JP2003162317A - 工場稼動監視システムおよびそれを利用した生産調整方法 - Google Patents
工場稼動監視システムおよびそれを利用した生産調整方法Info
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- JP2003162317A JP2003162317A JP2002029774A JP2002029774A JP2003162317A JP 2003162317 A JP2003162317 A JP 2003162317A JP 2002029774 A JP2002029774 A JP 2002029774A JP 2002029774 A JP2002029774 A JP 2002029774A JP 2003162317 A JP2003162317 A JP 2003162317A
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- JP
- Japan
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- factory
- production
- monitoring system
- real time
- monitor
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
Abstract
(57)【要約】
【課題】 工場の稼動状況をリアルタイムで確認するこ
とができ、またそれに基づいて的確に生産調整すること
ができる工場稼動監視システムおよびそれを利用した生
産調整方法を提供すること。 【解決手段】 各工程管理を行うプロセスコントローラ
２をそれぞれ端末機３を介して基幹ネットワーク１に接
続するとともに、該基幹ネットワーク１には各端末機３
で読み込んだ稼動状況データを集約する稼動表示用サー
バ４、および該稼動表示用サーバ４からのデータをもと
に各工程の稼動状況を表示するモニタ５を接続し、この
モニタ５に工場全体の稼動状況をリアルタイムで表示で
きるようにした工場稼動監視システム。また、このシス
テムにより生産スケジュールの組み替えを行う生産調整
方法。
とができ、またそれに基づいて的確に生産調整すること
ができる工場稼動監視システムおよびそれを利用した生
産調整方法を提供すること。 【解決手段】 各工程管理を行うプロセスコントローラ
２をそれぞれ端末機３を介して基幹ネットワーク１に接
続するとともに、該基幹ネットワーク１には各端末機３
で読み込んだ稼動状況データを集約する稼動表示用サー
バ４、および該稼動表示用サーバ４からのデータをもと
に各工程の稼動状況を表示するモニタ５を接続し、この
モニタ５に工場全体の稼動状況をリアルタイムで表示で
きるようにした工場稼動監視システム。また、このシス
テムにより生産スケジュールの組み替えを行う生産調整
方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場の稼動状況を
リアルタイムで確認することができ、またそれに基づい
て的確に生産調整することができる工場稼動監視システ
ムおよびそれを利用した生産調整方法に関するものであ
る。
リアルタイムで確認することができ、またそれに基づい
て的確に生産調整することができる工場稼動監視システ
ムおよびそれを利用した生産調整方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】例えば、製鉄工場の生産ラインにおいて
突発的なトラブルが発生した場合、管制側ではライン全
体のスケジュール調整や置き場の確保等、多様な対応を
迅速かつ的確に行うことが必須となる。しかしながら、
各生産ラインにプロセスコントローラが設置されている
ものの、これらは各ライン・設備単位で情報が閉じられ
ているために管制側において全工程の稼動情報を一度に
表示することは不可能であった。従って、従来は管制側
でのトラブルの把握は現場からの電話連絡のみに頼って
いるというのが現状である。ところが、電話連絡の場合
は人員配置数等の理由からリアルタイムで全ての情報を
入手することは難しいという問題点や、トラブル発生時
に連絡があったとしても、復旧状況等については管制側
に連絡がない場合も多く、的確な対応が難しいという問
題点があった。
突発的なトラブルが発生した場合、管制側ではライン全
体のスケジュール調整や置き場の確保等、多様な対応を
迅速かつ的確に行うことが必須となる。しかしながら、
各生産ラインにプロセスコントローラが設置されている
ものの、これらは各ライン・設備単位で情報が閉じられ
ているために管制側において全工程の稼動情報を一度に
表示することは不可能であった。従って、従来は管制側
でのトラブルの把握は現場からの電話連絡のみに頼って
いるというのが現状である。ところが、電話連絡の場合
は人員配置数等の理由からリアルタイムで全ての情報を
入手することは難しいという問題点や、トラブル発生時
に連絡があったとしても、復旧状況等については管制側
に連絡がない場合も多く、的確な対応が難しいという問
題点があった。
【０００３】一方、エネルギー工場においては、使用電
力量の予測を行い契約買電量を上回らないようにライン
稼動状況の調整や発電出力の調整を実施している。しか
し、ラインの突発的なトラブルが発生した場合には、ラ
イン停止・立ち上げ等の稼動状況の変化により使用電力
量が大幅に変化する。この場合、従来の予測方式では時
間遅れがあってリアルタイムのライン稼動状況が把握で
きないことから、電力需要調整のアクション遅れが生じ
電力需要ピークを抑制しきれないという現象があった。
この結果、契約した買電量に対しデマンドオーバーを発
生させないようにするには、安全を見込んで契約電力を
高めにせざるを得ないという問題点があった。
力量の予測を行い契約買電量を上回らないようにライン
稼動状況の調整や発電出力の調整を実施している。しか
し、ラインの突発的なトラブルが発生した場合には、ラ
イン停止・立ち上げ等の稼動状況の変化により使用電力
量が大幅に変化する。この場合、従来の予測方式では時
間遅れがあってリアルタイムのライン稼動状況が把握で
きないことから、電力需要調整のアクション遅れが生じ
電力需要ピークを抑制しきれないという現象があった。
この結果、契約した買電量に対しデマンドオーバーを発
生させないようにするには、安全を見込んで契約電力を
高めにせざるを得ないという問題点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、工場の稼動状況をリアルタイ
ムで確認することができ突発的なトラブルが発生した場
合にもタイムリーに対応することができ、また時間遅れ
による予測誤差の発生を防止して電力使用量の予測を極
めて精度よく行うことができ、更には前記リアルタイム
で確認した情報を基にして最適スケジュールに向け的確
に生産調整することができる工場稼動監視システムおよ
びそれを利用した生産調整方法を提供することを目的と
して完成されたものである。
従来の問題点を解決して、工場の稼動状況をリアルタイ
ムで確認することができ突発的なトラブルが発生した場
合にもタイムリーに対応することができ、また時間遅れ
による予測誤差の発生を防止して電力使用量の予測を極
めて精度よく行うことができ、更には前記リアルタイム
で確認した情報を基にして最適スケジュールに向け的確
に生産調整することができる工場稼動監視システムおよ
びそれを利用した生産調整方法を提供することを目的と
して完成されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、各工程管理を行うプロセスコン
トローラをそれぞれ端末機を介して基幹ネットワークに
接続するとともに、該基幹ネットワークには各端末機で
読み込んだ稼動状況データを集約する稼動表示用サー
バ、および該稼動表示用サーバからのデータをもとに各
工程の稼動状況を表示するモニタを接続し、このモニタ
に工場全体の稼動状況をリアルタイムで表示できるよう
にしたことを特徴とする工場稼動監視システムである。
めになされた本発明は、各工程管理を行うプロセスコン
トローラをそれぞれ端末機を介して基幹ネットワークに
接続するとともに、該基幹ネットワークには各端末機で
読み込んだ稼動状況データを集約する稼動表示用サー
バ、および該稼動表示用サーバからのデータをもとに各
工程の稼動状況を表示するモニタを接続し、このモニタ
に工場全体の稼動状況をリアルタイムで表示できるよう
にしたことを特徴とする工場稼動監視システムである。
【０００６】また、前記の工場稼動監視システムによ
り、生産管制側において工場の稼動状況をリアルタイム
でチェックし、稼動中止があった場合にラインの復旧見
通しや前後工程の休止発生予定等を予測して生産スケジ
ュールの組み替えを行うことを特徴とする生産調整方法
を請求項２に係る発明とし、更には、前記の工場稼動監
視システムにより、エネルギー管制側において工場の稼
動状況をリアルタイムでチェックし、各工程の稼動休止
があった場合に電力使用量の予測をして、電力需要ピー
クが計画範囲内となるように稼動状況の調整を行うこと
を特徴とする生産調整方法を請求項３に係る発明とす
る。
り、生産管制側において工場の稼動状況をリアルタイム
でチェックし、稼動中止があった場合にラインの復旧見
通しや前後工程の休止発生予定等を予測して生産スケジ
ュールの組み替えを行うことを特徴とする生産調整方法
を請求項２に係る発明とし、更には、前記の工場稼動監
視システムにより、エネルギー管制側において工場の稼
動状況をリアルタイムでチェックし、各工程の稼動休止
があった場合に電力使用量の予測をして、電力需要ピー
クが計画範囲内となるように稼動状況の調整を行うこと
を特徴とする生産調整方法を請求項３に係る発明とす
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図１は、本発明を製鉄工
場の生産ラインに適用した場合を示すものであって、図
中１は光ファイバーや同軸ケーブルにより工場内に張り
巡らされた基幹ネットワーク、２は各工程管理を行うプ
ロセスコントローラであり、該プロセスコントローラ２
はそれぞれ端末機３を介して基幹ネットワーク１に接続
されたものとなっている。なお、図示のものではプロセ
スコントローラ２として、加熱工程用プロセスコントロ
ーラ２ａ、仕上工程用プロセスコントローラ２ｂ、薄板
工程用プロセスコントローラ２ｃ、メッキ工程用プロセ
スコントローラ２ｄが存在し、各コントローラに汎用型
パソコンのような端末機３がそれぞれ接続された構成と
なっている。また、これらのプロセスコントローラは、
従来と同様、それぞれ異機種のものであってもよい。
の好ましい実施の形態を示す。図１は、本発明を製鉄工
場の生産ラインに適用した場合を示すものであって、図
中１は光ファイバーや同軸ケーブルにより工場内に張り
巡らされた基幹ネットワーク、２は各工程管理を行うプ
ロセスコントローラであり、該プロセスコントローラ２
はそれぞれ端末機３を介して基幹ネットワーク１に接続
されたものとなっている。なお、図示のものではプロセ
スコントローラ２として、加熱工程用プロセスコントロ
ーラ２ａ、仕上工程用プロセスコントローラ２ｂ、薄板
工程用プロセスコントローラ２ｃ、メッキ工程用プロセ
スコントローラ２ｄが存在し、各コントローラに汎用型
パソコンのような端末機３がそれぞれ接続された構成と
なっている。また、これらのプロセスコントローラは、
従来と同様、それぞれ異機種のものであってもよい。
【０００８】そして、本発明では基幹ネットワーク１
に、前記の各端末機３で読み込んだ稼動状況データを集
約する稼動表示用サーバ４、および該稼動表示用サーバ
４からのデータをもとに各工程の稼動状況を表示するモ
ニタ５が接続されており、このモニタ５に工場全体の稼
動状況をリアルタイムで表示できるようにされている。
なお、図示の工場稼動監視システムでは、モニタ５とし
て管制側である事務所用モニタ５ａ、設備センター用モ
ニタ５ｂ、エネルギーセンター用モニタ５ｃが接続され
たものとなっている。
に、前記の各端末機３で読み込んだ稼動状況データを集
約する稼動表示用サーバ４、および該稼動表示用サーバ
４からのデータをもとに各工程の稼動状況を表示するモ
ニタ５が接続されており、このモニタ５に工場全体の稼
動状況をリアルタイムで表示できるようにされている。
なお、図示の工場稼動監視システムでは、モニタ５とし
て管制側である事務所用モニタ５ａ、設備センター用モ
ニタ５ｂ、エネルギーセンター用モニタ５ｃが接続され
たものとなっている。
【０００９】このように構成されたものでは、各工程管
理を行うプロセスコントローラ２がそれぞれ端末機３を
介して基幹ネットワーク１に接続されているので、プロ
セスコントローラ２の情報が基幹ネットワーク１に接続
したモニタ５上でリアルタイムに見ることが可能とな
る。即ち、従来プロセスコントローラ２の情報は各メー
カー毎の専用アプリケーションソフトウェアにより、専
用モニタでのみ見ることができるものであったため、こ
れらの各プロセスコントローラ２の情報を同一のモニタ
で見ることは不可能であった。それに対して、本発明で
は端末機３を介在させることによって、各工程における
突発的な事故情報や休止情報、修復情報等を一度端末機
３に読み込み、該端末機３からのデータとして基幹ネッ
トワーク１に載せることにより、ネットワーク上で各プ
ロセスコントローラ２の情報を同一のモニタでリアルタ
イムに見れるようにしたものである。
理を行うプロセスコントローラ２がそれぞれ端末機３を
介して基幹ネットワーク１に接続されているので、プロ
セスコントローラ２の情報が基幹ネットワーク１に接続
したモニタ５上でリアルタイムに見ることが可能とな
る。即ち、従来プロセスコントローラ２の情報は各メー
カー毎の専用アプリケーションソフトウェアにより、専
用モニタでのみ見ることができるものであったため、こ
れらの各プロセスコントローラ２の情報を同一のモニタ
で見ることは不可能であった。それに対して、本発明で
は端末機３を介在させることによって、各工程における
突発的な事故情報や休止情報、修復情報等を一度端末機
３に読み込み、該端末機３からのデータとして基幹ネッ
トワーク１に載せることにより、ネットワーク上で各プ
ロセスコントローラ２の情報を同一のモニタでリアルタ
イムに見れるようにしたものである。
【００１０】なおこの場合、プロセスコントローラ２の
情報をリアルタイムで見るのにリレーショナルデータベ
ース（ＲＤＢ）を利用し、かつ工場内で稼動している各
種プロセスコントローラ２の繰業情報を１台の稼動表示
用サーバ４で編集することを可能としてある。また、Ｊ
ａｖａ（登録商標）などのＷＥＢ系言語で表示画面を設
計することで基幹ネットワーク１に接続されている一般
的なパソコン等の端末機３にプロセスコントローラ２の
情報を表示できるようにしてある。
情報をリアルタイムで見るのにリレーショナルデータベ
ース（ＲＤＢ）を利用し、かつ工場内で稼動している各
種プロセスコントローラ２の繰業情報を１台の稼動表示
用サーバ４で編集することを可能としてある。また、Ｊ
ａｖａ（登録商標）などのＷＥＢ系言語で表示画面を設
計することで基幹ネットワーク１に接続されている一般
的なパソコン等の端末機３にプロセスコントローラ２の
情報を表示できるようにしてある。
【００１１】このように、本発明では異機種のプロセス
コントローラ２の情報を、一度端末機３に読み込み、該
端末機３からのデータとして基幹ネットワーク１に載せ
るようにし、この基幹ネットワーク１を利用し繰業情報
を１台の稼動表示用サーバ４で編集するとともに、この
稼動表示用サーバ４の情報を基幹ネットワーク経由でモ
ニタ５でリアルタイムに見る構成である。この結果、従
来のようにライン側からの電話連絡に頼ることなく、事
故情報や休止情報、修復情報等を管制側において常にリ
アルタイムで確認することができることとなる。また、
プロセスコントローラ２自体は基幹ネットワーク１に直
接に接続されておらず独立しているため、リモートログ
イン等の基幹ネットワーク経由で外部から不正アクセス
することも不可能であり、更には各工程における稼動情
報を基幹ネットワーク１に載せる端末３のネットワーク
カードの故障に起因するプロセスコントローラトラブル
の発生もない。
コントローラ２の情報を、一度端末機３に読み込み、該
端末機３からのデータとして基幹ネットワーク１に載せ
るようにし、この基幹ネットワーク１を利用し繰業情報
を１台の稼動表示用サーバ４で編集するとともに、この
稼動表示用サーバ４の情報を基幹ネットワーク経由でモ
ニタ５でリアルタイムに見る構成である。この結果、従
来のようにライン側からの電話連絡に頼ることなく、事
故情報や休止情報、修復情報等を管制側において常にリ
アルタイムで確認することができることとなる。また、
プロセスコントローラ２自体は基幹ネットワーク１に直
接に接続されておらず独立しているため、リモートログ
イン等の基幹ネットワーク経由で外部から不正アクセス
することも不可能であり、更には各工程における稼動情
報を基幹ネットワーク１に載せる端末３のネットワーク
カードの故障に起因するプロセスコントローラトラブル
の発生もない。
【００１２】次に、このような工場稼動監視システムを
利用して生産調整する方法について説明する。図２に示
されるように、モニタ５上には各工場および各生産ライ
ンの稼動情報がリアルタイムに表示されているので、従
来のようにライン側からの電話連絡を待つことなく、生
産管制側において工場の稼動状況をリアルタイムでチェ
ックすることができる。例えば、稼動休止があった場合
には、図３のフロー図に示されるように、その休止時
間が規定時間を超えるか否かを確認し、規定時間を超
える場合には、ラインの復旧見通しを確認し、前後工
程の生産スケジュールと関連の置き場の空き情報を確認
し、休止が継続すると前後工程の休止が発生するか否
かを予測して、生産スケジュールの組み替えを時間的な
余裕をもって行い、最適スケジュールの組み立てに向け
アクションを採るものである。尚、生産ラインの稼動開
始についてもリアルタイムにチェックし、生産スケジュ
ール組み替えに反映させている。同様に生産ラインの突
発トラブルなどによる生産品種切替え時にも同様に生産
スケジュール組み替えに反映させている。
利用して生産調整する方法について説明する。図２に示
されるように、モニタ５上には各工場および各生産ライ
ンの稼動情報がリアルタイムに表示されているので、従
来のようにライン側からの電話連絡を待つことなく、生
産管制側において工場の稼動状況をリアルタイムでチェ
ックすることができる。例えば、稼動休止があった場合
には、図３のフロー図に示されるように、その休止時
間が規定時間を超えるか否かを確認し、規定時間を超
える場合には、ラインの復旧見通しを確認し、前後工
程の生産スケジュールと関連の置き場の空き情報を確認
し、休止が継続すると前後工程の休止が発生するか否
かを予測して、生産スケジュールの組み替えを時間的な
余裕をもって行い、最適スケジュールの組み立てに向け
アクションを採るものである。尚、生産ラインの稼動開
始についてもリアルタイムにチェックし、生産スケジュ
ール組み替えに反映させている。同様に生産ラインの突
発トラブルなどによる生産品種切替え時にも同様に生産
スケジュール組み替えに反映させている。
【００１３】また、この工場稼動監視システムを利用す
ることにより、エネルギー管制側において工場の稼動状
況をリアルタイムでチェックし、稼動中止があった場合
に電力使用量の予測をして、電力需要ピークが低くなる
ように稼動状況の調整を行うことができる。即ち、生産
ラインの突発的なトラブルが発生した場合、休止後のラ
イン立ち上げ時の使用電力量は大幅にアップするため、
従来は契約した買電量に対しデマンドオーバーを発生さ
せないように安全を見込んで契約電力を高めに設定して
いたが、本発明の工場稼動監視システムにより工場の稼
動状況をリアルタイムでチェックできるので、例えばラ
イン立ち上げ時において他のラインの使用電力を抑えた
り、作業工程にタイムラグを設ける等のアクションを採
るよう調整することにより大きな電力ピークをなくして
買電量に対しデマンドオーバーを発生させないよう調整
可能となる。また、これにより契約電力をミニマム値と
することができ、大幅なコストダウンが図れることとな
る。
ることにより、エネルギー管制側において工場の稼動状
況をリアルタイムでチェックし、稼動中止があった場合
に電力使用量の予測をして、電力需要ピークが低くなる
ように稼動状況の調整を行うことができる。即ち、生産
ラインの突発的なトラブルが発生した場合、休止後のラ
イン立ち上げ時の使用電力量は大幅にアップするため、
従来は契約した買電量に対しデマンドオーバーを発生さ
せないように安全を見込んで契約電力を高めに設定して
いたが、本発明の工場稼動監視システムにより工場の稼
動状況をリアルタイムでチェックできるので、例えばラ
イン立ち上げ時において他のラインの使用電力を抑えた
り、作業工程にタイムラグを設ける等のアクションを採
るよう調整することにより大きな電力ピークをなくして
買電量に対しデマンドオーバーを発生させないよう調整
可能となる。また、これにより契約電力をミニマム値と
することができ、大幅なコストダウンが図れることとな
る。
【００１４】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は工場の稼動状況をリアルタイムで確認することがで
き突発的なトラブルが発生した場合にもタイムリーに対
応することができ、また時間遅れによる予測誤差の発生
を防止して電力使用量の予測を極めて精度よく行うこと
ができ、更には前記リアルタイムで確認した情報を基に
して最適スケジュールに向け的確に生産調整することが
できるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃
した工場稼動監視システムおよびそれを利用した生産調
整方法として、産業の発展に寄与するところは極めて大
である。
明は工場の稼動状況をリアルタイムで確認することがで
き突発的なトラブルが発生した場合にもタイムリーに対
応することができ、また時間遅れによる予測誤差の発生
を防止して電力使用量の予測を極めて精度よく行うこと
ができ、更には前記リアルタイムで確認した情報を基に
して最適スケジュールに向け的確に生産調整することが
できるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃
した工場稼動監視システムおよびそれを利用した生産調
整方法として、産業の発展に寄与するところは極めて大
である。
【図１】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図２】モニタの画面の表示例を示す図である。
【図３】本発明の生産調整方法の一例を示すフロー図で
ある。
ある。
１ 基幹ネットワーク
２ プロセスコントローラ
３ 端末機
４ 稼動表示用サーバ
５ モニタ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｈ０４Ｑ 9/00 ３１１ Ｈ０４Ｑ 9/00 ３１１Ｋ
３２１ ３２１Ｂ
３３１ ３３１Ｚ
(72)発明者 森田 影
愛知県東海市東海町５−３ 新日本製鐵株
式会社名古屋製鐵所内
Ｆターム(参考） 3C100 AA03 AA22 AA52 AA54 AA56
BB33 CC02 EE10
5H215 AA04 BB12 CC09 CX09 DD01
GG05 JJ14 KK04 KK06
5H223 AA01 BB08 CC08 CC09 DD01
DD03 DD05 DD07 DD09 EE06
EE13 EE29 EE30 FF03
5K048 BA23 DA02 DA08 DB02 EB12
EB13 FB05 HA01 HA21
Claims (3)
- 【請求項１】 各工程管理を行うプロセスコントローラ
をそれぞれ端末機を介して基幹ネットワークに接続する
とともに、該基幹ネットワークには各端末機で読み込ん
だ稼動状況データを集約する稼動表示用サーバ、および
該稼動表示用サーバからのデータをもとに各工程の稼動
状況を表示するモニタを接続し、このモニタに工場全体
の稼動状況をリアルタイムで表示できるようにしたこと
を特徴とする工場稼動監視システム。 - 【請求項２】 請求項１の工場稼動監視システムによ
り、生産管制側において工場の稼動状況をリアルタイム
でチェックし、稼動中止があった場合にラインの復旧見
通しや前後工程の休止発生予定等を予測して生産スケジ
ュールの組み替えを行うことを特徴とする生産調整方
法。 - 【請求項３】 請求項１の工場稼動監視システムによ
り、エネルギー管制側において工場の稼動状況をリアル
タイムでチェックし、各工程の稼動休止があった場合に
電力使用量の予測をして、電力需要ピークが計画範囲内
となるように稼動状況の調整を行うことを特徴とする生
産調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002029774A JP2003162317A (ja) | 2001-09-13 | 2002-02-06 | 工場稼動監視システムおよびそれを利用した生産調整方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001277633 | 2001-09-13 | ||
| JP2001-277633 | 2001-09-13 | ||
| JP2002029774A JP2003162317A (ja) | 2001-09-13 | 2002-02-06 | 工場稼動監視システムおよびそれを利用した生産調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003162317A true JP2003162317A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=26622108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002029774A Pending JP2003162317A (ja) | 2001-09-13 | 2002-02-06 | 工場稼動監視システムおよびそれを利用した生産調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003162317A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102156467A (zh) * | 2011-03-28 | 2011-08-17 | 山西太钢不锈钢股份有限公司 | 基于钢铁生产计划的能源预测方法 |
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-
2002
- 2002-02-06 JP JP2002029774A patent/JP2003162317A/ja active Pending
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