JP2003159031A - 海洋深層水由来ミネラル補給品 - Google Patents

海洋深層水由来ミネラル補給品

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JP2003159031A
JP2003159031A JP2001355973A JP2001355973A JP2003159031A JP 2003159031 A JP2003159031 A JP 2003159031A JP 2001355973 A JP2001355973 A JP 2001355973A JP 2001355973 A JP2001355973 A JP 2001355973A JP 2003159031 A JP2003159031 A JP 2003159031A
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deep sea
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Akira Fujii
侃 藤井
Tetsuya Arai
哲也 荒井
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Goshu Yakuhin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海洋深層水の有用微量ミネラル成分に影響を
与えないで滅菌処理したミネラル補給品を提供すること
にある。 【解決手段】 イオン交換膜11を備えた一次電気透析
装置1により海洋深層水Aを淡水Bと濃縮深層水Cとに
分離し、一価イオン選択性に優れたイオン交換膜12を
備えた二次電気透析装置2により濃縮深層水Cを濃縮ミ
ネラル分Dと濃塩水Eとに分離し、濃縮深層水Cから一
価の元素類を主に取り除いて得た濃縮ミネラル分Dをレ
トルト処理可能の包装体6に充填密封し、レトルト処理
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、海洋深層水より
分離した濃縮ミネラル分から成るミネラル補給品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】海洋深層水は高水圧下にあるので、総て
の元素が長期間に渡り溶け込み、生体保持に必要な無機
栄養塩類に富み、有機物や細菌類が少なく清浄性があっ
て、年間を通じて低温で安定していることが知られてい
る。また海洋深層水のミネラル分は、表層水より多いこ
とも知られている。特に、日本海側の特異な立地条件下
にある富山湾の海洋深層水(以下、日本海固有冷水とす
る)については様々な研究が行われ、その研究から日本
海固有冷水独自の特徴を有することが逐次解明されると
共に、その特徴を利用した発明も出願されている。
【0003】一方、海水から飲料水を得る手段として、
逆浸透膜法やイオン交換膜法を用いた淡水化手段が知ら
れている。イオン交換膜法は、陽イオン交換膜(陽イオ
ンのみを通す膜)を利用し、食塩水の電解から水酸化ナ
トリウムや塩素ガスを得る方法として確立しており、そ
の応用として、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とを交
互に配置した多槽の電解槽で食塩水を電気分解すると、
中間槽において電気透析が起こり、交互の槽に原液より
濃い食塩水と、薄い食塩水が得られる。この方式は、食
塩水を薄くできるので、海水から飲料水を得る淡水化プ
ラントとして用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】海洋深層水のミネラル
分は表層水より多いが、それでもナトリウム(Na)、
塩素(cl)の1%未満しか含有していないので、海洋
深層水を濾過するだけでは、Naとcl、及び他のミネ
ラル分の含有率に変化がない。従って濾過や逆浸透膜に
よって分離した淡水のミネラル分は無きに等しいので、
これらを栄養補給等の目的に用いても、ミネラル分を補
給することができない問題点があった。
【0005】海洋深層水は、海面下において清浄である
が、これを地上に汲み上げ、トラック等で分離工場まで
輸送し、分離工場のタンクに一旦蓄え、タンクより必要
に応じて分離装置に取出して処理する関係上、その間に
幾つものパイプやタンクを通り、大気に触れたりし、処
理が完了するまでの間に雑菌が混入する可能性があり、
雑菌が混入すると、無機栄養塩類に富むため、繁殖しや
すい問題点があった。
【0006】そこでこの発明は、海洋深層水を汲み上げ
てから分離し、製品化するまで無菌状態に保つことは困
難であると考え、分離した海洋深層水の有用微量ミネラ
ル成分に影響を与えないで滅菌処理することを試み、滅
菌処理したミネラル補給品を得ることに成功したもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の海洋深層水由来ミネラル補給品は、請求項
1として、イオン交換膜を備えた一次電気透析装置によ
り海洋深層水を淡水と濃縮深層水とに分離し、一価イオ
ン選択性に優れたイオン交換膜を備えた二次電気透析装
置により濃縮深層水を濃縮ミネラル分と濃塩水とに分離
し、濃縮ミネラル分を通気不能に密封したものである。
【0008】請求項2のミネラル補給品は、請求項1の
特徴に加えて、濃縮ミネラル分は濃縮深層水から一価の
元素類を主に取り除いて得たものであり、少なくともマ
グネシウムとカルシウムとを海洋深層水の約2倍程度含
有している。請求項3のミネラル補給品は、請求項1,
2の特徴に加えて濃縮ミネラル分はレトルト処理可能の
包装体に充填密封され、レトルト処理されている。
【0009】ここで一次電気透析装置とは、海洋深層水
を淡水と濃縮深層水とに分離するものを言い、二次電気
透析装置とは、濃縮深層水を濃縮ミネラル分と濃塩水と
に分離するものを言い、両電気透析装置のイオン交換膜
として、多くの膜種の中から人体に有用と思われるミネ
ラル分の採取と、人体に有害と思われる一価イオン(ナ
トリウムイオン、塩素イオン、カリウムイオン等)の除
去を可能にした膜を検証選択したものである。
【0010】ここで濃縮ミネラル分とは、イオン化した
各種のミネラル、特に生体適合成分を混在しているもの
を言い、液状、粉状を成しており、そのまま利用し得る
勿論、ミネラルウォーターや果汁等の各種商品に混合す
ること、及び自由な濃度に希釈して用いることのできる
ものを言う。ここで包装体とは、通気不能でレトルト処
理に耐え得る容器であれば自由であるが、ラミネート材
から成る袋体、ガラスや合成樹脂から成る壜体等が好ま
しく、また袋体や壜体を切り取り可能に複数連続してお
くことも可能である。ここでレトルト処理とは、包装食
材において一般に用いられている滅菌手段であり、高
温、高気圧状態にして滅菌するものを言う。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の海洋深層水由来ミネラル
補給品を図1〜3に基き説明すれば、先ずイオン交換膜
11を備えた一次電気透析装置1により、海洋深層水A
を淡水Bと濃縮深層水Cとに分離し、次いで一価イオン
選択性に優れたイオン交換膜12を備えた二次電気透析
装置2により、濃縮深層水Cを一価の元素を取り除いて
得た多価の元素(濃縮ミネラル分D)と濃塩水Eとに分
離し、濃縮ミネラル分Dを充填手段3においてレトルト
処理可能の包装体6に充填し、該包装体6の口部6aを
密封手段4において封鎖し、濃縮ミネラル分Dを密封し
た包装品7を形成し、包装品7をレトルト装置5におい
てレトルト処理したものである。
【0012】本発明による海洋深層水由来ミネラル補給
品は上記の通りであるから、図1の如く一次電気透析装
置1により海洋深層水Aから濃縮深層水Cを分離し、二
次電気透析装置2により濃縮深層水Cから一価のプラス
元素とマイナス元素とを除去した濃縮ミネラル分Dを分
離し、該濃縮ミネラル分DをタンクTに蓄えておく。こ
の濃縮ミネラル分Dを図4の如く、一方に袋口6aを有
するレトルト処理可能の包装体6に充填密封するには、
図2の如く充填手段3により包装体6の袋口6aより内
部に充填し、次いで密封手段4により包装体6の袋口6
aを封鎖して包装品7と成し、該包装品7をレトルト装
置5によりレトルト処理する。
【0013】レトルト装置5は図3の如く、耐熱耐圧室
5aに商品の出入口5bを備え、出入口5bに密接する
開閉蓋15を設け、熱水手段8と冷却手段9とを接続し
ており、先ず出入口5bより耐熱耐圧室5a内に商品を
格納し、出入口5bを開閉蓋15で封鎖し、耐熱耐圧室
5a内を真空にした後、熱水手段8より熱水Sを適宜時
間に亘り供給し、包装品7を加熱処理し、次いで冷却手
段9より冷却水W1,W2を送水し、冷却する。熱水温
度と圧力と時間、処理温度と圧力と時間、冷却手段9
は、包装体6の材質や形態、包装体6に密封した濃縮ミ
ネラル分Dの内容等によって異なる。
【0014】
【実験例】海洋深層水Aと淡水Bと濃縮ミネラル分Dと
濃塩水EにおけるpH、各種イオン及び金属元素の濃度
について、pH測定法、イオンクロマトグラフ法、IC
P−AES法、及びICP−MS法による分析を行っ
た。但し、 1. pH(入手した検体をそのまま試料溶液として用
いた) 2. 陰イオン
【化1】 3. 金属元素1(Na、Mg及びCa) 4. 金属元素2
【化2】 上記1〜4は、田辺R&Dサービスの分析化学研究部に
て試料溶液の調整から分析まで行った。 5. 金属元素3(Li及びRb)は、島津総合分析試
験センターにて試料調整から分析まで行った。 6. 金属元素4(上記以外の金属元素)は、田辺R&
Dサービスの分析化学研究部にて試料調整(ガリウム共
沈法による濃縮)を行い、その分析は島津総合分析試験
センターにて行った。
【0015】陰イオン
【化3】 において、検体をイオン交換水により適宜希釈し、試料
溶液とした。別に塩化ナトリウム0.16g、硫酸ナト
リウム0.3g、臭化カリウム0.15g、及びフッ化
ナトリウム0.22gを精密に量り、水を加えて正確に
100mlとする。この液0、1,2,5及び10ml
ずつを正確に量り、イオン交換水を加えて、正確に10
0mlとし、検量線作成用標準溶液とする。試料溶液及
び標準溶液10μlにつき、次の条件でイオンクロマト
グラフ法により試験を行った。夫々の液の夫々のピーク
面積を測定し、標準溶液を用いて作成した夫々の検量線
を用いて、試料溶液中の各成分の濃度を求め、検体中の
各成分の濃度を算出した。
【0016】操作条件 検出器:電気伝導度計 カラム:内径4mm、長さ25cmのエポキシ樹脂管に
粒径15μmのスルホン酸基を化学結合したスチレン−
ジビニルベンゼン共重合体に、粒径約0.1μmの3級
アンモニウム基を化学結合したスチレン−ジビニルベン
ゼン共重合体をイオン結合させたものを用いる。 移動相:炭酸ナトリウム2.6g及び炭酸水素ナトリウ
ム0.76gを水5lに溶かす。 流量:塩素イオンの保持時間は約2.5分になるように
調整する。 バックグランド除去装置:電気的バックグランド除去装
置を用いる。 試料溶液の希釈率と測定成分の関係は表1の通りであ
る。
【表1】
【0017】金属元素1(Na、Mg,及びCa)にお
いて、検体を薄めた硝酸(1→50)により適宜希釈
し、試料溶液とした。別に原子吸光分析用ナトリウム標
準液10ml、原子吸光分析用マグネシウム標準液5m
l、及び原子吸光分析用カルシウム標準液5mlを正確
に量り、薄めた硝酸(1→50)を加えて正確に100
mlとする。この液0、25及び50mlを正確に量
り、薄めた硝酸(1→50)を加えて正確に50mlと
し、検量線作成用標準溶液とする。試料溶液及び標準溶
液につき、次の条件で誘導結合プラズマ発光分析法によ
り、夫々の波長における発光強度を測定し、標準溶液か
ら作成した検量線を用いて、試料溶液中の各元素濃度を
求め、検体中の各元素濃度を算出した。
【0018】 試料溶液の希釈率と測定成分の関係は表2の通りであ
る。
【表2】
【0019】金属元素2
【化4】 において、検体を薄めた硝酸(1→50)により適宜希
釈し、試料溶液とした。別に原子吸光分析用カリウム標
準液10ml、原子吸光分析用ストロンチウム標準液2
ml、原子吸光分析用ホウ素標準液2ml、及び原子吸
光分析用ケイ素標準液2mlを正確に量り、薄めた硝酸
(1→50)を加えて正確に100mlとする。この液
0、25及び50mlを正確に量り、薄めた硝酸(1→
50)を加えて正確に50mlとし、検量線作成用標準
溶液とする。試料溶液及び標準溶液につき、次の条件で
誘導結合プラズマ発光分析法により、夫々の波長におけ
る発光強度を測定し、標準溶液から作成した検量線を用
いて、試料溶液中の各元素濃度を求め、検体中の各元素
濃度を算出した。
【0020】 試料溶液の希釈率と測定成分の関係は表3の通りであ
る。
【表3】
【0021】金属元素3(Li及びRb)について、海
水を正確に希釈し、試料溶液とした。別途、標準溶液を
調整し、試料溶液及び標準溶液につき、誘導結合プラズ
マ質量分析法(ICP−MS)により、標準溶液から作
成した検量線を用いて、試料溶液中の各元素濃度を求
め、検体中の各元素濃度を算出した。
【0022】金属元素4(上記以外の金属元素、ガリウ
ム共沈法)について、海水1lに対して、塩化ガリウム
溶液1.5mlを攪拌しながら加えた。添加後、1MN
aOHを加えてpHを9.0に調整し、一晩放置した。
放置後、孔径0.45μmのメンブランフイルターを用
いて沈殿をろ取し、水10mlずつを用いて沈殿を3回
洗浄した。洗浄後、フイルター上の沈殿に1M硝酸5m
lを加えて溶かし、水を加えて正確に50mlに定容
し、試料溶液とした。別途、標準溶液を調整し、試料溶
液及び標準溶液につき誘導結合プラズマ質量分析法(I
CP−MS)により、標準溶液から作成した検量線を用
いて、試料溶液中の各元素濃度を求め、検体中の各元素
濃度を算出した。
【0023】海洋深層水Aより淡水Bと濃縮深層水Cを
分離し、その濃縮深層水Cを濃塩水Eと濃縮ミネラル分
D(一価イオンの除去)とに分離したものであるが、濃
塩水Eと濃縮ミネラル分Dにおける各元素濃度の比較か
ら、一価イオンの除去が効率良く行われていること、及
び微量金属元素の濃縮が行われていることが確認され
る。濃縮ミネラル分Dとして、体液に近い成分(生体適
合成分の塩素イオン、窒素イオン、ヨウ素イオン、ナト
リウム、マグネシウム、カリウム、カルシウム、ストロ
ンチウム、リチウム、ルビジウム、カドミウム、バリウ
ム、バナジウム、アルミニウム、ゲルマニウム、モリブ
テン、ホウ素、溶性珪素、全リン、亜鉛、ヒ素、銅、
鉛、鉄、ニッケル、クロム、マンガン、セレン、コバル
ト等を残すことが望ましい。即ち、電気透析装置1,2
のイオン交換膜11,12について、多くの膜種の中か
ら検証選択したことと、多段的な処理手法により、人体
に有用と思われるミネラル分Dを漏れなく採取し、極微
量の有用と思われない成分について除去を可能な技術を
得ている。
【0024】
【実施例】包装体6としてプラスチックフイルムを重合
したスタンディングパウチを用いる場合、熱水手段8の
熱水温度を125〜135℃、熱水圧力を1.4〜2.
2気圧とし、処理温度を120℃前後、処理圧力を1.
5気圧程度で約7〜30分間加熱処理した後、冷却手段
9として50℃の冷却水W1を約15分間(一次冷
却)、30℃の冷却水W2を約5分間(二次冷却)送水
し、レトルト処理を終了する。
【0025】包装体6として壜を用いる場合、熱水手段
8の熱水温度を20〜60℃、熱水圧力を0・0気圧と
し、処理温度を55〜85℃、処理圧力を0.0気圧で
約30〜60分間加熱処理した後、冷却手段9として5
0℃前後の冷却水Wを約30分送水し、レトルト処理を
終了するか、加熱処理した包装物7を室内に放置し、自
然冷却する。処理温度と処理圧力と処理時間の加減、及
び強制冷却と自然冷却は、充填物の内容、壜の材質、形
態、形状等を考慮して決定する。
【0026】包装体6としてアルミ缶やスチル缶を用い
る場合、熱水手段8の熱水温度を85〜100℃、熱水
圧力を0・0気圧とし、処理温度を90〜115℃、処
理圧力を0.0〜1.5気圧で約15〜40分間処理し
た後、冷却手段9として50℃前後の冷却水Wを約30
分送水し、レトルト処理を終了する。スチル缶はアルミ
缶より高温高圧処理が可能で、且つ処理時間も短い。
【0027】本発明による濃縮ミネラル分Dの利用範囲
は、例えば清涼飲料水、果実飲料水、スポーツドリン
ク、ジュース類の他に、魚介類の加工食品、肉製品等が
考えられる。更に酒類の例えばビール、日本酒、洋酒、
果実酒、中国酒、薬味酒にも用いることができる。これ
らの商品に含有し得る範囲は10%以下、望ましい範囲
は5%以下、最適な範囲は3%以下であり、例えばジュ
ースに用いる場合、塩分濃度が5%を越えない範囲とす
る。
【0028】濃縮ミネラル分Dの包装体6は、単体の袋
体、壜体、缶体に限定されるものではなく、例えば図5
の如く収容部6bを左右方向に連続し、その連続部6c
に切取り用のミシン孔16を設けたラミネート材から成
る連続包装体6を用いたり、図6の如くアンプル状の樹
脂壜を、手指で簡単に切断できる薄片を介した左右方向
に連続した連続包装体6等を用いる。
【0029】
【発明の効果】本発明の海洋深層水由来ミネラル補給品
は上記のとおりであるから、次に記載する効果を奏す
る。長期保存が可能で、しかも使用するまで清潔に保つ
ことが出来る。また多様な用途に、しかも簡単に用いる
ことができる。例えば飲料に用いれば、高付加価値のあ
るミネラル飲料商品の提供が可能となるし、栄養バラン
スのあるミネラル商品の開発に貢献する。
【0030】塩分を除く多種類のミネラルを含有するの
で、これを用いると栄養バランスが向上し、その分のミ
ネラルの添加を省略し得る。このことにより、体質にや
さしい商品を提供することができる。尚、味覚とミネラ
ル含有量とは、相反する要素であると一般に言われてい
るので、人夫々の体質に適したミネラル含有量と味覚の
ミネラル補給品を提供する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる濃縮ミネラル分の分離例を示す
概略ブロック線図である。
【図2】本発明による海洋深層水由来ミネラル補給品の
製造工程図である。
【図3】レトルト装置の概略図である。
【図4】(イ)(ロ)パウチタイプの包装体と包装品の
正面図である。
【図5】(イ)(ロ)パウチタイプの連続包装体と包装
品の正面図である。
【図6】(イ)(ロ)壜タイプの連続包装体と包装品の
正面図である。
【図7】海洋深層水(原水)と淡水と濃縮ミネラル分
(濃縮ミネラル水)と濃塩水とにおける成分毎の成分量
を示す成分値図である。
【符号の説明】
1,2 電気透析装置 11,12 イオン交換膜 3 充填手段 4 密封手段 5 レトルト装置 6 包装体 7 包装品 8 熱水手段 9 冷却手段 A 海洋深層水(日本海固有冷水) B 淡水(脱塩水) C 濃縮深層水 D 濃縮ミネラル分 E 濃塩水 S 熱水 W1,W2 冷却水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/469 C02F 1/46 103 Fターム(参考) 3E067 AA03 AB26 BA03A BA04A BA12A BB08A BB11A BB14A CA17 EE48 FA01 FC01 GC02 4B018 LB05 LB06 LB08 LE02 LE05 MD03 MD04 MD94 ME02 MF06 MF09 4B021 LA04 LA05 LA33 LP01 LP07 LW10 MQ05 4D006 GA17 KA52 KA55 KA57 KA72 KB30 MA12 MB07 PA02 PA05 PB03 PB28 PC11 4D061 DA04 DB18 DC13 DC17 EA09 EB13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン交換膜(11)を備えた一次電気
    透析装置(1)により海洋深層水(A)を淡水(B)と
    濃縮深層水(C)とに分離し、一価イオン選択性に優れ
    たイオン交換膜(12)を備えた二次電気透析装置
    (2)により濃縮深層水(C)を濃縮ミネラル分(D)
    と濃塩水(E)とに分離し、その濃縮ミネラル分(D)
    を通気不能に密封していることを特徴とする海洋深層水
    由来ミネラル補給品。
  2. 【請求項2】 濃縮ミネラル分(D)は、濃縮深層水
    (C)から一価の元素類を主に取り除いて得たものであ
    り、少なくともマグネシウムとカルシウムとを海洋深層
    水(A)の約2倍程度含有していることを特徴とする請
    求項1記載の海洋深層水由来ミネラル補給品。
  3. 【請求項3】 濃縮ミネラル分(D)はレトルト処理可
    能の包装体(6)に充填密封され、レトルト処理されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の海洋深層水
    由来ミネラル補給品。
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