JP2003167149A - 光ファイバの融着接続機 - Google Patents

光ファイバの融着接続機

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JP2003167149A
JP2003167149A JP2001367871A JP2001367871A JP2003167149A JP 2003167149 A JP2003167149 A JP 2003167149A JP 2001367871 A JP2001367871 A JP 2001367871A JP 2001367871 A JP2001367871 A JP 2001367871A JP 2003167149 A JP2003167149 A JP 2003167149A
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optical fiber
sleeve
fusion
discharge
compression mechanism
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JP2001367871A
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Hiroaki Arai
弘章 新居
Kazutaka Takahashi
和孝 高橋
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Sumiden Transmission and Distribution Systems Products Corp
Original Assignee
Sumiden Transmission and Distribution Systems Products Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源を用いることなく簡易に融着個所に保護
被覆を形成できる光ファイバの融着接続機を提供する。 【解決手段】 間隔をおいて対向配置される一対の放電
電極10と、これら放電電極10間にて互いに接続端面を対
向させて光ファイバを保持するステージ20とを具える。
そして、前記電極10の放電により光ファイバの端面を融
着接続した後、保護スリーブを閉じて融着個所を機械的
に挟み込むスリーブ圧縮機構40を具える。人力による機
械的な変形でスリーブを形成するため、電源などを用い
る必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバの融着接
続機に関するものである。特に、融着接続個所を簡易に
保護することのできる光ファイバの融着接続機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、間隔をおいて対向配置された
電極間を放電させ、この放電熱で電極の間に突き合され
た光ファイバの接続端面同士を融着する接続機が知られ
ている。
【0003】この接続機は、例えば、両電極を挟んで対
向して設けられた一対のステージを具え、このステージ
上に装着されるホルダを用いて融着接続を行う。ホルダ
はステージに着脱自在で、基部と蓋部との間に光ファイ
バを挟みこんで保持する。両ステージはホルダで挟み込
んだ光ファイバの接続端面同士を近接させる方向にスラ
イドするように構成されている。
【0004】光ファイバを接続する際、両ステージをス
ライドして各光ファイバの端面を接近させる。そして、
電極に対して所定の距離に両端面が達したときに電極間
を放電させ、その放電熱で光ファイバの端面同士を融着
して接続する。
【0005】光ファイバの接続個所は、そのままでは機
械的な弱点となり易いため、何らかの保護手段が必要で
ある。この保護手段として、接続個所を熱収縮チューブ
で覆うことが行われている。通常、熱収縮チューブの加
熱は、融着接続機に設けられた加熱ヒータを用いて行
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の加熱ヒ
ータを用いて接続個所の保護を行う場合、電源や温度制
御回路などが必要であり、接続機自体を小型化する際の
障害となっていた。
【0007】従って、本発明の主目的は、電源を用いる
ことなく簡易に融着個所に保護被覆を形成できる光ファ
イバの融着接続機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱収縮チュー
ブではなく、機械的な挟み込みにより接続個所を保護す
るための機構を設けることで上記の目的を達成する。
【0009】すなわち、本発明融着接続機は、間隔をお
いて対向配置される一対の放電電極と、これら放電電極
間にて互いに接続端面を対向させて光ファイバを保持す
るステージとを具える。そして、前記電極の放電により
光ファイバの端面を融着接続した後、保護スリーブを閉
じて融着個所を機械的に挟み込むスリーブ圧縮機構を具
えることを特徴とする。
【0010】スリーブ圧縮機構を設けることで、この圧
縮機構に保護スリーブと光ファイバの融着接続部をセッ
トし、保護スリーブを圧縮すれば融着接続部を容易に補
強することができる。スリーブ圧縮機構は、いわば洗濯
ばさみの幅が広いものを用いることが好適である。例え
ば、回転軸と、回転軸に沿って回転自在に保持される一
対の挟持面と、常時は挟持面が開くように付勢するねじ
りバネとを具えるものが挙げられる。保護スリーブに
は、使用前は樋状に開いており、両側から挟み込まれる
ことで閉じられて筒状に形成されるものが好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は一方のホルダを取り外した状態を示す本発
明接続機上面の斜視図、図2は同接続機の縦断面図、図
3は本発明融着接続機のカバーを開放した状態を示す斜
視図、図4はホルダの斜視図、図5は保護スリーブの斜
視図である。
【0012】(全体構成)この接続機は、図1〜3に示
すように、立方体状の本体上面に、一対の放電電極10
と、これら放電電極10間にて互いに接続端面を対向させ
て光ファイバ100を保持するステージ20とを具えてい
る。ステージ20(20A、20B)上における光ファイバ100の
保持はホルダ30を介して行われる。また、融着接続後、
接続個所を補強するためにスリーブを圧縮するスリーブ
圧縮機構40も具えられている。このような放電電極10や
ステージ20は開閉自在のカバー50により覆うことができ
るように構成されている。そして、カバー50を閉じた際
に、光ファイバ100を押さえつけるクランプ60を具えて
いる。
【0013】(放電電極)放電電極10は、間隔をおいて
対向配置される先端が尖った針状のものである。融着
時、両電極10間で放電させ、放電熱で光ファイバ100の
端面を溶融して接続する。
【0014】(ステージ)ステージ20は、放電電極10と
直交する向きに一対の光ファイバ100を突き合せて保持
すると共に、融着時は両光ファイバ100の端面を近づけ
るようにスライドさせる。本例では、一対のステージ20
のうち、一方(図1、3の左側)が可動ステージ20Aで
あり、他方(図1、3の右側)が固定ステージ20Bであ
る。可動ステージ20Aは、図示しないモータにより偏心
カムを回転し、この偏心カムを可動ステージ20Aと一体
の突片に当接し、偏心カムの偏心量に対応して突片を押
圧することでスライドされる。
【0015】各ステージ20A,20Bは、電極側が低く、電
極10と反対側が高くなるように傾斜を持って配置されて
いる。これら両ステージ20A,20Bと電極10の間にはV溝支
持部21が形成されている。この支持部21表面にはV溝が
形成され、そこにホルダ30から飛び出した光ファイバの
先端部が配置される。
【0016】(ホルダ)ホルダ30は、基部31と蓋部32の
間に光ファイバ100を挟み込んで各ステージ20に着脱さ
れる。図4に示すようにV溝が形成された基部31と、ヒン
ジを介して基部31に開閉自在に取り付けた蓋部32とを具
えている。光ファイバ100は、このV溝上に配置して蓋部
32を閉めることで保持される。基部31の表面には磁石33
が埋めこまれ、金属製の蓋部32を吸着して、光ファイバ
を確実に押さえることができる。
【0017】(スリーブ圧縮機構)本例では接続機上面
の正面側にスリーブ圧縮機構40を設けた(図1、2)。
スリーブ圧縮機構40は、回転軸41と、回転軸41の両側に
おいて回転自在に支持される一対の挟持板42と、回転軸
41に外嵌されると共に挟持板42を常時は開いた状態に保
持するねじりバネ43とを具える。
【0018】挟持板42の間に次述するスリーブ70を配置
し、指先で挟持板42をつまむだけで簡単にスリーブ70を
閉じることができる。挟持板42の挟み込みは、人力で十
分行える程度に調整しおくことが好ましい。さらに、こ
の圧縮機構40の両側には光ファイバの支持台44が配置さ
れている。この支持台44は、表面がクッシン材で覆われ
て光ファイバに傷を付けないように構成される。
【0019】(スリーブ)このような圧縮機構40で変形
するスリーブには、図5に示すスリーブ70を設けた。こ
のスリーブ70は、使用前は樋状に開いており(図5A)、
閉じることで筒型に成形される(図5B)。内面には接着
紙71が貼り付けられており、利用時には接着紙71に貼り
合わせた剥離紙を除去して接着面上に光ファイバの接続
部を載せる。また、このスリーブ70は、機械的結合、例
えば凸部72と凹部73の係合により一旦閉じたら容易に開
かないように構成したものが好ましい。本例では米国th
e siemon company社製ウルトラスリーブ(商品名)を
用いた。
【0020】(カバー)カバー50は放電時に誤って作業
者が電極10周辺に触れることのないよう、電極10周辺を
覆うものである(図3)。このカバー50は本体上面の背
面側にヒンジを介して開閉自在に取り付けられている。
本例ではカバー50に透明ののぞき窓51を設けた。このの
ぞき窓51を設けたのは、放電時の状態を作業者がカバー
50外部から直接確認できるようにするためである。
【0021】(クランプ)このカバー50の裏側にクラン
プ60を突設する。クランプ60は、カバー50を閉じた際に
丁度V溝支持部21に対向し、V溝支持部21との間に光ファ
イバ100の先端部を挟み込んで位置ずれを防止するため
のものである。本例では、常時は圧縮バネの付勢により
突出されているが、一定の押圧力が作用すると後退する
プランジャ状のクランプを一対設けた。クランプ60の先
端部は円筒面とすることが好ましい。この形状によれ
ば、確実に光ファイバを押さえることができる。また、
融着接続時は可動ステージ20Aをスライドして光ファイ
バ100の端面同士を近接させるが、その際に光ファイバ
がクランプ60に対してスムースにスライドできるからで
ある。このクランプ60は、円筒面の軸方向が光ファイバ
に直交する向きに配置する。
【0022】(接続手順) (1)ホルダの基部31に光ファイバ100を配置し、蓋部32と
の間に挟みこむ。
【0023】(2)光ファイバ100を保持した一対のホルダ
30を各ステージ20A、20B上に装着する。
【0024】(3)カバー50を閉じる。その際、カバー50
内側のクランプ60とV溝支持部21との間に光ファイバ100
が挟みこまれる。
【0025】(4)その状態で電源を入れ、接続動作を開
始させる。まず、可動ステージ20Aがスライドされ、同
ステージ20A上に保持された光ファイバ100が固定ステー
ジ20B側に保持された光ファイバに近接される。
【0026】(5)移動される光ファイバの端面が電極10
と所定の距離に近づいたら放電を開始する。放電の開始
により、放電熱で突き合わされた光ファイバ端面が溶融
される。さらに可動ステージ20Aがスライドされ、光フ
ァイバの両端面が接続される。
【0027】(6)光ファイバ100の接続が終了すると、接
続個所の保護スリーブの形成を行う。まず、スリーブ70
の剥離紙を除去する。このスリーブ70を圧縮機構40の挟
持板42の間にセットする。そして、挟持板42の端部を指
でつまんで閉じ、スリーブ70を圧縮して筒状に変形さ
せ。これにより、保護スリーブ70で接続個所の保護を図
ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明融着接続機
によれば、接続部の保護スリーブを圧縮する圧縮機構を
設けたことで、電源を必要とすることなく保護スリーブ
の圧縮を行うことができる。そのため、融着接続機の小
型・軽量化に資することが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一方のホルダを取り外した状態を示す本発明接
続機上面の斜視図である。
【図2】本発明接続機の縦断面図でる。
【図3】本発明融着接続機のカバーを開放した状態を示
す斜視図である。
【図4】ホルダの斜視図である。
【図5】保護スリーブの斜視図で、(A)は開放時、
(B)は閉鎖時を示す。
【符号の説明】
10 放電電極 20 ステージ 20A 可動ステージ 20B 固定ステージ 21 V溝支持部 30 ホルダ 31 基部 32 蓋部 33 磁石 40 スリーブ圧縮機構 41 回転軸 42 挟持板 43 ねじりバネ 44 支持台 50 カバー 51 のぞき窓 60 クランプ 70 スリーブ 71 接着紙 72 凸部 73 凹部 100 光ファイバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔をおいて対向配置される一対の放電
    電極と、 これら放電電極間にて互いに接続端面を対向させて光フ
    ァイバを保持するステージと、 前記電極の放電により光ファイバの端面を融着接続した
    後、保護スリーブを閉じて融着個所を機械的に挟み込む
    スリーブ圧縮機構とを具えることを特徴とする光ファイ
    バの融着接続機。
  2. 【請求項2】 スリーブ圧縮機構は、融着接続機に軸支
    される回転軸と、回転軸に沿って回転自在に保持される
    一対の挟持面と、常時は挟持面が開くように付勢するね
    じりバネとを具えることを特徴とする請求項1に記載の
    光ファイバの融着接続機。
JP2001367871A 2001-11-30 2001-11-30 光ファイバの融着接続機 Pending JP2003167149A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005215513A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバの切替接続方法、搬送治具および被覆除去機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005215513A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバの切替接続方法、搬送治具および被覆除去機
JP4570366B2 (ja) * 2004-01-30 2010-10-27 古河電気工業株式会社 搬送治具および被覆除去機

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