JP2003164959A - ダイカスト用ガス抜きプラグ - Google Patents

ダイカスト用ガス抜きプラグ

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JP2003164959A
JP2003164959A JP2001365490A JP2001365490A JP2003164959A JP 2003164959 A JP2003164959 A JP 2003164959A JP 2001365490 A JP2001365490 A JP 2001365490A JP 2001365490 A JP2001365490 A JP 2001365490A JP 2003164959 A JP2003164959 A JP 2003164959A
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plug
slit
die casting
gas vent
gas
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JP2001365490A
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Hidetoshi Koyama
秀敏 小山
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速・高圧でのダイカスト鋳造に際して、
溶湯がスリットに浸透することがなく、製造が容易なダ
イカスト用ガス抜きプラグの提供。 【解決手段】ダイカスト用ガス抜きプラグ1は、ダイカ
スト装置の金型内に設置される。プラグ本体2の一端面
から他端面に直線状にガス排出方向に貫通したスリット
4がプラグ本体の中心部から放射状に複数形成される。
スリットの幅は0.01乃至0.04mmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイカスト法及びダ
イカスト用ガス抜きプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】金型内にガスが残留した状態で鋳造を行
った場合に生じる湯廻り不良や鋳巣の発生などの鋳造欠
陥を防止するために、ガス通路が形成されたダイカスト
用ガス抜きプラグが金型内に設置されて、金型内のガス
をガス通路を介して金型外に排出している。
【0003】特公平6−28777号公報は、ダイカス
ト法においてキャビティ内に生じたガスを金型外に排気
するための金属製のガス抜きプラグを開示している。こ
のガス抜きプラグは円柱形状をなしたプラグ本体に、幅
が0.2mmのスリットが複数形成されている。そして
スリットの開口端が金型内面に面するようにプラグ本体
が圧入によりセットされる。それぞれのスリット内には
熱消失型の樹脂が充填され、プラグ本体の圧入の際のス
リットの変形を防止している。圧入後にプラグ本体が所
定温度以上に加熱されると、樹脂が消失し、スリットを
介してガス抜きが行われる。
【0004】特開2001−62556号公報は、軽合
金の低圧鋳造及び重力鋳造用のガス抜きプラグを開示し
ている。このガス抜きプラグの金属製プラグ本体には、
幅が0.05〜0.6mmのスリットが所定の長さで複
数分散して形成されている。このことによりプラグ本体
の強度を確保するとともに、溶湯による目詰まりを防止
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のダイカスト用ガス抜きプラグでは、実際に高速・高圧
でダイカスト鋳造を行った場合には、スリット幅が大き
いために、スリット内に溶湯が浸透してスリットを塞い
でしまい、ガス抜きプラグを頻繁に交換する必要が生じ
る。またプラグの頻繁な交換によりダイカスト鋳造の効
率を低下させる。
【0006】ガス抜きプラグを焼結体によって構成する
と、焼結体内の連続空孔の内径が2ミクロン程度である
ので、溶湯が浸透しにくく、低圧鋳造、重力鋳造のみな
らず、高速、高圧鋳造にも適用しうる。しかし、焼結体
内の連続空孔は曲がりくねった通路であり、そのために
ガスの抜けが悪くなる。また、連続空孔通路内に溶湯の
差し込みが生じると、通路内で固化した溶湯も複雑な形
状をなすので、通路から抜けなくなり、無理に抜くと焼
結体自体の機械的強度が高くないので、通路周囲部分の
焼結体がむしり取られ、これが繰り返されると大きな損
傷となり、鋳造には使用できなくなる。
【0007】そこで本発明は、高速・高圧でのダイカス
ト鋳造に際して、溶湯がスリットに浸透することがな
く、万一侵入してもその取り出しが容易であり、製造も
容易なダイカスト用ガス抜きプラグを提供すること、ま
たダイカスト鋳造工程が簡略化できるダイカスト法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、キャビティ20a内のガスを金型20外
に排出するために、幅が0.01乃至0.04mmであ
りガス排出方向に沿って直線状をなすスリット4、14
がプラグ本体2、12を貫通して形成されたガス抜きプ
ラグ1、11を金型内に設置するダイカスト法を提供し
ている。
【0009】本発明はまた、ダイカスト装置の金型20
内に設置されたプラグ本体2、12の一端面から他端面
に直線状にガス排出方向に貫通したスリット4、14が
複数形成され、該スリットの幅が0.01乃至0.04
mmであるダイカスト用ガス抜きプラグを提供してい
る。
【0010】ここで、該複数のスリット4は、該プラグ
本体2の中心部から放射状に形成されているのが好まし
い。
【0011】又は、該プラグ本体12は、互いに異なる
内径及び外径を有する複数の円筒リング部材12A〜1
2Eが同心円上に組付けられ、互いに隣接する円筒リン
グ部材の内周面と外周面との間で該スリット14が提供
されるのが好ましい。
【0012】又は、プラグ本体は、両端が開口する枠体
と、該枠体内において該枠体の両端開口方向に延びる複
数の棒状体又は板状体が互いに密接的に且つ該枠体の内
周面とも密接的に配列され、少なくとも互いに隣接する
棒状体又は板状体との間に該スリットが提供されるのが
好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
ダイカスト用ガス抜きプラグについて、図1に基づき説
明する。ガス抜きプラグ1は、全体が円柱状をなしたS
KD61製の一体型のプラグ本体2からなる。プラグ本
体2は、軸心を中心とする貫通孔3が形成されると共
に、複数のスリット4が軸心を中心として放射状に形成
されている。それぞれのスリット4は、プラグ本体の一
端面から他端面に直線状に貫通して延びており、その幅
は0.01〜0.04mmである。スリット4はワイヤ
カット放電加工によって形成される。即ちワイヤが貫通
孔3を通過するようにプラグ本体を加工機にセットし、
プラグ本体の半径方向にワイヤを移動することでスリッ
ト4が形成される。ここでスリットの幅を0.01mm
より小さくすると、ガス抜きの効果が十分に達成できな
い。一方0.04mmより大きくすると、高圧鋳造下で
溶湯がスリット4内に浸透しやすくなる。よってスリッ
トの幅を0.01〜0.04mmと規定した。
【0014】図2は、ガス抜きプラグ1をダイカスト装
置の金型20にセットした状態を示す。金型20には金
型キャビティ20aが形成されると共に、キャビティ2
0aに開口する鋳抜きピン設置穴20bが形成されてい
る。ガス抜きプラグ1は、鋳抜きピン設置穴20b内に
おいて、その一端面がキャビティ20aに面するように
配置される。鋳抜きピン設置穴20b内には、先端ピン
部21A、小径部21B、段部21C、大径部21D、
他端突部21Eを備えた鋳抜きピン21が配置され、小
径部21Bの直径とプラグ本体2の貫通孔3の内径との
差は0.04mm以下であり、小径部21Bが貫通孔3
内を貫通し、先端ピン部21Aがキャビティ20a内に
突出して配置される。
【0015】段部21Cには、ガス抜きプラグ1を所定
位置に保持するための中空円筒形状のガイドリング22
が装着される。図3に示されるように、ガイドリング2
2の内周面22aの直径は、段部21Cの外径と略等し
く、ガイドリング22の外径は鋳抜きピン設置穴20b
の内径と略等しい。ガイドリング22の一端面には4個
の突起部22Aがガイドリング軸方向に突出し周方向に
等間隔に設けられる。突起部22Aの先端面が、ガス抜
きプラグ1の他端面を受ける受け座となり、また突起部
22Aが存在しない部分は、突起部で仕切られた略環状
空間となる。そして、4個のガス抜き溝22bが、ガイ
ドリング22の外周面にかつ突起部22Aからずれた位
置に、ガイドリング22の一端面から他端面に延びて形
成されている。鋳抜きピン21の大径部21Dの外径は
鋳抜きピン設置穴20bの内径よりも小さく、両者間で
ガス通路23が画成される。
【0016】他端突部21Eには第2のガイドリング2
4が装着される。第2のガイドリング24も中空円筒形
状をなし、その一端面側には突起部22Aと同様な突起
部24Aが突設され、大径部21Dの端面を受ける座と
して機能する。また、内径24aは他端突部21Eの外
径と略等しく形成される。ここで他端突部21Eは断面
が略円形であるが、直径方向で互いに反対側の位置にあ
る円弧と弦からなる部分が互いに対称に切除された断面
形状をなす。従って、弦部と第2ガイドリング24の内
周面との間に1対のガス通路25が提供され、ガス通路
25は真空ポンプ26に接続される。
【0017】このような設置状態で鋳造を行うと、キャ
ビティ20a内のガスは、キャビティ面の一部を構成す
るガス抜きプラグ1の一端面に開口する複数のスリット
4を通じて、ガス抜きプラグ1の他端面とガイドリング
22の一端面との間の突起部22Aで仕切られた環状空
間に導かれ、ガス抜き溝22bを通ってガイドリング2
2の他端面と第2ガイドリング24の一端面との間の環
状のガス通路23に導かれ、第2ガイドリング24の一
対のガス通路25を通って真空ポンプ26に吸引され
る。ガス抜きと同時にダイカスト鋳造すると、製品にお
いて湯廻り不良や鋳巣の発生等のガス残りによる鋳造欠
陥が大幅に改善される。又、スリット4の幅が極端に小
さいために、スリット4への溶湯の浸透による問題も生
じず、型開き後の鋳造品において、ガス抜きプラグ1の
一端面に対向していた面のバリ取り加工等の後加工が不
要となる。従って、キャビティ面の一部を構成するガス
抜きプラグ1の一端面の面積を大きくすることが可能で
ある。
【0018】このように、高速・高圧でダイカスト鋳造
をしても、溶湯がスリット4に侵入することなくガス抜
きが円滑に行われ、ガス抜きプラグ1を頻繁に交換する
必要がなくなる。またガス抜きプラグ1の直線状のスリ
ット4を製品離型方向と平行になるように配置すれば、
万一溶湯がスリット4に侵入しそこで凝固した場合で
も、製品離型の際に凝固物がスリット4に引っかかり離
型が妨げられることがないので、ガス抜きプラグ1が損
傷することがなく、寿命を長くすることができる。よっ
てダイカスト鋳造の生産性が向上できる。またスリット
4に薄片状のバリ等が詰まることを防止するために、製
品離型後にガス抜きプラグ1の他端面側から高圧の気体
を導入することで、スリットの詰まりを除くことができ
る。
【0019】本発明の第2の実施の形態によるダイカス
ト用ガス抜きプラグ11について図4に基づき説明す
る。ガス抜きプラグ11は、5個の中空円筒部材12A
〜12Eが同心状に配列されてプラグ本体12を構成す
る。隣り合う中空円筒部材の内周面と外周面との間の環
状の隙間14の幅が半径方向で0.01〜0.04mm
となるようにそれぞれの円筒部材の外径と内径とが設定
され、この環状の隙間14がガス抜き通路(スリット)
となる。そして5個の中空円筒形状部材を一体化するた
めに、それぞれの部材には一対のピン穴15が直径方向
反対側でかつ互いに整合する位置に形成され、ピン穴1
5をロックピン16が嵌合して設けられる。そして最内
周側にある円筒部材12Aの内周面13に、図2に示さ
れる鋳抜きピンの小径部が挿通される。なお小径部には
図2とは異なり、ロックピン16の通過を許容する直径
方向に延びる貫通穴が形成されている。
【0020】第2の実施の形態では第1の実施の形態と
同様に、スリット幅が所定の範囲にあるので、鋳造欠陥
が大幅に改善される。又スリット14ヘの溶湯の浸透に
よる問題も生じない。またスリット14はプラグ本体1
2の一端面から他端面に直線状に延びているので、万一
スリット14に溶湯が侵入しても、容易に除去すること
ができる。特にワイヤ放電加工によらずに、複数の中空
円筒形状部材をはめ合いの寸法公差程度に同心状に配列
することで所望の隙間(スリット)が提供できる。
【0021】本発明によるダイカスト用ガス抜きプラグ
は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に
記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例え
ば、上述した実施の形態では、ガス抜きプラグの一端面
がキャビティ面の一部をなすように金型内に配置されて
いるが、ガス抜きプラグは金型内においてキャビティに
直面することなく連通する箇所に設置してもよい。
【0022】また上述した実施の形態では、鋳抜きピン
21がガス抜きプラグを貫通して配置されているが、必
要に応じ鋳抜きピンを省略し、中央貫通孔3や最内周側
にある円筒形状部材の内周面13にガス抜きプラグ1と
同一の高さの栓を嵌合させてもよい。
【0023】また図2に示される構成において、第2の
ガイドリング24内の空気通路25を真空ポンプ26に
接続しているが、空気通路25を大気開放としてもよ
い。
【0024】更に、第2の実施の形態の変形例として、
両端が開口する中空の環状又は多角形状の枠体と、枠体
内において枠体の両端開口方向に延びる複数の棒状体又
は板状体とを設け、棒状体又は板状体が互いに密接的
に、又枠体の内周面も金型キャビティに面するならば棒
状体又は板状体は枠体の内周面とも密接的に配列して、
互いに隣接する棒状体又は板状体との間及び枠体の内周
面と対向する棒状体又は板状体との間をスリットとして
もよい。
【0025】更に、第2の実施の形態においては、ロッ
クピン16によって複数の円筒部材12を一体化してい
るが、円筒部材12にピン穴15を形成せずに、同心状
に配列した後で、一端面又は他端面のいずれか一方をス
ポット的に溶接することにより一体化させてもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載のダイカスト法及び請求項
2記載のダイカスト用ガス抜きプラグによれば、スリッ
トの幅が所定の範囲にあるので、高速・高圧でダイカス
ト鋳造をしても、溶湯がスリットに侵入することなくガ
ス抜きが円滑に行われ、ガス抜きプラグを頻繁に交換す
る必要がなく、ダイカスト鋳造の生産性が向上できる。
また、スリットに溶湯が侵入することを防止できるの
で、ガス抜きプラグが対向する鋳造製品表面に対する特
別な後加工が必要なくなる。そして万一溶湯がスリット
に侵入して固化しても、スリットは直線状に延びている
ので、その引き出しが容易となる。
【0027】請求項3記載のダイカスト用ガス抜きプラ
グによれば、中実一体物に例えばワイヤカット放電加工
を利用して、0.01〜0.04mmという非常に狭い
幅のスリットが形成すればよく、その製造が容易であ
る。
【0028】請求項4、請求項5記載のダイカスト用ガ
ス抜きプラグによれば、サイズの異なる複数の中空円筒
リング部材の同心配列や、枠体と複数の棒状体又は板状
体の配列によって、所望の幅のスリットが容易に提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるダイカスト用
ガス抜きプラグを示す図であり、(A)は平面図、
(B)は(A)のIB−IB線に沿った断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるダイカスト用
ガス抜きプラグを金型にセットした状態を示す断面図。
【図3】第1の実施の形態によるガス抜きプラグをセッ
トするために金型内に配置されるガイドリングを示す平
面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるダイカスト用
ガス抜きプラグを示す図であり、(A)は平面図、
(B)は(A)のIVB−IVB線に沿った断面図。
【符号の説明】
1、11 ガス抜きプラグ 2、12 プラグ本体 12A〜12E 中空円筒部材 4,14 スリット 20 金型 20a キャビティ
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月1日(2002.8.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】ダイカスト用ガス抜きプラグ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイカスト用ガス抜
きプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】金型内にガスが残留した状態で鋳造を行
った場合に生じる湯廻り不良や鋳巣の発生などの鋳造欠
陥を防止するために、ガス通路が形成されたダイカスト
用ガス抜きプラグが金型内に設置されて、金型内のガス
をガス通路を介して金型外に排出している。
【0003】特公平6−28777号公報は、ダイカス
ト法においてキャビティ内に生じたガスを金型外に排気
するための金属製のガス抜きプラグを開示している。こ
のガス抜きプラグは円柱形状をなしたプラグ本体に、幅
が0.2mmのスリットが複数形成されている。そして
スリットの開口端が金型内面に面するようにプラグ本体
が圧入によりセットされる。それぞれのスリット内には
熱消失型の樹脂が充填され、プラグ本体の圧入の際のス
リットの変形を防止している。圧入後にプラグ本体が所
定温度以上に加熱されると、樹脂が消失し、スリットを
介してガス抜きが行われる。
【0004】特開2001−62556号公報は、軽合
金の低圧鋳造及び重力鋳造用のガス抜きプラグを開示し
ている。このガス抜きプラグの金属製プラグ本体には、
幅が0.05〜0.6mmのスリットが所定の長さで複
数分散して形成されている。このことによりプラグ本体
の強度を確保するとともに、溶湯による目詰まりを防止
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のダイカスト用ガス抜きプラグでは、実際に高速・高圧
でダイカスト鋳造を行った場合には、スリット幅が大き
いために、スリット内に溶湯が浸透してスリットを塞い
でしまい、ガス抜きプラグを頻繁に交換する必要が生じ
る。またプラグの頻繁な交換によりダイカスト鋳造の効
率を低下させる。
【0006】ガス抜きプラグを焼結体によって構成する
と、焼結体内の連続空孔の内径が2ミクロン程度である
ので、溶湯が浸透しにくく、低圧鋳造、重力鋳造のみな
らず、高速、高圧鋳造にも適用しうる。しかし、焼結体
内の連続空孔は曲がりくねった通路であり、そのために
ガスの抜けが悪くなる。また、連続空孔通路内に溶湯の
差し込みが生じると、通路内で固化した溶湯も複雑な形
状をなすので、通路から抜けなくなり、無理に抜くと焼
結体自体の機械的強度が高くないので、通路周囲部分の
焼結体がむしり取られ、これが繰り返されると大きな損
傷となり、鋳造には使用できなくなる。
【0007】そこで本発明は、高速・高圧でのダイカス
ト鋳造に際して、溶湯がスリットに浸透することがな
く、万一侵入してもその取り出しが容易であり、製造も
容易なダイカスト用ガス抜きプラグを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ダイカスト装置の金型内に設置されたプ
ラグ本体の一端面から他端面に直線状にガス排出方向に
貫通したスリットが複数形成され、該スリットの幅が
0.01乃至0.04mmであり、該複数のスリット
は、該プラグ本体の中心部から放射状に形成されている
ダイカスト用ガス抜きプラグを提供している。
【0009】本発明はまた、ダイカスト装置の金型内に
設置されたプラグ本体の一端面から他端面に直線状にガ
ス排出方向に貫通したスリットが複数形成され、該スリ
ットの幅が0.01乃至0.04mmであり、該プラグ
本体は、互いに異なる内径及び外径を有する複数の円筒
リング部材が同心円上に組付けられ、互いに隣接する円
筒リング部材の内周面と外周面との間で該スリットが提
供されるダイカスト用ガス抜きプラグを提供している。
【0010】本発明は更に、ダイカスト装置の金型内に
設置されたプラグ本体の一端面から他端面に直線状にガ
ス排出方向に貫通したスリットが複数形成され、該スリ
ットの幅が0.01乃至0.04mmであり、該プラグ
本体は、両端が開口する枠体と、該枠体内において該枠
体の両端開口方向に延びる複数の棒状体又は板状体が互
いに密接的に且つ該枠体の内周面とも密接的に配列さ
れ、少なくとも互いに隣接する棒状体又は板状体との間
に該スリットが提供されるダイカスト用ガス抜きプラグ
を提供している。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
ダイカスト用ガス抜きプラグについて、図1に基づき説
明する。ガス抜きプラグ1は、全体が円柱状をなしたS
KD61製の一体型のプラグ本体2からなる。プラグ本
体2は、軸心を中心とする貫通孔3が形成されると共
に、複数のスリット4が軸心を中心として放射状に形成
されている。それぞれのスリット4は、プラグ本体の一
端面から他端面に直線状に貫通して延びており、その幅
は0.01〜0.04mmである。スリット4はワイヤ
カット放電加工によって形成される。即ちワイヤが貫通
孔3を通過するようにプラグ本体を加工機にセットし、
プラグ本体の半径方向にワイヤを移動することでスリッ
ト4が形成される。ここでスリットの幅を0.01mm
より小さくすると、ガス抜きの効果が十分に達成できな
い。一方0.04mmより大きくすると、高圧鋳造下で
溶湯がスリット4内に浸透しやすくなる。よってスリッ
トの幅を0.01〜0.04mmと規定した。
【0012】図2は、ガス抜きプラグ1をダイカスト装
置の金型20にセットした状態を示す。金型20には金
型キャビティ20aが形成されると共に、キャビティ2
0aに開口する鋳抜きピン設置穴20bが形成されてい
る。ガス抜きプラグ1は、鋳抜きピン設置穴20b内に
おいて、その一端面がキャビティ20aに面するように
配置される。鋳抜きピン設置穴20b内には、先端ピン
部21A、小径部21B、段部21C、大径部21D、
他端突部21Eを備えた鋳抜きピン21が配置され、小
径部21Bの直径とプラグ本体2の貫通孔3の内径との
差は0.04mm以下であり、小径部21Bが貫通孔3
内を貫通し、先端ピン部21Aがキャビティ20a内に
突出して配置される。
【0013】段部21Cには、ガス抜きプラグ1を所定
位置に保持するための中空円筒形状のガイドリング22
が装着される。図3に示されるように、ガイドリング2
2の内周面22aの直径は、段部21Cの外径と略等し
く、ガイドリング22の外径は鋳抜きピン設置穴20b
の内径と略等しい。ガイドリング22の一端面には4個
の突起部22Aがガイドリング軸方向に突出し周方向に
等間隔に設けられる。突起部22Aの先端面が、ガス抜
きプラグ1の他端面を受ける受け座となり、また突起部
22Aが存在しない部分は、突起部で仕切られた略環状
空間となる。そして、4個のガス抜き溝22bが、ガイ
ドリング22の外周面にかつ突起部22Aからずれた位
置に、ガイドリング22の一端面から他端面に延びて形
成されている。鋳抜きピン21の大径部21Dの外径は
鋳抜きピン設置穴20bの内径よりも小さく、両者間で
ガス通路23が画成される。
【0014】他端突部21Eには第2のガイドリング2
4が装着される。第2のガイドリング24も中空円筒形
状をなし、その一端面側には突起部22Aと同様な突起
部24Aが突設され、大径部21Dの端面を受ける座と
して機能する。また、内径24aは他端突部21Eの外
径と略等しく形成される。ここで他端突部21Eは断面
が略円形であるが、直径方向で互いに反対側の位置にあ
る円弧と弦からなる部分が互いに対称に切除された断面
形状をなす。従って、弦部と第2ガイドリング24の内
周面との間に1対のガス通路25が提供され、ガス通路
25は真空ポンプ26に接続される。
【0015】このような設置状態で鋳造を行うと、キャ
ビティ20a内のガスは、キャビティ面の一部を構成す
るガス抜きプラグ1の一端面に開口する複数のスリット
4を通じて、ガス抜きプラグ1の他端面とガイドリング
22の一端面との間の突起部22Aで仕切られた環状空
間に導かれ、ガス抜き溝22bを通ってガイドリング2
2の他端面と第2ガイドリング24の一端面との間の環
状のガス通路23に導かれ、第2ガイドリング24の一
対のガス通路25を通って真空ポンプ26に吸引され
る。ガス抜きと同時にダイカスト鋳造すると、製品にお
いて湯廻り不良や鋳巣の発生等のガス残りによる鋳造欠
陥が大幅に改善される。又、スリット4の幅が極端に小
さいために、スリット4への溶湯の浸透による問題も生
じず、型開き後の鋳造品において、ガス抜きプラグ1の
一端面に対向していた面のバリ取り加工等の後加工が不
要となる。従って、キャビティ面の一部を構成するガス
抜きプラグ1の一端面の面積を大きくすることが可能で
ある。
【0016】このように、高速・高圧でダイカスト鋳造
をしても、溶湯がスリット4に侵入することなくガス抜
きが円滑に行われ、ガス抜きプラグ1を頻繁に交換する
必要がなくなる。またガス抜きプラグ1の直線状のスリ
ット4を製品離型方向と平行になるように配置すれば、
万一溶湯がスリット4に侵入しそこで凝固した場合で
も、製品離型の際に凝固物がスリット4に引っかかり離
型が妨げられることがないので、ガス抜きプラグ1が損
傷することがなく、寿命を長くすることができる。よっ
てダイカスト鋳造の生産性が向上できる。またスリット
4に薄片状のバリ等が詰まることを防止するために、製
品離型後にガス抜きプラグ1の他端面側から高圧の気体
を導入することで、スリットの詰まりを除くことができ
る。
【0017】本発明の第2の実施の形態によるダイカス
ト用ガス抜きプラグ11について図4に基づき説明す
る。ガス抜きプラグ11は、5個の中空円筒部材12A
〜12Eが同心状に配列されてプラグ本体12を構成す
る。隣り合う中空円筒部材の内周面と外周面との間の環
状の隙間14の幅が半径方向で0.01〜0.04mm
となるようにそれぞれの円筒部材の外径と内径とが設定
され、この環状の隙間14がガス抜き通路(スリット)
となる。そして5個の中空円筒形状部材を一体化するた
めに、それぞれの部材には一対のピン穴15が直径方向
反対側でかつ互いに整合する位置に形成され、ピン穴1
5をロックピン16が嵌合して設けられる。そして最内
周側にある円筒部材12Aの内周面13に、図2に示さ
れる鋳抜きピンの小径部が挿通される。なお小径部には
図2とは異なり、ロックピン16の通過を許容する直径
方向に延びる貫通穴が形成されている。
【0018】第2の実施の形態では第1の実施の形態と
同様に、スリット幅が所定の範囲にあるので、鋳造欠陥
が大幅に改善される。又スリット14ヘの溶湯の浸透に
よる問題も生じない。またスリット14はプラグ本体1
2の一端面から他端面に直線状に延びているので、万一
スリット14に溶湯が侵入しても、容易に除去すること
ができる。特にワイヤ放電加工によらずに、複数の中空
円筒形状部材をはめ合いの寸法公差程度に同心状に配列
することで所望の隙間(スリット)が提供できる。
【0019】本発明によるダイカスト用ガス抜きプラグ
は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に
記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例え
ば、上述した実施の形態では、ガス抜きプラグの一端面
がキャビティ面の一部をなすように金型内に配置されて
いるが、ガス抜きプラグは金型内においてキャビティに
直面することなく連通する箇所に設置してもよい。
【0020】また上述した実施の形態では、鋳抜きピン
21がガス抜きプラグを貫通して配置されているが、必
要に応じ鋳抜きピンを省略し、中央貫通孔3や最内周側
にある円筒形状部材の内周面13にガス抜きプラグ1と
同一の高さの栓を嵌合させてもよい。
【0021】また図2に示される構成において、第2の
ガイドリング24内の空気通路25を真空ポンプ26に
接続しているが、空気通路25を大気開放としてもよ
い。
【0022】更に、第2の実施の形態の変形例として、
両端が開口する中空の環状又は多角形状の枠体と、枠体
内において枠体の両端開口方向に延びる複数の棒状体又
は板状体とを設け、棒状体又は板状体が互いに密接的
に、又枠体の内周面も金型キャビティに面するならば棒
状体又は板状体は枠体の内周面とも密接的に配列して、
互いに隣接する棒状体又は板状体との間及び枠体の内周
面と対向する棒状体又は板状体との間をスリットとして
もよい。
【0023】更に、第2の実施の形態においては、ロッ
クピン16によって複数の円筒部材12を一体化してい
るが、円筒部材12にピン穴15を形成せずに、同心状
に配列した後で、一端面又は他端面のいずれか一方をス
ポット的に溶接することにより一体化させてもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1、2、3記載のダイカスト用ガ
ス抜きプラグによれば、スリットの幅が所定の範囲にあ
るので、高速・高圧でダイカスト鋳造をしても、溶湯が
スリットに侵入することなくガス抜きが円滑に行われ、
ガス抜きプラグを頻繁に交換する必要がなく、ダイカス
ト鋳造の生産性が向上できる。また、スリットに溶湯が
侵入することを防止できるので、ガス抜きプラグが対向
する鋳造製品表面に対する特別な後加工が必要なくな
る。そして万一溶湯がスリットに侵入して固化しても、
スリットは直線状に延びているので、その引き出しが容
易となる。
【0025】また請求項1記載のダイカスト用ガス抜き
プラグによれば、中実一体物に例えばワイヤカット放電
加工を利用して、0.01〜0.04mmという非常に
狭い幅のスリットが形成すればよく、その製造が容易で
ある。
【0026】更に、請求項2、請求項3記載のダイカス
ト用ガス抜きプラグによれば、サイズの異なる複数の中
空円筒リング部材の同心配列や、枠体と複数の棒状体又
は板状体の配列によって、所望の幅のスリットが容易に
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるダイカスト用
ガス抜きプラグを示す図であり、(A)は平面図、
(B)は(A)のIB−IB線に沿った断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるダイカスト用
ガス抜きプラグを金型にセットした状態を示す断面図。
【図3】第1の実施の形態によるガス抜きプラグをセッ
トするために金型内に配置されるガイドリングを示す平
面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるダイカスト用
ガス抜きプラグを示す図であり、(A)は平面図、
(B)は(A)のIVB−IVB線に沿った断面図。
【符号の説明】 1、11 ガス抜きプラグ 2、12 プラグ本体 12A〜12E 中空円筒部材 4,14 スリット 20 金型 20a キャビティ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティ内のガスを金型外に排出する
    ために、幅が0.01乃至0.04mmでありガス排出
    方向に沿って直線状をなすスリットがプラグ本体を貫通
    して形成されたガス抜きプラグを金型内に設置すること
    を特徴とするダイカスト法。
  2. 【請求項2】 ダイカスト装置の金型内に設置されたプ
    ラグ本体の一端面から他端面に直線状にガス排出方向に
    貫通したスリットが複数形成され、該スリットの幅が
    0.01乃至0.04mmであることを特徴とするダイ
    カスト用ガス抜きプラグ。
  3. 【請求項3】 該複数のスリットは、該プラグ本体の中
    心部から放射状に形成されていることを特徴とする請求
    項2記載のダイカスト用ガス抜きプラグ。
  4. 【請求項4】 該プラグ本体は、互いに異なる内径及び
    外径を有する複数の円筒リング部材が同心円上に組付け
    られ、互いに隣接する円筒リング部材の内周面と外周面
    との間で該スリットが提供されることを特徴とする請求
    項3記載のダイカスト用ガス抜きプラグ。
  5. 【請求項5】 該プラグ本体は、両端が開口する枠体
    と、該枠体内において該枠体の両端開口方向に延びる複
    数の棒状体又は板状体が互いに密接的に且つ該枠体の内
    周面とも密接的に配列され、少なくとも互いに隣接する
    棒状体又は板状体との間に該スリットが提供されること
    を特徴とする請求項3記載のダイカスト用ガス抜きプラ
    グ。
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Cited By (3)

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