JP2003170986A - Cd収納体及びcd用バインダ - Google Patents

Cd収納体及びcd用バインダ

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JP2003170986A
JP2003170986A JP2001372253A JP2001372253A JP2003170986A JP 2003170986 A JP2003170986 A JP 2003170986A JP 2001372253 A JP2001372253 A JP 2001372253A JP 2001372253 A JP2001372253 A JP 2001372253A JP 2003170986 A JP2003170986 A JP 2003170986A
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bag body
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JP2001372253A
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Akira Seko
明良 瀬古
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Original Assignee
Dainichi Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD用バインダに綴じた状態でCD収納体を
捲ってもCDが滑り出ない構造とする。 【解決手段】 CD1の表示面の透視が可能なフィルム
を貼り付けた窓部13が少なくとも一面側に設けられた
偏平な袋体9に対して出入口12からCD1が出し入れ
されるCD収納体3と、ブック形状に形成されると共に
CD収納体3を綴じる開閉自在な止め金具34が内部に
取り付けられたバインダ本体37とを備える。CD収納
体3は、出入口12から外方に延びるリップ片15が袋
体9に連設されると共に、リップ片15の先端部分を出
入口12に達しない長さで出入口12側に折り返したス
トッパ片17が形成されることにより、CD1の滑り出
しを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体としての
CDを収納するCD収納体及びこのCD収納体の複数を
束ねるために使用されるCD用バインダに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)は、音や映
像をデジタルデータとして記録することにより、オーデ
ィオ機器のみならず、CD−ROM、CD−R、CD−
RW等としてコンピュータの記録媒体として、またDV
Dとしてコンピュータやビデオ映像機器等の記録媒体と
して使用されている。このCDをストックするために、
厚紙やプラスチックによって矩形箱状に作製されたハー
ドケースが用いられているが、持ち運びに不便のことか
ら、ブック形状に成形された見開き可能なバインダが多
用されている。すなわち、偏平な袋状のCD収納体にC
Dを個々に収納し、この袋状のCD収納体をバインダに
綴じることによりCDを束ねるものである。
【0003】図9はこのようなCD用バインダに使用さ
れる従来のCD収納体100を背面側から示している。
CD収納体100は、CD1が収納可能な大きさの偏平
な袋状の袋体110と、袋体110の一端辺を開口する
ことによりCDを出し入れする出入口110とを備えて
いる。このCD収納体100は、全体が合成樹脂シート
あるいは紙材シートからなり、このシートを袋状に折り
込むことにより図示する形状に成形されるものである。
【0004】出入口110には、封印用のリップ片13
0が外側に延びている。リップ片130はCD収納体1
00をバインダに綴じるときに使用されるものであり、
このため、バインダの止め金具が挿通する綴じ孔140
が開設されている。このようなCD収納体100は、出
入口120からCD1を袋体110内に挿入し、リップ
片130の綴じ孔140に止め金具を挿通することによ
り、バインダに複数が綴じられる。そして、バインダを
開き、止め金具回りにCD収納体100を捲ることによ
り、必要なCDを収納したCD収納体を捜すように使用
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CD収納体100では、出入口120が開放状態となっ
ているため、バインダに綴じられた状態で捲る際の上下
反転により、図6に示すようにCD1が出入口120か
ら滑り出て、CD1が床上に落下したり、傷付く問題を
有している。
【0006】また、このように滑り出たCD1を逐一、
袋体110内に戻す必要があるため、CD収納体100
を捲る作業がしづらいばかりでなく、面倒となる問題も
有している。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、バインダに綴じた状態で捲っ
てもCDが滑り出ることがなく、CDの落下や傷付きを
防止することができ、捲り作業も円滑に行うことが可能
なCD収納体を提供することを目的とする。また本発明
は、このCD収納体を束ねるために用いるCD用バイン
ダを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明のCD収納体は、CDの表示面の透
視が可能なフィルムを貼り付けた窓部が少なくとも一面
に設けられてCDを収納する偏平な袋状の袋体と、袋体
の一端辺に開口されたCDの出入口と、出入口から外側
に延びるように袋体に連設されたリップ片と、リップ片
の先端部分を出入口に達しない長さで出入口側に折り返
すことによって形成されたストッパ片とを備えているこ
とを特徴とする。
【0009】請求項1の発明では、袋体の出入口から延
びるリップ片の先端部分に、出入口側に折り返されたス
トッパ片が形成されているため、CDが袋体から滑り出
る際にストッパ片に当接して、CDが不用意に袋体から
滑り出ることがなくなる。
【0010】また、CDが滑り出ないため、CD収納体
の捲り作業を円滑に行うことができる。
【0011】さらに、ストッパ片は出入口に達しない長
さとなっているため、出入口を塞ぐことがない。このた
め、出入口からのCDの出し入れの支障となることがな
く、CDの出し入れを円滑に行うことができる。
【0012】さらに、またストッパ片が折り返されるこ
とによって、リップ片と重なった2重状態となるため、
強度が大きくなり、不用意に破れたり、切れ目が入るこ
とがなく長期間使用することが可能となる。
【0013】請求項2の発明のCD収納体は、CDの表
示面の透視が可能なフィルムを貼り付けた窓部が少なく
とも一面に設けられてCDを収納する偏平な袋体と、袋
体の一端辺に開口されたCDの出入口と、出入口から外
側に延びるように袋体に連設されたリップ片と、リップ
片の先端部分を出入口に達しない長さで出入口側に折り
返すことによって形成されたストッパ片と、出入口にお
けるリップ片と対向した袋体の面に連設され、袋体の内
部に折り返すことによって袋体内のCDを挟み込む挟み
片と、を備えていることを特徴とする。
【0014】請求項2の発明では、請求項1の発明の構
成を備えているため、上述した請求項1の発明と同様な
作用効果を有している。これに加えて、請求項2の発明
では、挟み片をさらに有している。そして、この挟み片
を袋体の内部に折り返すことにより、挟み片が袋体の内
面との間で内部のCDを挟み込む。この挟み込みによっ
て、CDは袋体の内部に安定して保持された状態とな
る。従って、CDが袋体から滑り出ることを、さらに確
実に防止することができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のCD収納体であって、前記袋体及び窓部がリサイクル
可能な紙材によって形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項3の発明では、請求項1及び2の作
用に加えて、リサイクル可能な紙材からなるため、環境
に優しいものとすることができる。
【0017】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載のCD収納体であって、前記リップ片及びスト
ッパ片に綴じ孔が連通状態で形成されていることを特徴
とする。
【0018】請求項4の発明では、請求項1〜3の作用
に加えて、綴じ孔を備えるため、バインダへ綴じること
が可能となり、使用上便利となる。
【0019】請求項5の発明のCD用バインダは、CD
の表示面の透視が可能なフィルムを貼り付けた窓部が少
なくとも一面側に設けられた偏平な袋体に対して出入口
からCDが出し入れされるCD収納体と、ブック形状に
形成されると共にCD収納体を綴じる開閉自在な止め金
具が内部に取り付けられたバインダ本体とを備え、前記
CD収納体は、前記出入口から外方に延びるリップ片が
袋体に連設されると共に、リップ片の先端部分を出入口
に達しない長さで出入口側に折り返したストッパ片が形
成されており、リップ片及びストッパ片に前記止め金具
が挿通する綴じ孔が連通状態で形成されていることを特
徴とする。
【0020】請求項5の発明では、止め金具をCD収納
体の綴じ孔に挿通することにより、複数のCD収納体を
綴じることができる。この綴じ状態で、CD収納体を捲
っても、CD収納体がストッパ片を有しているため、C
Dがストッパ片に当接して、不用意に滑り出ることがな
くなると共に、CDが滑り出ないため、CD収納体の捲
り作業を円滑に行うことができる。
【0021】また、ストッパ片が折り返されてリップ片
と重なった2重状態となっているため、強度が大きく、
CD収納体を捲る際に不用意に破れたり、切れ目が入る
ことがなく長期間使用することができる。
【0022】さらに、ストッパ片が出入口を塞いでいな
いため、CDの出し入れを円滑に行うことができる。
【0023】請求項6の発明のCD用バインダは、CD
の表示面の透視が可能なフィルムを貼り付けた窓部が少
なくとも一面側に設けられた偏平な袋体に対して出入口
からCDが出し入れされるCD収納体と、ブック形状に
形成されると共にCD収納体を綴じる開閉自在な止め金
具が内部に取り付けられたバインダ本体とを備え、前記
CD収納体は、前記出入口から外側に延びるように袋体
に連設されたリップ片と、リップ片の先端部分を出入口
に達しない長さで出入口側に折り返したストッパ片と、
出入口におけるリップ片と対向した袋体の面に連設さ
れ、袋体の内部に折り返すことによって袋体内のCDを
挟み込む挟み片とを有すると共に、リップ片及びストッ
パ片に前記止め金具が挿通する綴じ孔が連通状態で形成
されていることを特徴とする。
【0024】このような請求項6の発明は、請求項5の
発明の構成を備えているため、請求項5の発明と同様な
作用効果を有している。これに加えて、請求項6の発明
では、さらにCD収納体が挟み片を有している。この挟
み片を袋体の内部に折り返すことにより、挟み片が袋体
の内面との間で内部のCDを挟み込む。この挟み込みに
よって、CDは袋体の内部に安定して保持された状態と
なる。従って、CD収納体が捲られてもCDが袋体から
滑り出ることがなくなる。
【0025】請求項7の発明は、請求項5または6記載
のCD用バインダであって、前記CD収納体の全体及び
止め金具を除いたバインダ本体の全体がリサイクル可能
な紙材によって形成されていることを特徴とする。
【0026】請求項7の発明では、請求項5及び6の作
用に加えて、リサイクル可能な紙材からなるため、環境
に優しいものとすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の一実施の
形態のCD収納体3を示す。
【0028】CD収納体3は、プレス型の型抜きによっ
て形成される。型抜き状態では、図1の展開図で示すよ
うに、略矩形の表側片4に同様な矩形となっている裏側
片5が折線7を介して長さ方向に連設されると共に、表
側片4の両側に折線8を介して側片6,6が連設されて
いる。そして、折線7によって裏側片5を表側片4側に
折った後、折線8によって側片6,6を裏側片5の上に
折り返して裏側片5に接着することにより、図2及び図
3に示す偏平な矩形状の袋体9が形成される。この袋体
9にはCD1が収納される。
【0029】袋体9の内部では、表側片4及び裏側片5
によってCD1が挟まれた状態となっている。CD1の
収納状態では、図3に示すように、側片6,6が袋体9
の外部にあるため、側片6,6による段差が袋体9の内
側に形成されることがなく、袋体9の内面が平滑面とな
っている。このため、CD1が傷付くことを防止するこ
とができる。
【0030】表側片4の略中央部分には、図1に示すよ
うに、円形の透孔10が開設されており、この透孔10
を覆う面積のフィルム11を表側片4の裏面に接着する
ことにより、窓部13が表側片4に設けられている。窓
部13は袋体9の一面側に設けられるものである。窓部
13を構成するフィルムは透明あるいは半透明な透視が
可能な紙材からなり、このため窓部13を介してCD1
の表示面1aを透視することが可能となっている。
【0031】裏側片5の連設部位と反対側の袋体9の一
端辺には、CD1を出し入れするための出入口12が開
口されている。また袋体9にはリップ片15が外側に延
びるように形成されている。
【0032】リップ片15は、図1に示すように表側片
4における裏側片5との連設部位との反対側を延長する
ことにより形成されており、これによりリップ片15は
出入口12から外側に延びるように袋体9の一面側に連
設されている。
【0033】リップ片15の先端部分には、折線16を
介してストッパ片17が連設されている。ストッパ片1
7は折線16によって出入口12側に折り返すことによ
り、出入口12側でリップ片15と重なるようになって
いる。この場合、ストッパ片17は出入口12に達しな
い長さで折り返されるものである。
【0034】また、リップ片15及びストッパ片17の
対応位置には、図1及び2に示すように小径円形の貫通
孔18,19が形成されており、ストッパ片17を折り
返すことにより、これらの貫通孔18,19が連通して
綴じ孔20を形成するようになっている(図3参照)。
【0035】図3は、以上のCD収納体3を示し、CD
1を出入口12から袋体9に差し込むことにより、CD
1を収納することができる。この収納状態において、出
入口12が下側に位置するようなCD収納体3の上下反
転があっても、出入口12側にストッパ片17が折り返
されているため、CD1はストッパ片17及びリップ片
15の間に入り込んで滑り出ることがない。このため、
不用意な脱落を防止することが可能となっている。
【0036】また、ストッパ片17が出入口12に達し
ない長さで折り返されているため、出入口12を塞ぐこ
とがない。このため、CD1の出し入れの支障となるこ
とがなく、CD1を出入口12から円滑に出し入れする
ことができる。
【0037】この実施の形態において、表側片4、裏側
片5、側片6,6、リップ片15及びストッパ片17か
らなる袋体9の全体がリサイクル可能な紙材によって形
成されている。リサイクル可能な紙材としては、クラフ
ト紙を用いることができる。また、窓部13を構成する
フィルム11としてもリサイクル可能な紙材によって形
成されている。この紙材としては、グラシンを用いるこ
とができる。
【0038】このように袋体9及び窓部のフィルム11
がリサイクル可能な紙材からなることにより、CD収納
体3は全体がリサイクル可能な紙材から形成されてい
る。このため、リサイクル不可能な部分を除去する等の
前処理作業をする必要なく、そのままリサイクルするこ
とが可能となっている。また、上述したリサイクル可能
な紙材は焼却処理する際にも、NOx、ダイオキシン等
の有害物質が発生することなく処理することが可能とな
り、環境に優しいCD収納体3とすることができる。
【0039】図4及び図5は、本発明の一実施の形態の
CD用バインダ30を示す。CD用バインダ30はバイ
ンダ本体37を備えており、バインダ本体37は全体が
ブック形状に形成されている。すなわち、バインダ本体
37は表表紙31及び裏表紙32を背表紙33を介して
見開き可能に連結することにより構成されている。
【0040】背表紙33には一対の止め金具34が開閉
自在に取り付けられている。一対の止め金具34は、背
表紙33にねじ止め等によって固定されたベース金具3
5に起立するように取り付けられている。それぞれの止
め金具34は指等により押し広げることにより図4に示
す開放状態となると共に、逆方向に押すことにより図5
に示す閉止状態となる。
【0041】このようなバインダ本体37に対しては、
図1〜図3に示したCD収納体3が適用される。CD収
納体3は図3に示すように、ストッパ片17が出入口1
2側に折り返された状態で使用されるものであり、この
折り返しにより貫通孔18,19が連通して綴じ孔20
が形成されている。そして、連通した綴じ孔20に対し
て、開放状態の止め金具34を貫通させ、その後、止め
金具34を閉止することにより複数の収納体3を綴じる
ことができる。
【0042】図5はかかる綴じ状態に対して、CD収納
体3を捲った状態を示している。CD収納体3を捲るこ
とにより、その出入口12が下側に位置した上下反転状
態となり、内部のCD1が出入口12側に滑り出ようと
するが、出入口12側にはストッパ片17が折り返され
ているため、CD1はストッパ片17とリップ片15と
の間に入り込んでストッパ片17に当接し、それ以上の
滑り落ちが阻止される。これにより、CD1が不用意に
CD収納体3から滑り出ることがなくなる。
【0043】また、CD1が滑り出ないため、CD1を
袋体9に逐一戻す必要がなく、CD収納体3を捲る作業
を円滑に行うことができる。
【0044】さらに、CD収納体3では、ストッパ片1
7が折り返されることによってリップ片15と重なった
二重状態となる。このため、ストッパ片17及びリップ
片15の強度が向上し、これらが不用意に破れることが
ないばかりでなく、綴じ孔20に切れ目が入ることがな
くなり、長期間使用することが可能な耐久性を備えたも
のとすることができる。
【0045】さらにまた、ストッパ片17が出入口12
に達しない長さとなっているため、出入口12が塞がれ
ることがない。このため、CD収納体3がCD用バイン
ダ30への綴じられた状態のままあっても、出入口12
から袋体9へのCD1の出し入れを円滑に行うことがで
きる。
【0046】この実施の形態のCD用バインダ30にお
いて、止め金具34、ベース金具35を除いたバインダ
本体37の全体が上述したようなリサイクル可能な紙材
によって形成されていると共に、CD収納体3の全体も
リサイクル可能な紙材によって形成されている。これに
より、バインダ本体37及びCD収納体3を容易にリサ
イクルすることができ、しかも焼却処理する際に、NO
x、ダイオキシン等の有害物質が発生することがないた
め、環境に優しいCD用バインダ30とすることができ
る。
【0047】図6〜図8は、本発明の別の実施の形態を
示し、上述した実施の形態と同一の部材には同一の符号
を付して対応させてある。
【0048】この実施の形態のCD収納体25では、図
1〜図3に示したCD収納体3の全ての部材を有してい
る。すなわち、CD収納体25は、袋体9に出入口12
が形成されると共に、袋体9における出入口12側にリ
ップ片15が形成されている。また、リップ片15を出
入口12に達しない長さで出入口12側に折り返すこと
によって形成されたストッパ片17が設けられ、さら
に、リップ片15及びストッパ片の綴じ孔20が連通状
態で形成されている。従って、この実施の形態のCD収
納体25においても、図1〜図3に示すCD収納体3と
同様な作用を有している。
【0049】この実施の形態のCD収納体25では、こ
れらの部材に加えて、袋体9に挟み片26が形成されて
いる。挟み片26は図6に示すように、裏側片5におけ
る表側片4との反対側の辺に形成されるものであり、こ
の辺の中間部分を外側に円弧状に突出することにより設
けられている。
【0050】図6の状態から袋体9を作製すると、挟み
片26は図7に示すように、裏側片5の出入口12部分
からリップ片15及びストッパ片17の方向に突出した
状態となる。そして、袋体9へのCD1の挿入の後、挟
み片26を袋体9の内部に折り返すことにより、CD1
を挟み込むように作用する。
【0051】図8は挟み片26を袋体9内に折り返した
状態を示し、CD1における袋体9の出入口12側に対
応した部分が、折り返された挟み片26と袋体9の裏側
片5との間で挟まれた状態となる。このように挟まれた
状態では、出入口12が下側に位置するようなCD収納
体3の上下反転があっても、CD1が袋体9から滑り出
ることがなくなる。これにより、図1〜図3に示す実施
の形態に比べて、CD1をさらに安定して袋体9内に収
納することができ、脱落等によるCD1の損傷を確実に
防止することができる。
【0052】この実施の形態においても、表側片4、裏
側片5、側片6,6、リップ片15、ストッパ片17及
び挟み片26が、図1〜図3に示す実施の形態と同様
に、クラフト紙のようなリサイクル可能な紙材によって
形成されるものであり、これにより環境に優しいCD収
納体25となっている。
【0053】図示を省略するが、図6及び図7に示す形
態のCD収納体25に対しては、図4及び図5に示すと
同様な構成のCD用バインダ30を用いて綴じられる。
そして、CD用バインダ30への綴じ状態においては、
挟み片26が袋体9の内部に折り返されてCD1を挟み
込んでいるため、CD収納体25を捲ってもCD1が袋
体9から滑り出ることがなくなる。
【0054】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、種々変形が可能である。例えば、CD収納体
3,25をCD用バインダ30に用いることなく、単に
CD1を収納するだけに使用する場合には、綴じ孔20
を省いても良い。また、窓部13をCD収納体3,25
の表裏両面に設けても良い。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、出入口側に折
り返されたストッパ片が形成されているため、CDが不
用意に袋体から滑り出ることがなく、CD収納体の捲り
作業を円滑に行うことができる。また、ストッパ片が出
入口を塞ぐことがないため、出入口からのCDの出し入
れを円滑に行うことができる。さらに、ストッパ片がリ
ップ片と重なった2重状態となるため、強度が大きくな
り、不用意に破れたり、切れ目が入ることがなく、長期
間使用することが可能となる。
【0056】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、CDを挟み込む挟み片を有しているた
め、CDを袋体の内部に安定して保持することができ、
CDが袋体から滑り出ることを、さらに確実に防止する
ことができる。
【0057】請求項3の発明によれば、請求項2及び3
の発明の効果に加えて、リサイクル可能な紙材からなる
ため、環境に優しいものとすることができる。
【0058】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
効果に加えて、バインダへ綴じることが可能となり、使
用上便利となる。
【0059】請求項5の発明によれば、バインダ本体へ
の綴じ状態でCD収納体を捲っても、CDが滑り出ない
ため、CD収納体の捲り作業を円滑に行うことができ、
しかも、ストッパ片及びリップ片の強度が大きいため、
不用意に破れたり、切れ目が入ることがなく長期間使用
することができる。これに加えて、CDの出し入れを円
滑に行うことができる。
【0060】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加えて、挟み片が袋体の内面との間でCDを挟
み込むため、CDを袋体内に安定して保持することがで
き、CD収納体が捲られてもCDが袋体から滑り出るこ
とがなくなる。
【0061】請求項7の発明によれば、請求項5及び6
の効果に加えて、環境に優しいものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のCD収納体の展開図で
ある。
【図2】CD収納体の正面図である。
【図3】CD収納体にCDを収納する状態を示す背面か
らの斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態のCD用バインダの斜視
図である。
【図5】CD用バインダの作用を示す斜視図である。
【図6】本発明の別の実施の形態のCD収納体の展開図
である。
【図7】別の実施の形態のCD収納体の背面図である。
【図8】別の実施の形態のCD収納状態を示す断面図で
ある。
【図9】従来のCD収納体の背面図である。
【符号の説明】
1 CD 3 CD収納体 9 袋体 12 出入口 13 窓部 15 リップ片 17 ストッパ片 20 綴じ孔 26 挟み片 30 CD用バインダ 34 止め金具
フロントページの続き Fターム(参考) 3E036 AA03 BA10 CA06 FA05 3E067 AA13 AB40 AC04 BA12A BB01A BC04A DA01 EA01 EB17 EB22 EC40 EE20 FA01 FC01 GD10 3E068 AA08 AB01 AC06 BB01 CC22 CD01 CE02 DD01 DD08 DD09 DE11 DE13 DE15 DE20 EE01 EE32 EE40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDの表示面の透視が可能なフィルムを
    貼り付けた窓部が少なくとも一面に設けられてCDを収
    納する偏平な袋体と、 袋体の一端辺に開口されたCDの出入口と、 出入口から外側に延びるように袋体に連設されたリップ
    片と、 リップ片の先端部分を出入口に達しない長さで出入口側
    に折り返すことによって形成されたストッパ片と、を備
    えていることを特徴とするCD収納体。
  2. 【請求項2】 CDの表示面の透視が可能なフィルムを
    貼り付けた窓部が少なくとも一面に設けられてCDを収
    納する偏平な袋体と、 袋体の一端辺に開口されたCDの出入口と、 出入口から外側に延びるように袋体に連設されたリップ
    片と、 リップ片の先端部分を出入口に達しない長さで出入口側
    に折り返すことによって形成されたストッパ片と、 出入口におけるリップ片と対向した袋体の面に連設さ
    れ、袋体の内部に折り返すことによって袋体内のCDを
    挟み込む挟み片と、を備えていることを特徴とするCD
    収納体。
  3. 【請求項3】 前記袋体及び窓部がリサイクル可能な紙
    材によって形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のCD収納体。
  4. 【請求項4】 前記リップ片及びストッパ片に綴じ孔が
    連通状態で形成されていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載のCD収納体。
  5. 【請求項5】 CDの表示面の透視が可能なフィルムを
    貼り付けた窓部が少なくとも一面側に設けられた偏平な
    袋体に対して出入口からCDが出し入れされるCD収納
    体と、ブック形状に形成されると共にCD収納体を綴じ
    る開閉自在な止め金具が内部に取り付けられたバインダ
    本体とを備え、 前記CD収納体は、前記出入口から外側に延びるリップ
    片が袋体に連設されると共に、リップ片の先端部分を出
    入口に達しない長さで出入口側に折り返したストッパ片
    が形成されており、リップ片及びストッパ片に前記止め
    金具が挿通する綴じ孔が連通状態で形成されていること
    を特徴とするCD用バインダ。
  6. 【請求項6】 CDの表示面の透視が可能なフィルムを
    貼り付けた窓部が少なくとも一面側に設けられた偏平な
    袋体に対して出入口からCDが出し入れされるCD収納
    体と、ブック形状に形成されると共にCD収納体を綴じ
    る開閉自在な止め金具が内部に取り付けられたバインダ
    本体とを備え、 前記CD収納体は、前記出入口から外側に延びるように
    袋体に連設されたリップ片と、リップ片の先端部分を出
    入口に達しない長さで出入口側に折り返したストッパ片
    と、出入口におけるリップ片と対向した袋体の面に連設
    され、袋体の内部に折り返すことによって袋体内のCD
    を挟み込む挟み片とを有すると共に、リップ片及びスト
    ッパ片に前記止め金具が挿通する綴じ孔が連通状態で形
    成されていることを特徴とするCD用バインダ。
  7. 【請求項7】 前記CD収納体の全体及び止め金具を除
    いたバインダ本体の全体がリサイクル可能な紙材によっ
    て形成されていることを特徴とする請求項5または6記
    載のCD用バインダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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