JP2003161663A - 鋼帯の張力測定装置 - Google Patents
鋼帯の張力測定装置Info
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- JP2003161663A JP2003161663A JP2001361686A JP2001361686A JP2003161663A JP 2003161663 A JP2003161663 A JP 2003161663A JP 2001361686 A JP2001361686 A JP 2001361686A JP 2001361686 A JP2001361686 A JP 2001361686A JP 2003161663 A JP2003161663 A JP 2003161663A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tension measuring
- lever
- tension
- load cell
- measuring device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋼帯の張力を摩擦の影響受けることなく正確
に再現性よく測定することができる鋼帯の張力測定装置
を提供する。 【解決手段】 鋼帯搬送ロール2のロール軸3両端に各
々張力測定レバー5を取り付け、両張力測定レバー5の
一端側をレバー支点軸6で結合するとともに、張力測定
レバー5の他端側下面に荷重点8が接するようにロード
セル7を配置してなる鋼帯の張力測定装置において、ロ
ードセル7の荷重点8が、レバー支点軸5の軸芯と同一
面レベルになるようにした鋼帯の張力測定装置。
に再現性よく測定することができる鋼帯の張力測定装置
を提供する。 【解決手段】 鋼帯搬送ロール2のロール軸3両端に各
々張力測定レバー5を取り付け、両張力測定レバー5の
一端側をレバー支点軸6で結合するとともに、張力測定
レバー5の他端側下面に荷重点8が接するようにロード
セル7を配置してなる鋼帯の張力測定装置において、ロ
ードセル7の荷重点8が、レバー支点軸5の軸芯と同一
面レベルになるようにした鋼帯の張力測定装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯の張力を正確
に再現性よく測定することができる鋼帯の張力測定装置
に関する。
に再現性よく測定することができる鋼帯の張力測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】連続熱処理炉で鋼帯を熱処理する場合、
走行する鋼帯の張力を常に所定値に保持することが重要
であることから、炉内において鋼帯の張力を測定する装
置として、特開平6−117946号公報には、連続熱
処理炉内でハースローラに巻回されて熱処理される鋼帯
の張力を荷重伝達レバーを介してロードセルで測定する
張力測定装置が記載されている。
走行する鋼帯の張力を常に所定値に保持することが重要
であることから、炉内において鋼帯の張力を測定する装
置として、特開平6−117946号公報には、連続熱
処理炉内でハースローラに巻回されて熱処理される鋼帯
の張力を荷重伝達レバーを介してロードセルで測定する
張力測定装置が記載されている。
【0003】図5(a)及び(b)は従来のレバー式張
力測定装置の原理の説明図である。図5(a)は、鋼帯
1が巻回された搬送ロール2のロール軸3の両側にそれ
ぞれ枢着されたフレーム4が張力測定レバー5に結合さ
れ、張力測定レバー5の一端はレバー支点軸6に結合さ
れ、ロール軸3を超える他端の下面がロードセル7に当
接している。図5(b)はロール軸3に直接張力測定レ
バー5が枢着されている。
力測定装置の原理の説明図である。図5(a)は、鋼帯
1が巻回された搬送ロール2のロール軸3の両側にそれ
ぞれ枢着されたフレーム4が張力測定レバー5に結合さ
れ、張力測定レバー5の一端はレバー支点軸6に結合さ
れ、ロール軸3を超える他端の下面がロードセル7に当
接している。図5(b)はロール軸3に直接張力測定レ
バー5が枢着されている。
【0004】鋼帯1の張力により搬送ロール2に力が作
用すると、張力測定レバー5がレバー支点軸6を中心に
して回動し、他端側下面のロードセル荷重点8がロード
セル7に作用して張力を測定する。
用すると、張力測定レバー5がレバー支点軸6を中心に
して回動し、他端側下面のロードセル荷重点8がロード
セル7に作用して張力を測定する。
【0005】図5(a)において、ロードセルに掛かる
力Fbは、次のとおりである。
力Fbは、次のとおりである。
【0006】
Fb=2T・cosα・L1/L2(1+ε・tanθ)・・・式1
図5(b)において、ロードセルに掛かる力Fbは、式
1においてα=0の場合に相当することから次のとおり
である。
1においてα=0の場合に相当することから次のとおり
である。
【0007】
Fb=2T・L1/L2(1+ε・tanθ)・・・式2
但し、T:鋼帯の張力、L1:レバー支点軸とロール軸
間の距離、L2:レバー支点軸とロードセル荷重点間の
距離、ε:摩擦係数、θ:レバー中心とロードセル荷重
点の角度、α:レバー中心と搬送ロール軸中心の角度
間の距離、L2:レバー支点軸とロードセル荷重点間の
距離、ε:摩擦係数、θ:レバー中心とロードセル荷重
点の角度、α:レバー中心と搬送ロール軸中心の角度
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の張力測定レバー
を用いてロードセルに張力による力を伝達する方式は、
機構がシンプルにはなるが、張力測定レバーの回動によ
り荷重がロードセルに垂直にかからず、式1及び式2に
おいてロードセル荷重点で水平方向に掛かる力と摩擦に
よって生じる項(ε・tanθ)で摩擦によって誤差が
生じ、摩擦の変化により再現性が悪くなり、正確な測定
が難しくなるという欠点がある。
を用いてロードセルに張力による力を伝達する方式は、
機構がシンプルにはなるが、張力測定レバーの回動によ
り荷重がロードセルに垂直にかからず、式1及び式2に
おいてロードセル荷重点で水平方向に掛かる力と摩擦に
よって生じる項(ε・tanθ)で摩擦によって誤差が
生じ、摩擦の変化により再現性が悪くなり、正確な測定
が難しくなるという欠点がある。
【0009】そこで、本発明は、鋼帯の張力を摩擦の影
響受けることなく正確に再現性よく測定することができ
る鋼帯の張力測定装置を提供するものである。
響受けることなく正確に再現性よく測定することができ
る鋼帯の張力測定装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の鋼帯の張力測定
装置は、鋼帯搬送ロールのロール軸両端に各々張力測定
レバーを取り付け、該両張力測定レバーの一端側をレバ
ー支点軸で結合するとともに、前記張力測定レバーの他
端側下面に荷重点が接するようにロードセルを配置して
なる鋼帯の張力測定装置において、前記ロードセルの荷
重点が、前記レバー支点軸の軸芯と同一面レベルになる
ように構成したことを特徴とする。 前記構成におい
て、前記両張力測定レバーの他端側を結合部材で結合
し、該結合部材の中央下面に荷重点が接するようにロー
ドセルを配置してもよい。
装置は、鋼帯搬送ロールのロール軸両端に各々張力測定
レバーを取り付け、該両張力測定レバーの一端側をレバ
ー支点軸で結合するとともに、前記張力測定レバーの他
端側下面に荷重点が接するようにロードセルを配置して
なる鋼帯の張力測定装置において、前記ロードセルの荷
重点が、前記レバー支点軸の軸芯と同一面レベルになる
ように構成したことを特徴とする。 前記構成におい
て、前記両張力測定レバーの他端側を結合部材で結合
し、該結合部材の中央下面に荷重点が接するようにロー
ドセルを配置してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の鋼帯の張力測定装置は、
ロードセルの荷重点がレバー支点軸の軸芯と同一面レベ
ルになるように構成することにより、ロードセルに掛か
る力Faが次式のとおりとなる(図1参照)。
ロードセルの荷重点がレバー支点軸の軸芯と同一面レベ
ルになるように構成することにより、ロードセルに掛か
る力Faが次式のとおりとなる(図1参照)。
【0012】Fa=2T×(L1/L2)・・・式3
但し、T:鋼帯の張力
L1:レバー支点軸とロール軸間の距離
L2:レバー支点軸とロードセル荷重点の距離
本発明の鋼帯の張力測定装置では、式3から明らかなと
おり、式2の(ε・tanθ)がなくなって摩擦の影響
がなくなるので、正確に再現性よく張力を測定すること
ができる。
おり、式2の(ε・tanθ)がなくなって摩擦の影響
がなくなるので、正確に再現性よく張力を測定すること
ができる。
【0013】
【実施例】実施例1
図1は本発明の一実施例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は正面図である。
(b)は平面図、(c)は正面図である。
【0014】鋼帯1を巻回する搬送ロール2のロール軸
3の両側にそれぞれ枢着されたフレーム4が張力測定レ
バー5に結合され、張力測定レバー5の一端はレバー支
点軸6に結合され、ロール軸3を超える他端側下面がロ
ードセル荷重点8としてロードセル7に当接している。
3の両側にそれぞれ枢着されたフレーム4が張力測定レ
バー5に結合され、張力測定レバー5の一端はレバー支
点軸6に結合され、ロール軸3を超える他端側下面がロ
ードセル荷重点8としてロードセル7に当接している。
【0015】ロードセル荷重点8は、レバー支点軸6の
軸芯と同一面レベルとなるようにする。この構成によ
り、摩擦の影響を受けることなく、再現性の高い張力測
定ができる。
軸芯と同一面レベルとなるようにする。この構成によ
り、摩擦の影響を受けることなく、再現性の高い張力測
定ができる。
【0016】実施例2
図2は本発明の別実施例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は正面図で、図1と同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
(b)は平面図、(c)は正面図で、図1と同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0017】本実施例は、張力測定レバー5を結合部材
9で結合して、結合部材9の中央にロードセル7を配置
して荷重を受けるようにしたものである。
9で結合して、結合部材9の中央にロードセル7を配置
して荷重を受けるようにしたものである。
【0018】本実施例においても、ロードセル荷重点8
は、レバー支点軸6の軸芯と同一面レベルとなるように
する。本実施例では、ロードセル7が一カ所であるた
め、構造が簡単になる。
は、レバー支点軸6の軸芯と同一面レベルとなるように
する。本実施例では、ロードセル7が一カ所であるた
め、構造が簡単になる。
【0019】実施例3
図3は本発明の別実施例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は正面図で、図1と同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
(b)は平面図、(c)は正面図で、図1と同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0020】本実施例は、搬送ロール2のロール軸3を
張力測定レバー5に直接枢着したもので、その他の構成
は実施例1と同じである。
張力測定レバー5に直接枢着したもので、その他の構成
は実施例1と同じである。
【0021】実施例4
図4は本発明の別実施例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は正面図で、図1と同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
(b)は平面図、(c)は正面図で、図1と同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0022】本実施例は、搬送ロール2のロール軸3を
張力測定レバー5に直接枢着したもので、その他の構成
は実施例2と同じである。
張力測定レバー5に直接枢着したもので、その他の構成
は実施例2と同じである。
【0023】
【発明の効果】本発明は、ロードセルの荷重点がレバー
支点軸の軸芯と同一面レベルになるようにすることで、
ロードセルの荷重点において水平方向に作用する荷重を
なくして摩擦の影響のない再現性の高い張力測定を行う
ことができる。
支点軸の軸芯と同一面レベルになるようにすることで、
ロードセルの荷重点において水平方向に作用する荷重を
なくして摩擦の影響のない再現性の高い張力測定を行う
ことができる。
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は正面図である。
(b)は平面図、(c)は正面図である。
【図2】本発明の別実施例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は正面図である。
(b)は平面図、(c)は正面図である。
【図3】本発明の別実施例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は正面図で、図1と同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
(b)は平面図、(c)は正面図で、図1と同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【図4】本発明の別実施例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は正面図で、図1と同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
(b)は平面図、(c)は正面図で、図1と同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【図5】従来のレバー式張力測定装置の原理の説明図で
ある。
ある。
1:鋼帯 2:搬送ロール 3:ロ
ール軸 4:フレーム 5:張力測定レバー 6:レ
バー支点軸 7:ロードセル 8:ロードセル荷重点 9:結
合部材
ール軸 4:フレーム 5:張力測定レバー 6:レ
バー支点軸 7:ロードセル 8:ロードセル荷重点 9:結
合部材
Claims (2)
- 【請求項1】 鋼帯搬送ロールのロール軸両端に各々張
力測定レバーを取り付け、該両張力測定レバーの一端側
をレバー支点軸で結合するとともに、前記張力測定レバ
ーの他端側下面に荷重点が接するようにロードセルを配
置してなる鋼帯の張力測定装置において、 前記ロードセルの荷重点が、前記レバー支点軸の軸芯と
同一面レベルになるように構成したことを特徴とする鋼
帯の張力測定装置。 - 【請求項2】 前記両張力測定レバーの他端側を結合部
材で結合し、該結合部材の中央下面に荷重点が接するよ
うにロードセルを配置したことを特徴とする請求項1に
記載の張力測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001361686A JP2003161663A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 鋼帯の張力測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001361686A JP2003161663A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 鋼帯の張力測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003161663A true JP2003161663A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=19172298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001361686A Withdrawn JP2003161663A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 鋼帯の張力測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003161663A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100403000C (zh) * | 2004-11-26 | 2008-07-16 | 上海工程技术大学 | 钢带应力测控装置 |
CN102980705A (zh) * | 2012-11-29 | 2013-03-20 | 黄石山力兴冶薄板有限公司 | 一种钢带张力检测装置 |
US11249007B2 (en) * | 2018-03-20 | 2022-02-15 | Commonwealth Rolled Products, Inc. | Universal strip tribological simulator |
-
2001
- 2001-11-27 JP JP2001361686A patent/JP2003161663A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100403000C (zh) * | 2004-11-26 | 2008-07-16 | 上海工程技术大学 | 钢带应力测控装置 |
CN102980705A (zh) * | 2012-11-29 | 2013-03-20 | 黄石山力兴冶薄板有限公司 | 一种钢带张力检测装置 |
US11249007B2 (en) * | 2018-03-20 | 2022-02-15 | Commonwealth Rolled Products, Inc. | Universal strip tribological simulator |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |