JP2003169994A - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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JP2003169994A
JP2003169994A JP2001371733A JP2001371733A JP2003169994A JP 2003169994 A JP2003169994 A JP 2003169994A JP 2001371733 A JP2001371733 A JP 2001371733A JP 2001371733 A JP2001371733 A JP 2001371733A JP 2003169994 A JP2003169994 A JP 2003169994A
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electrode
electrodes
washing machine
tank
washing
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JP2001371733A
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English (en)
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Takayoshi Akagi
孝嘉 赤木
Shigemitsu Yatani
茂満 八谷
Yuji Nagafuku
裕二 永福
Katsuji Onishi
勝司 大西
Kenji Yoshida
賢司 吉田
Kunioki Honda
国興 本田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄に用いる水
を電気分解するための電解槽とを備える洗浄機におい
て、電解層内に導電性の異物が入った場合に、短絡によ
る部品の故障や温度上昇による危険性を防止する。 【解決手段】電解層に配置される電極33a,33bの
うち、少なくとも一方の電極33bの四方端面を絶縁物
41で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機、食器洗い
機などの洗浄機に関し、特に被洗浄物を収容する洗浄槽
と、この洗浄槽に注水された水を電気分解するための電
極とを備える洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗濯機を例にとると、洗剤を使用しない
で洗濯ができる洗濯機が公知である。この洗濯機は、水
を電気分解する電解槽を備え,電解槽中で電気分解され
た水に含まれる活性酸素、次亜塩素酸(HClO)、次
亜塩素酸イオン(ClO-)の洗浄力、殺菌力を利用し
て洗濯する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記電解槽は、洗濯槽
とつながり、洗濯水が電解槽−洗濯槽間を行き来する。
したがって、電解槽内に、洗濯物に入っていた導電性の
異物(例えばクリップ、安全ピン)が混入することがあ
る。電解槽には、正負の電極が配置されており、前記導
電性の異物が電極に接触すると、電流が増大して、電気
回路の発熱や故障につながる危険性がある。
【0004】上述の課題は、洗濯機だけでなく、食器洗
い機など、水を電解分解するための電極を備える洗浄機
一般に該当することである。そこで、本発明は、導電性
の異物が電極に触れた場合に、短絡による部品の故障や
温度上昇による危険性を防止することができる洗浄機を
実現することを目的とする。また、電解槽内に導電性の
異物だけでなく、非導電性の異物が入った場合でも、水
の循環に悪影響を及ぼす。電解槽と洗浄槽との通路にメ
ッシュを張ることも考えられるが、メッシュでは糸など
の細かい物が目詰まりしてしまう。
【0005】そこで、本発明は、電解槽内に導電性又は
非導電性の異物が入ることを防止することのできる洗浄
機を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
洗浄機は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、この洗浄槽に
注水された水を電気分解するための電極とを備え、前記
電極の端面に絶縁物が被覆されているものである(請求
項1)。この構成によれば、導電性の異物が接触して
も、電極の端面に絶縁物が被覆されていることにより、
短絡を防止することができる。したがって、部品の故障
や温度上昇による危険を回避することができる。
【0007】前記電極のうち、同極の電極の端面にのみ
絶縁物が被覆されていてもよい(請求項2)。同極の電
極の端面にのみ絶縁物が被覆されていれば、他極の電極
の端面に絶縁物が被覆されていなくても、短絡を防止す
ることができるからである。前記絶縁物の被覆方法とし
て、塗布などで電極の端面を被覆してもよいが、電極の
端面を被覆可能な形状に成形した絶縁物を用いて、被覆
しても良い(請求項3)。例えば、前記絶縁物を、電極
をインサートして成形してもよい(請求項4)。
【0008】本発明において、電極の端面が、異極の電
極において同一平面上にない位置に設定されているとい
う構造を採用することもできる(請求項5)。これによ
れば、電極の端面被覆をしなくても、導電性の異物は、
一極の電極にのみ接触し、他極の電極に接触しないの
で、電極間の短絡を防止することができる。したがっ
て、部品の故障や温度上昇による危険を回避することが
できる。異極の電極において同一平面上にない位置に設
定するための具体的構造として、電極の形状は同一で、
異極の電極において位置をずらせて配置してもよく(請
求項6)、前記電極の形状が、異極の電極において異な
るようにしてもよい(請求項7)。
【0009】本発明の洗浄機は、被洗浄物を収容する洗
浄槽と、この洗浄槽と連通し、洗浄槽に注水された水を
電気分解するための電解槽とを備え、前記電解槽と、前
記洗浄槽とをつなぐ流路内に、断面視して、当該流路を
ほぼ塞ぐことのできる流路屈曲部が形成されていること
を特徴とする(請求項8)。この構造であれば、流路屈
曲部が存在するために、電解槽内に導電性又は非導電性
の異物が入ることを防止することができる。したがっ
て、電解槽への異物の混入による水流低下を防止するこ
とができ、洗浄効率の低下を防止することができる。
【0010】前記電解槽と、前記洗浄槽とをつなぐ流路
が複数あれば、少なくとも一つの流路内に前記流路屈曲
部を形成しても(請求項9)、電解槽への異物の混入防
止の効果を発揮できる。前記流路屈曲部は、クランク形
状をなしていてもよい(請求項10)。クランクによっ
て、流路をジグザグ状に曲げることができるので、異物
を引掛けて、電解槽への異物の混入を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、洗濯機を例にとって、本発
明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。図1は、本実施形態の全自動洗濯機の構成を示す
側面断面図である。この洗濯機の筐体1の内部には、有
底円筒形状の外槽2が前吊棒3および後吊棒4(図では
各1本ずつが見えているが実際には各2本ずつ存在す
る)により前方に向けて傾斜するように吊支されてい
る。この外槽2の上部前方への突出に対応して、筐体1
の前面上部も張り出している。なお、筐体1の前面は大
きく開口しており、この開口部16は着脱可能に前面パ
ネル17によって覆われている。このため、前面パネル
17の上部が外槽2の上部の張り出しに対応して張り出
すことになる。18は、筐体1の上面板、19は洗濯物
を出し入れするときに開ける上蓋を示す。
【0012】外槽2の内部には、周壁に多数の脱水孔を
有する洗濯兼脱水槽5が脱水槽軸6を中心に回転自在に
軸支されている。外槽2および洗濯兼脱水槽5は本発明
の洗濯槽を構成している。洗濯兼脱水槽5の底部には、
外槽2内に水流を発生させ洗濯物を撹拌するためのパル
セータ7が配置されている。外槽2の底部には、パルセ
ータ7および洗濯兼脱水槽5を駆動する駆動機構10が
設けられている。この駆動機構10は、脱水槽軸6、脱
水槽軸6に内装された、パルセータ7の回転軸である翼
軸9、脱水槽軸6および翼軸9と同軸的に設けられたモ
ータ8、モータ8の動力を翼軸9のみに伝えるか、翼軸
9と脱水槽軸6の両方に伝えるかを切り換えるクラッチ
を備える。そして、この駆動機構10により、主として
洗い運転や濯ぎ運転時にはパルセータ7のみを一方向ま
たは両方向に回転させ、脱水運転時には洗濯兼脱水槽5
とパルセータ7とを一体に一方向(これを正転方向とす
る)に回転させる。なお、洗濯兼脱水槽5は、モータ8
が1回転することにより1回転する。一方、翼軸9の途
中には減速機構(図示せず)が備えられているので、パ
ルセータ7は、減速機構による減速比に従って回転す
る。
【0013】外槽2の上部後方には、洗剤等を投入する
ための洗剤容器11aを備えた注水口11が設けられて
いる。注水口11には、途中に給水バルブ13が設けら
れた給水管12が接続されており、給水バルブ13が開
放されると、外部の給水栓等から給水管12を通して注
水口11に水道水が流れ込み、下方の外槽2内に向けて
注水口11から水道水が吐き出される。外槽2の底部の
前端部、つまり最底部には排水管14の一端が接続され
ており、この排水管14は排水バルブ15により開閉さ
れるようになっている。排水管14の他端は、図示しな
いが、起立自在な排水ホースを介して外部の排水溝に連
なっている。排水バルブ15の開閉動作は上述したクラ
ッチの切り換え動作と関連しており、付設されたトルク
モータ(図1中では省略)が動作していないときには排
水バルブ15は閉鎖した状態で、パルセータ7は洗濯兼
脱水槽5と切り離されて単独で回転可能となっており、
トルクモータを作動させてワイヤ(図示せず)を途中ま
で牽引すると、排水バルブ15が閉鎖した状態でパルセ
ータ7と洗濯兼脱水槽5とが連結され、ワイヤをさらに
牽引すると、パルセータ7と洗濯兼脱水槽5とが連結さ
れたまま排水バルブ15が開放する。
【0014】外槽2の外周壁下部には、電解ユニット3
1が備えられている。この電解ユニット31は、外槽2
とは別体に作られ、ネジなどにより外槽2の前側に外付
けされる。前面パネル17を取り外せば、電解ユニット
31が現れる。このような構成により、電解ユニット3
1の修理、交換などが容易に行える。この電解ユニット
31は、図1に示すように、電解槽32と、この電解槽
32内に配置された電極33と、電解槽32の上部と外
槽2とをつなぐ上部通水路34と、電解槽32の下部と
外槽2とをつなぐ下部通水路35とを有している。
【0015】また、電解ユニット31には、エアホース
90を通して、気泡発生装置88で発生した気泡が吹き
込まれる。電解ユニット31は、図2に示すように、外
槽2の前側の下部に、正面視で右寄りに取り付けられ、
筐体1と外槽2との間の空きスペースを利用して配置さ
れている。電解ユニット31は、外槽2の周壁面に対す
る奥行寸法(図3(a)及び図3(b)のD1参照)が小さく
なるような薄型箱状に形成されている。このような構成
により、外槽2から外側への電解ユニット31の張り出
し量を抑えることができるので、脱水時において、外槽
2が振動した時に電解ユニット31が筐体1に衝突する
のを防止できる。よって、筐体1の大型化を抑えること
ができる。
【0016】電解ユニット31は、変圧器61等を有す
る通電回路(図示せず)に電気的に接続されている。変
圧器61は、正面視で右寄りとなる、筐体1のコーナ部
62に固定される。なお、変圧器61を外槽2の底部6
4(図1参照)に取り付けてもよく、この場合、変圧器
61の大重量を利用して、外槽2の振動を抑制するのに
好ましい。図3(a)は電解ユニット31の平面図、図3
(b)は正面図(外槽2に取り付ける側を「正面」として
いる)、図3(c)は底面図を示す。図4は、図3の電解
ユニット31のA−A線断面図を示す。図4において電
極33は示していない。
【0017】電解ユニット31は、電解槽32の上半分
の分割体32aと通水路34とを合成樹脂により一体に
形成し、下半分の分割体32bと通水路34とを合成樹
脂により一体に形成し、これらをパッキングを介してね
じ止めしている。通水路34,35は、図示しないパッ
キングを介して外槽2に連結される。通水路34,35
は、互いに略平行に、上下方向に沿って並んでいる。通
水路34,35は断面円形の管からなっている。なお、
通水路34,35は、電解槽32内と外槽2内とを連通
し、水を通すことのできる空間を区画する部材であれば
よく、形状は管に限定されないし、電解槽32と別体に
形成されることや、外槽2と一体に形成されることも考
えられる。
【0018】水は下部通水路35を通って外槽2内から
電解槽32へ流入し、電解槽32で処理された水は、上
部通水路34を通って外槽2へ流出するようになってい
る。このような流れは、例えば、パルセータ7の回転に
よる外槽2内の水流により生じさせることができる。な
お、通水路34,35での水の流れ方は、特に限定され
ず、上述の流れ方向と逆とすることもできる。また、流
入と流出とに対応する一対の通水路34,35があれば
よく、これらのうちの少なくとも一方の通水路を、複数
の通水路により構成して、例えば、3つ以上の通水路を
設けることも考えられる。また、単一の通水路を設ける
ことも考えられる。例えば、単一の通水路内に、流入と
流出とのための一対の水路を区画せずに設け、通水路を
流入と流出とで兼用することも考えられる。以下では、
上述のように下部通水路35を流入路とし、上部通水路
34を流出路とする場合を説明する。
【0019】電解槽32には、一対の通水路34,35
の近傍に、外槽2にビス締めするための複数、例えば、
4つの取付部80が形成されている。取付部80の挿通
孔を通るビスが、外槽2の外側面に立設されたボスに外
側からねじ込まれている。電極33は、第1電極33a
と第2電極33bとからなり、第1電極33aおよび第
2電極33bは、ともに方形の薄型板状をしている。第
1電極33aと第2電極33bとは、金属製で、互いに
対向して配置されている。第1電極33aと第2電極3
3bに、互いに逆極性とされる電圧が印加されて水を電
解する。
【0020】第1電極33aと第2電極33bとを総称
するときは、「電極33a,33b」又は「電極33」
という。電解槽32の上半分の分割体32aの上部内壁
には、電極33a,33bの上端部を保持するための溝
付きリブ37,38が立設されており、側部内壁には、
電極33a,33bの側端部を保持するためのくし型の
リブ36aが立設されている。また、下半分の分割体3
2bの側面に、電極33a,33bの側端部を保持する
ためのくし型のリブ36bが形成されている。
【0021】さらに下半分の分割体32bの底面には、
電極33a,33bの電極端子331を固定する端子保
持部39,40が一体成形により設けられている。電極
33の端子331は、端子保持部39,40を介して電
解槽32の底面に露出保持される。端子保持部39,4
0は、電極33a,33bの端子331を覆いつつ、電
解槽32の内部と外部との間を封止する。第1電極33
aには3枚の電極板が備えられ、第2電極33bは2枚
の電極板が備えられている。第1電極33aおよび第2
電極33bは、それぞれの電極表面が外槽周壁に対面す
るような方向で、前記リブ36a,36b,37,38
及び端子保持部39,40によって、所定間隔をおいて
交互に並べられ、電解槽32内に固定配置される。この
ように、電極33を、リブ36a,36b,37,38
及び端子保持部39,40によって両持ちで保持するこ
とができるので、振動が生じても, 所定の電極間ピッチ
に保たれ、第1電極33a、第2電極33bの接触、短
絡を防止することができる。
【0022】電極間ピッチ(図3(a)のD2参照)は、
例えば、2ミリ以上且つ5ミリ以下の寸法とするのが好
ましい。間隔が2ミリ未満の場合には、糸屑が電極33
同士の間に入ると付着し易くなり、電解効率が低下し易
くなることがあるからであり、また、耐久性も低下する
ことがある。また、間隔が5ミリを超えると、電解効率
を高く維持するために高い電圧を印加する必要があり、
実用的に構成することが困難になる。間隔は2ミリ以上
かつ5ミリ以下であれば、高い耐久性と高い電解効率と
を、実用的に実現することができる。
【0023】なお、電極33は、互いに逆極性とされる
2枚、3枚の組に限定されない。例えば、1枚、2枚の
組で電極を構成しても良く、3枚、4枚の組で電極を構
成しても良い。これらの場合でも、互いに隣接する2つ
の電極が逆極性となるように、電極の極性を交互に入れ
換えて配置し、固定すればよい。以下、3枚の第1電極
33a,2枚の第2電極33bが設けられる場合を説明
する。次に、本発明における電極33a,33bの絶縁
構造を、図5又は図6を参照して説明する。
【0024】電極33a,33bは、図5に示すように
平板状をなしている。電極33a,33bは、薄型箱状
の電解槽32に対応した大きさとなっている。第2電極
33bの周囲は、絶縁物41によって被覆されている。
ただし、第2電極33bの端子331は、被覆をしない
ようにする必要がある。この絶縁物41の被覆があるた
めに、ピン、クリップなどの導電性の異物Pが電解槽3
2内に混入しても、両電極33a,33bに直接接触し
ないので、電極間の短絡を防止することができる。
【0025】なお、絶縁物41によって被覆するのは、
第2電極33bとは限らず、第1電極33aでもよく、
電極33a,33bの両方を被覆してもよい。絶縁物の
例として、ポリプロピレン、ナイロンなどの樹脂があげ
られる。図6は、絶縁物41によって被覆する代わり
に、前記絶縁物で電極33の端面をはめ込む絶縁成形体
42を製作した例を示す。この図6では、絶縁成形体4
2で第1電極33a,第2電極33bの両上隅部を橋渡
しするとともに、第2電極33bの上端面(X方向を上
方向とする)を覆っている。この絶縁成形体42は、電
極33a,33bと一体にインサート成形しても良く、
絶縁成形体42のみを型で作り、その後電極33a,3
3bをはめ込んで固定しても良い。絶縁成形体42の成
形材料としては、ポリプロピレン、ポリアセタールなど
の樹脂があげられる。
【0026】この構造によれば、導電性の異物Pが電解
槽32内に混入しても、電極間の短絡を防止することが
できる。なお、絶縁成形体42の形状は、図6に示した
ものに限定されず、電極33a,33bの両上隅部を橋
渡しするとともに、第1電極33aの上端面を覆うもの
でもよい。また、電極33a,33bの四隅を橋渡しし
て、いずれかの電極33a又は電極33bの上端面及び
左右端面を覆うものでもよい。電極33a,33bの四
隅を橋渡しして、両方の電極33a及び33bの上端面
及び左右端面をそれぞれ覆うものでもよい。
【0027】本発明における電極33a,33bの絶縁
構造は、図5又は図6に示した構造に限られない。図7
は、同一形状の電極33a,33bを、異極の電極ごと
に位置をずらせて配置した例を示す斜視図である。図7
によれば、第1電極33aの端面Eaは、第2電極33
bの端面Ebよりも位置がずれている。このため、導電
性異物Pが第1電極33aの端面Eaに接触したときは
第2電極33bの端面Ebに触れることはなく、逆に導
電性異物Pが第2電極33bの端面Ebに接触したとき
は第1電極33aの端面Eaに触れることはない。した
がって、導電性異物Pの接触による短絡を防止できる。
【0028】なお、図7において、電極の端子331
は、電極33a,33bの位置のずれに応じて、下半分
の分割体32bの底面に設けた端子保持部39,40に
通され固定されるように、非対称な位置、長さに形成し
ておく必要がある。図8は、電極33a,33bの形状
が、異極の電極において異なる例を示す斜視図である。
この図では、第1電極33aを第2電極33bよりも大
きく設定している。この結果、第1電極33aの端面E
aは、第2電極33bの端面Ebよりも上に出ることに
なり、導電性異物Pが第1電極33aの端面Eaに接触
したとき、第2電極33bの端面Ebに触れることはな
い。したがって、導電性異物Pの接触による短絡を防止
できる。
【0029】なお、電極の端子331は、図8に示すよ
うに、第1電極33aの端面Eaが、第2電極33bの
端面Ebよりも上に出るようにその長さを設定する必要
がある。または、電極の端子の長さが同じ場合、端子保
持部39,40の保持位置(高さ)を変える必要があ
る。次に、通水路34,35の内部形状を図3、図4を
参照して説明する。通水路34は、その内部に、図3
(a)(b)及び図4に示すように、流路の一部を塞ぐしきい
壁34aを設けている。このしきい壁34aは、複数設
けられ、1つおきに180度ずらせて配置されている。
【0030】また、通水路35にも、その内部に、図3
(b)(c)及び図4に示すように、流路の一部を塞ぐしきい
壁35aが設けられている。このしきい壁35aも、1
つおきに180度ずらせて配置されている。これらのし
きい壁34a,35aにより、流路はクランク状に曲げ
られて、流路屈曲部が形成される。このため、断面視し
て、当該流路はほぼ塞がれる。なお、この明細書におい
て「断面視」とは、図4において矢印B方向から見た方
向をいうものとする。このため、糸くずなど細かい異物
は、クランク状流路を通過するが、導電性、非導電性に
かかわらず、所定よりも大きな異物が通水路34,35
を通過して電解槽32へ入るのを防ぐことができる。
【0031】なお、前記しきい壁34a,35aの数
は、それぞれ3つあったが、3つに限られるものではな
い。しきい壁は、断面視して、流路をほぼ塞いでいれば
よく、例えば、2つ以下でも、4つ以上でもよい。前記
流路屈曲部は、両方の通水路34,35に設けられてい
たが、本発明は、これに限ることはなく、いずれかの通
水路に設けられていても良い。要は、少なくとも1つの
通水路に流路屈曲部が設けられていればよい。
【0032】また、流路屈曲部は、電解ユニット31の
電解槽32と、洗浄槽である外槽2とをつなぐ流路に設
けられていればよく、必ずしも、電解ユニット31の通
水路34,35の内部に設ける必要はない。図9は、流
路屈曲部を、当該通水路34,35と外槽2から突き出
たパイプ43,44とをつなぐ継ぎ手45内に設けた例
を示す断面図である。継ぎ手45の内部に、流路の一部
を塞ぐしきい壁45aが、1つおきに180度ずらせて
配置されている。この構造によっても、大きな異物が通
水路34,35を通過して電解槽32へ入るのを防ぐこ
とができる。流路屈曲部に異物が詰まったときは、継ぎ
手45を外せば異物を取り除くことができるので、保守
管理が簡単になるという利点もある。
【0033】電解ユニット31の組立ては、以下のよう
になされる。電解槽32の分割体32a,32bを分離
させた状態で、一方の分割体32bに第1電極33a,
33bを組み込む。第1電極33a,33bを前記リブ
36a,36b,37,38の溝に差し込んで、分割体
32a,32bを合わせ、その合わせ目を封止し、ねじ
止めして、電解ユニット31の組立てが完了する。そし
て、一対の通水路34,35を、パッキンを介して、外
槽2の接続孔に外側から嵌め入れる。電解槽32の取付
部80を外槽2のボスにビス締め固定する。電極33の
端子331と通電回路30とを電気的に接続する。ま
た、逆の操作により、電解ユニット31を外槽2から取
り外すことができる。メンテナンス作業やリサイクルの
ための分解作業が容易である。
【0034】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものでは
ない。例えば、本発明は、電解ユニットを備える洗濯機
に限定されず、被洗浄物を収容する洗浄槽と電気分解用
の電極とを備えるものであれば、電解槽と洗浄槽とが一
体に構成された洗濯機などにも適用できる。また、水を
電気分解して洗浄する食器洗浄機など、洗浄機一般にも
適用できる。その他、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更
や修正を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による洗濯機の側面断面
図。
【図2】図1に示す洗濯機の正面一部断面図。
【図3】(a)は電解ユニットの平面図、(b)は電解ユニッ
トの正面図、(c)は電解ユニットの底面図。
【図4】図3に示す電解ユニットのA−A線断面図。
【図5】絶縁物を被覆した電極の絶縁構造を示す斜視
図。
【図6】絶縁物を被覆した電極の他の絶縁構造を示す斜
視図。
【図7】同一形状の電極を、異極の電極ごとに位置をず
らせて配置した電極の絶縁構造を示す斜視図。
【図8】電極の形状が、異極の電極において異なるよう
にした電極の絶縁構造を示す斜視図。
【図9】流路屈曲部を、継ぎ手内に設けた構造を示す断
面図。
【符号の説明】
2 外槽 5 洗濯兼脱水槽 31 電解ユニット 32 電解槽 32a,32b 電解槽の分割体 33 電極 33a,33b 電極 34 上部通水路 34a しきい壁 35 下部通水路 35a しきい壁 41 被覆された絶縁物 42 絶縁成形体 45 継ぎ手 45a しきい壁 Ea,Eb 電極の端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06F 39/08 301 D06F 39/08 301Z (72)発明者 永福 裕二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大西 勝司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 吉田 賢司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 本田 国興 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B082 BD01 CC02 3B155 AA01 AA21 AA22 BA12 BA17 BB14 CB06 CB38 CB48 DB12 GC09 HB07 MA02 3B201 AB01 BB05 BB87 BB92 BB94 CC13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被洗浄物を収容する洗浄槽と、この洗浄槽
    に注水された水を電気分解するための電極とを備える洗
    浄機において、 前記電極の端面に絶縁物が被覆されていることを特徴と
    する洗浄機。
  2. 【請求項2】前記電極のうち、同極の電極の端面に絶縁
    物が被覆されていることを特徴とする請求項1記載の洗
    浄機。
  3. 【請求項3】前記絶縁物は、電極の端面を被覆可能な形
    状に成形されていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の洗浄機。
  4. 【請求項4】前記絶縁物は、電極をインサートして成形
    されたものであることを特徴とする請求項3記載の洗浄
    機。
  5. 【請求項5】被洗浄物を収容する洗浄槽と、この洗浄槽
    に注水された水を電気分解するための電極とを備える洗
    浄機において、 前記電極の端面が、異極の電極において同一平面上にな
    い位置に設定されていることを特徴とする洗浄機。
  6. 【請求項6】前記電極の形状は同一で、異極の電極にお
    いて位置をずらせて配置されていることを特徴とする請
    求項5記載の洗浄機。
  7. 【請求項7】前記電極の形状が、異極の電極において異
    なることを特徴とする請求項5記載の洗浄機。
  8. 【請求項8】被洗浄物を収容する洗浄槽と、この洗浄槽
    と連通し、洗浄槽に注水された水を電気分解するための
    電解槽とを備える洗浄機において、 前記電解槽と、前記洗浄槽とをつなぐ流路内に、断面視
    して、当該流路をほぼ塞ぐことのできる流路屈曲部が形
    成されていることを特徴とする洗浄機。
  9. 【請求項9】前記電解槽と、前記洗浄槽とをつなぐ流路
    が複数あり、少なくとも一つの流路内に前記流路屈曲部
    が形成されていることを特徴とする請求項8記載の洗浄
    機。
  10. 【請求項10】前記流路屈曲部がクランク形状をなして
    いることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の洗浄
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024007667A1 (zh) * 2022-07-05 2024-01-11 湖北美的洗衣机有限公司 一种电解装置和衣物处理设备

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