JP2003160987A - 簡易衝立 - Google Patents

簡易衝立

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JP2003160987A
JP2003160987A JP2001362026A JP2001362026A JP2003160987A JP 2003160987 A JP2003160987 A JP 2003160987A JP 2001362026 A JP2001362026 A JP 2001362026A JP 2001362026 A JP2001362026 A JP 2001362026A JP 2003160987 A JP2003160987 A JP 2003160987A
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靖 小田中
Akinori Ishihara
昭紀 石原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スクリーンを引き出した状態でフレームを所定
間隔に容易に保持可能としながら、部品点数を削減して
製造コストを低減し得る簡易衝立を提供する。 【解決手段】独立して垂立可能とした一対の第一及び第
二のフレーム1,2間にスクリーン5を張設するととも
に、該スクリーン5を第一のフレーム1から引き出し、
あるいは第一のフレーム1に収納可能とし、第一のフレ
ーム1には第一及び第二のフレーム1,2の間隔を所定
間隔に保持する間隔保持棒10の一端を取着し、第二の
フレーム2には間隔保持棒10の他端を着脱可能に保持
する保持部12を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床面上に垂立さ
れる一対のフレーム間でスクリーンを引き出して使用す
るロールブラインド型の簡易衝立に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実開平4−116513号には、一対の
フレーム間にスクリーンを支持した簡易間仕切りが開示
されている。この簡易間仕切りは、固定フレーム内にス
クリーンの巻取り方向に付勢された巻取りパイプを備
え、その付勢力に抗して固定フレームに対し移動フレー
ムを移動させることにより、固定パイプからスクリーン
を引き出し、あるいはその付勢力によりスクリーンを巻
取りパイプに巻取り可能としている。
【0003】そして、スクリーンを所望位置まで引き出
した状態で、両フレームを所定間隔に保持するために、
両フレーム間にはパンタグラフ機構が配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な簡易間仕切りでは、パンタグラフ機構を必要とするこ
とから、部品点数が増大するとともに、組み立て工数も
増大する。従って、製造コストが上昇するという問題点
がある。
【0005】この発明の目的は、スクリーンを引き出し
た状態でフレームを所定間隔に容易に保持可能としなが
ら、部品点数を削減して製造コストを低減し得る簡易衝
立を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1では、独立して
垂立可能とした一対の第一及び第二のフレーム間にスク
リーンを張設するとともに、該スクリーンを前記第一の
フレームから引き出し、あるいは第一のフレームに収納
可能とし、前記第一のフレームには前記第一及び第二の
フレームの間隔を所定間隔に保持する間隔保持棒の一端
を取着し、前記第二のフレームには前記間隔保持棒の他
端を着脱可能に保持する保持部を設けた。
【0007】請求項2では、前記第一のフレーム内に
は、前記スクリーンを巻取りあるいは巻戻し可能とした
巻取軸と、該巻取軸にスクリーン巻取り方向の回転力を
付与する付勢手段とを設けた。
【0008】請求項3では、前記第一のフレームの上端
部に前記間隔保持棒を回動可能に支持し、前記第一のフ
レームには前記間隔保持棒を収納可能とした収容溝を設
けた。
【0009】請求項4では、前記保持部は、バネにより
前記間隔保持棒の保持位置に突出するラッチ部材と、前
記ラッチ部材を前記間隔保持棒の保持位置から後退操作
可能とした操作ノブとから構成し、前記ラッチ部材及び
操作ノブを前記第二のフレームの上端部に設けた。
【0010】請求項5では、前記第二のフレームには前
記間隔保持棒の先端部を挿入可能とした収容溝を設け、
前記ラッチ部材は前記収容溝内に突出して前記間隔保持
棒の先端部を支持可能とし、前記間隔保持棒の先端部を
収容溝内で下方から移動させるとき、前記先端部で押圧
して前記ラッチ部材を収容溝内から後退可能とするとと
もに、前記先端部がラッチ部材を乗り越えたとき、前記
バネにより該ラッチ部材を前記間隔保持棒の保持位置に
復帰可能とした。
【0011】請求項6では、前記第一及び第二のフレー
ムは、共通の形材で構成した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した簡易
衝立の一実施の形態を図面に従って説明する。
【0013】図1及び図2に示すように、第一及び第二
のフレーム1,2は共通の形材で構成され、その形材は
一部を開口した筒状に形成されている。そして、各フレ
ーム1,2の下端に台座3が取着されて、床面上に線対
称状に垂立可能となっている。
【0014】前記第一のフレーム1内には巻取軸4が回
転可能に支持され、その巻取軸4にはスクリーン5が巻
着されている。そして、第一のフレーム1の開口部6か
らスクリーン5を引き出し可能となっている。
【0015】前記巻取軸4は、第一のフレーム1内に配
設される捩じりコイルスプリング(図示しない)の付勢
力により、スクリーン5の巻取り方向に付勢されてい
る。前記スクリーン5の先端部は、前記第二のフレーム
2の開口部7の前部開口縁に取着されている。また、第
一及び第二のフレーム1,2の前面には取手8がそれぞ
れ設けられている。
【0016】前記第一のフレーム1の上端部において、
前記開口部5の後方に形成された収容溝9には間隔保持
棒10が支軸10aを回動支点として回動可能に支持さ
れている。そして、間隔保持棒10を第一のフレーム1
に沿うように下方へ回動させると、図3に示すように、
間隔保持棒10は前記収容溝9内に収容されるようにな
っている。
【0017】図4及び図5に示すように、前記第二のフ
レーム2の収容溝11の上端部には、ラッチ部材12が
収容溝11の後面から出没可能に設けられている。前記
ラッチ部材12はバネにより収容溝9内に露出する方向
に付勢されるとともに、第二のフレーム2の後面から突
出する操作ノブ13が取着されている。そして、操作ノ
ブ13を操作することにより、バネの付勢力に抗してラ
ッチ部材12の収容溝11内への突出を解除可能となっ
ている。
【0018】また、前記ラッチ部材12は上方に向かっ
て突出量が大きくなるように収容溝11内の後側面から
突出されて、斜め下方に向かう斜面14が収容溝11内
に露出される。
【0019】上記のように構成された簡易衝立では、第
二のフレーム2を第一のフレーム1から離間させて、第
一のフレーム1からスクリーン5を引き出し、間隔保持
棒10を上方へ回動させてその先端部を第二のフレーム
2の収容溝11内に挿入しながら回動させると、間隔保
持棒10の先端部がラッチ部材12を押しのけながら収
容溝11内を上方へ移動する。
【0020】そして、間隔保持棒10がラッチ部材12
を乗り越えると、図5に示すように、ラッチ部材12が
バネの付勢力により収容溝11内に突出して、間隔保持
棒10を支持する状態となる。
【0021】また、スクリーン5を第一のフレーム1内
に収容する場合には、操作ノブ13を引いて、ラッチ部
材12を収容溝11内から後退させる。すると、間隔保
持棒10は下方へ回動可能となるため、間隔保持棒10
を下方へ回動させて、第一のフレーム1の収容溝9内に
収容する。
【0022】次いで、第一及び第二のフレーム1,2を
互いに近づく方向に移動させれば、巻取軸4が回転され
てスクリーン5が巻取軸4に巻き取られる。そして、図
3に示すように、スクリーン5が第一のフレーム1内に
収容され、両フレーム1,2が近接した状態に格納され
る。
【0023】上記のように構成された簡易衝立では、次
に示す作用効果を得ることができる。 (1)第一及び第二のフレーム1,2を離間させて、第
一のフレーム1からスクリーン5を引き出せば、衝立と
して使用することができる。 (2)スクリーン5を引き出した状態で、間隔保持棒1
0をラッチ部材12上に係合させれば、巻取り軸4に作
用するスクリーン巻取り方向の付勢力に抗して、スクリ
ーン5を所定位置まで引出した状態に保持することがで
きる。 (3)間隔保持棒10をラッチ部材12に係合させると
き、間隔保持棒10の先端部を第二のフレーム2の収容
溝11内の下方から上方へ回動させることにより、容易
に係合させることができる。 (4)間隔保持棒10とラッチ部材12との係合を解除
するとき、操作ノブ13を引けば、その係合を容易に解
除することができる。 (5)間隔保持棒10は、第一のフレーム1の収容溝9
に収容することができる。従って、間隔保持棒10を収
容溝9に収容することにより、格納時の美観を向上させ
ることができる。 (6)間隔保持棒10を第一のフレーム1に収容した状
態で、両フレーム1,2を互いに近づく方向に移動させ
れば、スクリーン5を第一のフレーム1内の巻取軸4に
自動的に巻き取って、第一のフレーム1内に収容するこ
とができる。 (7)間隔保持棒10及びラッチ部材12によりスクリ
ーン5を引き出した状態に保持することができるので、
従来のパンタグラフ機構に比して部品点数を削減するこ
とができるとともに、組み立て工数を削減することがで
きるので、製造コストを低減することができる。 (8)間隔保持棒10を収容溝9に収容することができ
るので、スクリーン5を第一のフレーム1内に収容する
格納時の美観を向上させることができる。 (9)第一及び第二のフレーム1,2を共通の形材で構
成したので、部品コストを削減することができる。上記
実施の形態は、次に示すように変更することもできる。 ・ラッチ部材は、第二のフレーム2の収容溝11内に突
出した状態で固定し、間隔保持棒10を第二のフレーム
2の上方から回動してラッチ部材に係合させるようにし
てもよい。 ・ラッチ部材12に代えて、第二のフレーム2の上端部
に間隔保持棒10の先端部を嵌合可能とした凹部を形成
してもよい。 ・スクリーン5は、手動操作により巻取軸4に巻き取る
構成としてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明はスクリ
ーンを引き出した状態でフレームを所定間隔に容易に保
持可能としながら、部品点数を削減して製造コストを低
減し得る簡易衝立を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の簡易衝立を示す正面図であ
る。
【図2】 一実施の形態の簡易衝立を示す平面図であ
る。
【図3】 スクリーンを収容した状態を示す平面図であ
る。
【図4】 第二のフレームを示す側面図である。
【図5】 第二のフレームの上部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 第一のフレーム 2 第二のフレーム 5 スクリーン 10 間隔保持棒 12 (保持部)ラッチ部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立して垂立可能とした一対の第一及び
    第二のフレーム間にスクリーンを張設するとともに、該
    スクリーンを前記第一のフレームから引き出し、あるい
    は第一のフレームに収納可能とし、前記第一のフレーム
    には前記第一及び第二のフレームの間隔を所定間隔に保
    持する間隔保持棒の一端を取着し、前記第二のフレーム
    には前記間隔保持棒の他端を着脱可能に保持する保持部
    を設けたことを特徴とする簡易衝立。
  2. 【請求項2】 前記第一のフレーム内には、前記スクリ
    ーンを巻取りあるいは巻戻し可能とした巻取軸と、該巻
    取軸にスクリーン巻取り方向の回転力を付与する付勢手
    段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の簡易衝
    立。
  3. 【請求項3】 前記第一のフレームの上端部に前記間隔
    保持棒を回動可能に支持し、前記第一のフレームには前
    記間隔保持棒を収納可能とした収容溝を設けたことを特
    徴とする請求項1または2記載の簡易衝立。
  4. 【請求項4】 前記保持部は、バネにより前記間隔保持
    棒の保持位置に突出するラッチ部材と、前記ラッチ部材
    を前記間隔保持棒の保持位置から後退操作可能とした操
    作ノブとから構成し、前記ラッチ部材及び操作ノブを前
    記第二のフレームの上端部に設けたことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の簡易衝立。
  5. 【請求項5】 前記第二のフレームには前記間隔保持棒
    の先端部を挿入可能とした収容溝を設け、前記ラッチ部
    材は前記収容溝内に突出して前記間隔保持棒の先端部を
    支持可能とし、前記間隔保持棒の先端部を収容溝内で下
    方から移動させるとき、前記先端部で押圧して前記ラッ
    チ部材を収容溝内から後退可能とするとともに、前記先
    端部がラッチ部材を乗り越えたとき、前記バネにより該
    ラッチ部材を前記間隔保持棒の保持位置に復帰可能とし
    たことを特徴とする請求項4記載の簡易衝立。
  6. 【請求項6】 前記第一及び第二のフレームは、共通の
    形材で構成したことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の簡易衝立。
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