JP2003167261A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003167261A
JP2003167261A JP2001367547A JP2001367547A JP2003167261A JP 2003167261 A JP2003167261 A JP 2003167261A JP 2001367547 A JP2001367547 A JP 2001367547A JP 2001367547 A JP2001367547 A JP 2001367547A JP 2003167261 A JP2003167261 A JP 2003167261A
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JP2001367547A
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English (en)
Inventor
Yuko Hashimoto
祐子 橋本
Masakatsu Tominaga
真克 冨永
Masanori Takeuchi
正典 武内
Nobuyoshi Nagashima
伸悦 長島
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスの増加や変更、マスク枚数の増加を
伴うことなく、高コントラストかつ高信頼性を有するア
クティブマトリクス液晶表示装置を提供すること。 【解決手段】 反射電極11の行方向端部がソース配線
12の端部よりも距離tだけ隣接する反射電極側に延出
している。距離tは、反射電極11の間隙からの光L
が、高反射率を有するソース配線12と反射電極11の
裏面との間で多重反射をおこしてチャネル領域7aに到
達しないように決定される。これにより、絶縁層10に
入射した光がソース配線12に達せず、多重反射光がチ
ャネル領域7aに到達すること可能性が低い。ソース配
線11が露出しないことにより、ソース配線11自体か
らの直接反射光を防ぐことができるので、縦シャドー
(縦縞状の表示不良)やコントラスト低下を防ぎ、黒の
しまった高コントラストの表示が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(以下、TFTと称する)等のスイッチング素子を用い
たアクティブマトリクス型液晶表示装置に関する。特
に、画素電極に金属膜等からなる反射電極を用いた反射
型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄型で軽量、かつ低消費電力であ
る利点を有するディスプレイとして液晶表示装置が注目
を集めている。なかでも、各画素毎にTFT等のアクテ
ィブ素子を設け、各画素を制御したアクティブマトリク
ス型液晶表示装置は、解像度に優れ、鮮明な画像が得ら
れる等の理由から、特に注目されている。
【0003】アクティブマトリクス型液晶表示装置に
は、画素電極にITO等の透明導電性薄膜を用いた透過
型液晶表示装置と、画素電極に金属膜等からなる反射電
極を用いた反射型液晶表示装置とがある。なかでも、バ
ックライトの不要な反射型液晶表示装置は、近年、情報
携帯端末用途等の分野で省電力化の要求に従って開発が
行われている。また、より高精細化の進む投写型液晶プ
ロジェクタなどの分野でも、トランジスタ上に画素電極
を形成でき、画素数によらず高開口率が実現可能な装置
として、反射型液晶表示装置が有利であるといえる。
【0004】ところで、TFTの活性層となる半導体薄
膜には、非晶質シリコン薄膜または多結晶シリコン薄膜
が用いられる。これらの半導体膜に強い光が照射される
と光電流が発生することにより、TFTのオフ時のリー
ク電流が増加し、表示のコントラスト等を劣化させると
いう問題点がある。この光によるTFT特性の違いを図
18に示す。
【0005】透過型のアクティブマトリクス型液晶表示
装置に用いられるTFTは、常にバックライトからの強
い光に晒されるだけでなく、バックライト光以外の外部
からの入射光もTFTに到達することがある。そこで、
従来はTFTが形成された素子基板に対向する基板、す
なわちカラーフィルタおよび対向電極が形成された基板
側に、カラーフィルタの各色の境を形成する所謂ブラッ
クマトリクスと呼ばれる遮光膜が設けられる。また、ブ
ラックマトリクスをTFT上にも設けることにより、外
部光の照射からTFTを効果的に防御することができ
る。
【0006】一方、反射型液晶表示装置の場合は、TF
Tに接続される金属膜等からなる反射電極がTFTを覆
うように設けられる。したがって、外部からの入射光が
TFTに直接到達する可能性が小さいので、透過型液晶
表示装置に比べて、リーク電流が増大するなどのTFT
特性が劣化することが少ないはずである。しかしなが
ら、隣り合う反射電極の間隙から入射する光が、直接ま
たは多重反射の後にTFTに到達することが考えられ
る。特に、近年用いられているフロントライト付の反射
型液晶表示装置では、光の干渉による表示品位の低下を
避けるために、光散乱性の偏光板を用いることが多く、
このような場合にはさらに前述の間隙からの光入射の可
能性が高くなる。
【0007】図16は、従来の反射型液晶表示装置にお
けるアクティブマトリクス基板のTFT近傍の平面図で
あり、図17は、図16のXVII−XVII線断面図である。
図17に示すように、隣り合う反射電極11の間隙から
の入射光L1が、半導体層7のチャネル領域7aに到達
することがある。チャネル領域7aに光が当ることによ
り、光励起によるキャリアが発生し、TFTがオフのと
きのオフ電流(光リーク電流)が増加する。このオフ電
流が増加すると、閾値電圧Vth が大きくなり、表示がか
すむ(光かすみ)などのコントラストの低下や信頼性に
問題が生じる。明るい外光の下でより高表示品位となる
べき反射型液晶表示装置においては、これは非常に重大
な問題となる。
【0008】また、反射型液晶表示装置では、TFTは
Al膜などからなる反射電極の下に設けられるので、透過
型液晶表示装置と比べて、所謂ブラックマトリクスでT
FT部を遮光する等の工夫が不要であった。しかし、反
射電極11として、高反射率を持つAlなどの金属膜を用
い、さらにバスライン(ソース配線12またはゲート配
線13)として、比抵抗の低い、同じく高反射率をもつ
Al等の金属膜を用いると、入射光L2がバスラインで反
射され、さらに反射電極11の裏面で反射された多重反
射光がチャネル領域7aに到達することがある。したが
って、入射光L1がチャネル領域7aに直接到達する場
合と同様に、コントラストの低下や信頼性に問題が生じ
る。
【0009】これらの問題を解決するために、たとえば
特開平7-120744号公報、特開平10-301142 号公報に示さ
れる、遮光層を光路にあたる部分に設置する方法や、特
開平9-211493号公報のように配線や反射板、絶縁層に反
射防止膜を設ける方法が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、反射
型液晶表示装置の場合は、反射電極がTFTを覆うよう
に配置されているので、外部からの入射光が直接TFT
に到達する可能性は低い。しかし、光散乱性の偏光板を
用いた場合、散乱光はより大きな入射角を持ち得るの
で、TFT部への光の到達が可能となる場合がある。
【0011】また、隣り合う反射電極の間隙からの入射
光が金属材料からなるバスラインによって反射し、さら
に反射電極の裏面側との間で多重反射することによっ
て、TFTに到達するような場合も考えられる。特に、
低抵抗かつプロセス加工性の点からも有用である、Alな
どの高反射率をもつ金属をソース配線に用いる場合は、
多重反射による光の入射の影響は大きくなる。
【0012】さらに、ソースバスライン自体からの直接
反射が大きければ、反射電極間の望みの電界が液晶層に
印加されていない部分が表示として認識される。その結
果、反射型液晶表示装置においては、ソースバスライン
上に所謂ブラックマトリクスと呼ばれる遮光膜を通常は
用いないので、コントラスト低下の原因となる。
【0013】まず、特開平7-120744号公報に示される液
晶表示装置では、TFT側のガラス基板に層間絶縁層を
介し、画素電極間隙部をふさぐようにAlNxによる遮光層
を配置する。このことにより、光源からの直接光および
液晶層内で生じる散乱光のいずれもが半導体部分に入射
するのを防止し、スイッチング素子に光リーク電流が生
じるのを防止できる。また信号線や走査線による反射も
生じない。
【0014】しかしながら、この方法では、信号線と画
素電極の間に、遮光層とその上下に2種の層間絶縁層が
必要となり、遮光層のパターン作製のためのマスクも必
要となる。
【0015】特開平10-301142 号公報に示される液晶表
示装置では、反射電極の裏面で多重反射することを防止
するために、信号線の上層に絶縁性の第1の平坦化膜を
介して、一部または全体が黒色化された透明導電性膜
(以下、黒色化膜という。)を形成し、その上に絶縁性
の第2の平坦化膜および反射電極を形成する。この黒色
化膜を効果的に配置することにより、光の入射自体も阻
止することができる。
【0016】しかし、この方法においても、2種の平坦
化膜と、黒色化膜との作成のために、工程数の増加を伴
い、また黒色化膜作製のためのマスクが必要となる。さ
らに、反射電極の間隙をふさぐように黒色化膜を配置す
る場合、反射電極のエッチング工程で、反射電極と導電
性の黒色化膜とが接続する危険性があり、隣接する絵素
間でリークするおそれがある。
【0017】特開平9-211493号公報に示される液晶表示
装置では、隣り合う画素電極間に、反射防止層や光散乱
層などの反射制御手段を設ける。反射制御手段として、
ソース配線上に画素電極より低反射率の物質からなる層
を形成することにより、反射率を抑制することが記載さ
れている。同様に特開2000-206519 における液晶表示装
置では、反射電極の下部に全面黒色遮光膜を設けるもの
である。これらいずれの方法でも、プロセスの増加や変
更、またはマスク枚数の増加が必要となる。
【0018】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、プロセスの増加や変更、マスク枚数
の増加を伴うことなく、高コントラストかつ高信頼性を
有するアクティブマトリクス液晶表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の局面の液
晶表示装置は、マトリクス状に複数のスイッチング素子
が形成されたアクティブマトリクス基板と、前記アクテ
ィブマトリクス基板に対向する対向基板と、前記両基板
間に介在する液晶層とを備える液晶表示装置であって、
前記スイッチング素子は、半導体層と、前記半導体層に
それぞれ接するソース電極およびドレイン電極と、前記
両電極間における前記半導体層のチャネル領域を開閉制
御するゲート電極とを有し、前記アクティブマトリクス
基板は、相互に並行に延び、前記ソース電極に接続され
る複数のソース配線と、前記ソース配線が延びる方向に
対して角度をなして相互に並行に延び、前記ゲート電極
に接続される複数のゲート配線とを有し、前記ドレイン
電極は、前記スイッチング素子を被覆する絶縁層上に形
成された反射電極と、前記絶縁層に開口されたコンタク
トホールを介して、電気的に接続されており、前記反射
電極が形成される領域は、少なくとも前記スイッチング
素子近傍における前記ソース配線または前記ゲート配線
の領域を含む、液晶表示装置である。これにより、TF
Tなどのスイッチング素子への光の入射を防止し、また
は光量を減少させることができる。
【0020】本発明の第1の局面の液晶表示装置は、前
記反射電極の端部が、少なくとも前記スイッチング素子
近傍における前記ソース配線または前記ゲート配線の端
部よりも、前記絶縁層の膜厚以上の距離だけ、隣接する
前記反射電極側に延出することが望ましい。
【0021】本発明の第2の局面の液晶表示装置は、マ
トリクス状に複数のスイッチング素子が形成されたアク
ティブマトリクス基板と、前記アクティブマトリクス基
板に対向する対向基板と、前記両基板間に介在する液晶
層とを備える液晶表示装置であって、前記スイッチング
素子は、半導体層と、前記半導体層にそれぞれ接するソ
ース電極およびドレイン電極と、前記両電極間における
前記半導体層のチャネル領域を開閉制御するゲート電極
とを有し、前記アクティブマトリクス基板は、相互に並
行に延び、前記ソース電極に接続される複数のソース配
線と、前記ソース配線が延びる方向に対して角度をなし
て相互に並行に延び、前記ゲート電極に接続される複数
のゲート配線とを有し、前記ドレイン電極は、前記スイ
ッチング素子を被覆する絶縁層上に形成された反射電極
と、前記絶縁層に開口されたコンタクトホールを介し
て、電気的に接続されており、前記ソース電極または前
記ゲート電極は、前記半導体層に接する電極部と、前記
電極部よりも幅が狭く、かつ前記電極部と前記ソース配
線または前記ゲート配線とを連結する連結部と、からな
り、前記ソース配線または前記ゲート配線から前記電極
部までの距離は、前記ソース配線または前記ゲート配線
と前記反射電極とによる多重反射光が到達する、前記ソ
ース配線または前記ゲート配線からの距離よりも長い、
液晶表示装置である。これにより、反射板としても作用
するソース配線またはゲート配線と反射電極とによる多
重反射光がTFTなどのスイッチング素子へ入射するの
を防止し、または多重反射光の光量を減少させることが
できる。また、ソース配線またはゲート配線の形成領域
と、反射電極の形成領域とを重畳させないことにより、
電界で制御されない部分の液晶層を通る反射光を減少さ
せることができる。
【0022】本発明の第1および第2の局面の液晶表示
装置は、前記対向基板上に光散乱性の偏光板が積層され
ていても良い。
【0023】本発明の第1および第2の局面の液晶表示
装置は、前記チャネル領域と前記ソース配線または前記
ゲート配線との間の領域における前記反射電極は、表面
が平坦であることが望ましい。これにより、凹凸を持つ
反射電極の裏面での乱反射光がスイッチング素子に到達
することを阻止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
による実施形態を説明する。なお、以下の実施形態で
は、反射型の液晶表示装置について説明するが、本発明
の液晶表示装置は、反射領域が透過領域(透過モードで
表示を行う領域)と反射領域(反射モードで表示を行う
領域)とに分割された両用型液晶表示装置、半透過反射
電極を用いた半透過反射型液晶表示装置に本発明の液晶
表示装置を適用することもできる。
【0025】(実施形態1)本発明の第1の局面の液晶
表示装置の実施形態について説明する。図1は、本実施
形態の液晶表示装置におけるアクティブマトリクス基板
上の一画素の平面図であり、図2は、図1のTFT近傍
を拡大した平面図であり、図3は、図2のIII −III 線
断面図である。実施形態1の液晶表示装置は、アクティ
ブマトリクス基板1と、アクティブマトリクス基板1に
対向する対向基板2と、両基板1,2間に介在する液晶
層3とを備える。アクティブマトリクス基板1は、ガラ
ス基板などの絶縁性基板4上にマトリクス状に形成され
た複数のスイッチング素子を有する。本実施形態のスイ
ッチング素子はTFT(薄膜トランジスタ)である。そ
れぞれのTFTは、ガラス基板などの絶縁性基板4上に
形成されたゲート電極5と、ゲート電極5および絶縁性
基板4を覆う絶縁層6と、ゲート電極5を覆う、a−S
i層からなる半導体層7と、半導体層7の一部を覆うソ
ース電極8およびドレイン電極9とを有する。さらに、
それぞれのTFTは絶縁層10で覆われ、絶縁層10上
に反射電極11が形成されている。反射電極11は、絶
縁層10に開口されたコンタクトホール10aを介し
て、ドレイン電極9と電気的に接続されている。
【0026】アクティブマトリクス基板1の絶縁性基板
4上には、相互に並行に延び、ソース電極8に接続され
る複数のソース配線12と、相互に並行に延び、ゲート
電極5に接続される複数のゲート配線13とが形成され
ている。ソース配線12とゲート配線13とは、所定の
角度をなして交わり、本実施形態では両者12,13は
略直交している。なお、ソース配線に沿った方向を
「列」と規定し、ゲート配線に沿った方向を「行」と規
定する。
【0027】対向基板2は、ガラス基板などの透光性を
有する絶縁性基板14の略全面に形成された共通電極1
5を有する。共通電極15は、ITO膜などの透光性を
有する導電性膜から形成される。
【0028】アクティブマトリクス基板1と対向基板2
との間に介在する液晶層3は、以下の動作により画素領
域ごとに光透過率が変調され得る。なお、画素領域は、
本明細書においては、表示の最小単位である「画素」に
対応する液晶表示装置の領域を言う。カラー液晶表示装
置においては、R,G,Bの各「画素」から1つの「絵
素」が構成される。画素領域は、反射電極11と反射電
極11に対向する共通電極15とが画素領域を規定す
る。ブラックマトリクスが設けれらる構成においては、
厳密には、表示すべき状態に応じて電圧が印加される領
域のうち、ブラックマトリクスの開口部に対応する領域
が画素領域に対応することになる。
【0029】ドレイン電極9は、信号電圧が与えられる
ソース配線12およびソース電極8に半導体層7を介し
て接続されている。ソース電極8とドレイン電極9との
間の半導体層7中のチャネル領域7aは、ゲート配線1
3およびゲート電極5から与えられる走査信号によって
開閉制御される。走査信号によってTFTのチャネル領
域7aがON状態とされ、ドレイン電極9に電気的に接
続された反射電極11に信号電圧が印加される。信号電
圧が印加された反射電極11と共通電極15との間に電
界が生じることによって、液晶層3中の液晶分子の配列
が変化して、液晶層3の光透過率が変調される。
【0030】本実施形態のアクティブマトリクス基板1
は、反射電極11の行方向端部がソース配線12の端部
よりも距離tだけ隣接する反射電極側に延出している。
距離tは、反射電極11の間隙からの光Lが、高反射率
を有するソース配線12と反射電極11の裏面との間で
多重反射をおこしてチャネル領域7aに到達しないよう
に決定される。図4は、外光が液晶表示装置内を通過す
るときの光路を図示したものである。本実施形態では、
空気(Air )、ガラス基板(glass )、カラーフィルタ
層(CF)、液晶層(LC)および絶縁層10の各屈折
率および膜厚(μm)は、表1に記載の通りである。
【0031】
【表1】
【0032】所謂スネルの法則により、各層の屈折率お
よび膜厚から、外光がチャネル領域7aに到達しないよ
うに距離tが決定される。
【0033】スネルの法則 n1 sinθ1 = n2 sinθ2 但し、式中、n1およびn2は各層の屈折率であり、θ1 お
よびθ2 は各層の法線に対する入射角である。
【0034】図5は、図4の絶縁層10部分の拡大図で
ある。図5から理解されるように、反射電極11の行方
向端部から入射した光は、距離t4=d4×tan θ4 だ
けTFT側へ到達する。ここで、TFTへの入射角(θ
4 )がとり得る最大角(臨界角)は、ガラス基板への入
射角(θ0 )が90°のときである。このときカラーフ
ィルタ層への入射角(θ1 )は41.1°、液晶層への
入射角(θ2 )は41.8°、絶縁層への入射角(θ3
)は38.7°となり、TFTへの入射角(θ4 )は
40.2°となるので、tan θ4 の値は1近くになる。
プロセスでのずれや配線幅のばらつき等を考慮したマー
ジンを見込んで、距離t4は概ねd4に等しくなる。
【0035】したがって、反射電極11の行方向端部と
ソース配線12の端部とを距離t4(絶縁層10の膜厚
d4に略等しい)よりも離せば、絶縁層10に入射した
光がソース配線12に達せず、多重反射光がチャネル領
域7aに到達する可能性が低くなる。また、高反射率を
有するソース配線11が露出しないことにより、ソース
配線11自体からの直接反射光も防ぐことができるの
で、縦シャドー(縦縞状の表示不良)やコントラスト低
下を防ぎ、黒のしまった高コントラストの表示が可能と
なる。
【0036】本実施形態では、距離t4が概ねd4に等
しいので、反射電極11の行方向端部とソース配線12
の端部とを絶縁層10の膜厚以上離せば、外光がソース
配線12に到達するのを防ぐことができる。
【0037】本実施形態のアクティブマトリクス基板1
は、図1に示すように、TFT近傍における反射電極1
1の端部だけがソース配線12の端部よりも延出してい
る。しかし、TFT近傍のみならず、反射電極11の行
方向端部の全てがソース配線12の端部よりも反射電極
側に延出していても良い。但し、ソース配線12の形成
領域と反射電極11の形成領域との重複が大きくなる
と、ソース−ドレイン間容量が増加し、縦シャドーが発
生するおそれがあるので、ソース配線12と反射電極1
1とが重複する領域は、可及的に小さくすることが好ま
しい。
【0038】本実施形態のアクティブマトリクス基板1
は、TFTおよびその近傍の領域における反射電極11
が平坦であり、他の領域における反射電極11は凹凸状
である。TFTおよびその近傍の領域における反射電極
11を平坦にすることにより、ゲート配線13側などか
らの入射光が反射電極11の裏面で乱反射して、チャネ
ル領域7aに到達するのを防ぐことができる。ここで、
TFTおよびその近傍の領域は、半導体層7、ゲート電
極5、ソース電極8の各形成領域と、ソース配線12お
よびゲート配線13の縁から2μm、好ましくは3μm
の範囲内の領域を含む。なお、本明細書において「平
坦」とは、液晶層3の厚さのばらつきに起因する表示品
位の低下が発生しない程度に、液晶層3の厚さを均一に
規定する表面の状態を言う。具体的には、ある領域の表
面の粗さ(例えば表面粗さ計で測定された凹凸の平均
値)が、その領域の液晶層3の厚さの10分の1以下で
あるとき、その表面は平坦であるという。
【0039】本実施形態のアクティブマトリクス基板1
は、例えば以下の工程を経て製造される。まず、絶縁性
基板4上にゲート電極5およびゲート配線13をパター
ン形成した後、ゲート電極5およびゲート配線13を覆
う絶縁層6を形成する。さらに、ゲート電極5の形成領
域に半導体層7を形成し、半導体層7の一部を覆うソー
ス電極8およびドレイン電極9を形成して、TFTを形
成する。なお、ソース配線12は、ソース電極8ととも
に形成される。
【0040】次に、図6(a)に示すように、TFTが
形成された絶縁性基板4の表面に、絶縁層10となるポ
ジ型の感光性樹脂(例えばJSR社製JAS100)を
塗布する。感光性樹脂は、約1μm〜約4μmの厚さを
有することが好ましい。図6(a)に示すように、第1
フォトマスク110を配置して、第1の露光を行う。第
1の露光時の露光量は約50mJ/cm2 〜約250m
J/cm2 の範囲内である。さらに、図6(b)に示す
ように、第2フォトマスク120を配置して、第2の露
光を行う。第2の露光時の露光量は、約270mJ/c
2 〜約800mJ/cm2 の範囲内であることが好ま
しい。なお、図6(a)および(b)に示すフォトマス
ク110,120は、斜線部の領域が光透過部であり、
それ以外の領域は遮光部である。
【0041】その後、絶縁性基板4上の感光性樹脂を、
例えば林純薬社製TMAH(0.1%)により現像する
と、図6(c)に示すように、感光性樹脂の表面に凹凸
が形成される。また、第1の露光および第2の露光によ
り光が照射された領域の感光性樹脂は、現像時に完全に
除去された状態となり、ドレイン電極9の一部が露出す
るコンタクトホール10aが形成される。
【0042】ghI線(高圧水銀ランプ)による全面露
光(露光量は約500mJ/cm2)を行った後、約2
20℃で約75分間の加熱処理を行うことにより、図6
(d)に示すように、感光性樹脂の凹凸状表面は熱だれ
現象によって変形し、角がとれてなだらかな凹凸状とな
る。
【0043】図6(e)に示すように、なだらかな凹凸
状表面が形成された感光性樹脂上に、例えばスパッタリ
ング法によって膜厚約200nmのAl膜11を形成す
る。Al膜11は、コンタクトホール10aを介してT
FTのドレイン電極9と電気的に接続される。なだらか
な凹凸を有する感光性樹脂上に形成された反射電極11
は、感光性樹脂の凹凸状表面に応じた凹凸を有する。さ
らに、Al膜11をパターン形成することによって、反
射電極11を形成して、本実施形態のアクティブマトリ
クス基板1が形成される。
【0044】本実施形態の液晶表示装置は、上記アクテ
ィブマトリクス基板1と、共通電極15およびカラーフ
ィルタ層(図4においてCFと表記する)が形成された
対向基板2とをシール材を介して貼り合わせた後、両基
板1,2間に液晶材料を注入して、液晶層3(図4にお
いてLCと表記する)を形成することによって製造され
る。
【0045】このように、本実施形態のアクティブマト
リクス基板1は、Al膜11をパターン形成する際のマ
スクを変更するだけで、従来のアクティブマトリクス基
板と同様に製造することができるので、プロセスの増加
や変更、マスク枚数の増加を伴うことなく、高コントラ
ストかつ高信頼性を有するアクティブマトリクス液晶表
示装置が提供される。
【0046】(実施形態2)実施形態1では、TFT近
傍における反射電極11の行方向端部がソース配線12
の端部よりも反射電極側に延出するように、反射電極1
1をパターン形成する際のマスクを変更している。しか
し、ソース配線12をパターン形成する際のマスクを変
更することによっても、実施形態1と同様に、TFT近
傍における反射電極11の行方向端部をソース配線12
の端部よりも反射電極側に延出させることができる。
【0047】図7は、本実施形態の液晶表示装置におけ
るアクティブマトリクス基板上の一画素の平面図であ
り、図8は、図7のTFT近傍を拡大した平面図であ
る。なお、本実施形態の液晶表示装置は、実施形態1と
同様に、対向基板2および液晶層3を備えるが、これら
の説明を省略する。また、実施形態1の構成要素と実質
的に同じ機能を有する構成要素を同じ参照符号で示し、
その説明を省略する。
【0048】本実施形態のアクティブマトリクス基板1
は、TFT近傍におけるソース配線12がソース配線1
2の端部よりも距離tだけ反射電極11側に曲折してい
る。この距離tは、実施形態1と同様にして決定され、
概ね絶縁層10の膜厚以上である。
【0049】本実施形態によれば、ソース配線12をパ
ターン形成する際のマスクを変更することによって、従
来のアクティブマトリクス基板と同様に製造することが
できるので、プロセスの増加や変更、マスク枚数の増加
を伴うことなく、高コントラストかつ高信頼性を有する
アクティブマトリクス液晶表示装置が提供される。
【0050】実施形態1および2では、反射電極11の
形成領域がTFT近傍におけるソース配線12の形成領
域を含む場合について説明した。しかし、反射電極11
の形成領域がTFT近傍におけるゲート配線13の形成
領域を含んでいても良く、これにより、列方向に隣接す
る反射電極11の間隙からの入射光がチャネル領域7a
に到達するのを防ぐことができる。また、ゲート配線1
3が高反射率を有するAlなどの金属膜である場合に
は、多重反射光の発生を防ぐことができる。
【0051】反射電極11の端部が、ソース配線12ま
たはゲート配線13の端部よりも、隣接する反射電極側
に延出する場合、TFTのチャネル領域7aは反射電極
11の形成領域の中央に近づくことになるので、開口率
の低下が危惧される。しかし、本発明の液晶表示装置
は、TFTなどのスイッチング素子を被覆する絶縁層1
0上に形成された反射電極11により表示を行なうの
で、チャネル領域7aの位置に関わらず、高開口率、高
コントラストの表示が可能である。
【0052】(実施形態3)以下、本発明の第2の局面
の液晶表示装置の実施形態について説明する。図9は、
本実施形態の液晶表示装置におけるTFT近傍の平面図
であり、図10は、図9のX−X線断面図である。な
お、本実施形態の液晶表示装置は、実施形態1と同様
に、対向基板2および液晶層3を備えるが、これらの説
明を省略する。また、実施形態1の構成要素と実質的に
同じ機能を有する構成要素を同じ参照符号で示し、その
説明を省略する。
【0053】本実施形態のアクティブマトリクス基板1
は、ソース電極8が電極部8aと連結部8bとからな
る。電極部8aは、半導体層7の一部に接しており、対
向するドレイン電極9とともに半導体層7中にチャネル
領域7aを形成する。連結部8bは、電極部8aよりも
幅が狭く、電極部8aとソース配線12とを連結する。
ここで、電極部8aまたは連結部8bの「幅」は、ソー
ス配線12が延びる方向(列方向)における距離で規定
される。本実施形態では、連結部8bの幅が電極部8a
の幅よりも狭いので、連結部8bの幅が電極部8aの幅
と略等しい場合に比して、連結部8bで反射する光量を
低下させることができる。したがって、多重反射光によ
りチャネル領域7aに到達する光量を低下させることが
でき、光リーク電流によるかすみが生じ難い。
【0054】ソース配線12から電極部8aまでの距離
eは、多重反射光が到達するソース配線12からの距離
よりも長く設定される。すなわち、距離eは、外光Lが
ソース配線12と反射電極11の裏面とで反射されるこ
とにより発生する多重反射光が到達しないように設定さ
れる。図11は、本実施形態において外光が絶縁層10
内を通過するときの光路を図示したものである。図11
に示すように、臨界角θ°で絶縁層10内に入射し、ソ
ース配線12のTFT側端部で正反射した光が、反射電
極11の裏面で正反射した場合、この多重反射光はソー
ス配線12のTFT側端部から2×d4×tan θ4 の距
離だけTFT側に到達する。この多重反射光がソース電
極8の電極部8aに到達せず、したがって電極部8aで
多重反射が生じないようにするためには、ソース配線1
2から電極部8aまでの距離eを2×d4×tan θ4 よ
りも長くすれば良い。
【0055】(実施形態4)実施形態3では、ソース電
極8が電極部8aと連結部8bとからなり、電極部8a
と連結部8bとで幅が異なる場合について説明したが、
図12に示すように、ゲート電極5がこのような構造で
あっても良い。具体的には、ゲート電極5の連結部5b
は、ゲート配線13が延びる方向において、電極部5a
よりも幅が狭い。また、ゲート配線13から電極部5a
までの距離は、多重反射光が到達するゲート配線13か
らの距離よりも長く、すなわち2×d4×tan θ4 より
も長く設定される。
【0056】(実施形態5)携帯用情報端末等の、フロ
ントライト付の反射型液晶表示装置においては、光散乱
性の偏光板を用いることがある。このような場合には、
図13に示すように、偏光板20による散乱光の入射が
ありえるので、臨界角が大きくなる。例えば、実施形態
1の表1で示した屈折率および膜厚を有する液晶表示装
置の場合、散乱性の偏光板20が存在すると、液晶層へ
の入射角(θ2 )がとり得る最大角(臨界角)は90.
0°、絶縁層への入射角(θ3 )は69.6°となり、
TFTへの入射角(θ4 )は75.0°となる。
【0057】実施形態3に示すアクティブマトリクス基
板1の場合、大きな臨界角を有する散乱光に対応するた
めに、ソース配線12から電極部8aまでの距離eを長
くする必要がある。これにより、TFTのチャネル領域
7aは反射電極11の形成領域の中央に近づくことにな
る。TFTおよびその近傍領域では、反射電極11の裏
面による乱反射を防ぐために、反射電極11は平坦に形
成されるので、凹凸状の反射電極11の領域が減少し、
拡散反射率が低下する。したがって、チャネル領域7a
の位置をできる限りソース配線12に近づけ、なおか
つ、より光の入射し難い構造をとることが必要となる。
【0058】図14は、本実施形態の液晶表示装置にお
けるTFT近傍の平面図である。図14に示すアクティ
ブマトリクス基板1は、L字状の連結部8bと、L字状
の電極部8aとからなるソース電極8を有する。入射光
が正反射のみを行なうと仮定すれば、図14中のA方向
からの光は、電極部8aで多重反射が生じても、チャネ
ル領域7aに到達しない。また、実施形態3と同様に、
ソース配線12から電極部8aまでの距離hは、多重反
射光が到達するソース配線12からの距離よりも長く設
定される。すなわち、距離hは2×d4×tan θ4 より
も長く設定する。さらに、図14中のB方向からの多重
反射光の光量が削減されるように、図中のf、gの距離
を決定する。なお、距離fは連結部8bの列方向の長さ
であり、距離gは電極部8aから連結部8bまでの行方
向の長さであり、それぞれ線幅の中心で規定している。
【0059】図14中のf、gの距離は、絶縁層10の
膜厚や屈折率などで決定され、例えば3インチ型液晶デ
ィスプレイで、絶縁層10の膜厚が2μmの場合、距離
fは18μm、距離gは21μmになる。なお、このと
きの距離hは15μmであり、ソース電極8の幅は6μ
mである。
【0060】本実施形態によれば、大きな臨界角を有す
る散乱光に対応する場合でも、TFTのチャネル領域7
aを反射電極11の形成領域の中央にあまり近づける必
要がないので、拡散反射率の低下を抑えることができ
る。平坦な反射電極11の領域は、図14中の斜線で示
す領域であり、詳細には、反射電極11の形成領域のう
ち、ソース電極8(電極部8aおよび連結部8b)およ
びゲート電極5におけるそれぞれの幅方向両端部から2
μm以上3μm以下の範囲内の領域、ソース電極8とゲ
ート配線13との間の領域、ならびにゲート電極5とソ
ース配線12との間の領域に含まれる領域である。
【0061】(実施形態6)光散乱性の偏光板を用いた
反射型液晶表示装置において、ソース配線12よりもゲ
ート配線13のほうが表面反射率が低い場合、図15に
示すように、チャネル領域7aの幅方向(ソース電極8
とドレイン電極9との間を電子または正孔が移動する方
向)が列方向となるようにTFTを形成しても良い。こ
の場合、図15の左上方向および左方向からの入射光
は、多重反射が起こり難い。
【0062】また、図15中のD方向からの入射光は、
ゲート配線13の端部からゲート電極5の電極部5aま
での距離iを、実施形態3と同様に、多重反射光が到達
するゲート配線13からの距離よりも長く、すなわち2
×d4×tan θ4 よりも長く設定することによって、チ
ャネル領域7aに到達しないようにすることができる。
なお、ゲート電極5の電極部5aとゲート配線13とを
連結する連結部5bが延びる方向には、チャネル領域7
aがないので、連結部5bによる多重反射光がチャネル
領域7aに到達する可能性は低い。
【0063】次に、図15中のC方向からの入射光につ
いて検討する。ソース電極8の電極部8aおよび連結部
8bの長さj,k,lを、実施形態4と同様に決定する
ことによって、図15中のC方向からの多重反射光の光
量を削減することができる。なお、図15中の距離jと
距離lとを図14中の距離fとして、図15中の距離k
を図14中の距離gとして、それぞれ求める。
【0064】また、手に持って使用する携帯電話などの
機器に、本実施形態の反射型液晶表示装置を適用する場
合、通常の使用では図15中のC方向からの入射光は少
ないので、C方向からの多重反射光による影響は少な
い。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、反射電極、ソース配線
(ソース電極を含む)またはゲート配線(ゲート電極を
含む)をパターン形成する際のマスクを変更することに
よって、スイッチング素子のチャネル領域に光が到達す
るのを防ぐ構造とすることができる。したがって、プロ
セスの増加や変更、マスク枚数の増加を伴うことなく、
高コントラストかつ高信頼性を有するアクティブマトリ
クス液晶表示装置を提供するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の液晶表示装置におけるアクティブ
マトリクス基板上の一画素の平面図である。
【図2】図1のTFT近傍を拡大した平面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】実施形態1において外光が液晶表示装置内を通
過するときの光路を模式的に示す図である。
【図5】図4の絶縁層10部分の拡大図である。
【図6】アクティブマトリクス基板1の製造工程を示す
図である。
【図7】実施形態2の液晶表示装置におけるアクティブ
マトリクス基板上の一画素の平面図である。
【図8】図7のTFT近傍を拡大した平面図である。
【図9】実施形態3の液晶表示装置におけるTFT近傍
の平面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】実施形態3の液晶表示装置において外光が絶
縁層10内を通過するときの光路を模式的に示す図であ
る。
【図12】実施形態4の液晶表示装置におけるTFT近
傍の平面図である。
【図13】実施形態4において外光が液晶表示装置を通
過するときの光路を模式的に示す図である。
【図14】実施形態5の液晶表示装置におけるTFT近
傍の平面図である。
【図15】実施形態6の液晶表示装置におけるTFT近
傍の平面図である。
【図16】従来の反射型液晶表示装置におけるアクティ
ブマトリクス基板のTFT近傍の平面図である。
【図17】図16のXVII−XVII線断面図である。
【図18】光照射の前後におけるTFT特性の変化を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 アクティブマトリクス基板 2 対向基板 3 液晶層 5 ゲート電極 5a ゲート電極の電極部 5b ゲート電極の連結部 7 半導体層 7a チャネル領域 8 ソース電極 8a ソース電極の電極部 8b ソース電極の連結部 9 ドレイン電極 10 TFT(スイッチング素子)を被覆する絶縁層 10a コンタクトホール d4 絶縁層の膜厚 11 反射電極 12 ソース配線 13 ゲート配線 20 光散乱性偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 520 G02F 1/1335 520 G09F 9/30 338 G09F 9/30 338 9/35 9/35 (72)発明者 武内 正典 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 長島 伸悦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H042 BA08 BA20 DA02 DA11 DA22 DC02 DC08 DE00 2H091 FA08X FA31Y FA50Y GA02 GA07 LA03 LA17 2H092 GA12 GA13 GA17 GA28 GA30 HA05 JA23 JB01 JB07 JB23 JB24 JB32 JB33 JB54 JB58 KB22 NA01 PA12 5C094 AA06 BA03 BA43 CA19 DA15 EA04 EA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に複数のスイッチング素子
    が形成されたアクティブマトリクス基板と、前記アクテ
    ィブマトリクス基板に対向する対向基板と、前記両基板
    間に介在する液晶層とを備える液晶表示装置であって、 前記スイッチング素子は、半導体層と、前記半導体層に
    それぞれ接するソース電極およびドレイン電極と、前記
    両電極間における前記半導体層のチャネル領域を開閉制
    御するゲート電極とを有し、 前記アクティブマトリクス基板は、相互に並行に延び、
    前記ソース電極に接続される複数のソース配線と、前記
    ソース配線が延びる方向に対して角度をなして相互に並
    行に延び、前記ゲート電極に接続される複数のゲート配
    線とを有し、 前記ドレイン電極は、前記スイッチング素子を被覆する
    絶縁層上に形成された反射電極と、前記絶縁層に開口さ
    れたコンタクトホールを介して、電気的に接続されてお
    り、 前記反射電極が形成される領域は、少なくとも前記スイ
    ッチング素子近傍における前記ソース配線または前記ゲ
    ート配線の領域を含む、液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記反射電極の端部は、少なくとも前記
    スイッチング素子近傍における前記ソース配線または前
    記ゲート配線の端部よりも、前記絶縁層の膜厚以上の距
    離だけ、隣接する前記反射電極側に延出する、請求項1
    に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 マトリクス状に複数のスイッチング素子
    が形成されたアクティブマトリクス基板と、前記アクテ
    ィブマトリクス基板に対向する対向基板と、前記両基板
    間に介在する液晶層とを備える液晶表示装置であって、 前記スイッチング素子は、半導体層と、前記半導体層に
    それぞれ接するソース電極およびドレイン電極と、前記
    両電極間における前記半導体層のチャネル領域を開閉制
    御するゲート電極とを有し、 前記アクティブマトリクス基板は、相互に並行に延び、
    前記ソース電極に接続される複数のソース配線と、前記
    ソース配線が延びる方向に対して角度をなして相互に並
    行に延び、前記ゲート電極に接続される複数のゲート配
    線とを有し、 前記ドレイン電極は、前記スイッチング素子を被覆する
    絶縁層上に形成された反射電極と、前記絶縁層に開口さ
    れたコンタクトホールを介して、電気的に接続されてお
    り、 前記ソース電極または前記ゲート電極は、前記半導体層
    に接する電極部と、前記電極部よりも幅が狭く、かつ前
    記電極部と前記ソース配線または前記ゲート配線とを連
    結する連結部と、からなり、 前記ソース配線または前記ゲート配線から前記電極部ま
    での距離は、前記ソース配線または前記ゲート配線と前
    記反射電極とによる多重反射光が到達する、前記ソース
    配線または前記ゲート配線からの距離よりも長い、液晶
    表示装置。
  4. 【請求項4】 前記対向基板上に光散乱性の偏光板が積
    層された、請求項1から請求項3のいずれかに記載の液
    晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記チャネル領域と前記ソース配線また
    は前記ゲート配線との間の領域における前記反射電極
    は、表面が平坦である、請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載の液晶表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005165047A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Nec Corp 電気光学装置及び投射型表示装置
JP2010044138A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器及び電気光学装置の設計方法
WO2012057074A1 (ja) * 2010-10-29 2012-05-03 シャープ株式会社 薄膜トランジスタおよびこれを備える表示パネル

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