JP2003170304A - ターニングセンタの刃物台 - Google Patents

ターニングセンタの刃物台

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JP2003170304A
JP2003170304A JP2001368337A JP2001368337A JP2003170304A JP 2003170304 A JP2003170304 A JP 2003170304A JP 2001368337 A JP2001368337 A JP 2001368337A JP 2001368337 A JP2001368337 A JP 2001368337A JP 2003170304 A JP2003170304 A JP 2003170304A
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fixed
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spindle
rotary
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JP2001368337A
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Inventor
Akira Koshiyou
明 古正
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Mori Seiki Hitech Co Ltd
Original Assignee
Mori Seiki Hitech Co Ltd
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】背面主軸側の加工においても正面主軸側に比べ
てX軸方向の移動量を増加させることがなく、背面主軸
側でも正面主軸側と全く同等の加工を行うことが可能な
ターニングセンタの刃物台を提供する。 【解決手段】旋回軸を中心に旋回割り出し可能なタレッ
トを有する刃物台19であって、タレット41に設けら
れた、回転工具RTを着脱可能に装着するための回転工
具装着部43を備えた回転工具主軸と、固定工具BTを
回転工具と180度異なる方向に着脱可能に装着するた
めの第1の固定工具装着部44と、固定工具を回転工具
と180度異なる方向に着脱可能に装着するための第2
の固定工具装着部442とを有する。回転工具主軸の中
心軸線RCは旋回軸の中心軸線とほぼ直交するように配
置され、第1の固定工具装着部および第2の固定工具装
着部の中心軸線FC1,FC2は回転工具主軸の中心軸
線とほぼ平行に所定量離間して配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターニングセンタ
の刃物台に関するものであり、詳しくは、刃物台に旋回
割り出し可能に設けられたタレットに回転工具装着部と
固定工具装着部とを配置したターニングセンタの刃物台
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ターニングセンタの刃物台の構造、形状
は従来から種々提案されている。ミーリング加工等を行
うために、刃物台をB軸方向(Y軸の周り方向)に任意
の角度位置に割り出しできるものも提案されている。こ
のようなターニングセンタの刃物台は、固定工具と回転
工具とを自動工具交換装置により装着して加工を行う。
最近は、ターニングセンタの回転工具による加工にも高
速加工が求められており、刃物台の回転工具主軸は高速
回転を要求されている。
【0003】このようなターニングセンタの刃物台とし
て、本出願人により提案された特開2000−1550
4号公報のような刃物台がある。この刃物台には、旋回
軸を中心に旋回割り出しされるタレットが設けられてい
る。タレットは、回転工具用主軸と、その回転工具用主
軸の先端に設けられ回転工具を装着するための回転工具
装着部と、固定工具を装着するための固定工具装着部と
を備えている。回転工具装着部と固定工具装着部とは1
80度異なる方向に向けて設けられており、また、回転
工具用主軸は旋回軸の軸線に交差するように設けられて
いる。
【0004】この刃物台によれば、回転工具と固定工具
の切り換えを、タレットのB軸方向の旋回割り出しのみ
によって行うことができ、簡素な切換機構により高能率
の加工が可能となる。また、回転工具の中心線がタレッ
ト旋回中心上にあるために、B軸方向に旋回割り出しし
て加工を行う際に、NC加工プログラムが作成し易いと
いう利点がある。また、回転工具主軸を高速回転させて
多量の熱が発生しても、回転工具主軸にその軸線方向の
微小量の熱変位を生じさせるだけで、回転工具主軸の熱
による固定工具側の熱変位量が少なく、固定工具による
高精度の加工が可能である。
【0005】また、特開2000−117501号公報
には、回転軸と固定軸をY軸方向の異なる2位置に設
け、回転軸に回転工具の保持部を、固定軸に固定工具の
保持部を互いに反対向きになるように設けた工具台に関
する技術が記載されている。しかしながら、この技術に
は次のような問題点があった。まず、この技術は、工具
台がX,Y,Zの3軸方向に移動可能な工作機械でない
と適用できない。また、回転工具と固定工具とを切り換
える際に、割り出し回転とともにY軸方向の軸移動を必
要とし、可動部の構成やその制御が複雑となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開2000−155
04号公報のような刃物台では、互いに対向する2主軸
(正面主軸および背面主軸)を有するタイプのターニン
グセンタにおいて、背面主軸側の工作物を加工する際、
固定工具用装着部の中心軸が、タレットの旋回割り出し
の中心に対して背面主軸の軸線とは反対側に位置するた
め、X軸方向の移動量が正面主軸側の加工に比べて大き
くなる。このため、刃物台のX軸方向のストロークをそ
の分大きく設定する必要があり、ターニングセンタのコ
スト上昇や剛性の低下を招くおそれがあった。また、背
面主軸側の加工で、X軸移動のための時間が増加してし
まう。また、タレットと工作物との干渉を生じるおそれ
があり、工作物の形状に制限を設ける必要があった。
【0007】また、固定工具を回転工具主軸の回転工具
用装着部に装着することも可能であり、このようにすれ
ばX軸方向のストロークの増大は少ないが、固定工具装
着部に装着した場合に比べると剛性の点で劣り、高精度
の加工を行う場合には問題があった。一方、特開200
0−117501号公報に記載された刃物台において
も、前述のような問題点があった。
【0008】そこで、本発明は、背面主軸側の加工にお
いても正面主軸側に比べてX軸方向の移動量を増加させ
ることがなく、背面主軸側でも正面主軸側と全く同等の
加工を行うことが可能なターニングセンタの刃物台を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のターニングセンタの刃物台は、旋回軸を中
心に旋回割り出し可能なタレットを有する刃物台であっ
て、前記タレットに設けられ、回転工具を着脱可能に装
着するための回転工具装着部を備えた回転工具主軸と、
前記タレットに設けられ、固定工具を前記回転工具と1
80度異なる方向に着脱可能に装着するための第1の固
定工具装着部と、前記タレットに設けられ、固定工具を
前記回転工具と180度異なる方向に着脱可能に装着す
るための第2の固定工具装着部とを有するものである。
そして、前記回転工具主軸は、前記回転工具主軸の中心
軸線が前記旋回軸の中心軸線とほぼ直交するように配置
され、前記第1の固定工具装着部は、前記第1の固定工
具装着部の中心軸線が、前記回転工具主軸の中心軸線と
ほぼ平行となり、かつ、前記回転工具主軸の中心軸線か
ら所定量離間するように配置され、前記第2の固定工具
装着部は、前記第2の固定工具装着部の中心軸線が、前
記回転工具主軸の中心軸線とほぼ平行となり、かつ、前
記回転工具主軸の中心軸線から所定量離間して、前記第
1の固定工具装着部の中心軸線の反対側に位置するよう
に配置されている。
【0010】また、上記のターニングセンタの刃物台に
おいて、前記回転工具主軸は、前記タレットに回転可能
に支持されていることが好ましく、前記第1の固定工具
装着部は、前記タレットの一方の側に固定された第1の
固定工具保持体に設けることができ、前記第2の固定工
具装着部は、前記タレットの他方の側に固定された第2
の固定工具保持体に設けることができる。
【0011】また、上記のターニングセンタの刃物台に
おいて、前記回転工具主軸は、前記タレットに回転可能
に支持されていることが好ましく、前記第1の固定工具
装着部または前記第2の固定工具装着部の一方は、前記
タレットに設けることができ、前記第1の固定工具装着
部または前記第2の固定工具装着部の他方は、前記タレ
ットに固定された固定工具保持体に設けることができ
る。
【0012】また、上記のターニングセンタの刃物台に
おいて、前記第1の固定工具装着部および前記第2の固
定工具装着部は、前記回転工具主軸の中心軸線と前記第
1の固定工具装着部の中心軸線との離間寸法と、前記回
転工具主軸の中心軸線と前記第2の固定工具装着部の中
心軸線との離間寸法とがほぼ等しくなるように配置され
ていることが好ましい。
【0013】また、上記のターニングセンタの刃物台に
おいて、前記回転工具装着部、前記第1の固定工具装着
部および前記第2の固定工具装着部は、前記回転工具主
軸の中心軸線と、前記第1の固定工具装着部の中心軸線
と、前記第2の固定工具装着部の中心軸線とがほぼ同一
平面内に位置するように配置されていることが好まし
い。
【0014】また、上記のターニングセンタの刃物台に
おいて、前記回転工具装着部、前記第1の固定工具装着
部および前記第2の固定工具装着部は、前記回転工具主
軸の中心軸線と前記旋回軸の中心軸線との交点から前記
回転工具装着部の工具装着端面までの寸法と、前記交点
から前記第1の固定工具装着部の工具装着端面までの前
記回転工具主軸の中心軸線方向の寸法と、前記交点から
前記第2の固定工具装着部の工具装着端面までの前記回
転工具主軸の中心軸線方向の寸法とが互いにほぼ等しく
なるように配置されていることが好ましい。
【0015】また、上記のターニングセンタの刃物台に
おいて、前記ターニングセンタは、前記刃物台に対して
工具交換を行う自動工具交換装置を備えたものであり、
前記回転工具装着部、前記第1の固定工具装着部および
前記第2の固定工具装着部は、それぞれ同一の工具交換
位置に移動させることができるように配置されているこ
とが好ましい。
【0016】また、上記のターニングセンタの刃物台に
おいて、前記ターニングセンタは、工作物を保持して回
転駆動するための第1の主軸と、前記第1の主軸と対向
する位置に設けられ、工作物を保持して回転駆動するた
めの第2の主軸とを備えたものであることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の刃物台を備えた
ターニングセンタの側面図である。ベッド1は、ターニ
ングセンタの本体を構成する基台である。ベッド1の水
平な上面2には、2本のZ軸ガイドレール3が固定配置
されている。各Z軸ガイドレール3には、ボールガイド
本体4が移動可能に設けられている。Z軸ガイドレール
3とボールガイド本体4は直動ころがり案内を構成す
る。
【0018】ボールガイド本体4上には、サドル5が搭
載されている。サドル5は、直動ころがり案内によりベ
ッド1上をZ軸方向(図1の紙面に対して垂直方向)、
すなわち主軸38b(図9参照)の軸線と平行な方向に
移動可能である。サドル5の下面には、図示しないボー
ルナットおよびZ軸送りねじからなるボールねじ機構が
配置されている。そのZ軸送りねじをZ軸送りモータ7
によって回転駆動することにより、サドル5をZ軸方向
に移動させることができる。
【0019】そして、サドル5の上面には、2本のY軸
ガイドレール10が各々水平に固定配置されている。な
お、ここではY軸ガイドレール10が水平に配置されて
いるが、Y軸ガイドレールは水平である必要はなく、傾
斜して配置されていてもよい。各Y軸ガイドレール10
には、ボールガイド本体10aが移動可能に設けられて
いる。Y軸ガイドレール10とボールガイド本体10a
は直動ころがり案内を構成する。
【0020】ボールガイド本体10a上には、コラム1
1が搭載されている。コラム11は、サドル5上をY軸
方向に移動可能である。コラム11の下面には、図示し
ないボールナットおよびY軸送りねじからなるボールね
じ機構が配置されている。そのY軸送りねじをY軸送り
モータ15によって回転駆動することにより、コラム1
1をY軸方向に移動させることができる。
【0021】コラム11の前面側には刃物台19が配置
されている。コラム11の前面側の垂直面には、2本の
X軸ガイドレール21が垂直方向に固定配置されてい
る。2本のX軸ガイドレール21が垂直平面内に配置さ
れているので、切削時の切粉の排出が効率よく行える。
各X軸ガイドレール21上には、ボールガイド本体22
が移動可能に設けられており、このボールガイド本体2
2上には、クロススライド23が搭載されている。クロ
ススライド23は、コラム11前面をX軸方向すなわち
垂直方向に移動可能である。また、クロススライド23
には、刃物台19が配置されている。
【0022】クロススライド23の後面側には、ボール
ナット24(図4参照)が固定配置されている。ボール
ナット24には、X軸送りねじ25が螺合されており、
ボールナット24およびX軸送りねじ25がボールねじ
機構を構成している。X軸送りねじ25の両端はそれぞ
れ軸受に回転可能に支持され、軸受はコラム11に固定
されている。X軸送りねじ25の一端には、歯付プーリ
27が固定されており、この歯付プーリ27は、歯付ベ
ルト28および歯付プーリ29を介して、X軸送りモー
タ30の出力軸31に接続されている。
【0023】X軸送りモータ30を駆動して、歯付プー
リ29、歯付ベルト28、歯付プーリ27を介してX軸
送りねじ25を回転させることにより、クロススライド
23および刃物台19をX軸方向に移動させることがで
きる。なお、以上のX,Y,Z軸方向の移動機構におい
て、X軸送りモータ30、Y軸送りモータ15およびZ
軸送りモータ7としては、例えば、サーボモータのよう
な制御モータが使用される。
【0024】ベッド1の前面の垂直面には、Z軸方向に
2本の心押台ガイドレール35が固定配置されている。
この心押台ガイドレール35には、心押台37がボール
ガイド本体36を介してZ軸方向に移動可能に支持され
ている。さらに、ベッド1の前面には、主軸台38が固
定配置されている。主軸台38には、工作物を回転駆動
するための主軸38b(図9参照)が回転可能に設けら
れている。主軸38bの先端には工作物を把持するため
のチャック38aが固定されている。
【0025】また、主軸38bはC軸方向(Z軸の周り
方向)に回転・位置決めする機能と、旋削加工するため
の連続回転を行う機能を備えている。主軸台38等の構
造、機能は周知であり詳細な説明は省略する。なお、各
軸の案内部は直動ころがり案内でなくすべり案内や他の
ころがり案内等であってもよい。
【0026】次に刃物台19について説明する。図2
は、図1のB方向から見た刃物台19の拡大正面図であ
る。ただし、図2では、刃物台19のタレット41が図
1の状態から90度旋回されている。また、図3は、図
1の状態の刃物台19を拡大した側面図である。図4
は、図3の刃物台19をC−C線で切断し矢印方向に見
た断面図である。図5は、図2の刃物台19をD−D線
で切断し矢印方向に見た断面図である。
【0027】刃物台19は、刃物台本体74とタレット
41とを備えている。タレット41は、刃物台本体74
に対して旋回軸70を中心に旋回可能である。タレット
41には、後述のように、バイト等とバイト等を取付け
るツールシャンクからなる固定工具BT,BT2と、ド
リル等とドリル等を取付けるツールシャンクからなる回
転工具RTとが装着可能である。これらの工具は、複数
本を同時に装着しておくことができ、タレット41を旋
回するだけで、使用する工具を切り換えることができ
る。
【0028】タレット41の内部には、回転工具RTを
装着し回転駆動するための回転工具主軸40が設けられ
ている。回転工具主軸40の両端は、タレット41に配
置された軸受42,42により回転可能に支持されてい
る。回転工具主軸40の先端部には、回転工具装着部4
3が設けられている。また、回転工具主軸40の中心軸
線RCとタレット41の旋回軸70の中心軸線TCと
は、交点Oにおいて直交している。なお、旋回軸70の
中心軸線TCは、タレット41の旋回割り出しの中心線
である。
【0029】タレット41の両側面には、回転工具主軸
40の中心軸線RCに対して対称な配置となるように、
固定工具保持体440および固定工具保持体441が固
定されている。固定工具保持体440,441には、そ
れぞれ、固定工具BT,BT2を装着するための固定工
具装着部44,442が設けられている。これらの固定
工具装着部44,442は、回転工具装着部43に対し
て、工具の装着方向が180度異なるように設けられて
いる。このため、回転工具と固定工具のいずれか一方の
工具での加工中に、他方の工具と工作物が干渉すること
がない。
【0030】なお、固定工具保持体440,441は、
どちらか一方または両方がタレット41に一体で形成さ
れているものであってもよい。タレット41に、固定工
具保持体440,441が一体で形成されているもの
は、機械加工で正確に加工しておけば、組付調整を容易
に行うことができる。また、固定工具保持体440,4
41が別体で形成されているものは、刃物台の構成にい
ろいろなバリエーションを付けることが容易にできる。
例えば、正面主軸しかないターニングセンタの場合に、
タレット41の一方の側にのみ固定工具保持体を固定し
て特開2000−15504号公報のような刃物台とす
ることもできる。
【0031】図2および図3に示すように、固定工具装
着部44の固定工具の装着口44aおよびツールクラン
プ・アンクランプ機構構造の中心軸線をFC1とし、固
定工具装着部442の固定工具の装着口442aおよび
ツールクランプ・アンクランプ機構構造の中心軸線をF
C2とする。これらの中心軸線FC1,FC2は、回転
工具主軸40の中心軸線RCと平行でかつ中心軸線RC
の両側に寸法Rだけ離間している。また、中心軸線RC
と中心軸線FC1,FC2とが同一平面上に位置し、中
心軸線FC1,FC2が中心軸線RCに対して対称な位
置となるように、回転工具主軸40および固定工具装着
部44,442が配置されている。
【0032】さらに、図2に示すように、回転工具主軸
40の中心軸線RCと旋回軸70の中心軸線TCとの交
点Oから回転工具装着部43の工具装着端面までの寸法
と、交点Oから固定工具装着部44,442の工具装着
端面までの中心軸線RC方向の寸法は互いに等しくなる
ようにされており、それぞれの寸法はともにLとなって
いる。各中心軸線が以上のような配置となっているの
で、固定工具装着部44,442が回転工具主軸40の
中心軸線RCに対して対称な構造となり、刃物台の剛性
が向上する。
【0033】また、回転工具主軸40がビルトインモー
タ50によって回転駆動されると、ビルトインモータ5
0、軸受42,42から熱が発生する。タレット41側
へのこの発生熱の伝達は、冷却路55に供給される冷却
流体によってほとんど防止することができる。すなわ
ち、回転工具主軸40には熱が伝達して回転工具主軸4
0の軸線方向に微小量の熱変位が生じるおそれがある
が、固定工具装着部44,442および固定工具保持体
440,441側には熱変位を発生させない。もし、仮
に固定工具保持体440,441側に回転工具主軸40
の回転の影響で非常に微小量の熱変位が発生しても、固
定工具装着部44,442には中心軸線RCに対して対
称な熱変位が生じるため、熱変位の補正も容易である。
【0034】回転工具主軸40は、ビルトインモータ5
0によって回転駆動される。回転工具主軸40には、ビ
ルトインモータ50のローター51が固定されている。
タレット41にはステーター固定孔53が形成されてお
り、これにステーター52が挿入固定されている。ステ
ーター52のケーシング54とステーター固定孔53と
の間には、冷却路55が形成されている。この冷却路5
5には、旋回軸70の中心に形成された冷却流体通路7
1から冷却流体が供給される。
【0035】冷却流体は、さらに流体継手72を介して
排出され、冷却流体供給装置(図示せず)に戻される。
この冷却流体を循環させることで、ビルトインモータ5
0で発生した熱を奪うとともにタレット41側に熱を伝
達させないようにしている。また、ステーター52には
図示しない電力線が接続されているが、タレット41を
中心軸線TCを中心に、時計回り方向または反時計回り
方向に180度旋回させることが可能な配線処理を行っ
ている。
【0036】回転工具主軸40の内部には、回転工具R
Tの後部に設けられた係合溝(図8参照)を引っ張って
クランプするためのツールクランプ機構60が配置され
ている。このツールクランプ機構60は内部のバネによ
り、ドローバー43b(図8参照)を介して装着口43
aに挿入された回転工具RTを回転工具主軸40の後部
側に常時引っ張ってクランプする機構である。このよう
なツールクランプ機構は周知の技術であるから、その詳
細な説明は省略する。
【0037】なお、このツールクランプ機構60として
は、本出願人が提案した特開平11−90708号公報
に記載されたものを使用するのが望ましいが、その他の
機構も利用することができる。その他のツールクランプ
機構としては、プルスタッドを引っ張るボール式引っ張
り機構、コレット式引っ張り機構等がある。これら以外
にも、他の任意の構造のものが使用できる。
【0038】回転工具RTのツールシャンク部は、装着
口43aのテーパ穴部および端面に密着するようにツー
ルクランプ機構60で引っ張り込まれている。ツールク
ランプ機構60の後端の鍔部61の位置または鍔部61
の有無は、センサ62により検出される。センサ62に
よってツールクランプ機構60の鍔部61の位置を検出
することにより、回転工具RTがクランプ状態にあるか
アンクランプ状態にあるかを確認することができる。セ
ンサ62には、近接スイッチを使用するのが望ましい
が、鍔部61の位置や有無を検出できるものであれば他
の種類のセンサであってもよい。
【0039】回転工具主軸40の後端部には、ツールア
ンクランプ機構65が配置されている。ツールアンクラ
ンプ機構65は、後述の自動工具交換装置115により
工具を交換するときに、回転工具RTをアンクランプ
(クランプ解除)するためのものである。ツールアンク
ランプ機構65は、シリンダー装置からなる直線駆動手
段である。圧力流体の供給によりピストンロッド66を
回転工具主軸40側に移動させて、ピストンロッド66
の先端でツールクランプ機構60の後端面をツールクラ
ンプ機構60のバネに抗して押し、回転工具RTをアン
クランプ状態とする。
【0040】また、固定工具保持体440,441の内
部にも、固定工具BT,BT2をクランプするためのツ
ールクランプ機構と、アンクランプするためのアンクラ
ンプ機構とを備えている。これらのツールクランプ機構
およびアンクランプ機構は、回転工具主軸40における
ツールクランプ機構60およびツールアンクランプ機構
65と同様の構成である。
【0041】図4および図5に示すように、タレット4
1の下部には、中空の円筒部75が形成されている。円
筒部75の中心には、底面側から旋回軸挿入穴76が形
成されている。旋回軸挿入穴76には、旋回軸70の大
径軸部77が挿入されている。旋回軸70には、大径軸
部77と、この大径軸部77の径より小さい小径軸部7
8とが設けられている。また、旋回軸70の中心はY軸
と平行な方向に配置され、旋回軸70の下端は刃物台本
体74に固定されている。刃物台本体74は、クロスス
ライド23上に固定されており、X軸方向に移動可能で
ある。
【0042】刃物台本体74には円筒状の軸カバー74
aが固定されている。そして、軸カバー74aにはそれ
を貫通する内孔73が設けられており、その内孔73に
タレット41の円筒部75が回転可能に挿入されてい
る。円筒部75の下端部の円筒面79と刃物台本体74
との間には、軸受80が介在して設けられている。これ
により、タレット41は、刃物台本体74に対して旋回
可能となっている。
【0043】円筒部75の下端面には、環状の割出歯車
82がボルト83で固定されている。割出歯車82の外
周面には、歯車の歯84が形成されている。割出歯車8
2の歯84は、ピニオン100と噛み合っている。割出
歯車82の側面(図5では上面)には、可動クランプ歯
85が環状に形成されている。一方、旋回軸70の小径
軸部78の外周には、割出歯車82の内周側に隣接して
環状の固定クランプ部材90が配置されている。固定ク
ランプ部材90は刃物台本体74に対して固定されてい
る。固定クランプ部材90の側面には、固定クランプ歯
91が形成されている。
【0044】旋回軸70の小径軸部78と円筒部75と
に囲まれた空間には、シリンダ室92が形成されてい
る。シリンダ室92には、ピストン93が配置されてい
る。ピストン93の側面(図5では下面)には、クラン
プ歯94が形成されている。以上の構成により、ピスト
ン93を図5の下方に駆動すると、ピストン93に形成
されているクランプ歯94が、固定クランプ歯91と可
動クランプ歯85とに同時に噛み合い、タレット41を
刃物台本体74に対して固定して旋回不能とすることに
なる。
【0045】割出歯車82にはピニオン100が噛み合
っており、ピニオン100の回転により割出歯車82を
割り出し駆動する。ピニオン100の軸101は、刃物
台本体74に2個の軸受102により回転可能に支持さ
れている。軸101の他端には、歯付プーリ103が固
定されている。歯付プーリ103には、歯付ベルト10
4(図2参照)が掛け渡されており、歯付ベルト104
の他方側は、割出モータ106の出力軸に固定された歯
付プーリ105(図2、図4参照)に掛け渡されてい
る。
【0046】割出モータ106を駆動すると、歯付プー
リ105、歯付ベルト104を介して歯付プーリ103
が回転駆動され、さらに歯付プーリ103と一体のピニ
オン100により割出歯車82が回転駆動される。この
回転駆動により、割出歯車82が割り出し回転されてタ
レット41を任意の角度位置に割り出す。この割出モー
タ106によるタレット41の割り出しがB軸方向(Y
軸の周り方向)の割り出し動作となる。なお、タレット
41の割り出し回転を行う際には、ピストン93を図5
の上方に移動させ、ピストン93に形成されているクラ
ンプ歯94を固定クランプ歯91と可動クランプ歯85
から離脱させて、タレット41が刃物台本体74に対し
て旋回可能となるようにしておく。
【0047】次に、刃物台19の動作を説明する。タレ
ット41に装着された固定工具BTまたは回転工具RT
を任意のB軸角度位置に割出すためには、次のような手
順で動作させる。まず、タレット41と刃物台本体74
とのクランプを解除するために、シリンダ室92のピス
トン93上方側に供給している圧力流体をドレン回路に
逃がす。ピストン93はコイルバネ95の力によりバネ
の伸び方向(図5の上方)に移動する。ピストン93の
移動により、クランプ歯94が固定クランプ歯91と可
動クランプ歯85から離脱し、これらとの噛み合いが解
除される。これにより、タレット41は刃物台本体74
に対して旋回可能となる。
【0048】次に、割出モータ106を駆動すると、歯
付プーリ105、歯付ベルト104を介して歯付プーリ
103が回転駆動され、さらにピニオン100によって
割出歯車82が回転駆動される。この回転駆動により、
割出歯車82が固定されたタレット41を任意の角度位
置に割り出す。所定角度の割り出しが完了すると、シリ
ンダ室92に圧力流体を供給し、コイルバネ95の力に
抗してピストン93を下方に駆動する。ピストン93が
下方に移動すると、クランプ歯94が固定クランプ歯9
1および可動クランプ歯85と噛み合い、タレット41
を刃物台本体74に対して固定する。
【0049】なお、この実施の形態においては、タレッ
ト41を割り出すためにクランプ歯(85,91,9
4)によるクランプ機構を使用しているが、このような
クランプ機構を使用せずに、割出モータ106を数値制
御可能な制御モータとして、タレットの旋回をB軸方向
の回転移動動作として制御してもよい。その場合、タレ
ットのクランプは、圧力流体供給等によって動作する適
宜のブレーキ機構を設け、そのブレーキ機構によって行
えばよい。また、割出モータ106を制御モータとし、
この割出モータの回転駆動力をウォーム・ウォームホイ
ール機構、ローラギヤ機構等を介してタレット41に伝
達するようにしたものであってもよい。
【0050】図6は、刃物台19の工具を交換するため
の自動工具交換装置115の平面図である。タレット4
1に装着された固定工具BT,BT2および回転工具R
Tは、NC加工プログラムにより、工具マガジンM(図
1参照)にストックされた工具の中の適宜の工具と交換
することができる。自動工具交換装置115および工具
マガジンMは、サドル5に取り付け部材(図示せず)を
介して設置されている。工具マガジンMとしては、工具
収納部Maが円板の周囲に設けられたものや、工具収納
部Maがチェーン等で連鎖状に設けられたもの等公知の
ものが利用できる。
【0051】工具を交換するための交換アーム112
は、アーム軸111により180度旋回可能、かつ、ア
ーム軸111の軸線方向に移動可能に設けられている。
交換アーム112の旋回およびアーム軸111の軸線方
向の移動は、アーム駆動手段110によって駆動して行
う。交換アーム112の両端には、工具グリップ11
3,113が設けられている。なお、交換アーム112
の機能および構造は周知であるから詳細な説明は省略す
る。
【0052】次に、自動工具交換装置115の動作を説
明する。回転工具を交換する場合には、まず、タレット
41の回転工具装着部43を工具マガジンM側に割り出
す。工具マガジンMは所望の回転工具RT2をマガジン
側工具交換位置Mcに割り出す。そして、刃物台19を
X,Y軸方向に移動させて、所定の工具交換位置Tcに
位置決めし、交換アーム112を待機位置から90度旋
回させて、工具グリップ113により工具のツールシャ
ンクのフランジ部を把持する。この把持が完了すると、
ツールアンクランプ機構65を作動させて、回転工具の
クランプを解除する。
【0053】次に、交換アーム112をアーム軸111
の軸線方向に移動させて、タレット41の回転工具RT
1と、工具マガジンMの回転工具RT2とを同時に取り
出す。この後、交換アーム112を180度旋回させ
て、回転工具RT1と回転工具RT2の位置を入れ替え
る。そして、交換アーム112をアーム軸111の軸線
方向に移動させて、回転工具RT2をタレット41の装
着口43aに挿入し、その回転工具RT2をツールクラ
ンプ機構60でクランプする。それと同時に、回転工具
RT1を工具マガジンMに戻す。
【0054】続いて、固定工具を交換するには、交換ア
ーム112を待機位置に旋回させた後、タレット41を
180度旋回させて、固定工具装着部44,442を工
具マガジンM側に割り出す。工具マガジンMのマガジン
側工具交換位置Mcに所望の固定工具を割り出す。そし
て、固定工具装着部44,442のいずれか一方を工具
交換位置Tcに位置決めするために、刃物台19をX軸
方向(例えば、正方向)に距離Rだけ移動させる。そし
て、回転工具の場合と同様に、交換アーム112によっ
て固定工具を交換する。
【0055】さらに、固定工具装着部44,442の他
方の工具を交換するには、刃物台19をX軸方向(前の
移動と逆方向、例えば、負方向)に距離2Rだけ移動さ
せれば、他方の固定工具装着部が工具交換位置Tcに位
置決めされ、工具交換が可能となる。本発明の刃物台で
は、このように、回転工具主軸40の中心軸線RC、固
定工具装着部44の中心軸線FC1および固定工具装着
部442の中心軸線FC2が旋回中心線に直交する同一
平面上にあるため、工具交換を行う際に、最小限の動作
により全ての工具を交換することができる。
【0056】また、中心軸線RCと旋回軸70の中心軸
線TCとの交点Oから回転工具装着部43の工具装着端
面までの寸法Lと、交点Oから固定工具装着部44,4
42の工具装着端面までの中心軸線RC方向の寸法Lが
等しくなるようにされているので、タレット41を旋回
させて回転工具と固定工具のいずれを工具交換位置Tc
に位置決めさせた場合でも、工具と交換アーム112と
の位置関係が同じになり、交換動作が簡素化される。
【0057】次に、回転工具装着部43および固定工具
装着部44,442の構造について説明する。図7は、
固定工具BTを装着した固定工具装着部44の一部断面
拡大図である。固定工具装着部44の装着口44aに
は、固定工具BTのツールシャンクのシャンク部47が
挿入され、シャンク部47の後端部はドローバー44b
によって装着口44a内に引き込まれる。そして、ドロ
ーバー44bの引っ張り力により、シャンク部47が装
着口44aに密着固定される。
【0058】また、固定工具BTのフランジ部には係止
凹部(キー溝部)48が設けられており、固定工具装着
部44の前端面には回り止めキー44cが設けられてい
る。固定工具装着部44に固定工具BTを装着すると、
係止凹部48に回り止めキー44cが嵌入し、固定工具
BTの軸回りの回動を阻止するようになっている。な
お、固定工具装着部442の構成は、固定工具装着部4
4と同一であるため、説明を省略する。
【0059】図8は、回転工具RTを装着した回転工具
装着部43の一部断面拡大図である。回転工具装着部4
3の装着口43aには、回転工具RTのツールシャンク
のシャンク部45が挿入され、シャンク部45の後端部
はドローバー43bによって装着口43a内に引き込ま
れる。そして、ドローバー43bの引っ張り力により、
シャンク部45が装着口43aに密着固定される。
【0060】また、回転工具RTのフランジ部には係合
凹部(キー溝部)46が設けられており、回転工具主軸
40の先端面には係合キー43cが設けられている。回
転工具装着部43に回転工具RTを装着すると、係合凹
部46に係合キー43cが嵌入し、回転工具RTと回転
工具主軸40との軸回りの相対的位置を固定する。すな
わち、回転工具RTは回転工具主軸40と一体的に回転
する。
【0061】また、係合キー43cに近接するタレット
41側には、固定工具BT用の回り止めキー43dが設
けられている。回転工具RTのフランジ部のシャンク部
側の部分RTaは、この回り止めキー43dとは係合し
ない形状に形成されている。したがって、回転工具RT
は、回り止めキー43dとは係合せず、回転工具主軸4
0によって回転駆動することができる。
【0062】この回転工具装着部43には、固定工具B
Tも装着することができる。回転工具装着部43に固定
工具BTを装着する前に、係合キー43cと回り止めキ
ー43dとが同位相になるように、回転工具主軸40の
軸回りの角度位置を位置決めする。固定工具BTを回転
工具装着部43に装着すると、係止凹部48に回り止め
手段としての回り止めキー43dが嵌入し、固定工具B
Tの軸回りの回動を阻止する。このとき係止凹部48に
は係合キー43cも嵌入している。
【0063】なお、図7および図8において、係合キー
43c、回り止めキー43d、回り止めキー44c、係
合凹部46、係止凹部48は1箇所のみ示されている
が、これらは円周上180度対向した位置に2箇所設け
てもよく、また3箇所以上設けてもよい。
【0064】図9は、工作物を保持して回転させるため
の正面主軸38bと、この正面主軸38bと対向する背
面主軸39bとを備えたターニングセンタに、本発明の
刃物台19を設けた状態を示す概略図である。このター
ニングセンタには、正面主軸台38に軸支された正面主
軸38bと、背面主軸台39に軸支された背面主軸39
bとが、互いに対向する位置に設けられている。正面主
軸38bの先端にはチャック38aが設けられ、背面主
軸39bの先端にはチャック39aが設けられている。
【0065】このターニングセンタによれば、図9に示
すように、チャック38a,39aにそれぞれ異なる工
作物W1,W2を保持して、刃物台19によりこれらの
工作物W1,W2に連続して加工を行うことができる。
また、正面主軸38bにおいて工作物の第1工程の加工
を行い、第1工程終了後の工作物を背面主軸39bに引
き渡して第2工程の加工を行うこともできる。このよう
に、多様な形態の加工を実施することができ、高能率の
加工が可能となる。
【0066】図9に示すように、回転工具RTで正面主
軸38b側の工作物W1を加工するときは、X軸、Z
軸、C軸、B軸等の移動制御を行い必要なミーリング加
工等を行う。回転工具RTで背面主軸39b側の工作物
W2を加工するときは、タレット41を180度旋回さ
せた状態で、同様の移動制御を行い必要なミーリング加
工等を行う。このように、回転工具装着部43に装着し
た回転工具RTを使用する場合、正面主軸38b側と背
面主軸39b側とで全く同等の加工が可能である。
【0067】回転工具RTの中心軸線(回転工具主軸4
0の中心軸線RC)とタレット41の旋回軸70の中心
軸線TC(図9では交点Oで示される)とが直交してい
るので、タレット41を交点Oを中心としてB軸方向に
所定量旋回させてミーリング加工を行う場合でも、NC
加工プログラムの作成が容易である。また、この刃物台
19は、回転工具と固定工具とを180度異なる方向か
ら装着するようにしているので、回転工具と固定工具の
一方の工具で工作物を加工しているときに、他方の工具
と工作物が干渉することがない。
【0068】また、固定工具により正面主軸38b側の
工作物W1を加工するときは、固定工具装着部44に固
定工具を装着し、タレット41を図9から180度旋回
させた状態で加工を行う。この場合には、固定工具装着
部44の中心軸線FC1は、回転工具主軸40の中心軸
線RCよりも正面主軸38bおよび背面主軸39bの中
心軸線SC側に位置することになる。したがって、固定
工具による工作物W1の加工を行うために必要な刃物台
19のX軸方向の移動量が小さくなり、効率的な加工を
行うことができる。また、固定工具の刃先位置は固定工
具装着部44等よりX軸方向およびZ軸方向に突出して
いるので、工作物W1を加工するときに、工作物W1と
固定工具装着部44、固定工具保持体440等との干渉
が発生しない。
【0069】しかし、固定工具装着部44に装着した固
定工具により、背面主軸39b側の工作物W2を加工す
る場合を考えると、固定工具装着部44が背面主軸39
b側を向いたときに、固定工具装着部44の中心軸線F
C1は、回転工具主軸40の中心軸線RCに対して正面
および背面主軸の中心軸線SCと反対側に位置するよう
になる。そのため、工作物W2の加工を行うために必要
な刃物台19のX軸方向の移動量が大きくなり、刃物台
の移動時間が増加したり、工作機械の剛性に問題を生じ
たりする。
【0070】また、回転工具装着部43に固定工具を装
着して、固定工具による加工を行うこともできる。その
場合には、正面主軸38b側と背面主軸39b側とで、
前述のようなX軸方向の移動量の違いが出ることはな
い。しかし、回転工具装着部43は、あくまで回転工具
を主として装着するためのものであるから、固定工具を
装着した場合には、固定工具装着部44程の支持剛性を
保つことができない。したがって、加工精度の点でも固
定工具装着部44に装着した場合よりも劣ることにな
る。
【0071】本発明の刃物台19は、以上のような問題
点を避けるために、固定工具装着部44に加えて、もう
一つの固定工具装着部442を設けるようにしたもので
あり、背面主軸39b側においても、正面主軸38b側
と同等の高精度かつ効率的な加工が行えるようにしたも
のである。本発明の刃物台19によって、背面主軸39
b側の工作物W2を加工するには、背面加工用の固定工
具装着部442に固定工具BTを装着し、図9に示すよ
うな状態で加工を行う。
【0072】この場合には、固定工具装着部442の中
心軸線FC2が、回転工具主軸40の中心軸線RCより
も正面および背面主軸の中心軸線SC側に位置すること
になる。したがって、固定工具BTによる工作物W2の
加工を行うために必要な刃物台19のX軸方向の移動量
が小さくなり、効率的な加工を行うことができる。ま
た、固定工具BTが固定工具装着部442に装着されて
いるため、固定工具BTの高剛性の支持が可能となり、
固定工具BTによる高精度の加工が可能となる。
【0073】また、固定工具BTの刃先位置は固定工具
装着部442、固定工具保持体441等よりX軸方向お
よびZ軸方向に突出しているので、工作物W2を加工す
るときに、工作物W2と固定工具装着部442、固定工
具保持体441等との干渉が発生しない。以上により、
正面および背面主軸側での固定工具による加工を全く同
等に行うことができる。このため、正面および背面主軸
を使用した加工形態の自由度を高めることができ、多様
な加工形態を利用して高能率の加工を行うことができ
る。
【0074】また、背面主軸39b側での加工を行う際
に、固定工具装着部44にはダミー工具DTを装着して
おく。ダミー工具DTは、固定工具装着部44の装着口
44a内に切削屑や切削油剤等が侵入することを防ぐ蓋
としての機能を有するものであり、工具として加工を行
う機能はない。同様に、正面主軸38b側での加工を行
う際には、固定工具装着部442にダミー工具DTを装
着しておく。なお、使用しない固定工具装着部には、ダ
ミー工具DTの代わりに他の固定工具を装着しておくよ
うにしてもよい。
【0075】なお、以上の実施形態の説明においては、
回転工具主軸40の中心軸線RCと旋回軸70の中心軸
線TCとが直交するものとしているが、不可避的な製造
誤差等を考慮すれば、これらが厳密に直交している必要
はなく、本発明の目的を損なわない範囲で実質的に直交
していればよい。このような意味において、中心軸線R
C,TCはほぼ直交していればよい。
【0076】同様に、中心軸線FC1、中心軸線FC2
および中心軸線RCは、ほぼ平行であればよく、また、
ほぼ同一平面内にあればよい。さらに、中心軸線FC1
と中心軸線RC間の寸法と、中心軸線FC2と中心軸線
RC間の寸法もほぼ等しければよい。また、交点O(タ
レットの旋回中心)から回転工具装着部43の工具装着
端面までの距離と、交点Oから固定工具装着部44の工
具装着端面までの距離と、交点Oから固定工具装着部4
42の工具装着端面までの距離も、互いにほぼ等しけれ
ばよい。
【0077】また、以上の実施の形態においては、ター
ニングセンタとして、旋盤の構成をベースにして、旋削
加工の他、回転工具等による多種類の加工を行うもので
説明を行っているが、これに限定されることはない。す
なわち、マシニングセンタの構成をベースにするととも
に、テーブル(またはパレット)に固定された工作物を
所定の回転速度で回転させ、工具主軸頭に装着した工具
を工作物に対して相対移動させて旋削加工を行うことが
できるようにしたターニングセンタであってもよい。こ
のようなマシニングセンタをベースにしたターニングセ
ンタにおいては、本発明の刃物台は工具主軸頭に相当す
る。
【0078】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下のような効果を奏する。
【0079】タレットに回転工具装着部とそれと方向が
180度異なる第1の固定工具装着部および第2の固定
工具装着部を設けるようにしたので、未使用の工具と工
作物が干渉することなく、高能率かつ高精度の加工が可
能となる。また、タレットの形状を中心線に対して対称
とすることができ、刃物台の剛性を向上させることがで
きるとともに、熱変位の発生を非常に微小量に抑えるこ
とができ、仮に熱変位が発生しても、熱変位の補正を容
易に行うことができる。また、タレットの旋回軸の中心
軸線と回転工具装着部の中心軸線が直交しているので、
タレットを旋回割り出しして加工を行う場合に、NC加
工プログラムの作成が容易となる。
【0080】第1の固定工具装着部と第2の固定工具装
着部がタレットの両側に固定された第1の固定工具保持
体と第2の固定工具保持体に設けられているので、タレ
ットの形状を線対称とすることができ、刃物台の剛性を
向上させることができるとともに、熱変位の発生を非常
に微小量に抑えることができ、仮に熱変位が発生して
も、熱変位の補正を容易に行うことができる。また、部
品の共通化およびユニット化により、刃物台のコストを
低減させることができる。
【0081】第1の固定工具装着部または第2の固定工
具装着部の一方をタレットと一体的に形成するようにし
たので、これらの部材を機械加工で正確に加工しておけ
ば、刃物台の組付調整を容易に行うことができる。
【0082】第1の固定工具装着部の中心軸線と第2の
固定工具装着部の中心軸線が、回転工具主軸の中心軸線
からの離間寸法がほぼ等しくなるように配置されている
ので、タレットの形状が線対称となり、刃物台の剛性を
向上させることができるとともに、熱変位の補正も容易
となる。
【0083】回転工具主軸の中心軸線と第1の固定工具
装着部の中心軸線と第2の固定工具装着部の中心軸線と
がほぼ同一平面内に位置するように配置されているの
で、それぞれの工具装着部を工具交換位置に位置決めす
るための移動制御が簡素化できるとともに工具交換時間
も短縮できる。
【0084】タレットの旋回中心から、回転工具装着
部、第1の固定工具装着部および前記第2の固定工具装
着部のそれぞれの工具装着端面までの回転工具主軸の中
心軸線方向の寸法が互いにほぼ等しくなるように配置さ
れているので、いずれの工具交換位置に位置決めさせた
場合でも工具と交換アームとの位置関係が同じになり、
工具交換装置の構成および交換動作を簡素化できる。
【0085】回転工具装着部、第1の固定工具装着部お
よび第2の固定工具装着部は、それぞれ同一の工具交換
位置に移動させることができるので、工具交換装置の構
成および交換動作を簡素化できる。
【0086】工作物を保持して回転駆動するための第1
および第2の主軸を対向して設けたターニングセンタに
本発明の刃物台を使用した場合には、第2の主軸側での
固定工具による加工を第1の主軸側と全く同等に、効率
的かつ高精度に実行することができる。このため、第1
および第2の主軸を使用した加工形態の自由度を高める
ことができ、多様な加工形態を利用して高能率の加工を
行うことができる。第1および第2の主軸での固定工具
による旋削加工時に、工作物と刃物台との干渉が生じる
おそれがなく、工作物の形状に制限を設ける必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の刃物台を備えたターニングセ
ンタの側面図である。
【図2】図2は、図1のタレットを90度旋回させた状
態でB方向から見た刃物台の拡大正面図である。
【図3】図3は、図1の状態の刃物台を拡大した側面図
である。
【図4】図4は、図3におけるC−C線矢印方向に見た
刃物台の断面図である。
【図5】図5は、図2におけるD−D線矢印方向に見た
刃物台の断面図である。
【図6】図6は、自動工具交換装置の拡大平面図であ
る。
【図7】図7は、固定工具装着部の一部断面拡大図であ
る。
【図8】図8は、回転工具装着部の一部断面拡大図であ
る。
【図9】図9は、二つの主軸を備えたターニングセンタ
での刃物台の配置を示す概略図である。
【符号の説明】
1…ベッド 2…上面 3…Z軸ガイドレール 4,10a,22,36…ボールガイド本体 5…サドル 7…Z軸送りモータ M…工具マガジン Ma…工具収納部 10…Y軸ガイドレール 11…コラム 15…Y軸送りモータ 19…刃物台 21…X軸ガイドレール 23…クロススライド 24…ボールナット 25…X軸送りねじ 27,29,103,105…歯付プーリ 28,104…歯付ベルト 30…X軸送りモータ 31…出力軸 35…心押台ガイドレール 37…心押台 38…正面主軸台 38…主軸台 39…背面主軸台 40…回転工具主軸 41…タレット 43…回転工具装着部 44,442…固定工具装着部 46…係合凹部 47,45…シャンク部 48…係止凹部 50…ビルトインモータ 51…ローター 52…ステーター 53…ステーター固定孔 54…ケーシング 55…冷却路 60…ツールクランプ機構 61…鍔部 62…センサ 65…ツールアンクランプ機構 66…ピストンロッド 70…旋回軸 71…冷却流体通路 72…流体継手 73…内孔 74…刃物台本体 75…円筒部 76…旋回軸挿入穴 77…大径軸部 78…小径軸部 79…円筒面 82…割出歯車 83…ボルト 84…歯 85…可動クランプ歯 90…固定クランプ部材 91…固定クランプ歯 92…シリンダ室 93…ピストン 94…クランプ歯 95…コイルバネ BT,BT2…固定工具 DT…ダミー工具 RT,RT1,RT2…回転工具 W1,W2…工作物 100…ピニオン 101…軸 106…割出モータ 110…アーム駆動手段 111…アーム軸 112…交換アーム 113…工具グリップ 115…自動工具交換装置 38a,39a…チャック 38b…正面主軸 38b…主軸 39b…背面主軸 43b,44b…ドローバー 43c…係合キー 440,441…固定工具保持体 44a,442a,43a…装着口 44c,43d…回り止めキー 74a…軸カバー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋回軸(70)を中心に旋回割り出し可能
    なタレット(41)を有する刃物台であって、 前記タレット(41)に設けられ、回転工具(RT)を
    着脱可能に装着するための回転工具装着部(43)を備
    えた回転工具主軸(40)と、 前記タレット(41)に設けられ、固定工具(BT)を
    前記回転工具(RT)と180度異なる方向に着脱可能
    に装着するための第1の固定工具装着部(44)と、 前記タレット(41)に設けられ、固定工具(BT2)
    を前記回転工具(RT)と180度異なる方向に着脱可
    能に装着するための第2の固定工具装着部(442)と
    を有し、 前記回転工具主軸(40)は、前記回転工具主軸(4
    0)の中心軸線(RC)が前記旋回軸(70)の中心軸
    線(TC)とほぼ直交するように配置され、 前記第1の固定工具装着部(44)は、前記第1の固定
    工具装着部(44)の中心軸線(FC1)が、前記回転
    工具主軸(40)の中心軸線(RC)とほぼ平行とな
    り、かつ、前記回転工具主軸(40)の中心軸線(R
    C)から所定量離間するように配置され、 前記第2の固定工具装着部(442)は、前記第2の固
    定工具装着部(442)の中心軸線(FC2)が、前記
    回転工具主軸(40)の中心軸線(RC)とほぼ平行と
    なり、かつ、前記回転工具主軸(40)の中心軸線(R
    C)から所定量離間して、前記第1の固定工具装着部
    (44)の中心軸線(FC1)の反対側に位置するよう
    に配置されているターニングセンタの刃物台。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したターニングセンタの刃
    物台であって、 前記回転工具主軸(40)は、前記タレット(41)に
    回転可能に支持されており、 前記第1の固定工具装着部(44)は、前記タレット
    (41)の一方の側に固定された第1の固定工具保持体
    (440)に設けられており、 前記第2の固定工具装着部(442)は、前記タレット
    (41)の他方の側に固定された第2の固定工具保持体
    (441)に設けられているターニングセンタの刃物
    台。
  3. 【請求項3】請求項1に記載したターニングセンタの刃
    物台であって、 前記回転工具主軸(40)は、前記タレット(41)に
    回転可能に支持されており、 前記第1の固定工具装着部(44)または前記第2の固
    定工具装着部(442)の一方は、前記タレット(4
    1)に設けられており、 前記第1の固定工具装着部(44)または前記第2の固
    定工具装着部(442)の他方は、前記タレット(4
    1)に固定された固定工具保持体(440,441)に
    設けられているターニングセンタの刃物台。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載したタ
    ーニングセンタの刃物台であって、 前記第1の固定工具装着部(44)および前記第2の固
    定工具装着部(442)は、 前記回転工具主軸(40)の中心軸線(RC)と前記第
    1の固定工具装着部(44)の中心軸線(FC1)との
    離間寸法(R)と、 前記回転工具主軸(40)の中心軸線(RC)と前記第
    2の固定工具装着部(442)の中心軸線(FC2)と
    の離間寸法(R)とがほぼ等しくなるように配置されて
    いるターニングセンタの刃物台。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載したタ
    ーニングセンタの刃物台であって、 前記回転工具装着部(43)、前記第1の固定工具装着
    部(44)および前記第2の固定工具装着部(442)
    は、 前記回転工具主軸(40)の中心軸線(RC)と、 前記第1の固定工具装着部(44)の中心軸線(FC
    1)と、 前記第2の固定工具装着部(442)の中心軸線(FC
    2)とがほぼ同一平面内に位置するように配置されてい
    るターニングセンタの刃物台。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載したタ
    ーニングセンタの刃物台であって、 前記回転工具装着部(43)、前記第1の固定工具装着
    部(44)および前記第2の固定工具装着部(442)
    は、 前記回転工具主軸(40)の中心軸線(RC)と前記旋
    回軸(70)の中心軸線(TC)との交点(O)から前
    記回転工具装着部(43)の工具装着端面までの寸法
    (L)と、 前記交点(O)から前記第1の固定工具装着部(44)
    の工具装着端面までの前記回転工具主軸(40)の中心
    軸線(RC)方向の寸法(L)と、 前記交点(O)から前記第2の固定工具装着部(44
    2)の工具装着端面までの前記回転工具主軸(40)の
    中心軸線(RC)方向の寸法(L)とが互いにほぼ等し
    くなるように配置されているターニングセンタの刃物
    台。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載したタ
    ーニングセンタの刃物台であって、 前記ターニングセンタは、前記刃物台に対して工具交換
    を行う自動工具交換装置(115)を備えたものであ
    り、 前記回転工具装着部(43)、前記第1の固定工具装着
    部(44)および前記第2の固定工具装着部(442)
    は、それぞれ同一の工具交換位置(Tc)に移動させる
    ことができるように配置されているターニングセンタの
    刃物台。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載したタ
    ーニングセンタの刃物台であって、 前記ターニングセンタは、 工作物を保持して回転駆動するための第1の主軸(38
    b)と、 前記第1の主軸(38b)と対向する位置に設けられ、
    工作物を保持して回転駆動するための第2の主軸(39
    b)とを備えたものであるターニングセンタの刃物台。
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