JP2003162731A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2003162731A
JP2003162731A JP2001359030A JP2001359030A JP2003162731A JP 2003162731 A JP2003162731 A JP 2003162731A JP 2001359030 A JP2001359030 A JP 2001359030A JP 2001359030 A JP2001359030 A JP 2001359030A JP 2003162731 A JP2003162731 A JP 2003162731A
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JP
Japan
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application
switching
paging
input device
applications
Prior art date
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JP2001359030A
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English (en)
Inventor
Satoshi Sakazume
智 坂爪
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動しているアプリケーションを、本
のページをめくるような感覚でアプリケーション自体を
確認しながらアクセスすることが出来るようになる。 【解決手段】 アプリケーションの起動及び/又は切
り替えを行う入力装置と、前記入力装置によって起動及
び/又は切り替えを行ったアプリケーションのうちの一
つのアプリケーションの操作画面を他のアプリケーショ
ンの操作画面が隠れる大きさで表示する出力装置と、前
記出力装置に表示された一つのアプリケーションを基準
として、既に起動している他のアプリケーション及び/
又は新たに起動した他のアプリケーションを順番に並
べ、前記入力装置の入力によって前記順番に従ってアプ
リケーションを切り替え、前記出力装置にその操作画面
を表示する制御手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ、P
DA、携帯情報端末等の情報処理装置に関し、特に起動
しているアプリケーションの切り換えに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ、PDA、携帯情報
端末等の情報処理装置における、アプリケーションの起
動方法および起動アプリケーションの選択方法として
は、アプリケーションを代表するアイコンが並んだ画面
やアプリケーション名のリストから、マウス、スライド
パッド、スタイラスなどのポインティングデバイスを用
いて、起動したいアプリケーションのアイコンやアプリ
ケーション名を選択することで、所望のアプリケーショ
ンを実行するといった方法が一般的であった。
【0003】また、ファイラーやファイルエクスプロー
ラなどといったファイル管理手段によって、起動したい
アプリケーションを特定し、特定されたアプリケーショ
ンを指定することで、実際にアプリケーションを起動
し、実行する方法も一般に利用されていた。
【0004】更に、各種のアプリケーションランチャー
などのような独自のインターフェースを用いることや、
独自のインターフェースからアプリケーションの選択を
容易にするためにダイアル式の入力装置に代表されるよ
うな専用の入力装置を用いることでアプリケーションを
効率よく起動するための改善が試みられていた。
【0005】また、既に起動している複数のアプリケー
ションから一つのアプリケーションを選択してアクティ
ブとする切り替え方法に関する代表的な例として、Mi
crosoft社のWindows(登録商標)では、
アプリケーションが複数起動している際に、ALTキー
とTABキー、ALTキーとSHIFTキーとTABキ
ーを押下することにより、現在起動中のアプリケーショ
ンを代表するアイコン群が、現在アクティブになってい
るアプリケーションを起点として左から整列して表示さ
れる。そして、ALTキーを押下したままALTキーと
TABキーとを繰り返し押下することで右側のアイコン
にフォーカスが移り、ALTキーを押下したままALT
キーとSHIFTキーとTABキーとを繰り返し押下す
ることで左側のアイコンにフォーカスが移る。そして、
ALTキーを離すことで現在フォーカスがあるアイコン
に対応するアプリケーションが選択されて、選択された
アプリケーションがアクティブとなり、アプリケーショ
ンを切り替えることが可能となる。このとき、アプリケ
ーションの選択時に、フォーカスが移ったアイコンに関
連するアプリケーションのファイル名が表示される。ま
た、ファイルエクスプローラなどのような固有のアプリ
ケーションの場合では、現在開いているフォルダのパス
情報などが表示されることがある。このような情報が提
示されることで、アイコンに関連付けられたアプリケー
ションを大まかに区別することが可能である。
【0006】またALTキーとESCキーとを押下する
ことにより、あらかじめ記憶されているアプリケーショ
ンの起動した順番に基づいて、起動しているアプリケー
ションを切り替えて実行状態にすることが可能である。
【0007】この他の従来例としては、起動しているア
プリケーションを代表するアイコンを、表示画面中に常
に表示させておき、このアイコンを選択することでアプ
リケーションを切り替える方法や、特定のキーにより起
動しているアプリケーションのリストを表示し、その中
から切り替えたいアプリケーションを選択することでア
プリケーションを切り替える方法が存在していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アプリケーシ
ョンを代表するアイコンを選択することによりアプリケ
ーションの切り替えを行う方法では、アプリケーション
に関する情報が、アプリケーションのファイル名であっ
たり、簡単なアプリケーションの状態を表示するだけの
ものであり、仮に同じアプリケーションが複数の状態で
起動している場合には、アプリケーションのファイル名
や簡単なアプリケーションの状態に関する情報だけでは
詳しい内容まで判断することが出来ず、実際に正しいア
プリケーションを選択することは、困難であった。
【0009】また、アプリケーションを代表するアイコ
ンの並び順を必要に応じて変更できないことから、アプ
リケーションを選択しようとする度にアプリケーション
に関する情報を参照しながらアイコンのフォーカスを移
動して新たにアプリケーションを選択する必要があるた
め、操作が煩わしいという問題もあった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明により、起動しているアプリケ
ーションを従来の本のようにページをめくるような感覚
でアプリケーション自体を確認しながら、所望のアプリ
ケーションに容易にアクセスすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、アプリケーションの起動及び/又複数のアプリ
ケーションから一つのアプリケーションをアクティブに
する切り替えを行う入力装置と、前記入力装置によって
起動及び/又は切り替えを行ったアプリケーションのう
ちの一つのアプリケーションの操作画面を他のアプリケ
ーションの操作画面が隠れるように表示する出力装置
と、既に起動している他のアプリケーション及び/又は
新たに起動した他のアプリケーションを所定の順番に仮
想的に並べ、前記出力装置に表示された一つのアプリケ
ーションを基準として、前記入力装置の入力によって前
記順番に従ってアプリケーションを切り替え、前記出力
装置にその操作画面を表示する制御手段とを有すること
を特徴とする情報処理装置を提供する。
【0012】また、前記出力装置に表示されている操作
画面により操作を行ったアプリケーションの複製を生成
し、前記アプリケーションに対して行われた操作内容を
前記複製されたアプリケーションに反映させると共に、
前記複製されたアプリケーションを前記新たに起動した
アプリケーションとして追加することを特徴とする請求
項1に記載の情報処理装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の情報処理装置は、図1に
示すように、中央処理制御装置(CPU)1、一時記憶
装置(RAM4、ROM5)、記憶装置(RAM4、R
OM5)、入力装置2、出力装置3、により構成されて
いる。
【0014】中央処理制御装置1は、随時起動および終
了する少なくとも1つのアプリケーションを単独もしく
は並列的に実行制御するとともに、アプリケーション切
り替え要求に応じて、起動しているアプリケーションを
従来の本のようにページをめくるような感覚でアプリケ
ーション自体を確認しながら、所望のアプリケーション
に容易にアクセスすることが出来るようにするための機
能であるページング機能を提供する。
【0015】ページングとは、本発明の情報処理装置に
備わる一次元方向を指定することが可能な入力装置を用
いて、ユーザはこの入力装置に対して現在表示されてい
るアプリケーションよりも前や次といった、アプリケー
ション切り替え方向に対応する操作を入力装置に対して
行うことで、あたかも本のページをめくるような感覚で
あらかじめ起動しているアプリケーションを切り替える
操作のことである。
【0016】一時記憶装置は、ROM(ロム:Read Onl
y Memory)5及びRAM(ラム:Random Access Memor
y)4が組み込まれている。ROM5は中央処理制御装
置1において実行されるプログラムを格納しているプロ
グラムメモリ等として機能し、RAM4は中央処理制御
装置1におけるプログラム実行処理中に利用されるデー
タ等を格納したり、作業領域として利用されるデータメ
モリ等として機能する。
【0017】記憶装置は、ROM5、RAM4はもとよ
り、外部メモリ装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光
ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどによって構
成される。より具体的には、ハードディスク、RAMデ
ィスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−
R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD
−RAM、DVD−RW、DVD+RW、MOディス
ク、カセットテープ、オープンリールテープなどによっ
て構成される。外部記憶装置は、中央処理制御装置1に
おいて実行されるプログラムを格納するとともに、中央
処理制御装置1におけるプログラム実行処理中に利用さ
れるデータ等を格納したり、作業領域として利用され
る。
【0018】入力装置2は、押圧式ボタン装置、ポイン
ティングデバイス、回転式入力装置、スライド式入力装
置、マイクなどの集音装置などによって構成される。具
体的には、キーボード、マウス、トラックボール、ポイ
ンティングスティック、スライドパッド、ダイアルボタ
ン、スライドボタン、感圧式・静電容量式・誘電式・位
置検出式タッチパネル及び感圧式・静電容量式・誘電式
・位置検出式スタイラスペンなどが望ましい。
【0019】図3、図4、図5は、ページングを行うた
めの入力装置として、押圧式入力装置、一次元的な方向
に回転する回転式入力装置、一次元的な方向にスライド
するスライド式入力装置を本発明の情報処理装置、ここ
では一例として携帯情報処理装置に導入した場合の構成
例を示す図である。
【0020】携帯情報処理装置は、一般に片方の手によ
って装置自身が保持され、もう一方の手によりスタイラ
スペンの保持や、その他の操作を行うことが多い。よっ
て、図3、図4、図5に示されるように、装置を保持す
る手の指が届く範囲内に、入力装置2を配置することが
望ましい。
【0021】また、アプリケーションの切り替え順は一
次元的に整列されており、起点となるアプリケーション
の前後のアプリケーションに切り替えるためには、アプ
リケーションの切り替えを行うための入力装置として少
なくとも2種類の情報を検知することができるものであ
ることが望ましい。
【0022】図3で示される構成例では、ボタンを手の
親指によって操作が可能な範囲に少なくとも2つの押圧
式入力装置を配置することが望ましい。図3に示される
ような2つの押圧式入力装置において、一般に上側のも
のを押下した際に前方向、下側のものを押下した際に後
ろ方向のページングに対応させることが多い。また、手
の人差し指もしくは中指によって操作が可能な範囲に、
機能変更用の押圧式入力装置を配置することが望まし
い。
【0023】このように配置された押圧式入力装置から
の入力の組み合わせにより、各種の実行状態を実現し、
正常に携帯情報処理装置を機能させることができる。
【0024】例えば、機能変更用の押圧式入力装置を押
しながら、アプリケーション切り替え用の少なくとも2
つの押圧式入力装置のいずれかを押すことにより、現在
選択されているアプリケーション切り替え順や起点情報
を利用して、起点となるアプリケーションから前後のア
プリケーションに切り替えることができるように機能を
割り当てるようにしてもよい。更に、ボタンの押し込む
量、押圧時の圧力量、押圧時間などを検出できる押圧式
入力装置を導入し、アプリケーション切り替え用の少な
くとも2つの押圧式入力装置のボタンの押し込む量、押
圧時の圧力量、押圧時間などに応じて、アプリケーショ
ンの切り替え要求を発生する回数を増減させて、アプリ
ケーションの切り替え速度を調整できるように構成して
もよい。
【0025】また、機能変更用の押圧式入力装置を単純
に押した場合、アプリケーションの切り替えに関する要
求を受け付けるためのメニューを表示し、この中から必
要な機能を選択することで、アプリケーションの切り替
えに関する情報を変更することができるように機能を割
り当てるようにしてもよい。このアプリケーションの切
り替えに関する要求とは、アプリケーションの切り替え
順の選択・生成・変更・削除要求、起点情報の選択・生
成・変更・削除要求、起点決定規則の選択・生成・変更
・削除要求、タグの選択・生成・変更・削除要求などで
あることが望ましい。
【0026】図4で示される構成例では、ボタンを手の
親指によって操作が可能な範囲に、右回り・左回りとい
う少なくとも2種類の入力を検知することができる回転
式入力装置を配置することが望ましい。図4において、
一般に回転式入力装置の右回りの回転動作を前方向、左
回りの回転動作を後ろ方向のページングに対応させるこ
とが多い。また、手の人差し指もしくは中指によって操
作が可能な範囲に、機能変更用の押圧式入力装置を配置
することが望ましい。
【0027】このように配置された回転式入力装置およ
び押圧式入力装置からの入力の組み合わせにより、各種
の実行状態を実現し、正常に携帯情報処理装置を機能さ
せることができる。
【0028】例えば、機能変更用の押圧式入力装置を押
しながら、アプリケーション切り替え用の少なくとも2
種類の回転方向を入力として検知することができる回転
式入力装置をいずれかの方向に回転させることにより、
現在選択されているアプリケーション切り替え順や起点
情報を利用して、起点となるアプリケーションから前後
のアプリケーションに切り替えることができるように機
能を割り当てるようにしてもよい。更に、回転量・回転
速度・回転加速度などを検出できる回転式入力装置を導
入し、回転式入力装置の回転量・回転速度・回転加速度
などに応じて、アプリケーションの切り替え要求を発生
する回数を増減させて、アプリケーションの切り替え速
度を調整できるように構成してもよい。
【0029】また、機能変更用の押圧式入力装置を単純
に押した場合、アプリケーションの切り替えに関する要
求を受け付けるためのメニューを表示し、この中から必
要な機能を選択することで、アプリケーションの切り替
えに関する情報を変更することができるように機能を割
り当てるようにしてもよい。このアプリケーションの切
り替えに関する要求とは、アプリケーションの切り替え
順の選択・生成・変更・削除要求、起点情報の選択・生
成・変更・削除要求、起点決定規則の選択・生成・変更
・削除要求、タグの選択・生成・変更・削除要求などで
あることが望ましい。
【0030】図5で示される構成例では、ボタンを手の
親指によって操作が可能な範囲に、少なくとも2種類の
方向にスライドし、ある基準位置からスライドした方向
と量を入力として検知することができるスライド式入力
装置を配置することが望ましい。図5において、一般に
スライド式入力装置の上方向のスライド動作を前方向、
下方向のスライド動作を後ろ方向のページングに対応さ
せることが多い。また、手の人差し指もしくは中指によ
って操作が可能な範囲に、機能変更用の押圧式入力装置
を配置することが望ましい。
【0031】このように配置されたスライド式入力装置
および押圧式入力装置からの入力の組み合わせにより、
各種の実行状態を実現し、正常に携帯情報処理装置を機
能させることができる。
【0032】例えば、機能変更用の押圧式入力装置を押
しながら、アプリケーション切り替え用の少なくとも2
種類の方向とその移動量を入力として検知することがで
きるスライド式入力装置をいずれかの方向にスライドさ
せることにより、現在選択されているアプリケーション
切り替え順や起点情報を利用して、起点となるアプリケ
ーションから前後のアプリケーションに切り替えること
ができるように機能を割り当てるようにしてもよい。更
に、移動量、移動速度、移動加速度などを検出できるス
ライド式入力装置を導入し、スライド式入力装置の移動
量、移動速度、移動加速度などに応じて、アプリケーシ
ョンの切り替え要求を発生する回数を増減させて、アプ
リケーションの切り替え速度を調整できるように構成し
てもよい。
【0033】また、機能変更用の押圧式入力装置を単純
に押した場合、アプリケーションの切り替えに関する要
求を受け付けるためのメニューを表示し、この中から必
要な機能を選択することで、アプリケーションの切り替
えに関する情報を変更することができるように機能を割
り当てるようにしてもよい。このアプリケーションの切
り替えに関する要求とは、アプリケーションの切り替え
順の選択・生成・変更・削除要求、起点情報の選択・生
成・変更・削除要求、起点決定規則の選択・生成・変更
・削除要求、タグの選択・生成・変更・削除要求などで
あることが望ましい。
【0034】次に図1を使用して情報処理装置の構成の
説明に戻ると、出力装置3は、液晶ディスプレイ、CR
Tディスプレイなどの表示装置、インクジェットプリン
タ、レーザープリンタなどの印刷装置、スピーカーなど
の音声出力装置等により構成される。
【0035】本発明の情報処理装置を説明するにあたっ
ては、図1に示されるように、ユーザからのアプリケー
ション切り替え要求を受け付け、ページング制御情報を
CPU1に通知するための入力装置2として、図4の回
転式入力装置を、出力装置3としては、図4で示される
ような携帯情報処理装置を想定して液晶ディスプレイ
を、一時記憶装置としてRAM4を、記憶装置としてR
OM5をそれぞれ備えるようなシステム構成を一例とし
て話を進める。
【0036】ここで、ページング制御情報とは、アプリ
ケーション切り替え順において、現在実行状態であり、
出力装置3である液晶ディスプレイに表示されているア
プリケーションを基準として、ダイアル式入力装置によ
って、基準のアプリケーションの前のアプリケーション
に切り替えるべきか、次のアプリケーションに切り替え
るべきかを表す制御情報であり、CPU1は、このペー
ジング制御情報を入力装置から取得することで、ページ
ングの方向を知ることができる。
【0037】図1で示される本発明の情報処理装置のシ
ステム構成において、RAM4内には、プログラム実行
領域4a、プログラム退避領域4b、作業領域4cを設
ける。また、ROM5内には、基本プログラム格納領域
5a、アプリケーションプログラム格納領域5b、ペー
ジング制御プログラム格納領域5cを設ける。
【0038】プログラム実行領域4aは、複数起動して
いるアプリケーションの中で、ページングによって選択
された現在実行中のアプリケーションに関するプログラ
ムを格納するための領域である。ここで、アプリケーシ
ョンに関するプログラムは、アプリケーションの実体を
生成するために必要なものをこのプログラム実行領域4
aに展開し、あとの共通している部分は、ROM5内の
アプリケーションプログラム格納領域5bに格納されて
いるアプリケーションプログラムを利用することで不要
なメモリリソースの消費を抑えることが可能である。
【0039】プログラム退避領域4bは、ページングを
行うことにより指定された新しいアプリケーションを実
行状態とするため、現在実行状態であるアプリケーショ
ンに関するプログラムを一時的に退避するための領域で
ある。ここで、複数のアプリケーションが起動している
場合に、プログラム実行領域4aは、現在実行待ちとな
っている複数のアプリケーションを格納するために確保
された複数のプログラム退避領域4bが存在し、その中
の一つがページングによって実行状態になることから、
プログラム退避領域4bに実行状態フラグを設定し、実
行状態になった場合にこのフラグをセットすることで、
不要なデータの移動を抑えることが可能である。
【0040】作業領域4cは、本発明の情報処理装置が
動作する際に使用される領域である。また、現在プログ
ラム実行領域4aに存在するアプリケーションが、実際
に動作する際にも使用される。
【0041】基本プログラム格納領域5aは、本発明の
情報処理装置が動作するために必要なOS(Operating
System)や、それに順ずる基本プログラムを格納するた
めの領域である。
【0042】アプリケーションプログラム格納領域5b
は、メモ帳やスケジュール管理などといった実際にペー
ジングの対象となるアプリケーションプログラムを格納
するための領域である。このアプリケーションプログラ
ム格納領域5bは、ROM5内に存在するため、通常は
アプリケーションの更新などを行うことができないが、
このROM5にフラッシュROMなどの書き換え可能な
ものを採用することで内容を保護しつつアプリケーショ
ンの更新を行うことができることに注意が必要である。
【0043】ページング制御プログラム格納領域5c
は、本発明の情報処理装置において最も重要なページン
グ機能を実現するためのページング制御プログラムを格
納するための領域である。このページング制御プログラ
ム格納領域5cに格納されているプログラムの詳細を表
したものが図2である。
【0044】図2において、ページング制御プログラム
は、アプリケーション切り替え要求判定手段11、ペー
ジング対応判定手段12、切り替え順リスト構造管理手
段13、アプリケーション切り替え手段14、アプリケ
ーション情報取得手段15、アプリケーション提示手段
16が少なくとも含まれる。
【0045】アプリケーション切り替え要求判定手段1
1は、入力装置2から取得した情報の中から、ページン
グに関係する情報を選別し、選別された情報が前のアプ
リケーションへの切り替え要求であるか、次のアプリケ
ーションへの切り替え要求であるかを判定するためのも
のである。
【0046】ページング対応判定手段12は、起動して
いるアプリケーションがページング対応アプリケーショ
ンであるかどうかを判定するためのものである。ページ
ング対応アプリケーションであるかどうかの判定は、起
動しているアプリケーションに対して特定のプロセス間
通信を行い、正しい反応があるかどうかで判定する。よ
って、ページング対応アプリケーションは、あらかじめ
指定されたプロセス間通信に対して応答するための手段
を備える必要がある。
【0047】切り替え順リスト構造管理手段13は、ペ
ージングを実現するために必要なアプリケーション切り
替え順を構成するためのリスト構造を維持管理するため
のものである。切り替え順リスト構造管理手段13は、
アプリケーションが新たに起動した場合や、アプリケー
ションの複製などが発生した場合に切り替え順リスト構
造を生成する。生成した切り替え順リスト構造を正しい
位置に相互に接続する。また、アプリケーションの複製
が既に複数存在し、その上でアプリケーションの複製が
発生した場合などのように、必要に応じて相互に接続さ
れた切り替え順リスト構造を切断することができる。ま
た、アプリケーションが削除された場合においては、削
除されたアプリケーションに対応する切り替え順リスト
構造を削除し、正常な接続状態を維持することも、切り
替え順リスト構造管理手段13の役割である。
【0048】アプリケーション切り替え手段14は、ア
プリケーションの実行状態を管理するためのものであ
る。アプリケーションの実行状態の管理は、RAM4内
に含まれるプログラム実行領域4aとプログラム退避領
域4bとを実行中フラグにより制御することにより行わ
れる。また、アプリケーション切り替え時において、ア
プリケーションに対応するプログラム実行領域4aやプ
ログラム退避領域4bを特定することも、アプリケーシ
ョン切り替え手段14の役割である。
【0049】アプリケーション情報取得手段15は、ア
プリケーションに関する情報を取得するためのものであ
る。このアプリケーションに関する情報とは、アプリケ
ーションに固有のプロセスIDや、アプリケーションに
対して通知される情報、アプリケーションに対して行わ
れた操作に関する情報などが挙げられる。
【0050】アプリケーション提示手段16は、現在実
行中のアプリケーションの画面を出力装置に対して表示
要求を行うためのものである。
【0051】以上のような手段を少なくともページング
制御プログラムに含めることで、本発明の情報処理装置
において、ページング機能を備えることが可能となる。
【0052】次に、本発明の情報処理装置における、ア
プリケーション切り替え順の構成方法、およびアプリケ
ーション切り替え方法について説明する。
【0053】図6は、一般的なアプリケーション切り替
え方法を導入した情報処理装置における、アプリケーシ
ョンの切り替え順を示したものである。図中のA、B、
C、Dは、それぞれ起動した各種のアプリケーションで
あり、これらのアプリケーションが起動した順番は、
A、B、C、Dの順番であるものとする。
【0054】一般的なアプリケーション切り替え方法を
導入した情報処理装置では、アプリケーションが起動し
た順番を保存しておき、ユーザからのアプリケーション
切り替え要求を入力装置2が取得した際に、現在実行中
のアプリケーションの次に起動したアプリケーションを
特定する。その後、現在実行中のアプリケーションを待
機状態にするとともに、次のアプリケーションを実行状
態とする。再度ユーザからアプリケーション切り替え要
求がある場合には、再び現在起動中のアプリケーション
の次に起動したアプリケーションを特定し、現在実行中
のアプリケーションを待機状態にするとともに、特定さ
れた次のアプリケーションを実行状態とする。このよう
な手順によりアプリケーションの切り替えを行うことが
できる。
【0055】さらに、このアプリケーション切り替え方
法が、アプリケーションの切り替え順を双方向で管理す
ることが可能である場合には、現在実行中のアプリケー
ションの前に起動したアプリケーションを特定すること
で、アプリケーションの起動順とは逆の順番でアプリケ
ーションを切り替えることができる。
【0056】ここで、図6に示されるようなアプリケー
ション切り替え順が存在する状態で、新たにアプリケー
ションEを起動した場合について考える。新規に起動し
たアプリケーションEは、アプリケーションDの次に起
動されたアプリケーションであるため、図6の真中およ
び下の図によって示されるように、アプリケーションE
を、これまでのアプリケーション切り替え順の最後に位
置していたアプリケーションDの後ろに追加し、アプリ
ケーション切り替え順を更新する。このようなアプリケ
ーション切り替え順の更新により、新たに起動したアプ
リケーションEをアプリケーション切り替え順に含んだ
状態で、ユーザからのアプリケーション切り替え要求に
応じてアプリケーションの切り替えを行うことができる
ようになる。
【0057】しかし、上述のような一般的なアプリケー
ション切り替え方法を導入した情報処理装置では、以下
のような問題がある。
【0058】・アプリケーションを起動する際に、各ア
プリケーションを代表するアイコンを集めたトップメニ
ューやランチャーから、起動したいアプリケーションを
特定し、起動の指示を行う必要がある。
【0059】・トップメニューやランチャーからアプリ
ケーションを起動する際に、登録されているアプリケー
ションは、アプリケーション名や簡単な特徴のみで所望
のアプリケーションを特定しなければならない。
【0060】・アプリケーションは、起動した順番で管
理されることが多く、同じアプリケーションであって
も、アプリケーション切り替え順の中に同じアプリケー
ションが散らばってしまい、扱いが煩雑になる。
【0061】よって本発明ではまず、アプリケーション
の起動は、トップメニューやランチャーから各アプリケ
ーションを代表するアイコンなどを選択することで起動
の指示を行うのではなく、本発明の情報処理装置にイン
ストールされたアプリケーションのうち、利用する少な
くとも1つのアプリケーションをあらかじめ起動してお
く。このように起動された各アプリケーションの状態
は、リソースが許す限り並列実行されることが望ましい
が、必要に応じて待機状態や停止状態となってもよい。
また、あらかじめアプリケーションの性質に応じてアプ
リケーション起動時の状態を設定することができるよう
にしてもよい。
【0062】通常、アプリケーションは、アプリケーシ
ョン固有のGUIを伴っていることが多い。GUIを伴
わないアプリケーションにおいては、起動していること
を表すアイコンなどを表示することで、アプリケーショ
ンが起動していることをユーザに知らせることが一般的
である。この例では、本発明の情報処理装置によって起
動されているアプリケーションは、アプリケーション固
有のGUIを伴うものとして話を進める。
【0063】図7は、本発明の情報処理装置によってG
UIを伴うアプリケーションがあらかじめ起動している
図を示している。ここで、起動しているアプリケーショ
ンは、通常のアプリケーションではなく、本発明の情報
処理装置のページング処理に対応したページング対応ア
プリケーションであるものとする。図7における上方の
図は、アプリケーションCを選択し、アプリケーション
Cに対して何らかの操作を行った場合の様子を示すもの
である。
【0064】起動しているページング対応アプリケーシ
ョンは、常に初期状態のアプリケーションを1画面分持
っている。この初期状態のアプリケーションに対して何
か操作を行うと、複製として新たにアプリケーションが
起動する。
【0065】この複製されたアプリケーションに対し
て、ユーザからの何らかの操作が反映され、もとの初期
状態のアプリケーションは、そのまま次のアプリケーシ
ョンの複製に備えることで、この初期状態のアプリケー
ション自体がトップメニューやランチャーの役割を果た
すことになる。
【0066】たとえば、このアプリケーションがメモ帳
である場合、初期状態のメモ帳に対して何かメモを書き
込むと、この初期状態のメモ帳アプリケーションは、メ
モ帳アプリケーションを複製し、その複製されたアプリ
ケーションに対してメモの書き込みが反映されることに
なる。
【0067】ここで、アプリケーションCによって複製
されたアプリケーションをアプリケーションC1として
話を進める。アプリケーションCによって複製されたア
プリケーションC1は、本発明の情報処理装置によって
図7の下方に示す図のように、アプリケーションCと相
互に切り替えができるように接続され、アプリケーショ
ン切り替え順が形成される。以下に、このアプリケーシ
ョン切り替え順に基づいたアプリケーションの切り替え
の様子について順を追って説明する。
【0068】図7下図に示されるように、ページング対
応アプリケーションが、A,B,C,Dとあらかじめ起
動していて、これらのアプリケーションは、全て初期状
態で相互に接続されており、先ほどアプリケーションC
に対して操作を行ったため、アプリケーションC1が複
製として作成され、アプリケーションCと相互に接続さ
れている。また、図7下図に示されるように、アプリケ
ーション切り替え順の先頭のアプリケーションと、末尾
のアプリケーションとの間も相互に接続され、先頭や末
尾のアプリケーションが更新された場合であっても、常
にアプリケーションの先頭と末尾が相互に接続されてい
る状態が維持されるように接続される。
【0069】このような接続状態において、アプリケー
ション切り替え順の先頭から末尾まで順番に切り替える
ものとして話を進める。アプリケーションが起動した順
番は、A、B、C、D、C1の順番であるものとする。
【0070】本発明の情報処理装置において、ユーザが
A、B、C、Dとアプリケーションを切り替えていくた
めに、ページングを行う。AからBへの切り替えでは、
アプリケーションBが複製されたアプリケーションを持
たないため、そのまま初期状態のアプリケーションBに
切り替わる。
【0071】次のページングにより起こるBからC(図
7)の切り替えでは、アプリケーションCは、アプリ
ケーションCの複製であるアプリケーションC1が存在
している。アプリケーションCは、ページング対応アプ
リケーションであるため、BからCへ切り替わると、ま
ず初期状態のアプリケーションCに切り替わる。本来で
あれば、次のページングによりCからDへと切り替わる
が、ここではアプリケーションCがページング対応アプ
リケーションであるため、次の切り替わり先はアプリケ
ーションCの複製の中で一番最初に複製されたアプリケ
ーションC1に設定されている。よって次のページング
によりCからC1(図7)へと切り替わる。アプリケ
ーションC1は、アプリケーションCによって複製され
た際に、図7下図のように相互に接続されているため、
次のページングによりC1からC(図7)へと切り替
わる。
【0072】その後、次のページングによりCからD
(図7)へと切り替わる。CからDの切り替えでは、
アプリケーションDが複製されたアプリケーションを持
たないため、そのまま初期状態のアプリケーションDに
切り替わる。アプリケーションDは、アプリケーション
切り替え順の最後であり、アプリケーションAと相互に
接続されていることから、次のページングによりDから
Aへと切り替わり、元に戻る。その後のページングでは
上述したアプリケーションの切り替えが繰り返される。
【0073】図7のにおいて、アプリケーションC1
から再度アプリケーションCに切り替わった際に、再び
初期状態のアプリケーションCを表示することのないよ
うに、あらかじめ最初にアプリケーションCに切り替わ
った際に通過フラグを用意して、このフラグをセット
し、再度通過した際にこの通過フラグをリセットするよ
うな仕組みを取り入れることで、初回のみ初期状態のア
プリケーションCを表示し、初期状態のアプリケーショ
ンCを2重に表示しないようにすることも可能である。
また、通過フラグの代わりに後述される親プロセスID
格納領域を利用して初期状態のアプリケーションCを2
重に表示しないようにすることも可能である。
【0074】次に、図7下図のようにアプリケーション
C1がアプリケーションCと相互に接続された状態にお
いて、更にアプリケーションCに対して何らかの操作を
行った場合の様子を示したものが図8である。
【0075】アプリケーションCに対して何らかの操作
が行われると、アプリケーションCは図8上図に示され
るように、相互に接続された状態にあるアプリケーショ
ンC1を切り離すとともに、アプリケーションCの複製
を作成し、その複製に対してユーザからの何らかの操作
を反映する。この複製されたアプリケーションをアプリ
ケーションC2とする。その後、図8の上方に示す図の
ように切り離されたアプリケーションC1と複製された
アプリケーションC2を相互に接続する。この状態が図
8の中央に示す図である。最後に複製されたアプリケー
ションC2とアプリケーションCとが相互に接続され
る。この状態が図8の下方に示す図である。
【0076】以下に、図8下図のような接続状態におい
て、アプリケーション切り替え順の先頭から末尾まで順
番に切り替えるものとして、その際のページングの様子
を以下に示す。アプリケーションが起動した順番は、
A、B、C、D、C1、C2の順番であるものとする。
【0077】本発明の情報処理装置において、ユーザが
A、B、C、Dとアプリケーションを切り替えていくた
めに、ページングを行う。AからBの切り替えでは、ア
プリケーションBが複製されたアプリケーションを持た
ないため、そのまま初期状態のアプリケーションBに切
り替わる。
【0078】次のページングにより起こるBからC(図
8)への切り替えでは、アプリケーションCは、アプ
リケーションCの複製であるアプリケーションC1、C
2が存在する。アプリケーションCは、ページング対応
アプリケーションであるため、BからCへ切り替わる
と、まず初期状態のアプリケーションCに切り替わる。
本来であれば、次のページングによりCからDへと切り
替わるが、ここではアプリケーションCがページング対
応アプリケーションであるため、次の切り替わり先はア
プリケーションCの複製の中で最初に複製されたアプリ
ケーションC1に設定されている。よって次のページン
グによりCからC1(図8)へと切り替わる。アプリ
ケーションC1とC2とは、アプリケーションC2が複
製された際にアプリケーションC1と相互に接続されて
いるため、次のページングによりC1からC2(図8
)へと切り替わる。
【0079】アプリケーションC2は、アプリケーショ
ンCによって複製された際に、図8下図のように相互に
接続されているため、次のページングによりC2からC
(図8)へと切り替わる。
【0080】その後、次のページングによりCからD
(図8)へと切り替わる。CからDの切り替えでは、
アプリケーションDが複製されたアプリケーションを持
たないため、そのまま初期状態のアプリケーションDに
切り替わる。アプリケーションDは、アプリケーション
切り替え順の最後であり、アプリケーションAと相互に
接続されていることから、次のページングによりDから
Aと切り替わり、元に戻る。その後のページングでは上
述したアプリケーションの切り替えが繰り返される。
【0081】図8において、アプリケーションC2か
ら再度アプリケーションCに切り替わった際に、再び初
期状態のアプリケーションCを表示することのないよう
に、あらかじめ最初にアプリケーションCに切り替わっ
た際に通過フラグを用意してこのフラグをセットし、再
度通過した際にこの通過フラグをリセットするような仕
組みを取り入れることで、初回のみ初期状態のアプリケ
ーションCを表示し、初期状態のアプリケーションCを
2重に表示しないようにすることも可能である。また、
通過フラグの代わりに後述される親プロセスID格納領
域を利用して初期状態のアプリケーションCを2重に表
示しないようにすることも可能である。
【0082】以上のような順序でアプリケーションの切
り替えが行われることで、本発明の情報処理装置が備え
るページング機能を実現することができる。
【0083】このようなページング機能を実現するため
に、本発明の情報処理装置が具体的にどのように動作す
るかを以下に示す。
【0084】図9は、図8下図により示されるアプリケ
ーションの切り替え順に関する構成をより詳しく図示し
たものである。以後、動作の説明にはこの図9を用いる
ことにする。まず、ページング対応アプリケーションに
何らかの操作が行われ、アプリケーションの複製が起こ
った場合について説明する。
【0085】図10は、ページング対応アプリケーショ
ンに対して何らかの操作を検知した際の処理の流れを示
している。はじめに、ページング対応アプリケーション
に対して何らかの操作が行われたことをCPU1が入力
装置2を通じて検知すると(S1)、CPU1はアプリ
ケーション情報取得手段15によって、現在実行中のア
プリケーションに対して行われた操作に関する情報を取
得する。その後CPU1は、切り替え順リスト構造管理
手段13を用いて、RAM4内に含まれる作業領域中に
アプリケーションの切り替え順を格納するための切り替
えリストが存在し、現在実行中のアプリケーションの複
製アプリケーションが既に存在するかどうかを確認する
(S2)。この確認は、現在起動中のアプリケーション
のプロセスIDが格納されている切り替え順リスト構造
を特定し、特定された切り替え順リスト構造に複製され
たアプリケーションに対するポインタが存在するかどう
かで判定することができる。
【0086】複製されたアプリケーションが存在する場
合に(S2にてYES)、CPU1は切り替え順リスト
構造管理手段13により、切り替えリストの中から現在
起動しているアプリケーションの複製のうち、最後に複
製したアプリケーションに関する情報を含む切り替え順
リスト構造を特定する。その後、現在起動中の初期状態
のアプリケーションに関する情報が格納されている切り
替え順リスト構造と、最後に複製したアプリケーション
に関する情報が格納されている切り替え順リスト構造と
の相互接続を行っているポインタにNULLをセット
し、切り替え順リスト構造間の相互接続状態を解消する
(S3)。
【0087】複製されたアプリケーションが存在しない
場合には(S2にてNO)、次の処理(S4)に進む。
その後、現在実行中のページング対応アプリケーション
に対して、アプリケーションの複製を生成するよう指示
し、アプリケーションの複製が生成される(S4)。ア
プリケーションの複製が生成された後、その複製された
アプリケーションに対してアプリケーション情報取得手
段15によって取得された何らかの操作に関する情報を
通知することで、アプリケーションに対して行われた操
作を複製されたアプリケーションに反映させる。
【0088】その後、CPU1は切り替え順リスト構造
管理手段13により複製されたアプリケーションに関す
る情報を格納するための切り替え順リスト構造を作成す
る(S5)。
【0089】次に、CPU1は、アプリケーション情報
取得手段15によって複製されたアプリケーションのプ
ロセスIDを取得する。その後、作成された切り替え順
リスト構造に取得したプロセスIDを格納する(S
6)。
【0090】その後、RAM4内に含まれる作業領域に
格納されている切り替え順リストのうち、現在実行中の
アプリケーションから複製されたアプリケーションを管
理する切り替え順リストの末尾に、作成された切り替え
順リスト構造を追加するため、CPU1は切り替え順リ
スト構造管理手段13を利用して切り替え順リストの対
応する末尾位置を特定し、特定された位置に作成された
切り替え順リスト構造を追加し、相互に接続された状態
とするために現在実行中のアプリケーションに対応する
切り替え順リスト構造と作成された切り替え順リスト構
造、および既に複製されたアプリケーションが存在する
場合であれば、最後に複製されたアプリケーションに対
応する切り替え順リスト構造との間でポインタを相互に
セットすることで相互に接続された状態にする(S
7)。
【0091】以上の処理が完了することで本発明の情報
処理装置は定常状態となり(S8)、ページング対応ア
プリケーションに対して何らかの操作を検知した場合の
処理が完了する。
【0092】次に、回転式入力装置が回転を検出し、実
際にページング処理が行われる場合について説明する。
以降の説明には、図9と図11を用いることにする。
【0093】まず、現在実行中のアプリケーションがア
プリケーションBであり、回転式入力装置の回転方向は
右回り、つまり前のアプリケーションへの切り替え要求
が起こった場合について説明する。
【0094】はじめに、回転式入力装置が回転を検出す
ると(S11)、CPU1に対してページング要求があ
ったことを通知するとともに回転方向に関する情報が通
知される。
【0095】CPU1はアプリケーション切り替え要求
判定手段11を用いて、通知された回転方向に関する情
報が左回りによるものかどうかを判定する(S12)。
【0096】回転方向に関する情報が左回りによるもの
である場合(S12にてYES)、ページング要求は次
のアプリケーションへの切り替え要求であると解釈され
る(S13)。
【0097】回転方向に関する情報が左回りによるもの
でない場合(S12にてNO)、つまり右回りである場
合には、ページング要求は前のアプリケーションへの切
り替え要求であると解釈される(S14)。
【0098】今は右回りの回転を回転式入力装置に与え
ているため、現在実行中のアプリケーションよりも前の
アプリケーションへの切り替え要求であることになる。
【0099】アプリケーションの切り替え方向が特定さ
れると、次にCPU1はページング対応判定手段12を
用いて、現在実行中のアプリケーションがページング対
応アプリケーションであるかどうかを判定する(S1
5)。アプリケーションがページング対応アプリケーシ
ョンであるかどうかを判定するために、ページング対応
判定手段12は、現在実行中のアプリケーションに対し
て、ページング対応アプリケーション固有のプロセス間
通信手段によって通信を試みる。現在実行中のアプリケ
ーションがページング対応アプリケーションであれば
(S15にてYES)、ページング対応判定手段12に
対して正しい応答を返す。この正しい応答があるかどう
かによってページング対応アプリケーションであるかど
うかを判定する。
【0100】ページング対応アプリケーションである場
合(S15にてYESの場合)、CPU1はページング
対応判定手段12により、RAM4内に含まれる作業領
域4c内に存在する、現在実行中のアプリケーションが
ページング対応であるかどうかを判定するためのページ
ング対応フラグをセットする(S16)。
【0101】また、ページング対応アプリケーションで
ない場合(S15にてNO)、次に進む。
【0102】ここでは、現在実行中のアプリケーション
はアプリケーションBであるため、ページング対応判定
手段12に対して正しい応答がが通知される。よってペ
ージング対応判定手段12によりページング対応アプリ
ケーションであると判断され、ページング対応フラグが
セットされる。
【0103】次に、現在実行中のアプリケーションに対
応する切り替え順リスト構造を特定するために、CPU
1は、まずアプリケーション情報取得手段15を用いて
現在実行中のアプリケーションのプロセスIDを取得す
る。その後、CPU1は切り替え順リスト構造管理手段
13を用いて、作業領域4c内に存在する切り替え順リ
ストから、取得したプロセスIDが格納されている切り
替え順リスト構造を切り替え順リストをたどりながら特
定する(S17)。
【0104】その後、アプリケーションの切り替え準備
として、CPU1はアプリケーション切り替え手段14
を用いて、現在のプログラム実行領域4aの実行フラグ
をリセットし、この領域をプログラム退避領域に戻す
(S18)。
【0105】次のステップとして、CPU1は切り替え
順リスト構造管理手段13を用いて、ページング対応フ
ラグに応じて指定された方向のアプリケーションに関す
る切り替え順リスト構造を指すポインタを特定する(S
19)。ここで、ページング対応フラグがセットされて
いる場合には、複製されたアプリケーションの切り替え
順リスト構造へのポインタを参照し、そのポインタが存
在する場合にはそちらのポインタを次の移動先へのポイ
ンタとして利用する。複製されたアプリケーションの切
り替え順リスト構造へのポインタが存在しない場合に
は、通常のアプリケーションに対するポインタを次の移
動先へのポインタとして利用する。ページング対応フラ
グがセットされていない場合には、通常のアプリケーシ
ョンに対するポインタを次の移動先へのポインタとして
利用する。今回は、アプリケーションBに対応する切り
替え順リスト構造には、前方向のポインタのうち、複製
のアプリケーションに対応する切り替え順リスト構造へ
のポインタが存在しないため、図9の(2)が次の移動
先へのポインタとして特定されることになる。
【0106】その後、切り替え順リスト構造管理手段1
3は、特定されたポインタにしたがって切り替え順リス
ト構造を移動する(S20)。今は、図9の(2)のポ
インタにしたがって移動するため、アプリケーションA
に対応する切り替え順リスト構造に移動することにな
る。
【0107】次のステップでは、次に実行中にすべきア
プリケーションを特定するために、CPU1は切り替え
順リスト構造管理手段13を用いて、移動した切り替え
順リスト構造に格納されているアプリケーションのプロ
セスIDを取得する。その後、CPU1はアプリケーシ
ョン情報取得手段15により取得したプロセスIDをも
とにして実行中にすべきアプリケーションを特定する
(S21)。
【0108】次のステップでは、次に実行中にすべきア
プリケーションを実際に実行中にするために、CPU1
はアプリケーション切り替え手段14を用いて、RAM
4内に含まれる複数のプログラム退避領域4bの中か
ら、実行中にすべきアプリケーションに対応するプログ
ラム退避領域を特定する(S22)。
【0109】その後、CPU1はアプリケーション切り
替え手段14によって特定されたプログラム退避領域4
bの実行中フラグをセットすることで、特定されたプロ
グラム退避領域4bをプログラム実行領域4aとする
(S23)。
【0110】このようにして実行中のアプリケーション
を確定した後、CPU1はアプリケーション提示手段1
6を用いて出力装置3に対して実行中となったアプリケ
ーション画面を表示するための処理を行う(S24)。
【0111】以上の処理が完了することで本発明の情報
処理装置は定常状態となり(S25)、前方向のページ
ング要求により現在実行中のアプリケーションBから、
その前のアプリケーションであるアプリケーションAに
切り替えることができる。
【0112】次に、現在実行中のアプリケーションがア
プリケーションBであり、回転式入力装置の回転方向は
左回り、つまり次のアプリケーションへの切り替え要求
が起こった場合について説明する。ここでは、アプリケ
ーションの複製が存在する部分でのページングの様子を
示すため、回転式入力装置に対して5回分の回転を行
い、アプリケーションBからアプリケーションDまでの
切り替えの様子を示すことにする。
【0113】すでに上述された現在実行中のアプリケー
ションがアプリケーションBであり、回転式入力装置の
回転方向は右回り、つまり前のアプリケーションへの切
り替え要求が起こった場合と基本的な動作は同様である
ため、重複する部分に関しては省略する。
【0114】まず、回転式入力装置に対して1回目の左
回転操作を行った場合、CPU1はアプリケーション切
り替え要求判定手段11によって次のアプリケーション
への切り替え要求であると解釈し、ページング対応判定
手段12による判定を行う。その後、次のアプリケーシ
ョンに対応する切り替え順リスト構造を示すポインタを
特定する。ここで、特定されたポインタは図9(3)で
ある。この特定されたポインタにしたがって切り替え順
リストを移動し、次のアプリケーションに対応する切り
替え順リスト構造へ移動する。移動した切り替え順リス
ト構造に格納されているプロセスIDをもとにしてアプ
リケーションCを特定する。ここまでのステップは、切
り替え順リスト構造管理手段13・アプリケーション切
り替え手段14・アプリケーション情報取得手段15を
用いて行われる。その後、アプリケーション切り替え手
段14によりアプリケーションの切り替え処理が行わ
れ、アプリケーション提示手段16によりアプリケーシ
ョンの画面を表示する。ここまでが回転式入力装置に対
して1回目の左回転操作を行った場合に行われる処理で
ある。
【0115】回転式入力装置に対して2回目の左回転操
作を行った場合、1回目と同様にCPU1はアプリケー
ション切り替え要求判定手段11によって次のアプリケ
ーションへの切り替え要求であると解釈し、ページング
対応判定手段12による判定を行う。ここで、アプリケ
ーションCはページング対応アプリケーションであると
判定されるため、CPU1はページング対応判定手段1
2を用いてページング対応フラグをセットする。そし
て、CPU1はアプリケーション切り替え手段14によ
って現在実行中のアプリケーションを切り替えるための
準備としてプログラム実行領域4aの実行フラグをリセ
ットしてプログラム退避領域4bに戻す。その後、CP
U1は切り替え順リスト構造管理手段13を用いて次の
アプリケーションに対応する切り替え順リスト構造への
ポインタを特定する。ここで、ページング対応判定手段
12によりページング対応フラグがセットされているた
め、複製のアプリケーションに対応する切り替え順リス
ト構造へのポインタである図9(A)が存在するかどう
かを確認する。1回目の左回転操作では複製のアプリケ
ーションに対応する切り替え順リスト構造へのポインタ
は存在しなかったため、図9(3)が選択されたが、こ
こでは図9(5)のポインタは選択されずに図9(A)
が選択されることになる。
【0116】ここで、複製のアプリケーションに対応す
る切り替え順リスト構造へのポインタが選択されたた
め、切り替え順リスト構造管理手段13は、RAM4に
含まれる作業領域4c内に親プロセスID格納領域を新
たに設け、現在まだ移動されていない切り替え順リスト
構造に格納されているアプリケーションCのプロセスI
Dを、この親プロセスID格納領域に格納する。その
後、切り替え順リスト構造管理手段13の内部状態を変
更し、切り替え順リスト構造を移動した際に、移動した
切り替え順リスト構造に格納されているプロセスIDと
作業領域4c内に新たに設けた親プロセスID格納領域
に格納されているプロセスIDとを比較する操作が追加
される。この内部状態は、移動した切り替え順リスト構
造に格納されているプロセスIDと作業領域4c内に新
たに設けた親プロセスID格納領域に格納されているプ
ロセスIDが等しい場合に解除され、元の内部状態に戻
される。
【0117】このような切り替え順リスト構造管理手段
13の内部状態を変更した後、選択されたポインタにし
たがって次の切り替え順リスト構造に移動する。そし
て、CPU1は切り替え順リスト構造管理手段13を用
いて、移動した切り替え順リスト構造に格納されている
プロセスIDを取得し、CPU1はアプリケーション情
報取得手段15を利用して、取得したプロセスIDより
アプリケーションC1を特定する。このようにしてアプ
リケーションC1が特定されると、CPU1はこのアプ
リケーションを実行状態にするためにアプリケーション
切り替え手段14を用いてアプリケーションC1に対応
するプログラム退避領域4bを特定するとともに、特定
されたプログラム退避領域4の実行中フラグをセットす
ることでプログラム実行領域4aとする。その後、CP
U1はアプリケーション提示手段16により実行中とな
ったアプリケーションC1のアプリケーション画面を表
示する。ここまでが回転式入力装置に対して2回目の左
回転操作を行った場合に行われる処理であり、このよう
な処理を行うことで正しくアプリケーションCの複製ア
プリケーションであるアプリケーションC1に切り替え
ることができる。
【0118】回転式入力装置に対して3回目の左回転操
作を行った場合、前回と同様にCPU1はアプリケーシ
ョン切り替え要求判定手段11によって次のアプリケー
ションへの切り替え要求であると解釈し、ページング対
応判定手段12による判定を行う。その後、次のアプリ
ケーションに対応する切り替え順リスト構造を示すポイ
ンタを特定する。ここで、特定されたポインタは図9
(C)である。この特定されたポインタにしたがって切
り替え順リストを移動し、次のアプリケーションに対応
する切り替え順リスト構造へ移動する。ここで、切り替
え順リスト構造管理手段13は、作業領域4c内に設け
た親プロセスID格納領域に格納されているプロセスI
Dと移動した切り替え順リスト構造に格納されているプ
ロセスIDが等しいかどうかを判定する。判定の結果、
今はプロセスIDが等しくないため、そのまま次の処理
に進む。
【0119】移動した切り替え順リスト構造に格納され
ているプロセスIDをもとにしてアプリケーションC2
を特定する。その後、アプリケーション切り替え手段1
4によりアプリケーションの切り替え処理が行われ、ア
プリケーション提示手段16によりアプリケーションの
画面を表示する。ここまでが回転式入力装置に対して3
回目の左回転操作を行った場合に行われる処理である。
【0120】回転式入力装置に対して4回目の左回転操
作を行った場合、前回と同様にCPU1はアプリケーシ
ョン切り替え要求判定手段11によって次のアプリケー
ションへの切り替え要求であると解釈し、ページング対
応判定手段12による判定を行う。その後、次のアプリ
ケーションに対応する切り替え順リスト構造を示すポイ
ンタを特定する。ここで、特定されたポインタは図9
(E)である。この特定されたポインタにしたがって切
り替え順リストを移動し、次のアプリケーションに対応
する切り替え順リスト構造へ移動する。
【0121】ここで、切り替え順リスト構造管理手段1
3は、作業領域4c内に設けた親プロセスID格納領域
に格納されているプロセスIDと移動した切り替え順リ
スト構造に格納されているプロセスIDが等しいかどう
かを判定する。判定の結果、プロセスIDが等しいた
め、親プロセスID格納領域の内容をリセットし、次に
切り替え順リスト構造の移動を行う場合に、複製のアプ
リケーションに対応する切り替え順リスト構造へのポイ
ンタを選択しないように、切り替え順リスト構造管理手
段13の内部状態を変更する。この内部状態は、一度切
り替え順リスト構造の移動を行うと解除される。
【0122】移動した切り替え順リスト構造に格納され
ているプロセスIDをもとにしてアプリケーションCを
特定する。その後、アプリケーション切り替え手段14
によりアプリケーションの切り替え処理が行われ、アプ
リケーション提示手段16によりアプリケーションの画
面を表示する。ここまでが回転式入力装置に対して4回
目の左回転操作を行った場合に行われる処理である。
【0123】回転式入力装置に対して5回目の左回転操
作を行った場合、CPU1はアプリケーション切り替え
要求判定手段11によって次のアプリケーションへの切
り替え要求であると解釈し、ページング対応判定手段1
2による判定を行う。その後、次のアプリケーションに
対応する切り替え順リスト構造を示すポインタを特定す
る。ここで、特定されたポインタは図9(5)である。
この特定されたポインタにしたがって切り替え順リスト
を移動し、次のアプリケーションに対応する切り替え順
リスト構造へ移動する。移動した切り替え順リスト構造
に格納されているプロセスIDをもとにしてアプリケー
ションCを特定する。ここまでのステップは、切り替え
順リスト構造管理手段13・アプリケーション切り替え
手段14・アプリケーション情報取得手段15を用いて
行われる。その後、アプリケーション切り替え手段14
によりアプリケーションの切り替え処理が行われ、アプ
リケーション提示手段16によりアプリケーションの画
面を表示する。
【0124】以上の処理が完了することで本発明の情報
処理装置は定常状態となり、後ろ方向のページング要求
により現在実行中のアプリケーションBからアプリケー
ションDまでの切り替えを行うことができる。
【0125】
【発明の効果】本発明に係る情報処理装置によれば、起
動しているアプリケーションを本のページをめくるよう
な感覚でアプリケーション自体を確認しながら、所望の
アプリケーションに容易にアクセスすることが出来るよ
うになるという効果を奏する。
【0126】また、従来のアプリケーション切り替え方
法を導入した情報処理装置では、アプリケーションを起
動する際に、各アプリケーションを代表するアイコンを
集めたトップメニューやランチャーから、起動したいア
プリケーションを特定し、起動の指示を行う必要があっ
たり、トップメニューやランチャーからアプリケーショ
ンを起動する際に、登録されているアプリケーション
は、アプリケーション名や簡単な特徴のみで所望のアプ
リケーションを特定しなければならなかったが、本発明
に係る情報処理装置によれば、ページングを行って実際
のアプリケーションの画面を見ながら所望のアプリケー
ションを探すことができ、操作したいアプリケーション
に切り替わったら、直接そのアプリケーションの操作を
行うことが可能となるという効果を奏するものである。
【0127】また、従来のアプリケーション切り替え方
法を導入した情報処理装置では、アプリケーションは、
起動した順番で管理されることが多く、同じアプリケー
ションであっても、アプリケーション切り替え順の中に
同じアプリケーションが散らばってしまい、扱いが煩雑
になっていたが、本発明に係る情報処理装置によれば、
複製されたアプリケーションは、元のアプリケーション
と関連付けられているため、同じアプリケーションがア
プリケーション切り替え順の中に散らばらないという効
果を奏するものである。
【0128】更に、本発明によるページング規則によ
り、新たに複製のアプリケーションが生成された場合で
あっても、効果的なページングを実現することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置のシステム構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明に係る情報処理装置のシステム構成に含
まれるページング制御プログラムを構成する手段を示す
図である。
【図3】本発明の情報処理装置において、アプリケーシ
ョンの切り替えを行うための入力装置として、押圧式入
力装置を導入した場合の構成例を示す図である。
【図4】本発明の情報処理装置において、アプリケーシ
ョンの切り替えを行うための入力装置として、一次元的
な方向に回転する回転式入力装置を導入した場合の構成
例を示す図である。
【図5】本発明の情報処理装置において、アプリケーシ
ョンの切り替えを行うための入力装置として、一次元的
な方向にスライドするスライド式入力装置を導入した場
合の構成例を示す図である。
【図6】一般的なアプリケーション切り替え方法が採用
しているアプリケーション切り替え順の構成を示す図で
ある。
【図7】本発明の情報処理装置が採用するアプリケーシ
ョン切り替え順の構成を示す図である。
【図8】図7において、更に複製されたアプリケーショ
ンが追加される様子を示す図である。
【図9】図8によって示された構成を、切り替え順リス
ト構造を用いてアプリケーションの切り替え順の接続関
係をより詳細に示した図である。
【図10】本発明の情報処理装置において、ページング
対応アプリケーションに対して何らかの操作を検知した
際の処理の流れを表すフローチャートである。
【図11】本発明の情報処理装置において、回転式入力
装置が回転を検出した際の処理の流れを表すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 入力装置 3 出力装置 4 RAM 5 ROM 11 アプリケーション切り替え要求判定手段 12 ページング対応判定手段 13 切り替えリスト構造管理手段 14 アプリケーション切り替え手段 15 アプリケーション情報取得手段 16 アプリケーション提示手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アプリケーションの起動及び/又複数のア
    プリケーションから一つのアプリケーションをアクティ
    ブにする切り替えを行う入力装置と、 前記入力装置によって起動及び/又は切り替えを行った
    アプリケーションのうちの一つのアプリケーションの操
    作画面を他のアプリケーションの操作画面が隠れるよう
    に表示する出力装置と、 既に起動している他のアプリケーション及び/又は新た
    に起動した他のアプリケーションを所定の順番に仮想的
    に並べ、前記出力装置に表示された一つのアプリケーシ
    ョンを基準として、前記入力装置の入力によって前記順
    番に従ってアプリケーションを切り替え、前記出力装置
    にその操作画面を表示する制御手段と、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記出力装置に表示されている操作画面に
    より操作を行ったアプリケーションの複製を生成し、前
    記アプリケーションに対して行われた操作内容を前記複
    製されたアプリケーションに反映させると共に、前記複
    製されたアプリケーションを前記新たに起動したアプリ
    ケーションとして追加することを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
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