JP2003158982A - 蒸気土壌消毒装置 - Google Patents

蒸気土壌消毒装置

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JP2003158982A
JP2003158982A JP2001357120A JP2001357120A JP2003158982A JP 2003158982 A JP2003158982 A JP 2003158982A JP 2001357120 A JP2001357120 A JP 2001357120A JP 2001357120 A JP2001357120 A JP 2001357120A JP 2003158982 A JP2003158982 A JP 2003158982A
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soil
temperature
controller
temperature sensor
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Shunsuke Yasui
俊介 安井
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Agri Kk T
T AGRI KK
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Agri Kk T
T AGRI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性を向上させた蒸気土壌消毒機を提供す
ること。 【解決手段】 本発明では、蒸気放出管から放出した蒸
気で土壌を加熱して消毒する蒸気土壌消毒装置におい
て、蒸気の放出を制御するコントローラに温度センサを
接続し、コントローラは、温度センサによって土壌内部
の温度が所定温度以上に到達したことを検出した場合
に、蒸気の放出を停止すべく制御することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気土壌消毒装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より同一の圃場で連続して作物の育
成を行うと、害虫や病原菌の密度が高くなるといった連
作障害が発生し、作物の品質が低下するおそれがあっ
た。そのため、従来より、圃場に臭化メチルを散布する
ことによって土壌を消毒していた。
【0003】しかしながら、臭化メチルは、オゾン層破
壊の原因となることから、2005年には全廃すること
が義務付けられており、これに替わる土壌消毒方法の開
発が必要であった。
【0004】そこで、臭化メチルによる土壌消毒に替え
て、蒸気による土壌消毒が注目されるようになってきて
いる。
【0005】かかる蒸気による土壌消毒としては、ボイ
ラーに蒸気放出管を連通連結した蒸気土壌消毒機を使用
し、圃場に蒸気放出管を敷設するとともに、圃場及び蒸
気放出管をマルチシートで被覆し、その後、ボイラーで
発生した蒸気を蒸気放出管から土壌中に放出し、土壌の
内部をほとんどの害虫や病原菌が死滅する温度である約
60℃以上にまで加熱することによって、土壌の消毒を
行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
蒸気土壌消毒機にあっては、約1時間程度にわたって蒸
気土壌消毒機を運転して土壌の内部に蒸気を放出し、そ
の後、作業者が温度計を用いて土壌の内部の温度を計測
し、土壌の内部温度が所定温度以上に到達したことを確
認してから蒸気土壌消毒機の運転を停止するようにして
いた。
【0007】そのため、作業者が土壌内部の温度を計測
する必要があり、作業が煩雑なものとなっていた。
【0008】また、土壌が確実に所定温度以上に到達す
るように、必要以上に蒸気を土壌に放出していたため、
土壌が所定温度に到達した後も蒸気を土壌に放出してお
り、そのために無駄な動力を消費してしまい、土壌消毒
のためのコストが増大してしまうおそれがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、蒸
気放出管から放出した蒸気で土壌を加熱して消毒する蒸
気土壌消毒装置において、蒸気の放出を制御するコント
ローラに温度センサを接続し、コントローラは、温度セ
ンサによって土壌内部の温度が所定温度以上に到達した
ことを検出した場合に、蒸気の放出を停止すべく制御す
ることとした。
【0010】また、コントローラは、温度センサによっ
て土壌内部の温度が所定温度以上に到達したことを検出
した場合に、報知手段によって報知することとした。
【0011】また、温度センサとコントローラとを接続
するケーブルを蒸気放出管に沿って配設することとし
た。
【0012】また、温度センサは、熱伝導率の低い素材
からなる筒状の挿入管の先端部に配設することとした。
【0013】また、コントローラに複数の温度センサを
接続し、コントローラは、全ての温度センサによって土
壌内部の温度が所定温度以上に到達したことを検出した
場合に、蒸気の放出を停止すべく制御することとした。
【0014】また、コントローラに複数の温度センサを
接続し、コントローラは、いずれかの温度センサによっ
て土壌内部の温度が所定温度以上に到達したことを検出
した場合に、蒸気の放出を停止すべく制御することとし
た。
【0015】また、コントローラに複数の温度センサを
接続し、コントローラは、全ての温度センサによって得
られた土壌内部の温度の平均値が所定温度以上に到達し
たことを検出した場合に、蒸気の放出を停止すべく制御
することとした。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る蒸気土壌消毒装置
は、ボイラーに蒸気放出管を連通連結し、同蒸気放出管
を圃場に敷設しておき、同蒸気放出管から放出した蒸気
で土壌を加熱して消毒するものである。
【0017】しかも、蒸気の放出を制御するコントロー
ラに温度センサを接続し、コントローラは、温度センサ
によって土壌内部の温度が所定温度以上に到達したこと
を検出した場合に、蒸気の放出を停止すべく制御するこ
ととしたものである。
【0018】そのため、必要以上に蒸気を放出する必要
がなくなり、無駄な動力消費を防止することができて、
蒸気消毒に要するコストを削減することができるととも
に、温度計測のための作業者の労力を軽減することがで
き、作業性を向上させることができるものである。
【0019】特に、温度センサによって土壌内部の温度
が所定温度以上に到達したことを検出した場合に、コン
トローラが報知手段によって報知することとした場合に
は、作業者は報知手段による報知によって一つの畝に対
する土壌消毒が終了したことを認識することができ、こ
れにより必要に応じて次の畝に対する土壌消毒を直ちに
行うことができるので、土壌消毒作業を円滑に行うこと
ができるものである。
【0020】また、温度センサとコントローラとを接続
するケーブルを蒸気放出管に沿って配設した場合には、
蒸気放出管を畝に沿って敷設すれば、ケーブルと蒸気放
出管とが絡まることなく温度センサを畝に配置すること
ができ、ケーブルの敷設作業を別途行う必要がなく、作
業性を向上させることができるものである。
【0021】また、熱伝導率の低い素材からなる筒状の
挿入管の先端部に温度センサを配設した場合には、土壌
表面の熱が温度センサに伝達してしまって温度センサで
土壌の内部温度とは異なる温度を感知してしまうのを防
止することができ、温度センサで土壌の内部温度を正確
に計測することができるものである。
【0022】コントローラに接続する温度センサは、複
数個にしてもよく、その場合に、全ての温度センサによ
って土壌内部の温度が所定温度以上に到達したことを検
出したときに、コントローラが蒸気の放出を停止すべく
制御することによって、土壌消毒を行う畝全体において
確実に土壌消毒を行うことができるものである。
【0023】また、いずれかの温度センサによって土壌
内部の温度が所定温度以上に到達したことを検出した場
合に、コントローラが蒸気の放出を停止すべく制御する
ことによって、温度センサを土壌の内部に挿入する際に
それぞれの温度センサが異なる深さに挿入されても、無
駄に蒸気を土壌中に放出するのを防止することができ、
無駄な動力消費を防止することができて、蒸気消毒に要
するコストを削減することができるものである。
【0024】また、全ての温度センサによって得られた
土壌内部の温度の平均値が所定温度以上に到達したこと
を検出した場合に、コントローラが蒸気の放出を停止す
べく制御することによっても、温度センサを土壌の内部
に挿入する際にそれぞれの温度センサが異なる深さに挿
入されても、無駄に蒸気を土壌中に放出するのを防止す
ることができ、無駄な動力消費を防止することができ
て、蒸気消毒に要するコストを削減することができるも
のである。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら具体的に説明する。
【0026】本発明に係る蒸気土壌消毒機1は、図1に
示すように、走行可能に構成した走行機体2にボイラー
3を配設し、同ボイラー3の前部にエンジン4を配設す
る一方、ボイラー3の後部に蒸気発生装置5を配設し、
さらには、ボイラー3の左側上部にコントローラ6を配
設している。図中、7は給水タンク、8は水道栓、9は
3相200Vの配電盤、10は重油タンク、11は排気筒で
ある。
【0027】蒸気発生装置5は、図1及び図2に示すよ
うに、給水タンク7からボイラー3に水を供給するため
の給水ポンプ12及び給水弁13と、ボイラー3にて水を加
熱して蒸気を発生するためのバーナ14と、ボイラー3で
発生した蒸気を放出するための蒸気放出弁15とから構成
しており、同蒸気放出弁15には布製の蒸気放出管16を連
通連結している。尚、蒸気放出管16は、終端部を閉塞し
ており、蒸気が布目から放出するようになっている。
【0028】これら給水ポンプ12、給水弁13、バーナ1
4、蒸気放出弁15は、コントローラ6によって作動制御
可能となっており、かかるコントローラ6には、温度セ
ンサ17と報知手段としての警報ランプ18及び警報ブザー
19をそれぞれ接続している。
【0029】温度センサ17は、コントローラ6とケーブ
ル20を介して接続されており、同ケーブル20は蒸気放出
管16に沿って取付けられている。また、ケーブル20は、
図3に示すように、先端部を熱伝導率の低い素材、例え
ば、ポリエステルや塩化ビニル等からなる円筒状の挿入
管21で被服しており、ケーブル20の先端に温度センサ17
(熱伝対)を取付けている。
【0030】蒸気土壌消毒装置1は、以上のように構成
しており、その使用方法を図5に基づいて以下に説明す
る。
【0031】まず、図1及び図4に示すように、土壌消
毒を行う畝22の上部に蒸気放出管16を畝22に沿って敷設
するとともに、畝22に挿入管21を挿入することによって
土壌の内部に温度センサ17を埋設しておく。
【0032】その後、畝22と蒸気放出管16をマルチシー
ト23で被覆するとともに、畝22の左右両側でマルチシー
ト23を水枕24で押えて、蒸気放出管16から放出された蒸
気が大気中に拡散することなく土壌内部に浸透するよう
にしておく。
【0033】次に、コントローラ6によって給水ポンプ
12を駆動するとともに(ステップS1)、給水弁13を開
弁して(ステップS2)、ボイラー3の内部に給水タン
ク7から水道水を供給した後、バーナ14を駆動して(ス
テップS3)、ボイラー3の内部で蒸気を発生し、その
後、蒸気放出弁15を開弁して(ステップS4)、ボイラ
ー3で発生した蒸気を蒸気放出管16から土壌内部に向け
て放出する(ステップS5)。
【0034】これにより、蒸気放出管16から放出された
蒸気が土壌の内部に浸透し、土壌の内部が蒸気によって
加熱され、土壌の内部の害虫や病原菌が死滅する。その
間、温度センサ17によって土壌の内部の温度を計測し続
ける(ステップS6)。
【0035】そして、コントローラ6は、温度センサ17
によって土壌内部の温度が所定温度以上(例えば、約6
0℃以上)に到達したことを検出した場合に(ステップ
S7)、給水ポンプ12の駆動を停止するとともに(ステ
ップS8)、給水弁13を閉弁し(ステップS9)、さら
には、バーナ14の駆動を停止するとともに(ステップS
10)、蒸気放出弁15を閉弁して(ステップS11)、蒸気
放出管16からの蒸気の放出を停止するように制御する。
【0036】それに伴なって、コントローラ6は、警報
ランプ18を点灯させるとともに、警報ブザー19から警報
音を鳴らして(ステップS12)、作業者に土壌の内部が
所定温度に到達して土壌の消毒が終了したことを報知す
る。
【0037】このように、本実施例では、温度センサ17
によって土壌内部の温度が所定温度以上に到達したこと
を検出した場合に、蒸気の放出を停止しているため、従
来のように必要以上に蒸気を放出する必要がなくなり、
無駄な動力消費を防止することができて、蒸気消毒に要
するコストを削減することができる。
【0038】しかも、温度計測やその後の蒸気発生装置
5の停止作業のための作業者の労力を軽減することがで
きて、土壌消毒作業の作業性を向上させることができ
る。
【0039】また、本実施例では、温度センサ17によっ
て土壌内部の温度が所定温度以上に到達したことを検出
した場合に、コントローラ6が報知手段によって報知し
ているため、作業者は報知手段による報知によって一つ
の畝22に対する土壌消毒が終了したことを認識すること
ができ、これにより必要に応じて次の畝22に対する土壌
消毒を直ちに行うことができるので、土壌消毒作業を円
滑に行うことができる。
【0040】特に、温度センサ17とコントローラ6とを
接続するケーブル20を蒸気放出管16に沿って配設してい
るため、蒸気放出管16を畝22に沿って敷設すれば、ケー
ブル20と蒸気放出管16とが絡まることなく温度センサ17
を畝22に配置することができるので、ケーブル20の敷設
作業を別途行う必要がなくなり、作業性を向上させるこ
とができる。
【0041】また、熱伝導率の低い素材からなる筒状の
挿入管21の先端部に温度センサ17を配設しているため、
土壌表面の熱が挿入管21を通して温度センサ17に伝達し
てしまって温度センサ17で土壌の内部温度とは異なる温
度を感知してしまうのを防止することができるので、温
度センサ17で土壌の内部温度を正確に計測することがで
きる。
【0042】上記実施例では、コントローラ6に1個の
温度センサ17を接続した場合を示したが、これに限られ
ることなく、図6に示したように、コントローラ6に複
数の温度センサ17を接続してもよい。
【0043】その場合に、コントローラ6は、(1)全て
の温度センサ17によって土壌内部の温度が所定温度以上
に到達したことを検出したときに蒸気の放出を停止して
もよく、また、(2)複数の温度センサ17のうちのいずれ
かの温度センサ17によって土壌内部の温度が所定温度以
上に到達したことを検出したときに蒸気の放出を停止し
てもよく、さらには、(3)全ての温度センサ17によって
得られた土壌内部の温度の平均値を算出し、その平均値
が所定温度以上に到達したときに蒸気の放出を停止して
もよい。
【0044】そして、全ての温度センサ17によって土壌
内部の温度が所定温度以上に到達したことを検出した場
合に、コントローラ6が蒸気の放出を停止するように制
御したときには、土壌消毒を行う畝22の全体が所定温度
以上に到達しているので、畝22の全体において確実に土
壌消毒を行うことができる。
【0045】また、いずれかの温度センサ17によって土
壌内部の温度が所定温度以上に到達したことを検出した
場合に、コントローラ6が蒸気の放出を停止するように
制御したときには、温度センサ17を土壌の内部に挿入す
る際にそれぞれの温度センサ17が異なる深さに挿入され
て、各温度センサ17での検出温度が異なっていても、い
ずれかの温度センサ17を挿入した場所の土壌内部の温度
が所定温度以上に到達していれば、畝22の大部分におい
て所定温度以上に到達していると考えられ、その時点で
蒸気の放出を停止することで、無駄に蒸気を土壌中に放
出するのを防止することができるので、無駄な動力消費
を防止することができて、蒸気消毒に要するコストを削
減することができる。
【0046】また、全ての温度センサ17によって得られ
た土壌内部の温度の平均値が所定温度以上に到達したこ
とを検出した場合に、コントローラ6が蒸気の放出を停
止するように制御したときにも、温度センサ17を土壌の
内部に挿入する際にそれぞれの温度センサ17が異なる深
さに挿入されても、無駄に蒸気を土壌中に放出するのを
防止することができ、無駄な動力消費を防止することが
できて、蒸気消毒に要するコストを削減することができ
る。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0048】すなわち、請求項1に係る本発明では、蒸
気放出管から放出した蒸気で土壌を加熱して消毒する蒸
気土壌消毒装置において、蒸気の放出を制御するコント
ローラに温度センサを接続し、コントローラは、温度セ
ンサによって土壌内部の温度が所定温度以上に到達した
ことを検出した場合に、蒸気の放出を停止すべく制御す
ることとしているため、必要以上に蒸気を放出する必要
がなくなり、無駄な動力消費を防止することができて、
蒸気消毒に要するコストを削減することができるととも
に、温度計測のための作業者の労力を軽減することがで
き、作業性を向上させることができる。
【0049】また、請求項2に係る本発明では、温度セ
ンサによって土壌内部の温度が所定温度以上に到達した
ことを検出した場合に、コントローラが報知手段によっ
て報知することとしているため、作業者は報知手段によ
る報知によって一つの畝に対する土壌消毒が終了したこ
とを認識することができ、これにより必要に応じて次の
畝に対する土壌消毒を直ちに行うことができるので、土
壌消毒作業を円滑に行うことができる。
【0050】また、請求項3に係る本発明では、温度セ
ンサとコントローラとを接続するケーブルを蒸気放出管
に沿って配設することとしているため、蒸気放出管を畝
に沿って敷設すれば、ケーブルと蒸気放出管とが絡まる
ことなく温度センサを畝に配置することができ、ケーブ
ルの敷設作業を別途行う必要がなく、作業性を向上させ
ることができる。
【0051】また、請求項4に係る本発明では、熱伝導
率の低い素材からなる筒状の挿入管の先端部に温度セン
サを配設することとしているため、土壌表面の熱が温度
センサに伝達してしまって温度センサで土壌の内部温度
とは異なる温度を感知してしまうのを防止することがで
き、温度センサで土壌の内部温度を正確に計測すること
ができる。
【0052】また、請求項5に係る本発明では、コント
ローラに複数の温度センサを接続し、全ての温度センサ
によって土壌内部の温度が所定温度以上に到達したこと
を検出した場合に、コントローラが蒸気の放出を停止す
べく制御することとしているため、土壌消毒を行う畝全
体において確実に土壌消毒を行うことができる。
【0053】また、請求項6に係る本発明では、コント
ローラに複数の温度センサを接続し、いずれかの温度セ
ンサによって土壌内部の温度が所定温度以上に到達した
ことを検出した場合に、コントローラが蒸気の放出を停
止すべく制御することとしているため、温度センサを土
壌の内部に挿入する際にそれぞれの温度センサが異なる
深さに挿入されても、無駄に蒸気を土壌中に放出するの
を防止することができ、無駄な動力消費を防止すること
ができて、蒸気消毒に要するコストを削減することがで
きる。
【0054】また、請求項7に係る本発明では、コント
ローラに複数の温度センサを接続し、全ての温度センサ
によって得られた土壌内部の温度の平均値が所定温度以
上に到達したことを検出した場合に、コントローラが蒸
気の放出を停止すべく制御することとしているため、こ
れによっても、温度センサを土壌の内部に挿入する際に
それぞれの温度センサが異なる深さに挿入されても、無
駄に蒸気を土壌中に放出するのを防止することができ、
無駄な動力消費を防止することができて、蒸気消毒に要
するコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気土壌消毒機を示す斜視図。
【図2】同ブロック図。
【図3】温度センサを示す斜視図。
【図4】蒸気放出管及び温度センサを示す断面説明図。
【図5】コントローラによる制御を示すフローチャー
ト。
【図6】他実施例としての蒸気土壌消毒機を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1 蒸気土壌消毒機 2 走行機体 3 ボイラー 4 エンジン 5 蒸気発生装置 6 コントローラ 7 給水タンク 12 給水ポンプ 13 給水弁 14 バーナ 15 蒸気放出弁 16 蒸気放出管 17 温度センサ 18 警報ランプ 19 警報ブザー 20 ケーブル 21 挿入管 22 畝 23 マルチシート 24 水枕

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気放出管から放出した蒸気で土壌を加
    熱して消毒する蒸気土壌消毒装置において、 蒸気の放出を制御するコントローラに温度センサを接続
    し、コントローラは、温度センサによって土壌内部の温
    度が所定温度以上に到達したことを検出した場合に、蒸
    気の放出を停止すべく制御することを特徴とする蒸気土
    壌消毒装置。
  2. 【請求項2】 コントローラは、温度センサによって土
    壌内部の温度が所定温度以上に到達したことを検出した
    場合に、報知手段によって報知することを特徴とする請
    求項1記載の蒸気土壌消毒装置。
  3. 【請求項3】 温度センサとコントローラとを接続する
    ケーブルを蒸気放出管に沿って配設したことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の蒸気土壌消毒装置。
  4. 【請求項4】 温度センサは、熱伝導率の低い素材から
    なる筒状の挿入管の先端部に配設したことを特徴とする
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の蒸気土壌消毒装
    置。
  5. 【請求項5】 コントローラに複数の温度センサを接続
    し、コントローラは、全ての温度センサによって土壌内
    部の温度が所定温度以上に到達したことを検出した場合
    に、蒸気の放出を停止すべく制御することを特徴とする
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の蒸気土壌消毒装
    置。
  6. 【請求項6】 コントローラに複数の温度センサを接続
    し、コントローラは、いずれかの温度センサによって土
    壌内部の温度が所定温度以上に到達したことを検出した
    場合に、蒸気の放出を停止すべく制御することを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の蒸気土壌消
    毒装置。
  7. 【請求項7】 コントローラに複数の温度センサを接続
    し、コントローラは、全ての温度センサによって得られ
    た土壌内部の温度の平均値が所定温度以上に到達したこ
    とを検出した場合に、蒸気の放出を停止すべく制御する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載
    の蒸気土壌消毒装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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