JP2003170523A - 難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法 - Google Patents

難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法

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JP2003170523A
JP2003170523A JP2001402420A JP2001402420A JP2003170523A JP 2003170523 A JP2003170523 A JP 2003170523A JP 2001402420 A JP2001402420 A JP 2001402420A JP 2001402420 A JP2001402420 A JP 2001402420A JP 2003170523 A JP2003170523 A JP 2003170523A
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Taitaro Fujii
泰太郎 藤井
Mikio Ishizawa
美樹男 石沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 もみ殻の持っている高い保温性や耐腐食性と
軽量である点と大量に余っているという利点を十分に活
用し、かつ従来のもみ殻ボードの持っている燃えやすい
という欠点や耐水性が無いという問題点や強度に不安が
ある点を解消するために、無機化合物を主体にした結合
材料や耐水性を付与させる無機化合物ともみ殻を主原料
にした新しい製品であり、かつこの製品を単純な工程で
実現できる難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法の提供
を目的にしている。 【解決手段】 本発明の難燃性もみ殻複合ボードおよび
製造法により、所定の寸法の型枠10に薄板材20を載
置して、もみ殻100重量部に対して無機水性固着組成
物50重量部を混練したもみ殻・無機組成物混練体30
を型枠10に入れ、薄板材20上にもみ殻・無機組成物
混練体30の厚みを均一に形成させた後に容量を70%
に圧縮し加熱及び乾燥して無機水性固着組成物を固化さ
せ、前記圧縮固化物を取り出して乾燥させることで、薄
板材20ともみ殻圧縮固化物60を一体化させた、難燃
性もみ殻複合ボードを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、型枠に薄板材を
載置して、もみ殻100重量部に対して無機水性固着組
成物50重量部〜100重量部を混練したものを前記型
枠に入れ、容量を50〜90%に圧縮し加熱または/及
び乾燥して前記無機水性固着組成物を固化させ、前記型
枠を外して前記圧縮固化物を取り出すことで、前記薄板
材と前記もみ殻圧縮固化物を一体化させたことを特徴と
する、難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、農業廃棄物であるもみ殻を有効活
用しようという開発案件が増えてきている原因として
は、最近までは排出量が余りに多いため大部分は焼却に
付されていたが、環境問題の高まりにより、焼却処分が
出来なくなってきたため有効活用をしようという雰囲気
になってきたことと、表面が珪素質で出来ているため適
度な硬さを有し、かつ優れた対腐食性があるが故に土に
埋めても簡単には分解されにくいという性質から、一般
的には薫炭処理してから建築資材としてボード状に形成
させる開発案件と、もみ殻を未処理のまま建築資材とし
てボード状に形成させる開発案件とあるが、どちらのタ
イプでも強度に問題があるため、近年ではもみ殻ボード
の強度を向上させるための開発案件が増えてきた。
【0003】例えば、もみがらを使用して軽量で安価で
あり、断熱性と強度や緩衝性にも優れ、しかも焼却でき
るので使用後の処分が容易で、資源の有効利用や環境対
策上も極めて効果的であることで、もみがらに水を噴射
して表面を濡らした後、小麦粉、米粉、ゴムパウダーな
どの接着剤となる植物性接着剤粉を散布し、次いで水を
噴射して植物性接着剤粉を液状化してから、撹拌機で撹
拌混合し、次いでこのもみがらを加圧して板状に成型し
た後、この板状を加熱乾燥して接着剤を固化させて、も
みがらの繊維方向を横方向に揃えた断熱緩衝材を形成す
る、もみがら断熱緩衝材およびその製造方法の開発案件
がある。(特開平06−8968号公報を参照する)
【0004】また例えば、籾殻を単に結合材である樹脂
と混合し、加圧してできるボードの機械的強度は、特に
その曲げ強度、曲げヤング率において従来のボード類に
比べ、劣る点を解決することを目的とし、構成として
は、籾殻と細断した紙、結合材としての樹脂を混合した
原料を成形、加圧しつつ、樹脂の高分子化反応を進行さ
せて原料の結合力を増大させ、高強度を有する籾殻ボー
ドを製造することで、従来より、建築用材、家具、建具
用材、コンクリート型枠用材又はそれらの芯材として使
用されていた合板、ボード等に代替し得る高い強度と加
工性を有する籾殻ボードを製造することができる、高強
度籾殻ボードの製造法の開発案件がある。(特開平09
−1511号公報を参照する)
【0005】また例えば、断熱,通気性に秀れ安価な建
築用断熱材体並びに建築用断熱積層材の提供を課題と
し、その解決手段としては、所定量の水に籾殻,土,吸
湿性を有する無機化合物,木質炭素微細片を適当量混入
せしめ、該混合物を混練して所望形状に形成した建築用
断熱材体の建築用断熱材体並びに建築用断熱積層材体の
開発案件がある。(特開平10−110482号公報を
参照する)
【0006】また例えば、圧縮された籾がらが固化材料
によって結合され、板状に成形された籾がら壁材であ
り、籾がらに破砕を加えることなく接着剤その他の固化
材料を添加し、撹拌した上で、固化材料が硬化する以前
に型枠へ入れて40〜70%の容量に圧縮し、その状態
に保持して材料の固化を待ち、型枠を外して取り出す製
造方法である、籾がら壁材とその製造方法の開発案件
(特開平11−159055号公報を参照)がある。
【0007】さらに例えば、原料を、農家から出る籾殻
と家庭または会社等から出る古新聞、雑誌、コピー用紙
等を原料で環境に易しく防音性、防火性、保温力に優れ
空気清浄効果のある断熱ボードの提供を課題とし、その
解決手段としては、適量の水に少量の粘土を均一に溶か
した中に適量の新聞等を水に溶かし繊維状にし加えて均
一に攪乱した中に籾殻を炭化せしめこれを仕上がりボー
ド体積の1.5倍程度加え籾殻炭の形を崩さぬように均
一に攪乱し型枠に入れ水を切ってプレス等で圧縮し乾燥
する工程で製造した、通気性に優れ防音性、防火性、保
温力に加え空気清浄効果のある環境及び建築物に易しい
断熱ボードである、建築用防音防火空気清浄断熱ボード
及び製造方法の開発案件がある。(特開2000−23
9997号公報を参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した開
発案件には種々の問題点を指摘されており、例えば、特
開平06−8968号のもみがら断熱緩衝材およびその
製造方法の開発案件では、もみがらに水を噴射して表面
を濡らした後、小麦粉、米粉、ゴムパウダーなどの接着
剤となる植物性接着剤粉を散布し、次いで水を噴射して
植物性接着剤粉を液状化してから、撹拌機で撹拌混合
し、次いでこのもみがらを加圧して板状に成型した後、
この板状を加熱乾燥して接着剤を固化させる方法を特徴
とするが、前記接着剤では燃えやすいという問題点があ
り、建材用の断熱板に用いた場合には使用者に不安を与
えることが指摘されている。また、この植物性接着剤粉
では高コストの原料を用いるため製品単価に影響すると
いう問題点もある。
【0009】また例えば、特開平09−1511号公報
の高強度籾殻ボードの製造法の開発案件では、籾殻と細
断した紙、結合材としての樹脂を混合した原料を成形、
加圧しつつ、樹脂の高分子化反応を進行させて原料の結
合力を増大させ、高強度を有する籾殻ボードを製造する
ことで、従来より、建築用材、家具、建具用材、コンク
リート型枠用材又はそれらの芯材として使用されていた
合板、ボード等に代替し得る高い強度と加工性を有する
籾殻ボードの製造を特徴とするが、籾殻と細断した紙の
結合剤には合成樹脂を用いるので廃棄後の処理問題や燃
えやすいので建築用材としては使いずらいという問題や
紙を細断するという工程が必要なのでコストアップの要
因になるという問題点を指摘されている。
【0010】また例えば、特開平10−110482号
公報の建築用断熱材体並びに建築用断熱積層材体の開発
案件では、所定量の水に籾殻,土,吸湿性を有する無機
化合物,木質炭素微細片を適当量混入せしめ、該混合物
を混練して所望形状に形成した建築用断熱材体であるこ
とを特徴とするが、籾殻の結合材料として公知の土を使
用していて耐水性に問題があることと、形成した断熱材
体に板体を付設する場合には新たに結合させる工程が必
要であるために現在においても建築用断熱材体として普
及していない原因の一つとされている。
【0011】また例えば、特開平11−159055号
公報の籾がら壁材とその製造方法の開発案件では、圧縮
された籾がらが固化材料によって結合され、板状に成形
された籾がら壁材であり、籾がらに破砕を加えることな
く接着剤その他の固化材料を添加し、撹拌した上で、固
化材料が硬化する以前に型枠へ入れて40〜70%の容
量に圧縮し、その状態に保持して材料の固化を待ち、型
枠を外して取り出す製造方法であるが、接着剤には有機
系または樹脂系のタイプを使用するため難燃性の問題が
未解決であると判断できる。
【0012】さらに例えば、特開2000−23999
7号公報の建築用防音防火空気清浄断熱ボード及び製造
方法の開発案件では、適量の水に少量の粘土を均一に溶
かした中に適量の新聞等を水に溶かし繊維状にし加えて
均一に攪乱した中に籾殻を炭化せしめこれを仕上がりボ
ード体積の1.5倍程度加え籾殻炭の形を崩さぬように
均一に攪乱し型枠に入れ水を切ってプレス等で圧縮し乾
燥する工程で製造した、通気性に優れ防音性、防火性、
保温力に加え空気清浄効果のある環境及び建築物に易し
い断熱ボードであることを特徴とするが、新聞等を水に
溶かす工程や籾殻を炭化する工程が必要であるためにコ
スト上昇の問題と結合材料に紙の繊維質のみを用いるた
め耐水性や難燃性に問題があるために利用者に不安感を
与えると指摘されている。
【0013】本発明は、以上の課題を解決するために成
されたものであり、その目的は、もみ殻の持っている高
い保温性や耐腐食性と軽量である点と大量に余っている
という利点を十分に活用し、かつ従来のもみ殻ボードの
持っている燃えやすいという欠点や耐水性が無いという
問題点や強度に不安がある点を解消するために、無機化
合物を主体にした結合材料や耐水性を付与させる無機化
合物ともみ殻を主原料にした新しい製品であり、かつこ
の製品を単純な工程で実現できる難燃性もみ殻複合ボー
ドおよび製造法の提供を目的にしている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの第一の手段は、強度を向上させたもみ殻ボードおよ
びその製造法であり、所定の寸法の型枠に薄板材を載置
して、もみ殻100重量部に対して無機水性固着組成物
50重量部〜100重量部を混練したものを前記型枠に
入れ、前記薄板材上に前記もみ殻・無機組成物混練体の
厚みを均一に形成させた後に容量を50〜90%に圧縮
し加熱または/及び乾燥して前記無機水性固着組成物を
固化させ、前記型枠を外して前記圧縮固化物を取り出し
て再度加熱または/及び乾燥させることで、前記薄板材
の一面側と前記もみ殻圧縮固化物の一面側を一体化させ
たことを特徴とする、難燃性もみ殻複合ボードおよび製
造法を提供することである。
【0015】前記混練に関しては、混練手段は一般的に
用いられているミキサーや混練装置を用いれば良い。前
記圧縮に関しては、圧縮手段は一般的に用いられている
プレスや圧縮装置を用いれば良い。前記圧縮に関して
は、圧縮手段は一般的に用いられているプレスや圧縮装
置を用いれば良い。前記加熱に関しては、加熱手段は一
般的に用いられているホットプレスや加熱装置(例え
ば、電子レンジ等の電磁加熱機や高周波加熱機、あるい
は熱風乾燥装置など)を用いれば良い。前記乾燥に関し
ては、乾燥手段は一般的に用いられている乾燥装置を用
いれば良い。また、前記もみ殻・無機組成物混練体を前
記型枠に入れる手段に関しては、前記ミキサーや混合装
置から直接流し込んでも良いし、前記ミキサーや混合装
置から吹き付け手段を介して前記もみ殻・無機組成物混
練体を前記型枠の前記薄板材上に厚みが均一に形成され
るように吹き付けても良い。
【0016】上記の課題を解決するための第二の手段
は、前記無機水性固着組成物が所定量の石膏やセメント
や水ガラスに所定量の水を混合し混練させた水溶性粘体
組成物であることを特徴とする、課題を解決するための
第一の手段に記載の難燃性もみ殻複合ボードおよび製造
法を提供することであるが、前記石膏に関しては、一般
的に市販されているタイプであれば何を用いても構わな
い。前記セメントに関しては、一般的に市販されている
タイプであれば何を用いても構わない。前記水ガラスに
関しては、ケイ酸ナトリウム濃厚水溶液またはケイ酸カ
リウム濃厚水溶液のどちらを用いても構わない。前記所
定量の石膏やセメントや水ガラスと前記所定量の水との
混合比率に関しては、石膏が100重量部に対して水5
0重量部〜200重量部が好ましく、セメントが100
重量部に対して水50重量部〜200重量部が好まし
く、水ガラスが100重量部に対して水50重量部〜1
00重量部が好ましい。前記混練に関しては、混練手段
は一般的に用いられているミキサーや混練装置を用いれ
ば良い。
【0017】上記の課題を解決するための第三の手段
は、前記無機水性固着組成物が水ガラスに粘土鉱物の微
粉末及び耐水性を付与させる無機化合物を混合し混練さ
せた水溶性粘体組成物であることを特徴とする、課題を
解決するための第一の手段または課題を解決するための
第二の手段に記載の難燃性もみ殻複合ボードおよび製造
法を提供することであるが、前記粘土鉱物に関しては、
珪藻土、カオリナイト、イライト、タルク、モンモリロ
ナイトの中から少なくとも一つを選択して用いればよ
い。前記微粉末に関しては、粒度は2μm〜10μmが
好ましい。前記耐水性を付与させる無機化合物に関して
は、例えばケイ酸アルミニウムを全重量部に対して10
%〜50%混入させると良い。前記混練に関しては、混
練手段は一般的に用いられているミキサーや混練装置を
用いれば良い。
【0018】上記の課題を解決するための第四の手段
は、前記薄板材が木質系ボードまたは多孔質ボードまた
は金属薄板であることを特徴とする、課題を解決するた
めの第一の手段から課題を解決するための第三の手段の
いずれかに記載の難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法
を提供することであるが、前記木質系ボードに関して
は、薄木板、合板、ベニア板、化粧板、などから少なく
とも一つを選択して用いればよい。前記多孔質ボードに
関しては、植物系の繊維質をボード状に形成したタイプ
であれば何を用いても良い。前記金属薄板に関しては、
鉄板やステンレス板やアルミニウム板などを用いると良
い。
【0019】上記の課題を解決するための第五の手段
は、前記薄板材には表面全体に多数の貫通孔部または/
及び未貫通孔部を設けたことを特徴とする、課題を解決
するための第一の手段または課題を解決するための第四
の手段に記載の難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法を
提供することであるが、前記貫通孔部に関しては、前記
薄板材にドリルなどの穴あけ装置を用いても良いし、抜
き型を用いてプレス装置で孔部を抜いても良いし、前記
薄板材が成型タイプであれば表面全体に多数の貫通孔部
が設けられるように加工した金型を用いて成型しても良
い。前記未貫通孔部に関しては、前記薄板材にドリルな
どの穴あけ装置を用いて孔状の溝を設けても良いし、金
型を用いてプレス装置で孔状の溝を設けても良いし、前
記薄板材が成型タイプであれば表面全体に多数の未貫通
孔部が設けられるように加工した金型を用いて成型して
も良い。
【0020】上記の課題を解決するための第六の手段
は、前記薄板材の他面側の全体または/及び前記もみ殻
圧縮固化物の他面側の全体に前記無機水性固着組成物の
被膜を形成させたことを特徴とする、課題を解決するた
めの第一の手段から課題を解決するための第五の手段の
いずれかに記載の難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法
を提供することであるが、前記無機水性固着組成物の被
膜を形成させる手段に関しては、前記無機水性固着組成
物を刷毛やローラーなどの塗膜装置を用いて前記薄板材
の他面側の全体または/及び前記もみ殻圧縮固化物の他
面側の全体に厚みが均一に形成されるように塗膜しても
良いし、吹き付け手段を介して前記無機水性固着組成物
を前記薄板材の他面側の全体または/及び前記もみ殻圧
縮固化物の他面側の全体に厚みが均一に形成されるよう
に吹き付けても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参考にして、本発明の
実施の形態例を説明する。図1は本発明の実施の形態例
を示す概略図であり、図2は本発明の実施の形態例を示
す概略図であり、図3は本発明の実施の形態例を示す側
面図であり、図4は本発明の実施の形態例を示す平面図
である。
【0022】図1から図4より、Pは圧縮装置であり、
10は所定の寸法の型枠であり、20は薄板材であり、
21は薄板材他面側であり、22は孔部であり、30は
もみ殻100重量部に対して無機水性固着組成物50重
量部〜100重量部を混練したものであり、40は混練
装置であり、41はモーターであり、42は軸部であ
り、43はローターであり、50はバルブであり、51
は出し口であり、60はもみ殻圧縮固化物であり、61
はもみ殻圧縮固化物他面側である。
【0023】図1の実施の形態例を説明すると、本発明
は強度を向上させたもみ殻ボードおよびその製造法であ
り、例えば寸法が1cm×90cm×180cmの合板
である薄板材20が載置できるようにした内寸が90c
m×180cmで高さが10cmで厚みが1cmで箱型
の鉄製の型枠10内に薄板材20を載置して、混練装置
40内にもみ殻2kgと無機水性固着組成物1kgを入
れモーター41を作動させモーター41に接続した軸部
42が回転し軸部42の回転エネルギーがローター43
に伝わりローター43によりもみ殻2kgと無機水性固
着組成物1kgは約5分程混練されもみ殻・無機組成物
混練体30になり、もみ殻・無機組成物混練体30を型
枠10に流し込み、薄板材20上にもみ殻・無機組成物
混練体30の厚みを均一に形成させる。
【0023】次に図2の実施の形態例を説明すると、型
枠10内の薄板材20上にもみ殻・無機組成物混練体3
0の厚みを均一に形成させた後に圧縮装置Pを用いて容
量を70%に圧縮し加熱及び乾燥することで前記無機水
性固着組成物を固化させ、型枠10を外してもみ殻圧縮
固化物60を取り出して再度乾燥させることで、薄板材
20の一面側ともみ殻圧縮固化物60の一面側を一体化
させた。
【0022】
【実施の形態の資料】1 このようにして液状となった接着剤がもみがら2の表面
に均一に付着したら、例えば図3に示すように、金型1
0に入れてプレス11で圧縮成型すると、もみがら2の
繊維方向が加圧方向と垂直な横方向に揃ったブロック1
2が成型される。なお加圧して所定の形状のブロック1
2を製作する方法としては、この外にホットプレス、形
枠取り、射出成型、ブロー成型など加圧しながら成型す
る方法であればいずれの方法を用いても良い。次に所定
の形状に加圧成型したブロック12を電子レンジ等の電
磁加熱機や高周波加熱機、あるいは熱風乾燥して接着剤
の水分を蒸発して固化させ、もみがら断熱緩衝材1を作
成する。この場合、内部から加熱して短時間で固化させ
るには電磁加熱機や高周波加熱機を用いると良い。
【0023】
【0024】
【実施の形態の資料】2 請求項3において、型枠をぴったりの水受けの中に水平
に平板状に置き紙繊維だけ、または粘土を加えて水に溶
かし薄く型枠下部全面に均等にせしめ型枠内部の水を一
度切って紙の層の安定を図った上で上部に中間層として
適量の水に適量の紙繊維を均一に溶かした中に仕上がり
ボード体積の1.5倍程度の籾殻炭を加えた溶液を下の
層が壊れないように挿入し中間層とし、または粘土を加
えて中間層とする、この時点で型枠内部の中間層の水は
いっさい切らずだぶだぶ状態で金網状の重石で軽く押さ
え上部に水だけが浮いた状態で重石を取り出した中に下
部と同量の紙繊維を、または粘土を加えて均一に溶かし
てから水を切ると上下面友に均一に紙の層を形成でき
る、中間層だけ、もしくわ三層全体に粘土を加えた三層
構造のボードである、そして上面を化粧すれば化粧ボー
ドとしても使用できる防音防火空気清浄断熱ボードの製
造工程である。
【0025】
【0026】
【発明の効果】請求項1と請求項2の発明によれば、得
られる製品である難燃性もみがら製品Pは軽量で通気性
に優れ、さらに、通気性に優れるのに断熱性が優れ、か
つ難燃性や耐久性が優れているなどの効果がある。請求
項3の発明によれば、ホウ砂もしくはほう酸化合物を適
量混合させることによって、難燃性や断熱性や耐久性が
向上し、また軽量で通気性に優れ、さらに、防虫・防カ
ビ性も優れているなどの効果がある。請求項4の発明に
よれば、前記ホウ砂もしくはほう酸化合物を適量混合さ
せることを特徴とする、前記水溶性無機化合物に水溶性
ポリマーを1重量%〜20重量%添加し混合または攪拌
することにより、粘着性または造膜性または塗膜性のあ
る水溶性無機化合物を提供でき、接着剤や固着剤を使用
しなくても各種もみがら製品の成形は可能である。請求
項5の発明によれば、前記難燃性もみがら製品の表面
に、紙、薄板、金属箔、薄金属板などの断熱層または熱
反射層を設けたことで、より一層断熱性や装飾性が向上
したを特徴とする難燃性もみがら製品を提供できる。請
求項6の発明によれば、前記籾がらが任意形状またはブ
ロック状または板状になるよう加工した型枠に、前記無
機化合物が乾燥する以前に前記籾がらを充填して任意形
状またはブロック状または板状に成形し前記無機化合物
を乾燥させたことで、多種多様な型枠さえ用意すれば、
それに対応した製品を供給できる、難燃性もみがら製品
を提供できる。請求項7の発明によれば、前記型枠また
は前記断熱層または前記熱反射層に難燃処理を施したこ
とで、より難燃性または断熱性が向上した難燃性もみが
ら製品を提供できる。
【発明の効果】2 本発明により従来、建築用材、家具、建具用材、コンク
リート型枠用材又はそれらの芯材として使用されていた
合板、パーティクルボード、ファイバーボード等に代替
し得る、高い強度と加工性を有する籾殻ボードを製造す
ることができる。籾殻という毎年、再生産可能な農業副
生成物や、古紙という再生資源を活用することにより、
木材又は、木質繊維からの原料転換をはかり、コストダ
ウンや農業副生成物の付加価値の高い利用を可能にす
る。ひいては、森林の無秩序な伐採を抑制し、環境の保
善につながる。
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、請
求項1の発明では、 ■構成要素が籾殻,土,吸湿性を有する無機化合物,木
質炭素微細片であるため、断熱性,通気性,耐火性,防
音性に秀れた建築用断熱材体となる。 ■所定形状に形成されるので、工場で大量生産が可能で
あり、工場において乾燥済のものを多量に生産し、現場
において所定の個所に付設するだけで良いので建築費が
安くつき施工性に秀れた建築用断熱材体となる。 ■吸水性に富む籾殻,土,木質炭素微細片が構成要素の
ため結露防止効果を有する。 ■石油製品材を使用していないので、火災時に有毒ガス
等が発生しない断熱材となる。 ■天然素材のみからなるものである為、廃棄又は焼却廃
棄しても公害問題は生じなく大地に戻すことができる。 ■籾殻と土とが一体化されてお互いの長所が生かされ保
温性が秀れ、重量も土壁に比べ著しく軽量になるため取
り扱いが容易となる。 ■前記粘土鉱物の微粉末に珪藻土の微粉末を用いると、
空気が浄化され、湿気を吸収しカビの発生を防止できる
健康的にも秀れた建築用断熱材体となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を説明する斜視図
【図2】 本発明の実施例を説明する斜視図
【符号の説明】
10 型枠 11 仕切板 20 籾がら 30 任意形状またはブロック状または板状 40 断熱層または熱反射層 P 難燃性もみがら製品 資料1
【課題を解決するための手段】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るもみがら
断熱緩衝材及びその製造方法によれば、従来廃棄してい
たもみがらを使用して、軽量で安価でしかも断熱性と強
度や緩衝性にも優れた断熱緩衝材を得ることができ、し
かも焼却できる上、土に埋めて肥料となるので使用後の
処分が容易で、資源の有効利用や環境対策上も極めて有
効である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月25日(2002.2.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、型枠に薄板材を
載置して、もみ殻100重量部に対して無機水性固着組
成物50重量部〜100重量部を混練したものを前記型
枠に入れ、容量を50〜90%に圧縮し加熱または/及
び乾燥して前記無機水性固着組成物を固化させ、前記型
枠を外して前記圧縮固化物を取り出すことで、前記薄板
材と前記もみ殼圧縮固化物を一体化させたことを特徴と
する、難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、農業廃棄物であるもみ殼を有効活
用しようという開発案件が増えてきている原因として
は、最近までは排出量が余りに多いため大部分は焼却に
付されていたが、環境問題の高まりにより、焼却処分が
出来なくなってきたため有効活用をしようという雰囲気
になってきたことと、表面が珪素質で出来ているため適
度な硬さを有し、かつ優れた対腐食性があるが故に土に
埋めても簡単には分解されにくいという性質から、一般
的には薫炭処理してから建築資材としてボード状に形成
させる開発案件と、もみ殻を未処理のまま建築資材とし
てボード状に形成させる開発案件とあるが、どちらのタ
イプでも強度に問題があるため、近年ではもみ殻ボード
の強度を向上させるための開発案件が増えてきた。
【0003】例えば、もみがらを使用して軽量で安価で
あり、断熱性と強度や緩衝性にも優れ、しかも焼却でき
るので使用後の処分が容易で、資源の有効利用や環境対
策上も極めて効果的であることで、もみがらに水を噴射
して表面を濡らした後、小麦粉、米粉、ゴムパウダーな
どの接着剤となる植物性接着剤粉を散布し、次いで水を
噴射して植物性接着剤粉を液状化してから、撹拌機で撹
拌混合し、次いでこのもみがらを加圧して板状に成型し
た後、この板状を加熱乾燥して接着剤を固化させて、も
みがらの繊維方向を横方向に揃えた断熱緩衝材を形成す
る、もみがら断熱緩衝材およびその製造方法の開発案件
がある。(特開平06−8968号公報を参照する)
【0004】また例えば、籾殻を単に結合材である樹脂
と混合し、加圧してできるボードの機械的強度は、特に
その曲げ強度、曲げヤング率において従来のボード類に
比べ、劣る点を解決することを目的とし、構成として
は、籾殼と細断した紙、結合材としての樹脂を混合した
原料を成形、加圧しつつ、樹脂の高分子化反応を進行さ
せて原料の結合力を増大させ、高強度を有する籾殼ボー
ドを製造することで、従来より、建築用材、家具、建具
用材、コンクリート型枠用材又はそれらの芯材として使
用されていた合板、ボード等に代替し得る高い強度と加
工性を有する籾殼ボードを製造することができる、高強
度籾殼ボードの製造法の開発案件がある。(特開平09
−1511号公報を参照する)
【0005】また例えば、断熱,通気性に秀れ安価な建
築用断熱材体並びに建築用断熱積層材の提供を課題と
し、その解決手段としては、所定量の水に籾殻,土,吸
湿性を有する無機化合物,木質炭素微細片を適当量混入
せしめ、該混合物を混練して所望形状に形成した建築用
断熱材体の建築用断熱材体並びに建築用断熱積層材体の
開発案件がある。(特開平10−110482号公報を
参照する)
【0006】また例えば、圧縮された籾がらが固化材料
によって結合され、板状に成形された籾がら壁材であ
り、籾がらに破砕を加えることなく接着剤その他の固化
材料を添加し、撹拌した上で、固化材料が硬化する以前
に型枠へ入れて40〜70%の容量に圧縮し、その状態
に保持して材料の固化を待ち、型枠を外して取り出す製
造方法である、籾がら壁材とその製造方法の開発案件
(特開平11−159055号公報を参照)がある。
【0007】さらに例えば、原料を、農家から出る籾殼
と家庭または会社等から出る古新聞、雑誌、コピー用紙
等を原料で環境に易しく防音性、防火性、保温力に優れ
空気清浄効果のある断熱ボードの提供を課題とし、その
解決手段としては、適量の水に少量の粘土を均一に溶か
した中に適量の新聞等を水に溶かし繊維状にし加えて均
一に攪乱した中に籾殻を炭化せしめこれを仕上がりボー
ド体積の1.5倍程度加え籾殻炭の形を崩さぬように均
一に攪乱し型枠に入れ水を切ってプレス等で圧縮し乾燥
する工程で製造した、通気性に優れ防音性、防火性、保
温力に加え空気清浄効果のある環境及び建築物に易しい
断熱ボードである、建築用防音防火空気清浄断熱ボード
及び製造方法の開発案件がある。(特開2000−23
9997号公報を参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した開
発案件には種々の問題点を指摘されており、例えば、特
開平06−8968号のもみがら断熱緩衝材およびその
製造方法の開発案件では、もみがらに水を噴射して表面
を濡らした後、小麦粉、米粉、ゴムパウダーなどの接着
剤となる植物性接着剤粉を散布し、次いで水を噴射して
植物性接着剤粉を液状化してから、撹拌機で撹拌混合
し、次いでこのもみがらを加圧して板状に成型した後、
この板状を加熱乾燥して接着剤を固化させる方法を特徴
とするが、前記接着剤では燃えやすいという問題点があ
り、建材用の断熱板に用いた場合には使用者に不安を与
えることが指摘されている。また、この植物性接着剤粉
では高コストの原料を用いるため製品単価に影響すると
いう問題点もある。
【0009】また例えば、特開平09−1511号公報
の高強度籾殻ボードの製造法の開発案件では、籾殻と細
断した紙、結合材としての樹脂を混合した原料を成形、
加圧しつつ、樹脂の高分子化反応を進行させて原料の結
合力を増大させ、高強度を有する籾殻ボードを製造する
ことで、従来より、建築用材、家具、建具用材、コンク
リート型枠用材又はそれらの芯材として使用されていた
合板、ボード等に代替し得る高い強度と加工性を有する
籾殼ボードの製造を特徴とするが、籾殻と細断した紙の
結合剤には合成樹脂を用いるので廃棄後の処理問題や燃
えやすいので建築用材としては使いずらいという問題や
紙を細断するという工程が必要なのでコストアップの要
因になるという問題点を指摘されている。
【0010】また例えば、特開平10−110482号
公報の建築用断熱材体並びに建築用断熱積層材体の開発
案件では、所定量の水に籾殻,土,吸湿性を有する無機
化合物,木質炭素微細片を適当量混入せしめ、該混合物
を混練して所望形状に形成した建築用断熱材体であるこ
とを特徴とするが、籾殼の結合材料として公知の土を使
用していて耐水性に問題があることと、形成した断熱材
体に板体を付設する場合には新たに結合させる工程が必
要であるために現在においても建築用断熱材体として普
及していない原因の一つとされている。
【0011】また例えば、特開平11−159055号
公報の籾がら壁材とその製造方法の開発案件では、圧縮
された籾がらが固化材料によって結合され、板状に成形
された籾がら壁材であり、籾がらに破砕を加えることな
く接着剤その他の固化材料を添加し、撹拌した上で、固
化材料が硬化する以前に型枠へ入れて40〜70%の容
量に圧縮し、その状態に保持して材料の固化を待ち、型
枠を外して取り出す製造方法であるが、接着剤には有機
系または樹脂系のタイプを使用するため難燃性の問題が
未解決であると判断できる。
【0012】さらに例えば、特開2000−23999
7号公報の建築用防音防火空気清浄断熱ボード及び製造
方法の開発案件では、適量の水に少量の粘土を均一に溶
かした中に適量の新聞等を水に溶かし繊維状にし加えて
均一に攪乱した中に籾殼を炭化せしめこれを仕上がりボ
ード体積の1.5倍程度加え籾殻炭の形を崩さぬように
均一に攪乱し型枠に入れ水を切ってプレス等で圧縮し乾
燥する工程で製造した、通気性に優れ防音性、防火性、
保温力に加え空気清浄効果のある環境及び建築物に易し
い断熱ボードであることを特徴とするが、新聞等を水に
溶かす工程や籾殻を炭化する工程が必要であるためにコ
スト上昇の問題と結合材料に紙の繊維質のみを用いるた
め耐水性や難燃性に問題があるために利用者に不安感を
与えると指摘されている。
【0013】本発明は、以上の課題を解決するために成
されたものであり、その目的は、もみ殼の持っている高
い保温性や耐腐食性と軽量である点と大量に余っている
という利点を十分に活用し、かつ従来のもみ殼ボードの
持っている燃えやすいという欠点や耐水性が無いという
問題点や強度に不安がある点を解消するために、無機化
合物を主体にした結合材料や耐水性を付与させる無機化
合物ともみ殻を主原料にした新しい製品であり、かつこ
の製品を単純な工程で実現できる難燃性もみ殻複合ボー
ドおよび製造法の提供を目的にしている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの第一の手段は、強度を向上させたもみ殻ボードおよ
びその製造法であり、所定の寸法の型枠に薄板材を載置
して、もみ殻100重量部に対して無機水性固着組成物
50重量部〜100重量部を混練したものを前記型枠に
入れ、前記薄板材上に前記もみ殻・無機組成物混練体の
厚みを均一に形成させた後に容量を50〜90%に圧縮
し加熱または/及び乾燥して前記無機水性固着組成物を
固化させ、前記型枠を外して前記圧縮固化物を取り出し
て再度加熱または/及び乾燥させることで、前記薄板材
の一面側と前記もみ殼圧縮固化物の一面側を一体化させ
たことを特徴とする、難燃性もみ殻複合ボードおよび製
造法を提供することであるが、前記無機水性固着組成物
が50重量部〜100重量部であることに関しては、前
記無機水性固着組成物が50重量部以下の場合は固着力
や難燃性や断熱性の性能が弱くなるため好ましくなく、
前記無機水性固着組成物が100重量部以上であれば重
量が増加しコストパフォーマンスも悪くなり好ましくな
い。
【0015】また、前記混練に関しては、混練手段は一
般的に用いられているミキサーや混練装置を用いれば良
い。前記圧縮に関しては、圧縮手段は一般的に用いられ
ているプレスや圧縮装置を用いれば良い。前記圧縮に関
しては、圧縮手段は一般的に用いられているプレスや圧
縮装置を用いれば良い。前記加熱に関しては、加熱手段
は一般的に用いられているホットプレスや加熱装置(例
えば、電子レンジ等の電磁加熱機や高周波加熱機、ある
いは熱風乾燥装置など)を用いれば良い。前記乾燥に関
しては、乾燥手段は一般的に用いられている乾燥装置を
用いれば良い。また、前記もみ殼・無機組成物混練体を
前記型枠に入れる手段に関しては、前記ミキサーや混合
装置から直接流し込んでも良いし、前記ミキサーや混合
装置から吹き付け手段を介して前記もみ殻・無機組成物
混練体を前記型枠の前記薄板材上に厚みが均一に形成さ
れるように吹き付けても良い。さらに、前記もみ殼・無
機組成物混練体の容量を50〜90%に圧縮することに
関しては、基本的には圧縮しなくとも本発明の難燃性も
み殻複合ボードおよび製造法としては差支えないが、圧
縮することで前記もみ殻・無機組成物混練体から前記無
機水性固着組成物が染み出て前記薄板材に付着すること
で前記薄板材と前記もみ殼・無機組成物混練体との一体
性は強化されるが、前記もみ殻・無機組成物混練体の容
量を50%以下にすると圧縮コストが上昇し通気性が低
下するために好ましくなく、前記もみ殻・無機組成物混
練体の容量が90%以上であると前記薄板材との一体性
が弱く好ましくない。
【0016】上記の課題を解決するための第二の手段
は、前記無機水性固着組成物が所定量の石膏やセメント
や水ガラスに所定量の水を混合し混練させた水溶性粘体
組成物であることを特徴とする、課題を解決するための
第一の手段に記載の難燃性もみ殻複合ボードおよび製造
法を提供することであるが、前記石膏に関しては、一般
的に市販されているタイプであれば何を用いても構わな
い。前記セメントに関しては、一般的に市販されている
タイプであれば何を用いても構わない。前記水ガラスに
関しては、ケイ酸ナトリウム濃厚水溶液またはケイ酸カ
リウム濃厚水溶液のどちらを用いても構わない。前記所
定量の石膏やセメントや水ガラスと前記所定量の水との
混合比率に関しては、石膏が100重量部に対して水5
0重量部〜200重量部が好ましく、セメントが100
重量部に対して水50重量部〜200重量部が好まし
く、水ガラスが100重量部に対して水50重量部〜1
00重量部が好ましい。前記混練に関しては、混練手段
は一般的に用いられているミキサーや混練装置を用いれ
ば良い。
【0017】上記の課題を解決するための第三の手段
は、前記無機水性固着組成物が水ガラスに粘土鉱物の微
粉末及び耐水性を付与させる無機化合物を混合し混練さ
せた水溶性粘体組成物であることを特徴とする、課題を
解決するための第一の手段または課題を解決するための
第二の手段に記載の難燃性もみ殼複合ボードおよび製造
法を提供することであるが、前記粘土鉱物に関しては、
カオリナイト、モンモリロナイト(この中でもベントナ
イトの使用が好ましい)、タルク、イライト、珪藻土の
中から少なくとも一つを選択して用いればよい。前記微
粉末に関しては、粒度は2μm〜10μmが好ましい。
前記耐水性を付与させる無機化合物に関しては、例えば
ケイ酸アルミニウムを全重量部に対して10%〜50%
混入させると良い。前記混練に関しては、混練手段は一
般的に用いられているミキサーや混練装置を用いれば良
い。
【0018】上記の課題を解決するための第四の手段
は、前記薄板材が木質系ボードまたは多孔質ボードまた
は金属薄板であることを特徴とする、課題を解決するた
めの第一の手段から課題を解決するための第三の手段の
いずれかに記載の難燃性もみ殼複合ボードを提供するこ
とであるが、前記木質系ボードに関しては、薄木板、合
板、ベニア板、化粧板、などから少なくとも一つを選択
して用いればよい。前記多孔質ボードに関しては、植物
系の繊維質をボード状に形成したタイプであれば何を用
いても良い。前記金属薄板に関しては、鉄板やステンレ
ス板やアルミニウム板などを用いると良い。
【0019】上記の課題を解決するための第五の手段
は、前記薄板材には表面全体に多数の貫通孔部または/
及び未貫通孔部を設けたことを特徴とする、課題を解決
するための第一の手段または課題を解決するための第四
の手段に記載の難燃性もみ殻複合ボードを提供すること
であるが、前記貫通孔部に関しては、前記薄板材にドリ
ルなどの穴あけ装置を用いても良いし、抜き型を用いて
プレス装置で孔部を抜いても良いし、前記薄板材が成型
タイプであれば表面全体に多数の貫通孔部が設けられる
ように加工した金型を用いて成型しても良い。前記未貫
通孔部に関しては、前記薄板材にドリルなどの穴あけ装
置を用いて孔状の溝を設けても良いし、金型を用いてプ
レス装置で孔状の溝を設けても良いし、前記薄板材が成
型タイプであれば表面全体に多数の未貫通孔部が設けら
れるように加工した金型を用いて成型しても良い。
【0020】上記の課題を解決するための第六の手段
は、前記薄板材の他面側の全体または/及び前記もみ殼
圧縮固化物の他面側の全体に前記無機水性固着組成物の
被膜を形成させたことを特徴とする、課題を解決するた
めの第一の手段から課題を解決するための第五の手段の
いずれかに記載の難燃性もみ殻複合ボードを提供するこ
とであるが、前記無機水性固着組成物の被膜を形成させ
る手段に関しては、前記無機水性固着組成物を刷毛やロ
ーラーなどの塗膜装置を用いて前記薄板材の他面側の全
体または/及び前記もみ殼圧縮固化物の他面側の全体に
厚みが均一に形成されるように塗膜しても良いし、吹き
付け手段を介して前記無機水性固着組成物を前記薄板材
の他面側の全体または/及び前記もみ殻圧縮固化物の他
面側の全体に厚みが均一に形成されるように吹き付けて
も良い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参考にして、本発明で
ある難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法の実施の形態
例を説明する。図1は本発明の実施の形態例を示す概略
図であり、図2は本発明の実施の形態例を示す概略図で
あり、図3は本発明の実施の形態例を示す側面図であ
り、図4は本発明の実施の形態例を示す平面図である。
【0022】図1から図4より、Pは圧縮装置であり、
10は所定の寸法の型枠であり、20は薄板材であり、
21は薄板材他面側であり、22は貫通孔部であり、3
0はもみ殻100重量部に対して無機水性固着組成物5
0重量部〜100重量部を混練したものであり、40は
混練装置であり、41はモーターであり、42は軸部で
あり、43はローターであり、50はバルブであり、5
1は出し口であり、60はもみ殻圧縮固化物であり、6
1はもみ殻圧縮固化物他面側である。
【0023】図1より請求項1の実施の形態例を説明す
ると、本発明は強度を向上させたもみ殼ボードおよびそ
の製造法であり、例えば寸法が厚み1cm×横90cm
×縦180cmの木質合板である場合の薄板材20が載
置できるようにした内寸が90cm×180cm×高さ
が10cmで厚みが1cmで上部が開口した箱型の鉄製
の型枠10内に薄板材20を載置して、混練装置40内
にもみ殼3kgと無機水性固着組成物1.5kgを入れ
モーター41を作動させモーター41に接続した軸部4
2が回転し軸部42の回転エネルギーがローター43に
伝わりローター43の毎分500回転の混練力によりも
み殻3kgと無機水性固着組成物1.5kgは約5分程
混練されもみ殼・無機組成物混練体30になり、もみ殼
・無機組成物混練体30を型枠10に流し込み、薄板材
20上にもみ殻・無機組成物混練体30の厚みが均一に
なるよう形成させる。
【0024】次に図2より請求項1の実施の形態例を説
明すると、型枠10内の薄板材20上に厚みを均一に形
成させたもみ殻・無機組成物混練体30の上方にホット
プレスである圧縮装置Pを設置して容量を70%に圧縮
しながら約100℃加熱及び乾燥することでもみ殼・無
機組成物混練体30から染み出た前記無機水性固着組成
物が薄板材20の一面側全体に付着しその結果前記無機
水性固着組成物が固化することで、型枠10を外しても
み殼圧縮固化物60を取り出して再度乾燥させると、薄
板材20の一面側ともみ殼圧縮固化物60の一面側とを
強力に一体化することが可能になり、その結果本発明の
難燃性もみ殼複合ボードを得る。
【0025】次に図3と図4より請求項5の実施の形態
例を説明すると、本発明の難燃性もみ殻複合ボードにお
いて、薄板材20は本実施の形態例では寸法が厚み1c
m×横90cm×縦180cmの木質合板であり、この
薄板材20の表面全体に万遍なく直径3cmの貫通孔が
設けられるように木工用多軸ボール盤を用いて多数の貫
通孔部22を設けるが、例えば薄板材20が厚み1mm
×横900mm×縦1800mmの鉄板である場合、薄
板材20の表面全体に万遍なく直径30mmの貫通孔が
設けられるように金属加工用プレス装置を用いて多数の
貫通孔部22を設けたことを特徴とする、難燃性もみ殻
複合ボードを得る。
【0026】次に図3と図4より請求項6の実施の形態
例を説明すると、本発明の難燃性もみ殻複合ボードにお
いて、薄板材20の他面側である薄板材他面側21の全
体及びもみ殻圧縮固化物60の他面側であるもみ殻圧縮
固化物他面側61の全体に前記無機水性固着組成物を塗
装用吹き付け装置を用いて被膜が均一に約1mmくらい
になるように吹き付けた後加熱乾燥炉に入れ前記無機水
性固着組成物を固化させたことを特徴とする、難燃性も
み殻複合ボードを得る。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明により、所定の寸法の型
枠に薄板材を載置して、もみ殻100重量部に対して無
機水性固着組成物50重量部〜100重量部を混練した
ものを前記型枠に入れ、前記薄板材上に前記もみ殻・無
機組成物混練体の厚みを均一に形成させた後に容量を5
0〜90%に圧縮し加熱または/及び乾燥して前記無機
水性固着組成物を固化させ、前記型枠を外して前記圧縮
固化物を取り出して再度加熱または/及び乾燥させるこ
とで、前記薄板材の一面側と前記もみ殼圧縮固化物の一
面側を一体化させたことで、もみ殻を主原料にしたもみ
殻ボードでありながら相当の強度と耐久性を有するもみ
殻ボードになっており、その結果従来、建築用材、家
具、建具用材の芯材として使用されていた合板、パーテ
ィクルボード、ファイバーボード等に代替可能であり、
さらに断熱性、難燃性、防音性に秀れながら工場で大量
生産が可能であるために低コストでの提供が可能であ
る、難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法を提供でき
る。
【0028】請求項2の発明により、前記無機水性固着
組成物が所定量の石膏やセメントや水ガラスに所定量の
水を混合し混練させた水溶性粘体組成物であることを特
徴とすることで、上述した発明の効果に加えて、前記石
膏やセメントや水ガラスは安価な材料であり、前記無機
水性固着組成物が完全無機物の固着組成物であるために
火災時には有毒ガス等が発生しない難燃材となり、結果
的に安全性が高く、かつ低コストで製造可能な難燃性も
み殼複合ボードおよび製造法を提供できる。
【0029】請求項3の発明により、前記無機水性固着
組成物が水ガラスに粘土鉱物の微粉末及び耐水性を付与
させる無機化合物を混合し混練させた水溶性粘体組成物
であることを特徴とすることで、上述した発明の効果に
加えて、例えば前記粘土鉱物に珪藻土を選択すると、珪
藻土は断熱性が高く防虫性に優れていることが公知であ
り、その結果本発明によって、断熱性が高く防虫性に優
れ、かつ珪藻土の微粉末には空気を浄化し、湿気を吸収
しカビの発生を防止できることで健康的にも秀れた、難
燃性もみ殻複合ボードおよび製造法を提供できる。
【0030】請求項4の発明により、前記薄板材が木質
系ボードまたは多孔質ボードまたは金属薄板であること
を特徴とすることで、上述した発明の効果に加えて、前
記薄板材に多孔質ボードを選択すれば通気性に優れ安価
な材料である難燃性もみ殻複合ボードを提供でき、前記
薄板材に金属薄板を選択すれば難燃性や断熱性や強度や
耐久性がより一層強化された難燃性もみ殻複合ボードを
提供できる。
【0031】請求項5の発明により、前記薄板材には表
面全体に多数の貫通孔部または/及び未貫通孔部を設け
たことを特徴とすることで、上述した発明の効果に加え
て、本発明により難燃性もみ殼複合ボードはさらに軽量
化し通気性が増大し、さらに、通気性に優れるのに断熱
性や難燃性や耐久性が優れている難燃性もみ殼複合ボー
ドを提供できる。
【0032】請求項6の発明により、前記薄板材の他面
側の全体または/及び前記もみ殻圧縮固化物の他面側の
全体に前記無機水性固着組成物の被膜を形成させたこと
を特徴とすることで、上述した発明の効果に加えて、前
記もみ殻圧縮固化物の表面からのもみ殻の脱落が防げ
て、かつ前記もみ殼圧縮固化物の難燃性や断熱性がより
一層強化され、さらに前記薄板材に難燃処理を施したこ
とになり、その結果本発明が全体的により一層の難燃性
または断熱性を向上させることに成功した難燃性もみ殻
複合ボードを提供できる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例を示す概略図である。
【図2】 本発明の実施の形態例を示す概略図である。
【図3】 本発明の実施の形態例を示す側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態例を示す平面図である。
【符号の説明】 P 圧縮装置 10 型枠 20 薄板材 21 薄板材他面側 22 貫通孔部 30 もみ殻無機組成物混練体 40 混練装置 41 モーター 42 軸部 43 ローター 50 バルブ 51 出し口 60 もみ殻圧縮固化物 61 もみ殻圧縮固化物他面側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 18/10 C04B 18/10 B 4G054 28/00 28/00 4J002 C08K 3/00 C08K 3/00 C08L 97/02 C08L 97/02 E04B 1/94 E04B 1/94 Z E04C 2/26 E04C 2/26 Z Fターム(参考) 2B260 AA02 AA09 BA08 BA13 CB01 CD02 EA05 EB02 EB06 EB21 EC08 EC18 2E001 DE01 FA03 FA10 GA42 HB02 HB03 HB04 HC01 HC02 HC04 HC11 HE05 JA01 JA02 JA22 2E162 CB01 CB02 CB07 CB08 CC01 CC02 CC03 CC05 FA01 FA02 FA04 FC06 4F100 AB01A AC03B AE00B AE00C AE01B AE06B AG00B AJ02B AJ02C AL05B AL05C AP00A AT00A BA02 BA03 BA06 BA10A BA10C CA08B DC11A DE01B DJ01A EH311 EJ082 EJ182 EJ863 GB07 JB02 JB07 JJ02 JJ07 JL03 JM02A JM02C 4G012 PA33 4G054 AA01 AA02 AA20 AB01 AB11 AC04 BA02 BB04 BB05 4J002 AH001 DG056 DL006 DM006 FD016 GL00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強度を向上させたもみ殻ボードおよびそ
    の製造法であり、所定の寸法の型枠に薄板材を載置し
    て、もみ殻100重量部に対して無機水性固着組成物5
    0重量部〜100重量部を混練したものを前記型枠に入
    れ、前記薄板材上に前記もみ殻・無機組成物混練体の厚
    みを均一に形成させた後に容量を50〜90%に圧縮し
    加熱または/及び乾燥して前記無機水性固着組成物を固
    化させ、前記型枠を外して前記圧縮固化物を取り出して
    再度加熱または/及び乾燥させることで、前記薄板材の
    一面側と前記もみ殻圧縮固化物の一面側を一体化させた
    ことを特徴とする、難燃性もみ殻複合ボードおよび製造
    法。
  2. 【請求項2】 前記無機水性固着組成物が所定量の石膏
    やセメントや水ガラスに所定量の水を混合し混練させた
    水溶性粘体組成物であることを特徴とする、請求項1に
    記載の難燃性もみ殻複合ボードおよび製造法。
  3. 【請求項3】 前記無機水性固着組成物が水ガラスに粘
    土鉱物の微粉末及び耐水性を付与させる無機化合物を混
    合し混練させた水溶性粘体組成物であることを特徴とす
    る、請求項1または請求項2に記載の難燃性もみ殻複合
    ボードおよび製造法。
  4. 【請求項4】 前記薄板材が木質系ボードまたは多孔質
    ボードまたは金属薄板であることを特徴とする、請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の難燃性もみ殻複合ボ
    ードおよび製造法。
  5. 【請求項5】 前記薄板材には表面全体に多数の貫通孔
    部または/及び未貫通孔部を設けたことを特徴とする、
    請求項1または請求項4に記載の難燃性もみ殻複合ボー
    ドおよび製造法。
  6. 【請求項6】 前記薄板材の他面側の全体または/及び
    前記もみ殻圧縮固化物の他面側の全体に前記無機水性固
    着組成物の被膜を形成させたことを特徴とする、請求項
    1から請求項5のいずれかに記載の難燃性もみ殻複合ボ
    ードおよび製造法。
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KR101299152B1 (ko) 2012-08-01 2013-08-22 이랜드체육산업 (주) 왕겨를 포함한 건축 내장재
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