JP2003161954A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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JP2003161954A JP2001364376A JP2001364376A JP2003161954A JP 2003161954 A JP2003161954 A JP 2003161954A JP 2001364376 A JP2001364376 A JP 2001364376A JP 2001364376 A JP2001364376 A JP 2001364376A JP 2003161954 A JP2003161954 A JP 2003161954A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない回数のフォトリソグラフィで横電界型
液晶表示装置のアクティブマトリクス基板を製造する方
法を提供する。 【解決手段】 横電界型液晶表示装置の製造方法におい
て、逆スタガ型薄膜トランジスタのゲート電極および共
通電極を形成する工程と、ゲート絶縁膜と半導体層とソ
ース・ドレイン電極と画素電極とを形成する工程と、ゲ
ート絶縁膜と薄膜トランジスタ上に形成したパッシベー
ション膜に所定の開口を形成する工程とから成り、開口
形成後、共通配線結束線と各ドレイン配線と高抵抗を介
して接続する連結線とを各線の端部に形成した前記開口
を介して導電ぺーストで接続するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造工程が簡略化
された横電界型液晶表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(以下TFTという)
をスイッチング素子として用いるアクティブマトリクス
型液晶表示装置の中で、特に広視野角を目的として、そ
れぞれ独立したTFTと画素電極を有する画素領域がマ
トリクス状に配置され、かつ共通電極が画素電極とそれ
ぞれ櫛歯状に非接触で対向して配置されたアクティブマ
トリクス基板とカラーフィルタ基板とが液晶を介して対
向配置された構成の液晶表示装置があり、「IPS(In
Plane Switching)型」と呼ばれる横電界型液晶表示装
置として知られている。
【0003】図12は横電界型液晶表示装置のアクティ
ブマトリクス基板の回路構成の配置を模式的に示したも
のであり、透明絶縁性基板100A上に並列する複数の
ゲート配線101が形成され、図示しないゲート絶縁層
を挟んでゲート配線101と交差するように複数の並列
するドレイン配線102が形成され、ゲート配線101
とドレイン配線102との交点付近にTFT(図示せ
ず)が形成されている。ゲート配線101とゲート配線
101との間には共通配線103が平行して形成されて
いる。
【0004】またゲート配線101とドレイン配線10
2とで囲まれた領域に、画素電極と蓄積容量部(図示せ
ず)とが形成され、TFTのゲート電極はゲート配線1
01に、ドレイン電極はドレイン配線102に、ソース
電極は画素電極にそれぞれ接続されている。
【0005】ゲート配線101とドレイン配線102で
囲まれてTFTを含む領域は画素領域P(細かい斜線で
示す)と呼ばれ、複数の画素領域Pがマトリクス状に縦
横に隣接して配列され、液晶表示装置の表示領域D(一
点鎖線で境界を示した粗い斜線の領域)を構成してい
る。
【0006】ゲート配線101の入力部のゲート端子1
01aどうしはゲートシャントバス配線120により共
通に接続され、ドレイン配線102の入力部のドレイン
端子102aどうしはドレインシャントバス配線130
により共通に接続されている。また共通配線103はゲ
ート配線101の入力側と反対側とにおいてゲート配線
101とは別の層で共通配線結束線140により結束さ
れ、共通配線結束線140の一端または両端は共通配線
端子140aとなっている。
【0007】さて、この種の液晶表示装置のアクティブ
マトリクス基板はフォトリソグラフィ法を用いて製造さ
れる。まず透明絶縁性基板100A上にTFTのゲート
電極、ゲート配線101および共通配線103が形成さ
れ(第1回目のフォトリソグラフィ)、その上にゲート
絶縁層とTFTの半導体層が形成され(第2回目のフォ
トリソグラフィ)、その上にTFTのソース・ドレイン
電極、ドレイン配線102および画素電極が形成され
(第3回目のフォトリソグラフィ)、その後パッシベー
ション膜と開口部が形成され(第4回目のフォトリソグ
ラフィ)、最後にこの開口部を介して静電保護トランジ
スタ106の電極どうしを相互に接続するための電極
(図示せず)および上記共通配線結束線140が形成さ
れる(第5回目のフォトリソグラフィ)。このように従
来の一般的な横電界型液晶表示装置のアクティブマトリ
クス基板の製造工程においては、最低5回のフォトリソ
グラフィが必要である。
【0008】液晶表示装置のアクティブマトリクス基板
の製造工程においてフォトリソグラフィの回数を減らす
ことは生産性の向上、ひいてはコストの低減につながる
ことから、従来そのための提案がなされている。たとえ
ば特開2000−206571号公報にはハーフトーン
マスクを用いて3回のフォトリソグラフィで横電界型の
アクティブマトリクス基板を製造する方法が提案されて
いる。
【0009】ところがこの種の横電界型液晶表示装置に
おいては、アクティブマトリクス基板の製造過程でドレ
イン配線やゲート配線に電撃(高電位の電荷)が乗るこ
とがあり、その場合にはその電荷を共通配線に有効に分
散させて絶縁破壊によるゲート配線とドレイン配線との
間のショートや画素領域のTFTの特性変動を防止する
必要がある。すなわち図12において、表示領域Dの外
側でドレイン配線102の端子側とゲート配線101の
端子側とに静電保護トランジスタ106が形成され、そ
れぞれその部分で各ドレイン配線と共通配線、各ゲート
配線と共通配線結束線とを電気的に接続し、ドレイン配
線やゲート配線に乗った電荷を共通配線結束線140を
介して各共通配線103に分散させてTFTを保護する
ようになっている。
【0010】ところがドレイン配線102とゲート配線
101はゲート絶縁膜を介して形成されているために、
前述したような従来の製造方法においては、パッシベー
ション膜およびゲート絶縁膜開口後、共通配線結束線1
40により各共通配線を結束すると共に、静電保護トラ
ンジスタ106の部分で各ドレイン配線と共通配線、各
ゲート配線と共通配線結束線とをそれぞれ電気的に接続
しなければならず、さらに導電膜形成工程が必要にな
る。前述した特開2000−206571号公報ではこ
の導電膜形成工程がなく、静電保護トランジスタや共通
配線結束線の形成について明確でない。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、製造上の制約を伴うことなく従来より少ない回数の
フォトリソグラフィで静電保護素子の形成まで可能にす
る横電界型液晶表示装置の製造方法を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、透明絶縁性基板上にゲート配線と共通配
線とが交互に配列され、前記ゲート配線にほぼ直交して
ドレイン配線が配列され、前記ゲート配線と前記ドレイ
ン配線とにより囲まれた画素領域に、ゲート電極と、該
ゲ−ト電極にゲート絶縁膜を介して対向する島状の半導
体層と、該半導体層上に形成されたドレイン電極および
ソース電極とからなる逆スタガ型薄膜トランジスタが形
成され、前記ゲート配線と前記ドレイン配線とにより囲
まれた窓部に、櫛歯状の画素電極と櫛歯状の共通電極と
が対向して形成され、前記ゲート電極は前記ゲート配線
に、前記ドレイン電極は前記ドレイン配線に、前記ソー
ス電極は前記画素電極に、前記共通電極は前記共通配線
にそれぞれ接続され、前記画素電極と前記共通電極との
間に前記透明絶縁性基板面に対して横方向の電界が印加
されるアクティブマトリクス基板を有する液晶表示装置
の製造方法において、前記ゲート電極および前記共通電
極を形成する工程と、前記半導体層と前記ドレイン電極
およびソース電極と前記画素電極とを形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜と前記薄膜トランジスタ上に形成した
パッシベーション膜に所定の開口を形成する工程とから
成り、前記共通配線は前記透明絶縁性基板の少なくとも
一方の辺部においてその端部が前記ゲート配線の同じ辺
部の端部より外側にまで延びており、該共通配線の端部
どうしが共通配線結束線により互いに連結され、前記ド
レイン配線どうしは、信号の入力側と反対側において、
前記薄膜トランジスタの半導体層と同時に形成される島
状の半導体層を介して連結線により互いに連結され、前
記開口を形成する工程以降に、前記共通配線結束線と前
記ドレイン配線連結線とを各線の端部に形成した前記開
口を介して導電ぺーストで接続する工程を行うようにし
た。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】本発明による横電界型液晶表示装置用アク
ティブマトリクス基板の製造方法を、(1)TFT、
(2)ゲート端子部、共通配線端子部、ドレイン端子
部、(3)静電保護素子、(4)銀打ち部に分けて説明
するが、それに先立ちアクティブマトリクス基板の構成
の概要について図1を参照して説明する。
【0015】ガラス基板のような透明絶縁性基板100
上には複数のゲート配線11と複数のドレイン配線21
とがほぼ直交して形成され、ゲート配線11と平行して
交互に共通配線13が形成されている。図示していない
が、各ゲート配線11と各ドレイン配線21との交差部
にTFTが1つずつ形成され、それぞれのTFTのゲー
ト電極がゲート配線11に、ドレイン電極がドレイン配
線21に、ソース電極が画素電極に接続されている。ま
た各画素では、櫛歯状の画素電極に対向して櫛歯状の共
通電極が共通配線13に接続されて形成され、画素電極
との間で透明絶縁性基板100にほぼ平行な電界を形成
する構成となっている。
【0016】一方、各ゲート配線11の一端はゲート端
子15となっており、各ゲート配線11の他端はゲート
シャントバス配線35で共通に接続されている。同様に
各ドレイン配線21の一端はドレイン端子25となって
おり、各ドレイン端子25はドレインシャントバス配線
55で共通に接続されている。また各ドレイン配線21
の他端には静電保護素子45が形成され、各静電保護素
子45は連結線21aにより共通に接続されて銀打ち部
80の一方の電極80aに接続されている。各共通配線
13の一端は共通配線結束線13aにより共通に接続さ
れ、結束線13aの一端は共通配線端子16に接続さ
れ、反対端は銀打ち部80の他方の電極80bに接続さ
れている。図中、一点鎖線で囲んだ粗い斜線の領域Dは
表示領域を示し、2点鎖線Lは基板製造後にゲートシャ
ントバス配線35とドレインシャントバス配線55を透
明絶縁性基板100から切除する切断線を示す。
【0017】(1)TFTの形成 (1−1)本発明による横電界型液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板のTFTの製造方法の一実施例につ
いて図2を参照して説明する。図2は後述する図5のT
FT110のC−C´部分の断面図であり、このTFT
の製造工程を示すものである。
【0018】まず図2(a)に示すように、ガラス基板
のような透明絶縁性基板100上にスパッタリングによ
り厚さ200nmの下層金属層(たとえばAlまたはA
lを主体とする合金)と厚さ70nmの上層金属層(た
とえばTi、Ta、Nb、Crなどの高融点金属または
これらの合金の窒化膜)から成る第1の導電層10を成
膜した後、レジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ
(1回目)によりレジストパターンを形成後、エッチン
グによりゲート電極110gを形成する。このときゲー
ト配線11、共通配線13、共通電極14(図5参
照)、共通配線結束線13a、ゲート端子15、共通配
線端子16、ゲートシャントバス配線35も同時に形成
される。下層金属層にCrなどの高融点金属を用いた場
合は上層金属層はCrNなどの高融点金属の窒化膜以外
にITOなどの透明導電膜を用いることができる。この
ように第1の導電層10の上層を高融点金属またはその
合金の窒化膜や透明導電膜として2層構造にすることに
より下層金属層の表面酸化を防止することができる。
【0019】次に図2(b)に示すように、ゲート電極
110gを覆ってプラズマCVDにより厚さ400nm
のゲート絶縁層(たとえばシリコン窒化膜)20と、そ
の上に厚さ200nmのa−Si(アモルファスシリコ
ン)層31と厚さ30nmのna−Si(nアモル
ファスシリコン)層32から成る半導体層30と、その
上にスパッタリングにより厚さ200nmのドレイン配
線用の金属層(たとえばCr)41と厚さ50nmの透
明導電膜(たとえばITO)42から成る第2の導電層
40を成膜し、さらにその上にレジスト膜を塗布する。
【0020】ここで、図示したような透過光量がマスク
上で異なるハーフトーンマスク200を用いて露光す
る。ハーフトーンマスク200は、光の透過量が少ない
部分200aと、光が完全に透過しない部分200b
と、光を完全に透過させる開口部200cとを備えてお
り、このようなハーフトーンマスク200を用いて露光
した後現像すると、半露光部(トランジスタチャネル部
となる部分)が薄くなった階段形状のレジスト膜50に
なる。こうして膜厚差のついたレジスト膜50をマスク
としてエッチングすることにより島状の第2の導電層4
0と半導体層30を形成する。このときドレイン配線2
1、画素電極47(図5参照)、ドレイン端子25、ド
レインシャントバス配線55も同時に形成される。
【0021】次いで図2(c)に示すように、O2アッ
シングを行ない、レジスト膜50の半露光部を除去し、
残ったレジスト膜50をマスクとして第2の導電層40
のエッチングを行う。
【0022】その後図2(d)に示すように、レジスト
膜50を剥離除去した後、na−Si層32を除去し
てトランジスタチャネル部を形成する。こうしてソース
電極110sとドレイン電極110dが形成される。図
2(b)〜(d)の工程において、フォトリソグラフィ
(2回目)は1回だけ行われる。ここでトランジスタチ
ャネル部のna−Si層32の除去はソース・ドレイ
ン電極の形成後、引き続いて行ってもよい。
【0023】最後に図2(e)に示すように、プラズマ
CVDにより厚さ400nmのパッシベーション膜(た
とえばシリコン窒化膜)60を形成する。このときフォ
トリソグラフィ(3回目)とエッチングによりゲート端
子15、共通配線端子16およびドレイン端子25部が
開口される。
【0024】このように3回のフォトリソグラフィで横
電界型TFTを製造することができる。 (1−2)次に、本発明による横電界型液晶表示装置の
アクティブマトリクス基板のTFTの製造方法のもう1
つの実施例を図3を参照して説明する。図3は後述する
図6のTFT110のC−C´部分の断面図であり、T
FT110の製造工程を示すものである。この実施例で
はソース・ドレイン電極と半導体層の製造方法が第1の
実施例とは異なっているが、他の工程については上記第
1の実施例と同じである。
【0025】図3(a)において、フォトリソグラフィ
(1回目)とエッチングにより第1の導電層10からゲ
ート電極110gを形成する工程は図2(a)の工程と
同じである。
【0026】次に図3(b)において、このゲート電極
110gを覆ってプラズマCVDにより厚さ400nm
のゲート絶縁層(たとえばシリコン窒化膜)20と、そ
の上に厚さ200nmのa−Si層31と厚さ30nm
のna−Si層32から成る半導体層30と、その上
にスパッタリングにより厚さ200nmのドレイン配線
用の金属層(たとえばCr)41と厚さ50nmの透明
導電膜(たとえばITO)42から成る第2の導電層4
0を成膜し、さらにその上にレジスト膜を塗布する。こ
こまでは図2(b)の工程と同じであるが、この実施例
で用いるハーフトーンマスク201は第1の実施例で用
いたハーフトーンマスク200と異なっている。
【0027】このハーフトーンマスク201は、光の透
過量が少ない部分201aと、光が全く透過しない部分
201bと、光を完全に透過させる開口部201cとを
備えており、このようなハーフトーンマスク201を用
いて露光した後現像すると、半露光部(ソース電極、ド
レイン電極となる部分で、チャネル部に面しない部分)
が薄くなった階段形状のレジスト膜51になる。こうし
て膜厚差のついたレジスト膜51をマスクとしてエッチ
ングすることによりソース電極110sおよびドレイン
電極110dを形成する。このときドレイン配線21、
画素電極47(図6参照)、ドレイン端子25、ドレイ
ンシャントバス配線55も同時に形成される。
【0028】次いで図3(c)に示すように、O2アッ
シングを行ない、レジスト膜51の半露光部を除去す
る。
【0029】その後図3(d)に示すように、有機溶媒
(たとえばNMP:N−メチルー2−ピロリドン)の蒸
気に曝すと、第2の導電層40上に残存するレジスト膜
51が変形し、その一部がna−Si層32が露呈し
ているトランジスタチャネル部に流れ込み、全体的にほ
ぼ平坦な状態で上面を覆う。そしてレジスト膜とソース
電極110s、ドレイン電極110dをマスクとしてエ
ッチングを行い半導体層30を形成する。
【0030】その後図3(e)に示すように、上記レジ
スト膜51を剥離除去した後na−Si層32をエッ
チング除去してトランジスタチャネル部を形成する。図
3(b)〜(e)の工程において、フォトリソグラフィ
(2回目)は1回だけ行われる。
【0031】最後に図3(f)に示すように、プラズマ
CVDにより厚さ400nmのパッシベーション膜(た
とえばシリコン窒化膜)60を成膜し、フォトリソグラ
フィ(3回目)とエッチングによりゲート配線およびド
レイン配線の端子部を開口する。
【0032】この実施例においても3回のフォトリソグ
ラフィで横電界型TFTを製造することができる (2)ゲート端子部、共通配線端子部、ドレイン端子部
の形成 図4の(I)は、図1のゲート端子15および共通配線
端子16のA−A´部分の断面図、(II)は図1のドレ
イン端子25のB−B´部分の断面図であり、いずれも
ゲート端子15、共通配線端子16、ドレイン端子25
の製造工程を示すものである。ゲート端子15と共通配
線端子16の製造工程は同じであるので、図4(I)と
して示し、ドレイン端子25の製造工程は図4(II)と
して示してある。
【0033】ゲート端子15、共通配線端子16、ドレ
イン端子25の製造は上述したTFTの製造工程と同時
に実行されるものであるから、その関連性も含めて説明
するが、図4(I)および図4(II)の関連について言
えば、同列にある工程どうし(たとえば図4(I)にお
ける工程(a)と図4(II)における工程(a))は同
時に実行される工程である。
【0034】まず、図4(I)を参照してゲート端子1
5と共通配線端子16の製造工程を説明する。
【0035】工程(a)は図2または図3に示したTF
Tの製造工程(a)と同時に実行され、ガラス基板のよ
うな透明絶縁性基板100上にスパッタリングにより厚
さ200nmの下層金属層(たとえばAl)と厚さ70
nmの上層金属層(たとえばTi窒化膜)から成る第1
の導電層10を形成した後、フォトリソグラフィ(1回
目)とエッチングによりゲート端子15および共通配線
端子16を形成する。
【0036】次に工程(b)は図2に示したTFTの製
造工程(b)〜(d)または図3に示したTFTの製造
工程(b)〜(e)と同時に実行され、ゲート端子1
5、共通配線端子16を覆ってプラズマCVDにより厚
さ400nmのゲート絶縁層(たとえばシリコン窒化
膜)20と、その上にa−Si層31とna−Si層
32から成る半導体層30と、その上にスパッタリング
により金属層(たとえばCr)41と透明導電膜(たと
えばITO)42から成る第2の導電層40を成膜し、
フォトリソグラフィ(2回目)とエッチングにより第2
の導電層40と半導体層30をエッチング除去してゲー
ト絶縁層20だけ残す。
【0037】工程(c)は図2に示したTFTの製造工
程(e)または図3に示したTFTの製造工程(f)と
同時に実行され、プラズマCVDにより厚さ400nm
のパッシベーション膜(たとえばシリコン窒化膜)60
が成膜された後、フォトリソグラフィ(3回目)とエッ
チングによりゲート絶縁層20とパッシベーション膜6
0にコンタクトホール70を形成する。
【0038】次に、図4(II)を参照してドレイン端子
25の製造工程を説明する。
【0039】工程(a)ではガラス基板100上に前記
したと同様に第1の導電層10を成膜し、フォトリソグ
ラフィ(1回目)とエッチングにより第1の導電層10
をすべてエッチング除去する。
【0040】工程(b)は図2に示したTFTの製造工
程(b)〜(d)または図3に示したTFTの製造工程
(b)〜(e)と同時に実行され、ガラス基板100上
にプラズマCVDにより厚さ400nmのゲート絶縁層
(たとえばシリコン窒化膜)20を成膜し、その上に厚
さ200nmのa−Si層31と厚さ30nmのn
−Si層32から成る半導体層30と、その上にスパッ
タリングにより厚さ200nmのドレイン配線用の金属
層(たとえばCr)41と厚さ50nmの透明導電膜
(たとえばITO)42とから成る第2の導電層40を
成膜する。その後フォトリソグラフィ(2回目)とエッ
チングによりドレイン端子25を形成する。
【0041】次いで工程(c)は図2に示すTFTの製
造工程(e)または図3に示すTFTの製造工程(f)
と同時に実行され、厚さ400nmのパッシベーション
膜(たとえばシリコン窒化膜)60を成膜した後、フォ
トリソグラフィ(3回目)とエッチングによりパッシベ
ーション膜60にコンタクトホール71を形成する。 (3)静電保護素子の形成 次に、ドレイン配線21の入力側と反対側の端部に形成
される静電保護素子45(図1参照)の製造工程を説明
する。
【0042】図5および図6はそれぞれ(1−1)で説
明した第1の実施例および(1−2)で説明した第2の
実施例のアクティブマトリクス基板上のドレイン配線1
02の終端側の隣接する2つの画素領域Pとその周辺部
の一部を示す透視平面図であり、図において、14は共
通電極、47は画素電極、21aは連結線、110はT
FT、45は静電保護素子である。 (3−1)アクティブマトリクス基板を上記第1の実施
例で製造する場合における静電保護素子45の一実施の
形態の製造工程を図7を参照して説明する。この実施の
形態は静電保護素子45を高抵抗素子として形成した場
合であり、図7は図5におけるL−L´部分の断面図で
ある。
【0043】一連の製造工程は図2に示したTFTの製
造工程と類似している。まず工程(a)において、ガラ
ス基板のような透明絶縁性基板100上にスパッタリン
グにより下層金属層(たとえばAl)と上層金属層(た
とえばTi窒化膜)から成る第1の導電層10を形成す
るが、フォトリソグラフィ(1回目)により第1の導電
層10をすべてエッチング除去する。
【0044】次に工程(b)に示すように、プラズマC
VDにより厚さ400nmのゲート絶縁層(たとえばシ
リコン窒化膜)20と、その上に厚さ200nmのa−
Si層31と厚さ30nmのna−Si層32から成
る半導体層30と、その上にスパッタリングにより厚さ
200nmのドレイン配線用の金属層(たとえばCr)
41とその上に厚さ50nmの透明導電膜(たとえばI
TO)42から成る第2の導電層40を成膜し、さらに
その上にレジスト膜を塗布する。
【0045】ここで、TFTの製造に用いたハーフトー
ンマスク200を用いて露光する。露光後現像すると、
半露光部が薄くなった階段状のレジスト膜50になる。
こうして膜厚差のついたレジスト膜50をマスクとし
て、エッチングによりドレイン配線21と連結線21a
となる部分とこれらを接続する部分の半導体層30と第
2の導電層40を一体的にパターン形成する。
【0046】次いで工程(c)に示すように、O2アッ
シングを行ない、レジスト膜50の半露光部を除去し、
残ったレジスト膜50をマスクとしてドレイン配線21
末端部と連結線21aを接続する部分の第2の導電層4
0のエッチングを行い、ドレイン配線21と連結線21
aを形成する。
【0047】その後工程(d)において、レジスト膜5
0を剥離除去した後露呈したna−Si層32を除去
する。図7(b)〜(d)の工程においてフォトリソグ
ラフィ(2回目)は1回だけ行われる。
【0048】最後に工程(e)に示すように、プラズマ
CVDにより厚さ400nmのパッシベーション膜(た
とえばシリコン窒化膜)60を形成する。このようにT
FTの製造に合わせて3回のフォトリソグラフィにより
ドレイン配線21と連結線21aが高抵抗のa−Si層
31で接続された静電保護素子45が形成される。 (3−2) 次に、アクティブマトリクス基板を上記第
2の実施例で製造する場合における静電保護素子45の
一実施の形態の製造工程を図8を参照して説明する。こ
の実施の形態も静電保護素子45を高抵抗素子として形
成した場合であり、図8は図6におけるL−L´部分の
断面図である。
【0049】一連の製造工程は図3に示したTFTの製
造工程と類似している。まず工程(a)において、透明
絶縁性基板100上にスパッタリングにより下層金属層
(たとえばAl)と上層金属層(たとえばTi窒化膜)
から成る第1の導電層10を形成するが、フォトリソグ
ラフィ(1回目)により第1の導電層10をすべてエッ
チング除去する。次に工程(b)に示すように、プラズ
マCVDにより厚さ400nmのゲート絶縁層(たとえ
ばシリコン窒化膜)20と、その上に厚さ200nmの
a−Si層31と厚さ30nmのna−Si層32か
ら成る半導体層30と、その上にスパッタリングにより
厚さ200nmのドレイン配線用の金属層(たとえばC
r)41とその上に厚さ50nmの透明導電膜(たとえ
ばITO)42から成る第2の導電層40を成膜し、さ
らにその上にレジスト膜を塗布する。ここで、TFTの
製造に用いたハーフトーンマスク201を用いて露光す
る。露光後現像すると、半露光部が薄くなった階段形状
のレジスト膜51になる。こうして膜厚差のついたレジ
スト膜51をマスクとして、エッチングすることにより
ドレイン配線21と連結線21aを形成する。
【0050】次いで工程(c)に示すように、O2アッ
シングを行ない、レジスト膜51の半露光部を除去す
る。
【0051】その後工程(d)に示すように、有機溶媒
(たとえばNMP:N−メチルー2−ピロリドン)の蒸
気に曝すと、第2の導電層40上に残存するレジスト膜
51が変形し、その一部がドレイン配線21末端部と連
結線21aの間のna−Si層32が露呈している部
分に流れ込み、全体的にほぼ平坦な状態で上面を覆う。
そしてレジスト膜51と第2の導電層40をマスクとし
てエッチングを行い半導体層30パターンを形成する。
その後工程(e)に示すように、上記レジスト膜51を
剥離除去した後露呈したna−Si層32をエッチン
グ除去する。図8(b)〜(e)の工程において、フォ
トリソグラフィ(2回目)は1回だけ行われる。最後に
工程(e)に示すように、プラズマCVDにより厚さ4
00nmのパッシベーション膜(たとえばシリコン窒化
膜)60を形成する。このようにTFTの製造に合わせ
て3回のフォトリソグラフィによりドレイン配線21と
連結線21aが高抵抗のa−Si層31で接続された静
電保護素子45が形成される。形成される静電保護素子
45の平面形状は図6からわかるようにドレイン配線2
1より少し幅広となる。ここでは、静電保護素子45は
各ドレイン配線21と連結線21aが1個の高抵抗のa
−Si層パターンを介して接続されている例を示した
が、並列する複数の高抵抗のa−Si層パターンを介し
て接続されていてもよい。
【0052】このようにして形成された静電保護素子が
静電保護機能を果たすためには、連結線21aと共通配
線結束線13aを電気的に接続する必要がある。その手
法としての銀打ち部の形成について次に説明する。 (4)銀打ち部の形成 銀打ち部80は、図1に示すように、連結線21aの端
部と共通配線結束線13aの端部との間に形成されるも
ので、拡大した様子を図9に示す。連結線21aの端部
は銀打ち部80の一方の電極80aに接続され、共通配
線結束線13aの端部は銀打ち部80の他方の電極80
bに接続される。
【0053】次にこの銀打ち部80の製造工程を図10
を参照して説明する。図10は図9におけるD−D´部
分の断面図である。工程(a)は図2または図3に示し
たTFTの製造工程(a)と同時に実行され、ガラス基
板のような透明絶縁性基板100上にスパッタリングに
より厚さ200nmの下層金属層(たとえばAl)と厚
さ70nmの上層金属層(たとえばTiの窒化膜)から
成る第1の導電層10を成膜し、フォトリソグラフィ
(1回目)とエッチングにより共通配線結束線13aと
その端部に銀打ち部80の電極80bを形成する。
【0054】次に工程(b)は図2に示したTFTの製
造工程(b)〜(d)または図3に示した製造工程
(b)〜(e)と同時に実行され、プラズマCVDによ
り厚さ400nmのゲート絶縁層(たとえばシリコン窒
化膜)20と、厚さ200nmのa−Si層31と厚さ
30nmのna−Si層32から成る半導体層30
と、その上にスパッタリングにより厚さ200nmの金
属層(たとえばCr)41と厚さ50nmの透明導電膜
(たとえばITO)42から成る第2の導電層40を成
膜して、フォトリソグラフィ(2回目)とエッチングに
より連結線21aと銀打ち部80の他方の電極80aを
形成する。
【0055】最後に工程(c)は図2に示したTFTの
製造工程(e)または図3に示した製造工程(f)と同
時に実行され、プラズマCVDにより厚さ400nmの
パッベーション膜(たとえばシリコン窒化膜)60を成
膜した後、フォトリソグラフィ(3回目)とエッチング
により銀打ち部80の一方の電極80a上のパッシベー
ション膜60を貫通する開口部91と、もう一方の電極
80b上のパッシベーション膜60とゲート絶縁層20
を貫通する開口部92とを形成する。
【0056】こうしてTFTの製造工程に合わせて3回
のフォトリソグラフィで銀打ち部が形成される。アクテ
ィブマトリクス基板上で銀打ち部80が形成される位置
は正確に規定されるので、その後の液晶セル組立て工程
において銀打ち部80には図11に示すように溶融した
Agを滴下することにより開口部91と92にAgが埋
まり、電極80aと80bが電気的に接続される。その
結果、連結線21aと共通配線結束線13aとが電気的
に接続されることになる。したがって、本発明の静電保
護素子と液晶セル組立工程での銀打ちの技術を組合わせ
ることにより、製造工程中にドレイン配線に高電位の電
荷が乗っても静電保護素子45、連結線21a、銀打ち
部80、共通配線結束線13aを介して共通配線13に
電荷を逃がすことができ、絶縁破壊によるゲート配線と
ドレイン配線間のショートや画素領域のTFTの特性変
動を防止することができる。
【0057】ここでは連結線と共通配線結束線との接続
にAgを用いたが、他の導電ペーストを用いてもよい。
【0058】また前述した実施例では、ゲート配線がA
lまたはAlを主体とする合金とTi、Ta、Nb、C
rなどの高融点金属またはこれらの合金の窒化膜との積
層膜、ドレイン配線がCrなどの高融点金属とITOな
どの透明導電膜との積層膜で形成される例を示したが、
本願発明はこれらに限られるものではなく、一般に最上
層の導電膜がAlまたはAlを主体とする合金、あるい
はTi、Ta、Nb、Crなどの高融点金属またはこれ
らの合金の窒化膜、あるいはITO、IZOなどの透明
導電膜で形成される導電膜であればよい。たとえば、ゲ
ート配線では、Al−Nd合金、Al−Ti合金、Al
−Ta合金の単層膜や、ITO/Cr、CrN/Cr、
TiN/Al/Tiなどの2層、3層の積層膜、ドレイ
ン配線では、Al−Nd合金/Mo、Al−Ti合金/
Cr、CrN/Cr、TiN/Al/Tiなどの2層、
3層の積層膜を適用することが可能である。これにより
各端子部での接続信頼性を確保することができる。
【0059】ただし、AlまたはAlを主体とする合金
を最上層にする場合は、温水洗などによる表面酸化、水
酸化が問題になる製造工程は温水の温度を下げるなどの
条件を選択する必要がある。
【0060】また前述した実施例では、3回のフォトリ
ソグラフィ工程で製造可能な横電界型のTFTの製造方
法の例を示したが、本願発明は、半導体層とソース、ド
レイン電極が別のフォトリソグラフィ工程で形成される
チャネルエッチ型TFTや、半導体層とソース、ドレイ
ン電極が同じフォトリソグラフィ工程で形成されるチャ
ネル保護型TFTのような4回のフォトリソグラフィ工
程で製造する(何れもパッシベーション膜とゲート絶縁
層の開口工程が最終のフォトリソグラフィ工程になる)
TFTにも適用できることは言うまでもない。また実施
例の第2工程で、ハーフトーンマスクを使用せず、2枚
のマスクを露光量を変えて露光する2回露光の方法(塗
布、現像は1回)を用いてもよいことはもちろんであ
る。
【0061】
【発明の効果】本発明においては、光の透過量が部分的
に異なるハーフトーンマスクを使用することにより、全
体工程で3回のフォトリソグラフィで横電界型液晶表示
装置のアクティブマトリクス基板上にTFTを形成する
ことができるとともに、その工程内で静電保護素子と銀
打ち部を形成することができるので、後の液晶セル組立
て工程で銀打ち工程は必要になるものの、フォトリソグ
ラフィの回数が3回ですむ故にマスク数の削減、工程の
短縮が可能となり、生産性が著しく向上する。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による横電界型液晶表示装置のアクティ
ブマトリクス基板の回路構成、特に基板周辺部に形成さ
れる配線を模式的に示した図である。
【図2】本発明による横電界型液晶表示装置のアクティ
ブマトリクス基板のTFT部分の製造工程の一実施例を
示す工程断面図である。
【図3】本発明による横電界型液晶表示装置のアクティ
ブマトリクス基板のTFT部分製造工程の他の実施例を
示す工程断面図である。
【図4】(I)は本発明による横電界型液晶表示装置の
アクティブマトリクス基板のゲート端子部と共通配線端
子部の製造工程を示す工程断面図であり、(II)はドレ
イン端子部の製造工程を示す工程断面図である。
【図5】図2に対応する横電界型液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板のドレイン配線末端部近辺の画素領
域と静電保護素子の平面透視図である。
【図6】図3に対応する横電界型液晶表示装置のアクテ
ィブマトリクス基板のドレイン配線末端部近辺の画素領
域と静電保護素子の平面透視図である。
【図7】図5に示した静電保護素子の製造工程を示す工
程断面図である。
【図8】図6に示した静電保護素子の製造工程を示す工
程断面図である。
【図9】本発明による横電界型液晶表示装置のアクティ
ブマトリクス基板の周辺部に形成される銀打ち部の透視
平面図である。
【図10】図9に示した銀打ち部の製造工程を示す工程
断面図である。
【図11】図9に示した銀打ち部の断面図である。
【図12】従来の横電界型液晶表示装置のアクティブマ
トリクス基板の回路構成を模式的に示した図である。
【符号の説明】
10 第1の導電層 11 ゲート配線 13 共通配線 13a 共通配線結束線 14 共通電極 15 ゲート端子 16 共通配線端子 20 ゲート絶縁層 21 ドレイン配線 21a 連結線 25 ドレイン端子 30 半導体層 35 ゲートシャントバス配線 40 第2の導電層 45 静電保護素子 50、51 レジスト膜 55 ドレインシャントバス配線 60 パッシベーション膜 70、71 コンタクトホール 80 銀打ち部 91、92 開口部 100 透明絶縁性基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明絶縁性基板上にゲート配線と共通配
    線とが交互に配列され、前記ゲート配線にほぼ直交して
    ドレイン配線が配列され、前記ゲート配線と前記ドレイ
    ン配線とにより囲まれた画素領域に、ゲート電極と、該
    ゲ−ト電極にゲート絶縁膜を介して対向する島状の半導
    体層と、該半導体層上に形成されたドレイン電極および
    ソース電極とからなる逆スタガ型薄膜トランジスタが形
    成され、前記ゲート配線と前記ドレイン配線とにより囲
    まれた窓部に、櫛歯状の画素電極と櫛歯状の共通電極と
    が対向して形成され、前記ゲート電極は前記ゲート配線
    に、前記ドレイン電極は前記ドレイン配線に、前記ソー
    ス電極は前記画素電極に、前記共通電極は前記共通配線
    にそれぞれ接続され、前記画素電極と前記共通電極との
    間に前記透明絶縁性基板面に対して横方向の電界が印加
    されるアクティブマトリクス基板を有する液晶表示装置
    の製造方法において、前記ゲート電極および前記共通電
    極を形成する工程と、前記半導体層と前記ドレイン電極
    およびソース電極と前記画素電極とを形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜と前記薄膜トランジスタ上に形成した
    パッシベーション膜に所定の開口を形成する工程とから
    成り、前記共通配線は前記透明絶縁性基板の少なくとも
    一方の辺部においてその端部が前記ゲート配線の同じ辺
    部の端部より外側にまで延びており、該共通配線の端部
    どうしが共通配線結束線により互いに連結され、前記ド
    レイン配線どうしは、信号の入力側と反対側において、
    前記薄膜トランジスタの半導体層と同時に形成される島
    状の半導体層を介して連結線により互いに連結され、前
    記開口を形成する工程以降に、前記共通配線結束線と前
    記ドレイン配線連結線とを各線の端部に形成した前記開
    口を介して導電ぺーストで接続する工程をさらに有する
    ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記薄膜トランジスタの半導体層と前記
    ドレイン電極およびソース電極とを1回のフォトリソグ
    ラフィ工程において連続して形成することを特徴とする
    請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ドレイン電極およびソース電極を形
    成するときに用いたレジスト膜を有機溶剤で変形して一
    体化し、少なくとも前記一体化したレジスト膜をマスク
    として前記薄膜トランジスタの半導体層のエッチングを
    行うことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ゲート配線はアルミニウムまたはア
    ルミニウムを主体とする合金からなる単層膜または2層
    以上の積層導電膜から成り、該積層導電膜の最上層の導
    電膜が高融点金属の窒化膜または透明導電膜から形成さ
    れることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    1項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ドレイン配線は2層以上の積層導電
    膜から形成され、その最上層の導電膜がアルミニウムま
    たはアルミニウムを主体とする合金、または高融点金属
    の窒化膜または透明導電膜から形成されることを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の液晶
    表示装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100354733C (zh) * 2003-09-19 2007-12-12 夏普株式会社 电极布线基板及显示装置
US8259249B2 (en) 2009-10-12 2012-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Display substrate, method of manufacturing the display substrate and display device having the display substrate
JP2021002046A (ja) * 2007-06-29 2021-01-07 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置

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