JP2003168304A - 光源装置およびそれを用いた液晶ディスプレイ - Google Patents

光源装置およびそれを用いた液晶ディスプレイ

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JP2003168304A JP2002262048A JP2002262048A JP2003168304A JP 2003168304 A JP2003168304 A JP 2003168304A JP 2002262048 A JP2002262048 A JP 2002262048A JP 2002262048 A JP2002262048 A JP 2002262048A JP 2003168304 A JP2003168304 A JP 2003168304A
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Norikazu Yamamoto
紀和 山本
Teruaki Shigeta
照明 重田
Nobuhiro Shimizu
伸浩 清水
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型化および薄型化が可能な光源装置、ならび
にそれを用いた液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 基板11と、基板11の一主面11a上
に配置された複数の発光管20と、一主面11aに対向
する基板11の他主面11bに実装された点灯回路13
と、発光管20に封入された放電媒体と、放電媒体を励
起させる第1および第2の電極21および22とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源装置およびそ
れを用いた液晶ディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】カーナビゲーション装置などに用いられ
る液晶ディスプレイは、光源であるバックライトを含
む。このバックライトは、放電媒体が封入された発光管
と、発光管の内部または外部に形成された電極とを含
む。電極には、点灯回路から電圧が印加される。点灯回
路から発せられるノイズの影響を防止するため、点灯回
路は、バックライトとは離して配置される。
【0003】また、従来から、シールド体を含む回路基
板が開示されている(たとえば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2001−237586号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、液晶ディスプレ
イに対する小型化および薄型化の要請が高まっている。
しかしながら、点灯回路をバックライトから離して配置
する従来の液晶ディスプレイでは、十分な小型化が難し
かった。また、点灯回路をバックライトに近づけると、
点灯回路から発せられるノイズが放電に影響を与える場
合があった。
【0006】このような状況に鑑み、本発明は、小型化
および薄型化が可能な光源装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光源装置は、基板と、前記基板の一主面上
に配置された複数の発光管と、前記一主面に対向する前
記基板の他主面に実装された点灯回路と、前記発光管に
封入された放電媒体と、前記放電媒体を励起させる第1
および第2の電極とを備える。
【0008】上記光源装置では、前記放電媒体が水銀を
含まないものでもよい。
【0009】上記光源装置では、前記基板が、前記一主
面側に配置された金属層と、前記他主面側に配置された
絶縁層とを含んでもよい。
【0010】上記光源装置では、前記基板の前記一主面
側に複数の溝が形成されており、前記溝に前記発光管が
配置されていてもよい。
【0011】上記光源装置では、前記第1の電極が前記
発光管の内部に配置されており、前記第2の電極が前記
基板上に形成されていてもよい。
【0012】上記光源装置では、前記複数の発光管はそ
の管軸が平行になるように配置されており、前記第2の
電極はストライプ状に配置された複数の線状電極を含
み、前記線状電極は、前記発光管の管軸と直交するよう
に配置されていてもよい。
【0013】上記光源装置では、前記基板に貫通孔が形
成されており、前記第1および第2の電極から選ばれる
少なくとも1つの電極が、前記貫通孔を通る配線を介し
て前記点灯回路に電気的に接続されていてもよい。
【0014】上記光源装置では、前記放電媒体がキセノ
ンガスを含んでもよい。
【0015】上記光源装置では、前記発光管が、複数の
第1の発光管と複数の第2の発光管と複数の第3の発光
管とを含み、前記第1、第2および第3の発光管はこの
順序で繰り返して配置され、前記第1、第2および第3
の発光管は互いに異なる波長の光を発っしてもよい。
【0016】また、本発明の液晶ディスプレイは、上記
本発明の光源装置と、前記光源装置から発せられる光が
透過する液晶パネルとを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で
は、同様の部分には同一の符号を付して重複する説明を
省略する場合がある。
【0018】(実施形態1)実施形態1では、本発明の
光源装置の一例について説明する。図1は、実施形態1
の光源装置10の構成を模式的に示す平面図である。図
2は、光源装置10の構成を模式的に示す裏面側の平面
図である。また、図1の線III−IIIにおける断面図を図
3に示し、図1の線IV−IVにおける断面図を図4に示
す。なお、図1および図3では、1つの発光管の図示を
省略している。また、図3は、光源装置10が拡散板を
備える場合の断面図を示している。
【0019】光源装置10は、基板11と、拡散板12
と、点灯回路13と、複数の発光管20と、第1の電極
21と、第2の電極22とを備える。なお、拡散板12
は、省略してもよい(以下の実施形態においても同様で
ある)。
【0020】基板11は、回路基板、および反射板とし
て機能する。基板11は、金属層と絶縁層とを含む。金
属層は、基板11のほぼ全面積に形成されることが好ま
しい。たとえば、基板11として、金属層と絶縁層とが
積層された積層体を用いることができる。たとえば、ア
ルミニウム層とガラスエポキシ層とからなるコンポジッ
ト基板を用いることができる。図1には、金属層11m
と絶縁層11sとからなる基板11を示している。金属
層は、たとえば、アルミニウムや銅といった金属からな
る金属板を加工することによって形成できる。絶縁層を
構成する絶縁体としては、たとえば、エポキシ樹脂やガ
ラス−エポキシ混合樹脂を用いることができる。この絶
縁層の上に直接、回路や配線パターンを形成することに
よって、光源装置のさらなる小型化およびコストダウン
が可能となる。また、金属層と絶縁層との間に、さらに
ゴムなどの絶縁体からなる層を加えることによって、耐
電圧特性が向上し安全性が向上する。なお、これらの絶
縁体は、熱伝導性が高いことが好ましい。
【0021】基板11の金属層11mは、点灯回路13
から発せられるノイズが発光管20に到達することを防
止する。また、基板11の金属層11mは、発光管20
から発せられる熱を放熱する。なお、実施形態3で説明
するように、基板11を折り曲げることによって溝を形
成してもよい。
【0022】基板11の一主面11aには、複数の溝1
1gが形成されている。それぞれの溝11gには、発光
管20が配置されている。発光管20は、接着剤や接着
テープを用いて溝11gに固定できる。発光管20を溝
11gに配置することによって光源装置10を特に薄く
できる。基板11の一主面11a側は金属層であること
が好ましい。この金属層は、発光管20から発せられた
光を反射して拡散板12に入射させる。一主面11aに
は、サンドブラスト処理などによって凹凸が形成されて
いてもよい。一主面11aに対向する他主面11b側
に、基板11は絶縁層を含む。この絶縁層上に配線パタ
ーン14が形成され、その配線上に点灯回路13が実装
される。点灯回路13は、たとえば、フロー方式(Flow
Soldering)やリフロー方式(Reflow Soldering)で実装
できる。
【0023】拡散板12は、発光管20を挟んで基板1
1に対向するように配置されている。拡散板12は、発
光管20から発せられた光を均一に拡散させるために配
置される。拡散板12は、ガラスや透光性の樹脂で形成
される。
【0024】発光管20は、透光性の材料で形成され、
たとえばホウケイ酸ガラスで形成される。また、発光管
20は、石英ガラス、ソーダガラスまたは鉛ガラスで形
成してもよい。なお、発光管20は、その表面に配置さ
れた誘電体層(たとえば樹脂層や酸化チタン層や酸化ケ
イ素層)を含んでもよい。たとえば、ガラス管と、ガラ
ス管の外面に形成されたポリエステル系樹脂からなる多
層膜とを含む発光管を用いることができる。発光管20
に用いられるガラス管の外径は、通常、1.2mm〜1
5mm程度である。また、そのガラス管の厚さは、通
常、0.2mm〜1.0mm程度である。ガラス管の表
面に誘電体層を形成する場合、その厚さは、通常、0.
5μm〜100μm程度である。なお、発光管20は、
直線状の形状に限らず、他の形状でもよく、たとえばL
字状、四角形またはU字状であってもよい。
【0025】発光管20は封止されており、その内部に
は、放電媒体(図示せず)が封入されている(以下の実
施形態においても同様である)。放電媒体は、キセノン
ガス、クリプトンガス、アルゴンガス、ネオンガスおよ
びヘリウムガスから選ばれる少なくとも1つのガスを含
むことが好ましい。この放電媒体は希ガスのみで形成さ
れることが好ましい。ただし、放電媒体からの発光のほ
とんどが水銀以外の放電媒体からの発光である限り、放
電媒体は微量の水銀を含んでもよい。放電媒体が水銀を
含まない場合、水銀温度の上昇に伴う発光効率の変化が
発生しない。希ガスとして、通常はキセノンガスが用い
られる。発光管20内部の希ガス(たとえばキセノンガ
ス)の圧力は、2kPa〜35kPaの範囲であること
が好ましい。これらの放電媒体は、以下の実施形態の装
置においても適用できる。
【0026】図3および図4に示すように、発光管20
の内面には、蛍光体層23が形成されている。蛍光体層
23は、放電媒体から発せられた光の波長を変換するた
めに形成される。蛍光体層23の材料を変化させること
によって、さまざまな波長の光が得られる。たとえば、
白色光や、赤、緑および青(RGB)の光が得られる。
蛍光体層23は、放電灯に一般的に用いられる材料で形
成できる。
【0027】第1の電極21は、発光管20の一端の内
部に形成されている。第1の電極21は、たとえばタン
グステンやニッケルといった金属で形成できる。第1の
電極21は、配線パターン14およびリード線15によ
って点灯回路13に接続される。なお、第1の電極21
は、発光管20の外部に形成してもよい。また、2つの
第1の電極21を発光管20の両端に配置してもよい。
【0028】第1の電極21の表面は、酸化セシウム、
酸化マグネシウムまたは酸化バリウムといった金属酸化
物層で覆われていてもよい。このような金属酸化物層を
用いることによって、点灯開始電圧を低減でき、イオン
衝撃による電極の劣化を防止できる。また、第1の電極
21の表面は、誘電体層(たとえばガラス層)で覆われ
ていてもよい。このような誘電体層を用いることによっ
て、放電時の電流を抑制できる。その結果、放電時に継
続的に電流が流れることを抑制でき、放電を安定化する
ことができる。また、第1の電極21は、実施形態2で
説明するように、発光管20の外部に形成されていても
よい。
【0029】溝11gには、複数の第2の電極22が形
成されている。第2の電極22は、たとえば、樹脂と金
属粉末(たとえば銀粉末)とを含む金属ペーストを印刷
することによって形成できる。第2の電極22は、第1
の電極21からの距離が異なり且つ不連続な複数の部分
で発光管20と接触している。第2の電極22が不連続
な部分で発光管20と接触しているため、放電が第2の
電極22近傍に収縮することを防止できる。なお、第2
の電極22は、誘電体を介して発光管20と接触しても
よい。「発光管20の第2の電極22との接触」とは、
発光管20と第2の電極22との間に、空隙(air spac
e)がないことを意味する。
【0030】第2の電極22は、金属層11mを介して
点灯回路13およびグランドに接続されている。金属層
11mは、基板11に形成された貫通孔11hを通る配
線16によって配線パターン14に接続されている。配
線16は、貫通孔11hに、金属ペーストを充填するこ
とによって形成できる。なお、第1の電極21も、貫通
孔11hを通る配線を介して点灯回路13に接続しても
よい。この場合、金属層11mと第1の電極21とが接
触しないように、貫通孔11hの内面に絶縁層を形成す
るか、または、配線の外側を絶縁体で被覆する。貫通孔
11hを通る配線によって電極と点灯回路とを接続する
場合、配線を短くでき、配線に基づく浮遊容量(Str
ay Capacitance)を減らすことができ
る。
【0031】第2の電極22の間隔を一定にすると、第
1の電極21から離れるほど輝度が低下する場合があ
る。そのため、図1に示すように、第1の電極21から
離れるほど、隣接する第2の電極22間の間隔を短くし
てもよい。この場合、第1の電極21から離れるほど、
第2の電極22の幅を太くしてもよい。このような構成
によって、均一な発光が得られやすくなる。
【0032】光源装置10では、第1の電極21と第2
の電極22との間に電圧を印加することによって放電が
生じ、放電媒体が励起される。励起された放電媒体は、
基底状態に移行する際に紫外線を発する。この紫外線
は、蛍光体層23で可視光に変換され、発光管20から
放射される。発光管20から放射された光は、光出力の
分布がほぼ均一になるように拡散板12によって拡散さ
れる。このようにして、光源装置10は、面状光源とし
て機能する。
【0033】以下に、第1の電極21と第2の電極22
との間に印加する電圧の一例について説明する。第1の
電極21と第2の電極22との間に印加する電圧は、正
弦波でも矩形波でもよく、極性が変化してもしなくても
よい。発光管20の内部に水銀が封入されない場合、第
2の電極22をグランドに接続し、第1の電極21に対
して電圧の極性が変化しない矩形波電圧を印加すること
が好ましい。そのような印加電圧の一例を図5(A)に
示す。図5(A)に示す例では、第1の電極21に対す
る印加電圧は、0ボルトと正の電圧V1との間で変調さ
れている。電圧V1を印加する時間T1と矩形波の周期
T2との比(T1/T2)の値は、0.15〜0.5程
度であることが好ましい。また、矩形波の周波数は、た
とえば10kHz〜60kHzの範囲である。図5
(A)に示す電圧を印加した場合に2つの電極間を流れ
る電流を図5(B)に示す。第1の電極21と第2の電
極22との間には、印加電圧の微分波形に対応する電流
が流れる。
【0034】図5(A)に示すような電圧を印加するた
めの点灯回路13の一例の構成を図5(C)に示す。点
灯回路13は、交流電源13aと、整流回路13bと、
平滑回路13cと、昇圧回路13dと、スイッチング回
路13eとを備える。これらの回路には、一般的な回路
を用いることができる。交流電源13aで生成された交
流電圧は、整流回路13bによって直流の正電圧へ変換
される。そして、整流された電圧は、平滑回路13cで
平滑化され、昇圧回路13dで昇圧される。昇圧された
電圧は、スイッチング回路13eによって、所定の時間
T1だけ印加される。このようにして、矩形波電圧が印
加される。
【0035】光源装置10では、基板11の一主面11
a側に発光管20が配置され、基板11の他主面11b
側に点灯回路13が実装されるため、小型化および薄型
化が可能である。また、基板11が金属層11mを含む
ため、点灯回路13や配線から発生するノイズが発光管
20に到達することを抑制できる。また、発光管20お
よび点灯回路13からの発熱を、基板11によって放熱
することが可能である。
【0036】(実施形態2)実施形態2では、本発明の
光源装置の他の一例を説明する。図6は、実施形態2の
光源装置60の構成を模式的に示す平面図である。図7
は、光源装置60の構成を模式的に示す裏面側の平面図
である。図8は、図6の線VIII−VIIIにおける断面図で
ある。光源装置60は、第2の電極の形状が光源装置1
0とは異なる。
【0037】光源装置60の第2の電極22は、線状の
電極である。この第2の電極22は、発光管20の管軸
(または溝11gの軸)と直交するように形成されてい
る。第2の電極22は、たとえば、金属ペースト(たと
えば銀ペースト)を印刷することによって形成できる。
第2の電極22は、第1の電極21からの距離が異なり
且つ不連続な複数の部分で発光管20と接触する。
【0038】第2の電極22は、基板11の側面を介し
て他主面11b側にまで延びており、点灯回路13に接
続されている。なお、第1の電極21および第2の電極
22から選ばれる少なくとも1つの電極は、貫通孔を通
る配線を介して点灯回路に接続されてもよい(以下の実
施形態においても同様である)。
【0039】第2の電極22を除く部分は、光源装置1
0と同様のものを適用できる。ただし、光源装置60で
は、基板11を介さずに第2の電極22と点灯回路13
とを接続することが可能であるため、基板11の一主面
11a側に金属層11mが配置されなくてもよい。その
場合でも、点灯回路のノイズの影響を抑制するため、基
板11が金属層を含むことが好ましい。
【0040】(実施形態3)実施形態3では、本発明の
光源装置のその他の一例を説明する。図9は、実施形態
3の光源装置90の構成を模式的に示す斜視図である。
図10は、光源装置90の裏面側の構成を模式的に示す
裏面側の斜視図である。図11は、図9の線XI−XIにお
ける断面図である。なお、図9および図10では、拡散
板の図示を省略している。
【0041】光源装置90は、光源装置10と比較して
基板のみが異なる。光源装置90は、基板11の代わり
に基板91を備える。基板91の一主面91aには、溝
91gが形成されている。光源装置10の基板11の溝
11gは断面がU字状であるのに対し、光源装置90の
基板91の溝91gの断面はV字状である。基板91の
溝91gは、基板91を折り曲げることによって形成で
きる。
【0042】基板91は、基板11と同様の材料で形成
できる。たとえば、1つの主面に絶縁層が形成された金
属板(たとえばアルミニウム板)を用いることができ
る。絶縁層は、たとえば、エポキシ樹脂、ガラス−エポ
キシ混合樹脂またはセラミクス(たとえばアルミナ)で
形成できる。図9には、金属板91mと絶縁層91sと
からなる基板を示している。
【0043】光源装置90では、点灯回路13は、基板
91の他主面91bのうち、溝91gが形成されていな
い位置に実装される。この構成によれば、特に薄い光源
装置が得られる。
【0044】(実施形態4)実施形態4では、本発明の
光源装置のその他の一例について説明する。図12は、
実施形態4の光源装置120の構成を模式的に示す平面
図である。図13は、光源装置120の構成を模式的に
示す裏面の平面図である。図14は、図12の線XVI−X
VIにおける断面図である。
【0045】光源装置120は、光源装置10と比較し
て基板および第2の電極の形状のみが異なる。光源装置
120は、基板11の代わりに基板121を備える。
【0046】基板121には、複数の貫通孔121gが
形成されている。貫通孔121gには、複数の第2の電
極122が形成されている。基板121の貫通孔121
gの裏面側には、反射板123が配置されている。貫通
孔121gと反射板123とは、発光管20が配置され
る溝を構成する。
【0047】基板121は、基板11と同様の材料で形
成できる。第2の電極122は、導電性の金属(たとえ
ばアルミニウム)で形成できる。反射板123は、アル
ミニウムなどの金属で形成できる。
【0048】点灯回路13は、基板121の裏面側であ
って、反射板123が形成されていない位置に実装され
る。この構成によれば、特に薄い光源装置が得られる。
【0049】(実施形態5)実施形態5では、本発明の
光源装置のその他の一例について説明する。実施形態5
の光源装置は、フィールドシーケンシャル形の表示装置
に適用可能な光源装置である。
【0050】図15は、実施形態5の光源装置150の
構成を模式的に示す平面図である。図16は、光源装置
150の構成を模式的に示す裏面側の平面図である。図
17は、図15の線XVII−XVIIにおける断面図である。
なお、図17では、液晶パネルも図示している。
【0051】光源装置150では、3種類の発光管15
1a、151bおよび151cからなる発光管群151
が複数配置されている。発光管151a、151bおよ
び151cは、順番に繰り返し配置されている。発光管
151a、151bおよび151cは、それぞれ、異な
る波長の光を発する。すなわち、各発光管は、発光する
光に応じた蛍光体層を備える。これらの蛍光体層は、公
知の蛍光体で形成できる。具体的には、発光管151
a、151bおよび151cは、それぞれ、赤色、緑色
および青色の光を発するものであってもよい。また、発
光管151a、151bおよび151cは、それぞれ、
シアン、マゼンタおよび黄色の光を発光するものであっ
てもよい。これらの発光管151a、151bおよび1
51cを同時に点灯させると白色光が得られる。
【0052】フィールドシーケンシャル形の表示装置で
は、光源装置150の上方に液晶パネル170が配置さ
れる。この液晶パネルには、モノクロの液晶表示装置に
用いられる液晶パネルと同様のものを適用できる。画像
の表示を行う際には、発光管151a、151bおよび
151cを順番に高速で点滅させる。その結果、たとえ
ば赤色、緑色および青色の光が順番に発せられる。液晶
パネルの各画素では、液晶が駆動されて開放時間(光が
透過する時間)が制御される。たとえば、黄色の表示を
行う画素では、赤色発光に対する開放時間と、緑色発光
に対する開放時間とを等しくし、青色発光に対する開放
時間をゼロとすればよい。このような場合、残像によっ
て赤色発光と緑色発光とが合成され、人間には黄色と知
覚される。このようなフィールドシーケンシャル形の表
示装置では、液晶パネルのカラーフィルタが不要である
ため、各画素を小さくすることができ、高精細な画像表
示が可能となる。また、画素サイズを変えない場合に
は、カラーフィルターによる光のロスを防止できるた
め、光の利用率を高くできる。
【0053】なお、実施形態1ないし4で説明した光源
装置も、液晶パネルを備えてもよい。さらに、本発明の
光源装置は、液晶パネルと発光管との間に配置された拡
散板をさらに備えてもよい。
【0054】以上、本発明の実施の形態について例を挙
げて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定され
ず本発明の技術的思想に基づき他の実施形態に適用する
ことができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型化および薄型化が可能な光源装置が得られる。ま
た、この光源装置を用いることによって、小型化および
薄型化が可能な液晶表示装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光源装置の一例の構成を模式的に示
す平面図である。
【図2】 図1に示した光源装置の構成を模式的に示す
裏面側の平面図である。
【図3】 図1の線III−IIIにおける断面図である。
【図4】 図1の線IV−IVにおける断面図である。
【図5】 (A)は第1および第2の電極に印加する電
圧の一例を示す図であり、(B)は第1および第2の電
極を流れる電流の一例を示す図であり、(C)は点灯回
路の一例の構成を示す図である。
【図6】 本発明の光源装置の他の一例の構成を模式的
に示す平面図である。
【図7】 図6に示した光源装置の構成を模式的に示す
裏面側の平面図である。
【図8】 図6の線VIII−VIIIにおける断面図である。
【図9】 本発明の光源装置のその他の一例の構成を模
式的に示す斜視図である。
【図10】 図9に示した光源装置の構成を模式的に示
す裏面側の斜視図である。
【図11】 図9の線XI−XIにおける断面図である。
【図12】 本発明の光源装置のその他の一例の構成を
模式的に示す平面図である。
【図13】 図12に示した光源装置の構成を模式的に
示す裏面側の平面図である。
【図14】 図12の線XIV−XIVにおける断面図であ
る。
【図15】 本発明の光源装置のその他の一例の構成を
模式的に示す平面図である。
【図16】 図15に示した光源装置の構成を模式的に
示す裏面側の平面図である。
【図17】 図15の線XVII−XVIIにおける断面図であ
る。
【符号の説明】
10、60、90、120 光源装置 11、121 基板 11g、121g 溝 11m 金属層 11s 絶縁層 12 拡散板 13 点灯回路 20、151a、151b、151c 発光管 21 第1の電極 22、122 第2の電極 123 反射板 151 発光管群 170 液晶パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 伸浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA41Z FA43Z LA11 LA16 LA18 3K014 AA02 DA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板の一主面上に配置され
    た複数の発光管と、前記一主面に対向する前記基板の他
    主面に実装された点灯回路と、前記発光管に封入された
    放電媒体と、前記放電媒体を励起させる第1および第2
    の電極とを備える光源装置。
  2. 【請求項2】 前記放電媒体が水銀を含まない請求項1
    に記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 前記基板が、前記一主面側に配置された
    金属層と、前記他主面側に配置された絶縁層とを含む請
    求項1に記載の光源装置。
  4. 【請求項4】 前記基板の前記一主面側に複数の溝が形
    成されており、前記溝に前記発光管が配置されている請
    求項1に記載の光源装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極が前記発光管の内部に配
    置されており、 前記第2の電極が前記基板上に形成されている請求項1
    ないし4のいずれかに記載の光源装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の発光管はその管軸が平行にな
    るように配置されており、 前記第2の電極はストライプ状に配置された複数の線状
    電極を含み、 前記線状電極は、前記発光管の管軸と直交するように配
    置されている請求項5に記載の光源装置。
  7. 【請求項7】 前記基板に貫通孔が形成されており、前
    記第1および第2の電極から選ばれる少なくとも1つの
    電極が、前記貫通孔を通る配線を介して前記点灯回路に
    電気的に接続されている請求項1ないし6のいずれかに
    記載の光源装置。
  8. 【請求項8】 前記放電媒体がキセノンガスを含む請求
    項1ないし7のいずれかに記載の光源装置。
  9. 【請求項9】 前記発光管が、複数の第1の発光管と複
    数の第2の発光管と複数の第3の発光管とを含み、 前記第1、第2および第3の発光管はこの順序で繰り返
    して配置され、 前記第1、第2および第3の発光管は互いに異なる波長
    の光を発する請求項1に記載の光源装置。
  10. 【請求項10】 光源装置と、前記光源装置から発せら
    れる光が透過する液晶パネルとを備える液晶ディスプレ
    イであって、 前記光源装置は、請求項1ないし9のいずれかに記載さ
    れた光源装置である液晶ディスプレイ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005085752A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Samsung Electronics Co Ltd ランプモニタリング装置、これを有するランプモニタリングシステム、これを有するバックライトアセンブリ、及びこれを用いた液晶表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005085752A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Samsung Electronics Co Ltd ランプモニタリング装置、これを有するランプモニタリングシステム、これを有するバックライトアセンブリ、及びこれを用いた液晶表示装置
JP4675072B2 (ja) * 2003-09-04 2011-04-20 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド ランプモニタリング装置、これを有するランプモニタリングシステム、これを有するバックライトアセンブリ、及びこれを用いた液晶表示装置

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