JP2003163673A - 切替装置、コンピュータ切替方法、コンピュータ切替システム - Google Patents
切替装置、コンピュータ切替方法、コンピュータ切替システムInfo
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Abstract
ピュータに接続する切替装置を、デイジーチェーン接続
方式で接続した際に、入出力装置からの入力データを、
ディップスイッチなどによる設定をすることなく自動的
に該当するコンピュータまで送信する切替装置、コンピ
ュータ切替方法、コンピュータ切替システムを提供す
る。 【解決手段】 切替装置52、54、56、58、60
をデイジーチェーン接続方式で接続した際に、入出力装
置50により入力された入力データが、自らに接続され
たコンピュータに対する入力データかどうかを判断する
判断手段を有し、前記判断手段による判断結果に基づ
き、前記入出力装置50から送信された前記入力データ
を、該入力データの送信先に該当するコンピュータへ送
信する
Description
出力装置を複数台のコンピュータで共有するための切替
装置に関し、特に入出力装置からデイジーチェーン接続
方式により接続される切替装置、コンピュータ切替方
法、コンピュータ切替システムに関する。
管理者が操作する際に、それぞれのコンピュータにキー
ボードやディスプレイなどの入出力装置が接続されてい
ると、スペースを多くとり、操作性も良くない。そのた
め、近年、1セット又は複数セットの入出力装置で複数
のコンピュータを管理するためのKVM(Keyboard, Vi
deo display, Mouse)スイッチが普及している。このK
VMスイッチは、1セット又は複数セットの入出力装置
と、複数のコンピュータとを接続し、その接続したコン
ピュータを1又は複数セットの入出力装置で操作するこ
とを可能とする切替装置である。また、KVMスイッチ
には、KVMスイッチに接続されたコンピュータに対応
するボタンが設けられ、そのボタンによって、入出力装
置で操作するコンピュータを選択することができる。
のコンピュータを操作するためにKVMスイッチ同士を
デイジーチェーン接続方式で接続することが考えられ
る。このデイジーチェーン接続方式とは、数珠繋ぎに接
続する方式で、その例を図1を用いて説明する。図1
は、入出力装置(モニタ42、マウス、44、キーボー
ド46)に接続され、合計8台のコンピュータ48が接
続されている2つのKVMスイッチ38、40が示され
ている。このうち、KVMスイッチ38には、モニタ4
2、マウス44、キーボード46と、4台のコンピュー
タが接続されている。そして、そのKVMスイッチ38
にKVMスイッチ40が接続され、KVMスイッチ40
には、同様に4台のコンピュータが接続されている。こ
のように1台目が入出力装置に接続し、2台目は、1台
目に接続するように数珠繋ぎで接続する方式をデイジー
チェーン接続方式という。この場合、入出力装置に接続
される1台目をマスタといい、1台目を介して入出力装
置に接続される2台目以降をスレーブという。
ーブの認識と、マスタから何番目のスレーブかの認識
を、従来のKVMスイッチのように、KVMスイッチに
備えられたディップスイッチを用いて人が設定すると、
ディップスイッチの設定ミスによる不具合と煩わしさが
伴う。また、設定ミスにより、入出力装置からの入力デ
ータが誤って他のコンピュータに送信される。
たは複数組の入出力装置を複数のコンピュータに接続す
る切替装置を、デイジーチェーン接続方式で接続した際
に、入出力装置からの入力データをディップスイッチな
どによる設定をすることなく自動的に該当するコンピュ
ータまで送信する切替装置、コンピュータ切替方法、コ
ンピュータ切替システムを提供することを目的とする。
は、一組又は複数組の入出力装置が接続されるととも
に、複数のコンピュータを接続し、前記入出力装置が入
出力を行うコンピュータを切り替える切替装置におい
て、前記切替装置をデイジーチェーン接続方式で接続し
た際に、前記入出力装置により入力された入力データ
が、自らに接続されたコンピュータに対する入力データ
かどうかを判断する判断手段を有し、前記判断手段によ
る判断結果に基づき、前記入出力装置から送信された前
記入力データを、該入力データの送信先に該当するコン
ピュータへ送信することを特徴とする。
たそれぞれの切替装置が判断手段を有することにより、
切替装置は入出力装置からの入力データを、入力データ
の送信先に該当するコンピュータへ送信することができ
る。
の送信先を判断するための情報を生成する判断情報生成
手段を有し、前記入出力装置に最初に接続された切替装
置は、前記判断情報生成手段により判断情報を生成し、
下流の切替装置に対し、前記入力データに該判断情報を
付加して送信することを特徴とする。
成手段を有することにより、下流の切替え装置が判断す
るための判断情報が生成でき、その判断情報を上記判断
手段で判断した結果に基づき、入出力装置からの入力デ
ータを、入力データの送信先に該当するコンピュータへ
送信することができる。
更新する判断情報更新手段を有し、前記判断手段による
判断結果が、他の切替装置に接続されたコンピュータに
対する入力データの場合は、前記判断情報を、前記判断
情報更新手段により更新し、下流の切替装置に対し、更
新した判断情報を前記入力データに付加して送信するこ
とを特徴とする。
更新する手段を有することにより、更新された判断情報
を受信した下流の切替装置は、自らに対する入力データ
かどうかを上記判断手段により判断することができる。
は、前記入出力装置から最初に接続された切替装置か
ら、前記入力データの送信先に該当する切替装置までに
接続された切替装置の個数であることを特徴とする。
的な個数という情報にすることにより判断情報の情報量
を少なくできるとともに、判断情報を単純化することが
できる。
は、前記判断情報と所定の値とを比較する手段であるこ
とを特徴とする。
値と比較する手段とすることにより、判断手段の処理速
度を向上できるとともに、判断手段を構成する命令群も
単純化することができる。
は、前記判断情報に対し所定の演算を施す手段であるこ
とを特徴とする。
情報に対し所定の演算を施す手段とすることにより、更
新手段の処理速度を向上できるとともに、更新手段を構
成する命令群も単純化することができる。
から最初に接続されたマスタ切替装置であることを認識
するマスタ認識手段と、2つの切替装置に接続された中
間スレーブ切替装置であることを認識する中間スレーブ
認識手段と、1つの切替装置のみに接続された最終スレ
ーブ切替装置であることを最終スレーブ認識手段と、を
有することを特徴とする。
入力データの送信に関し、自らと他の切替装置との相対
的な接続位置を認識することが可能とすることにより、
自らの行うべき処理を認識することができる。
は、下流の切替装置に対し、前記入出力装置に接続され
た切替装置の台数を確認するための台数確認情報を送信
し、前記最終スレーブ切替装置から送信される台数確認
情報に対する台数確認応答により、前記入出力装置に接
続された切替装置の台数を確認することを特徴とする。
装置が、入出力装置に接続された切替装置の個数を認識
することが可能であるため、マスタが該当する切替装置
へ入力データを送信する際に、マスタからの切替装置の
個数を特定することが可能となる。
報を受信した前記中間スレーブ切替装置は、前記台数確
認情報を更新する台数確認情報更新手段を有し、前記台
数確認情報更新手段により、更新された台数確認情報を
下流の切替装置へ送信し、前記最終スレーブ切替装置
は、更新された台数確認情報に基づいた前記台数確認応
答を前記マスタ切替装置へ送信することを特徴とする。
スレーブに到達するまでに通過する中間スレーブの台数
確認情報更新手段によって更新されることにより、スレ
ーブの台数を求めることが可能となる。
応答を受信した前記中間スレーブ切替装置は、前記台数
確認応答を更新する台数確認応答更新手段を有し、前記
台数確認応答更新手段により更新された台数確認応答を
下流の切替装置へ送信することを特徴とする。
台数確認応答は、中間スレーブの台数確認応答更新手段
により更新されるので、その更新された台数確認応答に
よって、マスタはスレーブの台数を求めることが可能と
なる。
は、切替装置及び切替装置に接続されたコンピュータに
関する情報を記憶する記憶手段を有し、前記マスタ切替
装置は、前記台数確認応答により得られた情報と、前記
記憶手段に格納されている情報に基づいて、前記入出力
装置に接続された切替装置の情報を前記入出力装置に出
力する手段と、前記入出力装置により該情報を更新する
手段とを有することを特徴とする。
置及び切替装置に接続されたコンピュータに関する情報
を記憶する記憶手段の情報に基づき、入出力装置にそれ
らの情報を出力することができるとともに、その情報を
入出力装置から更新することが可能となる。そして、上
記情報に基づき、判断情報を生成することができ、さら
に、コンピュータなどの管理を容易にすることを可能と
することができる。
は、さらにカスケード接続方式で前記切替装置を接続で
きることを特徴とする。
記載の特徴を有する切替装置は、さらに接続方式として
多く用いられるカスケード接続も可能であるため、さら
に多くのコンピュータを接続することを可能とする。
組の入出力装置が接続されるとともに、複数のコンピュ
ータを接続し、前記入出力装置が入出力を行う前記コン
ピュータを切り替える切替装置をデイジーチェーン接続
方式で接続した際に、前記入出力装置からの入力データ
を、該入力データの送信先であるコンピュータに送信す
るコンピュータ切替方法であって、前記入出力装置によ
り入力された入力データが、自らに接続されたコンピュ
ータに対する入力データかどうかを判断し、前記判断結
果により、前記入力データを、該入力データの送信先に
該当するコンピュータへ送信することを特徴とする。
れたそれぞれの切替装置が判断することにより、切替装
置は入出力装置からの入力データを、入力データの送信
先に該当するコンピュータへ送信することができる。
置に最初に接続された前記切替装置は、前記入力データ
の送信先を判断するための判断情報を生成し、下流の切
替装置に対し、該判断情報を前記入力データに付加して
送信することを特徴とする。
を生成でき、その判断情報を判断した結果に基づき、入
出力装置からの入力データを、入力データの送信先に該
当するコンピュータへ送信することができる。
の判断結果が、他に接続されたコンピュータに対する前
記入力データの場合は、前記判断情報を更新し、下流の
切替装置に対し、更新した判断情報を前記入力データに
付加して送信することを特徴とする。
を更新することにより、更新された判断情報を受信した
下流の切替装置は、自らに対する入力データかどうかを
判断することができる。
は、前記入出力装置から最初に接続されたマスタ切替装
置であることの認識と、2つの切替装置に接続された中
間スレーブ切替装置であることの認識と、1つの切替装
置のみに接続された最終スレーブ切替装置であることの
認識とが可能であることを特徴とする。
関し、自らと他の切替装置との相対的な接続位置を認識
することが可能とすることにより、自らの行うべき処理
を認識することができる。
置は、下流の切替装置に対し、前記入出力装置に接続さ
れた切替装置の台数を確認するための台数確認情報を送
信し、前記最終スレーブ切替装置から送信される台数確
認情報に対する台数確認応答により、前記入出力装置に
接続された切替装置の台数を確認することを特徴とす
る。
替装置が、入出力装置に接続された切替装置の個数を認
識することが可能であるため、マスタが該当する切替装
置へ入力データを送信する際に、マスタからの切替装置
の個数を特定することが可能となる。
は、切替装置及び切替装置に接続されたコンピュータに
関する接続コンピュータ情報を記憶し、前記マスタは、
前記台数確認応答により得られた情報と、前記接続コン
ピュータ情報とに基づいて、前記入出力装置に接続され
た切替装置の情報を前記入出力装置に出力し、前記入出
力装置により該情報を更新することを特徴とする。
置及び切替装置に接続されたコンピュータに関する情報
を記憶する記憶手段の情報に基づき、入出力装置にそれ
らの情報を出力することができるとともに、その情報を
入出力装置から更新することが可能となる。そして、上
記情報に基づき、判断情報を生成することができ、さら
に、コンピュータなどの管理を容易にすることを可能と
することができる。
組の入出力装置と複数のコンピュータとを接続し、前記
入出力装置が入出力を行うコンピュータを切り替える切
替装置とを有し、前記切替装置がデイジーチェーン接続
方式で接続されているコンピュータ切替システムにおい
て、前記切替装置は、前記入出力装置により入力された
入力データが、自らに接続されたコンピュータに対する
入力データかどうかを判断する判断手段を有し、前記判
断手段による判断に基づき、前記入出力装置から送信さ
れた前記入力データを、該入力データの送信先に該当す
るコンピュータへ送信することを特徴とする。
れたそれぞれの切替装置が判断手段を有することによ
り、切替装置は入出力装置からの入力データを、入力デ
ータの送信先に該当するコンピュータへ送信することが
できる。
て図面に基づいて説明する。
Mスイッチ10の正面からの斜視図である。また図3
は、KVMスイッチ10の背面からの斜視図である。こ
れらの斜視図に示されたKVMスイッチ10は、4つの
コンピュータを接続することが可能であり、それらの接
続されたコンピュータのうち、どのコンピュータを管理
するかを決定するための4つの切り替えボタン121、
122、123、124が設けられている。また、側面
には、デイジーチェーン接続方式で他のKVMスイッチ
と接続するためのシリアルコネクタ161、162とが
設けられている。
を用いて説明する。KVMスイッチ10の背面には、コ
ンピュータと接続するためのPS/2コネクタ181、
18 2、183、184とD−SUBコネクタ201、
202、203、204が設けられている。また、入出
力装置であるキーボード、マウス、モニタは、PS/2
コネクタ22とD−SUBコネクタ24に接続される。
図を図4に示す。KVMスイッチ10は、図3に示され
ように、5つのPS/2インタフェース261、2
62、263、264、265と、5つのD−SUBイ
ンタフェース281、282、283、284、285
と、シリアルインタフェース141、142と、切り替
えボタン121、122、123、124と、RAM
(Random Access Memory)30
と、MPU(Microprocessor Uni
t)32と、ROM(Read Only Memor
y)34とを有する。
UBインタフェースは、標準的なパソコンに搭載されて
おり、マウスやキーボードやモニタとパソコンとのイン
タフェースを行うために用いられている。この実施の形
態の場合、PS/2インタフェース261、262、2
63、264、265は、マウスやキーボードとMCU
36とをインタフェースし、D−SUBインタフェース
281、282、28 3、284、285は、モニタと
パソコンとをインタフェースする。
である2つのシリアルコネクタ16 1、162に上流と
下流を定めておく。上流側のコネクタとは入出力装置か
らの入力情報を受信するコネクタであり、シリアルコネ
クタ162を上流側のコネクタAとする。また、下流側
のコネクタとは、コネクタAで受信した入出力装置から
の入力情報を送信するコネクタであり、シリアルコネク
タ161を下流側のコネクタBとする。
は、KVMスイッチの制御を行うために設けられ、RO
M36には、KVMスイッチ10を動作させるためのプ
ログラムが格納されており、そのプログラムをMPU3
2が読み込み実行する。
を、図1に示されるようにデイジーチェーン接続方式で
接続した場合のマスタ/スレーブの認識方法、及びマス
タから何番目のスレーブかをKVMスイッチが認識する
方法について説明する。
いて図5と図6を用いて説明する。図5は、入出力装置
50からデイジーチェーンで接続された5台のKVMス
イッチ52、54、56、58、60を表す。また、そ
れぞれのKVMスイッチは、4つのコネクタを有し、そ
れらにはコンピュータが接続されている。
「マスタ」、「中間スレーブ」、「最終スレーブ」の3
種類あり、これらの3種類の認識について図5を用いて
説明する。図5に示されるKVMスイッチ52のよう
に、コネクタAが非接続で、コネクタBが接続されてい
る場合はマスタとなる。次にKVMスイッチ54、5
6、58のように、コネクタAとコネクタBの両方が接
続されている場合は、中間スレーブとなる。そしてKV
Mスイッチ60のように、コネクタAは接続され、コネ
クタBは非接続の場合は、最終スレーブとなる。このよ
うに、KVMスイッチは、コネクタA、Bの接続状態に
より、「マスタ」、「中間スレーブ」、「最終スレー
ブ」を認識しており、図6は、その認識処理のフローチ
ャートである。まず、最初にマスタかどうかの判断をス
テップS101で行う。ステップS101は、コネクタ
Aに接続されているかどうかの判断であり、接続されて
いない場合は、上流側に他のKVMスイッチが接続され
ていないためステップS105でマスタであることを認
識する。そして、マスタであることを認識したKVMス
イッチは、ステップS106で下流にKVMスイッチが
接続されている場合は、ステップS107で後述するス
レーブ台数確認コマンドを下流のKVMスイッチに送信
する。また、下流にKVMスイッチが接続されていない
場合は、処理終了となる。
テップS101でコネクタAが接続されている場合は、
少なくともマスタではないことが認識できる。その場
合、中間または最終スレーブかを確認するため、ステッ
プS102で、KVMスイッチは、コネクタBが接続さ
れているかどうかの判断を行い、接続されている場合
は、ステップS103で自らを中間スレーブと認識す
る。ステップS102で、コネクタBが非接続である場
合は、ステップS104で、KVMスイッチは、自らを
最終スレーブと認識する。
ッチは、自らが「マスタ」、「中間スレーブ」、「最終
スレーブ」のいずれかを認識することができる。また、
この処理は、KVMスイッチ起動時に行われる。
互いにメッセージ(以下、MSGと記す)を用いて通信
を行う。このときに用いるMSGフォーマットを図7に
示す。このMSGフォーマットは、コマンド名と、複数
のパラメータ(パラメータ1、…、パラメータn)から
なる。このパラメータの個数は、コマンドにより異な
る。
したKVMスイッチは、上述したスレーブ台数確認コマ
ンドMSGを下流のKVMスイッチに送信する。これ
は、マスタが下流に何台のスレーブがあるかを確認する
ためのMSGである。このMSGのコマンド名は、図8
に示されるように「スレーブ台数確認」であり、パラメ
ータは用いない。このMSGは、下流のKVMスイッチ
において、図11のフローチャートに示される処理が行
われる。
スイッチは、上記スレーブ台数確認コマンドMSGを受
信する。次に、KVMスイッチは、ステップS202
で、自らが最終スレーブかどうかを判断し、最終スレー
ブでなければ、受信したMSGを再び下流のKVMスイ
ッチへ送信する。このようにして、MSGが最終スレー
ブへ到達すると、ステップS203で最終スレーブは、
今度は上流のKVMスイッチへ、インクリメントMSG
を送信する。このインクリメントMSGは、最終スレー
ブからマスタへ送信されるMSGであり、このMSGに
よりマスタがスレーブの個数を認識することができる。
このインクリメントMSGは、図9に示されるように、
コマンド名は「インクリメント」であり、パラメータは
1つ用いる。そのパラメータ1の部分には数字の1が代
入され、マスタに到達するまでに経由する中間スレーブ
ごとに、パラメータ1の値がインクリメントされる。
スレーブは、パラメータ1の値を1増分してさらに上流
のKVMスイッチにインクリメントMSGを送信する。
図12は、その処理を示したフローチャートである。ス
テップS301で図10に示されるようなパラメータ1
がnとなったインクリメントMSGを受信すると、ステ
ップS302でKVMスイッチは、自らがスレーブであ
ればさらに上流のKVMスイッチへパラメータ1の数字
を1つ増分して送信する。また、KVMスイッチは、ス
テップS302で、自らがスレーブではなく、マスタで
あれば、パラメータ1の値を記憶して終了する。この場
合、パラメータ1には、先ほどの中間スレーブの増分に
よりスレーブの台数が格納されている。以上の処理によ
り、マスタは、スレーブの台数を確認することができ
る。
スレーブの台数を確認する方法を説明する。上記方法で
は、最初にマスタが下流のKVMスイッチに対し、パラ
メータを用いずに台数確認コマンドを送信したが、この
方法ではパラメータを用いて台数確認コマンドを送信す
る。この場合の台数確認コマンドMSGを図13に示
す。図13に示されるように、台数確認コマンドMSG
は、パラメータ1の部分に数字の1が格納されている。
このMSGは、通過するKVMスイッチごとにパラメー
タ1を1ずつ増分されながら、最終スレーブまでKVM
スイッチを次々と送信される。
ートである。KVMスイッチは、ステップS401で、
上流から送信されたスレーブ台数確認コマンドMSGを
受信する。次に、KVMスイッチは、ステップS402
で、スレーブ台数確認コマンドMSGのパラメータ1の
値を記憶する。このときパラメータ1には、自らがマス
タから数えて何番目に接続されているスレーブかが格納
されている。次に、KVMスイッチは、ステップS40
3で自らが最終スレーブかの判断を行い、最終スレーブ
でなければ、ステップS404で、パラメータ1の値を
1つ増分し、下流のKVMスイッチへスレーブ台数確認
コマンドMSGを送信する。最終スレーブの場合、KV
Mスイッチは、ステップS405で、スレーブ台数確認
応答MSGを上流のKVMスイッチへ送信する。このス
レーブ台数確認応答MSGは、図15に示されるよう
に、コマンド名が「スレーブ台数確認応答」であり、パ
ラメータ1にmが格納されている。このmは、最終スレ
ーブが受信したスレーブ台数確認コマンドMSGのパラ
メータ1の値をそのまま格納したものである。従ってこ
のときのパラメータ1の値は、スレーブのすべての台数
の値が格納されている。このスレーブ台数確認応答MS
Gは、mを保持したまま、各スレーブを通過し、マスタ
へ送信され、マスタは、スレーブの台数を確認すること
ができる。
自らがマスタ、または中間スレーブ、または最終スレー
ブであるかの認識と、スレーブである場合は、マスタか
ら何番目のスレーブであるかの認識を行うことができ
る。
ュータのうち、どのコンピュータを管理するか選ぶ作業
を、KVMスイッチに備えられたボタンを用いるのでは
なく、入出力装置を用いて行うOSD(On Scre
en Display)機能について説明する。OSD
機能とは、例えばモニタ42(図1参照)に、図18に
示されるようなPC選択画面を表示し、キーボード46
あるいはマウス44(図1参照)からPC選択画面を操
作することにより、操作するコンピュータの選択と、各
コンピュータの名前の変更をすることができる機能であ
る。このPC選択画面は、キーボードの所定のキーを押
下することにより表示することができ、このPC選択画
面を表示している状態をホットモードと記すことにす
る。
る。PC選択画面は、図18に示されるような表形式と
なっている。その選択画面の上には「PC選択」とあ
り、その下には、「NO.」と「NAME」と記され、
その下に「PC1」などが表示されるPC表示画面が表
示されている。このPC表示画面において、「NO」と
は、接続されたコンピュータの番号を示し、「NAM
E」とは接続されたコンピュータの名前を示す。そして
この画面は、図に示されるように左右にあり、向かって
左側がマスタに接続されているコンピュータであり、右
側がスレーブに接続されているコンピュータを表してい
る。また、この画面では、左側の「PC2」が選択され
ている。これらコンピュータの番号と名前が記された画
面の下に、メニュー画面が設けられている。このメニュ
ー画面は、「選択」、「名前変更」、「終了」の項目か
らなる。「選択」は、入出力装置が管理するPCを選択
するために用いられ、上記PC表示画面で選択されたコ
ンピュータを選択する場合に用いる。「名前変更」は、
PC表示画面で選択されたコンピュータの名前を変更す
る場合に用いる。「終了」は、この選択画面を終了する
場合に用いる。
ャートを用いて説明する。ステップS501で、マスタ
KVMスイッチは、ホットモードになるための所定のキ
ーである「Ctrl+Alt+Shift」が押下され
たことを検出すると、ステップS502でRAM30
(図4参照)からスレーブ台数と登録されたコンピュー
タの名前などの情報を読み込み、それらを編集し、ステ
ップS503でPC選択画面(図18参照)をモニタ4
2(図1参照)上に表示する。この表示されたコンピュ
ータの名前などの情報は、以下のステップにおける処理
で編集された内容を保持しておいた情報である。
S504で「名前変更」であればステップS505で名
前の登録をし、ステップS509において「終了」であ
ればPC選択画面を閉じて終了し、終了ではない場合
は、再びステップS504の判断を行う。また、ステッ
プS504で、「名前変更」ではなかった場合、ステッ
プS506で「選択」かどうか判断し、「選択」の場合
は、ステップS507で選択されたコンピュータをRA
Mに保持し、ステップS508で、選択されたコンピュ
ータをPC選択画面上で明示する。そして、ステップS
509において「終了」であればPC選択画面を閉じて
終了し、終了ではない場合は、再びステップS504の
判断を行う。また、ステップS506で「選択」ではな
かった場合も同様に、ステップS509において「終
了」であればPC選択画面を閉じて終了し、終了ではな
い場合は、再びステップS504の判断を行う。
たコンピュータが接続されるKVMスイッチに、例えば
キーボードにより入力されたキーデータを送信する場合
の処理について説明する。
Gを、図16に示す。図16は、キーデータMSGで、
コマンド名は「キーデータ」であり、パラメータ1にス
レーブ番号を格納し、パラメータ2にコネクタ番号を格
納し、パラメータ3に入力キーのデータを格納する領域
が設けられている。また、必要であれば、入力キーだけ
ではなくマウス操作に関するデータをパラメータ4に加
える。図16の場合、3番目のスレーブの4番目のコネ
クタに接続されているコンピュータに、キーデータとし
て文字“D”を送信する場合のMSGとなっている。
ータMSGが送信される様子を説明する。図20は、3
番目のスレーブ58の4番目のコネクタに接続されてい
るコンピュータ62に、キーデータMSG「(n、
m)」を送信する例を示している。この「(n、m)」
は、nがパラメータ1の値であり、mがパラメータ2の
値を示している。また、nをスレーブ番号、mをコネク
タ番号と記すことにする。
0のように、3番目のスレーブ58の4番目のコネクタ
へのデータの場合、マスタは、スレーブ54に対し
(3、4)を送信する。(3、4)を受信したスレーブ
54は、スレーブ番号が3であるので、自らに対するデ
ータではないことが認識できる。そしてスレーブ52
は、スレーブ番号3から1を引いた2を新たなスレーブ
番号として下流のスレーブであるスレーブ54に(2、
4)を送信する。(2、4)を受信したスレーブ54
は、スレーブ番号が2であるので、自らに対するデータ
ではないことが認識できる。そしてスレーブ54は、ス
レーブ番号2から1を引いた1を新たなスレーブ番号と
して下流のスレーブであるスレーブ56に(1、4)を
送信する。(1、4)を受信したスレーブ56は、スレ
ーブ番号が1であるので、自らのコネクタ番号4に接続
されたコンピュータに対するデータであることが認識で
き、コネクタ番号4に接続されているコンピュータに対
してデータを送信する。
て説明する。KVMスイッチは、ステップS601で、
(n、m)とデータとを受信すると、ステップS602
で、nが1に等しいかの判断を行い、nが1と異なる
と、nから1を引き(n−1、m)とデータとを下流の
KVMスイッチへ送信し終了する。nが1と等しい場
合、KVMスイッチは、データが自らに対して送信され
たことを認識し、m番目のコネクタに接続されているコ
ンピュータにデータを送信し、終了する。
イッチのブロック構成は、図4に示されるような各KV
Mスイッチ間を流れるデータがMPU32を経由する構
成であった。このブロック構成とは別に、図22に示さ
れるように、データがMPU32を経由しない構成と
し、MPU32は、その流れるデータを参照するような
構成であっても、上述した実施の形態が可能となる。
と下流側にそれぞれデータを受信するためのレシーバ6
8、70とデータを送信するためのドライバ64、66
を設け、それらはデータの転送に関してMPU32とは
独立に動作し、MPU32は、矢印に示されように流れ
るデータを参照したり、データを送信したりするように
なっている。このようにMPU32を経由しないこと
で、その分データの転送が速くなりデータの遅延を抑え
ることが可能となる。この場合の例を、図23と図24
とを用いて説明する。図23は、マスタ72がm番目の
スレーブ74へデータを送信する様子を示した図であ
る。図23において、マスタ72がm番目のスレーブ7
4へデータを送信すると、そのデータは、最終スレーブ
であるスレーブn76まで到達する。このとき、各スレ
ーブは、その流れるデータを参照し、もしデータが自ら
へのデータである場合は、該当するコンピュータへその
データを送信し、他のKVMスイッチ宛のデータの場合
はそのデータを破棄する。従って、スレーブm74は、
該当するコンピュータへデータを送信し、スレーブ1
(78)は、参照したデータを破棄する。このようにM
PUを介さずにデータが送信されるためデータの遅延を
抑えることができるとともに、データの宛先に該当する
KVMスイッチはそのデータを確実に受信することがで
きる。
タへデータを送信する例を説明する。図24は、スレー
ブm74に接続されたコンピュータからキーボードまた
はマウスへのデータをマスタ72に送信する例を示した
図である。図24において、スレーブm74が、コンピ
ュータからのデータを受信すると、マスタ72にデータ
を送信する。この場合も先ほどと同様に、マスタ72ま
でデータは遅延なく到達し、マスタ72はそのデータを
得ることができる。このように先ほど同様、MPUを介
さずにデータが送信されるためデータの遅延を抑えるこ
とができるとともに、データの宛先に該当するマスタは
そのデータを確実に受信することができる。以上でMP
Uを介さずにデータの送受信を行う場合の説明を終え、
次にカスケード接続の説明をする。
続とも言われ、図25に示されるように、上記の例では
コンピュータが接続されていた端子に再びKVMスイッ
チを接続する接続方法である。なお図25において、マ
スタまたはスレーブと表記している部分はKVMスイッ
チを表し、KVMスイッチに接続する正方形はコンピュ
ータを表している。この図25において、入出力装置8
0に3台のKVMスイッチ82、84、86がデイジー
チェーン接続し、それらKVMスイッチのうち、マスタ
82にはスレーブ88、90がカスケード接続し、スレ
ーブ84にはスレーブ92、94、96がカスケード接
続し、スレーブ86にはスレーブ98がカスケード接続
している。このようにカスケード接続した場合における
マスタ82から送信するデータの宛先であるコンピュー
タの指定方法について説明する。
指定方法は、図20で説明したとおり、2つのパラメー
タを有するキーデータMSG「(n、m)」で指定して
おり、この「(n、m)」のnがスレーブ番号でmをコ
ネクタ番号であった。カスケード接続した場合も基本的
に同じであり、カスケードの段数に応じてパラメータを
増やすことによりコンピュータを指定する。
る場合のキーデータの説明をする。コンピュータ100
は、2番目のスレーブ86の1番目のコネクタに接続さ
れたスレーブ98の1番目のコネクタに接続されている
とした場合、マスタ82は、(2,1,1)を送信す
る。このパラメータのうち、左端のパラメータ「2」に
よりスレーブ86は、自らへのデータであることが認識
できる。次に、スレーブ86は、デイジーチェーン接続
の場合では、左から2番目のパラメータの値である
「1」により、1番目のコネクタからキーデータを送信
するが、今のようにパラメータの数が3つの場合は、3
つのパラメータのうち左から3番目のパラメータである
「1」を、1番目のコネクタに接続されているスレーブ
98へ送信する。パラメータ「1」を受信したスレーブ
98は、1番目のコネクタからキーデータをコンピュー
タ100に送信することにより、マスタ82から送信さ
れたデータをマスタが指定したコンピュータ100へ送
信することができる。
定する場合のキーデータの説明をする。コンピュータ1
02は、1番目のスレーブ84の1番目のコネクタに接
続されたスレーブ92の3番目のコネクタに接続された
スレーブ96の1番目のコネクタに接続されているとし
た場合、マスタ82は、(1,1,3,1)を送信す
る。このパラメータのうち、左端のパラメータ「1」に
よりスレーブ84は、自らへのデータであることが認識
できる。次に、スレーブ84は、4つのパラメータのう
ち左から3番目と4番目のパラメータである「(3,
1)」をスレーブ92へ送信する。パラメータ「(3,
1)」を受信したスレーブ92は、パラメータ「1」を
3番目のコネクタからスレーブ96へ送信する。そして
パラメータ「1」を受信したスレーブ96は、1番目の
コネクタに接続されたコンピュータ102にキーデータ
を送信することにより、マスタ82から送信されたデー
タをマスタが指定したコンピュータ102へ送信するこ
とができる。このように本実施の形態に係るKVMスイ
ッチは、デイジーチェーン接続だけではなく、カスケー
ド接続も可能であり、さらにそのカスケード接続は、デ
イジーチェーン接続されたKVMスイッチからでも可能
である。
は、切替装置に対応し、図21のフローチャートにおけ
るステップS602は、判断手段に対応し、上記(n、
m)は、判断情報生成手段で生成される判断情報に対応
し、上記(n−1、m)は、判断情報更新手段で更新さ
れた判断情報に対応し、図6のフローチャートにおける
処理は、マスタ/中間スレーブ/最終スレーブ認識手段
に対応し、スレーブ台数確認コマンドは、台数確認情報
に対応し、スレーブ台数確認応答は、台数確認応答に対
応し、図17のフローチャートにおけるステップS40
4の処理は、台数確認情報更新手段に対応し、図12の
フローチャートにおけるステップS303は、台数確認
応答更新手段に対応し、図19のフローチャートの処理
は、切替装置の情報を前記入出力装置に出力する手段と
前記入出力装置により該情報を更新する手段とに対応す
る。
の入出力装置を複数のコンピュータに接続する切替装置
をデイジーチェーン接続方式で接続した際に、入出力装
置からの入力データを、ディップスイッチなどによる設
定をすることなく自動的に該当するコンピュータまで送
信する切替装置、コンピュータ切替方法、コンピュータ
切替システムが得られる。
子を示す図である。
図である。
ートである。
る。
示すフローチャートである。
チャートである。
ある。
ある。
る。
示すフローチャートである。
チャートである。
タに、キーデータを送信する例を示す図である。
ートである。
イッチの構成図である。
を接続した図である。
を接続した図である。
クタ 201、202、203、204、24…D−SUBコ
ネクタ 261、262、263、264、265…D−SUB
インタフェース 281、282、283、284、285…PS/2イ
ンタフェース 30…RAM 32…MPU 34…ROM 42…モニタ 44…マウス 46…キーボード 50、80…入出力装置 52…マスタ 54、56、58…中間スレーブ 60…最終スレーブ 64、66…ドライバ 68、70…レシーバ 72、82…マスタ 74…スレーブm 76…スレーブn 78…スレーブ1 84、86、88、90、92、94、96、98…ス
レーブ 100、102…コンピュータ
Claims (19)
- 【請求項1】 一組又は複数組の入出力装置が接続され
るとともに、複数のコンピュータを接続し、前記入出力
装置が入出力を行うコンピュータを切り替える切替装置
において、 前記切替装置をデイジーチェーン接続方式で接続した際
に、前記入出力装置により入力された入力データが、自
らに接続されたコンピュータに対する入力データかどう
かを判断する判断手段を有し、 前記判断手段による判断結果に基づき、前記入出力装置
から送信された前記入力データを、該入力データの送信
先に該当するコンピュータへ送信することを特徴とする
切替装置。 - 【請求項2】 前記入力データの送信先を判断するため
の情報を生成する判断情報生成手段を有し、 前記入出力装置に最初に接続された切替装置は、前記判
断情報生成手段により判断情報を生成し、 下流の切替装置に対し、前記入力データに該判断情報を
付加して送信することを特徴とする請求項1記載の切替
装置。 - 【請求項3】 前記判断情報を更新する判断情報更新手
段を有し、 前記判断手段による判断結果が、他の切替装置に接続さ
れたコンピュータに対する入力データの場合は、前記判
断情報を、前記判断情報更新手段により更新し、 下流の切替装置に対し、更新した判断情報を前記入力デ
ータに付加して送信することを特徴とする請求項2記載
の切替装置。 - 【請求項4】 前記判断情報は、前記入出力装置から最
初に接続された切替装置から、前記入力データの送信先
に該当する切替装置までに接続された切替装置の個数で
あることを特徴とする請求項2に記載の切替装置。 - 【請求項5】 前記判断手段は、前記判断情報と所定の
値とを比較する手段であることを特徴とする請求項3に
記載の切替装置。 - 【請求項6】 前記更新手段は、前記判断情報に対し所
定の演算を施す手段であることを特徴とする請求項3に
記載の切替装置。 - 【請求項7】 前記入出力装置から最初に接続されたマ
スタ切替装置であることを認識するマスタ認識手段と、 2つの切替装置に接続された中間スレーブ切替装置であ
ることを認識する中間スレーブ認識手段と、 1つの切替装置のみに接続された最終スレーブ切替装置
であることを最終スレーブ認識手段と、 を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1
項に記載の切替装置。 - 【請求項8】 マスタ切替装置は、下流の切替装置に対
し、前記入出力装置に接続された切替装置の台数を確認
するための台数確認情報を送信し、 前記最終スレーブ切替装置から送信される台数確認情報
に対する台数確認応答により、前記入出力装置に接続さ
れた切替装置の台数を確認することを特徴とする請求項
7記載の切替装置。 - 【請求項9】 前記台数確認情報を受信した前記中間ス
レーブ切替装置は、前記台数確認情報を更新する台数確
認情報更新手段を有し、 前記台数確認情報更新手段により、更新された台数確認
情報を下流の切替装置へ送信し、 前記最終スレーブ切替装置は、更新された台数確認情報
に基づいた前記台数確認応答を前記マスタ切替装置へ送
信することを特徴とする請求項8記載の切替装置。 - 【請求項10】 前記台数確認応答を受信した前記中間
スレーブ切替装置は、前記台数確認応答を更新する台数
確認応答更新手段を有し、 前記台数確認応答更新手段により更新された台数確認応
答を下流の切替装置へ送信することを特徴とする請求項
8記載の切替装置。 - 【請求項11】 前記切替装置は、切替装置及び切替装
置に接続されたコンピュータに関する情報を記憶する記
憶手段を有し、 前記マスタ切替装置は、前記台数確認応答により得られ
た情報と、前記記憶手段に格納されている情報に基づい
て、前記入出力装置に接続された切替装置の情報を前記
入出力装置に出力する手段と、 前記入出力装置により該情報を更新する手段とを有する
ことを特徴とする請求項8記載の切替装置。 - 【請求項12】 前記切替装置は、さらにカスケード接
続方式で前記切替装置を接続できることを特徴とする請
求項1乃至11のいずれか1項に記載の切替装置。 - 【請求項13】 一組又は複数組の入出力装置が接続さ
れるとともに、複数のコンピュータを接続し、前記入出
力装置が入出力を行う前記コンピュータを切り替える切
替装置をデイジーチェーン接続方式で接続した際に、前
記入出力装置からの入力データを、該入力データの送信
先であるコンピュータに送信するコンピュータ切替方法
であって、 前記入出力装置により入力された入力データが、自らに
接続されたコンピュータに対する入力データかどうかを
判断し、 前記判断結果により、前記入力データを、該入力データ
の送信先に該当するコンピュータへ送信することを特徴
とするコンピュータ切替方法。 - 【請求項14】 前記入出力装置に最初に接続された前
記切替装置は、前記入力データの送信先を判断するため
の判断情報を生成し、 下流の切替装置に対し、該判断情報を前記入力データに
付加して送信することを特徴とする請求項13記載のコ
ンピュータ切替方法。 - 【請求項15】 前記判断情報の判断結果が、他に接続
されたコンピュータに対する前記入力データの場合は、
前記判断情報を更新し、 下流の切替装置に対し、更新した判断情報を前記入力デ
ータに付加して送信することを特徴とする請求項14記
載のコンピュータ切替方法。 - 【請求項16】 前記切替装置は、前記入出力装置から
最初に接続されたマスタ切替装置であることの認識と、 2つの切替装置に接続された中間スレーブ切替装置であ
ることの認識と、 1つの切替装置のみに接続された最終スレーブ切替装置
であることの認識とが可能であることを特徴とする請求
項13乃至15のいずれか1項に記載のコンピュータ切
替方法。 - 【請求項17】 マスタ切替装置は、下流の切替装置に
対し、前記入出力装置に接続された切替装置の台数を確
認するための台数確認情報を送信し、 前記最終スレーブ切替装置から送信される台数確認情報
に対する台数確認応答により、前記入出力装置に接続さ
れた切替装置の台数を確認することを特徴とする請求項
16記載のコンピュータ切替方法。 - 【請求項18】 前記切替装置は、切替装置及び切替装
置に接続されたコンピュータに関する接続コンピュータ
情報を記憶し、 前記マスタは、前記台数確認応答により得られた情報
と、前記接続コンピュータ情報とに基づいて、前記入出
力装置に接続された切替装置の情報を前記入出力装置に
出力し、 前記入出力装置により該情報を更新することを特徴とす
る請求項17記載のコンピュータ切替方法。 - 【請求項19】 一組又は複数組の入出力装置と複数の
コンピュータとを接続し、前記入出力装置が入出力を行
うコンピュータを切り替える切替装置とを有し、前記切
替装置がデイジーチェーン接続方式で接続されているコ
ンピュータ切替システムにおいて、 前記切替装置は、前記入出力装置により入力された入力
データが、自らに接続されたコンピュータに対する入力
データかどうかを判断する判断手段を有し、 前記判断手段による判断に基づき、前記入出力装置から
送信された前記入力データを、該入力データの送信先に
該当するコンピュータへ送信することを特徴とするコン
ピュータ切替システム。
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