JP2003168052A - 店舗施設情報表示プログラム及び店舗施設情報表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告掲載料に見合うホームページの利用者に
よる店舗施設情報の参照が充分に実施されているか否か
わからず、広告掲載料に対して不満を持つ広告掲載依頼
者が多い 【解決手段】 ウェブサーバ１上に掲載されたホームペ
ージ２をインタネット１０を介してウェブブラウザ１１
上に参照するホームページ２の利用者がホームページ上
に表示されているコースを選択すると、ウェブサーバ１
より送信された店舗施設情報表示プログラムが、同様に
送信された対象コースの地図データ、コース案内情報、
キャラクタパターン情報及び店舗施設情報を使用して、
ホームページの利用者が使用するウェブブラウザ上に表
示された地図データ上を、キャラクタパターンがコース
に沿って移動し、コース上に組み込まれた店舗の位置で
店舗施設情報を表示または紹介するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
を利用した地図配信サービスにおける店舗施設情報表示
プログラム及び店舗施設情報表示方法に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】パーソナルコンピュータやワークステー
ション等のワールドワイドウェブブラウザの使用者がイ
ンターネットを介して、ワールドワイドウェブサーバが
掲載しているホームページの地図情報配信サービスを利
用して店舗施設情報を得る場合、ワールドワイドウェブ
ブラウザの使用者であるホームページの利用者が直接に
ワールドワイドウェブブラウザに表示された地図情報上
の対象店舗または施設をマウスでクリックし、クリック
することで表示される店舗施設情報を参照していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記のように、ホーム
ページの利用者が主体的に地図情報上の対象店舗や施設
をマウスでクリックすること等ではじめて、店舗等の店
舗施設情報が参照できるため、ホームページの利用者の
操作手順によっては、対象店舗の店舗施設情報が表示さ
れず、ホームページの利用者が対象店舗または施設の店
舗施設情報を参照しない場合があり得た。このため、広
告掲載料を支払って地図配信サービスのホームページに
店舗施設情報を掲載している広告掲載依頼者にとって広
告掲載料に見合う店舗広告としてのホームページの利用
者による店舗施設情報の参照が充分に実施されているか
否かわからず、広告掲載料金に対して不満を持つ広告掲
載依頼者が多いという問題点があった。

【０００４】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、ホームページの利用者がホー
ムページ上に表示されているコースを選択することによ
り、ホームページの利用者が使用するワールドワイドウ
ェブブラウザの画面上に、キャラクタパターンがコース
に沿って移動し、ホームページを管理する広告配信側が
コース上に選択し設定した店舗の店舗位置で、店舗施設
情報を表示または紹介する店舗施設情報表示プログラム
と、関連データとしての電子地図データ、コース案内情
報、キャラクタパターン情報、店舗施設情報を、ワール
ドワイドウェブサーバが要求先のワールドワイドウェブ
ブラウザに供給することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明に係る店舗施設
情報表示プログラムは、地図情報提供サービスのホーム
ページを掲載するワールドワイドウェブサーバに備えら
れ、ワールドワイドウェブブラウザとしての顧客コンピ
ュータあるいはホームページ参照可能な携帯電話に配信
される店舗施設情報表示プログラムであって、前記顧客
コンピュータあるいは前記携帯電話に以下のステップを
実行させるものである。 (a)選択したコースに係る電子地図データ、キャラクタ
パターン情報、コース案内情報、店舗施設情報をワール
ドワイドウェブサーバから読み込むステップ、(b)前記
電子地図データを表示するステップ、 (c)表示された前
記電子地図データ上に前記コース案内情報に基づいてキ
ャラクタパターンを表示し、コース案内を開始するステ
ップ、(d)表示された電子地図データ上の店舗又は施設
の位置まで前記コース案内情報に基づいてキャラクタパ
ターンを移動させるステップ、(e)当該店舗施設情報を
表示するステップ、(f)前記キャラクタパターンの位置
がコースの終点か否か判定するステップ、(g)前記コー
スの終点か否かの判定の結果、コースの終点でないと判
定された場合、前記(d)のステップに戻るステップ。

【０００６】また、この発明に係る店舗施設情報表示方
法は、地図情報提供サービスのホームページを掲載する
ワールドワイドウェブサーバを備える店舗施設情報配信
装置において、ワールドワイドウェブブラウザとしての
顧客コンピュータあるいはホームページ参照可能な携帯
電話に以下のステップを実行させるものである。 (a)選択したコースに係る電子地図データ、キャラクタ
パターン情報、コース案内情報、店舗施設情報をワール
ドワイドウェブサーバから読み込むステップ、(b)前記
電子地図データを表示するするステップ、(c)表示され
た前記電子地図データ上に前記コース案内情報に基づい
てキャラクタパターンを表示し、コース案内を開始する
ステップ、(d)表示された電子地図データ上の店舗又は
施設の位置まで前記コース案内情報に基づいてキャラク
タパターンを移動させるステップ、(e)当該店舗施設情
報を表示するステップ、(f)前記キャラクタパターンの
位置がコースの終点か否か判定するステップ、(g)前記
コースの終点か否かの判定の結果、コースの終点でない
と判定された場合、前記(d)のステップに戻るステッ
プ。

【０００７】

【発明の実施の形態】実施の形態１．図１は、この発明
の実施の形態１である店舗施設情報表示プログラム及び
店舗施設情報表示方法を実現する店舗施設情報表示装置
の装置構成を示すもので、１はホームページを掲載する
ワールドワイドウェブサーバ（以降ウェブサーバと称
す。）、２はホームページ、３は店舗施設情報表示プロ
グラム、電子地図データ、コース案内情報、キャラクタ
パターン情報、店舗施設情報を格納する記憶手段、４は
ウェブサーバからワールドワイドウェブブラウザに配信
され、コース案内情報に従い、表示された電子地図デー
タ上にキャラクタパターンを表示させるステップ、コー
ス案内情報に従い、選択されたコースに沿ってキャラク
タパターンを移動させるステップ、コースに設定された
店舗位置で店舗施設情報を表示するステップ等をワール
ドワイドウェブブラウザに実行させる店舗施設情報表示
プログラム、５は店舗施設情報表示プログラム４が実行
されるときに地図情報として使用される電子地図デー
タ、６は店舗施設情報表示プログラム４が実行されると
きに使用され電子地図データ５上を移動するキャラクタ
パターンのコース案内内容を定義したコース案内情報、
７は店舗施設情報表示プログラム４が実行されるときに
使用され、コース案内のため電子地図データ上に表示さ
れる案内役のシンボルとしてのキャラクタパターンを定
義したキャラクタパターン情報、８は店舗施設情報表示
プログラム４が実行されるときに使用され、ホームペー
ジ２を管理する広告配信側よりコース上に存在する店舗
の中から選択された店舗あるいは施設の広告内容として
の店舗施設情報、９はホームページ2をアクセスするワ
ールドワードウェブブラウザから要求された選択された
コースに係わる電子地図データ、コース案内情報、キャ
ラクタパターン情報及び店舗施設情報を検索し送信する
検索送信手段、１０はインターネット、１１はウェブサ
ーバ上のホームページを参照するワールドワイドウェブ
ブラウザ（以降ウェブブラウザと称す）である。

【０００８】次に動作について説明する。図３は、ウェ
ブブラウザ１１での処理フローチャートを示している。

【０００９】先ず、ウェブブラウザ１１の利用者は、イ
ンターネット１０を介してウェブサーバ１にアクセス
し、ウェブサーバ１上にあるホームページ２の情報をウ
ェブブラウザ１１に読み込み（ステップＳ８）、次にホ
ームページの情報にリンクした店舗施設情報表示プログ
ラム４をウェブサーバ１からウェブブラウザ１１に読み
込み（ステップＳ９）、ウェブブラウザ１１にホームペ
ージ２を表示させる（ステップＳ１０）。ウェブブラウ
ザ１１の使用者は、表示されたホームページ画面上にあ
る多数のコースから一つのコースを選択し（ステップＳ
１１）、ウェブブラウザ１１に読み込まれた店舗施設情
報表示プログラム４がウェブブラウザ１１で実行される
（ステップＳ１２）。

【００１０】なお、ステップＳ８でホームページ情報を
読み込んだ後、ステップＳ９で店舗施設情報表示プログ
ラム４を読み込んだが、店舗施設情報表示プログラム４
はホームページ２の情報に含めてもよい。また、店舗施
設情報表示プログラム４をホームページ２の情報に含め
た場合、ステップＳ９の店舗施設情報表示プログラム４
の読み込みは省略してもよい。

【００１１】さらに、ステップＳ１１のコース選択をス
テップＳ１２の店舗施設情報表示プログラム４の実行の
前に実施しているが、ステップＳ１１のコース選択をス
テップＳ１２の店舗施設情報表示プログラム４の実行の
後に実施してもよい。この場合、ホームページの利用者
によるコース選択は店舗施設情報表示プログラム４の実
行処理の中で実施されてもよい。

【００１２】図１０はホームページ初期画面の一例を示
している。ホームページ２はコース１、コース２、コー
ス３等のコース選択ボタンを複数備えており、ホームペ
ージ２の利用者であるウェブブラウザの使用者は、マウ
ス等を使用して、ホームページ画面上にある複数のコー
スから一つのコースを選択することができる。なお、そ
れぞれのコースが何回アクセスされたかを算出するコー
ス毎のアクセス回数を算出する手段を備えていてもよ
い。

【００１３】次に、図３のステップＳ１１で示されるよ
うに、ホームページの利用者としてのウェブブラウザ１
１の使用者が実施したコース選択により、ホームページ
を掲載するウェブサーバ１が次にどのように動作するか
について説明する。図４はウェブサーバ１における検索
送信処理のフローチャートを示している。

【００１４】先ず、ウェブサーバ１は、ホームページ２
上のコースがホームページの利用者により選択されたか
否かを確認し（ステップＳ１３）、コース選択がなけれ
ば、ステップＳ１３のコース選択確認を繰り返す。

【００１５】ホームページの利用者によりコースが選択
されたことを確認した場合、ウェブサーバ１は、選択さ
れたコースの電子地図データ、キャラクターパターン情
報、コース案内情報及び店舗施設情報をウェブサーバ１
の記憶手段３に格納された電子地図デ−タ５、コース案
内情報６、キャラクタパターン情報７、店舗施設情報８
から検索し、選択されたコースの電子地図データ、キャ
ラクタパターン情報、コース案内情報及び店舗施設情報
を記憶手段３に格納された電子地図デ−タ５、コース案
内情報６、キャラクタパターン情報７及び店舗施設情報
８からそれぞれ取り込み（ステップＳ１４）、コースを
選択したウェブブラウザ１１に対して、選択されたコー
スの電子地図データ、キャラクタパターン情報、コース
案内情報及び店舗施設情報を送信する（ステップＳ１
５）。

【００１６】次に、ウェブサーバ１より送信された選択
されたコースの電子地図データ、キャラクタパターン情
報、コース案内情報及び店舗施設情報をウェブブラウザ
１１が受信し、どのように動作するかを説明する。

【００１７】図２は、この発明の実施の形態１である店
舗施設情報表示プログラム及び店舗施設情報表示方法の
フローチャートを示している。

【００１８】ウェブサーバ１より送信された選択された
コースの電子地図データ、コース案内情報、キャラクタ
パターン情報、コース案内情報及び店舗施設情報をウェ
ブブラウザ１１に読み込み（ステップＳ１）、読み込ん
だ電子地図データをウェブブラウザ１１で表示する（ス
テップＳ２）。次に、コース案内情報に従い選択された
コース上を移動し店舗または施設の位置で店舗施設情報
を表示するコース案内役としてのキャラクタパターンを
一つ選択し（ステップＳ３）、コース案内情報に従い、
選択されたキャラクタパターンが表示された電子地図デ
ータ上に表示され、スタートとして定義された開始地点
からコース案内を開始する（ステップＳ４）。

【００１９】コース案内情報に定義された動作パターン
とコース案内情報に定義された位置座標とに従い、店舗
または施設の位置座標に到着するまで、定義された位置
座標間を定義された動作パターンでキャラクタパターン
が移動する（ステップＳ５）。

【００２０】たとえば、スタート、歩く、停まる、店舗
を見つけるの順に動作パターンが定義されていて、スタ
ート動作の位置座標が（x1, y1）で、歩く動作の位置座
標が（ｘ_n1, y_n1）、（ｘ_n2, y_n2）の順に、また停まる
動作と店舗を見つける動作の位置座標が（ｘ_n3, y_n3）
と定義されていたとすると、位置座標（x1, y1）と（ｘ
_n1, y_n1）間、位置座標（ｘ_n1, y_n1）と（ｘ_n2, y_n2）
間、位置座標（ｘ_n2, y _n2）と（ｘ_n3, y_n3）間、キャラ
クタパターンは歩く動作を繰り返し、店舗または施設の
位置座標（ｘ_n3, y_n3）に到着するまでキャラクタパタ
ーンは歩くように移動する。

【００２１】なお、キャラクタパターンの移動する位置
座標間が決まると、位置座標（x1,y1）と（ｘ_n1, y_n1）
間というような位置座標の２点間毎に、キャラクタパタ
ーンとして使用する北向き画像、南向き画像等の方向画
像が選定され、位置座標の２点間は選択された方法画像
のキャラクタパターンの動作画像が使用される。次に、
キャラクタパターンの位置が店舗の位置座標に達した場
合、たとえば店舗または施設の位置座標（ｘ_n3, y_n3）
で停止して店舗施設情報を表示し（ステップＳ６）、キ
ャラクタパターンの位置がゴールか否か判定する（ステ
ップＳ７）。ゴールでない場合、ステップＳ５に戻る。

【００２２】次に、ステップＳ４及びステップＳ５に記
述されたキャラクタパターンがどのように定義され、ど
のように動作するかについて説明する。

【００２３】図５、６はキャラクタパターン情報の一例
を示している。動作パターンとして、歩く、停まる、店
舗を見つける、スタート、ゴールを定義し、それぞれの
動作に対して北向き画像、南向き画像、西向き画像、東
向き画像を備え、各動作の各方向に対して画像データを
備えている。歩く動作に関しては北向き画像、南向き画
像、西向き画像、東向き画像に対してそれぞれ３種の画
像データを備え、所定の時間間隔で３種の画像を順次１
種づつ表示する。すなわち、歩く画像１から歩く画像２
そして歩く画像３と移動するように順次表示する。そし
て、動作または方向が変更されるまで、３種の画像を順
次１種づつ表示することを繰り返す。停まる動作のよう
に１種の画像データの場合は、停まる画像１を動作が変
更されるまで表示する。

【００２４】また、北向き等の方向の選択に関しては、
コース案内情報で定義された位置座標、たとえば（x1,
y1）と（ｘ_n1, y_n1）の位置座標間において、位置座標
（０，０）に対する位置座標（ｘ_n1−x1, y_n1−y1）で
示される方向またはｘ軸（ｘ，０）を基準にしたときの
角度で決まるように方向または角度の判定基準を備え、
判定基準に従って、（x1, y1）と（ｘ_n1, y_n1）等の位
置座標間毎に北向き画像、南向き画像、西向き画像、東
向き画像の何れか１つが選定される。

【００２５】たとえば、角度45°〜135°間は北向き画
像、角度136°〜225°間は西向き画像、角度226°〜315
°間は南向き画像、角度316°〜360°間または０°〜44
°間は東向き画像というように選定される。

【００２６】なお、方向または角度の判定基準は変更可
能であり、状況等に応じてさまざまに設定できる。もち
ろん、方向、角度以外の位置座標、緯度経度、ベクトル
等でも判定してもよい。

【００２７】さらに、方向画像を北向き、南向き、西向
き、東向きのそれぞれ４方向に設定したが、方向を更に
北北東、南南西等を加えより詳細にしてもよく、右、左
や上、下や前、後や縦、横のようにより簡単にしてもよ
い。もちろん、方向をなくしてもよい。

【００２８】また、図５，６で示されたキャラクタパタ
ーンの動作定義の画像は、簡単な人物形状だが、アニメ
ーションのような詳細形状であってもよく、また、簡単
な足跡、点、丸、矢印、記号、文字、数字、あるいは
靴、車、バイク、自転車等のもの、犬や猫、魚、鳥等の
動物、花、木、草等の植物であってもよい。

【００２９】さらに、キャクターパターンの表示以外
に、キャラクタパターンが移動したコースを明示するた
めの、足跡マーク、あるいは、丸、四角、三角等の図
形、矢印等を移動個所に等間隔に表示させることで、キ
ャラクタパターンの移動経路を表示してもよい。

【００３０】１つのキャラクタパターンに対して、図
５，６の情報が存在する。このため、必要な数の種類だ
けキャラクタパターン情報を格納し、選択して使用して
もよい。また、１種類に固定して、選択なしに使用して
もよく、この場合、キャラクタパターンを一つ選択する
図２におけるステップＳ３は省略してもよい。

【００３１】次に、図２におけるステップＳ４に記述さ
れたコース案内情報がどのように定義され、どのように
動作するかについて説明する。図８は、キャラクタパタ
ーンが移動し案内するコース案内情報の一例を示してい
る。

【００３２】コース案内情報はコース毎に存在し、対象
コースをキャラクタパターンがどのように移動し案内し
ていくかを示す指示情報である。対象コースを示すコー
ス名、使用される電子地図データを示す地図データ名、
選択されたキャラクタパターンを示すパターン名が定義
され、キャラクタパターンの動作として図５，６のキャ
ラクタパターン情報の動作パターン定義で定義されたス
タート、歩く、停まる、店舗を見つける、ゴールが定義
されている。また、キャラクタパターンの方向転換位置
またはスタート、ゴール、店舗施設位置等の特定位置を
示す位置座標または位置の経緯度が定義されている。

【００３３】動作としてスタート、歩く、停まる、店舗
を見つける、ゴールを定義したが、走る、寝る、怒る、
笑う、泣く、スキップしながら歩く、滑る等さまざまな
動作を定義してもよく、図５，６のキャラクタパターン
情報の動作パターン定義に動作パターンを追加すること
で汎用的にコース案内情報におけるキャラクタパターン
の動作を定義することが可能である。

【００３４】次にどのように動作するかについて説明す
る。先ず、地図データ名で定義された電子地図データが
表示され、定義されたスタート動作の位置座標（x1, y
1）にパターン名で定義されたキャラクタパターンが表
示される。次に、歩く動作の位置座標として定義された
（ｘ_n1, y_n1）及び（ｘ_n2, y_n2）と停まる動作及び店舗
をみつける動作の位置座標として定義された（ｘ_n3, y
_n3）より、店舗１の位置座標（ｘ_n3, y_n3）に到着する
まで、位置座標（x1, y1）と（ｘ_n1, y_n1）間、位置座
標（ｘ_n1, y_n1）と（ｘ_n2, y_n2）間及び位置座標
（ｘ_n2, y_n2）と（ｘ_n3, y _n3）間をキャラクタパターン
は歩く動作を実行する。

【００３５】なお、キャラクタパターンが移動する位置
座標間、例えば（ｘ_n1, y_n1）と（ｘ_n2, y_n2）が決まる
と方向または角度の判定基準に従って、東向き画像、西
向き画像等の歩く動作の方向画像が選定され、位置座標
（ｘ_n1, y_n1）と（ｘ_n2, y _n2）間、選定された方向画像
で歩く動作が電子地図データ上に描画され、キャラクタ
パターンは歩くように移動する。

【００３６】キャラクタパターンは、停まる動作の位置
座標（ｘ_n3, y_n3）で停止し、店舗を見つける動作を実
行し、店舗１の店舗施設情報を表示する。次に、歩く動
作の位置座標として定義された（ｘ_n4, y_n4）と停まる
動作及び店舗をみつける動作の位置座標として定義され
た（ｘ_n5, y_n5）より、店舗２の位置座標（ｘ_n5, y_n5）
に到着するまで、位置座標（ｘ_n3, y_n3）と（ｘ_n4,
y_n4）間、位置座標（ｘ_n4, y_n4）と（ｘ_n5, y_n5）間を
キャラクタパターンは歩く動作を実行し、店舗２の位置
座標（ｘ_n5, y_n5）で停止し、店舗を見つける動作を実
施し店舗２の店舗施設情報を表示する。

【００３７】さらに、歩く動作の位置座標として定義さ
れた（ｘ_n6, y_n6）と停まる動作及び店舗をみつける動
作の位置座標として定義された（ｘ_n7, y_n7）より、施
設１の位置座標（ｘ_n7, y_n7）に到着するまで、位置座
標（ｘ_n5, y_n5）と（ｘ_n6, y_{n 6}）間、位置座標（ｘ_n6,
y_n6）と（ｘ_n7, y_n7）間をキャラクタパターンは歩く動
作を実行し、施設１の位置座標（ｘ_n7, y_n7）で停止
し、店舗を見つける動作を実行し施設１の店舗施設情報
を表示して終了する。

【００３８】なお、位置情報に関しては、位置座標
（ｘ、ｙ）として説明しているが、緯度経度でもベクト
ルでもよい。

【００３９】また、対象コースの店舗施設情報は、コー
ス選択の後、電子地図データ、コース案内情報等ととも
にウェブサーバから読み込んでいるが、キャラクタパタ
ーンが店舗を見つける動作を実施した後、必要に応じて
ウェブサーバ１の記憶手段３の店舗施設情報８から取り
出してもよい。

【００４０】図９は、店舗施設情報の一例を示してい
る。店舗１の店舗施設情報としては、「イタリアンパス
タの店」の文字情報のほか、静止画または動画の画像デ
ータを入れることができる。また、店舗２の店舗施設情
報としては、「インドカレーの店」の文字情報のほか、
店舗１と同様に静止画または動画の画像データを入れる
ことができる。さらに施設１の店舗施設情報としては、
「美術館」の文字情報のほか、店舗１、店舗２同様に静
止画または動画の画像データを入れることができる。さ
らにまた、店舗施設情報に音声情報を加えてもよい。

【００４１】図７は、電子地図データの表示の一例を示
している。電子地図データの表示例では、道路、建物及
び店舗に関する情報が表示されているが、電子地図デー
タには、道路は車道に限らず歩行者や自転車等がとおれ
る道路も含んでいてもよく、また、道路、建物及び店舗
以外にデパート、ホテル、映画館、美術館、博物館、学
校、ホール、公園、駅、待ち合わせ場所になるシンボル
（像、噴水、交番、壁画等）、住所、場所名、その他著
名なもの等が表示されてよい。

【００４２】図１１は電子地図データ上にコース案内情
報とキャラクタパターン情報と店舗施設情報とを投影し
た一例を示しており、上記図８のコース案内情報の指示
内容に従い、どのように表示されるかを視覚的にあらわ
したものである。

【００４３】位置座標（x1, y1）、（ｘ_n1, y_n1）〜
（ｘ_n7, y_n7）の各位置座標は、コース上の方向転換位
置または店舗施設位置あるいはスタートとゴールの特定
位置であり、位置座標（x1, y1）と（ｘ_n1, y_n1）間及
び位置座標（ｘ_n1, y_n1）と（ｘ_n2, y_n2）間はキャラク
タパターンの歩く動作の北向き画像が電子地図データ上
に表示され、位置座標（ｘ_n2, y_n2）と（ｘ_n3, y_n3）間
はキャラクタパターンの歩く動作の東向き画像が電子地
図データ上に表示される。

【００４４】また、店舗１の位置座標（ｘ_n3, y_n3）に
おいては、キャラクタパターンは停まる動作と店舗を見
つける動作を実行し、キャラクタパターンの停まる動作
と店舗を見つける動作の東向き画像が順次電子地図デー
タ上に表示され、店舗１の店舗施設情報としての文字情
報「イタリアンパスタの店」が吹き出し表現で表示され
る。さらに、位置座標（ｘ_n3, y_n3）と（ｘ_n4, y_n4）間
はキャラクタパターンの歩く動作の東向き画像が電子地
図データ上に表示され、位置座標（ｘ_n4, y_n4）と（ｘ
_n5, y_n5）間はキャラクタパターンの歩く動作の南向き
画像が電子地図データ上に表示される。

【００４５】また、店舗２の位置座標（ｘ_n5, y_n5）に
おいては、キャラクタパターンは停まる動作と店舗を見
つける動作を実行し、キャラクタパターンの停まる動作
と店舗を見つける動作の南向き画像が順次電子地図デー
タ上に表示され、店舗２の店舗施設情報としての文字情
報「インドカレーの店」が吹き出し表現で表示される。
次に、位置座標（ｘ_n5, y_n5）と（ｘ_n6, y_n6）間はキャ
ラクタパターンの歩く動作の南向き画像が電子地図デー
タ上に表示され、位置座標（ｘ_n6, y_n6）と（ｘ_n7,
y_n7）間はキャラクタパターンの歩く動作の西向き画像
が電子地図データ上に表示される。

【００４６】さらに、施設１の位置座標（ｘ_n7, y_n7）
においては、キャラクタパターンは停まる動作と店舗を
見つける動作を実行し、キャラクタパターンの停まる動
作と店舗を見つける動作の西向き画像が順次電子地図デ
ータ上に表示され、施設１の店舗施設情報としての文字
情報「美術館」が吹き出し表現で表示され、コース案内
を終了する。

【００４７】店舗１、店舗２及び施設１の店舗施設情報
として文字情報を吹き出し表現で表示しているが、吹き
出し表現でなくてもよく、文字情報が表示されればよ
い。また、文字情報以外に静止画あるいは動画の画像デ
ータを加えてもよいし、音声情報を加えてもよい。

【００４８】なお、実施の形態として２次元で説明した
が３次元であってもよい。また、ウェブブラウザ１１
は、顧客コンピュータとしてのパソコンあるいはワーク
ステーション、サーバだけに限らず、インターネットを
介してホームページを参照できれば、携帯電話やPDA、
家庭用ゲーム機、テレビジョンであってもよい。

【００４９】上記のように、ホームページの利用者がホ
ームページ上のコースを選択すれば、キャラクタパター
ンによる対象コースのコース案内により、コースに組み
込まれた店舗又は施設の店舗施設情報はコース案内中に
表示されるため、コース案内途中でホームページの参照
を止めない限り、コースのアクセス回数分確実にコース
に組み込まれた店舗または施設の広告表示を実施でき、
店舗または施設の宣伝を効率的に実施できる効果があ
る。

【００５０】ホームページ上のコースに店舗施設情報を
組み込まれた広告掲載依頼者としての店舗施設側は、コ
ースを参照するホームページ利用者に対して、対象店舗
または施設をコース上の立ち寄り所として強くアピール
できる効果があり、コースと店舗または施設とを結びつ
けることで、コースを含まない店舗又は施設の単独の店
舗施設広告より店舗又は施設の広告効果をより高める効
果がある。

【００５１】ホームページを管理する広告配信側は、コ
ースに店舗施設情報を組み込むことで対象コースのアク
セス回数だけ店舗施設情報が参照され、店舗または施設
の広告となっていることを広告掲載依頼者としての店舗
施設側にアピールでき、また店舗施設側は広告掲載料に
見合う店舗施設情報の参照が実施されているか否かを対
象コースのアクセス回数で確認できるため、店舗側の広
告掲載料に対する不満を少なくする効果がある。

【００５２】また、広告配信側は、コースに組み込んだ
店舗又は施設とコースに組み込まなかった店舗又は施設
との間に広告掲載料の格差を設け、コースに組み込んだ
店舗又は施設からはコースに組み込まなかった店舗又は
施設より高額な広告掲載料を設定することで、広告配信
側の収益を高める効果がある。さらに、各コース毎にホ
ームページ利用者のアクセス回数が異なる場合、アクセ
ス回数に高低に応じて、広告掲載料に格差を設けること
ができるため、コースを著名にしアクセス回数を増やせ
ば増やすほど、広告掲載料を高く設定でき、広告配信側
の収益を向上させる効果がある。

【００５３】さらにまた、ホームページの利用者は、ホ
ームページ上でコースを選択することで、観光コース、
デートコース等のコース情報を参照できるとともにコー
ス上に位置する店舗または施設の店舗施設情報を、マウ
ス等で店舗施設の位置をクリックすること無しに、また
意識することなしに参照することができるため、利便性
が向上する効果がある。

【００５４】コース全体を先に見せることなくコース案
内をキャラクタパターンが歩きながら実施することで、
コース案内開始時またはコース案内途中ではコース全体
がどうなっているのかわからないため、ホームページ利
用者のコース参照に対する興味を持続させる効果があ
り、コース参照に対する興味を持続させることにより、
店舗広告の実施率を高める効果がある。

【００５５】また、コース案内のキャラクタパターンを
適切に選択することで、ホームページ利用者がキャラク
タパターンに好感をもつため、ホームページ利用者のコ
ース参照に対する興味を持続させる効果があり、コース
参照に対する興味を持続させることにより、店舗広告の
参照確率を高める効果があるとともに、その他のコース
への興味を起こさせる効果がある。

【００５６】さらに、その他のコースへの興味を起こさ
せることで利用者一人当たりの店舗施設情報の参照回数
を増加させることができるため、コースへのアクセス回
数が増やすことができ、広告掲載料をより高く設定でき
ることで収益性を向上させる効果があるとともに、店舗
施設情報の掲載を依頼する店舗または施設を増やす効果
がある。

【００５７】

【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。ホーム
ページの利用者がホームページ上のコースを選択すれ
ば、キャラクタパターンによる対象コースのコース案内
により、コースに組み込まれた店舗または施設の店舗施
設情報はコース案内中に表示されるため、コース案内途
中でホームページの参照を止めない限り、コースのアク
セス回数分確実にコースに組み込まれた店舗または施設
の広告としての店舗施設情報を表示でき、店舗等の宣伝
を効率的に実施できる効果がある。

【００５８】ホームページの利用者は、ホームページ上
でコースを選択することで、コース情報を参照できると
ともにコース上に位置する店舗の店舗施設情報を、マウ
ス等で店舗または施設の位置をクリックすること無し
に、また意識することなしに参照することができるた
め、利便性が向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施の形態１を示す装置構成図で
ある。

【図２】 この発明の実施の形態１を示す店舗施設情報
表示プログラム及び店舗施設情報表示方法のフローチャ
ートを示す。

【図３】 この発明の実施の形態１を示すウェブブラウ
ザの処理を示すフローチャートである。

【図４】 この発明の実施の形態１を示すウェブサーバ
における検索送信処理を示すフローチャートである。

【図５】 この発明の実施の形態１を示すキャラクタパ
ターン情報（その１）の一例である。

【図６】 この発明の実施の形態１を示すキャラクタパ
ターン情報（その２）の一例である。

【図７】 この発明の実施の形態１を示す電子地図デー
タの表示の一例である。

【図８】 この発明の実施の形態１を示すコース案内情
報の一例である。

【図９】 この発明の実施の形態１を示す店舗施設情報
の一例である。

【図１０】 この発明の実施の形態１を示すホームペー
ジ初期画面の一例である。

【図１１】 この発明の実施の形態１を示す電子地図デ
ータ上にコース案内情報とキャラクタパターン情報と店
舗施設情報とを投影した一例である。

【符号の説明】

１ ワールドワイドウェブサーバ、２ ホームページ、
３ 記憶手段、４ 店舗施設情報表示プログラム、５
電子地図データ、６ コース案内情報、７ キャラクタ
パターン情報、８ 店舗施設情報、９ 検索送信手段、
１０ インターネット、１１ ウェブブラウザ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｂ 29/00 Ｇ０９Ｂ 29/00 Ｆ (72)発明者 小林 義人 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機インフォメーションシステムズ株式 会社内 Ｆターム(参考） 2C032 HB03 HB05 HB31 HC13 HC27

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 地図情報提供サービスのホームページを
   掲載するワールドワイドウェブサーバに備えられ、ワー
   ルドワイドウェブブラウザとしての顧客コンピュータあ
   るいはホームページ参照可能な携帯電話に配信される店
   舗施設情報表示プログラムであって、前記顧客コンピュ
   ータあるいは前記携帯電話に以下のステップを実行させ
   ることを特徴とする店舗施設情報表示プログラム。 (a)選択したコースに係る電子地図データ、キャラクタ
   パターン情報、コース案内情報及び店舗施設情報を前記
   ワールドワイドウェブサーバから読み込むステップ、
   (b)前記電子地図データを表示するステップ、(c)表示さ
   れた前記電子地図データ上に前記コース案内情報に基づ
   いてキャラクタパターンを表示し、コース案内を開始す
   るステップ、(d)表示された電子地図データ上の店舗又
   は施設の位置まで前記コース案内情報に基づいてキャラ
   クタパターンを移動させるステップ、(e)当該店舗施設
   情報を表示するステップ、(f)前記キャラクタパターン
   の位置がコースの終点か否か判定するステップ、(g)前
   記コースの終点か否かの判定の結果、コースの終点でな
   いと判定された場合、前記(d)のステップに戻るステッ
   プ。
2. 【請求項２】 地図情報提供サービスのホームページを
   掲載するワールドワイドウェブサーバを備える店舗施設
   情報配信装置において、ワールドワイドウェブブラウザ
   としての顧客コンピュータあるいはホームページ参照可
   能な携帯電話に以下のステップを実行させることを特徴
   とする店舗施設情報表示方法。 (a)選択したコースに係る電子地図データ、キャラクタ
   パターン情報、コース案内情報及び店舗施設情報を前記
   ワールドワイドウェブサーバから読み込むステップ、
   (b)前記電子地図データを表示するステップ、(c)表示さ
   れた前記電子地図データ上に前記コース案内情報に基づ
   いてキャラクタパターンを表示し、コース案内を開始す
   るステップ、(d)表示された電子地図データ上の店舗又
   は施設の位置まで前記コース案内情報に基づいてキャラ
   クタパターンを移動させるステップ、(e)当該店舗施設
   情報を表示するステップ、(f)前記キャラクタパターン
   の位置がコースの終点か否か判定するステップ、(g)前
   記コースの終点か否かの判定の結果、コースの終点でな
   いと判定された場合、前記(d)のステップに戻るステッ
   プ。