である。図２は第二実施例を示
す要部断面図、図３（Ａ）は第三実施例を示す要部断面
図であり、図３（Ｂ）は同第三実施例に設けられた導油
板を示す斜視図である。図４は第四実施例、図５は第五
実施例及び図６は第六実施例を夫々示す要部断面図であ
る。本発明によるスクロール圧縮機の第一実施例は、図
１（Ａ）で示すように、密閉容器１内の上部に圧縮部２
を、下部に電動機１０とを夫々配設し、前記圧縮部２の
上方に吐出室５を、前記電動機１０を配した電動機室３
の下方に、サブフレーム９により区画して潤滑油溜まり
４を夫々設けている。前記圧縮部２は、鏡板上に渦巻き
状のラップ７ａを形成した固定スクロール７と、前記ラ
ップ７ａに噛み合うように渦巻き状のラップ８ａを鏡板
上に形成した旋回スクロール８と、メインフレーム６と
で構成され、前記ラップ７ａ及び前記ラップ８ａ間には
複数の圧縮室が形成されている。前記電動機１０の主軸
１１は前記メインフレーム６の軸受部６ａに回動自在に
軸支され、同主軸１１の先端部には偏心回転運動を行な
うクランク軸１１ａが設けられている。前記旋回スクロ
ール８の下面には、前記クランク軸１１ａを軸支するク
ランク軸受８ｂが設けられ、前記主軸１１が回転するの
に伴い前記旋回スクロール８は偏心旋回運動を行うよう
になっている。
付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。図１
（Ａ）は本発明によるスクロール圧縮機の第一実施例を
示す断面図であり、図１（Ｂ）は同第一実施例に設けら
れた導油板を示す斜視図である。図２は第二実施例を示
す要部断面図、図３（Ａ）は第三実施例を示す要部断面
図であり、図３（Ｂ）は同第三実施例に設けられた導油
板を示す斜視図である。図４は第四実施例、図５は第五
実施例及び図６は第六実施例を夫々示す要部断面図であ
る。本発明によるスクロール圧縮機の第一実施例は、図
１（Ａ）で示すように、密閉容器１内の上部に圧縮部２
を、下部に電動機１０とを夫々配設し、前記圧縮部２の
上方に吐出室５を、前記電動機１０を配した電動機室３
の下方に、サブフレーム９により区画して潤滑油溜まり
４を夫々設けている。前記圧縮部２は、鏡板上に渦巻き
状のラップ７ａを形成した固定スクロール７と、前記ラ
ップ７ａに噛み合うように渦巻き状のラップ８ａを鏡板
上に形成した旋回スクロール８と、メインフレーム６と
で構成され、前記ラップ７ａ及び前記ラップ８ａ間には
複数の圧縮室が形成されている。前記電動機１０の主軸
１１は前記メインフレーム６の軸受部６ａに回動自在に
軸支され、同主軸１１の先端部には偏心回転運動を行な
うクランク軸１１ａが設けられている。前記旋回スクロ
ール８の下面には、前記クランク軸１１ａを軸支するク
ランク軸受８ｂが設けられ、前記主軸１１が回転するの
に伴い前記旋回スクロール８は偏心旋回運動を行うよう
になっている。
【００１６】前記密閉容器１の上面には、前記圧縮部２
に冷媒ガスを導入する吸込管１３が接続され、同吸込管
１３から吸込まれ前記圧縮部２に導入された冷媒ガス
は、前記主軸１１の駆動により前記旋回スクロール８が
旋回運動を行い、前記ラップ７ａ及び前記ラップ８ａに
より形成された圧縮室が順次外周部から中心部に移動す
るのに従い次第に圧縮されて高圧となる。高圧となった
冷媒ガスは、前記固定スクロール７の中心部に穿孔され
た吐出孔７ｂから前記吐出室５に吐出され、前記メイン
フレーム６の側端に設けられたガス通路を介して前記電
動機室３に導びかれ、吐出管１４により外部に導出され
るようになっている。また、前記潤滑油溜まり４に貯留
された潤滑油は、前記主軸１１に穿設された潤滑油給路
１２を通り、前記メインフレーム６の軸受部６ａ及び前
記前記クランク軸１１ａに給油されるようになってい
る。
に冷媒ガスを導入する吸込管１３が接続され、同吸込管
１３から吸込まれ前記圧縮部２に導入された冷媒ガス
は、前記主軸１１の駆動により前記旋回スクロール８が
旋回運動を行い、前記ラップ７ａ及び前記ラップ８ａに
より形成された圧縮室が順次外周部から中心部に移動す
るのに従い次第に圧縮されて高圧となる。高圧となった
冷媒ガスは、前記固定スクロール７の中心部に穿孔され
た吐出孔７ｂから前記吐出室５に吐出され、前記メイン
フレーム６の側端に設けられたガス通路を介して前記電
動機室３に導びかれ、吐出管１４により外部に導出され
るようになっている。また、前記潤滑油溜まり４に貯留
された潤滑油は、前記主軸１１に穿設された潤滑油給路
１２を通り、前記メインフレーム６の軸受部６ａ及び前
記前記クランク軸１１ａに給油されるようになってい
る。
【００１７】前記メインフレーム６には、前記軸受部６
ａと前記電動機室３の外周部とに連通する排油通路６ｂ
が穿設され、同排油通路６ｂの前記電動機室３への開放
口に対向するように、前記電動機１０のステータ１０ａ
側端には、切欠き１０ｅが設けられている。前記電動機
１０は、前記主軸１１に固着され、同主軸１１と一体と
なって回転するロータ１０ｂと、前記密閉容器１の内壁
に固着され、コイルを上下に捲回し、上部に上側コイル
エンド１０ｃを、下部に下側コイルエンド１０ｄを突出
するように設けた、上記ステータ１０ａとからなってい
る。
ａと前記電動機室３の外周部とに連通する排油通路６ｂ
が穿設され、同排油通路６ｂの前記電動機室３への開放
口に対向するように、前記電動機１０のステータ１０ａ
側端には、切欠き１０ｅが設けられている。前記電動機
１０は、前記主軸１１に固着され、同主軸１１と一体と
なって回転するロータ１０ｂと、前記密閉容器１の内壁
に固着され、コイルを上下に捲回し、上部に上側コイル
エンド１０ｃを、下部に下側コイルエンド１０ｄを突出
するように設けた、上記ステータ１０ａとからなってい
る。
【００１８】前記密閉容器１の内壁には、前記下側コイ
ルエンド１０ｄに対峙するように導油板１５が設けられ
ている。同導油板１５は、図１（Ｂ）で示すように、断
面矩形状に形成された円環からなり、外周面１５ａを前
記密閉容器１の内壁に溶接あるいは焼きばめにより固着
され、上面１５ｂを前記下側コイルエンド１０ｄの上部
に臨ませるように設けられている。
ルエンド１０ｄに対峙するように導油板１５が設けられ
ている。同導油板１５は、図１（Ｂ）で示すように、断
面矩形状に形成された円環からなり、外周面１５ａを前
記密閉容器１の内壁に溶接あるいは焼きばめにより固着
され、上面１５ｂを前記下側コイルエンド１０ｄの上部
に臨ませるように設けられている。
【００１９】次に、上記したスクロール圧縮機の動作に
ついて説明する。前記潤滑油溜まり４に貯留された潤滑
油は前記主軸１１の潤滑油給路１２を通り前記軸受部６
ａに給油される。前記軸受部６ａに給油された潤滑油
は、前記排油通路６ｂを通り前記電動機室３に導かれ、
前記ステータ１０ａに設けられた前記切欠き１０ｅに流
入する。同切欠き１０ｅを通過する潤滑油は、流出する
際、前記導油板１５の上面１５ｂに衝突し、前記電動機
１０の前記下側コイルエンド１０ｄの外周面に向かうよ
うに流れの向きが変更される。前記下側コイルエンド１
０ｄに向かった潤滑油は、その表面に沿って流れ落ちそ
の後前記潤滑油溜まり４に還流するようになっている。
この際、同下側コイルエンド１０ｄを効果的に冷却する
ようになっている。
ついて説明する。前記潤滑油溜まり４に貯留された潤滑
油は前記主軸１１の潤滑油給路１２を通り前記軸受部６
ａに給油される。前記軸受部６ａに給油された潤滑油
は、前記排油通路６ｂを通り前記電動機室３に導かれ、
前記ステータ１０ａに設けられた前記切欠き１０ｅに流
入する。同切欠き１０ｅを通過する潤滑油は、流出する
際、前記導油板１５の上面１５ｂに衝突し、前記電動機
１０の前記下側コイルエンド１０ｄの外周面に向かうよ
うに流れの向きが変更される。前記下側コイルエンド１
０ｄに向かった潤滑油は、その表面に沿って流れ落ちそ
の後前記潤滑油溜まり４に還流するようになっている。
この際、同下側コイルエンド１０ｄを効果的に冷却する
ようになっている。
【００２０】次に、第二実施例について説明する。第二
実施例は図２で示すように、密閉容器の内壁に、上面板
と、同上面板に連なる側面板とからなる断面逆Ｌ字状に
形成された円環状の導油板１６を設け、前記上面板を、
前記ステータ１０ａと前記下側コイルエンド１０ｄとの
間に介装された紙材等からなる絶縁体１０ｆに対峙させ
るようにして、切欠きを流れ落ちた潤滑油が前記上面板
により前記絶縁体１０ｆに向かい、これと前記下側コイ
ルエンド１０ｄとを冷却しながら潤滑油溜まりに還流さ
せるようにしている。
実施例は図２で示すように、密閉容器の内壁に、上面板
と、同上面板に連なる側面板とからなる断面逆Ｌ字状に
形成された円環状の導油板１６を設け、前記上面板を、
前記ステータ１０ａと前記下側コイルエンド１０ｄとの
間に介装された紙材等からなる絶縁体１０ｆに対峙させ
るようにして、切欠きを流れ落ちた潤滑油が前記上面板
により前記絶縁体１０ｆに向かい、これと前記下側コイ
ルエンド１０ｄとを冷却しながら潤滑油溜まりに還流さ
せるようにしている。
【００２１】第三実施例は、図３（Ｂ）で示すように、
外周に上方に延びる外縁１７ｂを設けた円環１７ａと、
前記外縁１７ｂから上方に向かい突設された断面略Ｌ字
状に形成され可撓性を備えた複数の固定爪１７ｃとで導
油板１７を構成し、同導油板１７を、図３（Ａ）で示す
ように、ステータ１０ａの外周面に形成された平坦部と
前記密閉容器１の内壁とに挿入し、これらに可撓性を備
えた前記固定爪１７ｄを圧着させて固定するとともに、
前記円環１７ａを前記下側コイルエンド１０ｄに対峙さ
せるようになっている。前記円環１７ａに流れ落ちた潤
滑油は変流され前記ステータ１０ａと前記下側コイルエ
ンド１０ｄとの間を流れ落ち、前記潤滑油溜まりに還流
するようになっている。尚、前記導油板１７はスプリン
グ鋼材から打ち抜きにより一体となって形成されてい
る。
外周に上方に延びる外縁１７ｂを設けた円環１７ａと、
前記外縁１７ｂから上方に向かい突設された断面略Ｌ字
状に形成され可撓性を備えた複数の固定爪１７ｃとで導
油板１７を構成し、同導油板１７を、図３（Ａ）で示す
ように、ステータ１０ａの外周面に形成された平坦部と
前記密閉容器１の内壁とに挿入し、これらに可撓性を備
えた前記固定爪１７ｄを圧着させて固定するとともに、
前記円環１７ａを前記下側コイルエンド１０ｄに対峙さ
せるようになっている。前記円環１７ａに流れ落ちた潤
滑油は変流され前記ステータ１０ａと前記下側コイルエ
ンド１０ｄとの間を流れ落ち、前記潤滑油溜まりに還流
するようになっている。尚、前記導油板１７はスプリン
グ鋼材から打ち抜きにより一体となって形成されてい
る。
【００２２】次に、第四実施例について説明する。図４
で示す第四実施例は、導油板１８の円環部１８ａを、前
記下側コイルエンド１０ｄの内側縁を越えて延出させる
とともに、その上面を、必要な絶縁距離を確保しながら
前記下側コイルエンド１０ｄに近接させ、また、延出さ
れた延出部先端を上方に突設し、潤滑油を前記円環部１
８ａに貯留する堰１８ｂを形成している。切欠きから流
れ落ちた潤滑油は、前記堰１８ｂにより前記円環部１８
ａの上面に一時的に貯留され、貯留された潤滑油に前記
下側コイルエンド１０ｄの下端が浸ることにより、同下
側コイルエンド１０ｄを効率的に冷却できるようになっ
ている。
で示す第四実施例は、導油板１８の円環部１８ａを、前
記下側コイルエンド１０ｄの内側縁を越えて延出させる
とともに、その上面を、必要な絶縁距離を確保しながら
前記下側コイルエンド１０ｄに近接させ、また、延出さ
れた延出部先端を上方に突設し、潤滑油を前記円環部１
８ａに貯留する堰１８ｂを形成している。切欠きから流
れ落ちた潤滑油は、前記堰１８ｂにより前記円環部１８
ａの上面に一時的に貯留され、貯留された潤滑油に前記
下側コイルエンド１０ｄの下端が浸ることにより、同下
側コイルエンド１０ｄを効率的に冷却できるようになっ
ている。
【００２３】図５で示す第五実施例は、潤滑変流板１９
を、複数の噴出孔１９ａを外周面に穿設した円筒部と、
同円筒部から外方に向かい突設された仕切板とで構成
し、同仕切板により流れが堰止められた潤滑油が前記噴
出孔１９ａから前記下側コイルエンド１０ｄに向かい噴
出するようにして冷却効率を向上させるようになってい
る。
を、複数の噴出孔１９ａを外周面に穿設した円筒部と、
同円筒部から外方に向かい突設された仕切板とで構成
し、同仕切板により流れが堰止められた潤滑油が前記噴
出孔１９ａから前記下側コイルエンド１０ｄに向かい噴
出するようにして冷却効率を向上させるようになってい
る。
【００２４】第六実施例は、図６で示すように、鋼板を
積層して形成された前記ステータ１０ａの下部に、一部
縮径した鋼板により前記切欠き１０ｅに連なる縮径部２
０ａを形成する一方、前記切欠き１０ｅの下端の開放端
を閉塞し、また前記縮径部２０ａと前記前記下側コイル
エンド１０ｄとに連通する連通孔２０ｂを上下方向に穿
設して、前記切欠き１０ｅを通り前記縮径部２０ａに貯
留された潤滑油が、前記連通孔２０ｂを介して前記下側
コイルエンド１０ｄに流れ落ち、同下側コイルエンド１
０ｄを冷却しつつ前記潤滑油溜まりに還流するようにな
っており、これにより導油板を要することなく冷却効果
を有するようになっている。
積層して形成された前記ステータ１０ａの下部に、一部
縮径した鋼板により前記切欠き１０ｅに連なる縮径部２
０ａを形成する一方、前記切欠き１０ｅの下端の開放端
を閉塞し、また前記縮径部２０ａと前記前記下側コイル
エンド１０ｄとに連通する連通孔２０ｂを上下方向に穿
設して、前記切欠き１０ｅを通り前記縮径部２０ａに貯
留された潤滑油が、前記連通孔２０ｂを介して前記下側
コイルエンド１０ｄに流れ落ち、同下側コイルエンド１
０ｄを冷却しつつ前記潤滑油溜まりに還流するようにな
っており、これにより導油板を要することなく冷却効果
を有するようになっている。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
密閉容器の内壁に、電動機の下側コイルエンドに対峙し
て導油板を設けることにより、潤滑油溜まりに還流する
潤滑油を利用して電動機を効率的に冷却することがで
き、焼損等の不具合発生を防止するとともに、その長寿
命化をはかることのできるスクロール圧縮機となる。
密閉容器の内壁に、電動機の下側コイルエンドに対峙し
て導油板を設けることにより、潤滑油溜まりに還流する
潤滑油を利用して電動機を効率的に冷却することがで
き、焼損等の不具合発生を防止するとともに、その長寿
命化をはかることのできるスクロール圧縮機となる。
【図１】（Ａ）は本発明によるスクロール圧縮機の第一
実施例を示す断面図である。（Ｂ）は同第一実施例に設
けられた導油板を示す斜視図である。
実施例を示す断面図である。（Ｂ）は同第一実施例に設
けられた導油板を示す斜視図である。
【図２】本発明の第二実施例を示す要部断面図である。
【図３】（Ａ）は本発明の第三実施例を示す要部断面図
である。（Ｂ）は同第三実施例に設けられた導油板を示
す斜視図である。
である。（Ｂ）は同第三実施例に設けられた導油板を示
す斜視図である。
【図４】本発明の第四実施例を示す要部断面図である。
【図５】本発明の第五実施例を示す要部断面図である。
【図６】本発明の第六実施例を示す要部断面図である。
【図７】従来例によるスクロール圧縮機を示す断面図で
ある。
ある。
１ 密閉容器
２ 圧縮部
３ 電動機室
４ 潤滑油溜まり
５ 吐出室
６ メインフレーム
６ａ 軸受部
６ｂ 排油通路
７ 固定スクロール
７ａ ラップ
７ｂ 吐出孔
８ 旋回スクロール
８ａ ラップ
８ｂ クランク軸受
９ サブフレーム
１０ 電動機
１０ａ ステータ
１０ｂ ロータ
１０ｃ 上側コイルエンド
１０ｄ 下側コイルエンド
１０ｅ 切欠き
１１ 主軸
１２ 潤滑油給路
１３ 吸込管
１４ 吐出管
１５ 導油板
１５ａ 外周面
１５ｂ 上面
１６ 導油板
１７ 導油板
１７ａ 円環
１７ｂ 外縁
１７ｃ 固定爪
１８ 導油板
１８ａ 円環部
１８ｂ 堰
１９ 導油板
１９ａ 噴出孔
２０ａ 縮径部
２０ｂ 連通路
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 3H003 AA01 AB03 AC03 AD01 BD13
BE07 CF06
3H029 AA02 AA14 AB03 BB12 CC27
CC48
3H039 AA03 AA06 AA12 BB13 CC27
CC32 CC33 CC50
Claims (9)
- 【請求項１】 密閉容器内の上部に圧縮部を、下部に電
動機を夫々配設し、前記圧縮部の上方に吐出室を、前記
電動機を配した電動機室の下方に潤滑油溜まりを夫々設
け、前記圧縮部を、渦巻状のラップを形成した固定スク
ロールと、同ラップと噛み合って複数の圧縮室を形成す
るラップを形成した旋回スクロールと、メインフレーム
とで構成し、前記電動機を、主軸と、同主軸に固着した
ロータと、コイルを捲回し上部に上側コイルエンドを、
下部に下側コイルエンドを突出させ前記密閉容器の内壁
に固着されたステータとで構成し、前記潤滑油溜まりに
貯留された潤滑油を前記主軸に穿設された潤滑油給路を
介して前記メインフレームの軸受部に給油しつつ、前記
密閉容器の一側に接続された吸込管により冷媒ガスを前
記圧縮部に導入して圧縮し、前記吐出室を介して前記密
閉容器の一側に接続された吐出管により外部に導出し、
前記軸受部に給油された潤滑油を前記ステータに設けら
れた切欠きを介して前記潤滑油溜まりに還流させてなる
スクロール圧縮機において、 前記密閉容器の内壁に、前記下側コイルエンドに対峙す
るように導油板を設けて、前記切欠きを通過した潤滑油
を前記下側コイルエンドに導いてなることを特徴とする
スクロール圧縮機。 - 【請求項２】 前記導油板が、断面矩形状に形成され、
外周面を前記密閉容器の内壁に固着された円環からなる
ことを特徴とする請求項１に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項３】 前記導油板が、上面板と側面板とからな
る断面逆Ｌ字状に形成された円環からなり、前記側面板
の外周を前記密閉容器の内壁に固着させるとともに、前
記上面板を、前記ステータと前記下側コイルエンドに介
装された絶縁体に対峙させてなることを特徴とする請求
項１に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項４】 前記導油板が、円環と、同円環の上端に
突設され可撓部を備えた複数の固定爪とからなり、同固
定爪の前記可撓部を前記ステータの外周面に形成された
平坦部と前記密閉容器の内壁とに圧着させることによ
り、前記下側コイルエンドに対峙して設けられてなるこ
とを特徴とする請求項１に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項５】 前記導油板が、特殊鋼材からなり、前記
固定爪と前記円環とが一体に形成されてなることを特徴
とする請求項４に記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項６】 前記導油板が、前記密閉容器の内壁に固
着される取付部と、同取付部に連なる円環部とからな
り、同円環部が、前記下側コイルエンドの内側縁を越え
るように延出されてなることを特徴とする請求項１に記
載のスクロール圧縮機。 - 【請求項７】 前記円環部の上面が前記下側コイルエン
ドに近接して設けられるとともに、延出された延出部先
端を上方に突設し、潤滑油を前記円環部に貯留する堰を
形成してなることを特徴とする請求項６に記載のスクロ
ール圧縮機。 - 【請求項８】 前記導油板が、複数の噴出孔を穿設した
円筒部と、同円筒部から外方に向かい突設された仕切板
とで構成され、前記円筒部と前記仕切板とで、前記切欠
きの開放口を仕切る一方、前記噴出孔から前記下側コイ
ルエンドに向かい潤滑油を噴出するようにしたことを特
徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項９】 密閉容器内の上部に圧縮部を、下部に電
動機を夫々配設し、前記圧縮部の上方に吐出室を、前記
電動機を配した電動機室の下方に潤滑油溜まりを夫々設
け、前記圧縮部を、渦巻状のラップを形成した固定スク
ロールと、同ラップと噛み合って複数の圧縮室を形成す
るラップを形成した旋回スクロールと、メインフレーム
とで構成し、前記電動機を、主軸と、同主軸に固着した
ロータと、コイルを捲回し上部に上側コイルエンドを、
下部に下側コイルエンドを突出させ前記密閉容器の内壁
に固着されたステータとで構成し、前記潤滑油溜まりに
貯留された潤滑油を前記主軸に穿設された潤滑油給路を
介して前記メインフレームの軸受部に給油しつつ、前記
密閉容器の一側に接続された吸込管により冷媒ガスを前
記圧縮部に導入して圧縮し、前記吐出室を介して前記密
閉容器の一側に接続された吐出管により外部に導出し、
前記軸受部に給油された潤滑油を前記ステータに設けら
れた切欠きを介して前記潤滑油溜まりに還流させてなる
スクロール圧縮機において、 前記ステータの下部に、前記切欠きに繋がり、前記ステ
ータのコア外周、またはその一部を縮径した縮径部を設
けるとともに、前記切欠きの下端を閉塞し、前記縮径部
と前記下側コイルエンドとに連通する連通路を穿設し
て、潤滑油が前記縮径部を介して前記連通路から前記下
側コイルエンドに流れ落ちるようにしてなることを特徴
とするスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001371020A JP2003172277A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001371020A JP2003172277A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003172277A true JP2003172277A (ja) | 2003-06-20 |
Family
ID=19180140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001371020A Pending JP2003172277A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003172277A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009097486A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 圧縮機 |
| US12018685B2 (en) | 2021-03-10 | 2024-06-25 | Danfoss Commercial Compressors | Scroll compressor provided with an hydrostatic lower bearing arrangement |
-
2001
- 2001-12-05 JP JP2001371020A patent/JP2003172277A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009097486A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 圧縮機 |
| US12018685B2 (en) | 2021-03-10 | 2024-06-25 | Danfoss Commercial Compressors | Scroll compressor provided with an hydrostatic lower bearing arrangement |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4799437B2 (ja) | 流体機械 | |
| JP2010031655A (ja) | 横型スクロール圧縮機 | |
| WO2004081384A1 (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| US11846286B2 (en) | Scroll compressor | |
| JP5444850B2 (ja) | 圧縮機 | |
| JP2017210898A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP2008082272A (ja) | 流体圧縮機 | |
| US20060062682A1 (en) | Scroll compressor having refrigerant gas guide structure | |
| JP2004027970A (ja) | 多段圧縮式ロータリコンプレッサ | |
| JP2003172277A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP3992071B1 (ja) | 圧縮機 | |
| WO2010029956A2 (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| JP2013024129A (ja) | 圧縮機 | |
| WO2020170886A1 (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| EP1911975B1 (en) | Sealed electric compressor | |
| JP2010144681A (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| JP6635672B2 (ja) | 容積型圧縮機 | |
| JP2009228439A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP2008082223A (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| JP2005282544A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| WO2017141309A1 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP5136498B2 (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| JP2020033908A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP2005256709A (ja) | 横型ロータリコンプレッサ及び車両用空気調和機 | |
| JP2006299837A (ja) | 流体圧縮機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040630 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070425 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070508 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20071002 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |