JP2003157680A - 不揮発性半導体メモリ装置とその検証方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置とその検証方法

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JP2003157680A
JP2003157680A JP2001356122A JP2001356122A JP2003157680A JP 2003157680 A JP2003157680 A JP 2003157680A JP 2001356122 A JP2001356122 A JP 2001356122A JP 2001356122 A JP2001356122 A JP 2001356122A JP 2003157680 A JP2003157680 A JP 2003157680A
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circuit
memory cell
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latch
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JP2001356122A
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Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】センスアンプの活性化やワード線の充放電の回
数を減らし、ベリファイ動作を高速化する。 【解決手段】メモリセルアレイと、選択メモリセルM0
A,…の期待値データがビット線ごとに格納された複数
のデータラッチ回路LATa,…と、期待値データとセ
ル記憶データを比較し、プログラムが十分の場合に期待
値データをプログラム禁止電圧に強制的に書き換えるベ
リファイ回路30〜50と、複数のデータロード線DL
a〜DLdと、所定数のメモリセル列を1つの動作可能
な単位とし、各データロード線に対し電気的に接続すべ
きビット線とデータラッチ回路のそれぞれを、当該単位
内と単位相互間で順次切り換えるカラム接続制御回路
(YG0A,…、YG1A,…、T2A,…、T3A,
…およびAD2,AD3,OR)とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム後のメ
モリセルから読み出したセル記憶データを、当該メモリ
セルにプログラムすべき期待値データと比較してプログ
ラムが十分に行われたか否かを判断するベリファイ機能
を有した不揮発性半導体メモリ装置と、その検証方法と
に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュEEPROMは、CHE(C
hannel Hot Electron)のプログラ
ム方式(以下、CHE方式)を用いたメモリセルと、F
N(Fowler−Nordheim)トンネリングの
プログラム方式(以下、FN方式)を用いたメモリセル
とに大きく分類される。
【0003】FN方式は、CHE方式に比べプログラム
電流が小さい反面、それに要する時間は数msec/セ
ルと長い。これを解決するためにビット線毎にラッチ回
路を備えワード線1本分(以下、1セクタ)のデータを
ラッチして同時にプログラムおよびベリファイを実行す
ることで、1セル分に要する時間を少なく見せている。
【0004】ベリファイは、メモリセルへのプログラム
が十分であるかどうかを検証する動作である。1セクタ
内のすべてのメモリセルがプログラム完了とされるまで
プログラムを継続すると、既にプログラムが十分なメモ
リセルへ過剰にプログラムが実行されるためディスター
ブ等の信頼性上の問題が発生する。そのためプログラム
が完了したメモリセルにつながるラッチ回路を書き換え
て、それ以降、そのメモリセルに対してプログラムを行
わない制御が行われる。
【0005】以下に、図を用いて説明する。図10に、
従来のDINOR型フラッシュEEPROMのメモリセ
ルアレイと、その周辺回路を示す。図10中、符号LA
Ta(LATb,LATc,LATd)は、プログラム
すべきデータを格納するラッチ回路である。符号TA
(TB,TC,TD)はWRITE信号により制御さ
れ、ラッチ回路とメインビット線MBL0(MBL1,
MBL2,MBL3)とを電気的に分離または接続する
トランジスタである。符号SA(SB,SC,SD)は
セレクトトランジスタであり、メインビット線MBL0
(MBL1,MBL2,MBL3)と、サブビット線S
BL0(SBL1,SBL2,SBL3)とを電気的に
分離または接続する。符号M0A,M0B,M0C,M
0Dはメモリトランジスタ(メモリセル)である。その
ゲートはワード線WL0、ソースはソース線SL、ドレ
インはサブビット線SBL0,SBL1,SBL2,S
BL3に接続されている。ソース線SLは、読み出し動
作時に接地電位GNDに固定される。
【0006】メインビット線MBL0,MBL1,MB
L2,MBL3,…は、4本を単位として、YA0〜Y
A3信号により順次制御されるカラム選択ゲートYG0
〜YG3を介して一つに接続されている。さらに、その
各接続中点が、YB0〜YAn信号により順次制御され
るカラム選択ゲートYGA,YGB,…を介して、デー
タの入出力、読み出し、書き換えを制御する周辺回路1
00に接続されている。
【0007】この周辺回路100は、大まかには、メモ
リセルの記憶データを読み出すセンスアンプ101と、
センスアンプ出力を、ラッチ回路LATa〜LATdの
保持データと比較し書き換えデータを生成する比較書換
回路102と、入出力データ、セル読み出しデータ、書
き換えデータが共に経由する共通のデータ線DLに対し
て接続された3つのトランスファゲートTGI,TG
S,TGWと、その制御回路とからなる。制御回路は、
5個のインバータI1〜I5と3つのNAND回路NA
1〜NA3とから構成され、図示のように結線されてい
る。なお、入力データDINの供給端子とトランスファ
ゲートTGIとの間には、インバータI6が接続されて
いる。
【0008】このように構成されたメモリセルアレイ
と、その周辺回路の動作を説明する。ここで、図11は
メモリセルの閾値分布図である。
【0009】例えばメモリセルM0Aからデータを読み
出したい時、ワード線WL0を選択して、読み出し電圧
(=VREAD)に固定する。また、それと同時に、信
号YA0,YB0を活性化すると、図10のカラム選択
ゲートYG0,YGAがオンする。このとき、LWRI
TE信号、DLOA信号は共にローレベルなので、トラ
ンスファゲートTGSのみオンする。その結果、これら
を介してセンスアンプ101とメインビット線MBL0
が電気的に接続される。これによりセンスアンプ101
は、メインビット線MBL0を、ある特定の電位に固定
させる。このとき、図11のように、メモリセルM0A
の閾値が読み出し電圧VREADより高い場合、メモリ
セルM0Aを介して電流が流れない。逆に、メモリセル
M0Aの閾値が読み出し電圧VREADより低い場合、
メモリセルM0Aを介して電流が流れる。この電流が流
れるか否かをセンスアンプ101が感知し、それを増幅
した信号が図10の端子DOUTから出力される。
【0010】プログラム動作では、ワード線につながる
メモリセル、例えばM0A,M0B,M0C,M0Dへ
のプログラムを一括して実行する。まず、データロード
期間に、オン状態のトランスファゲートTGIを介して
外部から入力された、動作対象列のメモリセルにプログ
ラムすべき期待値データが各メインビット線MBL0,
MBL1,MBL2,MBL3を介して、対応するラッ
チ回路LATa〜LATdに入力される。例えばワード
線WL0につながるメモリセルM0Aに“1”データ、
メモリセルM0Bに“0”データ、その他は任意のデー
タをプログラムしたい場合、ラッチLATaへの“1”
データの入力により、図10に示すノードaは、例えば
電源電圧VCCレベルの所定電圧VBIT0に固定され、
ラッチLATbへの“0”データの入力により、ノード
bは接地電位GNDに固定される。
【0011】すべてのラッチ回路LATa〜LATdへ
のデータ入力が終わると、一旦、第1のプログラム動作
を行うために、ブロック選択信号BS0を−5Vにして
サブビット線SBL0,SBL1,SBL2,SBL
3,…をメインビット線MBL0,MBL1,MBL
2,MBL3,…から切り離す。また、ワード線WL0
に15V、ソース線SLに−5V、メモリセルの共通ウ
エルに−5Vの各電位を印加する。これにより、1セク
タ内すべてのメモリセルに対し、例えば電子をFNトン
ネリングにより注入して“1”データを書き込む(第1
のプログラム動作)。
【0012】つぎに、第2のプログラム動作を行うため
に、ブロック選択信号BS0を(VBIT0+Vth
s)レベルに変化させ、サブビット線SBL0,SBL
1,SBL2,SBL3,…をメインビット線MBL
0,MBL1,MBL2,MBL3,…に電気的に接続
する。ここで、VthsはセレクトトランジスタSA,
SB,SC,SD,…の閾値電圧である。また、ワード
線WL0に−12Vを印加し、ソース線SLはオープン
状態とする。このとき、WRITE信号を、(VBIT
0+Vth2)レベルに充電する。そのため、ラッチ回
路LATaのノードa_、メインビット線MBL0、サ
ブビット線SBL0は電気的に接続され、メモリセルM
0Aのドレインは0Vとなる。この電圧印加条件ではF
Nトンネリングは起こらないので、メモリセルM0Aは
“1”データの閾値分布のままである。一方、メモリセ
ルM0Bのドレインには電圧VBIT0が印加される。
このとき、電圧VBIT0はFNトンネリングに必要な
電位(=4〜6V)に昇圧されている。したがって、メ
モリセルM0BではFNトンネリングにより蓄積電子が
引き抜かれ、その閾値が“1”データの分布から“0”
データの分布へと変化する(第2のプログラム動作)。
【0013】ここで、ワード線WL0以外のワード線に
つながるメモリセルはプログラムの対象外である。この
うち非選択ワード線WL1を例にとると、これにつなが
るメモリセルのプログラム禁止は、上記第1および第2
のプログラム動作時に、非選択ワード線WL1の電位を
常時、接地電位GNDで保持することにより達成され
る。他の非選択ワード線についても同様である。
【0014】いま、仮に、上記した第2のプログラム動
作時に、メモリセルM0Bの閾値が“0”データ分布を
越えて図11の“A”分布になったとする。このような
過剰消去は、例えば閾値のウエハ面内分布が予定より悪
かった場合に、その分布端のメモリセルで起こり得る。
【0015】この場合に、サブビット線SBL1につな
がるメモリセルM1Bが“1”データであり、それを読
み出すとする。この読み出しでは、メモリセルM1Bが
接続されたワード線WL1に読み出し電圧VREADを
印加し、その他のワード線WL0,…には接地電位GN
Dを印加する。しかし、上記したようにメモリセルM0
Bの閾値が過剰消去により過度に低下し接地電位以下の
場合、メモリセルM0Bを介してサブビット線SBL1
にリーク電流が流れる。その1つのメモリセルからのリ
ーク電流は小さくでも、同一のサブビット線SBL1に
接続された複数の非選択メモリセルからのリーク電流が
積算されると、サブビット線SBL1からは“0”デー
タが出力されて誤読み出しが発生することがある。
【0016】これを防止するために、一挙に期待値にま
でプログラムを行うことはしないで、内部動作にて、短
時間の第2のプログラム動作を実行し、続いてベリファ
イ動作を実行し、ラッチ回路LATa〜LATdに入力
された期待値通りのプログラムが完了するまで、その短
時間の第2のプログラムとベリファイを何回か繰り返す
動作シーケンスを採用している。
【0017】以下、ベリファイの手順を説明する。図1
2(A)〜(L)は、ベリファイのタイミングチャート
である。
【0018】サイクル1〜8は、クロックCLK(図1
2(A))で規定される動作サイクルを示す。サイクル
1では、WRITE信号を活性化し(図12(L))、
YA0とYB0の各信号を活性化して(図12(D),
(H))、カラム選択ゲートYG0,YGAをオンさせ
る。その状態で、期待値データを、ラッチLATaから
メインビット線MBL0、オン状態のトランスファゲー
トTGSおよびセンス線SLINEを経由して、センス
アンプ101により読み出す。この読み出した期待値デ
ータを、比較書換回路102内の第1のラッチ回路で保
持する。このとき、ワード線WL0は非活性状態である
(図12(B))。
【0019】サイクル2において、WRITE信号を非
活性とし(図12(L))、ラッチLATaをメインビ
ット線側から電気的に切り離し、ワード線WL0をベリ
ファイ電圧(=VVRFY)にする(図12(B))。
これにより、メモリセルM0A内のセル記憶データを、
メインビット線MBL0から、オン状態のカラム選択ゲ
ートYG0,YGA、オン状態のトランスファゲートT
GSおよびセンス線SLINEを経由して、センスアン
プ101により読み出す。この読み出したセル記憶デー
タを、比較書換回路102内の第2のラッチ回路で保持
する。
【0020】サイクル3において、比較書換回路102
内の第1のラッチ回路の保持データ(期待値データ)と
第2のラッチ回路の保持データ(セル記憶データ)とを
比較演算して、その結果に応じてラッチLATaへの書
き換えデータを確定する。
【0021】サイクル4では、LWRITE信号および
WRITE信号を活性化して(図12(J),
(L))、オン状態のトランスファゲートをTGSから
TGWに切り換える。これにより、比較書換回路104
の出力で確定している書き換えデータを、書き込み線W
LINE、トランスファゲートTGW、カラム選択ゲー
トYGAとYG0、メインビット線MBL0、オン状態
のトランジスタTAを経由して、ラッチLATaに入力
する。そして、サイクル5において次のビット線に移
り、サイクル5〜8で、上記したサイクル1〜4と同様
な動作を繰り返す。
【0022】いま、サイクル1で、比較書換回路102
内の第1のラッチ回路に、期待値データとして“1”が
保持されたとする。サイクル2ではセル記憶データが比
較書換回路4内の第2のラッチ回路に保持されるが、そ
のセル記憶データが“1”であれば書き換えデータは
“1”に確定される。一方、比較書換回路4内の第2の
ラッチ回路に保持されたセル記憶データが“0”であれ
ば、前記第1のプログラム動作が不十分とみなされ、以
後の動作を止め、第1のプログラム動作を再度行うなど
の処置が取られる。
【0023】第1のプログラム動作が十分と判断され、
サイクル5に動作が入り、ここで比較書換回路102内
の第1のラッチ回路に、期待値データとして“0”が保
持されたとする。サイクル6ではセル記憶データが比較
書換回路102内の第2のラッチ回路に保持されるが、
そのセル記憶データが“0”であれば前記第2のプログ
ラム動作が十分と見なされ書き換えデータが“1”で確
定される。この確定データを用いた書き換えによって、
ラッチLATb内のノードbが“GND”の低い電位か
ら“VBITO”の高い電位に推移する。このとき、そ
の反転信号が現れるノードb_は“GND”に推移する
ので、それ以後の第2のプログラム動作において、FN
トンネリングに必要な電圧がメモリセルのドレインに印
加されない。一方、比較書換回路102内の第2のラッ
チ回路に保持されたセル記憶データが“1”であれば、
前記第2のプログラム動作が不十分とみなされ書き換え
データが“0”で確定される。そのため、この確定デー
タを用いた書き換え後も、ラッチLATb内のノードb
は“GND”を維持する。このとき、その反転信号が現
れるノードb_は再度プログラムが十分行える高い電位
VBITOが印加された状態が維持されるので、それ以
後の第2のプログラム動作時に、FNトンネリングに必
要な電圧をメモリセルのドレインに印加することができ
る。したがって、その後、このメモリセルM0Bに対し
ては、2回目の第2のプログラム動作が実行される。
【0024】このような第2のプログラムとベリファイ
を、プログラム対象行内の全てのセルに対して一括して
繰り返し行うと、プログラムがより早い段階で十分とな
ったセルから次々と書き換えデータ“1”が確定してゆ
く。上記したように書き換えデータ“1”が確定する
と、そのセルに対してプログラムが禁止されるので、以
後は、残りのセルに対して第2プログラムとベリファイ
が実行される。そして、全てのセルで確定データが
“1”となると、当該対象行に対するプログラム動作が
完了する。このプログラム動作では、短い時間の第2の
プログラムを繰り返し実行するのでメモリセルの閾値が
徐々に下がることとなり、また、その都度、ベリファイ
で閾値を確認するため、図11の“A”分布のように閾
値が負となることが有効に防止できる。
【0025】この従来のフラッシュEEPROMでは、
高速な回路構成をもつセンスアン101を、メモリセル
アレイ全体に対し1つ配置して高速読み出し動作を可能
としている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この高速な
回路構成をもつセンスアンプでは、ベリファイ読み出し
動作のたびにセンスアンプを活性化し、非活性化する制
御が必要であり、その都度、大きな突入電流が流れる。
このため、センスアンプで消費する電流が大きいという
不利益がある。ワード線も、メモリセルをベリファイ読
み出しする毎に充放電する必要があり、大きな容量のワ
ード線を充放電するための電力消費が大きいことも不利
益の一つとなっている。
【0027】また、これら配線の充放電が頻繁に行われ
ると、電圧の安定化に時間がかかる。その一方で、安定
化のための時間を削ると、その配線の電位変動によっ
て、ベリファイ読み出し動作が不安定になる。
【0028】今後、さらに動作電圧を低減することが見
込まれるが、その場合、動作電圧の低下に伴って、より
緻密な第2のプログラムとベリファイが必要になってく
る。しかし、上記した課題、すなわち配線の充放電に起
因して電圧の安定化のための時間を要し、あるいは動作
の不安定化を招くことが解決されないと、ベリファイに
かかる時間が増加する事態も予想される。
【0029】ところで、現在のフラッシュEEPROM
は、用途によってベリファイ動作の仕方も異なる。例え
ば、データ格納用メモリの用途においては、高速なプロ
グラムが要求されるため、書き込み完了/未完了の判定
データを保持するラッチ回路をセンスアンプと兼用させ
ることで、1セクタ一括のベリファイ動作を実行するこ
とも可能である。この場合、センスアンプはビット線ご
とに配置される。
【0030】しかし、データ格納用メモリの用途で高速
なプログラムを行うためには読み出し動作も高速化しな
ければならないため、ビット線間スペースに納まる程度
の回路規模のラッチ回路(およびセンスアンプ)では、
その要求性能に追いつかない。高速動作が可能な回路構
成のセンスアンプをビット線ごとに設けることも考えら
れるが、その場合、ビット線ピッチを拡げなければなら
ず、専有面積が増大する。一方、仮に高速動作可能なセ
ンスアンプをビット線ごとに配置できたとしても、その
センスアンプを構成するトランジスタの閾値は高速動作
のため高く、出力信号は大きな振幅となる。このような
大振幅信号増幅の機能はラッチ回路としては不要で、両
者には要求性能に違いがある。
【0031】一方、ベリファイ動作時のラッチ回路を兼
用した期待値読み出し用の小規模なセンスアンプのほか
に、セル読み出し専用の高速なセンスアンプを別に設
け、この回路規模が大きな高速センスアンプをビット線
数本おきに配置した構成も報告されている。
【0032】ところが、このような読み出し動作経路と
ベリファイ動作経路を別にした構成では、それらを構成
するトランジスタおよび各経路途中に挿入されたトラン
ジスタの閾値の違いから、動作タイミング設計が難し
く、動作の安定性に欠けるという不利益がある。
【0033】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、検出回路(センスアンプ)を含むベリファイ回路を
有し、当該ベリファイ回路とメモリセルアレイ間の読み
出し動作経路とベリファイ動作経路とを同じとした構成
の不揮発性半導体メモリ装置を改良し、その検出回路の
活性化やワード線の充放電の回数を減らしたベリファイ
方法と、その方法の実施が容易な構成を有した不揮発性
半導体メモリ装置を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点に係る不揮発性半導体メモリ装
置は、各列ごとにビット線を共有した複数の不揮発性メ
モリセルを行列状に配置させたメモリセルアレイと、ビ
ット線ごとに設けられ、選択された行のメモリセルにプ
ログラムすべき期待値データが格納された複数のデータ
ラッチ回路と、データラッチ回路内の期待値データおよ
びメモリセル内のセル記憶データを読み出して比較し、
プログラムが十分の場合に上記データラッチ回路内の期
待値データをプログラム禁止電圧に強制的に書き換える
ベリファイ回路と、メモリセルアレイとベリファイ回路
との間に介在し、期待値データ、セル記憶データ、また
はプログラム禁止電圧が排出される複数のデータロード
線と、所定数のメモリセル列を1つの動作可能な単位と
し、各データロード線に対し電気的に接続すべきビット
線とデータラッチ回路のそれぞれを、当該単位内と単位
相互間で順次切り換えるカラム接続制御回路とを有して
いる。
【0035】上記ベリファイ回路は、好適に、上記期待
値データと上記セル記憶データとを検出する検出回路
と、検出回路が先に検出したデータを一時的に保持する
レジスタと、当該レジスタ、検出回路から出力される期
待値データとセル記憶データ間で電圧値の大小を比較
し、比較結果に応じて上記プログラム禁止電圧,期待値
データの一方を出力する比較書換回路とを含む。この構
成では、上記ベリファイ回路と上記複数のデータロード
線との間に接続され、ベリファイ回路内の上記検出回路
の入力に電気的に接続すべきデータロード線、上記比較
書換回路の出力に電気的に接続すべきデータロード線を
順次切り換えるベリファイ接続制御回路をさらに有して
いる。
【0036】また、上記データラッチ回路は、好適に、
保持データをメモリセルに供給する第1のラッチ回路
と、上記データロード線とデータを交信する第2のラッ
チ回路とを含み、上記交信により第2のラッチ回路が保
持した上記期待値データまたは上記プログラム禁止電圧
を第1のラッチ回路に転送して、保持させる転送スイッ
チをさらに有している。この場合、上記カラム接続制御
回路は、好適に、上記第2のラッチ回路ごとに設けら
れ、その記憶ノードと上記複数のデータロード線との電
気的な接続と非接続を切り換えるスイッチと、当該スイ
ッチを所定数の列ごとにオンさせ、スイッチがオンした
列を行方向に順次1列ずつシフトさせるラッチ接続制御
回路とを含む。
【0037】前記目的を達成するために、本発明の第2
の観点に係る不揮発性半導体メモリ装置の検証方法は、
各列ごとにビット線を共有し、行列状に配置された複数
の不揮発性メモリセルのうち、選択された行のメモリセ
ルのセル記憶データを検証する不揮発性半導体メモリ装
置の検証方法であって、メモリセルにプログラムすべき
期待値データを保持する工程と、保持されている期待値
データを読み出す工程と、メモリセルから記憶データを
読み出す工程と、読み出したセル記憶データを、対応す
るメモリセルの期待値データと比較する工程と、比較の
結果、プログラムが十分の場合に、次のプログラムデー
タとして用いるために保持されている期待値データをプ
ログラム禁止電圧に強制的に書き換える工程とを有し、
上記期待値データの読み出し工程、上記セル記憶データ
の読み出し工程、上記データの比較工程、上記プログラ
ムデータの書き換え工程のうち、動作対象のメモリセル
の列が異なる複数の工程を並列に実行する。
【0038】好適に、上記期待値データの読み出し工
程、上記セル記憶データの読み出し工程、上記データの
比較工程、上記プログラムデータの書き換え工程を、単
独で、または連続した工程を組み合わせて1つのメモリ
セルに関し実行するときに、上記セル記憶データの読み
出し工程が、その読み出し対象セルが属する列を切り換
えながら連続して実行されるように、上記工程の組合せ
と、上記4つの工程を繰り返すメモリセル列の数を予め
決定する工程をさらに含む。
【0039】このような本発明に係る不揮発性半導体メ
モリ装置と、その検証方法では、全体としてベリファイ
を達成する一連の動作のうち、少なくとも2つの動作が
並列に実行される。このとき、セル記憶データの読み出
し動作が異なる列に対し連続して実行されるようにする
と、ベリファイ期間中はワード線をベリファイ読み出し
電圧で一定に保つことができる。また、検出回路の起動
はベリファイ動作が始まるときの最初の1回でよい。
【0040】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、本実施形態に係るフラッシュEEPROMの概
略構成を示すブロック図である。このフラッシュEEP
ROM1のメモリセルアレイ2内に、データ記憶セル
(以下、メモリセル)MCが、ワード線WLとビット線
BLによりマトリックスを組んで接続されている。
【0041】図2に、代表的なフラッシュEEPROM
のメモリセルとして、FG型素子の断面構造を示す。F
G型メモリセルMCは、p型の半導体基板SUBまたは
p型ウエルWELL上に積層された、二酸化硅素などか
らなるトンネル膜TF,多結晶硅素などからなるフロー
ティングゲートFG,例えばONO(Oxide−Ni
tride−Oxide)構造のゲート間絶縁膜IF,
および多結晶硅素などからなるコントロールゲートCG
を有する。フローティングゲートFGは電気的に浮遊状
態に維持された導電層であり、コントロールゲートCG
はゲート電圧Vcgが印加可能にワード線WLに接続さ
れ、あるいはワード線WLを兼用する。ワード線WL
は、行方向のメモリセルMCに共有されている。このゲ
ート積層体の両側の半導体表面に、DINOR型,NA
ND型の接続形式ではサブビット線SBLをなすn型不
純物領域(ソース・ドレイン領域S/D)が形成されて
いる。このソース・ドレイン領域S/Dの一方にドレイ
ン電圧Vdが印加され、他方にソース電圧Vsが印加さ
れる。なお、他の接続形式、例えばNOR型,AND型
等では、ソース・ドレイン領域S/Dの一方がソース線
SL(またはサブソース線SSL)をなし、他方がビッ
ト線BL(またはサブビット線SBL)をなす。以下の
説明では、DINOR型を前提とする。
【0042】このメモリセルアレイ2の周辺回路とし
て、図1に示すように、ワード線を駆動するためのワー
ド線ドライバ3、入力されたロウアドレス信号AXnに
基づいて駆動すべきワード線を選択するためのロウアド
レスバッファ4およびロウデコーダ5、書き込むべきデ
ータ(以下、期待値データ)を格納するラッチアレイ
6、メモリセルからの送受信信号を増幅するセンスアン
プアレイ7、ラッチアレイ6およびセンスアンプアレイ
7とビット線BLとの電気的な接続と非接続をスイッチ
ングするマルチプレクサ8、入力されたカラムアドレス
信号AYnに基づいてマルチプレクサを駆動するための
カラムアドレスバッファ9およびカラムデコーダ10、
ラッチアレイ6に保持させる期待値データを外部から入
力し、あるいはセンスアンプアレイ7が読み出したセル
記憶データを外部に出力するための入出力バッファ1
1、そして、これらの各ブロックを所望の動作に応じて
制御するコントロール回路12とを有している。
【0043】図3は、このメモリセルアレ2、ラッチア
レイ6、センスアンプアレイ7、マルチプレクサ8、お
よびコントロール回路11の要部を示す回路図である。
また、図4はラッチアレイ6を構成する第1のラッチの
回路図、図5(A),(B)および図6はラッチアレイ
6を構成する第2のラッチ回路付近の拡大した回路図で
ある。図3に示す回路は、4本のビット線ごとに周辺回
路部の構成および接続関係がほぼ同じであり、以下、こ
の4本のビット線に対応する周辺回路部を主に説明す
る。この原則によれば、最初の左端のビット線に連なる
回路は5本目のビット線に連なる回路と同じとなるが、
実際は、一部異なる。このため、5本目のビット線に連
なる回路については、その異なる部分のみ説明する。5
本目のビット線以降は、5本目のビット線に連なる回路
と、2〜4本目のビット線に連なる回路とが繰り返し配
置されているので、ここでの説明は省略する。なお、図
では、6本目以降のビット線に連なる回路は、その接続
を一部簡略化して描いてある。
【0044】ラッチLAT1a,LAT1b,LAT1
c,LAT1dが、それぞれトランジスタT1A,T1
B,T1C,T1Dを介して、メインビット線MBL
0,MBL1,MBL2,MBL3に、この順で接続さ
れている。各ラッチは、図4にラッチLAT1aで代表
して示すように、2つのインバータから構成されてい
る。すなわち、pMOSトランジスタP1とnMOSト
ランジスタN1とを直列接続させた第1のインバータ
と、pMOSトランジスタP2とnMOSトランジスタ
N2とを直列接続させた第2のインバータとが、それぞ
れ電圧VBIT0の供給線と接地電位GNDの供給線と
の間に接続されている。第1のインバータの出力(記憶
ノードa1)が、第2のインバータの入力、すなわちp
MOSトランジスタP2とnMOSトランジスタN2の
共通ゲートに接続されている。また、第2のインバータ
の出力(記憶ノードa1_)が、第1のインバータの入
力、すなわちpMOSトランジスタP1とnMOSトラ
ンジスタN1の共通ゲートに接続されている。以下、こ
のラッチを、第1のラッチ回路という。
【0045】これらラッチとメインビット線との電気的
な接続と非接続を制御するトランジスタT1A,T1
B,T1C,T1Dの各ゲートは、インバータIN1の
出力に接続されている。インバータIN1の入力はNO
R回路NRの出力に接続され、NOR回路NRの2つの
入力には、動作時に、TR2T1信号とWRITE信号
が入力される。したがって、TR2T1信号とWRIT
E信号の何れか一方または双方が活性化された場合に、
トランジスタT1A,T1B,T1C,T1Dがオン
し、TR2T1信号とWRITE信号の双方が不活性の
場合に、トランジスタT1A,T1B,T1C,T1D
がオフする。
【0046】メインビット線MBL0,MBL1,MB
L2,MBL3は、それぞれカラム選択ゲートYG0
A,YG0B,YG0C,YG0Dを介して、センスア
ンプ側と接続されている。カラム選択ゲートYG0Aは
信号YA0により制御され、カラム選択ゲートYG0B
は信号YA1により制御され、カラム選択ゲートYG0
Cは信号YA2により制御され、カラム選択ゲートYG
0Dは信号YA3により制御される。なお、このカラム
選択ゲートの配置と制御は、4列ごとに繰り返されてい
る。
【0047】本実施形態では、データロード線を複数
本、ここでは4本備える。データロード線DLa,DL
b,DLc,DLdは、それぞれカラム選択ゲートYG
1A,YG1B,YG1C,YG1Dを介して、対応す
るメインビット線側と接続されている。カラム選択ゲー
トYG1A,YG1B,YG1C,YG1Dは信号YB
0により制御される。なお、次の4列のカラム選択ゲー
トYG2A,YG2B,YG2C,YG2Dは信号YB
1により制御され、この制御が4列を単位に繰り返さ
れ、最後のカラム選択ゲートYGnDは信号YBnによ
り制御される。
【0048】カラム選択ゲートYG0AとYG1Aとを
接続するラインの途中に、第1のラッチ回路LAT1a
の内容を複写して保持するデータ保持回路20aが接続
されている。同様に、カラム選択ゲートYG0BとYG
1Bとの接続中点にデータ保持回路20bが接続され、
カラム選択ゲートYG0CとYG1Cとの接続中点にデ
ータ保持回路20cが接続され、カラム選択ゲートYG
0DとYG1Dとの接続中点にデータ保持回路20dが
接続され、次のカラム選択ゲートYG0AとYG2Aと
の接続箇所途中にデータ保持回路20eが接続されてい
る。
【0049】データ保持回路20a〜20eのそれぞれ
は、図5(A),(B)および図6に示すように、第1
のラッチ回路と同様な構成の第2のラッチ回路LAT2
a〜LAT2eと、メインビット線とデータロード線と
の電気的な接続と非接続をスイッチングするトランジス
タT2A〜T2Eと、その接続点と第2のラッチ回路の
ノードa2_〜e2_との電気的な接続と非接続をスイ
ッチングするトランジスタトランジスタT3A〜T3E
と、これらのトランジスタの制御信号を生成する制御ロ
ジック部とを有する。制御ロジック部は、2入力または
3入力の3つのAND回路AD1〜AD3と、AND回
路AD1〜AD3の出力信号を入力し、上記制御信号を
出力するOR回路ORとからなる。
【0050】AND回路AD1は、その一方の入力がT
R2T1信号の供給線に接続され、他方の入力が電源電
圧信号VDDの供給線に接続されている。この点は、4
つのデータ保持回路とも共通している。データ保持回路
20a〜20eは、AND回路AD2,AD3の入力の
接続の仕方が異なる。
【0051】図5(A)に示すデータ保持回路20aで
は、AND回路AD2の第1の入力がVERIFY信号
の供給線に接続され、第2の入力がSTARTV信号の
供給線に接続されている。また、AND回路AD3の第
1の入力が信号YA2の供給線に接続され、第2の入力
がVERIFY信号の供給線に接続され、第3の入力が
信号YB0の供給線に接続されている。図5(B)に示
すデータ保持回路20eでは、AND回路AD2の第1
の入力が信号YA2の供給線に接続され、第2の入力が
VERIFY信号の供給線に接続され、第3の入力が信
号YB0の供給線に接続されている。また、AND回路
AD3の第1の入力が信号YA3の供給線に接続され、
第2の入力がVERIFY信号の供給線に接続され、第
3の入力が信号YB1の供給線に接続されている。
【0052】図6に示すように、データ保持回路20b
では、AND回路AD2の第1の入力が信号YA3の供
給線に接続され、第2の入力がVERIFY信号の供給
線に接続され、第3の入力が信号YB0の供給線に接続
されている。また、AND回路AD3の第1の入力が信
号YA0の供給線に接続され、第2の入力がVERIF
Y信号の供給線に接続され、第3の入力が信号YB0の
供給線に接続されている。また、データ保持回路20c
では、AND回路AD2の第1の入力が信号YA0の供
給線に接続され、第2の入力がVERIFY信号の供給
線に接続され、第3の入力が信号YB1の供給線に接続
されている。また、AND回路AD3の第1の入力が信
号YA1の供給線に接続され、第2の入力がVERIF
Y信号の供給線に接続され、第3の入力が信号YB0の
供給線に接続されている。また、データ保持回路20d
では、AND回路AD2の第1の入力が信号YA2の供
給線に接続され、第2の入力がVERIFY信号の供給
線に接続され、第3の入力が信号YB0の供給線に接続
されている。また、AND回路AD3の第1の入力が信
号YA1の供給線に接続され、第2の入力がVERIF
Y信号の供給線に接続され、第3の入力が信号YB1の
供給線に接続されている。
【0053】図3に示すように、4本のデータロード線
に、セルデータ読み出し回路30、ラッチデータ読み出
し回路40および書き換え回路50が接続されている。
【0054】セルデータ読み出し回路30は、センスア
ンプ31、センスアンプ31の出力に接続されたラッチ
回路32、センスアンプ31の入力に接続されたトラン
スファゲートTG1、トランスファゲートTG1の入力
と入力データDINの供給端子との間に直列接続された
トランスファゲートTG2およびインバータIN2、デ
ータロード信号DLOADの供給端子に接続されたイン
バータIN3、および4つのカラム選択ゲートYG2
A,YG2B,YG2C,YG2Dを有している。トラ
ンスファゲートTG1のnMOSゲートとトランスファ
ゲートTG2のpMOSゲートが接続され、その接続中
点がインバータIN3の出力に接続されている。一方、
トランスファゲートTG1のpMOSゲートとトランス
ファゲートTG2のnMOSゲートには、データロード
信号DLOADが印加されるようになっている。また、
トランスファゲートTG1の入力とデータロード線DL
aとの間にカラム選択ゲートYG5Aが接続されてい
る。同様に、トランスファゲートTG1の入力とデータ
ロード線DLb,DLc,DLdとの間に、それぞれカ
ラム選択ゲートYG5B,YG5C,YG5Dが接続さ
れている。カラム選択ゲートYG5Aは信号YA0によ
り制御され、カラム選択ゲートYG5Bは信号YA1に
より制御され、カラム選択ゲートYG5Cは信号YA2
により制御され、カラム選択ゲートYG5Dは信号YA
3により制御される。
【0055】ラッチデータ読み出し回路40は、センス
アンプ41、センスアンプの出力に接続された2連式の
ラッチ回路42、および5つのカラム選択ゲートYG3
A,YG3B,YG3C,YG3D,YG3Eを有して
いる。センスアンプ41の入力とデータロード線DLa
との間にカラム選択ゲートYG3A,YG3Eが並列に
接続されている。センスアンプ41の入力とデータロー
ド線DLb,DLc,DLdとの間に、それぞれカラム
選択ゲートYG3B,YG3C,YG3Dが接続されて
いる。このうちカラム選択ゲートYG3Eは、STAR
TV信号により制御される。
【0056】書き換え回路50は、比較書換回路51
と、4つのカラム選択ゲートYG4A,YG4B,YG
4C,YG4Dを有している。比較書換回路51の一方
の入力がラッチ回路42の出力に接続され、他方の入力
がラッチ回路32の出力に接続されている。これらラッ
チ回路32,42および比較書換回路51はクロック信
号CLKに同期して動作する。比較書換回路51の出力
とデータロード線DLaとの間にカラム選択ゲートYG
4Aが接続されている。同様に、比較書換回路51の出
力とデータロード線DLb,DLc,DLdとの間に、
それぞれカラム選択ゲートYG4B,YG4C,YG4
Dが接続されている。
【0057】カラム選択ゲートYG3A,YG4Bの各
ゲートがNAND回路NAとインバータIN4の直列回
路の出力に接続されている。そのNAND回路NAの一
方の入力に信号YA3Bが入力される。カラム選択ゲー
トYG3B,YG4Cの各ゲートがNAND回路NAと
インバータIN4の直列回路の出力に接続されている。
そのNAND回路NAの一方の入力に信号YA0Bが入
力される。カラム選択ゲートYG3C,YG4Dの各ゲ
ートがNAND回路NAとインバータIN4の直列回路
の出力に接続されている。そのNAND回路NAの一方
の入力に信号YA1Bが入力される。カラム選択ゲート
YG3D,YG4Aの各ゲートがNAND回路NAとイ
ンバータIN4の直列回路の出力に接続されている。そ
のNAND回路NAの一方の入力に信号YA2Bが入力
される。これら4つのNAND回路NAの他方入力は共
通化され、VRIFY信号の供給線に接続されている。
【0058】つぎに、このフラッシュEEPROMのプ
ログラム動作を説明する。図7(A)〜(Z)は、最初
の5セル分のプログラム動作を説明するための各信号お
よびノード電位のタイミングチャートである。各信号
は、図7(A)のクロック信号CLKに同期して印加さ
れる。
【0059】この図より前のタイミングで、従来と同様
に、第1のプログラム動作を1本のワード線、例えばワ
ード線WL0に連なるメモリセル、M0A,M0B,M
0C,M0D,…に対し一括して実行する。これによ
り、1本のワード線内のセル群(1セクタ)内の全ての
メモリセルの閾値が高いレベル“1”で揃う。
【0060】最初に、各ラッチ回路にデータをロードす
る。まず、図7(B),(C)に示すように、DLOA
D信号,TR2T1信号を一斉に活性化する。また、図
7(G)に示す信号YA0〜YA3およびYB0〜YB
nを順次、予め決められたタイミングで短時間だけ活性
化する。信号YB0の活性化期間に、インバータIN2
により反転した入力データDIN_が、オン状態のトラ
ンスファゲートTG2、オン状態のカラム選択ゲートY
G5A〜YG5Dを通って、データロード線DLa〜D
Laに排出される。このとき、反転入力データDIN_
は、YA0〜YA3信号のスイッチングによりデータロ
ード線DLa〜DLd上に“1”または“0”の1ビッ
トごとに振り分けられる。データロード線DLa上の反
転入力データDIN_(“1”または“0”)は、オン
状態のカラム選択ゲートYG1A,YG0A、オン状態
のトランジスタT1Aを通って、第1のラッチ回路LA
T1aの反転ノードa_に入力される。このため、入力
データDINがノード1aにロードされる。また、図7
(Q)に示すようにノードAが活性化されていることか
ら、同じデータが、オン状態のトランジスタT2A,T
3A(図5(A))を通って、第2のラッチ回路LAT
2aのノードa2にロードされる。同様にして、2〜4
ビット目の入力データDINが、第1のラッチ回路LA
T1b〜LAT1dのノードb1〜d1にロードされ、
第2のラッチ回路LAT2b〜LAT2dのノードb2
〜d2にロードされる。
【0061】続くカラム選択ゲートYB1の活性化期間
に、5〜8ビット目の入力データが第1および第2のラ
ッチ回路にロードされる。以後、この動作を繰り返し
て、全ての第1および第2のラッチ回路に対し、1セク
タ分のデータがロードされる。このラッチデータは、プ
ログラム終了の判断時の比較基準となる期待値データで
ある。データロードが完了すると、図7(C)のTR2
T1信号が立ち下がり、また、図7(G)に示す信号が
全て非活性となるため、全ラッチ回路がメインビット線
から切り離される。
【0062】第2のプログラム動作では、図7(E),
(F)に示すように、WRITE信号およびBS0信号
が活性化され、ワード線WL0の電位がプログラム電圧
VPROGまで立ち上がる。このワード線電位は、一定
時間経過後に、ベリファイ電圧VVRFYに下げられ
る。このプログラム電圧VPROGの印加時間中に、第
2のプログラム動作が実行される。これにより、第1の
ラッチ回路LAT1a,LAT1b,…の保持データの
論理に応じて、メモリセルM0A,M0B,…に書き込
みが行われる。この1回目の第2のプログラム動作で
は、通常、最も書き込み速度が早いメモリセルの閾値が
期待値に達するか、全てのメモリセルで閾値が期待値に
達しない。
【0063】次に、ベリファイを行って、メモリセルセ
ルデータが期待値データに達したか否かを判断し、必要
に応じてラッチデータを書き換える動作を行う。以下、
この動作を詳細に説明する。
【0064】この動作期間中は、図7(D)に示すよう
に、VERIFY信号を常時、活性化しておく。カラム
を選択する信号については、図7(I)〜(L)に示す
ように、YA0とYA0B、YA1とYA1B、YA2
とYA2B、YA3とYA3Bの対を、サイクル2から
始めて、この順でクロック1周期(1サイクル時間)だ
け活性化する。また、図7(M)〜(P)に示すよう
に、YB0,YB1,YB2,…,YBnの各信号を、
この順でクロック4周期(4サイクル時間)だけ活性化
する。
【0065】サイクル1では、図7(D),(H)に示
すようにVERIFY信号とSTARTV信号が共に活
性化しているので、図7(Q)に示すように、デ−タ保
持回路20a内では、AND回路AD2の出力がハイレ
ベルになり、ノードAが活性化する(図5(A)参
照)。他のデータ保持回路では、YA0〜YA3信号が
非活性なのでAND回路AD2の出力がローレベルを維
持し、ノードB〜Eは何れも活性化しない。その結果、
第2のラッチ回路LAT2aの期待値データのみが、デ
ータロード線DLaに排出される。また、VERIFY
信号による制御によりカラム選択ゲートYG3Eがオン
し、データロード線DLa上の期待値データがセンスア
ンプ41で読み出される。読み出された期待値データは
ラッチ回路42内のラッチに保持される。このサイク
ル1のデータロード線DLaの電位は、期待値データの
論理(“1”または“0”)に応じて任意であり、この
状態(この状態を経由する動作)を、以後、“第2のラ
ッチ回路の読み出し状態(動作)”といい、図7では符
号“E”で表現する。
【0066】サイクル2では、図7(I)に示すように
YA0信号が活性化しているので、カラム選択ゲートY
G0A,YG5Aがオンする。このため、メモリセルM
0Aのメモリセルデータに応じて読み出し電流が、メイ
ンビット線MBL0からカラム選択ゲートYG0A、オ
ン状態のYG1A、データロード線DLa、カラム選択
ゲートYG5A、オン状態のトランスファゲートTG1
を経由して、センスアンプ31により読み出される。読
み出されたメモリセルデータは、ラッチ回路32内のラ
ッチに保持される。このサイクル2のデータロード線
DLaの電位は、メモリセルデータの論理(“1”また
は“0”)に応じて任意であり、この状態(この状態を
経由する動作)を、以後、“メモリセルの読み出し状態
(動作)”といい、図7では符号“C”で表現する。
【0067】一方、同じサイクル2において、図7
(W)に示すように、データロード線DLbを経由した
上記第2のラッチ回路の読み出し動作“E”が実行され
る。具体的には、図6に示すデータ保持回路20b内の
AND回路AD3の入力信号、すなわちVERIFY信
号(図7(D))、YA0信号(図7(I))およびY
B0信号(図7(M))が共に活性化しているので、そ
のAND回路の出力がハイレベルになり、ノードBが活
性化する。他のデータ保持回路では、ノードA,ノード
C〜Eが何れも活性化しない。その結果、第2のラッチ
回路LAT2bの期待値データのみが、データロード線
DLbに排出される。また、図7(I)に示すようにY
A0B信号が活性化しているので、カラム選択ゲートY
G3Bがオンし、データロード線DLb上の期待値デー
タ(以下、M0B期待値データという)がセンスアンプ
41で読み出される。この読み出し期間中に、先のサイ
クル1でラッチ回路42内のラッチに保持された期待
値データ(以下、M0A期待値データという)が、隣の
ラッチに転送される。したがって、サイクル2で読み
出されたM0B期待値データはラッチ内に入力され、
保持される。
【0068】サイクル3では、図3の比較書換回路51
が、上記サイクル2でラッチ回路42内のラッチに保
持されていたM0A期待値データと、上記サイクル2で
ラッチに保持されていたメモリセルM0Aの読み出し
データ(以下、M0Aセルデータという)とを比較演算
し、その結果に応じて、書き換えデータ(以下、M0A
書き換えデータという)を確定し、その確定結果を出力
線52に排出する。例えば、1回目の第2のプログラム
動作でプログラムが十分でありM0AセルデータがM0
A期待値データに達している場合は、この出力線52上
のM0A書き換えデータはローレベルをとり、プログラ
ムが不十分の場合はハイレベルをとる。このサイクル3
の比較書換回路の出力線52の電位は確定結果に応じて
任意であり、この状態(この状態を経由する動作)を、
以後、“書き換えデータの確定化状態(動作)”とい
い、図7では符号“P”で表現する。
【0069】一方、同じサイクル3において、図7
(W)に示すように、データロード線DLbを経由した
メモリセルM0Bの読み出し動作“C”が実行される。
具体的には、図7(J)に示すようにYA1信号が活性
化しているので、カラム選択ゲートYG0B,YG5B
がオンする。このため、メモリセルM0Bのメモリセル
データに応じて読み出し電流が、メインビット線MBL
1からカラム選択ゲートYG0B、オン状態のYG1
B、データロード線DLb、カラム選択ゲートYG5
B、オン状態のトランスファゲートTG1を経由して、
センスアンプ31により読み出される。読み出されたメ
モリセルデータ(M0Bセルデータ)は、ラッチ回路3
2内のラッチに入力され、その保持内容が書き換えら
れる。
【0070】また、同じサイクル2において、図7
(X)に示すように、データロード線DLcを経由した
第2のラッチ回路LAT2cの読み出し動作“E”が実
行される。具体的には、図6に示すデータ保持回路20
c内のAND回路AD3の入力信号、すなわちVERI
FY信号(図7(D))、YA1信号(図7(J))お
よびYB0信号(図7(M))が共に活性化しているの
で、そのAND回路の出力がハイレベルになり、ノード
Cが活性化する。他のデータ保持回路では、ノードA,
B,D,Eが何れも活性化しない。その結果、第2のラ
ッチ回路LAT2cの期待値データが、データロード線
DLcに排出される。また、図7(J)に示すようにY
A1B信号が活性化しているので、カラム選択ゲートY
G3Cがオンし、データロード線DLc上の期待値デー
タ(M0C期待値データ)がセンスアンプ41で読み出
される。この読み出し期間中に、先のサイクル2でラッ
チ回路42内のラッチに保持されたM0B期待値デー
タが、隣のラッチに転送される。したがって、サイク
ル3で読み出されたM0C期待値データはラッチ内に
入力され、保持される。
【0071】サイクル4では、YA2B信号が活性化さ
れるため(図7(K))、カラム選択ゲートYG4Aが
オンする。このため、比較書換回路の出力線52上のM
0A書き換えデータが、データロード線DLaに排出さ
れる。また、YA2信号が活性化されるため、図5
(A)のデータ保持回路20a内で、AND回路AD3
の3つの入力が全てハイレベルとなる。その結果、ノー
ドAが活性化し、トランジスタT2A,T3Aがオンし
て、M0A書き換えデータが第2のラッチ回路LAT2
aに書き込まれる。このとき、カラム選択ゲートYG0
はオフ状態であるため、このM0A書き換えデータはメ
インビット線MBL0側には伝達されない。このサイク
ル4のデータロード線DLaの電位は、比較書換回路の
確定結果に応じて任意であり、この状態(この状態を経
由する動作)を、以後、“第2のラッチ回路の書き換え
状態(動作)”といい、図7(V)〜(Z)では符号
“W”で表現する。
【0072】一方、同じサイクル4において、図7
(W)に示すように、比較書換回路51およびその出力
線52上で、書き換えデータの確定化動作“P”が行わ
れる。具体的には、比較書換回路51が、上記サイクル
3でラッチ回路42内のラッチに保持されていたM0
B期待値データと、上記サイクル3でラッチに保持さ
れていたメモリセルM0Bセルデータとを比較演算し、
その結果に応じて、M0B書き換えデータを確定し、そ
の確定結果を出力線52に排出する。例えば、1回目の
第2のプログラム動作でプログラムが十分でありM0B
セルデータがM0B期待値データに達している場合は、
この出力線52上のM0B書き換えデータはローレベル
をとり、プログラムが不十分の場合はハイレベルをと
る。
【0073】一方、同じサイクル4において、図7
(X)に示すように、データロード線DLcを経由した
メモリセルM0Cの読み出し動作“C”が実行される。
具体的には、図7(K)に示すようにYA2信号が活性
化しているので、カラム選択ゲートYG0C,YG5C
がオンする。このため、メモリセルM0Cのメモリセル
データに応じて読み出し電流が、メインビット線MBL
2からカラム選択ゲートYG0C、オン状態のYG1
C、データロード線DLc、カラム選択ゲートYG5
C、オン状態のトランスファゲートTG1を経由して、
センスアンプ31により読み出される。読み出されたメ
モリセルデータ(M0Cセルデータ)は、ラッチ回路3
2内のラッチに入力され、その保持内容が書き換えら
れる。
【0074】また、同じサイクル4において、図7
(Y)に示すように、データロード線DLdを経由した
第2のラッチ回路LAT2dの読み出し動作“E”が実
行される。具体的には、図6に示すデータ保持回路20
d内のAND回路AD2の入力信号、すなわちVERI
FY信号(図7(D))、YA2信号(図7(K))お
よびYB0信号(図7(M))が共に活性化しているの
で、そのAND回路の出力がハイレベルになり、ノード
Dが活性化する。他のデータ保持回路では、ノードA〜
C,Eが何れも活性化しない。その結果、第2のラッチ
回路LAT2dの期待値データが、データロード線DL
dに排出される。また、図7(K)に示すようにYA2
B信号が活性化しているので、カラム選択ゲートYG3
Dがオンし、データロード線DLd上の期待値データ
(M0D期待値データ)がセンスアンプ41で読み出さ
れる。この読み出し期間中に、先のサイクル3でラッチ
回路42内のラッチに保持されたM0C期待値データ
が、隣のラッチに転送される。したがって、サイクル
4で読み出されたM0D期待値データはラッチ内に入
力され、保持される。
【0075】次のサイクル5では、図7(Z)に示すよ
うに、再び、第2のラッチ回路の読み出し動作“E”が
実行されるが、この時の読み出し対象ラッチ回路は、図
5(B)の第2のラッチ回路LAT2eとなる。なぜな
ら、このときは既にYB0信号からYB1信号に活性化
信号が切り替わっており、そのため図5(A)のAND
回路AD1〜AD3は出力はローレベルを維持するのに
対し、図5(B)のAND回路AD3の出力がハイレベ
ルとなって、ノードEが活性化するためである。このと
き、YB1信号の活性化によりカラム選択ゲートYG2
Aもオンする。同様な理由により、サイクル5〜8で
は、メモリセルM0Eと、その右隣り3個のメモリセル
に対し、ベリファイやラッチ書き換え動作が実行され
る。
【0076】以上のように、1本のデータロード線から
見ると、出力線52上の動作“P”を途中に挟んで、第
2のラッチ回路の読み出し動作“E”→メモリセルの読
み出し動作“C”→(“P”)→第2のラッチ回路の書
き換え動作“W”が周期的に繰り返される。また、デー
タロード線DLa,DLb,DLc,DLd間では、各
動作が1サイクルづつずれて実行される。このため、同
じ種類の動作が1本のデータロード線で重複して実行さ
れることがない。この4つの動作をn回繰り返すことに
より、1セクタ内で、ベリファイおよび第2のラッチ回
路の書き換え動作が完結する。
【0077】その後、第2のラッチ回路LAT2a〜L
AT2dの保持内容が、対応する第1のラッチ回路LA
T1a〜LAT1dに一括転送される。具体的には、D
LOAD信号を不活性としてトランスファゲートTG1
をオフし、かつ、BS0信号を不活性としてメモリセル
をメインビット線から切り離した状態で、TR2T1信
号およびYA0〜YA3信号を活性化する。これによ
り、全てのデータ保持回路20a〜20d内でノードA
〜Dが一斉にハイレベルとなり、トランジスタT3A〜
T3Dが全てオンする。また、カラム選択ゲートYG0
A〜YG0DとトランジスタT1A〜T1Dの全てがオ
ンする。その結果、第2のラッチ回路LAT2a〜LA
T2dの保持内容が、それぞれ対応する第1のラッチ回
路LAT1a〜LAT1dに一括転送され、保持され
る。
【0078】この転送データ(書き換えデータ)は、前
記したように、比較書換回路51の確定結果が“メモリ
セルに対するプログラムが十分である”ことを示すとき
は、期待値データの論理と無関係に強制的にローレベル
をとるため、以後、このメモリセルに対しては次の第2
のプログラム動作時にドレイン電圧が印加されず、プロ
グラムが禁止される。一方、確定結果が“メモリセルに
対するプログラムが不十分である”ことを示すときは、
第1のラッチ回路に転送された書き換えデータは、期待
値データの論理に応じてハイレベルまたはローレベルを
とる。したがって、このメモリセル対して次の第2のプ
ログラム動作が実施可能となる。
【0079】以上述べてきた、第2のプログラム動作、
ベリファイとラッチ書き換えの動作、ラッチ転送動作
を、1セクタ内の全てのメモリセルでプログラムが十分
と判断されるまで繰り返す。この一連の動作を、活性化
するワード線を切り換えながら繰り返すことにより、メ
モリセルアレイのプログラム動作が完結する。
【0080】本実施形態のフラッシュEEPROMの動
作では、ベリファイ動作期間中、ワード線電位を一定値
(=VVRFY)で保持することができ、第2のプログ
ラム動作のときだけ、より高い電位(=VPROG)に
上げるだけで良い。このため、大きな負荷容量のワード
線を充放電するための消費電力が節約できる。とくにF
G型では、書き込み効率を上げるためにワード線(コン
トロールゲート)とフローティングゲートとの結合容量
は大きく設計されており、これが何百、何千と加算され
たワード線負荷容量を上げ下げするのには駆動回路の負
担がかなり重く、消費電力も大きい。これに対し、本実
施形態では、図1のワード線駆動回路3の規模を小さく
でき、そこでの電力消費を抑制できるという利点があ
る。
【0081】また、期待値データの取り込み、セルデー
タの読み出し、データ比較と書き換データの確定、およ
びデータ書き換えの一連の動作が、各セルごとに4クロ
ック周期で終了するが、他のセルの異なる動作が並列に
実行されるため、このベリファイに必要な動作を実質的
には1クロック周期に近い短時間で済ませることができ
る。これは、従来より約1/4と大幅な削減となる。
【0082】本実施形態で用いられるセンスアンプ3
1,41は、ベリファイ動作期間中は常にデータの読み
出しを行うことから、活性化状態が持続される。したが
って、突入電流が流れないので電力消費が小さく済む。
ワード線の充放電回数が少なく、その電位の安定化に時
間を要しないので、動作も安定している。また、セルデ
ータ読み出しと期待値データ読み出しとは一部別経路を
経るが、双方ともデータロード線を介して行うため、動
作タイミングもとりやすい。
【0083】なお、図3に表した周辺回路は規模として
は大きくなっているが、各回路30〜50はメモリセル
アレイに1つ設けるだけでよく、メモリセルアレイの規
模からすると、その増加は僅かである。また、ワード線
駆動回路3の規模を縮小できるため、メモリ全体で見れ
ば不利益とならない。
【0084】第2実施形態 図8は、第2実施形態に係るフラッシュEEPROMの
要部構成を示す回路図である。全体のブロック構成を示
す図1は、第2実施形態においても適用される。
【0085】この図8に示すフラッシュEEPROM
が、図3に示す第1実施形態と異なる点は、第1に、図
3では第1のラッチ回路LAT1,第2のラッチ回路L
AT2と列ごとに2つ設けていたラッチ回路を、1つの
ラッチ回路LATで共通化していることにある。これに
伴って、図3のトランジスタT1A〜T1D、これを制
御するNOR回路NRおよびインバータINA1が不要
となる。また、TR2T1信号も不要となる。第2に、
図8における各データ保持回路21a〜21eでは、A
ND回路AD1を省略して、3入力OR回路ORの余っ
た入力端子を、WRITE信号の供給線に接続してい
る。また、ラッチ回路LATa〜LATeは、VBIT
0信号により一斉に駆動することとしている。
【0086】つぎに、このフラッシュEEPROMのプ
ログラム動作を説明する。図9(A)〜(Z)は、最初
の5セル分のプログラム動作を説明するための各信号お
よびノード電位のタイミングチャートである。この動作
が図7(A)〜(Z)の動作と異なる点は、データロー
ドと第2のプログラム動作の信号の制御と、ラッチデー
タの転送動作が不要なことである。ベリファイとラッチ
書き換え動作自体は第1実施形態から変更はない。した
がって、以下、データロードと第2のプログラム動作を
簡単に述べる。
【0087】第1のプログラム動作後に、図9(B),
(C),(E)に示すように、DLOAD信号、VBI
T0信号、およびWRITE信号を一斉に立ち上げる。
また、図9(G)に示す各信号、すなわちYA0〜YA
3およびYB0〜YBnを順次、予め決められたタイミ
ングで短時間だけ活性化する。信号YB0の活性化期間
に、インバータIN2により反転した入力データDIN
_が、オン状態のトランスファゲートTG2、オン状態
のカラム選択ゲートYG5A〜YG5Dを通って、デー
タロード線DLa〜DLaに排出される。このとき、反
転入力データDIN_は、YA0〜YA3信号のスイッ
チングによりデータロード線DLa〜DLd上に“1”
または“0”の1ビットごとに振り分けられる。データ
ロード線DLa上の反転入力データDIN_(“1”ま
たは“0”)は、オン状態のカラム選択ゲートYG1
A,ノードAが活性化(図9(Q))によりオン状態と
なるトランジスタT3Aを通って、ラッチ回路LATa
の反転ノードに入力される。このため、入力データDI
Nがラッチ回路LATaにロードされる。同様にして、
2〜4ビット目の入力データDINが、ラッチ回路LA
Tb〜LATdにロードされる。
【0088】続くカラム選択ゲートYB1の活性化期間
に、5〜8ビット目の入力データがラッチ回路にロード
される。以後、この動作を繰り返して、全てのラッチ回
路に対し、1セクタ分の期待値データがロードされる。
なお、このとき同じYA0〜YA3信号により制御され
るカラム選択ゲートYG0A〜YG0Dも順次開くが、
図9(F)に示すように、BS0信号が非活性のため、
メモリセルへの書き込みは行われない。
【0089】第2のプログラム動作では、図9(G)に
示すように、YA0〜YA3信号を活性化して書き込み
データで各メインビット線を充電する。そして、図9
(E),(F)に示すように、WRITE信号およびB
S0信号が活性化した状態で、ワード線WL0の電位が
プログラム電圧VPROGまで立ち上がる。このワード
線電位は、一定時間経過後に、ベリファイ電圧VVRF
Yに下げられる。このプログラム電圧VPROGの印加
時間中に、第2のプログラム動作が実行される。これに
より、ラッチ回路LATa,LATb,…の保持データ
の論理に応じて、メモリセルM0A,M0B,…に書き
込みが行われる。
【0090】以後、第1実施形態と同様な方法により、
ベリファイとラッチ書き換えをn回繰り返す。そして、
第2のプログラム動作、ベリファイとラッチ書き換えの
動作を、1セクタ内の全てのメモリセルでプログラムが
十分と判断されるまで繰り返す。この一連の動作を、活
性化するワード線を切り換えながら繰り返すことによ
り、メモリセルアレイのプログラム動作が完結する。
【0091】第2実施形態では、第1実施形態と同様な
利点に加え、より回路面積が小さいという利点がある。
また、ラッチデータの転送動作が不要で、より時間の短
縮が達成されている。
【0092】なお、上記した第1および第2実施形態
で、種々の変更が可能である。
【0093】データロード線の本数と、その各データロ
ード線を介して並列に実行する動作数(工程数)は、一
連の動作をクロックの周期の、どのタイミングで区切る
かの問題であり「4」に限定されない。したがって、3
動作に区切ることも5動作に区切ることも、また他の数
に区切ることも可能である。一例を挙げると、セルデー
タの読み出し“C”では、センスアンプ31が常時起動
されていることもあり、センスアンプの比較的小さなセ
ル読出信号の電位が安定してからセンスアンプと接続す
ることも可能である。その場合、DLOAD信号を1ク
ロック周期でオン/オフさせ、トランスファゲートTG
1の遮断時にセル読出信号の電位が安定するのを待っ
て、トランスファゲートTG1を導通させてセンシング
することも可能である。この場合、セルデータの読み出
し“C”には少なくとも2クロック周期が必要となる。
したがって、これと釣り合うように、ラッチデータの読
み出し動作“E”と書き換えデータの確定動作“P”と
を1つの動作にして、合計3動作とすることができる。
逆に、上記説明では書き換えデータの確定動作“P”に
データ比較動作も含まれるが、これに時間がかかるので
あれば、これを2つに分けて、合計5動作とすることも
できる。
【0094】選択ゲートとロジック回路を用いた制御回
路の態様は種々あり、図示のものに限定されない。メモ
リトランジスタもFG型に限定されず、いわゆるMON
OS型など電荷蓄積手段として絶縁膜中のキャリアトラ
ップを利用したもの、その他、平面的に離散化された導
電性の電荷蓄積手段を用いたものなど、種々の形態があ
る。また、セル接続形式、電荷の入出力方法に限定はな
い。
【0095】
【発明の効果】本発明に係る不揮発性半導体メモリ装置
と、その検証方法によれば、検出回路を含むベリファイ
回路を有し、当該ベリファイ回路とメモリセルアレイ間
の読み出し動作経路とベリファイ動作経路とを同じとし
た構成の不揮発性半導体メモリ装置を改良し、その検出
回路の活性化やワード線の充放電の回数を減らしたベリ
ファイ方法と、その方法の実施が容易な構成を有した不
揮発性半導体メモリ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフラッシュEEPRO
Mの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るFG型のメモリセルの
断面構造を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るメモリセルアレイ
と、その周辺回路の要部を示す回路図である。
【図4】本発明の実施形態に係る(第1の)ラッチ回路
の回路図である。
【図5】(A),(B)は、本発明の第1実施形態に係
る第2のラッチ回路付近を拡大して示す回路図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る、図5以外の第2
のラッチ回路付近を拡大して示す回路図である。
【図7】(A)〜(Z)は、本発明の第1実施形態に係
るプログラム動作を説明するための各信号およびノード
電位の推移を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係るフラッシュEEP
ROMの要部構成を示す回路図である。
【図9】(A)〜(Z)は、本発明の第2実施形態に係
るプログラム動作を説明するための各信号およびノード
電位の推移を示すタイミングチャートである。
【図10】従来のDINOR型フラッシュEEPROM
のメモリセルアレイと、その周辺回路の要部を示す回路
図である。
【図11】メモリセルの閾値分布図である。
【図12】(A)〜(L)は、従来のベリファイ方法に
おいて、各信号電位の推移を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1…フラッシュEEPROM(不揮発性半導体メモリ装
置)、2…メモリセルアレイ、3…ワード線駆動回路、
6…ラッチアレイ、7…センスアンプアレイ、8…マル
チプレクサ(カラム接続制御回路,ベリファイ接続制御
回路)、11…コントロール回路(カラム接続制御回
路,ベリファイ接続制御回路)、MC,M0A等…メモ
リセル、BL,MBL0等…ビット線、WL0等…ワー
ド線、LATa等…データラッチ回路、LAT1a等…
第1のラッチ回路、LAT2a等…第2のラッチ回路、
30〜50…ベリファイ回路、31,41…センスアン
プ(検出回路)、51…比較書換回路、T1A等,TG
0A等…カラム選択ゲート(転送スイッチ)、T3A等
…トランジスタ(スイッチ)、AD1〜AD3,OR…
(ラッチ接続制御回路)、DLa等…データロード線、
〜…レジスタ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各列ごとにビット線を共有した複数の不揮
    発性メモリセルを行列状に配置させたメモリセルアレイ
    と、 ビット線ごとに設けられ、選択された行のメモリセルに
    プログラムすべき期待値データが格納された複数のデー
    タラッチ回路と、 データラッチ回路内の期待値データおよびメモリセル内
    のセル記憶データを読み出して比較し、プログラムが十
    分の場合に上記データラッチ回路内の期待値データをプ
    ログラム禁止電圧に強制的に書き換えるベリファイ回路
    と、 メモリセルアレイとベリファイ回路との間に介在し、期
    待値データ、セル記憶データ、またはプログラム禁止電
    圧が排出される複数のデータロード線と、 所定数のメモリセル列を1つの動作可能な単位とし、各
    データロード線に対し電気的に接続すべきビット線とデ
    ータラッチ回路のそれぞれを、当該単位内と単位相互間
    で順次切り換えるカラム接続制御回路とを有した不揮発
    性半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】上記ベリファイ回路は、 上記期待値データと上記セル記憶データとを検出する検
    出回路と、 検出回路が先に検出したデータを一時的に保持するレジ
    スタと、 当該レジスタ、検出回路から出力される期待値データと
    セル記憶データ間で電圧値の大小を比較し、比較結果に
    応じて上記プログラム禁止電圧,期待値データの一方を
    出力する比較書換回路とを含む請求項1記載の不揮発性
    半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】上記ベリファイ回路と上記複数のデータロ
    ード線との間に接続され、ベリファイ回路内の上記検出
    回路の入力に電気的に接続すべきデータロード線、上記
    比較書換回路の出力に電気的に接続すべきデータロード
    線を順次切り換えるベリファイ接続制御回路をさらに有
    した請求項2記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】上記検出回路は、 上記期待値データを検出する第1検出回路と、 上記セル記憶データを検出する第2検出回路とを含む請
    求項2記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】上記データラッチ回路は、 保持データをメモリセルに供給する第1のラッチ回路
    と、 上記データロード線とデータを交信する第2のラッチ回
    路とを含み、 上記交信により第2のラッチ回路が保持した上記期待値
    データまたは上記プログラム禁止電圧を第1のラッチ回
    路に転送して、保持させる転送スイッチをさらに有した
    請求項1記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】上記第2のラッチ回路は、上記第1のラッ
    チ回路を構成するトランジスタより低い閾値のトランジ
    スタから構成された請求項5記載の不揮発性半導体メモ
    リ装置。
  7. 【請求項7】上記カラム接続制御回路は、 上記第2のラッチ回路ごとに設けられ、その記憶ノード
    と上記複数のデータロード線との電気的な接続と非接続
    を切り換えるスイッチと、 当該スイッチを所定数の列ごとにオンさせ、スイッチが
    オンした列を行方向に順次1列ずつシフトさせるラッチ
    接続制御回路とを含む請求項5記載の不揮発性半導体メ
    モリ装置。
  8. 【請求項8】上記ベリファイ接続制御回路と電気的に接
    続する上記データロード線を切り換える度に、間断なく
    上記期待値データまたは上記セル記憶データが上記検出
    回路に入力されるように、データロード線の本数と、上
    記動作可能な単位内のメモリセル列の数が予め決められ
    た請求項3記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  9. 【請求項9】同一行内の上記メモリセルにより共有され
    た複数のワード線と、 当該ワード線に接続され、上記ベリファイ回路の動作中
    は選択されたワード線の電位を一定とするワード線駆動
    回路とをさらに有した請求項1記載の不揮発性半導体メ
    モリ装置。
  10. 【請求項10】各列ごとにビット線を共有し、行列状に
    配置された複数の不揮発性メモリセルのうち、選択され
    た行のメモリセルのセル記憶データを検証する不揮発性
    半導体メモリ装置の検証方法であって、 メモリセルにプログラムすべき期待値データを保持する
    工程と、 保持されている期待値データを読み出す工程と、 メモリセルから記憶データを読み出す工程と、 読み出したセル記憶データを、対応するメモリセルの期
    待値データと比較する工程と、 比較の結果、プログラムが十分の場合に、次のプログラ
    ムデータとして用いるために保持されている期待値デー
    タをプログラム禁止電圧に強制的に書き換える工程とを
    有し、 上記期待値データの読み出し工程、上記セル記憶データ
    の読み出し工程、上記データの比較工程、上記プログラ
    ムデータの書き換え工程のうち、動作対象のメモリセル
    列が異なる複数の工程を並列に実行する不揮発性半導体
    メモリ装置の検証方法。
  11. 【請求項11】上記期待値データの読み出し工程、上記
    セル記憶データの読み出し工程、上記データの比較工
    程、上記プログラムデータの書き換え工程を、単独で、
    または連続した工程を組み合わせて1つのメモリセルに
    関し実行するときに、上記セル記憶データの読み出し工
    程が、その読み出し対象セルが属する列を切り換えなが
    ら連続して実行されるように、上記工程の組合せと、上
    記4つの工程を繰り返すメモリセル列の数を予め決定す
    る工程をさらに含む請求項10記載の不揮発性半導体メ
    モリ装置の検証方法。
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