JP2003167540A - 発光体装置、光源連結体及び光源連結体の製造方法 - Google Patents

発光体装置、光源連結体及び光源連結体の製造方法

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JP2003167540A
JP2003167540A JP2002001704A JP2002001704A JP2003167540A JP 2003167540 A JP2003167540 A JP 2003167540A JP 2002001704 A JP2002001704 A JP 2002001704A JP 2002001704 A JP2002001704 A JP 2002001704A JP 2003167540 A JP2003167540 A JP 2003167540A
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conductor
insulating sheet
source assembly
light
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Hideo Moriyama
秀男 森山
Munehiko Yanagida
宗彦 柳田
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Moriyama Sangyo KK
Original Assignee
Moriyama Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板を使用せず且つ少量生産する
場合でも低コストに製造可能な光源連結体を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明による光源連結体は、複数の光源
と、これら光源を連結する接続構造とを含み、接続構造
は平坦な長寸の絶縁シートと、絶縁シートの少なくとも
一面に露出した状態で取り付けられ、絶縁シートの長手
方向に互いに平行に延在する電源接続用の第1及び第2
の導体と、第1及び第2の導体から離間して絶縁シート
に取り付けられ、絶縁シートの長手方向に延在する第3
の導体とを有し、第3の導体は複数の接続片に分断され
ており、複数の光源はこれら複数の接続片に接続され、
これら接続片の所要のものが第1または第2の導体に幅
方向に延在する接続部材によって接続されていることを
特徴とする。 【効果】 第3の導体の分断パターン及び接続部材によ
る接続片と第1または第2の導体との接続位置を変える
ことで様々な光源接続パターンを有する光源連結体を効
率よく低コストに形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光源を電気
的に接続してなる光源連結体とその製造方法、及びその
ような光源連結体を用いた発光体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の光源を電気的に接続した光源連結
体を用いた発光体装置が、単なる照明の他に広告・装飾
・標示などの用途で使用されている。この種の発光体装
置の一例が、例えば特開平10−105096号公報に
開示されている。この公報には、片面に回路パターンが
形成されたフレキシブル基板の電極部に、光源としての
発光ダイオード(LED)のリード線をクリーム半田を
用いて固着することで光源連結体を形成し、それを収容
部に納めて発光体装置を形成することが開示されてい
る。フレキシブル基板は例えばポリイミドを主材とし、
回路パターンは35μm程度の厚さの銅箔によって形成
される。回路パターンは、LEDのリード線が固着され
る電極部は露出されているが、それ以外の部分は被覆で
覆われて絶縁されている。またLEDが取り付けられた
フレキシブル基板は収納体に納められる。このように予
め所定の回路パターンが形成されたフレキシブル基板に
半田を用いてLEDを取り付けることで、様々な形状を
取ることが可能なフレキシブルな発光体装置を手作業を
必要とすることなく高効率に製造ラインで形成すること
が可能となる。
【0003】しかしながら、このように予め回路パター
ンが形成されたフレキシブル基板を用いる場合、様々な
回路パターンの発光体装置を製造するには、それぞれの
回路パターンに応じたフレキシブル基板を用意しなけれ
ばならず、従って、様々な回路パターンの発光体装置を
高効率且つ低コストに製造することができないという問
題がある。
【0004】また、LEDは通常熱に弱く、取り付けに
リフロー半田を用いることは熱によるLED損傷の恐れ
があるため望ましくない。また通常半田は鉛を含んでお
り、その使用には環境上の対策が必要である。無鉛半田
を使用することも考えられるが、コスト高であるだけで
なく融点が通常の半田より高いため、熱によるLEDへ
の影響が一層問題となる。
【0005】さらに、フレキシブル基板の回路パターン
を形成する銅箔は35μmと薄く、しかも大部分が被覆
されているため、放熱効果がほとんど期待できない。そ
のため多数のLEDを用いた場合、特に密封された空間
内において使用される場合、LEDから発せられる熱に
よってLEDの周囲温度が上昇しLEDが損傷または性
能低下する恐れがある。熱によるLEDの損傷または性
能低下を回避しようとすると、連結できる光源の数が制
限されてしまう。
【0006】本出願人による特開平10−144430
号公報には、様々な回路構成が可能で光源の数を様々に
変えることのできる照明装置が提案されている。しかし
ながら、この照明装置は、絶縁体内に埋設された導体に
ソケットを介して光源としての両端封止型白熱電球を接
続する構成であり、組み立てを手作業で行う必要がある
ため、生産性の向上及び製造コスト低減の観点からは、
尚、一層の改善が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来技術の問題点を解決するためのものであり、本発明
の主な目的は、様々な回路パターンの発光体装置を高効
率且つ低コストに製造するのに適した光源連結体及びそ
の製造方法を提供することである。
【0008】本発明の第2の目的は、半田を用いること
なく且つ高効率に製造可能な光源連結体及びその製造方
法を提供することである。
【0009】本発明の第3の目的は、多数の光源を連結
した場合でも、光源から発せられる熱を効果的に放散さ
せ、熱によるLEDの損傷をなくすまたは大幅に低減す
ることが可能な光源連結体及びその製造方法を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に基づくと、複数の光源と、これら複数の光源を
連結する接続構造とを有する光源連結体であって、接続
構造は、概ね平坦な長寸の絶縁シートと、絶縁シートの
少なくとも一面に露出した状態で取り付けられ、絶縁シ
ートの長手方向に互いに概ね平行に延在する電源との接
続用の第1及び第2の導体と、第1及び第2の導体から
好適には絶縁シートの幅方向に離間して絶縁シートに取
り付けられ、絶縁シートの長手方向に延在する第3の導
体とを有し、第3の導体は複数の接続片に分断されてお
り、複数の光源はこれら複数の接続片に接続され、これ
ら接続片の所要のものが第1または第2の導体に幅方向
に延在する接続部材によって接続されていることを特徴
とする光源連結体が提供される。
【0011】これによると、第3の導体の分断パターン
及び接続部材による接続片の導体への接続位置を変える
ことで、直並列、並列、直列といった様々な回路構造の
光源連結体を形成することが容易に可能である。絶縁シ
ート10に取り付けられた第1〜第3の導体は露出して
おり且つ典型的には0.1〜0.3mmというように十
分な厚みを持ち十分な熱伝導特性を確保することができ
るため、例えば、光源連結体を密閉された容器内で使用
する場合でも、光源などから発生された熱を速やかに伝
達して、光源などの周囲温度が局所的に上昇して損傷し
たり性能低下したりするのを防止することができる。ま
た第3の導体の分断はプレス加工で行うことができ、光
源及び接続部材の導体または接続片への接続はレーザ溶
接で行うことができ、これらは順送り式の製造ラインに
おいて連続的に行うことができるため極めて効率良く低
コストに生産可能である。またレーザ溶接により光源の
接続片への接続を行う場合、半田を不用とすることがで
きるので、半田の使用に伴う環境への問題等をなくすこ
とができる。さらに、光源連結体は絶縁シートに導体を
張り付けて形成される接続構造で光源を連結した単純な
構造であるため、簡単に分解することができリサイクル
が容易であるという利点もある。
【0012】本発明の光源連結体の好適実施例では、接
続片が絶縁シートの第1の面に取り付けられており、第
1及び第2の導体が絶縁シートの第1の面と相反する第
2の面に取り付けられている。これにより第1及び第2
の導体と接続片との不所望な電気的接続を確実に防止す
ることができる。
【0013】接続部材は、第1〜第3の導体とは別体の
導電片、抵抗、または第1乃至第3の導体のいずれかの
一部を切り込んで形成した幅方向に延在する舌片をその
根本部分で幅方向に折り返して形成された折り返し部な
どにより具現することができる。第1〜第3の導体が絶
縁シートの同じ面に取り付けられている場合には、環境
対策の観点からは好ましくないが、接続部材として半田
を用いることも可能である。折り返し部を用いる場合、
別体の導電片を用いるよりも作業工程が簡単であり、ま
た電気的接続もより確実にできるという利点がある。
【0014】一実施例では、接続片と第1及び第2の導
体とが絶縁シートの異なる面に取り付けられ、第1及び
第2の導体の一部をそれらの取り付け面とは反対側の面
に露出するように絶縁シートに開口が設けられ、導電片
が第1または第2の導体の前記開口によって露出された
部分と接続片との間を接続する。その場合、導電片はそ
の一端部に肉厚部を有しており、この肉厚部が開口によ
って露出された第1または第2の導体の部分に接触する
ようにすると、導電片の肉厚部が絶縁シートの厚さなど
を補って、絶縁シートの異なる面に設けられた接続片と
第1または第2の導体との間の接続を好適に行うことが
できる。
【0015】接続部材が折り返し部を含む場合、折り返
し部が形成される部分を露出するように絶縁シートに開
口が形成されていると、折り返し部の形成を容易に行う
ことができるため好適である。
【0016】光源の少なくとも一つが電気接続用の一対
のリード線を有している場合、接続片のこれら一対のリ
ード線に対応する部分にこれらリード線を差し込むため
の穴が形成されていると接続を容易且つ確実になすこと
ができる。その場合、接続片の穴を画定する部分が穴の
内部に向かって突出する突出部を有していると、リード
線挿入時にこれら内向き突出部が撓んでリード線に圧接
するため一層接続が良好となる。
【0017】光源と接続片とは好適にはレーザ溶接によ
って溶接することができる。レーザ溶接の他にスポット
溶接など他の方法を用いることも可能であるが、レーザ
溶接は極めて短時間に溶接を可能とするため例えばLE
Dからなる光源に対する熱による悪影響を最小限にとど
めることができ好適である。またこの場合、光源と接続
片との取り付け部分に対応した位置においてこれら取り
付け部を露出するような大きさの開口が絶縁シートに形
成されていると、絶縁シートがレーザ光を遮る心配なく
溶接のためのレーザ光の照射方向を任意に設定すること
ができる。
【0018】光源の少なくとも一つが電気接続用の一対
のリード線を有している場合、これら一対のリード線に
関連する接続片の端部が折り曲げられて絶縁シートの主
面に対して概ね垂直な壁を形成し、一対のリード線がこ
れら壁に接触して関連する接続片に接続されるようにす
ることができる。このようにすることにより、接続片の
端部を折り曲げて形成した壁が光源のリード線の取付位
置を定めるガイドとして働くとともに、例えば接続片と
光源のリード線とが絶縁シートの異なる面側にあって
も、接続片の端部を折り曲げた壁を介してリード線と接
続片とを接続することが可能となる。接続片の端部を折
り曲げて形成された壁と光源のリード線とがレーザ溶接
されていると接続を確実になすことができる。
【0019】本発明の一好適実施例では、第1の導体と
第2の導体とが幅方向に隣接し、第3の導体は第1の導
体と第2の導体のいずれかと幅方向に隣接している。そ
の場合、第3の導体に含まれる接続片の少なくとも一つ
は、第1の導体と第2の導体のうち幅方向により離れた
ものと一対のリード線を有する抵抗を介して接続される
ようにすることができ、幅方向寸法を増加させることも
ない。一対のリード線を有する抵抗を介して接続された
接続片と第1の導体または第2の導体の部分に、抵抗の
リード線を挟持するための一対の対向する起立部が形成
されていると確実な電気的接続/機械的支持が得られる
ため望ましい。好適にはこれら起立部は、一対のリード
線を有する抵抗を介して接続された接続片と第1の導体
または第2の導体の部分の各々に切り込みによって形成
された長手方向に相反する向きに延在する一対の舌片を
それらの先端部が互いに近接するように折り曲げて形成
することができる。このような抵抗のリード線との接続
用の起立部が、絶縁シートの光源が取り付けられる側の
面に設けられていると、反対側の面を概ね平らにして支
持台などへの取付を容易にでき好適である。起立部が形
成される部分を露出するように絶縁シートに開口が形成
されていると、このような起立部を形成するための加工
を容易に行うことができる。
【0020】本発明の更に別の側面に基づくと、複数の
光源と、これら複数の光源を連結する接続構造とを有す
る光源連結体であって、接続構造は、概ね平坦な長寸の
絶縁シートと、絶縁シートの少なくとも一方の面に露出
した状態で取り付けられ光源を所望の回路パターンで接
続する複数の導体とを有することを特徴とする光源連結
体が提供される。導体の絶縁シートへの取り付けは、接
着剤を用いるなど他の方法で行うことも可能であるが、
熱溶着(即ち絶縁シートを加熱して導体に圧着すること
により導体と絶縁シートとを固着すること)によって行
うと作業工程を簡略化でき好適である。
【0021】複数の光源が、2つの異なる色のLEDチ
ップを含み且つ第1、第2、第3の端子を有する3極L
EDランプを含んでいる場合、複数の導体が、絶縁シー
トの長手方向に概ね平行に延在する第1、第2及び第3
の導体を有し、各3極LEDランプの第1の端子は第1
の導体に接続され、第2の端子は第2の導体に接続さ
れ、第3の端子は第3の導体に接続されるようにするこ
とで、3極LEDランプを用いた光源連結体を形成する
ことができる。
【0022】本発明の更に別の側面に基づくと、複数の
光源と、これら複数の光源を連結する接続構造とを有す
る光源連結体であって、複数の光源は、発光色の異なる
少なくとも第1及び第2のグループの光源を含み、接続
構造は、概ね平坦な長寸の絶縁シートと、この絶縁シー
トに取り付けられ、絶縁シートの長手方向に互いに概ね
平行に延在する第1及び第2の導体とを有し、第1の導
体は分断されて複数の接続片を形成し、これら接続片に
よって第1のグループの光源を直列接続し、第2の導体
は分断されて複数の接続片を形成し、これら接続片によ
って第2のグループの光源を直列接続していることを特
徴とする光源連結体が提供される。これにより、第1及
び第2のグループの光源の発光強度を変えることによ
り、様々な色の光を生成することのできる光源連結体を
プリント基板を用いることなく容易且つ低コストに形成
することができる。接続構造が、第1及び第2の導体か
ら幅方向に離間して絶縁シートに取り付けられた長手方
向に延在する第3の導体を更に有する場合、直列接続さ
れた第1及び第2のグループの光源を、それらの一方の
端部において第3の導体に接続することによって、それ
らの他方の端部と第3の導体とを介して電源に接続する
ことができる。即ち、長寸の接続導体構造の一方の端部
側のみが電源との接続に用いられるため、両側を電源と
の接続に用いる必要がある場合と比べて光源連結体の配
置の自由度が向上する。
【0023】複数の光源は、第1及び第2のグループの
光源とは異なる発光色の更に別のグループの光源を有す
ることもできる。その場合、これら3つのグループの光
源の発光色を光の三原色(例えば赤、緑、青)とする
と、各光源グループから生成された光を例えば乳白色の
光拡散性カバーなどを用いることで加法混色するととも
に、各光源グループの発光強度を変えることで任意の光
色の光を生成することができる。
【0024】本発明の更に別の側面に基づくと、複数の
光源を接続してなる光源連結体の製造方法であって、概
ね平坦な長寸の絶縁シートの少なくとも一方の面に複数
の導体を露出した状態で取り付ける過程と、これら複数
の導体の少なくとも一つを分断して複数の接続片を形成
する過程と、接続片の所望の部分に複数の光源を取り付
ける過程と、接続片の所望のものを接続部材を用いて導
体に接続する過程とを有することを特徴とする光源連結
体の製造方法が提供される。これによると、接続片を形
成する際の導体の分断パターン及び接続部材による接続
片の導体への接続位置を変えることで、直並列、並列、
直列といった様々な回路構造の光源連結体を形成するこ
とが容易に可能である。
【0025】接続部材を用いた接続片と導体との接続及
び/または接続片への光源の取り付けは、好ましくはレ
ーザ溶接によって高効率に行うことができる。これは導
体が露出した状態で絶縁シートに取り付けられているこ
とから可能となっている。またその場合、レーザ溶接が
なされる箇所を露出するように絶縁シートに複数の開口
を形成する過程を更に有しているとよい。
【0026】接続片の形成は、導体の少なくとも一つの
所要部分をプレス機により打ち抜くことにより行うと、
高速に行うことができ生産性を向上することができるの
で好ましい。
【0027】本発明の更に別の側面に基づくと、複数の
光源とこれら複数の光源を連結する接続構造とを有する
光源連結体を用いた発光体装置であって、接続構造は、
概ね平坦な長寸の絶縁シートと、絶縁シートの少なくと
も一方の面に露出した状態で取り付けられ光源を所望の
回路パターンで接続する複数の導体とを有し、発光体装
置は、光源連結体を収容するハウジングと、光源連結体
の複数の導体の少なくとも一つとハウジングの内面とに
接触し、それらの間で熱を伝達する熱伝達部材とを有し
ていることを特徴とする発光体装置が提供される。この
ようにすることにより、光源などから生成された熱は、
接続構造からハウジングへと伝達され、更にハウジング
から外部へと放散されるため、ハウジング内の温度上昇
を抑制して過度な温度上昇による光源などの素子の損傷
または性能低下を防止することができる。即ち、熱伝達
部材を用いることによってハウジングをヒートシンクと
して作用させることができる。
【0028】熱伝達部材は光源連結体をハウジング内で
支持する支持体としても働くことができ、その場合、別
途支持体を用意しなくてもよい。また熱伝達部材が弾性
を有しており、それによってハウジングの内面に圧接さ
れていると、ハウジングへの熱伝達が良好になるととも
にハウジング内で光源連結体をがたつきなく安定に保持
することができるため好適である。ハウジングはガラス
のような熱伝導性のよい材料からなることが好ましい。
また好適には熱伝達部材は、電源との接続のための前記
導体に接続されてる。
【0029】複数の光源が、赤色、緑色、青色LEDチ
ップと、これらLEDチップを制御するための第1〜第
3の端子と、これらLEDチップのアノードまたはカソ
ードのいずれかに共通に接続された第4の端子とを有す
る多色LEDを含んでいる場合、これら多色LEDを連
結する接続構造が、概ね平坦な長寸の絶縁シートと、こ
の絶縁シートの少なくとも一方の面に露出した状態で取
り付けられ、絶縁シートの長手方向に互いに概ね平行に
延在する第1〜第6の導体とを有し、第1〜第6の導体
のうち2つは複数の接続片に分断されており、複数の多
色LEDはこれら複数の接続片に接続され、第1〜第6
の導体のうち他の3つは直流電源の一方の出力に接続さ
れ、第1〜第6の導体の残りの1つは直流電源の他方の
出力に接続され、多色LEDの各々の第1〜第3の端子
に接続された接続片は直流電源の一方の出力に接続され
た3つの導体のうちの対応する1つに接続され、多色L
EDの各々の第4の端子に接続された接続片は直流電源
の他方の出力に接続された導体に接続されているように
することにより、多色LEDを用いた光源連結体を形成
することができる。
【0030】直流電源の他方の出力に接続される導体
が、絶縁シートの他の導体が取り付けられる面とは反対
の面に取り付けられていると、不所望な導体間の短絡防
止を一層確実に行うおとができる。また、多色LEDの
各々の第1〜第3の端子に接続された接続片を、直流電
源の一方の出力に接続された3つの導体のうちの対応す
る1つに抵抗を介して接続すると、これらの抵抗によっ
て多色LEDに過大な電流が流れるのを防止することが
できる。
【0031】本発明の別の側面によると、複数の光源
と、これら複数の光源を連結する接続構造とを有する光
源連結体を複数含む発光体装置であって、各光源連結体
の接続構造は、概ね平坦な長寸の絶縁シートと、この絶
縁シートの少なくとも一面に露出した状態で取り付けら
れ、絶縁シートの長手方向に互いに概ね平行に延在する
電源との接続用の第1及び第2の導体と、第1及び第2
の導体から離間して絶縁シートに取り付けられ、絶縁シ
ートの長手方向に延在する第3の導体とを有し、第3の
導体は複数の接続片に分断されており、複数の光源はこ
れら複数の接続片に接続され、接続片の所要のものが第
1または第2の導体に幅方向に延在する接続部材によっ
て接続され、それによって複数の光源は第1及び第2の
導体間に互いに並列に接続され、これら複数の光源連結
体は幅方向に配列され、隣接する光源連結体の一方の第
1の導体と他方の第2の導体とが接続されることで、複
数の光源連結体は直列に接続されていることを特徴とす
る発光体装置が提供される。このように、複数の光源を
並列接続してなる光源並列接続体を複数個直列接続して
いわゆるマトリックス状に光源が連結された発光体装置
を本発明に基づく光源連結体を用いて容易に形成するこ
とができる。
【0032】光源の各々がLEDからなり、接続部材の
各々が抵抗からなる場合、各LEDに直列に抵抗が接続
することになるため、一つのLEDが短絡故障してもそ
れに直列に接続された抵抗によって電圧が維持されるた
め、短絡故障したLEDと並列に接続されたLEDも発
光を続けることができ、大幅な光量の低下を防止するこ
とができる。
【0033】本発明のさらに別の側面によると、複数の
光源と、これら複数の光源を連結する接続構造とを有す
る光源連結体であって、接続構造は、概ね平坦な長寸の
絶縁シートと、この絶縁シートの少なくとも一面に露出
した状態で取り付けられ、絶縁シートの長手方向に互い
に概ね平行に延在する第1及び第2の導体と、第1及び
第2の導体から離間して絶縁シートに取り付けられ、絶
縁シートの長手方向に延在する第3の導体とを有し、第
3の導体は複数の接続片に分断されており、複数の光源
はこれら複数の接続片に接続され、接続片の所要のもの
が第1または第2の導体に幅方向に延在する接続部材に
よって接続され、それによって第1の導体と第2の導体
との間に並列に接続された複数の光源を含む光源並列接
続体が、複数個形成されており、これら複数の光源並列
接続体が直列に接続されるように、第1及び第2の導体
の一部が切断されていることを特徴とする光源連結体が
提供される。これにより、電気的にはいわゆるマトリッ
クス状に接続され且つ空間的には1列に配列された複数
の光源を含む光源連結体が得られる。このような光源連
結体では、光源がマトリックス状に接続されているため
一つの光源の故障によっても他の光源が影響を受けにく
く、また1列に配列されているため配置の自由度が高い
という利点が得られる。
【0034】各光源がLEDからなる場合、隣接する光
源並列接続体間において第1〜第3の導体が接続部材に
よって電気的に接続され、それによって隣接する光源並
列接続体のうち電気的に上流側の光源並列接続体に含ま
れるLEDのカソードと電気的に下流側の光源並列接続
体に含まれるLEDのアノードが接続されており、第1
及び第2の導体は、隣接する光源並列接続体のうち上流
側の光源並列接続体に含まれるLEDのアノードと下流
側の光源並列接続体に含まれるLEDのカソードとが分
離されるように且つ各LEDの両端が短絡されないよう
に切断されているとよい。また、各LEDに直列に抵抗
が接続されていると、LEDの短絡故障によっても、そ
の抵抗によって電圧が維持されるため、短絡故障したL
EDと並列に接続されたLEDも発光を維持することが
でき、光量の低下を最小化することができる。
【0035】また本発明の別の側面によると、概ね線状
に配列された複数の光源を連結してなる光源連結体を複
数個含む発光体装置であって、これら複数の光源連結体
は発光体装置の発光面の周縁部において周方向に概ね等
間隔に配置されたそれぞれの始点から中心部に向かって
渦巻きをなすように配置されていることを特徴とする発
光体装置が提供される。このようにすることにより、線
状に配列された複数の光源を連結してなる光源連結体を
用いて面発光体を容易に形成することができる。特に、
複数の光源連結体が、異なる光色の光を発する少なくと
も2つの光源連結体を含んでいる場合、これら異なる光
色の光源を概ね均一に混在配置することが可能である。
複数の光源連結体の各々が、異なる光色の光を発する光
源を含んでいてもよい。
【0036】本発明の特徴、目的及び作用効果は、添付
図面を参照しつつ好適実施例について説明することによ
り一層明らかとなるだろう。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施例につい
て図面を参照しつつ説明する。なお、各実施例におい
て、使用する光源の主たる発光方向が「上方向」となっ
ていることに注意されたい。
【0038】図1は、本発明に基づく光源連結体の一実
施例を示す正面図であり、図2は図1のラインII−I
Iに沿った断面図である。これらの図に示されているよ
うにこの光源連結体1は、光源として複数の発光ダイオ
ード(LED)2を用いており、各LED2は電気接続
用の端子として2本の平行なリード線3を有するいわゆ
る砲弾型LED(またはランプ型LEDともいう)とな
っている。複数のLED2はリード線3に直交する向き
に配列され、この配列方向に延在する接続構造4により
電気的且つ機械的に接続されている。
【0039】接続構造4は、可撓性を有する長寸の平坦
な絶縁シート10の第1の面(図1では裏側)において
絶縁シート10の両側部に張り付けられた長手方向に延
在する第1及び第2の導体11、12(点線で示した)
と、第1の面とは反対側の第2の面(図1では表側)に
おいて絶縁シート10の幅方向中央部に張り付けられた
第3の導体13とを有している。第1及び第2の導体1
1、12は電源(点線で示した)との接続に用いられ、
第3の導体13はLED2のリード線3との接続に用い
られる。このように電源接続用の第1及び第2の導体1
1、12とLED2接続用の第3の導体13とが絶縁シ
ート10の相反する面に設けられているため、LED2
のリード線3が絶縁シート10の主面と概ね平行に延在
していても、リード線3が第1及び第2の導体11、1
2に接触することがない。
【0040】第3の導体13は複数の接続片14に分断
されており、これら接続片14によってこの実施例では
4つのLED2と一つの抵抗15とが直列に接続されて
直列ブロックを形成している。抵抗15はLED2の過
電圧を防止するために設けられている。抵抗15は、側
面部から底面部にかけて延在する一対の電気接続用端子
を備えリード線を有さない表面実装型抵抗(SMD型抵
抗またはチップ型抵抗ともいう)とすることができる。
もちろんリード線を有する抵抗を用いてもよい。LED
2及び抵抗15と接続片14との接続はレーザ溶接によ
って好適になすことができる。スポット溶接、超音波溶
接なども可能であるが、接合の確実性、熱による素子へ
の悪影響の少なさなどからレーザ溶接が好ましい。導体
13の分断は後に詳述するように好適にはプレス加工に
よる打ち抜きによりなすことができ、そのため隣接する
接続片14間において絶縁シート10には打ち抜き穴2
0が形成されている。
【0041】直列ブロックの一方の端部に位置する接続
片14は接続部材として働く導電片16によって第1の
導体11に接続され、他方の端部に位置する接続片14
は別の導電片16によって第2の導体12に接続されて
いる。絶縁シート10にはそれぞれ第1及び第2の導体
11、12と幅方向に整合した位置において導電片16
の取り付け位置に対応して長手方向に所定の間隔で配置
された複数の開口17、18が形成されている。これら
開口17、18によって第1及び第2の導体11、12
の対応する部分が絶縁シート10の第2面側において露
出され、それによって絶縁シート10の第1面側に設け
られた第1または第2の導体11、12と第2面側に設
けられた接続片14(第3の導体13)との間の導電片
16による接続が可能となっている。尚、図2において
は、図を見やすくするため、導電片16及び抵抗15の
図示は省略した。
【0042】図3は図1に示した光源連結体1の回路図
である。図3からわかるように、図1では一つの直列ブ
ロックしか示さなかったが、同様の直列ブロックを複数
個第1及び第2の導体11、12間に並列に接続し、直
並列構造をなすことが可能である。
【0043】図4(A)〜(C)はそれぞれ導電片16
の上面図、側面図、下面図である。図示されているよう
に導電片16は例えば平らな金属片からなり、その一端
は折り曲げられて肉厚部16Aを形成している。従っ
て、各導電片16はその肉厚部16Aが形成された方の
端部が絶縁シート10の開口17または開口18を介し
て第1または第2の導体11、12に接触するととも
に、他方の端部が第3の導体13の接続路14に接触す
るように配置され、それにより絶縁シート10及び第3
の導体13の厚みを吸収して、絶縁シート10の相反す
る側にある第1または第2の導体11、12と第2の導
体13(即ち接続片14)との間の電気的接続を確実に
行うことができる。導電片16と導体11、12、13
との間の接続は、LED2や抵抗15と同様に、レーザ
溶接によって好適に行うことができる。
【0044】図5〜図9を参照して、このような光源連
結体1の製造方法について説明する。図5に示すよう
に、まず、例えばポリイミドなどからなる長寸で平坦な
絶縁シート10に、第1の導体11と幅方向に整合して
位置する開口17及び第2の導体12と幅方向に整合し
て位置する開口18を形成する。更に、同図に示されて
いるように、第3の導体14と幅方向に整合して位置す
る開口19を形成する。第1及び第2の導体11、12
と幅方向に整合した位置に導電片16の取り付け位置に
対応して位置するように長手方向に所定のピッチで配置
された開口17、18は導電片16の幅2つ分と打ち抜
き穴20の幅とを足し合わせた長さに概ね対応した長手
方向寸法を有している。第3の導体13と幅方向に整合
した位置に形成された開口18は各々第3の導体13の
導電片16または抵抗15が取り付けられる得る部分か
らLED2のリード線3が取り付けられ得る部分に渡っ
て延在し、やはり長手方向に所定のピッチで配置されて
いる。これら開口17、18、19の長手方向ピッチ
は、LED2の取り付けピッチと同じである。これら開
口17、18、19のLED2、導電片16、抵抗15
との間の位置関係を理解しやすいように、図5におい
て、図1に示したLED2、導電片16、抵抗15を想
像線で示した。
【0045】次に図6(a)の正面図及び図6(b)の
断面図に示すように、開口17〜19が形成された絶縁
シート10の第1の面(図6(a)では裏側の面)に例
えば主としてアルミや銅からなる第1及び第2の導体1
1、12を張り付ける。このような張り付けは熱溶着で
行うと好適だが、接着剤や樹脂のUV硬化など他の任意
の適切な方法によって行うこともできる。絶縁シート1
0に設けられた開口17、18によって第1及び第2の
導体の対応する部分が絶縁シート10の第2の面側(図
6(a)では表側)において露出されることが理解され
るだろう。
【0046】また、図7(a)の正面図及び図7(b)
の断面図に示すように、絶縁シート10の第2の面(図
7(a)では表側の面)に第3の導体13を張り付け
る。これもまた熱溶着によって行うことができる。図7
(b)の断面図から明らかなように、絶縁シート10に
形成された開口19に対応した第3の導体13の部分は
絶縁シート10の第1の面側において露出される。
【0047】第3の導体13を絶縁シート10に張り付
けた後、図8に示すように、第3の導体13を分断して
複数の接続片14を形成する。これは例えば第3の導体
13の所要部分をプレス機(図示せず)によって打ち抜
くことで行うことができる。この際、絶縁シート10も
一緒に打ち抜かれ、その結果、打ち抜き穴20が絶縁シ
ート10に形成される。第3の導体13の分断箇所(即
ち、打ち抜き穴20の形成箇所)は、LED2及び抵抗
15の取り付け位置及び隣接する直列ブロックの境界に
対応している。
【0048】続いて、図9に示すように、例えば順送り
装置のパイロットピンと係合するパイロット穴24が設
けられたラジアルテーピング23によって保持された光
源としてのLED2及び抵抗15を接続片14の所定部
分に取り付けるとともに、各直列ブロックの端に位置す
る接続片14を関連する導電片16を用いて第1の導体
11または第2の導体12に接続する。その後LED2
のリード線3を適当な長さで切断して、ラジアルテーピ
ング23から切り離すことにより図1に示すような光源
連結体1が形成される。このようにラジアルテーピング
23によって保持されたLED2を製造プロセスにおい
て用いる場合、第3の導体13の分断箇所(即ち、打ち
抜き穴20の位置)によって定まる光源の取り付け位置
のピッチをラジアルテーピング23に保持されたLED
2のピッチと合わせておくと好都合であることは言うま
でもない。
【0049】LED2、抵抗15及び導電片16の第1
〜第3の導体11〜13への取り付けは、上記したよう
にレーザ溶接で行うことができるが、このときレーザ光
は第1の面側(図9では裏側)から照射すると好適であ
る。これは、図4に示したような各導電片16の肉厚部
16Aが開口17、18を介して第1の導体11または
第2の導体12と接触した状態で第2の面側(図9では
表側)からレーザ光を照射すると、肉厚部16Aの厚み
のため、導電片16の第1または第2の導体11、12
との接触部が十分に溶けず、溶接が確実になされない恐
れがあるからである。第3の導体13(または接続片1
4)へのLED2、抵抗15、及び導電片16のレーザ
溶接は、第2の面側からレーザを照射して行うこともで
きる。しかしながら、レーザ光を絶縁シート10の第1
の面と第2の面の両方から照射可能とすると、製造装置
が複雑になり好ましくない。絶縁シート10において第
3の導体13と幅方向に整合した位置に設けられた開口
19は、第3の導体13とLED2、抵抗15及び導電
片16との間の接続箇所を絶縁シート10の第1の面側
に露出し、これらのレーザ溶接をレーザ光を第1の面側
から照射して行うことを可能としている。従って、本実
施例では、レーザ溶接のためのレーザ光は絶縁シート1
0の第1の面側からのみ照射すればよく、製造装置の簡
略化が可能である。
【0050】上記したプロセスの一部または全てを、順
送り式の製造ラインで連続的に行うことが可能である。
その場合、例えば絶縁シート10に長手方向に延在する
縁桟部を設け、そこにラジアルテーピング23のパイロ
ット穴24と同様のパイロット穴を形成して順送り可能
とするとよい。完成した光源連結体1は可撓性を有する
ので、完成後コイル状に巻き取って保管したり出荷した
りすることも可能である。
【0051】上記実施例では光源連結体1は光源として
のLED2を直並列接続したものであったが、接続部材
としての導電片16の取り付け位置及び第3の導体13
の分断パターンを変えることで、様々な回路構造を得る
ことが容易に可能である。
【0052】図10は、LED2を並列接続する光源連
結体1′の正面図であり、図11はその回路図である。
この図において上記した実施例と同様の部分には同じ符
号を付して詳しい説明を省略する。図示されているよう
に、この光源連結体1′の接続構造4′は、複数のLE
D2を第1及び第2の導体11、12間に並列に接続す
るように適合されている。各LED2は接続片14を介
してそれぞれ関連する抵抗15と直列に接続されてい
る。そしてこれらLED2と抵抗15の直列体が複数
個、対応する導電片16を介して第1及び第2の導体1
1、12間に互いに並列に接続されている。このような
回路構造は図1に示した光源連結体1において各直列ブ
ロックに含まれるLED2の数が1という特殊な場合と
いうこともできる。
【0053】図12は、LED2を直列接続する光源連
結体1″の正面図であり、図13はその回路図である。
この図において上記した実施例と同様の部分には同じ符
号を付して詳しい説明を省略する。図示されているよう
に、この光源連結体1″の接続構造4″は複数のLED
2を直列接続して、この直列接続体を第1及び第2の導
体11、12間に接続するように適合されている。詳述
すると、複数のLED2と抵抗15が接続片14によっ
て直列接続され、両端の接続片14が第1の導体11、
第2の導体12に導電片16を介して接続されている。
これは図1に示した光源連結体1において直列ブロック
の数が1という特殊な場合ということもできる。尚、図
12、図13に示した実施例では、抵抗15から発生す
る熱が一箇所に集中しないように光源連結体1″内の複
数箇所に抵抗15が分散配置されている。
【0054】このように本発明の一実施例によると、導
電片16の取り付け位置及び第3の導体13の分断パタ
ーンを変えることで、直並列、並列、直列といった様々
な回路構造の光源連結体を形成することが容易に可能で
ある。また第3の導体13の分断はプレス加工で行うこ
とができ、LED2、抵抗15、導電片16の導体11
〜13への接続はレーザ溶接で行うことができ、これら
は順送り式の製造ラインにおいて連続的に行うことがで
きるため極めて効率良く低コストに生産可能である。ま
た光源連結体1、1′、1″では、絶縁シート10に張
り付けられた第1〜第3の導体は露出しており、且つ、
例えば0.1〜0.3mmというように十分な厚みをも
たせることができる。従って、これら光源連結体1、
1′、1″は、通常35μm程度の厚さの銅箔によって
回路パターンが形成されるフレキシブル基板またはプリ
ント配線板に比べて大幅に熱伝導効率を向上させること
ができ、光源連結体1、1′、1″を密閉された容器内
で使用する場合でも、LED2や抵抗15から発生され
た熱を速やかに伝達して、これら素子の周囲温度が局所
的に上昇するのを防止することができる。また、レーザ
溶接により素子の導体11〜13への接続を行うこと
で、半田を不用とすることができるので、半田の使用に
伴う環境への問題等をなくすことができる。さらに、本
発明に基づく光源連結体1、1′、1″は絶縁シート1
0に導体11〜13を張り付けて形成される接続構造
4、4′、4″で光源2を連結した単純な構造であるた
め、簡単に分解することができリサイクルが容易である
という利点もある。
【0055】図14(a)は、本発明に基づく光源連結
体の別の実施例を示す上面図であり、図14(b)はそ
の一部の縦方向断面図である。この光源連結体101
は、光源として表面実装型(SMD型またはチップ型と
もいう)LED102を用いている点が前の実施例と異
なる。SMD型LED102は典型的には上面に光放出
部102Aを有し、リード線の代わりに底面から側面に
かけて延在する一対の電気接続用の端子102Bを有し
ているが、リード線を有するものもある。また側面に光
放出部を有するいわゆるサイドビュータイプのものも知
られている。この実施例のLED102は上面に光放出
部102Aを有するものである。
【0056】図1〜図13に示した実施例と同様に、L
ED102は一列に配列され、この配列方向に延在する
接続構造104により電気的且つ機械的に接続されてい
る。この接続構造104は、長寸の可撓性を有するテー
プ状絶縁シート110を有する点は上記実施例と同様で
あるが、電源との接続のための第1及び第2の導体11
1、112と、LED102との接続のための第3の導
体113とが、絶縁シート110の同じ面(上面)に張
り付けられている点が異なる。第3の導体113がプレ
ス機の打ち抜きによって複数の接続片114に分断され
隣接する接続片14間の絶縁シート110の部分に打ち
抜き穴120が形成されている点及び絶縁シート110
に第1〜第3の導体111〜113と幅方向に整合する
複数の開口117、118、119(図15参照)が形
成されており、これら開口によって第1〜第3の導体1
11、112、113がそれらの取り付け面とは反対側
の面(下面)において露出される点は上記実施例と同様
である。
【0057】この実施例も、図1の実施例と同様に、4
つのLED102と一つの抵抗115が直列に接続され
て直列ブロックを形成し、複数の直列ブロックが第1及
び第2の導体111、112間に並列に接続されて直並
列構造をなしている。回路図は図3と同様なので省略す
る。このような直並列構造の形成を可能とするため、接
続構造104は接続部材として働く複数の導電片116
を有しており、各直列ブロックはその両端部において対
応する導電片116によって第1及び第2の導体11
1、112に接続されている。この実施例では、第1〜
第3の導体111〜113は絶縁シート110の同じ面
に設けられているので、各導電片116は単に平板な金
属片でよく、肉厚部を有する必要はない。導電片116
の代わりに半田を用いて接続することも可能である。即
ち半田を接続部材として用いることもできる。その場合
は無鉛半田を用いることが環境対策上好ましい。
【0058】図15〜図17を参照して、このような光
源連結体101の製造方法について説明する。図15に
示すように、まず、例えばポリイミドなどからなる平坦
な長寸の絶縁シート110に、第1の導体111と幅方
向に整合して位置する開口117、第2の導体112と
幅方向に整合して位置する開口118、及び第3の導体
14と幅方向に整合して位置する開口119を形成す
る。第1及び第2の導体111、112と幅方向に整合
した位置に形成された開口117、118は導電片11
6の取り付け位置に対応して位置するように長手方向に
所定のピッチで配置され、各々導電片116の幅と同じ
かそれよりやや大きい長手方向寸法を有している。第3
の導体13と幅方向に整合した位置に形成された開口1
19は、長手方向に交互に位置する第1開口119Aと
第2開口119Bとを含んでおり、それぞれやはり長手
方向に所定のピッチで配置されている。第1開口119
AはLED102の取り付け位置に対応し、LED10
2の長さと概ね同じかそれよりやや大きい長手方向寸法
を有している。第2開口119Bは抵抗115または導
電片116の取り付け位置に対応しており、導電片11
6の幅2つ分と切り抜き穴120の幅とを合わせた長さ
に概ね対応した長手方向寸法を有している。第1開口1
19Aと第2開口119Bとを一体につなげて導電片1
16または抵抗115の取り付け位置からLED102
の取り付け位置に渡って延在する一つの開口としてもよ
い。これら開口117、118、119A、119Bの
長手方向ピッチは、LED102の取り付けピッチと同
じである。これら開口117、118、119A、11
9BのLED102、導電片116、抵抗115との間
の位置関係を理解しやすいように、図15において、図
14に示したLED102、導電片116、抵抗115
を想像線で示した。これらの開口117、118、11
9A、119Bは、LED102、導電片116、抵抗
115などを第1〜第3の導体の所要部分に絶縁シート
の下面側からレーザ光を当ててレーザ溶接によって取り
付けるために形成される。
【0059】次に図16に示すように、開口が形成され
た絶縁シート110の一面(図では上面)に例えば主と
してアルミからなる第1〜第3の導体111、112、
113を互いに幅方向に離間し且つ長手方向に延在する
ように熱溶着などにより張り付ける。絶縁シート110
に設けられた開口117、118、119A、119B
に対応するこれら導体111、112、113の部分
は、絶縁シート110の裏面において露出される。
【0060】第1〜第3の導体111〜113を張り付
けた後、図17に示すように、第3の導体113をプレ
ス加工により分断して複数の接続片114を形成する。
絶縁シート110には分断箇所に対応して打ち抜き穴1
20が形成される。そして、第3の導体113を分断し
て形成した接続片114の所定部分にSMD型LED1
02及び抵抗115を取り付けるとともに、各直列ブロ
ックの端に位置する接続片114を関連する導電片11
6を用いて第1の導体111または第2の導体112に
接続すると光源連結体101が得られる(図14参
照)。このようにラジアルテーピングを使わないSMD
型LED102を用いる場合、第3の導体113の分断
パターンで定まるLED102の取り付けピッチは、前
の実施例のようにラジアルテーピング23によって支持
されたLED2のピッチに制限されることなく、任意と
することができる。
【0061】導電片116、LED102及び抵抗11
5の導体111〜113への取り付けは、上記したよう
にレーザ溶接で行うことができる。上記したように、こ
れら素子が取り付けられる導体111〜113(または
接続片114)の部分は絶縁シート110に形成された
開口117、118、119によって裏面側に露出して
いるので、裏面側からレーザ光を照射してレーザ溶接を
行うことができる。
【0062】上記したプロセスの一部または全てを、順
送り式の製造ラインで連続的に行うことが可能である。
また、導電片116の取り付け位置及び第3の導体11
3の分断パターンを変えることで、様々な回路構造を得
ることが容易に可能である。
【0063】図18は、LED102を並列接続する光
源連結体101′の上面図である。回路構成は図11に
示したのと同様であるので省略する。また、この図にお
いて図14に示した実施例と同様の部分には同じ符号を
付して詳しい説明を省略する。この光源連結体101′
の接続構造104′は各LED102は複数のLED1
02を第1及び第2の導体111、112間に並列に接
続するように適合されている。詳述すると、各LED1
02の一方の端子は対応する接続片114と導電片11
6を介して第1の導体111に接続され、他方の端子は
対応する接続片114と抵抗115とを介して第2の導
体112に接続されている。即ち、この実施例では、導
電片116の一部がSMD型抵抗115によって置き換
えられており、抵抗115が接続片114と導体112
とを接続する接続部材として働いている。これは、この
ようにSMD型LED102を用いた実施例では第1〜
第3の導体111〜113が絶縁シート110の同じ面
に設けられているために可能となっている。
【0064】図19は、LED102を直列接続する光
源連結体101″の上面図である。回路構成は図13に
示したのと同様であるので省略する。また、この図にお
いて上記した実施例と同様の部分には同じ符号を付して
詳しい説明を省略する。図示されているように、この光
源連結体101″の接続構造104″は複数のLED1
02を直列接続して、この直列接続体を第1及び第2の
導体111、112間に接続するように適合されてい
る。詳述すると、複数のLED102と抵抗115が接
続片114によって直列接続され、両端の接続片114
が第1の導体111、第2の導体112に導電片116
を介して接続されている。この実施例でも、抵抗115
から発生する熱が一箇所に集中しないように光源連結体
101″内の複数箇所に抵抗115が分散配置されてい
る。
【0065】このように、SMD型LED102を用い
た図14〜図19に示した実施例においても、上述した
実施例と同様に、第3の導体113の分断パターン及び
導電片116の取り付け位置を変えることで、様々な回
路構成を容易に形成することが可能であることが理解さ
れるだろう。
【0066】図20は、図14に示した実施例におい
て、光源として図1に示したような砲弾型LED2を用
いた変形実施例である。この図において図14と同様の
部分には同じ符号を付して詳しい説明を省略する。図2
0の光源連結体101aでは、砲弾型LED2の一対の
リード線3を差し込むための十字形の穴121が接続片
114の端部(端子接続部)に形成されている。各穴1
21は内向きに4つの突出部を有しているが、これらの
突出部はリード線3を押し込むと撓んでリード線3に圧
接し、リード線3をしっかりと保持する働きをする。リ
ード線3を穴121に差し込んだ後適切な長さに切断
し、レーザ光を当ててレーザ溶接することによりLED
2のリード線3を対応する接続片114に確実に接続す
ることができる。穴121の周囲の内向き突出部が撓む
ことによりリード線3との接触面積が広がり、より一層
確実にレーザ溶接を行うことができるようになってい
る。
【0067】図21は、本発明に基づく更に別の実施例
を示す正面図であり、図22は図21のラインXXII
−XXIIに沿った側断面図、図23は底面図、図24
は回路図である。この光源連結体201は、光源として
図1に示したLED2と同様の砲弾型LED202を用
いている。図1の実施例と同様に、この光源連結体20
1は、LED202を連結するための接続構造204を
有しており、この接続構造204は平坦な長寸の絶縁シ
ート210と、絶縁シート210の第1の面(図21で
は裏側)に設けられた電源との接続用の第1及び第2の
導体211、212(図21において点線で示した)
と、第1の面とは相反する側の第2の面(図21では表
側)に設けられたLED202接続用の第3の導体21
3とを有している。しかしながら、図1の実施例では第
3の導体13は絶縁シート10の幅方向中央部に第1及
び第2の導体11、12の間に位置するように設けられ
ていたのに対し、図21の実施例では第3の導体213
が端(LED202の発光部本体に近い側)に位置し、
第1の導体211と第2の導体212とが隣接している
点が異なる。
【0068】図1の実施例と同様に、第3の導体213
は複数の接続片214に分断され、各LED202の各
リード線203はこれら接続片214に好適にはレーザ
溶接により取り付けられている。この実施例では各接続
片214の端部(端子取り付け部)は折り曲げられて絶
縁シート210の主面に対して概ね垂直な壁214Aを
形成し(図23参照)、接続片214とLED202の
リード線203との接触面積を増加してレーザ溶接によ
るそれらの間の接続をより確実に行うことができるよう
になっている。尚、レーザ光は絶縁シート210の第2
の面側から照射することができる。後に本光源連結体の
製造工程に関連して説明するように、接続片214の端
部の折り曲げ加工が可能なように絶縁シート210の対
応する部分には第1の開口221が設けられ(図25参
照)、接続片214の端部を露出している。
【0069】図示されているように、この実施例では接
続片214によって4つのLED202が直列に接続さ
れて直列ブロックを形成している。この直列ブロックの
一端(図21では右端)の接続片214は第1の導体2
11に接続され、他端(図21では左端)の接続片21
4は第2の導体212に接続されている。図には2つの
直列ブロックしか示していないが、同様の直列ブロック
を任意の数第1及び第2の導体211、212間に接続
して、直並列接続をなすことが可能である(図24参
照)。
【0070】この実施例では、各直列ブロックの一端の
接続片214は、この接続片214の一部を切り込んで
形成された幅方向に延在する舌片231をその根本部分
で折り返して形成された折り返し部232によって幅方
向に近接した第1の導体211に接続されている。この
ような切り込み及び折り返しはプレス機を用いて行うこ
とができる。折り返し部232と第1の導体211とは
好適にはレーザ溶接によって固着される。このように折
り返し部232を接続片214と導体211とを結ぶ接
続部材として用いることによって、別体の導電片を不要
とすることができ、それによって接続をより確実なもの
とするとともに、接続工程を一層簡略化することができ
る。
【0071】第3の導体213(接続片214)におけ
る舌片231の形成及び舌片231を折り返して形成さ
れる折り返し部232による接続片214と第1の導体
211との接触が可能なように、絶縁シート210の対
応する部分には第3の導体213と第1の導体211と
を幅方向にまたがって延在する第2の開口222が形成
されている。このような第2の開口222により第1の
導体211の一部が絶縁シート210の第2の面側に露
出していることにより、折り返し部232と第1の導体
211との接触が可能となるだけでなく、絶縁シート2
10の第2の面側からレーザ光を当てて、それらを溶着
することが可能となる。
【0072】また、この実施例では各直列ブロックの他
端の接続片214は一対のリード線215Aを有する抵
抗215を介して第1の導体211よりも幅方向により
離れた第2の導体212に接続されている。詳述する
と、抵抗215のリード線215Aの一方が取り付けら
れる第2の導体212の部分は、絶縁シート210の対
応する位置に設けられた第3の開口223によって絶縁
シート210の第2の面側に露出され、この露出部に切
り込みによって形成された長手方向に相反する向きに延
在する一対の舌片233を先端部が互いに近接するよう
に絶縁シート210の第2の面側(即ち、LED202
のリード線203が取り付けられる側の面側)に折り曲
げて起こす(このような加工を切り起こしともいう)こ
とで対抗する起立部234が形成され、その間に抵抗2
15のリード線215Aの一方が保持される。また抵抗
215のリード線215Aの他方が取り付けられる第3
の導体213(接続片214)の部分にも同様に切り込
みによって形成された長手方向に相反する向きに延在す
る一対の舌片235を先端部が互いに近接するように絶
縁シート210の第2の面側に折り曲げて起こすことで
対抗する一対の起立部236が形成され、その間に抵抗
215のリード線215Aの他方が保持される。第3の
導体213の起立部236が形成される部分に対応する
絶縁シート210の部分には第4の開口224が形成さ
れ切り込みによる舌片235の形成及び舌片235を折
り曲げ加工することによる起立部236の形成が可能な
ようになっている。これら起立部234、236と抵抗
215のリード線215Aの接続は好適には絶縁シート
210の第2の面側からレーザ光を当ててレーザ溶接す
ることによりなされる。
【0073】このように第2の導体212と第3の導体
213(接続片214)とが絶縁シート210の相反す
る面に設けられていても、起立部234、236を絶縁
シート210の同じ面側に突出させ、そこに抵抗215
のリード線215Aを挟持してレーザ溶接することによ
り、第2の導体212と第3の導体213との間を好適
に接続することができる。尚、起立部234、236を
形成するための舌片233、235の長さは折り曲げて
形成される起立部234、236の高さが抵抗215の
リード線215Aの位置と概ね同じになるように調整さ
れている。また第2の導体212と第3の導体213の
間を接続する接続部材として所望に応じて抵抗215の
代わり導電片を用いることもできる。また導電片の代わ
りに抵抗値がゼロの特殊な抵抗を用いてもよい。
【0074】この実施例では、上記したように、レーザ
溶接の必要な箇所には全て絶縁シート210の第2の面
側からレーザ光を当てることができ、反対側(絶縁シー
ト210の第1の面側)からレーザ光を当てる必要がな
いため作業工程及び製造装置を簡素化できる。なお、図
示した光源連結体201では、実際には抵抗215が接
続されない部分及び折り返し部232による接続片21
4と第1の導体211との間の接続が不要な部分には切
り込みによって舌片231、233、235が形成され
るのみで、曲げ加工は行われていない。上述した実施例
と同様に、導体間を接続する抵抗215及び折り返し部
232の位置を変えるとともに光源接続用の第3の導体
213の分断パターンを変えることで、様々な回路構成
を実現することが可能であることを理解されたい。
【0075】以下に図25〜図30を参照して、図21
〜図24に示した光源連結体201の製造工程について
説明する。図25に示すように、まず、例えばポリイミ
ドなどからなる長寸の絶縁シート210に第1〜第4の
開口221〜224を形成する。これらの開口221〜
224は、上記したようにLED202及び抵抗215
を第1〜第3の導体211〜213の所要部分に取り付
け可能とするとともに、第3の導体213(接続片21
4)と第1の導体211とを折り返し部232を用いて
接続可能とするために形成され、それぞれ所定のピッチ
で長手方向に規則正しく配列されている。位置関係を理
解しやすいように、図24において、LED202、抵
抗215、折り返し部232をそれぞれ一つずつ想像線
で示した。
【0076】次に図26に示すように、開口221〜2
24が形成された絶縁シート210の第1の面(図では
裏側)に例えば主としてアルミからなる第1及び第2の
導体211、212を張り付けるとともに、第2の面
(図では表側)に例えばアルミからなる第3の導体21
3を張り付ける。この図において、裏側にあって直接は
見えない開口221〜224及び導体211〜213の
部分は点線で示した。このような張り付けは熱溶着で行
うと好適だが、接着剤や樹脂のUV硬化など他の任意の
適切な方法によって張り付けることもできる。
【0077】第1〜第3の導体211〜213を絶縁シ
ート210に張り付けた後、図27に示すように、第3
の導体213を分断して複数の接続片214を形成す
る。これは例えば第3の導体13の所要部分をプレス機
によって打ち抜くことで行うことができる。打ち抜く部
分は、第3の導体213のLED202が取り付けられ
る部分及び隣接する直列ブロックの境界の部分である。
LED202の取り付け部には予め第1の開口221が
形成されているため絶縁シート210には打ち抜き穴は
形成されないが、隣接する直列ブロックの境界部には打
ち抜き穴220が形成される。
【0078】また同じく図27に示されているように、
絶縁シート210に設けられた第3の開口223で露出
された第2の導体212の各部分に、一対の舌片233
を形成する。さらに絶縁シート210に設けられた第4
の開口224によって露出された第3の導体213の各
部分にも一対の舌片235を形成するとともに、絶縁シ
ート210に設けられた第2の開口222と整合する第
3の導体213の部分に舌片231を形成する。これら
の加工もまたプレス機を用いて行うことができる。
【0079】続いて、図28に示すように、形成した舌
片231、233、235のうち所要のものを折り曲げ
加工して、所定の接続片214を第1の導体211に接
続するための折り返し部232及び抵抗215を取り付
けるための起立部234、236を形成する。また各接
続片214の端部を折り曲げて絶縁シート210の主面
に対して概ね垂直な壁214Aを形成する。このように
して、LED202を連結するための接続構造204が
完成する。図29(A)〜(D)はこれら折り曲げ加工
を行った各部の断面図を示したものである。
【0080】続いて、図30に示すように、例えばラジ
アルテーピング237によって保持されたLED202
を接続片214の所定部分に取り付ける。またこのとき
抵抗215もそれらの一対のリード線215Aの各々が
関連する一対の起立部234または236に挟持される
ように取り付ける。その後LED202のリード線20
3を適当な長さで切断して、ラジアルテーピング237
から切り離すことにより図21に示すような光源連結体
201が形成される。上記したようにLED202のリ
ード線203及び抵抗215のリード線215Aは好適
にはレーザ溶接により対応する導体に溶接される。この
とき折り返し部232の第1の導体211へのレーザ溶
接も同時に行うとよい。
【0081】この実施例においても、抵抗215の接続
位置、折り返し部232の位置を変えることで様々な回
路構成を容易に形成することができる。また光源202
を連結するための接続構造204が絶縁シート210に
平板状の導体211〜213を張り付けた簡単な構成で
あり、導体211〜213が露出しているため、光源2
02と接続構造204との接続を例えばレーザ溶接で行
うことができ、手作業を要しないため高効率に光源連結
体201を製造することが可能である。尚、通常のプリ
ント基板やフレキシブル基板に用いられている銅箔は3
5μm程度と薄いためレーザ溶接は用いることができな
いが、本発明では絶縁シート210に張り付ける導体2
11〜213の厚みを適切に選択することでレーザ溶接
を用いることが可能となっている。絶縁シート210に
張り付けられた導体211〜213は、光源202や抵
抗215から発せられた熱をすみやかに移送し、光源連
結体201が密封容器内に入れて用いられる場合でも、
これらの素子の周囲温度が高くなるのを防止する働きも
する。
【0082】上記実施例では光源が、電気接続用の端子
として2本のリードを有する砲弾型LED2、202、
または本体に一体な一対の導体片を有するSMD型LE
D102のようないわゆる“2極”タイプのものであっ
た。しかしながら、今日では、例えば互いに異なる色で
発光する2つのLEDチップを含み3つの電気接続用端
子を有するいわゆる“3極LEDランプ”と呼ばれるも
のも市販されている。以下の実施例は、そのような3極
LEDランプを用いた光源連結体を実現するためのもの
である。
【0083】図31(a)は、典型的な3極LEDラン
プ302の正面図であり、図31(b)はその回路図で
ある。図示されているように、3極LEDランプ302
は例えば黄色と赤色というように互いに異なる色で発光
する2つのLEDチップを含み、これら2つのLEDチ
ップのカソードは互いに接続され、第1のリード線30
3Aを通じて外部と接続可能となっている。また一方の
LEDチップのアノードは第2のリード線303Bを通
じて、他方のLEDチップのアノードは第3のリード線
303Cを通じて外部と接続可能となっている。なお、
図示した例では2つのLEDチップのカソードが互いに
接続されているが、アノード同士が接続されていてもよ
い。
【0084】図32は、図31に示した3極LEDラン
プ302を用いた光源連結体301の部分正面図であ
り、図33はその回路図である。図示されているよう
に、この光源連結体301は、複数の3極LEDランプ
302を連結する接続構造304を有しており、接続構
造304は平坦な長寸の絶縁シート310と、この絶縁
シート310の第1の面(図32では裏面)に設けられ
た互いに幅方向に離間され長手方向に延在する第1〜第
3の導体311〜313と、絶縁シート310の第2の
面(図32では表面)に設けられた第4の導体314と
を有している。第4の導体314は、幅方向に第1の導
体311と第2の導体312との間に配置されるととも
に、長手方向に分断され複数の接続片315をなしてい
る。このような第4の導体314の分断は上記したよう
にプレス機による打ち抜きで行うことができ、打ち抜か
れた絶縁シート310の部分には打ち抜き穴320が形
成されている。
【0085】各3極LEDランプ302に含まれる2つ
のダイオードのカソードに接続された第1のリード線3
03Aは第1の導体311に接続されている。また各3
極LEDランプ302の一方のダイオードのアノードに
接続された第2のリード線303Bは対応する接続片3
15に接続され、更に関連する抵抗316を介して第2
の導体312に接続されている。同様に各3極LEDラ
ンプ302の他方のアノードに接続された第3のリード
線303Cは対応する接続片315に接続され、更に関
連する抵抗316を介して第3の導体313に接続され
ている。
【0086】図示されているように各LED302のリ
ード線303A〜303C及び各抵抗316のリード線
316Aと対応する導体311〜314(または接続片
315)との間の接続は、図21に示した実施例と同様
に、導体311〜314または接続片315に形成した
起立部対331〜334の間に関連するリード線303
A〜303C、316Aを挟持しレーザ溶接を行うこと
により実現することができる。その場合、絶縁シート3
10にはこれら起立部331〜334を形成するための
加工作業を可能にするための開口341〜343などを
形成するとよいことも、既に説明した実施例と同様であ
る。これら起立部331〜334の形成方法等について
は、図21の実施例に関連して既に説明したのでここで
は説明を省略する。
【0087】図32及び図33において点線で示すよう
に直流電源の低電圧側を第1の導体に接続するととも
に、高電圧側をスイッチSW1を介して第2の導体に接
続し、スイッチSW2を介して第3の導体に接続するこ
とにより、スイッチSW1を閉じれば各3極LEDラン
プ302の図の一方のLEDチップが発光し、スイッチ
SW2を閉じれば各3極LEDランプ302の他方のL
EDチップが発光するようにすることができる。従って
各3極LEDランプ302の2つのLEDチップの発光
色が異なる場合、スイッチSW1、SW2を制御するこ
とで発光色を変えることができる。
【0088】尚、図32に示した実施例では、各LED
302の第2及び第3のリード線303B、303Cを
それぞれ抵抗316を介して対応する導体312、31
3に接続しているため、抵抗316とリード線3B、3
Cとの間の中継用に接続片315を用いた。しかしなが
ら、例えば電源に降圧トランスを用いるなどして抵抗3
16を用いる必要がない場合はリード線3B、3Cを導
体312、313に直結し、接続片315(即ち第4の
導体314)を不要とすることもできる。
【0089】図34は、本発明に基づく光源連結体の更
に別の実施例であり、図35はその回路図である。この
光源連結体401は、一列に混在配置された光の三原色
である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色の砲
弾型LED402を光源として用いている。この光源連
結体401も光源402を連結するための接続構造40
4を有しており、接続構造404は絶縁シート410
と、絶縁シート410の第1の面(図34では裏面)に
張り付けられた幅方向に離間し長手方向に延在する第1
〜第3の導体411〜413と、絶縁シート410の第
2の面(図では表面)に張り付けられた長手方向に延在
する第4の導体414とを有している。第1〜第3の導
体411〜413は、各々、複数の接続片415、41
6、417に分断され、それぞれ赤色LED、緑色LE
D、青色LEDを直列接続している。接続片415、4
16、417のLED402のリード線403との接続
は、例えば図21の実施例と同様に、絶縁シート410
に形成された開口419によって第2の面側に露出され
た接続片415、416、417の端部を折り曲げて絶
縁シート410の主面に対し垂直に絶縁シート410の
第2の面側に突出する壁415A、416A、417A
を形成し、その壁415A、416A、417Aとリー
ド線403とをレーザ溶接することにより行うことがで
きる(図36参照)。
【0090】第4の導体414はコモン線として働く。
各色LED直列体の一方の端部に位置する接続片41
5、416、417の絶縁シート410の開口420に
よって第2の面側に露出された部分には折り返し部42
1、422、423が形成され、これら折り返し部42
1、422、423によって隣接する導体に連結され、
第4の導体414に連絡されている。このような折り返
し部421、422、423は、例えば図21に示した
実施例の折り返し部232と同様である。なお、この実
施例では望ましくない短絡の可能性を極力低減するため
コモン線として働く第4の導体414を光源402の連
結用の導体411〜413と異なる絶縁シート410の
面に設けたが、同じ面に設けることも可能である。また
折り返し部421〜423を用いてRGB直列体をコモ
ン線として働く第4の導体414に接続したが、別体の
導電片を用いて接続することも勿論可能である。
【0091】図35の回路図に示すように、各色LED
直列体の一方の端部はコモン線(第4の導体)414を
介して整流器ユニット430内に含まれる3つの全波整
流器(ダイオードブリッジ)431−1〜431−3の
対応する一つの低電圧側出力に接続され、他方の端部は
対応する整流器431−1〜431−3の高電圧側出力
に接続される。各整流器431−1〜431−3は対応
するスイッチSW1〜SW3を介して交流電源に接続さ
れ、スイッチSW1〜SW3を制御することで光源連結
体401の発光色を変えることができるようになってい
る。このような整流器ユニット430は光源連結体40
1と別体とし、適切なコネクタを介して連結するように
すると、光源連結体401をコンパクトにすることがで
きる。その際、電気の流れに関して上流側にあたる整流
器ユニット430の側をメス型コネクタとし、下流側に
あたる光源連結体側401をオス型コネクタとするの
が、感電を防止するために望ましいことは言うまでもな
い。
【0092】図37は、上記したような光源連結体40
1を用いた発光体装置450の一例を示す模式的な上面
図である。コントローラ440は、例えば図35に示し
た整流器ユニット430と調光スイッチSW1〜SW3
とを含むものとすることができる。図示されているよう
に、光源連結体401を渦巻き状にして支持台441に
取り付けて使用することができる。このようにすること
により、RGBの三色のLED402を二次元的に混在
配置させることができる。このような実施例は例えば信
号機などに好適に用いることができる。図34に示した
光源連結体401は長寸の接続構造404の一方の側の
みを用いて電源との接続を行うことができるため、この
ような渦巻き状の配置が容易に可能となっていることを
理解されたい。コントローラ440が例えば各色LED
直列体に流れる電流を連続的に制御するためのCPUを
有しており且つ光透過性を有する光拡散カバーなどを支
持体441に取り付ければRGBの光を加法混色して様
々な色の光を生成することのできるマルチカラー発光装
置を形成することも可能である。
【0093】図34の実施例では、RGB各色LED4
02を同じ数用いているが、例えば青色LED直列体を
更に追加して、RBGB...のように赤色LED、緑
色LED、青色LEDの数の比が1:1:2となり且つ
概ね均一に混在配置されるようにLED402が配列さ
れるようにすることもできる。白色LED直列体を追加
することも同様に可能である。また必ずしも3色のLE
Dを使う必要はなく、2色のみを用いる構成であっても
よい。RGB以外の発光色を有するLEDを用いてもよ
い。このように、LED直列体の数は3に限定されるも
のではなく、2以上の任意の数の任意の発光色のLED
直列体を含むことができる。
【0094】図38は、例えば図20に示したような光
源連結体101aを用いた発光体装置500の実施例を
示す斜視図であり、図39はそのラインXXXIX−X
XXIXに沿った横方向断面図、図40は模式的な上面
図である。これらの図において図20に示したのと同様
の部分には同じ符号を付して詳しい説明を省略する。図
40の回路図によく示されるように、この例では、光源
連結体101aに含まれるN個のLED直列ブロックL
〜Lの各々は4つのLED2とこれらLED2に直
列に接続された抵抗115を含んでいる。各直列ブロッ
クL〜Lに含まれるLED2の数はもちろん様々に
変えることができる。
【0095】図示されている発光体装置500は、光源
連結体101aを収容するハウジングとして例えばガラ
ス管のような光透過性を有する円筒形状の管状部材50
1を有している。LED2として十分寸法の小さいもの
を使用することにより、管状部材501は例えば直径
0.5〜2cmと細いものを用いることができる。管状
部材501はプラスチックなどから形成することもでき
るが、後に詳述するように、熱放散を効率良く行うため
熱伝達特性の優れたガラス管が好ましい。
【0096】管状部材501の両端にはキャップ部材5
02が装着され、各キャップ部材502には一対の導電
性ピン503が保持されている。管状部材501の各端
部に設けられた一対の導電性ピン503の一方は、光源
連結体101aの第1の導体111に接続され、他方は
第2の導体112に接続されている。これにより、例え
ば管状部材501の一方の端部に設けられた一対の導電
性ピン503を電源に接続することで、導体111、1
12を介して光源連結体101aのLED2に電源電圧
を供給することができる。
【0097】このように本実施例によれば、LED2を
電源に接続するための配線(または電路)として光源連
結体101aの第1及び第2の導体111、112を使
用できるため、別途配線する場合と比べて組み立てなど
の作業効率を大幅に向上させることができる。また、対
応する導電性ピン503を介して別の発光体装置500
を接続することが可能であり、それを繰り返すことで、
任意の数の発光体装置500を連結することができる。
この場合発光体装置500同士の接続が容易なように、
例えば一方の端部の導電性ピン503をオス型にし、他
方の端部の導電性ピン503をメス型としてもよい。ま
た接続のため専用のコネクタケーブルを用いることも可
能である。尚、装置500を単体としてのみ使用する場
合には光源連結体101aの第1及び第2の導体11
1、112は管状部材501の一方の端部に設けられた
導電性ピン503にのみ接続されるようにすることもで
きる。
【0098】また、この発光体装置500では、使用時
には抵抗115やLED2から熱が発生する。管状部材
501はその両端をキャップ部材502で密封されてい
ることから、管状部材501の直径が0.5cm〜2c
mと細い場合には熱対流がほとんど発生しない。そのた
め、プリント基板を用いた場合、回路形成に用いられる
銅箔が通常35μm程度と薄く熱伝達効率が悪い(即
ち、熱伝達速度が遅い)ことから、抵抗115やLED
2などの素子から発生した熱がその周囲に留まり、素子
周囲の温度が過度に上昇してそれにより素子が損傷した
り性能低下したりする恐れがあった。しかしながら、図
38〜図40に示した発光体装置500は絶縁シート1
10上に導体を張り付けて形成した接続構造104(図
14)を有する光源連結体101aを用いており、導体
の厚さは通常0.1〜0.3mm程度とプリント基板の
銅箔と比べて大幅に厚くすることができる。そのため熱
伝導特性がプリント基板と比べて極めて良好であり、各
素子で発生した熱を逃がし、素子の周りで温度が過度に
上昇するのを抑止して、管状部材501内で概ね均一な
温度分布を実現することができる。
【0099】更に電源ラインとして働く第1及び第2の
導体111、112には、熱伝達部材として働く好適に
はアルミなどの金属からなる弾性を有する円弧状の複数
の熱伝達板504が例えば溶接、ネジ止めによって取り
付けられている。熱伝達板504は、光源連結体101
aを管状部材501内で支持する支持体としても働く。
図39の断面図によく示されているように熱伝達板50
4は管状部材501の内面に概ね沿った断面形状を有
し、管状部材501に密着状態で圧接している。これに
より、第1及び第2の導体111、112から熱伝達板
504を介して管状部材501へと熱が伝達され、更に
ガラスからなる管状部材501から外部へと熱が放散さ
れるため、管状部材501内の温度上昇を一層抑制する
ことができる。即ち、熱伝達板504を用いることによ
って管状部材501自体をヒートシンクとして作用させ
ることができる。尚、ガラスからなる管状部材以外に
も、例えばセラミックのような熱伝達性のよい絶縁体か
らなるハウジング(収容体)に光源連結体101aを収
容して用いる場合にも上記したような熱伝達板504を
用いてハウジングに熱を伝達し、ハウジングから外部へ
と熱を放散するようにすることができる。尚、図示した
例では比較的小さい熱伝達板504を用いたが、管状部
材501と概ね同じ長さに渡って延在する熱伝達板50
4を用いることもできる。またハウジングの形状は管状
に限るものではなく、熱伝達板504の形状もハウジン
グの形状に合わせて様々に変えることができる。また、
光源連結体1″の上面及び/または下面の一部または全
部を黒色であると、熱を赤外線として放射することがで
きるため一層好ましい。これは、例えば黒色ニッケルめ
っき、黒色クロムめっき、クロメート処理を行ったり、
材料に黒アルマイトを用いることにより可能である。
【0100】現在、例えば赤色、緑色、青色の3色のL
EDチップを含み4つの電気接続用端子を有する多色L
EDも市販されている。以下の実施例は、そのような多
色LEDを用いた光源連結体を実現するためのものであ
る。
【0101】図41(a)は、典型的な多色LED60
2の平面図であり、図41(b)はその回路図である。
図示されているように、多色LED602は典型的には
赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を発する3つ
のLEDチップを含んでおり、これら赤色、緑色、青色
LEDのカソードはそれぞれ第1の端子603A、第2
の端子603B及び第3の端子603Cを通じて外部と
接続可能となっている。またこれらLEDチップのアノ
ードは互いに接続され、第4の端子(コモン端子)60
3Dを通じて外部と接続可能となっている。なお、図示
した例では3つのLEDチップのアノードが互いに接続
されているが、カソード同士が接続されていてもよい。
また図41(a)に示されているように、この多色LE
D602は上面に光放出部604を有しており、この光
放出部604は各色LEDチップから発せられた光を混
合するべく光拡散性を有する透光性カバーを有している
ことが好ましい。
【0102】図42〜図47に、図41(a)及び
(b)に示した多色LED602を用いた光源連結体6
01の好適実施例を示す。図42は、そのような光源連
結体601の部分斜視図であり、図43は部分上面図、
図44は部分底面図、図45は図43のラインXLV−
XLVに沿った断面図、図46は図43のA部の拡大斜
視図、図47は直流電源とともに示した回路図である。
尚、図43の右側部分には、多色LED602が取り付
けられていない状態を示した。
【0103】図示されているように、この光源連結体6
01は、平坦な長寸の絶縁シート610と、この絶縁シ
ート610の第1の面(上面)に張り付けられた5つの
長手方向に延在する導体(第1〜第5の導体)611〜
615と、絶縁シート610の第2の面(底面)に張り
付けられた長手方向に延在する第6の導体616とを有
している。図45の断面図及び図46の拡大斜視図によ
く示されるように、これら第1〜第6の導体611〜6
16は互いに幅方向に重ならないように設けられてお
り、絶縁シート610の底面に設けられた第6の導体6
16は幅方向に第2の導体612と第3の導体613の
間に位置している。第6の導体616は図47の回路図
に示すように直流電源の高電圧側出力に接続される。ま
た絶縁シート610の上面に張り付けられた5つの導体
611〜615のうち、第1、第4及び第5の導体61
1、614、615は直流電源の低電圧側に対応するス
イッチSW1〜SW3を介して接続される。
【0104】絶縁シート610の上面に張り付けられた
5つの導体611〜615のうち、第2及び第3の導体
612、614は分断されて複数の接続片617、61
8を形成し、これら接続片617、618によって多色
LED602を取り付けるための光源取付部619が形
成される。図43の右側の多色LED602が取り付け
られていない部分によく示されるように、各光源取付部
619は第2の導体612が分断されて形成された2つ
の接続片617A、617B(第1及び第2接続片)
と、第3の導体613が分断されて形成された2つの接
続片617C、617D(第3及び第4接続片)を含
む。この実施例では第1〜第4接続片617A〜617
Dは多色LED602の第1〜第4の端子603A〜6
03Dにそれぞれ接続されている(図47参照)。な
お、多色LED602の各端子603A〜603Dと対
応する接続片617A〜617Dとの間の接続は好適に
はレーザ溶接により行われ、そのためこの実施例では、
図44に示すように、接続片617A〜617Dの端部
を絶縁シート610の底面側に露出してそこにレーザ光
を照射できるように、絶縁シート610の対応する位置
に開口620が形成されている。
【0105】図46の拡大斜視図に示すように、多色L
ED602の第1の端子603A(例えば赤色LEDチ
ップのカソードに接続されている)が接続される第1接
続片617Aは、直流電源の低電圧側出力にスイッチS
W1を介して接続された第5の導体615に抵抗621
を介して接続される。このため第5の導体615には図
21〜図30に示した実施例について説明したのと同様
の対向する一対の起立部631、631が形成され、そ
の間に抵抗621の一方のリード線を挟むようになって
いる。好適にはこれら起立部631、631と抵抗62
1のリード線との間は更にレーザ溶接される。また第1
の接続片617Aは端部が折り曲げられて起立部(壁
部)641をなし、そこに抵抗621の他方のリードが
好適にはレーザ溶接により取り付けられる。
【0106】同様に、多色LED602の第2、第3の
端子603B、603Cが接続される第2、第3接続片
617B、617Cはそれぞれ関連する抵抗622、6
23を介して第4の導体614、第1の導体611に接
続され、対応するスイッチSW2、SW3を介して直流
電源の低電圧側出力に接続される。そのため第4の導体
614には一対の起立部632、632が形成され、第
1の導体611には一対の起立部633、633が形成
され、その間に対応する抵抗622、623の一方のリ
ードを挟むようになっている。また、第2、第3の接続
片617B、617Cの一端は折り曲げられて起立部を
642、643なし、対応する抵抗622、623の他
方のリードが例えばレーザ溶接によって取り付けられ
る。
【0107】多色LEDの第4の端子603D(コモン
端子)が接続される第4接続片617Dは、図44、図
46によく示されるように、端部が幅方向に延在するよ
うに折り曲げられて、絶縁シート610の底面側に張り
付けられた第6の導体616に接している。絶縁シート
の相反する面に設けられた第4接続片と第6導体のこの
ような接触を可能とするため、絶縁シート610の対応
する部分には開口625が形成されている。従って、多
色LED602の第4の端子603Dは直流電圧の高電
圧側出力に接続されることとなる。
【0108】図44に示されているように、上記したよ
うな各導体611〜616における起立部(例えば63
1など)の形成等が容易に行えるよう、絶縁シート61
0には開口620、625以外にも適切な箇所に開口6
26が形成されているのは、上記した実施例と同様であ
る。
【0109】図47の回路図から理解されるように、こ
の光源連結体601では、スイッチSW1〜SW3を適
宜オンオフすることにより、多様な光色の光を生成する
ことが可能である。スイッチSW1〜SW3の代わりに
またはそれに加えて可変抵抗などを設けて、各多色LE
D602内の各LEDチップを流れる電流の大きさを連
続的に変えて、生成される光の色を連続的に変えること
も勿論可能である。
【0110】LEDは消費電力が少なくまた寿命が長い
という利点があるため、複数のLEDを光源として用い
て信号灯を形成することが提案されている。LEDが直
列または直並列に接続されている場合、1つのLEDが
故障して電流を流さなくなると、そのLEDに直列に接
続されたLEDにも電流が流れなくなり、信号灯全体の
明るさが大きく低下してしまう。複数のLEDを並列接
続し、そうしてできた並列接続体を複数直列接続してマ
トリックス状回路を形成することが知られている(例え
ば、実開平4−8454号公報第9図)。このような回
路では、1つのLEDが故障して電流を流さなくなって
も、それと並列に接続されたLEDには電流を流すこと
ができるため、光量が大きく低下することがない。しか
しながら、そのような回路では、1つのLEDが短絡故
障を起こした場合にはそのLEDと並列に接続されてい
る各LEDの両端が短絡されることとなり、これらのL
EDから光が放出されなくなるため、光量が大幅に低下
してしまう。図48は、そのようなLEDの短絡故障の
場合にも全体の光量の大幅な低下を防ぐことができる信
号灯に適したLED回路を示す模式図である。
【0111】図48のLED回路650は、各々5つの
LED651が並列接続されてなる8つの光源並列接続
体652が直列に接続され、マトリックス状回路をなし
ている点は従来と同様であるが、各LED651に、関
連する抵抗653が直列に接続されている点に特徴があ
る。これにより、1つのLED651が短絡故障して
も、そのLED651と直列に接続された抵抗653の
両端に電圧が生成されるため、そのLED651と並列
に接続された他のLED651の両端は短絡されず、発
光が維持される。従って、1つのLED651の短絡故
障が発生しても、全体の光量の大幅な低下を防止するこ
とが可能である。なお、並列接続されるLED651の
数及び直列接続される光源並列接続体652の数は勿論
任意に変更可能である。
【0112】図49に示すように、図48に示したLE
D回路650と同様に複数の光源並列接続体662が直
列接続されて光源661がマトリックス状に接続された
回路構成を有する別のLED回路660を追加し、それ
ぞれ独立した電源(第1電源及び第2電源)に接続する
とともに、それぞれの光源651、661が概ね重なる
ように配置して発光体装置670を構成することも可能
である。このように別個の電源に接続された2つの回路
650、660を用いることにより、一方の電源が故障
した場合でも、最低限必要な明るさを維持することがで
きる。
【0113】図50に示すように、図49に示したよう
な回路構成を有する発光体装置670は、本発明に基づ
く例えば図18に示した光源連結体101′を使って容
易に形成することができる。図50の発光体装置670
は複数の光源連結体101′を含み、異なる電源(第1
電源及び第2電源)に接続される光源連結体101′が
交互に幅方向に配置されている。各光源連結体101′
に含まれるLED102は長手方向に延在する一対の導
体111、112間に互いに並列に接続され、各LED
102は抵抗115を通じて一方の導体112に接続さ
れている。光源連結体101′は1つおきにジャンパー
線675、676によって連絡され、図48に示したよ
うなマトリックス状LED回路を2つ形成し、両端に位
置する光源連結体101′は第1電源または第2電源に
接続されている。このようにして、信号灯に適した信頼
性の高い面発光装置を光源連結体101′を用いて形成
することができる。
【0114】図51(a)は、電気的には図48に示し
たようにマトリックス状に互いに接続され且つ空間的に
は一列に配置された複数の光源を有する本発明に基づく
光源連結体の別の実施例を示す部分正面図であり、図5
1(b)はそのラインb−bに沿った断面図及び図51
(c)は図51(a)の回路図である。この光源連結体
1aは、図10に示した光源連結体1′を変形すること
で形成することができ、本図において図10と同様の部
分には同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
【0115】この光源連結体1aは、上記した実施例と
同様に、長手方向に1列に配置された複数の光源として
のLED2を有しており、この実施例では、各々並列接
続された3つのLED2を含む複数の光源並列接続体が
直列接続される。勿論、各並列接続体に含まれるLED
2の数は3に限定されるものではなく、別の数のLED
2を含むこともできる。上記実施例と同様に、この光源
連結体1aも、長寸の平坦な絶縁シート10に張り付け
られた長手方向に延在する第1及び第2の導体11、1
2と、これら第1及び第2の導体11、12の間におい
て長手方向に延在し、分断されてLED2を取り付ける
ための複数の接続片14を形成する第3の導体13とを
有し、各LED2はこれら第1及び第2の導体11、1
2間に関連する導電片16を介して接続されている。ま
た各LED2には直列に抵抗15が接続されている。こ
の光源連結体1aでは、隣接する並列接続体間の導電片
16′によって第1〜第3の導体11〜13が電気的に
接続されるとともに、符号30及び31で示すように、
第1及び第2の導体11、12が所定の箇所で切断され
ている点が上記実施例と異なる。このような導体11、
12の切断は例えばプレス加工により打ち抜くことによ
り行うことができる。これにより、図51(c)に記号
で示すように直流電圧を印加すると、概ね図の左側から
右側へと電流が流れる。図から理解されるように、第1
〜第3の導体11〜13を電気的に接続する導電片1
6′は隣接する並列接続体のうち上流側の並列接続体に
含まれるLED2のカソードと下流側の並列接続体に含
まれるLED2のアノードを接続する働きをし、第1及
び第2の導体11、12は、隣接する並列接続体のうち
上流側の並列接続体に含まれるLED2のアノードと下
流側の並列接続体に含まれるLED2のカソードとが分
離されるように且つ各LED2の両端が短絡しないよう
に概ね両並列接続体間において切断されている。このよ
うに本実施例によれば、各々並列に接続された複数の光
源2を含む並列接続体を直列に接続した構造を有し且つ
これら光源2が直線状に配列された線発光体を得ること
ができる。なお、この実施例では、図51(b)の断面
図によく示されるように、第1〜第3の導体11〜13
を接続する導電片16′は、これら導体11〜13の厚
さ方向の位置を補償するべく端部が折り曲げられて肉厚
部を形成している。このような導電片16′を用いると
導体11〜13にレーザ溶接などにより容易に取り付け
ることができるため好適であるが、導電片16′の代わ
りに導線などを用いて所望の電気的接続をなすことも可
能である。
【0116】図52は、同様の電気回路構造及び光源配
列構造を有する光源連結体の別の実施例を示す部分正面
図であり、図53はその回路図である。この例でも、図
53に記号で示すように図の概ね左から右へ電流が流れ
るように電源電圧が印加されるものとする。この実施例
は図21〜図30に示した光源連結体201の変形実施
例ということもでき、同様の部分には同じ符号を付して
詳しい説明を省略する。
【0117】この光源連結体201aは、長手方向に1
列に配置された複数の光源としてのLED202を有し
ており、この実施例では、各々並列接続された3つのL
ED202を含む複数の光源並列接続体が直列接続され
る。上記実施例と同様に、この光源連結体201aも、
絶縁シート210の第1の面(図では裏側)に設けられ
た電源との接続用の第1及び第2の導体211、212
(点線で示した)と、第1の面とは相反する側の第2の
面(図では表側)において絶縁シート210の幅方向端
に近い位置で長手方向に延在し、分断されてLED20
2接続用の複数の接続片214を形成する第3の導体2
13とを有し、各LED202はこれら第1及び第2の
導体211、212間に関連する抵抗215及び折り返
し部232を介して接続されている。しかしながら、こ
の光源連結体201aは、隣接する並列接続体間におい
て折り返し部232の代わりに導電片216によって第
1〜第3の導体211〜213が電気的に接続されると
ともに、符号230、231で示すように第1及び第2
の導体211、212が所定の箇所で切断されている点
が上記実施例と異なる。このような導体211、212
の切断はやはりプレス加工などに打ち抜くことにより行
うことができる。これにより、図53に記号で示すよう
に直流電圧を印加すると、概ね図の左側から右側へと電
流が流れる。第1及び第2の導体211、212は、隣
接する並列接続体のうち上流側の並列接続体に含まれる
LED202のアノードと下流側の並列接続体に含まれ
るLED202のカソードとが分離されるように且つ各
LED202の両端が短絡しないように概ね両並列接続
体間において切断されている。このように本実施例によ
れば、各々並列に接続された複数の光源を含む並列接続
体を直列に接続した構造を有し且つこれら光源が直線状
に配列された線発光体を得ることができる。
【0118】図54は本発明に基づいて形成される光源
連結体を複数用いて面発光装置を形成する好適実施例を
示す模式図である。この例では、複数の赤色LED
(R)を含む赤色光源連結体701と、複数の緑色LE
D(G)を含む緑色光源連結体702と、複数の青色L
ED(B)を含む青色光源連結体703とを用いて、円
形の発光面を有する面発光装置700が形成されてい
る。図示されているように、これら3つの光源連結体7
01、702、703は発光面の周縁部において周方向
に概ね等間隔に離間されたそれぞれの始点RS、GS、
BSから中心部に向かって渦巻きをなすように配置され
ている。これにより各色の光を同じ明るさで概ね円形に
発光することが可能となっている。図55は、同様の方
法を用いて、正方形の面発光体装置700aを形成した
実施例である。このように形成される面発光体の形状は
任意に選択可能である。また、上記実施例では各色毎に
1つの光源連結体を用いているが、例えば各色につき2
つの光源連結体を用い、合計6つの始点から渦巻きをな
すように光源連結体を中心へ向けて配列することも可能
である。また、3色に限らず2色あるいは3色より多く
の色の光源(LED)を用いることも可能である。勿
論、全光源連結体に含まれる光源の発光色を同じにする
ことも可能である。
【0119】また図56に示す発光体装置710のよう
に、例えば図34及び図35を参照して説明したよう
な、複数の赤色、緑色、青色LEDを含む3つの光源連
結体711、712、713を、同じように、発光面の
周縁部において周方向に概ね等間隔に配置されたそれぞ
れの始点から渦巻き状に配置することも可能である。
【0120】図57は、本発明に基づいて形成される光
源連結体を複数用いて面発光装置を形成する別の実施例
を示す模式図である。図示されているように、この面発
光装置720では、複数の赤色、青色、緑色光源連結体
が同心円状に配置されている。上記実施例と同様にこの
ような配置も円形に限られるものではないことが理解さ
れるだろう。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
接続部材(導電片、抵抗、折り返し部など)の位置及び
光源の接続に用いられる導体の分断パターンを変えるこ
とで、直並列、並列、直列といった様々な回路構造の光
源連結体を形成することが容易に可能である。またその
ような導体の分断はプレス加工で行うことができ、光
源、抵抗、接続部材の導体への接続はレーザ溶接で行う
ことができ、これらは順送り式の製造ラインにおいて連
続的に行うことができるため極めて効率良く低コストに
生産可能である。また本発明による光源連結体では、絶
縁シートに張り付けられた複数の導体が露出しており、
これらの導体は例えば0.1〜0.3mmというように
十分な厚みをもたせることができる。従って、本発明に
よる光源連結体は、通常35μm程度の厚さの銅箔によ
って回路パターンが形成されるフレキシブル基板または
プリント配線板に比べて大幅に熱伝導効率を向上させる
ことができ、密閉された容器内で使用する場合でも、光
源や抵抗などの素子から発生された熱を速やかに伝達し
て、これら素子の周囲温度が局所的に上昇するのを防止
することができる。また、レーザ溶接により素子の導体
への接続を行うことで、半田を不用とすることができる
ので、半田の使用に伴う環境への問題等をなくすことが
できる。さらに、本発明に基づく光源連結体は絶縁シー
トに複数の導体を張り付けて形成される接続構造で光源
を連結した単純な構造であるため、簡単に分解すること
ができリサイクルが容易であるという利点も奏する。
【0122】本発明を実施例に基づいて詳細に説明した
が、これらの実施例はあくまでも例示であって本発明は
実施例によって限定されるものではない。当業者であれ
ば特許請求の範囲によって画定される本発明の技術的思
想を逸脱することなく様々な変形若しくは変更が可能で
あることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく光源連結体の一実施例の部分正
面図。
【図2】図1のラインII−IIに沿った断面図。
【図3】図1に示した光源連結体の回路図。
【図4】図4は(a)〜(c)からなり、図4(a)は
図1に示した導電片の正面図、図4(b)は側面図、図
4(c)は背面図である。
【図5】図1に示した光源連結体の製造工程を説明する
ための正面図。
【図6】図6は(a)及び(b)からなり、図6(a)
は図1に示した光源連結体の製造工程を説明するための
正面図、図6(b)は図6(a)のラインb−bに沿っ
た断面図である。
【図7】図7は(a)及び(b)からなり、図7(a)
は図1に示した光源連結体の製造工程を説明するための
正面図、図7(b)は図7(a)のラインb−bに沿っ
た断面図である。
【図8】図8は(a)〜(c)からなり、図8(a)は
図1に示した光源連結体の製造工程を説明するための正
面図、図8(b)は図8(a)のラインb−bに沿った
断面図、図8(b)は図8(a)のラインc−cに沿っ
た断面図である。
【図9】図1に示した光源連結体の製造工程を説明する
ための部分正面図。
【図10】図1に示した光源連結体の変形実施例を示す
部分正面図。
【図11】図10の光源連結体の回路図。
【図12】図1に示した光源連結体の変形実施例を示す
部分正面図。
【図13】図12の光源連結体の回路図。
【図14】図14は(a)及び(b)からなり、図14
(a)は本発明に基づく光源連結体の別の実施例を示す
部分上面図、図14(b)は図14(a)のラインb−
bに沿った断面図。
【図15】図14に示した光源連結体の製造工程を説明
するための部分上面図。
【図16】図14に示した光源連結体の製造工程を説明
するための部分上面図。
【図17】図14に示した光源連結体の製造工程を説明
するための部分上面図。
【図18】図14に示した光源連結体の変形実施例を示
す部分上面図。
【図19】図14に示した光源連結体の変形実施例を示
す部分上面図。
【図20】図14に示した光源連結体の変形実施例を示
す部分斜視図。
【図21】本発明に基づく光源連結体の別の実施例を示
す部分正面図。
【図22】図21のラインXXII−XXIIに沿った
断面図。
【図23】図21に示した光源連結体の部分下面図。
【図24】図21に示した光源連結体の回路図。
【図25】図21に示した光源連結体の製造工程を説明
するための部分正面図。
【図26】図21に示した光源連結体の製造工程を説明
するための部分正面図。
【図27】図21に示した光源連結体の製造工程を説明
するための部分正面図。
【図28】図21に示した光源連結体の製造工程を説明
するための部分正面図。
【図29】図28における各部の断面図。
【図30】図21に示した光源連結体の製造工程を説明
するための部分正面図。
【図31】図31は(a)及び(b)からなり、図31
(a)は3極LEDランプを示す正面図、図31(b)
はその回路図。
【図32】図31に示した3極LEDランプを用いた本
発明に基づく光源連結体の別の実施例を示す部分正面
図。
【図33】図32に示した光源連結体の回路図。
【図34】本発明に基づく光源連結体の更に別の実施例
を示す部分正面図。
【図35】図32に示した光源連結体の回路図。
【図36】図32のラインXXXVI−XXXVIに沿
った断面図。
【図37】図32に示した光源連結体を用いた発光体装
置の模式図。
【図38】図20に示した光源連結体を用いた発光体装
置の斜視図。
【図39】図38のラインXXXIX−XXXIXに沿
った断面図。
【図40】図38に示した発光体装置の模式的な上面
図。
【図41】(a)は、典型的な多色LEDの平面図であ
り、(b)はその回路図である。
【図42】図41(a)及び(b)に示した多色LED
を用いた光源連結体の好適実施例の部分斜視図。
【図43】図42に示した光源連結体の部分上面図。
【図44】図42に示した光源連結体の部分底面図
【図45】図43のラインXLV−XLVに沿った断面
図。
【図46】図43のA部の拡大斜視図。
【図47】図42に示した光源連結体の回路図。
【図48】信号灯に用いるのに適したLED回路の好適
実施例を示す回路図。
【図49】信号灯に用いるのに適したLED回路の別の
好適実施例を示す回路図。
【図50】図49に示したような電気接続形態を有する
面発光体を光源連結体を用いて形成する方法を示す模式
図。
【図51】(a)は図48に示したような電気接続形態
を有し且つLEDが一列に配列された線発光体を提供す
る光源連結体の一実施例を示す模式的な部分正面図であ
り、(b)は図51(a)におけるラインb−bに沿っ
た断面図であり、(c)は図51(a)に示した光源連
結体の回路図。
【図52】図48に示したような電気接続形態を有し且
つLEDが一列に配列された線発光体を提供する光源連
結体の別の実施例を示す模式的な部分正面図。
【図53】図52に示した光源連結体の回路図。
【図54】光源連結体を複数用いて面発光体を形成する
ときの光源連結体の好適配置例を示す模式図。
【図55】光源連結体を複数用いて面発光体を形成する
ときの光源連結体の別の好適配置例を示す模式図。
【図56】光源連結体を複数用いて面発光体を形成する
ときの光源連結体の更に別の好適配置例を示す模式図。
【図57】光源連結体を複数用いて面発光体を形成する
ときの光源連結体の更に別の好適配置例を示す模式図。
【符号の説明】
1、1′、1″ 光源連結体 2 LED 3 リード線 4、4′、4″ 接続構造 10 絶縁シート 11 第1の導体 12 第2の導体 13 第3の導体 14 接続片 15 抵抗 16 導電片 16A 肉厚部 16′ 導電片 17、18、19 開口 20 打ち抜き穴 23 ラジアルテーピング 24 パイロット穴 30、31 切断部(打ち抜き穴) 101、101′、101″、101a 光源連結体 102 SMD型LED 102A 光放出部 102B 電気接続用端子 104、104′、104″ 接続構造 110 テープ状絶縁シート 111 第1の導体 112 第2の導体 113 第3の導体 114 接続片 115 抵抗 116 導電片 117、118、119 開口 119A 第1開口 119B 第2開口 120 打ち抜き穴 121 穴 201 光源連結体 201a 光源連結体 202 LED 203 リード線 204 接続構造 210 絶縁シート 211 第1の導体 212 第2の導体 213 第3の導体 214 接続片 214A 接続片端部の壁 215 抵抗 215A リード線 216 導電片 220 打ち抜き穴 221 第1の開口 222 第2の開口 223 第3の開口 224 第4の開口 230、231 切断部(打ち抜き穴) 231 舌片 232 折り返し部 233 舌片 234 起立部 235 舌片 236 起立部 237 ラジアルテーピング 301 光源連結体 302 3極LEDランプ 303A 第1のリード線 303B 第2のリード線 303C 第3のリード線 304 接続構造 310 絶縁シート 311〜314 第1〜第4の導体 315 接続片 316 抵抗 316A リード線 320 打ち抜き穴 331〜334 起立部 341〜343 開口 401 光源連結体 402 砲弾型LED 403 リード線 404 接続構造 410 絶縁シート 411〜414 第1〜第4の導体 415、416、417 接続片 415A、416A、417A 壁 419、420 開口 421、422、423 折り返し部 430 整流器ユニット 431−1〜431−3 整流器 440 コントローラ 441 支持台 450 発光体装置 500 発光体装置 501 管状部材 502 キャップ部材 503 導電性ピン 504 熱伝達板 L〜L LED直列ブロック SW1〜SW3 スイッチ 601 光源連結体 602 多色LED 603A 第1の端子 603B 第2の端子 603C 第3の端子 603D 第4の端子(コモン端子) 604 光放出部 610 絶縁シート 611〜615 第1〜第5の導体 616 第6の導体 617、618 接続片 619 光源取付部 617A〜617D 第1〜第4接続片 620 開口 621 抵抗 622、623 抵抗 625 開口 626 開口 631 起立部 632 起立部 633 起立部 641 起立部(壁部) 642、643 起立部 650 LED回路 651 LED 652 光源並列接続体 653 抵抗 660 LED回路 661 LED 662 光源並列接続体 670 発光体装置 675、676 ジャンパー線 700 面発光装置 700a 面発光体装置 701 赤色光源連結体 702 緑色光源連結体 703 青色光源連結体 710 面発光装置 711、712、713 光源連結体 720 面発光装置 RS、GS、BS 始点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E353 AA07 AA16 AA24 BB05 CC32 DR08 DR17 DR27 EE01 GG17 GG20 GG22 5C094 AA43 AA44 BA25 CA18 5C096 AA24 BA04 BB48 BC18 CC06

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光源と、これら複数の光源を連結
    する接続構造とを有する光源連結体であって、 前記接続構造は、 概ね平坦な長寸の絶縁シートと、 前記絶縁シートの少なくとも一面に露出した状態で取り
    付けられ、前記絶縁シートの長手方向に互いに概ね平行
    に延在する電源との接続用の第1及び第2の導体と、 前記第1及び第2の導体から離間して前記絶縁シートに
    取り付けられ、前記絶縁シートの長手方向に延在する第
    3の導体とを有し、 前記第3の導体は複数の接続片に分断されており、前記
    複数の光源はこれら複数の接続片に接続され、 前記接続片の所要のものが前記第1または第2の導体に
    幅方向に延在する接続部材によって接続されていること
    を特徴とする光源連結体。
  2. 【請求項2】 前記接続片が前記絶縁シートの第1の面
    に取り付けられており、前記第1及び第2の導体が前記
    絶縁シートの前記第1の面と相反する第2の面に取り付
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の光源連
    結体。
  3. 【請求項3】 前記接続部材が前記第1〜第3の導体と
    は別体の導電片を含むことを特徴とする請求項1に記載
    の光源連結体。
  4. 【請求項4】 前記接続片と前記第1及び第2の導体と
    が前記絶縁シートの異なる面に取り付けられており、前
    記第1及び第2の導体の一部をそれらの取り付け面とは
    反対側の面に露出するように前記絶縁シートに開口が設
    けられており、前記導電片は前記第1または前記第2の
    導体の前記開口によって露出された部分と前記接続片と
    の間を接続していることを特徴とする請求項3に記載の
    光源連結体。
  5. 【請求項5】 前記導電片はその一端部に肉厚部を有し
    ており、前記肉厚部が前記開口によって露出された前記
    第1または第2の導体の部分に接触していることを特徴
    とする請求項4に記載の光源連結体。
  6. 【請求項6】 前記接続部材が抵抗を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の光源連結体。
  7. 【請求項7】 前記接続部材が、前記第1乃至第3の導
    体のいずれかの一部を切り込んで形成した幅方向に延在
    する舌片をその根本部分で幅方向に折り返して形成され
    た折り返し部を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    光源連結体。
  8. 【請求項8】 前記折り返し部が形成される部分を露出
    するように前記絶縁シートに開口が形成されていること
    を特徴とする請求項7に記載の光源連結体。
  9. 【請求項9】 前記光源の少なくとも一つが電気接続用
    の一対のリード線を有しており、前記接続片の前記一対
    のリード線に対応する部分にこれらリード線を差し込む
    ための穴が形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の光源連結体。
  10. 【請求項10】 前記接続片の前記穴を画定する部分が
    前記穴の内部に向かって突出する突出部を有しているこ
    とを特徴とする請求項9に記載の光源連結体。
  11. 【請求項11】 前記光源が関連する前記接続片にレー
    ザ溶接によって取り付けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の光源連結体。
  12. 【請求項12】 前記光源と前記接続片との取り付け部
    分に対応した位置においてこれら取り付け部を露出する
    ような大きさの開口が前記絶縁シートに形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源連結体。
  13. 【請求項13】 前記光源の少なくとも一つが電気接続
    用の一対のリード線を有しており、これら一対のリード
    線に関連する前記接続片の端部が折り曲げられて前記絶
    縁シートの主面に対して概ね垂直な壁を形成しており、
    前記一対のリード線が前記壁に接触して関連する前記接
    続片に接続されていることを特徴とする請求項1に記載
    の光源連結体。
  14. 【請求項14】 前記壁と前記リード線とがレーザ溶接
    されていることを特徴とする請求項13に記載の光源連
    結体。
  15. 【請求項15】 前記第1の導体と前記第2の導体とが
    幅方向に隣接し、前記第3の導体は前記第1の導体と第
    2の導体のいずれかと幅方向に隣接していることを特徴
    とする請求項1に記載の光源連結体。
  16. 【請求項16】 前記第3の導体に含まれる前記接続片
    の少なくとも一つは、前記第1の導体と前記第2の導体
    のうち幅方向により離れたものと一対のリード線を有す
    る抵抗を介して接続されていることを特徴とする請求項
    15に記載の光源連結体。
  17. 【請求項17】 前記一対のリード線を有する抵抗を介
    して接続された前記接続片と前記第1の導体または第2
    の導体の部分に、前記抵抗のリード線を挟持するための
    一対の対向する起立部が形成されていることを特徴とす
    る請求項16に記載の光源連結体。
  18. 【請求項18】 前記起立部が、前記一対のリード線を
    有する抵抗を介して接続された前記接続片と前記第1の
    導体または第2の導体の部分の各々に切り込みによって
    形成された長手方向に相反する向きに延在する一対の舌
    片をそれらの先端部が互いに近接するように折り曲げて
    形成されたことを特徴とする請求項17に記載の光源連
    結体。
  19. 【請求項19】 前記起立部は、前記絶縁シートの前記
    光源が取り付けられる側の面に設けられていることを特
    徴とする請求項17に記載の光源連結体。
  20. 【請求項20】 前記起立部が形成される部分を露出す
    るように前記絶縁シートに開口が形成されていることを
    特徴とする請求項17に記載の光源連結体。
  21. 【請求項21】 複数の光源と、これら複数の光源を連
    結する接続構造とを有する光源連結体であって、 前記接続構造は、 概ね平坦な長寸の絶縁シートと、 前記絶縁シートの少なくとも一方の面に露出した状態で
    取り付けられ前記光源を所望の回路パターンで接続する
    複数の導体とを有することを特徴とする光源連結体。
  22. 【請求項22】 前記導体の前記絶縁シートへの取り付
    けが熱溶着によってなされたものであることを特徴とす
    る請求項21に記載の光源連結体。
  23. 【請求項23】 前記複数の光源が、2つの異なる
    色のLEDチップを含み且つ第1、第2、第3の端子を
    有する3極LEDランプを含んでおり、 前記複数の導体が、前記絶縁シートの長手方向に概ね平
    行に延在する第1、第2及び第3の導体を有し、 各3極LEDランプの前記第1の端子は前記第1の導体
    に接続され、前記第2の端子は前記第2の導体に接続さ
    れ、前記第3の端子は前記第3の導体に接続されている
    ことを特徴とする請求項21に記載の光源連結体。
  24. 【請求項24】 複数の光源と、これら複数の光源を連
    結する接続構造とを有する光源連結体であって、 前記複数の光源は、発光色の異なる少なくとも第1及び
    第2のグループの光源を含み、 前記接続構造は、 概ね平坦な長寸の絶縁シートと、 前記絶縁シートに取り付けられ、前記絶縁シートの長手
    方向に互いに概ね平行に延在する第1及び第2の導体と
    を有し、 前記第1の導体は分断されて複数の接続片を形成し、こ
    れら接続片によって前記第1のグループの光源を直列接
    続し、 前記第2の導体は分断されて複数の接続片を形成し、こ
    れら接続片によって前記第2のグループの光源を直列接
    続していることを特徴とする光源連結体。
  25. 【請求項25】 前記接続構造が、前記第1及び第2の
    導体から幅方向に離間して前記絶縁シートに取り付けら
    れた長手方向に延在する第3の導体を更に有し、 前記直列接続された第1及び第2のグループの光源は、
    それらの一方の端部において前記第3の導体に接続さ
    れ、 前記直列接続された第1及び第2のグループの光源はそ
    れらの他方の端部及び前記第3の導体を介して電源に接
    続されることを特徴とする請求項24に記載の光源連結
    体。
  26. 【請求項26】 前記複数の光源が、前記第1及び第2
    のグループの光源とは異なる発光色の第3のグループの
    光源を更に有し、 前記接続構造は、前記第1及び第2の導体から幅方向に
    離間して前記絶縁シートに取り付けられた長手方向に延
    在する前記第3及び第4の導体を更に有し、 前記第3の導体は分断されて複数の接続片を形成し、こ
    れら接続片によって前記第3のグループの光源を直列接
    続し、 前記直列接続された第1〜第3のグループの光源は、そ
    れらの一方の端部において前記第4の導体に接続され、 前記直列接続された第1及び第2のグループの光源はそ
    れらの他方の端部及び前記第4の導体を介して電源に接
    続されることを特徴とする請求項24に記載の光源連結
    体。
  27. 【請求項27】 前記第1〜第3の光源グループの発光
    色が光の三原色からなることを特徴とする請求項26に
    記載の光源連結体。
  28. 【請求項28】 複数の光源を接続してなる光源連結体
    の製造方法であって、 概ね平坦な長寸の絶縁シートの少なくとも一方の面に複
    数の導体を露出した状態で取り付ける過程と、 前記複数の導体の少なくとも一つを分断して複数の接続
    片を形成する過程と、 前記接続片の所望の部分に前記複数の光源を取り付ける
    過程と、 前記接続片の所望のものを接続部材を用いて前記導体に
    接続する過程とを有することを特徴とする光源連結体の
    製造方法。
  29. 【請求項29】 前記接続片を前記接続部材を用いて前
    記導体に接続する過程が、レーザ溶接によって前記接続
    部材を前記接続片及び前記導体に溶接する過程を含むこ
    とを特徴とする請求項28に記載の光源連結体の製造方
    法。
  30. 【請求項30】 前記接続片の所望の部分に前記光源を
    取り付ける過程が、レーザ溶接によって前記光源を前記
    接続片の所望の部分に溶接する過程を含むことを特徴と
    する請求項28に記載の光源連結体の製造方法。
  31. 【請求項31】 レーザ溶接がなされる箇所を露出する
    ように前記絶縁シートに複数の開口を形成する過程を更
    に有することを特徴とする請求項29または請求項30
    のいずれかに記載の光源連結体の製造方法。
  32. 【請求項32】 前記接続片の形成過程が、前記導体の
    少なくとも一つの所要部分をプレス機により打ち抜く過
    程を含むことを特徴とする請求項28に記載の光源連結
    体の製造方法。
  33. 【請求項33】 複数の光源とこれら複数の光源を連結
    する接続構造とを有する光源連結体を用いた発光体装置
    であって、 前記接続構造は、 概ね平坦な長寸の絶縁シートと、 前記絶縁シートの少なくとも一方の面に露出した状態で
    取り付けられ前記光源を所望の回路パターンで接続する
    複数の導体とを有し、 前記発光体装置は、 前記光源連結体を収容するハウジングと、 前記光源連結体の前記複数の導体の少なくとも一つと前
    記ハウジングの内面とに接触し、それらの間で熱を伝達
    する熱伝達部材とを有していることを特徴とする発光体
    装置。
  34. 【請求項34】 前記熱伝達部材が前記光源連結体を前
    記ハウジング内で支持する支持体としても働くことを特
    徴とする請求項33に記載の発光体装置。
  35. 【請求項35】 前記熱伝達部材が弾性を有しており、
    前記ハウジングの内面に圧接されていることを特徴とす
    る請求項33に記載の発光体装置。
  36. 【請求項36】 前記ハウジングがガラスからなること
    を特徴とする請求項33に記載の発光体装置。
  37. 【請求項37】 前記熱伝達部材が、電源との接続のた
    めの前記導体に接続されていることを特徴とする請求項
    33に記載の発光体装置。
  38. 【請求項38】 複数の多色LEDと、これら複数の多
    色LEDを連結する接続構造とを有する光源連結体であ
    って、 各多色LEDは、赤色、緑色、青色LEDチップと、こ
    れらLEDチップを制御するための第1〜第3の端子
    と、これらLEDチップのアノードまたはカソードのい
    ずれかに共通に接続された第4の端子とを有し、 前記接続構造は、 概ね平坦な長寸の絶縁シートと、 前記絶縁シートの少なくとも一方の面に露出した状態で
    取り付けられ、前記絶縁シートの長手方向に互いに概ね
    平行に延在する第1〜第6の導体とを有し、 前記第1〜第6の導体のうち2つは複数の接続片に分断
    されており、前記複数の多色LEDはこれら複数の接続
    片に接続され、 前記第1〜第6の導体のうち他の3つは直流電源の一方
    の出力に接続され、 前記第1〜第6の導体の残りの1つは前記直流電源の他
    方の出力に接続され、 前記多色LEDの各々の前記第1〜第3の端子に接続さ
    れた接続片は前記直流電源の前記一方の出力に接続され
    た3つの導体のうちの対応する1つに接続され、 前記多色LEDの各々の前記第4の端子に接続された接
    続片は前記直流電源の前記他方の出力に接続された導体
    に接続されていることを特徴とする光源連結体。
  39. 【請求項39】 前記直流電源の前記他方の出力に接続
    される前記導体が、前記絶縁シートの他の導体が取り付
    けられる面とは反対の面に取り付けられていることを特
    徴とする請求項38に記載の光源連結体。
  40. 【請求項40】 前記多色LEDの各々の前記第1〜第
    3の端子に接続された接続片が、前記直流電源の前記一
    方の出力に接続された3つの導体のうちの対応する1つ
    に抵抗を介して接続されていることを特徴とする請求項
    38に記載の光源連結体。
  41. 【請求項41】 複数の光源と、これら複数の光源を連
    結する接続構造とを有する光源連結体を複数含む発光体
    装置であって、 各光源連結体の前記接続構造は、 概ね平坦な長寸の絶縁シートと、 前記絶縁シートの少なくとも一面に露出した状態で取り
    付けられ、前記絶縁シートの長手方向に互いに概ね平行
    に延在する電源との接続用の第1及び第2の導体と、 前記第1及び第2の導体から離間して前記絶縁シートに
    取り付けられ、前記絶縁シートの長手方向に延在する第
    3の導体とを有し、 前記第3の導体は複数の接続片に分断されており、前記
    複数の光源はこれら複数の接続片に接続され、 前記接続片の所要のものが前記第1または第2の導体に
    幅方向に延在する接続部材によって接続され、それによ
    って前記複数の光源は前記第1及び第2の導体間に互い
    に並列に接続され、 前記複数の光源連結体は幅方向に配列され、隣接する光
    源連結体の一方の第1の導体と他方の第2の導体とが接
    続されることで、前記複数の光源連結体は直列に接続さ
    れていることを特徴とする発光体装置。
  42. 【請求項42】 前記光源の各々がLEDからなり、前
    記接続部材の各々が抵抗からなることを特徴とする請求
    項41に記載の発光体装置。
  43. 【請求項43】 複数の光源と、これら複数の光源を連
    結する接続構造とを有する光源連結体であって、 前記接続構造は、 概ね平坦な長寸の絶縁シートと、 前記絶縁シートの少なくとも一面に露出した状態で取り
    付けられ、前記絶縁シートの長手方向に互いに概ね平行
    に延在する第1及び第2の導体と、 前記第1及び第2の導体から離間して前記絶縁シートに
    取り付けられ、前記絶縁シートの長手方向に延在する第
    3の導体とを有し、 前記第3の導体は複数の接続片に分断されており、前記
    複数の光源はこれら複数の接続片に接続され、 前記接続片の所要のものが前記第1または第2の導体に
    幅方向に延在する接続部材によって接続され、それによ
    って前記第1の導体と前記第2の導体との間に並列に接
    続された複数の前記光源を含む光源並列接続体が、複数
    個形成されており、 前記複数の光源並列接続体が直列に接続されるように、
    前記第1及び第2の導体の一部が切断されていることを
    特徴とする光源連結体。
  44. 【請求項44】 前記各光源がLEDからなり、 前記隣接する光源並列接続体間において前記第1〜第3
    の導体が接続部材によって電気的に接続され、それによ
    って隣接する光源並列接続体のうち電気的に上流側の光
    源並列接続体に含まれるLEDのカソードと電気的に下
    流側の光源並列接続体に含まれるLEDのアノードが接
    続されており、 前記第1及び第2の導体は、隣接する光源並列接続体の
    うち上流側の光源並列接続体に含まれるLEDのアノー
    ドと下流側の光源並列接続体に含まれるLEDのカソー
    ドとが分離されるように且つ各LEDの両端が短絡され
    ないように切断されていることを特徴とする請求項43
    に記載の光源連結体。
  45. 【請求項45】 各LEDに直列に抵抗が接続されてい
    ることを特徴とする請求項43に記載の光源連結体。
  46. 【請求項46】 概ね線状に配列された複数の光源を連
    結してなる光源連結体を複数個含む発光体装置であっ
    て、 前記複数の光源連結体は前記発光体装置の発光面の周縁
    部において周方向に概ね等間隔に配置されたそれぞれの
    始点から中心部に向かって渦巻きをなすように配置され
    ていることを特徴とする発光体装置。
  47. 【請求項47】 前記複数の光源連結体が、異なる光色
    の光を発する少なくとも2つの光源連結体を含んでいる
    ことを特徴とする請求項46に記載の発光体装置。
  48. 【請求項48】 前記複数の光源連結体の各々が、異な
    る光色の光を発する光源を含んでいることを特徴とする
    請求項46に記載の発光体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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