JP2003167671A - ジョイスティック式ドーム型コントローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマウスコントローラと違いコントロー
ラを動かすための平らなスペースの確保、マウスパッド
を必要とせず腕を動かすことなく玉を撫でるような手先
の動きだけでコンピュータ使用時におけるポインタの移
動を可能とし、同時にクリック、スクロール等の操作も
可能とするコントローラを提供する。 【解決手段】 （１）本体に付属する（２）ジョイステ
ィック先端に、ジョイスティックを動かした時に描く弧
をトレースする曲面もしくはカーブを持ち、クリック、
スクロール等の信号入力デバイス、例えばクリックボタ
ン等の（４）操作ボタンを設けた、（３）ドーム型カバ
ーをかぶせ取り付けする。以上の構造を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、コントローラに関
するものでコンピュータ操作時にポインタの移動を、玉
を撫でる様な手先の動きだけで可能とし、同時にクリッ
クやスクロール等の操作も可能とする、ジョイスティッ
ク式ドーム型コントローラに関する物である。 【０００２】 【従来の技術】従来コンピュータ操作に用いられるマウ
スコントローラには、ホイール式、トラックボール式等
があった。これらには、次のような欠点があった。 （イ） コントローラを動かす為の平らなスペースの確
保並びにマウスパッドが必要でありテーブル上、デスク
上のスペースを有効に活用できない。 （ロ） 底部又は上面のボール部分にチリ、ホコリを巻
き込む等して作動不良を起こす為、定期的に分解清掃も
しくは買い替える等しなくてはならない。 （ハ） ポインタを移動させる為それに合わせ何度も腕
を動かさなくてはならない。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】本発明はコントローラ
を動かす為の平らなスペースの確保、マウスパッド、分
解清掃等を必要とせず、腕を動かす事なく玉を撫でるよ
うな手先の動きだけでポインタの移動を可能とし、同時
にクリック、スクロール等の操作も可能とするジョイス
ティック式ドーム型コントローラを開発しようとする物
である。 【０００４】 【課題を解決するための手段】これを図面について説明
すれば（１）本体に付属する（２）ジョイスティック先
端に、ジョイスティックを動かした時に描く弧をトレー
スする曲面もしくはカーブを持ち、クリック、スクロー
ル等の信号入力デバイス、例えばクリックボタン等の
（４）操作ボタンを設けた、（３）ドーム型カバーをか
ぶせ取り付けする。 【０００５】 【発明の実施の形態】以上の構成によりドーム型カバー
に手をのせスライドさせてもぶれることなく玉の表面を
撫でるような動きとなり滑らかで楽な操作感を得ること
ができる。この時ドーム型カバーをスライドさせること
により同様にジョイスティックも同方向に倒れる動きを
みせる。ドーム型カバーをスライドさせると同方向にポ
インタも動く、この時スライドさせる角度によりポイン
タの移動速度も自在に変えることができ、細かな操作も
可能である。ポインタの動きを止めるには、ドーム型カ
バーを中央部に戻すか手を離すだけである。これは手を
触れない状態では中央部に直立するジョイスティックの
特性を活かしたものである。クリックやスクロール等の
操作は、ドーム型カバーに設けた操作ボタン類、ホイー
ル、レバー等の信号入力デバイスにより可能である。 【０００６】ゲームソフト等のコントローラとしても使
用でき、従来別売りのコントローラを用意しなくては操
作しにくかったシューティングゲームやフライトシミュ
レーションゲーム等アクション性の強いゲームもこのコ
ントローラひとつで楽に操作できる。必要に応じて、切
り替えスイッチ、ボタン等を設けてもよい。このコント
ローラは、レバー又はジョイスティックにより操作され
ているもののコントローラとして置き換えて使用するこ
ともできる。必要に応じて、ドーム型カバーの信号入力
デバイスを設けない形態にしてもよい。 【０００７】ドーム型カバーとジョイスティックは取付
け式でも一体式でもよい。ドーム型カバー表面部の形状
は手の乗せやすさを考えて半球形状の他、卵型などの楕
円形や、多角形、多面体またはこれらを組み合わせた形
等さまざまな形状、デザインに形成してもよい。本体の
形状はドーム型カバー及びジョイスティックの動きに干
渉しなければどのような形状でもよい。必要に応じて、
ドーム型カバーの動きをサポートするため本体表面もし
くはドーム型カバーにボールベアリングやローラー等を
設けてもよい。ドーム型カバーに設けられた信号入力デ
バイスから本体への信号伝達方法は、電気的な方法、機
械的な方法のどちらでもよい。ジョイスティックに伸縮
機能もしくは伸縮性を持ったものを使用し、ドーム型カ
バー部との接続部に首振り機能を持ったものを使用する
と、薄型のコントローラも作ることができる。 【０００８】 【発明の効果】したがって以上の発明により次のような
効果、利点が得られる。 （イ） コントローラを置くスペースさえ確保できれば
使用可能なので、従来のマウスコントローラの様なコン
トローラを動かすための平らなスペースの確保並びにマ
ウスパッドが不要となりテーブル上、デスク上のスペー
スをより有効に活用できる。 （ロ） 内部機構を包み込んだ構成により、チリ、ホコ
リ等が入りにくくなるので誤作動等も生じず、従来のマ
ウスコントローラに比べ耐久性が格段に向上する。 （ハ） 腕を動かすことなく手先の動きだけで操作が可
能となり、加えてある程度安定性のある所であればどこ
ででも使用できるので、例えば、体の不自由な人であっ
ても手首から先の動く人であればふとんやベッド上から
でも画面を見ながら手元にコントローラを置き、コンピ
ュータの操作を楽しむことができる。 （ニ） 従来のマウスコントローラとの多少の操作性の
違いはあるが、家庭用ゲーム機の普及により子供から大
人まで多くの人が十字キーやジョイスティックの操作に
慣れ親しんでいることもあり、感覚的には同じなので違
和感感なく使用することができる。 【０００９】

【図面の簡単な説明】 【図１】 本発明の一例の斜視図である。 【図２】 本発明の一例の正面図である。 【図３】 本発明の一例の平面図である。 【符号の説明】 （１）本体 （２）ジョイスティック （３）ドーム型カバー （４）操作ボタン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】本体に付属するジョイスティック先端に、
   ジョイスティックを動かした時に描く弧をトレースする
   曲面もしくはカーブを持ち、クリック、スクロール等の
   信号入力デバイスを設けた半球形状のドーム型カバーを
   かぶせ取り付けし、コンピュータ操作時におけるポイン
   タの移動が玉を撫でるような手先の動きにより可能とな
   り、同時にクリック、スクロール等の操作も可能とする
   ジョイスティック式ドーム型コントローラ。