JP2003163930A - 画像変換装置、画像変換プログラム並びに画像変換方法 - Google Patents

画像変換装置、画像変換プログラム並びに画像変換方法

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JP2003163930A
JP2003163930A JP2001358989A JP2001358989A JP2003163930A JP 2003163930 A JP2003163930 A JP 2003163930A JP 2001358989 A JP2001358989 A JP 2001358989A JP 2001358989 A JP2001358989 A JP 2001358989A JP 2003163930 A JP2003163930 A JP 2003163930A
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JP2001358989A
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Hiroshi Tanaka
宏志 田中
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動画像を再生するのに必要な処理時間を自動で
減少させることによって、コマ落ちのない動画像の簡易
再生表示を行うことが可能な画像変換装置、画像変換プ
ログラム並びに画像変換方法を提供する。 【解決手段】本来の動画像の再生フレーム周期を取得す
るフレーム周期取得手段(情報処理手段180)と、画
像の解像度又は画像の階調についてプログレッシブに圧
縮変換されている画像データを表示用の画像データに変
換する際の変換時間を演算する変換時間演算手段(情報
処理手段180)と、前記取得した本来の動画像の再生
フレーム周期と前記演算した変換時間とを比較して前記
演算した変換時間が前記取得した再生フレーム周期以内
であるか否かを判断する判断手段(情報処理手段18
0)と、前記判断の結果、演算した変換時間が前記取得
したフレーム周期以内でない場合には圧縮変換されてい
る画像データに対して画像の解像度又は画像の階調を粗
くするプログレッシブ変換を実施するプログレッシブ変
換手段(圧縮伸張手段167)とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像変換装置、画
像変換プログラム並びに画像変換方法に係り、特に動画
像の各フレームが画像の解像度又は画像の階調について
プログレッシブに圧縮変換されている画像データを表示
用の画像データに変換する画像変換装置、画像変換プロ
グラム並びに画像変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、映像データを含む動画データ
が圧縮された圧縮動画データを伸長して再生する際に、
映像データを表示するための表示領域のサイズが、圧縮
動画データが規定する再生フレームレートで圧縮動画デ
ータを再生することができる最大サイズとなるよう、自
動的に調整することが可能なネットワークシステム及び
圧縮動画データ再生方法が、特開平7−23378号の
公報に示されている。
【0003】また、圧縮して記憶された複数の静止画像
を、連続的に伸長して表示する動画像表示方法におい
て、動画像の実時間に対する再生遅れを回避するため、
前記静止画像の伸長処理に打切り時間を設定する場合
に、前記静止画像毎のデータ量に応じて前記打切り時間
を自動的に決定する動画像の表示処理方法及び表示処理
装置が、特開平9−23421号の公報に示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−23378号の公報に示されているネットワークシ
ステム及び圧縮動画データ再生方法では、動画再生時に
おいて、実際の再生レートが指定再生レートに追いつか
ない場合において、表示画像サイズを小さくすることに
より、コマ落ちがないようにするものである。この方法
の場合、表示画像サイズを小さくすることにより、フレ
ームメモリ等への転送時間を抑えることが可能である
が、画像データとしては、画像の全データを解凍処理し
ているため、画像データの解凍に要する時間が長く支配
的である場合には、実質的な効果が少ないという不具合
を生じている。
【0005】また、特開平9−23421号の公報に示
されている表示処理方法及び表示処理装置では、解凍処
理に時間がかかり、所定のフレームレートに追いつかな
い場合において、解凍処理を打ち切り、コマを落とすも
のである。コマの落とし方が分散されるために、特定の
シーンで集中的にコマ落ちが発生することはないが、そ
れでもコマ落ち自体が再生時に視聴者にとっては違和感
となるという不具合を生じていた。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、動画像を再生するのに必要な処理時間を自動
で減少させることによって、コマ落ちのない動画像の簡
易再生表示を行うことが可能な画像変換装置、画像変換
プログラム並びに画像変換方法を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、動画像の各フレームが画像の解像度又は画
像の階調についてプログレッシブに圧縮変換されている
画像データを表示用の画像データに変換する画像変換装
置において、本来の動画像の再生フレーム周期を取得す
るフレーム周期取得手段と、画像の解像度又は画像の階
調についてプログレッシブに圧縮変換されている画像デ
ータを表示用の画像データに変換する際の変換時間を演
算する変換時間演算手段と、前記取得した本来の動画像
の再生フレーム周期と前記演算した変換時間とを比較し
て前記演算した変換時間が前記取得した再生フレーム周
期以内であるか否かを判断する判断手段と、前記判断の
結果、演算した変換時間が前記取得したフレーム周期以
内でない場合には圧縮変換されている画像データに対し
て画像の解像度又は画像の階調を粗くするプログレッシ
ブ変換を実施して解像度を粗くした画像又は階調を粗く
した画像に変換するプログレッシブ変換手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0008】本発明によれば、取得した本来の動画像の
再生フレーム周期と圧縮変換されている画像データを表
示用の画像データに変換する際の変換時間とを比較し
て、変換時間が前記取得したフレーム周期以内でないと
判断した場合には、圧縮変換されている画像データに対
して画像の解像度又は画像の階調を粗くするプログレッ
シブ変換を実施した画像に変換するようにしたので、動
画像を再生するのに必要な処理時間を自動で減少させる
ことが可能となり、コマ落ちのない動画像の簡易再生表
示を行うことが可能となる。
【0009】また、本発明は前記目的を達成するため
に、動画像の各フレームが画像の解像度又は画像の階調
についてプログレッシブに圧縮変換されている画像デー
タを表示用の画像データに変換する際に動画像の解像度
を優先して表示用の画像データに変換することを指示す
る情報を利用者から入力する入力手段、又は、動画像の
階調を優先して表示用の画像データに変換することを指
示する情報を利用者から入力する入力手段を備え、前記
プログレッシブ変換手段は、前記入力手段を介して動画
像の解像度を優先して表示用の画像データに変換するこ
とを指示する情報を入力した場合には画像の階調を粗く
するプログレッシブ変換を実施して階調を粗くした画像
に変換し、前記入力手段を介して動画像の階調を優先し
て表示用の画像データに変換することを指示する情報を
入力した場合には画像の解像度を粗くすることを特徴と
している。
【0010】本発明によれば、動画像の簡易再生を実施
する際に優先する画質の仕様を利用者が設定することが
可能となる。
【0011】また、本発明は前記目的を達成するため
に、前記変換時間には画像の再生までに要する処理時間
が含まれていることを特徴としている。
【0012】本発明によれば、動画像を再生表示するの
に必要な処理時間が動画像の再生フレーム周期を超える
場合であっても、コマ落ちのない動画像に自動で変換し
て簡易再生表示を行うことが可能となる。
【0013】また、本発明は前記目的を達成するため
に、動画像の各フレームが画像の解像度又は画像の階調
についてプログレッシブに圧縮変換されている画像デー
タを表示用の画像データに変換する画像変換装置におい
て、本来の動画像の再生フレーム周期を取得するフレー
ム周期取得手段と、画像の解像度又は画像の階調につい
てプログレッシブに圧縮変換されている画像データを表
示用の画像データに変換する際の変換時間を演算する変
換時間演算手段と、前記取得した本来の動画像の再生フ
レーム周期と前記演算した変換時間とを比較して前記演
算した変換時間が前記取得した再生フレーム周期以内で
あるか否かを判断する判断手段と、前記判断の結果演算
した変換時間が前記取得したフレーム周期以内でない場
合には圧縮変換されている画像データに対して画像の解
像度又は画像の階調を粗くする設定を行う設定手段と、
前記設定した画像の解像度又は画像の階調に基づいてプ
ログレッシブ変換を実施して圧縮変換されている画像デ
ータを解像度を粗くした画像又は階調を粗くした画像に
変換するプログレッシブ変換手段とを備えたことを特徴
としている。
【0014】本発明によれば、動画像を再生するのに必
要な処理時間を自動で減少させることが可能となり、コ
マ落ちのない動画像の簡易再生表示を行うことが可能と
なる。
【0015】また、本発明は前記目的を達成するため
に、動画像の各フレームが画像の解像度及び画像の階調
についてプログレッシブに圧縮変換されている画像デー
タを表示用の画像データに変換する際に動画像の解像度
を優先して表示用の画像データに変換することを指示す
る情報を利用者から入力する入力手段、又は、動画像の
階調を優先して表示用の画像データに変換することを指
示する情報を利用者から入力する入力手段を備え、前記
設定手段は、前記入力手段を介して動画像の解像度を優
先して表示用の画像データに変換することを指示する情
報を入力した場合には画像の階調を粗くする階調の設定
を行い、前記入力手段を介して動画像の階調を優先して
表示用の画像データに変換することを指示する情報を入
力した場合には画像の解像度を粗くする解像度の設定を
行い、前記プログレッシブ変換手段は前記設定した画像
の解像度又は画像の階調に基づいてプログレッシブ変換
を実施して圧縮変換されている画像データを解像度を粗
くした画像又は階調を粗くした画像に変換することを特
徴としている。
【0016】本発明によれば、動画像の簡易再生を実施
する際に優先する画質の仕様を利用者が設定することが
可能となる。
【0017】また、本発明は前記目的を達成するため
に、前記設定手段が画像の階調を粗くする際の最低限度
値である最低階調限度を記録する記録手段を備え、前記
設定手段は前記記録手段に記録されている最低階調限度
と前記設定した階調とを比較して前記設定した階調が最
低階調限度よりも粗くなる場合には画像の階調を粗くす
る設定を実施せずに画像の解像度を粗くする解像度の設
定を行うことを特徴としている。
【0018】本発明によれば、画像の階調を粗くする際
の最低限度値を設けたので、階調が極端に粗い画像に自
動で変換してしまうことを防止することが可能となる。
【0019】また、本発明は前記目的を達成するため
に、設定手段が画像の解像度を粗くする際の最低限度値
である最低解像度限度を記録する記録手段を備え、前記
設定手段は、前記記録手段に記録されている最低解像度
限度と前記設定した解像度とを比較して前記設定した解
像度が最低解像度限度よりも粗くなる場合には画像の解
像度を粗くする処理を実施せずに画像の階調を粗くする
階調の設定を行うことを特徴としている。
【0020】本発明によれば画像の解像度を粗くする際
の最低限度値を設けたので、解像度が極端に粗い画像に
自動で変換してしまうことを防止することが可能とな
る。
【0021】また、本発明は前記目的を達成するため
に、設定手段が画像の階調を粗くする際の最低限度値で
ある最低階調限度と設定手段が画像の解像度を粗くする
際の最低限度値である最低解像度限度とを記録する記録
手段を備え、前記設定手段は、前記記録手段に記録され
ている最低階調限度と前記設定した階調とを比較して前
記設定した階調が最低階調限度よりも粗くなる場合には
画像の階調を粗くする設定を実施せずに、画像の解像度
を粗くする解像度の設定を行い、前記記録手段に記録さ
れている最低解像度限度と前記設定した解像度とを比較
して前記設定した解像度が最低解像度限度よりも粗くな
る場合には画像の解像度を粗くする処理を実施せずに画
像の階調を粗くする階調の設定を行い、前記設定した解
像度が最低解像度限度である場合、若しくは、画像の解
像度を粗くする解像度の設定を実施するとその設定した
解像度が最低解像度限度よりも粗くなる場合、且つ、前
記設定した階調が最低階調限度である場合、若しくは、
画像の階調を粗くする階調の設定を実施するとその設定
した階調が最低階調限度よりも粗くなる場合には、それ
より粗くする解像度の設定と階調の設定とを中止するこ
とを特徴としている。
【0022】本発明によれば、画像の解像度を粗くする
際の最低限度値と画像の階調を粗くする際の最低限度値
とを設けたので、解像度及び階調が極端に粗い画像に自
動で変換してしまうことを防止することが可能となる。
【0023】また、本発明は前記目的を達成するため
に、前記プログレッシブ変換手段が変換した画像を表示
するのに適した解像度又は階調にリサイズするリサイズ
手段と前記リサイズした画像を表示する表示手段とを備
えたことを特徴としている。
【0024】本発明によれば、プログレッシブ変換手段
が変換した表示用の画像データを更に表示手段が表示す
るのに適した解像度又は階調にリサイズするリサイズ手
段を設けたので、LCD等の表示能力に合致した表示デ
ータに変換することが可能となる。
【0025】また、本発明は前記目的を達成するため
に、動画像の再生フレーム周期を取得するフレーム周期
取得手段と、画像の変換処理を実施する際のデータの変
換時間を演算する変換時間演算手段と、再生フレーム周
期と変換時間とを比較して判断を実施する判断手段と、
前記判断の結果に応じて動画像の解像度又は画像の階調
を粗くする変換を実施するプログレッシブ変換手段と、
前記フレーム周期取得手段と前記変換時間演算手段と判
断手段とプログレッシブ変換手段とを制御することが可
能な情報処理手段とを備えた画像変換装置における、圧
縮変換されている画像データを表示用の画像データに変
換する画像変換プログラムであって、前記情報処理手段
に、前記フレーム周期取得手段が、本来の動画像の再生
フレーム周期を取得する機能と、前記変換時間演算手段
が、画像の解像度又は画像の階調についてプログレッシ
ブに圧縮変換されている画像データを、表示用の画像デ
ータに変換する際の変換時間を演算する機能と、前記判
断手段が、前記取得した本来の動画像の再生フレーム周
期と前記演算した変換時間とを比較して、前記演算した
変換時間が前記取得した再生フレーム周期以内であるか
否かを判断する機能と前記プログレッシブ変換手段が、
前記判断の結果、演算した変換時間が前記取得したフレ
ーム周期以内でない場合には、圧縮変換されている画像
データに対して画像の解像度又は画像の階調を粗くする
プログレッシブ変換を実施して、解像度を粗くした画像
又は階調を粗くした画像に変換する機能とを実現させる
ことを特徴としている。
【0026】本発明によれば、取得した本来の動画像の
再生フレーム周期と圧縮変換されている画像データを表
示用の画像データに変換する際の変換時間とを比較し
て、変換時間が前記取得したフレーム周期以内でないと
判断した場合には、圧縮変換されている画像データに対
して画像の解像度又は画像の階調を粗くするプログレッ
シブ変換を実施した画像に変換するようにしたので、動
画像を再生するのに必要な処理時間を自動で減少させる
ことが可能となり、コマ落ちのない動画像の簡易再生表
示を行うことが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係る画像変換装置、画像変換プログラム並びに画像変換
方法の好ましい実施の形態について詳説する。
【0028】図1は、本発明に係る画像変換装置一形態
である電子カメラの外観斜視図である。
【0029】同図に示すように、画像変換装置の一形態
である電子カメラ10には、被写体像を撮像手段に結像
させる撮影レンズが収納されているレンズ鏡胴100
と、電子カメラ10の機能の起動及び停止を指示する電
源スイッチ105と、利用者が撮像及び音声の記録を指
示するレリーズボタン106と、電子カメラ10に備え
られている各種のモードを設定するモード切替ダイヤル
107とが設けられている。
【0030】また、電子カメラ10には、表示手段16
8に表示されている項目から所望の項目や画像を消去す
る際等に指定する消去ボタン109と、表示手段168
に表示されている項目から所望の項目を設定する際等に
指定する設定ボタン110と、表示手段168に表示さ
れているカーソルを移動させる際その他に利用する十字
ボタン113とが設けられている。
【0031】また、電子カメラ10には、無線通信によ
って外部の通信機器と送受信する場合に搬送波及びデー
タを送受信するアンテナ156と、有線の通信を行う際
の通信ポートとなる通信コネクタ162と、撮像した画
像や電子カメラ10の処理及び操作に関する情報を表示
する表示手段168と、表示用の画像信号を外部の機器
に出力する出力ポートである画像信号コネクタ173
と、画像や音声等の情報を記録する挿抜可能な記録媒体
177とが設けられている。
【0032】なお、同図に示す例では、表示手段168
には利用者が撮像した画像が再生表示されており、併せ
て現在電子カメラ10に設定されている処理モードの情
報や、撮像時の画像の圧縮率の情報、当該画像の画像フ
ァイル名等のコマ番号表示104が表示されている。
【0033】図2は、本発明に係る画像変換装置の一形
態である電子カメラの信号処理系ブロック図である。
【0034】撮像手段を備えた画像変換装置の一形態で
ある電子カメラ10の画像処理部には、被写体の像を受
光面に結像させて光電変換し、画像信号として出力する
撮像手段150と、画像サイズの変更、シャープネス補
正、輪郭処理、コントラスト補正等の処理をアナログ信
号に対して行う画像処理手段153と、アナログの画像
信号をデジタルの画像データに変換するA/D変換器1
54とが設けられている。
【0035】また、画像データ等の情報を通信によって
他の通信機器と送受信する電子カメラ10の通信手段
は、画像データ等の情報を電波等の搬送波に乗せた情報
を送受信するアンテナ156と、情報処理手段やメモリ
から取得した画像データ等の情報を他の通信器機に送信
又は受信するための外部インターフェースである送受信
手段157と、画像データ等の情報を通信ケーブルを介
して他の通信機器と送受信する通信コネクタ162とか
ら構成されている。
【0036】また、電子カメラ10には、画像データ等
の情報をJPEG−2000に代表される手法で圧縮処
理又は間引き処理を施したり圧縮した画像データ等を伸
張展開処理する圧縮伸張手段167(プログレッシブ変
換手段、リサイズ手段)と、表示手段168に表示する
各種の文字やメッセージのデータ等を画像とともにオン
スクリーンディスプレイするOSD169と、表示用の
画像データを一時的に記憶しておくフレームメモリ17
1と、デジタルの画像データを表示用のコンポジット信
号等に変換するD/A変換器172と、各部の表示用機
器に表示用の信号を出力する画像信号用のコネクタ17
3とが設けられている。
【0037】圧縮伸張手段167には、撮像した画像に
対してウエーブレット(wavelet )変換を実施する(再
生の際に逆ウエーブレット変換を実施する)ウエーブレ
ット変換手段167Aと、量子化処理を実施する(再生
の際には逆量子化処理を実施する)量子化手段167B
と、エントロピー符号化等の符号化処理を実施する(再
生の際には算術複合化処理を実施する)符号化処理手段
167Cと、画像の画素数や階調を表示手段の表示能力
に適した仕様に変換するリサイズ手段167Dとが設け
られている。
【0038】このウエーブレット変換手段167A、量
子化手段167B、符号化処理手段167C、及びリサ
イズ手段167Dは、専用のハードウェアで構成されて
いてもよいし、汎用の情報処理手段180等がソフトウ
ェアによって該当する処理を実施するようにしてもよ
い。
【0039】また、電子カメラ10には、電源スイッチ
105やレリーズボタン106、モード切替ダイヤル1
07、消去ボタン109、設定ボタン110、十字ボタ
ン113等から構成される入力手段174と、入力手段
174を介して入力された入力情報及びLED等の表示
手段用の情報を入出力するI/O175と、記録媒体1
77を着脱可能に装着する記録媒体装着部178と、記
録媒体177に対して画像データ等の情報を記録したり
読み出したりする記録媒体インターフェース179とが
設けられている。なお、記録媒体177は、メモリーカ
ード等の半導体や、MO等に代表される磁気記録式、光
記録式等に代表される着脱可能な記録媒体である。
【0040】また、電子カメラ10には、電子カメラ1
0全体の制御を行うとともに画像データのサンプリング
タイミング制御、画像データの記録制御、通信制御、画
像及び音声の記録に関する制御、表示制御等の制御を行
う情報処理手段180(フレーム周期取得手段、変換時
間演算手段、判断手段、プログレッシブ変換手段、設定
手段、リサイズ手段)と、情報の書き換えが可能である
とともに記憶した調整用の各種定数等の情報を電源遮断
後も記憶し続けることが可能な不揮発性メモリ182
と、電子カメラ10の機種名、製造番号等の固有の識別
情報、動作プログラム、各定数、表示に関する情報等が
記憶されているROMやプログラム実行時の作業領域と
なる高速読み書き可能な記憶手段であるRAMとから構
成されているシステムメモリ181と、圧縮伸張手段1
67が画像処理を実施する際にその処理のワークエリア
となる画像ワークメモリ184とが設けられている。
【0041】また、電子カメラ10には、時を刻むカレ
ンダ時計190と、撮像時に被写体に光を発光して光量
不足を補う発光手段193と、該発光手段193の発光
タイミングや発光する光量の調節を行う発光制御手段1
94とが設けられている。
【0042】同図に示すように電子カメラ10の情報処
理手段180とその周辺の各回路はバス199で接続さ
れており、互いに情報の伝達を高速で行うことが可能で
あるとともに、情報処理手段180が実行する処理プロ
グラムに基づいて周辺の各回路を制御することが可能と
なっている。
【0043】なお、情報処理手段180は、撮像して得
た画像データに対してホワイトバランス処理を実施した
り、ガンマ変換、YC変換処理、画素数の変換処理、電
子ズーム処理、又はトリミング処理等を実施することが
可能となっている。
【0044】また情報処理手段180(フレーム周期取
得手段)は、本来の動画像の再生フレーム周期を、画像
ファイルが記録されている記録媒体177等の記録手段
から取得することが可能となっている。
【0045】また、情報処理手段180(変換時間算出
手段)は、画像の解像度又は画像の階調についてプログ
レッシブに圧縮変換されている画像データを、表示用の
画像データに変換する際の変換時間を演算することが可
能となっている。なお、当該変換時間には、画像の再生
表示までに要する処理時間が含まれていてもよい。
【0046】また、情報処理手段180(判断手段)
は、前記記録手段から取得した本来の動画像の再生フレ
ーム周期と前記演算した変換時間とを比較して、前記演
算した変換時間が前記取得した再生フレーム周期以内で
あるか否かを判断することが可能となっている。
【0047】また、情報処理手段180は、前記判断の
結果、演算した変換時間が前記取得したフレーム周期以
内でない場合には、圧縮変換されている画像データに対
して画像の解像度又は画像の階調を粗くする指示を圧縮
伸張手段167(プログレッシブ変換手段)に対して出
力することが可能となっている。なお、この処理を情報
処理手段180が実施する代わりに、圧縮伸張手段16
7が全て実施するようにしてもよい。
【0048】入力手段174は、圧縮変換されている画
像データを表示用の画像データに変換する際に動画像の
解像度を優先して表示用の画像データに変換することを
指示する情報を利用者から入力することが可能となって
いる。
【0049】また入力手段174は、圧縮変換されてい
る画像データを表示用の画像データに変換する際に動画
像の階調を優先して表示用の画像データに変換すること
を指示する情報を利用者から入力することが可能となっ
ている。
【0050】またプログレッシブ変換手段(情報処理手
段180又は圧縮伸張手段167)は、入力手段174
を介して動画像の解像度を優先して表示用の画像データ
に変換することを指示する情報を入力した場合には画像
の階調を粗くするプログレッシブ変換を実施して階調を
粗くした画像に変換し、入力手段174を介して動画像
の階調を優先して表示用の画像データに変換することを
指示する情報を入力した場合には画像の解像度を粗くす
るプログレッシブ変換を実施することが可能となってい
る。
【0051】また、情報処理手段180(設定手段)
は、前記判断の結果、演算した変換時間が前記取得した
フレーム周期以内でない場合には、圧縮変換されている
画像データに対して画像の解像度又は画像の階調を粗く
する設定を行い、前記プログレッシブ変換手段(情報処
理手段180又は圧縮伸張手段167)は、前記設定し
た画像の解像度又は画像の階調に基づいてプログレッシ
ブ変換を実施して、圧縮変換されている画像データを解
像度を粗くした画像又は階調を粗くした画像に変換する
ことが可能となっている。
【0052】また情報処理手段180(設定手段)は、
入力手段174を介して動画像の解像度を優先して表示
用の画像データに変換することを指示する情報を入力し
た場合には、画像の階調を粗くする階調の設定を行い、
入力手段174を介して動画像の階調を優先して表示用
の画像データに変換することを指示する情報を入力した
場合には、画像の解像度を粗くする解像度の設定を行う
ことが可能となっている。
【0053】またプログレッシブ変換手段(情報処理手
段180又は圧縮伸張手段167)は、前記設定手段が
設定した画像の解像度又は画像の階調に基づいてプログ
レッシブ変換を実施して、圧縮変換されている画像デー
タを解像度を粗くした画像又は階調を粗くした画像に変
換することが可能となっている。
【0054】また、システムメモリ181又は不揮発性
メモリ182等の記録手段は、前記設定手段が画像の階
調を粗くする際の最低限度値である最低階調限度、又
は、前記設定手段が画像の解像度を粗くする際の最低限
度値である最低解像度限度を記録することが可能となっ
ている。
【0055】また、情報処理手段180(設定手段)
は、システムメモリ181等の記録手段に記録されてい
る最低階調限度と前記設定した階調とを比較して、前記
設定した階調が最低階調限度よりも粗くなる場合には、
画像の階調を粗くする設定を実施せずに、画像の解像度
を粗くする解像度の設定を行うことが可能となってい
る。
【0056】また、情報処理手段180(設定手段)
は、システムメモリ181等の記録手段に記録されてい
る最低解像度限度と前記設定した解像度とを比較して、
前記設定した解像度が最低解像度限度よりも粗くなる場
合には、画像の解像度を粗くする処理を実施せずに、画
像の階調を粗くする階調の設定を行うことが可能となっ
ている。
【0057】また、情報処理手段180(設定手段)
は、システムメモリ181等の記録手段に記録されてい
る最低階調限度と前記設定した階調とを比較して、前記
設定した階調が最低階調限度よりも粗くなる場合には、
画像の階調を粗くする設定を実施せずに、画像の解像度
を粗くする解像度の設定を行い、前記記録手段に記録さ
れている最低解像度限度と前記設定した解像度とを比較
して、前記設定した解像度が最低解像度限度よりも粗く
なる場合には画像の解像度を粗くする処理を実施せず
に、画像の階調を粗くする階調の設定を行うことが可能
となっている。
【0058】更に情報処理手段180(設定手段)は、
前記設定した解像度が最低解像度限度である場合、若し
くは、画像の解像度を粗くする解像度の設定を実施する
とその設定した解像度が最低解像度限度よりも粗くなる
場合、且つ、前記設定した階調が最低階調限度である場
合、若しくは、画像の階調を粗くする階調の設定を実施
するとその設定した階調が最低階調限度よりも粗くなる
場合には、それより粗くする解像度の設定と階調の設定
とを中止することが可能となっている。
【0059】図3は、モード切替ダイヤル107に設け
られている各種設定モードの表示を示す図である。
【0060】同図によれば、モード切替ダイヤル107
には、近傍に存在するパソコン等の他の通信機器と無線
通信を実施するとともにインターネット等のネットワー
クと通信可能な通信モード(図3には、PCと記載)
と、記録されている画像の再生を実施する再生モード
(図3には、Playと記載)と、静止画撮影を実施す
る静止画撮影モード(図3には、Camと記載)と、動
画撮影を実施する動画撮影モード(図3には、Movと
記載)と、日付、撮影モード、撮影画素数、電源のオー
トオフ時間の設定、警告音の音量等を設定するセットア
ップモード(図3にはSetupと記載)とが記載され
ている。利用者がモード切替ダイヤル107を操作する
ことによって、電子カメラ10の処理モードを所定のモ
ードに設定することが可能となっている。
【0061】上記のとおり構成された電子カメラ10の
撮像処理について説明する。
【0062】撮像する被写体像は、撮像レンズによって
撮像手段150の受光面に結像され、結像した被写体像
は光電変換されて画像処理手段153に出力される。画
像処理手段153では、この画像信号に対して相関二重
サンプリングや増幅、ノイズの低減処理等の画像処理を
実施し、A/D変換器154に出力してデジタルデータ
に変換する。
【0063】該デジタルデータに変換した画像データ
は、情報処理手段180の指令により画像のホワイトバ
ランスやガンマ補正、YC変換、ズーム処理、画素数変
換処理等の画像処理が施された後に、一時期画像ワーク
メモリ184に記憶される。
【0064】情報処理手段180は、表示用の画像デー
タをフレームメモリ171に転送する。フレームメモリ
171に記憶された画像データは、逐次D/A変換器1
72に伝達され、OSD169から発生されるキャラク
タ等の情報とともに表示手段168に表示される。
【0065】利用者が、入力手段174に設けられてい
る撮像指示のためのレリーズボタン106を押すと、情
報処理手段180は被写体を撮像するモードに入る。静
止画像を撮像する場合には、一般には2段式のレリーズ
ボタン106を用いて、1段目をAEやAFの調節等の
撮像の準備に使用し、2段目を実際の撮像の指示に使用
する。また、動画像を撮像する場合には、レリーズボタ
ン106を押している間だけ動画像の撮像を実施するよ
うにしてもよいし、レリーズボタン106をダブルアク
ションにしておき、レリーズボタン106の押下する毎
に撮像開始/撮像停止を指示するようにしてもよい。
【0066】画像を記録媒体177に記録する場合、又
は送受信手段157を介して他の通信器機に送信する場
合には、情報処理手段180は、画像ワークメモリ18
4に記憶されている画像を逐次読み出して、画像のホワ
イトバランスやガンマ補正、YC変換、ズーム処理、画
素数変換処理等の画像処理を施した後に、圧縮伸張手段
167のウエーブレット変換手段167Aに転送する。
【0067】ウエーブレット変換手段167Aでは、取
得した画像に対して画面全体又は画面を分割した部分毎
に変換基底の長さを変えながらウエーブレット変換を実
施する。次に情報処理手段180は、その結果を量子化
手段167Bに転送し、算出したウエーブレット係数を
量子化する。
【0068】次に情報処理手段180は、量子化手段1
67Bが量子化したウエーブレット係数をコードブロッ
クと呼ばれる固定サイズのブロックに分割したあとで1
ビット単位で階層表現し、その階層表現したビットプレ
ーンを単位として、符号化処理手段167Cに出力して
符号化処理を指示する。
【0069】例えばJPEG−2000の規格では、量
子化したウエーブレット係数を固定サイズのコードブロ
ックに分割した後で、そのブロック単位にエントロピー
符号化を実施する。なお、絶対値のビットプレーン(Ma
gnitude Planes)をN枚で構成し、これに符号ビットプ
レーン(Sign Plane)が加わり、合計N+1枚のビット
プレーンを構成し、このビットプレーン1枚ずつをコー
ドブロックと呼ぶ単位に分割して、MSBからLSB方
向にエントロピー符号化処理(EBCOT )を実施してい
る。
【0070】なお、量子化手段167B及び符号化処理
手段167Cは、情報処理手段180が設定したパラメ
ータに基づいて画像の圧縮処理を実施する。情報処理手
段180は、その圧縮処理した画像データと、その画像
を撮像した際の撮像条件等の付属情報とを関連付けて、
一つの画像ファイルを生成して、再び一時期画像ワーク
メモリ184のFILE用ワーク領域に一時記憶する。
その後画像ファイルは、記録用の画像データ又は送信用
の画像データに変換される。画像ファイルを記録媒体1
77に記録する場合には、該画像ファイルは記録媒体イ
ンターフェース179に対して出力される。そして記録
媒体インターフェース179は、取得した画像ファイル
を記録媒体装着部178を介して順次記録媒体177に
記録する処理を行う。このようにして、撮像した画像は
解像度及び画像の階調についてプログレッシブに圧縮変
換されて記録媒体177に記録することが可能となる。
【0071】また、画像ファイルを送受信手段157を
介して他の通信器機に出力する場合には、情報処理手段
180は前記生成した画像ファイルを、送受信手段15
7に出力する処理を行う。前記画像ファイルを取得した
送受信手段157は、通信コネクタ162を介してパソ
コン等の他の通信器機と通信接続を開始して、画像ファ
イルを送信する処理を行う。
【0072】また、記録媒体177に記録されている画
像を再生する際、又は送受信手段157を介して受信し
た画像を再生する際には、上記の画像処理と逆の処理を
実施して、画像の各フレームが画像の解像度又は画像の
階調についてプログレッシブに圧縮変換されている画像
データを表示用の画像データに変換する。
【0073】なお、上記の説明では本発明に係る画像変
換装置を撮像手段を備えた電子カメラとした実施の形態
で説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、画像を外部の機器から取得して画像処理及び画像の
記録を実施するパソコンや、PDA等の画像変換装置と
しても、本発明の目的を達成することが可能である。
【0074】図4に、記録媒体177等に記録される画
像ファイルとそのディレクトリをツリー表示した説明図
を示す。
【0075】同図に示すように、記録媒体177の情報
記録領域にはルートディレクトリ「Root」が設けら
れており、そのルートディレクトリには画像を記録する
領域「IMAGE」が設けられている。その「IMAG
E」ディレクトリには、利用者が生成した「001VA
CATION」のディレクトリと、「002BIRTH
DAY」のディレクトリとが設けられている。
【0076】「001VACATION」のディレクト
リには、「DSCF0001.JPG」等の静止画像の
画像ファイル群と、「DSCF0003.MOV」等の
動画像の画像ファイル群が記録されている。
【0077】また、「002BIRTHDAY」のディ
レクトリには、「DSCF0001.MOV」等の動画
像の画像ファイル群と、「DSCF0002.JPG」
等の静止画像の画像ファイル群が記録されている。
【0078】上記の実施例では、ファイル名の末尾
に「.JPG」や「.MOV」等の拡張子を付与して、
そのファイルが静止画像のファイルであるか又は動画像
のファイルであるかを識別可能にしている。当該電子カ
メラ10では、記録媒体177に記録されている静止画
や動画の画像を再生表示することが可能となっている。
【0079】図5に、動画像が記録されている画像ファ
イルの構造を示す。
【0080】同図に示すように、画像ファイルには、当
該動画像に関する付属情報が記載されている部分と、当
該動画像の代表画の縮小画像(160×120の画素サ
イズ)が記録されている部分と、当該動画像(256×
256画素の静止画が300フレーム記録されている)
が記録されている部分とが設けられている。
【0081】前記縮小画像は、例えば動画像の先頭コマ
などの動画像(256×256の画素数)の代表シーン
を、160×120の画像サイズにリサイズ又はJPE
G圧縮した画像である。この縮小画像を見出し画像とし
て、他の画像ファイルの縮小画像とともに表示手段16
8に一覧表示することによって、利用者は容易に所望の
画像を検索するすることが可能となる。
【0082】付属情報が記録されている部分には、更に
撮影情報として、動画像を撮像した日付を記録する「撮
影年月日」の記録領域と、動画像を構成している総フレ
ーム数(コマ数)を記録する「フレーム数(N)」の記
録領域と、記録されている動画像の単位時間当たりのコ
マ数の情報を記録する「フレームレート(F)」の記録
領域と、記録されている動画像の縦横の記録画素数に関
する情報を記録する「記録画素数(H×V)」の記録領
域と、記録されている画像の階調範囲に関する情報を記
録する「記録bit深さ(D)」の記録領域と、記録さ
れている動画像を分類するタイトルを記録する「タイト
ル」の記録領域等が設けられている。
【0083】なお、上記の付属情報のうち、「フレーム
数(N)」、「フレームレート(F)」、「記録画素数
(H×V)」、「記録bit深さ(D)」等の情報は、
後述するように、電子カメラ10にて動画像を再生する
際に情報処理手段180が読み出して利用する。
【0084】また、画像ファイルに記録されている動画
像は、例えばウエーブレット変換後にビットプレーン符
号化された画像データ(フレームデータ)の集合体とし
て記録されている。この動画像を構成する個々のフレー
ムデータは、逆ウエーブレット変換を実施する際に2の
べき乗の処理ステップで任意の解像度で解凍を終了する
ことができる形式の画像記録フォーマットを用いてい
る。この形式の代表的な記録フォーマットとして、JP
EG−2000の画像記録フォーマットが現在知られて
いる。このような2のべき乗の処理ステップ等で任意の
解像度で解凍を終了することができる形式の画像記録フ
ォーマットを用いることによって、任意のビット深さ又
は任意の解像度にて画像の伸張処理を終了することが可
能となるので、画像の解凍時間を調節することが可能と
なる。
【0085】なお、本発明の実施例では、画像ファイル
に記録されている動画像は256×256の画素数を有
するとともに、記録ビットの深さが8ビットにて記録さ
れているが、動画像を再生する際には、より大きな画素
数(例えば2048×2048画素)、より多くのビッ
ト深さ(例えば10ビットなど)まで再生することが可
能となっている。
【0086】また電子カメラ10の表示手段168が、
表示能力としてH0×V0=512×512画素、ビッ
ト深さD0=10ビットを有している場合には、記録媒
体177に記録されている画素数256×256、ビッ
ト深さ8ビットの動画像を、リサイズ手段167Dによ
って表示手段168の表示能力まで画像をリサイズして
表示することが可能となっている。
【0087】図6に、セットアップモードにおける初期
画面を示す。
【0088】電子カメラ10のモード切替ダイヤル10
7を「Setup」に設定すると、電子カメラ10はセ
ットアップモードに設定され、表示手段168には同図
に示す表示がなされる。
【0089】以降、利用者が十字ボタン113を操作し
て「ムービー」(動画)のセットアップにカーソルを合
わせて設定ボタン110を押して、動画の再生表示に関
する設定を変更する実施例で説明する。
【0090】図7に、セットアップモードにおけるセッ
トアップムービー画面を示す。
【0091】図6に示した状態で入力手段174に設け
られている設定ボタン110を利用者が操作すると、表
示手段168には同図に示すセットアップムービー画面
が表示される。同図に示すセットアップムービー画面に
は、動画像を記録する際の個々のフレームの圧縮率に関
する設定項目「録画モード」と、記録する画像の単位時
間当たりのフレーム数に関する設定項目「録画レート」
と、記録媒体177等の記録手段に記録されている画像
の伸張処理がハードウェアの性能上間に合わない場合
(フルスペック再生を実施しようとすると、指定された
フレームレートに処理が間に合わない場合も含む)に、
再生画像の伸張処理における優先するパラメータを設定
する項目「再生モード」とが表示されている。
【0092】「録画モード」の設定項目では、撮像した
動画像に対して圧縮率の低い高画質な画像を記録する旨
を設定する「FINE」のパラメータと、圧縮率を高く
設定して限られた記録媒体177の記録容量であっても
多くのフレームを記録することを可能とする「NORM
AL」のパラメータとを設定することが可能となってい
る。
【0093】「録画レート」の設定項目では、記録媒体
177に記録する画像のフレームレートを、通常の「3
0」(コマ/秒)に設定するパラメータと、通常よりも
長時間の録画を可能にする「15」(コマ/秒)に設定
するパラメータとが設けられている。
【0094】「再生モード」の設定項目では、電子カメ
ラ10にて画像を再生する際であって、記録媒体177
に記録されたフレームレートやビット深さではリアルタ
イムに動画像を再生できない場合(コマ落ちしてしまう
場合)に、優先する画質の条件のパラメータを設定する
ことが可能となっている。同図に示す例では、再生する
画像の階調や再生する動画におけるフレームレートより
も、解像度を優先して再生することを指示するパラメー
タ「解像度優先」と、再生する画像におけるフレームレ
ートや画像の解像度よりも画像の階調を優先して再生す
ることを指示するパラメータ「階調優先」とが表示され
ている。
【0095】図8に、本発明に係る画像変換装置(電子
カメラ)における画像再生処理に関するメインルーチン
のフローチャートを示す。
【0096】利用者が電子カメラ10のモード切替ダイ
ヤル107を再生モード(Play)に設定すると、情
報処理手段180が実施する処理は、S100「再生モ
ード」に分岐してきて、次のS102「画像選択:△/
▽ボタン(デフォルトは最大コマ番号)」の処理に進
む。
【0097】S102で情報処理手段180は、デフォ
ルトの条件として最近撮影したと判断される最大のコマ
番号の画像(動画又は静止画ファイル)にカーソルを合
わせる処理を実施している。利用者が、入力手段174
を操作してカーソルを所望の画像に合わせて選択する
と、情報処理手段180が実施する処理は次のS104
「画像は静止画、動画?」の判断に進む。S104の判
断で情報処理手段180は、S102にて利用者が選択
した画像ファイル名の拡張子を参照して、選択した画像
ファイルに記録されている画像が静止画であるか、又は
動画であるかの判断を行っている。
【0098】もし、選択した画像ファイルの画像が静止
画である場合には、情報処理手段180が実施する処理
はS106「静止画再生」に分岐して、選択した画像フ
ァイルに含まれる静止画の主画像を読み出して、表示手
段168に表示する処理を行う。
【0099】また、S104の判断で、選択した画像フ
ァイルに記録されている画像が動画であると判断した場
合には、情報処理手段180が実施する処理はS108
「動画再生」のサブルーチンに分岐する。S108で情
報処理手段180は、先ず選択した画像ファイルに含ま
れる縮小画像(サムネイル)を読み出して、表示手段1
68に表示する処理を行う。この状態で利用者が動画像
の再生を希望する場合には、レリーズボタン106等の
入力手段174を介して動画像再生の指示を入力する。
すると表示手段168には、選択した画像ファイルに含
まれる動画像が再生表示される。
【0100】S106又はS108にて画像の再生処理
が終了すると、情報処理手段180が実施する処理は次
のS110「モード変更?」の判断に進む。S110で
情報処理手段180は、モード切替ダイヤル107等の
入力手段174が利用者によって操作されたか否かの判
断を行っている。もし、利用者がモード切替ダイヤル1
07等の入力手段174を操作してモードの変更を実施
したと判断した場合には、処理はS112「他のモード
へ」に進み、他のモードに対応した処理を実施するルー
チンに分岐する。また、S110にて利用者がモードを
変更する旨の指示を入力していないと判断した場合に
は、情報処理手段180が実施する処理は、S102に
戻る。
【0101】図9に、本発明に係る画像変換装置(電子
カメラ)における動画再生処理のローチャートを示す。
【0102】同図は、図8のS108にて実施するサブ
ルーチンのフローチャートを示したものである。したが
って、図8に示したS108に処理が進むと、情報処理
手段180が実施する処理はS200「動画再生開始」
に分岐してきて、次のS202「動画ファイルからフレ
ーム数N、指定フレームレートF、記録過疎数H×V、
記録bit深さDを読み取り」に進む。
【0103】S202で情報処理手段180は、記録媒
体177に記録されている動画像の画像ファイルを読み
出して、その画像ファイルの付属情報に記録されている
「フレーム数(N)」、「フレームレート(F)」、
「記録画素数(H×V)」、「記録bit深さ(D)」
の各パラメータを読み出す処理を行う。各パラメータの
読み出し処理が終了すると、情報処理手段180が実施
する処理は、次のS204「指定フレーム周期Tの計算
T=1/F」の処理に進む。
【0104】S204にて情報処理手段180は、前記
画像ファイルから読み出したフレームレート(F)に基
づいて、周期Tを算出する処理を行う。そして次のS2
06「解凍画素数h×vの初期化 h=min(H,H
0),v=min(V,V0)」に進む。
【0105】S206にて情報処理手段180は、解凍
画素数h×vの初期化を実施する処理を行う。ここで
は、表示手段168の表示能力H0×V0と、再生表示
する動画像のH×Vとを比較して、小さい方の値を採用
する処理を行う。この処理が終了すると、次のS208
「解凍bit深さdの初期化」の処理に進む。
【0106】S208にて情報処理手段180は、解凍
bit深さdの初期化を実施する処理を行う。ここで
は、表示手段168の表示能力D0と、再生表示する動
画像のDとを比較して、小さい方の値(階調の粗い方)
を採用する処理を行う。この処理が終了すると、次のS
210「再生可能フレーム周期tの計算 t=f(h,
v,d)」に進む。
【0107】したがって上記のS206及びS208の
処理を実施することによって、動画の記録画素数H×
V、及び記録bit深さDが、表示手段168表示能力
としての再生画素数H0×V0、再生bit深さD0を
超える場合にはその値までまるめられる。そしてこの値
がポテンシャルとして最大再生画素数、最大再生bit
深さとなるので、S210にて先ず最初にこの値で再生
周期tを算出する処理を行う。
【0108】S210にて情報処理手段180は、前記
S206及びS208にて算出したh、v、dの各値に
基づいて、再生周期tを算出する処理を行う。
【0109】そして次のS212「t≦T?」の判断で
は、情報処理手段180は前記S210にて算出したt
が、S204にて算出したT以下であるか否かの判断を
行っている。もし、tがT以下であると判断した場合に
は、tの再生周期にて指定された動画像を再生してもコ
マ落ちすることはないので、情報処理手段180が実施
する処理はS214「解凍画素数h×v、解凍bit深
さdで解凍再生」の処理に分岐する。S214にて情報
処理手段180は、画像ファイルに含まれる動画像の解
凍処理を解凍画素数h×v、解凍bit深さdのパラメ
ータを用いて実施することを、圧縮伸張手段167に指
示して、表示手段168に解凍した動画像の表示を指示
する。全てのフレームの解凍及び表示が終了すると、情
報処理手段180が実施する処理はS216「動画再生
正常終了」に進み、当該動画再生開始の処理ルーチンを
終了して、元の処理ルーチンに戻る。
【0110】また、S212にてtがT以下でないと判
断した場合には、tの再生周期にて指定された動画像を
再生するとコマ落ちするので、情報処理手段180が実
施する処理は次のS218「再生モードは?」の判断に
進み、以降の処理で再生画像のスペックダウン処理を行
う。
【0111】S218にて情報処理手段180は、図7
にて設定されている設定項目「再生モード」のパラメー
タが、「解像度優先」であるか「階調優先」(bit深
さ優先)であるかの判断を行っている。もし設定されて
いるパラメータが「解像度優先」である場合には、情報
処理手段180が実施する処理はS250「d=d−
1」に分岐し、解像度(画素数)を優先して再生画像の
スペックダウンを実施する。
【0112】解像度を優先して再生画像のスペックダウ
ンを実施する場合には、最初にbit深さ「d」を小さ
い値に設定(階調を粗くする設定に)してゆき、この
「d」値がbit深さの下限値「dmin 」(最低階調限
度)まで小さくしても(画像の階調を粗くしても)、指
定されたフレームレートで動画像の再生処理を実施でき
ない場合には、解凍する解像度(画素数)「h×v」を
落とす処理(解像度を粗くする処理)を行う。
【0113】またS218の判断で、設定されているパ
ラメータが「階調優先」であると判断した場合には、処
理はS220「h=h/2,v=v/2」に分岐して、
階調(bit深さ)を優先して再生画像のスペックダウ
ンを実施する。
【0114】階調を優先して再生画像のスペックダウン
を実施する場合には、最初に解凍解像度「h×v」を落
とす処理(解像度を粗くする設定)を行い、これが解像
度の下限値「Hmin ×Vmin 」(最低解像度限度)まで
落としても指定されたフレームレートで動画像の再生処
理を実施できない場合には、解凍bit深さ「d」値を
小さい値に設定(階調を粗く設定)する処理を行う。
【0115】S220にて情報処理手段180は、S2
06及びS208にて初期化したh、v、dのパラメー
タでは、tの再生周期にて指定された動画像を再生する
とコマ落ちするので、表示する画像の画素数h及びvを
半分に落とす処理(解像度を粗くする設定)を行ってい
る。この画素数の少ないパラメータを用いて圧縮伸張手
段167等にて伸張処理の実施を指示すると、動画像の
各フレームは縦横各半分の画素数にスペックダウン解凍
されて表示手段168に表示される。
【0116】次のS222「再生可能フレーム周期tの
計算 t=f(h,v,d)」では、前記S220にて
新たに算出した表示する画像の画素数のパラメータh及
びvと、前記S208にて算出したdの各値を用いて、
再び再生周期tを算出する処理を行う。
【0117】次のS224「t≦T?」の判断では、情
報処理手段180は前記S222にて算出したtが、S
204にて算出したT以下であるか否かの判断を行って
いる。もし、tがT以下となったと判断した場合には、
tの再生周期にて指定された動画像を再生してもコマ落
ちすることはないので、情報処理手段180が実施する
処理はS226「解凍画素数h×v、解凍bit深さd
で解凍再生」の処理に分岐する。S226にて情報処理
手段180は、指定された画像ファイルに含まれる動画
像の解凍処理を解凍画素数h×v、解凍bit深さdの
パラメータを用いて実施することを圧縮伸張手段167
等に指示して、表示手段168に解凍した動画像の表示
を指示する。全てのフレームの解凍及び表示が終了する
と、情報処理手段180が実施する処理はS228「動
画再生正常終了」に進み、当該動画再生開始の処理ルー
チンを終了して、元の処理ルーチンに戻る。
【0118】また、S224にてtがT以下でないと判
断した場合には、tの再生周期にて指定された動画像を
再生するとコマ落ちするので、情報処理手段180が実
施する処理は次のS230「if(h≧hmin )and
(v≧vmin )?」の判断に進む。
【0119】S230にて情報処理手段180は、S2
20にて算出した画素数のパラメータh及びvの値が、
縮小画像(サムネイル)その他の最小限界以上であるか
否かの判断(解像度の設定が、画像の解像度を粗くする
際の最低限度値である最低解像度限度よりも粗くなるか
否かの判断)を行っている。もし一覧表示等に使用して
いる縮小画像よりも粗い画素数に変換してしまうと、表
示の見栄えが良くないので、ビット深さを少なくして階
調を粗くする処理を実施するために、S230の判断を
行って場合分けを行っている。
【0120】S230の判断にて情報処理手段180が
「h≧hmin 」及び「v≧vmin 」が成立すると判断し
た場合には、処理はS220に戻り、再び表示する画素
数を落とす処理(解像度を粗くする処理)を行う。また
S230にて「h≧hmin 」及び「v≧vmin 」が成立
しないと判断した場合には、処理はS232「d=d−
1」に進む。なお、このS232の処理は、S220の
処理の終了後に実施するようにしてもよい。
【0121】S232では、前記S220にて算出した
h、vのパラメータ及びS208にて算出したdのパラ
メータでは、tの再生周期にて指定された動画像を再生
するとコマ落ちするので、表示する画像の階調深さdを
1ビット落として階調を粗くする処理を行っている。
【0122】次のS234「再生可能フレーム周期tの
計算 t=f(h,v,d)」では、前記S220にて
新たに算出した表示する画像の画素数のパラメータh及
びvと、前記S232にて算出したdの各値を用いて、
再び再生周期tを算出する処理を行う。
【0123】次のS236「t≦T?」の判断では、情
報処理手段180は前記S234にて算出したtが、S
204にて算出したT以下であるか否かの判断を行って
いる。もし、tがT以下となったと判断した場合には、
tの再生周期にて指定された動画像を再生してもコマ落
ちすることはないので、情報処理手段180が実施する
処理はS226に分岐する。
【0124】また、S236にてtがT以下でないと判
断した場合には、tの再生周期にて指定された動画像を
再生するとコマ落ちするので、情報処理手段180が実
施する処理は次のS238「if(d≧dmin )?」の
判断に進む。
【0125】S238にて情報処理手段180は、S2
32にて算出した階調深さdの値が、縮小画像(サムネ
イル)その他で用いている階調深さの最小限界以上であ
るか否かの判断(階調の設定が、画像の階調を粗くする
際の最低限度値である最低階調限度よりも粗くなるか否
かの判断)を行っている。もし一覧表示等に使用してい
る縮小画像よりも粗い階調に設定値を下げてしまうと、
表示の見栄えが良くないので、指定された画像が再生で
きない旨の通知を利用者に対して実施するために、S2
38の判断を行って場合分けを行っている。なお、S2
38の処理は、前記S232の処理の後で実施をするよ
うにしてもよい。
【0126】S238の判断にて情報処理手段180が
「d≧dmin 」が成立すると判断した場合には、処理は
S240「指定画像が再生できない旨の表示」に進み、
表示手段168に「指定された動画像をコマ落ちするこ
となく再生表示することはできません」等のメッセージ
を表示して、その旨を利用者に通知する。そして、情報
処理手段180が実施する処理は、S242「動画再生
エラー表示」に進み、当該動画再生開始の処理ルーチン
を終了して、元の処理ルーチンに戻る。
【0127】上記のようにして、指定された動画像を再
生するとコマ落ちすると判断した場合には、階調のビッ
ト数を落として動画再生に要する演算処理時間を少なく
することによって、スムーズな画像の再生を実施するこ
とが可能となる。
【0128】一方S218の判断で、設定されているパ
ラメータが「解像度優先」であると判断した場合には、
処理はS250に分岐し、S206及びS208にて初
期化したh、v、dのパラメータでは、tの再生周期に
て指定された動画像を再生するとコマ落ちするので、表
示する画像の階調深さdを1ビット落とす処理(階調を
1ビット粗くする処理)を行っている。
【0129】次のS252「再生可能フレーム周期tの
計算 t=f(h,v,d)」では、前記S250にて
新たに算出した画像の階調深さdと、前記S206で算
出した表示する画像の画素数のパラメータh及びvとの
各値を用いて、再び再生周期tを算出する処理を行う。
【0130】次のS254「t≦T?」の判断では、情
報処理手段180は前記S252にて算出したtが、S
204にて算出したT以下であるか否かの判断を行って
いる。もし、tがT以下となったと判断した場合には、
tの再生周期にて指定された動画像を再生してもコマ落
ちすることはないので、情報処理手段180が実施する
処理はS256「解凍画素数h×v、解凍bit深さd
で解凍再生」の処理に分岐する。S256にて情報処理
手段180は、指定された画像ファイルに含まれる動画
像の解凍処理を解凍画素数h×v、解凍bit深さdの
パラメータを用いて実施することを圧縮伸張手段167
に指示して、表示手段168に解凍した動画像の表示を
指示する。全てのフレームの解凍及び表示が終了する
と、情報処理手段180が実施する処理はS258「動
画再生正常終了」に進み、当該動画再生開始の処理ルー
チンを終了して、元の処理ルーチンに戻る。
【0131】また、S254にてtがT以下でないと判
断した場合には、tの再生周期にて指定された動画像を
再生するとコマ落ちするので、情報処理手段180が実
施する処理は次のS260「if(d≧dmin )?」の
判断に進む。
【0132】S260にて情報処理手段180は、S2
50にて算出した階調深さdの値が、縮小画像(サムネ
イル)その他で用いている階調深さの最小限界以上であ
るか否かの判断を行っている。もし一覧表示等に使用し
ている縮小画像よりも小さい階調深さ(縮小画像よりも
粗い階調の設定)に下げてしまうと、表示の見栄えが良
くないので、指定された画像が再生できない旨の通知を
利用者に対して実施するために、S260の判断を行っ
て場合分けを行っている。なお、当該S260の処理
は、S250の後に実施するようにしてもよい。
【0133】S260の判断にて情報処理手段180が
「d≧dmin 」が成立すると判断した場合には、処理は
S250に戻り、再び表示する画像の階調深さを落とす
処理(画像の階調を粗くする処理)を行う。またS26
0にて「d≧dmin 」が成立しないと判断した場合に
は、処理はS262「h=h/2,v=v/2」に進
む。
【0134】S262にて情報処理手段180は、S2
06にて初期化したh、vのパラメータ及びS250に
て設定したdのパラメータでは、tの再生周期にて指定
された動画像を再生するとコマ落ちするので、表示する
画像の画素数h及びvを半分に落とす処理(解像度を粗
くする設定)を行っている。この解像度の粗いパラメー
タを用いて圧縮伸張手段167等にて画像の解凍伸張処
理を実施すると、動画像の各フレームは縦横各半分の画
素数に解凍変換されて表示手段168に表示される。
【0135】次のS264「再生可能フレーム周期tの
計算 t=f(h,v,d)」では、前記S262にて
新たに算出した表示する画像の画素数のパラメータh及
びvと、前記S250にて算出したdの各値を用いて、
再び再生周期tを算出する処理を行う。
【0136】次のS266「t≦T?」の判断では、情
報処理手段180は前記S264にて算出したtが、S
204にて算出したT以下であるか否かの判断を行って
いる。もし、tがT以下となったと判断した場合には、
tの再生周期にて指定された動画像を再生してもコマ落
ちすることはないので、情報処理手段180が実施する
処理はS256「解凍画素数h×v、解凍bit深さd
で解凍再生」の処理に分岐する。
【0137】また、S266にてtがT以下でないと判
断した場合には、tの再生周期にて指定された動画像を
再生するとコマ落ちするので、情報処理手段180が実
施する処理は次のS268「if(h≧hmin )and
(v≧vmin )?」の判断に進む。なお、当該S268
の処理は、S262の直後に実施するようにしてもよ
い。
【0138】S268にて情報処理手段180は、S2
62にて算出した画素数のパラメータh及びvの値が、
縮小画像(サムネイル)その他の最小限界以上であるか
否かの判断(解像度の設定が画像の解像度を粗くする際
の最低限度値である最低解像度限度よりも粗くなるか否
かの判断)を行っている。もし一覧表示等に使用してい
る縮小画像よりも解像度の粗い画像に変換してしまう
と、表示の見栄えが良くないので、ビット深さを少なく
して階調を粗くする処理を実施するために、S268の
判断を行って伸張処理等の場合分けを行っている。
【0139】S268の判断にて情報処理手段180が
「h≧hmin 」及び「v≧vmin 」が成立すると判断し
た場合には、処理はS250に戻り、再び表示する画素
数を粗くする処理を行う。またS268にて「h≧h
min 」及び「v≧vmin 」が成立しないと判断した場合
には、処理はS270「指定画像が再生できない旨の表
示」に進み、表示手段168に「指定された動画像をコ
マ落ちすることなく再生表示することはできません」等
のメッセージを表示して、その旨を利用者に通知する。
そして、情報処理手段180が実施する処理は、S27
2「動画再生エラー表示」に進み、当該動画再生開始の
処理ルーチンを終了して、元の処理ルーチンに戻る。
【0140】上記のようにして、指定された動画像を再
生するとコマ落ちすると判断した場合には、階調のビッ
ト数を落として(粗くして)動画再生に要する演算処理
時間を短くすることによってスムーズな画像の再生を実
施することが可能となる。
【0141】また、S242又はS272を経由しても
との処理ルーチンに戻った場合には、コマ落ちする状態
で指定された画像を再生表示するようにしてもよい。
【0142】図10に、解凍再生処理のフローチャート
を示す。
【0143】同図は、図9のS214、S226又はS
256にて実施するサブルーチンのフローチャートを示
したものである。したがって、図9に示したS214、
S226又はS256に処理が進むと、情報処理手段1
80が実施する処理はS300「解凍再生」に分岐して
きて、次のS302「フレーム番号nの初期化 n=
1」に進む。
【0144】S302で情報処理手段180は、指定さ
れた画像ファイルに記録されている動画像の最初の画像
から再生すべく、フレーム番号の初期化処理を実施す
る。そして処理は次のS304「フレーム番号nの圧縮
画像データ読み取り」に進む。
【0145】S304で情報処理手段180は、指定さ
れた画像ファイルのフレーム番号nの圧縮画像データを
記録媒体177から読み取る処理を行って、画像ワーク
メモリ184に転送する。なお、この時点で解凍処理に
必要な解像度や必要なビット深さのプレーンのみを読み
取るようにすると、画像データの読み取り処理を最小時
間に抑えることが可能となる。
【0146】次のS306「フレーム番号nを解凍画素
数h×v、解凍bit深さdまで解凍」で情報処理手段
180は、図9に示した動画再生開始の処理ルーチンで
決定した解凍画素数h×v及び解凍bit深さdのパラ
メータと画像ワークメモリに記録されているフレーム番
号nの画像データとを、符号化手段167Cと量子化手
段167Bに転送して、画像の解像度又は画像の階調に
ついてプログレッシブに圧縮変換されている画像データ
のウエーブレット計数等の画像情報を算出する。
【0147】次に情報処理手段180は、量子化手段1
67Bが算出したウエーブレット計数等の画像情報を、
ウエーブレット変換手段167Aに転送する。そしてウ
エーブレット変換手段167Aから取得した解凍後の画
像データを、画像ワークメモリ184に転送して、画像
データの解凍処理を終了する。
【0148】次のS308「解凍した画像データのbi
t深さを d→D0に変換」で情報処理手段180は、
S306にて解凍した画像データの階調深さ「d」を、
表示手段168の表示能力「D0」に変換する指示を、
リサイズ手段167Dに出力する。リサイズ手段167
Dは、画像ワークメモリ184に記録されている画像デ
ータに対して、指定された階調深さの変更処理を行っ
て、再び画像ワークメモリ184に記録する。
【0149】次のS310「解凍した画像データの画素
数を h×v→H0×V0に変換」にて情報処理手段1
80は、S306にて解凍した画像データ、又はS30
8にて階調深さの変更処理を行った画像の解像度(画素
数)「h×v」を、表示手段168の表示能力「H0×
V0」に変換する指示を、リサイズ手段167Dに出力
する。リサイズ手段167Dは、画像ワークメモリ18
4に記録されている画像データに対して、指定された解
像度の変更処理を行って、再び画像ワークメモリ184
に記録する。
【0150】次のS312「bit深さD0、画素数H
0×V0で画像表示(フレームメモリに転送)」にて情
報処理手段180は、画像ワークメモリに記録されてい
る画像データをフレームメモリ171に転送する処理を
行う。フレームメモリ171では、取得した画像データ
を表示手段168にて表示するための表示用の画像デー
タに変換して、D/A変換器172を介して表示手段1
68に転送し、表示手段168にフレーム番号nの画像
が表示される。
【0151】次に情報処理手段180が実施する処理は
S314「n=n+1」に進み、次のフレーム画像を表
示するべくフレーム番号nに1を加える処理を行う。そ
して処理は次のS316「n>N?」の判断に進む。
【0152】S316では情報処理手段は180は、現
在設定されているフレーム番号nがフレーム数N(最終
画像)を超えたか否かの判断を行っている。もしフレー
ム番号nの画像が最終画像Nを超えていないと判断した
場合には、処理はS304に戻って次のフレーム番号n
の画像を表示する処理を行う。
【0153】また、S316の判断にて、現在設定され
ているフレーム番号nがフレーム数N(最終画像)を超
えたと判断した場合には、それ以降の画像は存在しない
ので画像の解凍処理ルーチンを終了すべく、S318
「解凍再生終了」に進む。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像変
換装置によれば、取得した本来の動画像の再生フレーム
周期と圧縮変換されている画像データを表示用の画像デ
ータに変換する際の変換時間とを比較して、変換時間が
前記取得したフレーム周期以内でないと判断した場合に
は、圧縮変換されている画像データに対して画像の解像
度又は画像の階調を粗くするプログレッシブ変換を実施
した画像に変換するようにしたので、動画像を再生する
のに必要な処理時間を自動で減少させることが可能とな
り、コマ落ちのない動画像の簡易再生表示を行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像変換装置の一形態である電子
カメラの外観斜視図。
【図2】画像変換装置の一形態である電子カメラの信号
処理系ブロック図
【図3】モード切替ダイヤルに設けられている各種設定
モードの表示を示す図
【図4】記録媒体に記録される画像ファイルとそのディ
レクトリをツリー表示した図
【図5】動画像が記録されている画像ファイルの構造を
示す図
【図6】セットアップモードにおける初期画面の表示例
【図7】セットアップモードにおけるセットアップムー
ビー画面の表示例
【図8】画像変換装置における画像再生処理のメインル
ーチンのフローチャート
【図9】画像変換装置における動画再生処理のフローチ
ャート
【図10】画像変換装置における解凍再生処理のフロー
チャート
【符号の説明】
10…電子カメラ、100…レンズ鏡胴、106…レリ
ーズボタン、107…モード切替ダイヤル、113…十
字ボタン、150…撮像手段、153…画像処理手段、
154…A/D変換器、156…アンテナ、157…送
受信手段、162…通信コネクタ、167…圧縮伸張手
段、167A…ウエーブレット変換手段、167B…量
子化手段、167C…符号化処理手段、167D…リサ
イズ手段、168…表示手段、169…OSD、171
…フレームメモリ、172…D/A変換器、174…入
力手段、175…I/O、177…記録媒体、178…
記録媒体装着部、179…記録媒体インターフェース、
180…情報処理手段、182…不揮発性メモリ、18
4…画像ワークメモリ、190…カレンダ時計、193
…発光手段、194…発光制御手段、199…バス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像の各フレームが画像の解像度又は
    画像の階調についてプログレッシブに圧縮変換されてい
    る画像データを、表示用の画像データに変換する画像変
    換装置において、 本来の動画像の再生フレーム周期と、圧縮変換されてい
    る画像データを表示用の画像データに変換する際に要す
    る変換時間を比較して、変換時間が再生フレーム周期以
    内でないと判断した場合には、圧縮変換されている画像
    データに対して画像の解像度又は画像の階調を粗くする
    プログレッシブ変換を実施するプログレッシブ変換手段
    を備えたことを特徴とする画像変換装置。
  2. 【請求項2】 圧縮変換されている画像データを表示用
    の画像データに変換する際に動画像の解像度を優先して
    表示用の画像データに変換することの指示を利用者から
    入力する入力手段、又は、動画像の階調を優先して表示
    用の画像データに変換することの指示を利用者から入力
    する入力手段を備え、 前記プログレッシブ変換手段は、 前記入力手段を介して動画像の解像度を優先して表示用
    の画像データに変換することの指示を入力した場合に
    は、画像の階調を粗くするプログレッシブ変換を実施し
    て階調を粗くした画像に変換し、 前記入力手段を介して動画像の階調を優先して表示用の
    画像データに変換することの指示を入力した場合には、
    画像の解像度を粗くすることを特徴とする請求項1の画
    像変換装置。
  3. 【請求項3】 前記変換時間には、画像の再生までに要
    する処理時間が含まれていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の画像変換装置。
  4. 【請求項4】 動画像の各フレームが画像の解像度又は
    画像の階調についてプログレッシブに圧縮変換されてい
    る画像データを、表示用の画像データに変換する画像変
    換装置において、 本来の動画像の再生フレーム周期と、圧縮変換されてい
    る画像データを表示用の画像データに変換する際に要す
    る変換時間を比較して、変換時間が再生フレーム周期以
    内でないと判断した場合には、圧縮変換されている画像
    データに対して画像の解像度又は画像の階調を粗くする
    設定を行う設定手段と、 前記設定した画像の解像度又は画像の階調に基づいてプ
    ログレッシブ変換を実施するプログレッシブ変換手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像変換装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、圧縮変換されている画
    像データを表示用の画像データに変換する際に、動画像
    の解像度を優先して表示用の画像データに変換すること
    を指示する情報を利用者から入力した場合には、画像の
    階調を粗くする階調の設定を行い、 また前記設定手段は、圧縮変換されている画像データを
    表示用の画像データに変換する際に、動画像の階調を優
    先して表示用の画像データに変換することを指示する情
    報を利用者から入力した場合には、画像の解像度を粗く
    する解像度の設定を行い、 前記プログレッシブ変換手段は、前記設定した画像の解
    像度又は画像の階調に基づいて圧縮変換されている画像
    をプログレッシブ変換することを特徴とする請求項4の
    画像変換装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、記録手段に記録されて
    いる画像の階調を粗くする際の最低限度値である最低階
    調限度と、前記設定した階調とを比較して、前記設定し
    た階調が最低階調限度よりも粗くなる場合には、画像の
    階調を粗くする設定を実施せずに、画像の解像度を粗く
    する解像度の設定を行うことを特徴とする請求項5の画
    像変換装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、記録手段に記録されて
    いる画像の解像度を粗くする際の最低限度値である最低
    解像度限度と、前記設定した解像度とを比較して、前記
    設定した解像度が最低解像度限度よりも粗くなる場合に
    は、画像の解像度を粗くする処理を実施せずに、画像の
    階調を粗くする階調の設定を行うことを特徴とする請求
    項5の画像変換装置。
  8. 【請求項8】 設定手段が画像の階調を粗くする際の最
    低限度値である最低階調限度と、設定手段が画像の解像
    度を粗くする際の最低限度値である最低解像度限度とを
    記録する記録手段を備え、 前記設定手段は、 記録手段に記録されている画像の階調を粗くする際の最
    低限度値である最低階調限度と前記設定した階調とを比
    較して、前記設定した階調が最低階調限度よりも粗くな
    る場合には、画像の階調を粗くする設定を実施せずに、
    画像の解像度を粗くする解像度の設定を行い、 記録手段に記録されている画像の解像度を粗くする際の
    最低限度値である最低解像度限度と前記設定した解像度
    とを比較して、前記設定した解像度が最低解像度限度よ
    りも粗くなる場合には画像の解像度を粗くする処理を実
    施せずに、画像の階調を粗くする階調の設定を行い、 前記設定した解像度が最低解像度限度である場合、若し
    くは、画像の解像度を粗くする解像度の設定を実施する
    とその設定した解像度が最低解像度限度よりも粗くなる
    場合、且つ、前記設定した階調が最低階調限度である場
    合、若しくは、画像の階調を粗くする階調の設定を実施
    するとその設定した階調が最低階調限度よりも粗くなる
    場合には、それより粗くする解像度の設定と階調の設定
    とを中止することを特徴とする請求項5の画像変換装
    置。
  9. 【請求項9】 前記プログレッシブ変換手段が変換した
    画像を表示手段に表示する際に、表示手段に表示するの
    に適した解像度又は階調に画像をリサイズするリサイズ
    手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれ
    か1に記載の画像変換装置。
  10. 【請求項10】 動画像の各フレームが画像の解像度又
    は画像の階調についてプログレッシブに圧縮変換されて
    いる画像データを、表示用の画像データに変換する画像
    変換プログラムであって、 画像変換装置の情報処理手段に、 フレーム周期取得手段が、本来の動画像の再生フレーム
    周期を取得する機能と、 変換時間演算手段が、画像の解像度又は画像の階調につ
    いてプログレッシブに圧縮変換されている画像データ
    を、表示用の画像データに変換する際の変換時間を演算
    する機能と、 判断手段が、前記取得した本来の動画像の再生フレーム
    周期と前記演算した変換時間とを比較して、前記演算し
    た変換時間が前記取得した再生フレーム周期以内である
    か否かを判断する機能とプログレッシブ変換手段が、前
    記判断の結果、演算した変換時間が前記取得したフレー
    ム周期以内でない場合には、圧縮変換されている画像デ
    ータに対して画像の解像度又は画像の階調を粗くするプ
    ログレッシブ変換を実施して、解像度を粗くした画像又
    は階調を粗くした画像に変換する機能と、 を実現させるための画像変換プログラム。
  11. 【請求項11】 動画像の各フレームが画像の解像度又
    は画像の階調についてプログレッシブに圧縮変換されて
    いる画像データを、表示用の画像データに変換する画像
    変換方法であって、 画像変換装置において、 フレーム周期取得手段が、本来の動画像の再生フレーム
    周期を取得する工程と、 変換時間演算手段が、画像の解像度又は画像の階調につ
    いてプログレッシブに圧縮変換されている画像データ
    を、表示用の画像データに変換する際の変換時間を演算
    する工程と、 判断手段が、前記取得した本来の動画像の再生フレーム
    周期と前記演算した変換時間とを比較して、前記演算し
    た変換時間が前記取得した再生フレーム周期以内である
    か否かを判断する工程とプログレッシブ変換手段が、前
    記判断の結果、演算した変換時間が前記取得したフレー
    ム周期以内でない場合には、圧縮変換されている画像デ
    ータに対して画像の解像度又は画像の階調を粗くするプ
    ログレッシブ変換を実施して、解像度を粗くした画像又
    は階調を粗くした画像に変換する工程と、 を含むことを特徴とする画像変換方法。
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JP2006325082A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Canopus Co Ltd 動画データ編集装置および方法

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