JP2003156029A - チルトヒンジの製造方法、チルトヒンジ、情報処理装置 - Google Patents

チルトヒンジの製造方法、チルトヒンジ、情報処理装置

Info

Publication number
JP2003156029A
JP2003156029A JP2001304425A JP2001304425A JP2003156029A JP 2003156029 A JP2003156029 A JP 2003156029A JP 2001304425 A JP2001304425 A JP 2001304425A JP 2001304425 A JP2001304425 A JP 2001304425A JP 2003156029 A JP2003156029 A JP 2003156029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilt hinge
insertion hole
shaft
tubular member
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001304425A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Suzuki
博樹 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OHSUZU KK
Original Assignee
OHSUZU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OHSUZU KK filed Critical OHSUZU KK
Priority to JP2001304425A priority Critical patent/JP2003156029A/ja
Publication of JP2003156029A publication Critical patent/JP2003156029A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素且つ小型な構成により高いフリクション
トルクを得ることができ、且つ歩留りの良いチルトヒン
ジの製造方法、該方法により製造されたチルトヒンジ、
及び該チルトヒンジを用いた情報処理装置を提供するこ
と。 【解決手段】 スリーブ13の挿入孔13aの常温での
内径を、ディスプレー支持部材11のシャフト部11c
の外径よりも予め小さく形成し、挿入孔13aの内径が
シャフト部11cの外径よりも大きくなるように、スリ
ーブ13を加熱膨張させた状態で、挿入孔13aにシャ
フト部11cを挿入する焼きバメ方式によって、シャフ
ト部11cとスリーブ13とを回動自在に組み付ける。
これにより、シャフト部11cとスリーブ13との相対
回動時における摺動面に大きな摩擦力が発生して、高い
ラジアルフリクショントルクが得られるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チルトヒンジの製
造方法、チルトヒンジ、ワッシャー、情報処理装置に関
し、詳しくは、ノートパソコン、携帯電話器、カーナビ
ゲーション装置などのような情報処理装置のディスプレ
ー体を、キーボードや操作部などの装置本体に対して開
閉自在に取り付けるためのチルトヒンジの製造方法、該
方法により製造されたチルトヒンジ、該チルトヒンジに
用いられるスプリングワッシャー、及び該チルトヒンジ
を用いた情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のチルトヒンジとして、例えば、
特開平2001−107941号公報の「チルトヒン
ジ」のように、上記情報処理装置の装置本体に取り付け
られる取付部材に、鍔部を有するヒンジピンを設け、情
報処理装置のディスプレー体に取り付けられる支持部材
を、該ヒンジピンに回転可能に軸支するように構成した
ものが知られている。このチルトヒンジは、上記ヒンジ
ピンの、該支持部材とヒンジピンの鍔部との間あるいは
該支持部材の両側に、円盤状のフリクションプレート及
びスプリングワッシャーを挿通し、該ヒンジピンの端部
に、押え用ワッシャーをかしめ付けるか、あるいはナッ
トで締め付けるように構成されている。これにより、該
スプリングワッシャーとフリクションワッシャーとが圧
接されて、該フリクションワッシャーとスプリングワッ
シャーとの間の端面に、スラスト方向の摩擦力が発生す
る。そして、上記支持部材が回転すると、該スラスト方
向の摩擦力の作用により発生したフリクショントルク
(以下、これを「スラストフリクショントルク」とい
う)によって、上記情報処理装置の装置本体に対して、
ディスプレー体が任意の開閉位置で係止されるようにな
る。
【0003】ところで、この種の情報処理装置、特に携
帯用のノート型パソコンは、近年ますます小型化かつ薄
型化しつつある。また、そのディスプレー体は頻繁に開
閉されることが多い。従って、このような情報処理装置
に用いるチルトヒンジとしては、小型で薄型の装置に取
り付けることができ、しかも高いフリクショントルクを
有しているものが求められている。
【0004】しかしながら、上述のような構成のチルト
ヒンジにおいて高いフリクショントルクを得るには、上
記フリクションワッシャー及びスプリングワッシャーの
径を大きくする必要があり、情報処理装置の小型化や薄
型化という要求に応えることができない。このため、こ
のようなフリクションワッシャー及びスプリングワッシ
ャーを用いたチルトヒンジにおいて、大型化させること
なくスラスト方向のフリクショントルクの増大を図るに
は、例えば、何枚ものフリクションワッシャーやスプリ
ングワッシャーを重ねて用いたり、かしめトルクあるい
はナットによる締付トルクを強くしたりしなければなら
ない。しかしながら、このようにすると、前者の場合は
部品点数が多くなってコストが高くなり、後者の場合は
フリクションワッシャーやスプリングワッシャーが摩耗
し易く耐久性が低下するという問題があった。
【0005】このような問題を解消するものとして、特
開平4−237315号公報の「情報処理装置」におけ
る回転ヒンジ機構や、特開2000−66762号公報
の「チルトヒンジ」などが提案されている。前者の回転
ヒンジ機構は、前記ヒンジピンに相当する回転軸に、ウ
レタンゴム等の比較的表面摩擦力の高い素材からなるブ
ッシュを装着し、前記支持部材に相当する筒状のハウジ
ングに該ブッシュを挿入して、該ブッシュとハウジング
とを一体化したものである。一方、後者のチルトヒンジ
は、前記取付部材と支持部材とに、軸方向に長い筒状の
フリクショントルク発生孔を設け、これらのフリクショ
ントルク発生孔にスプリングピンを圧入することによっ
て、該取付部材と支持部材とを相対的に回転可能に連結
したものである。
【0006】つまり、上記回転ヒンジ機構においては上
記ブッシュと上記回転軸との間の周面に、上記チルトヒ
ンジにおいては上記取付部材及び支持部材の各フリクシ
ョントルク発生孔と上記スプリングピンとの間の周面
に、ラジアル方向の摩擦力が発生する。そして、上記支
持部材が回転すると、該ラジアル方向の摩擦力の作用に
より発生したフリクショントルク(以下、これを「ラジ
アルフリクショントルク」という)によって、上記情報
処理装置の装置本体に対して、ディスプレー体が任意の
開閉位置で係止されるようになる。上記ラジアルフリク
ショントルクは、上記ブッシュと上記回転軸との嵌合部
の公差や、上記フリクショントルク発生孔と上記スプリ
ングピンとの嵌合部の公差を大きくすることにより容易
に高めることが可能である。従って、このような構成の
回転ヒンジ機構やチルトヒンジにおいては、部品点数を
増やしたり該回転軸を大径化したりせずに上記摩擦力を
増大させることができ、高いフリクショントルクを得る
ことが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した特
開平4−237315号公報の「情報処理装置」におけ
る回転ヒンジ機構においては、前記ラジアルフリクッシ
ョントルクを得るための手段として、ウレタンゴム等の
素材からなるブッシュを用いている。このため、この回
転ヒンジ機構では、該ブッシュの耐久性や耐摩耗性が低
く、部品寿命が短くなるおそれがある。また、このよう
なブッシュを用いた場合には、前記ディスプレー体が弾
性体を介して装置本体に弾力的に係止される構成となる
ため、該ディスプレー体の耐震性が低下するおそれも高
い。
【0008】一方、前記特開2000−66762号公
報の「チルトヒンジ」においては、上記ラジアルフリク
ッショントルクを得るための手段として、スプリングピ
ンを用いている。つまり、前記取付部材のフリクション
トルク発生孔と該スプリングピンとの間の取付部材側摩
擦力と、及び前記支持部材のフリクショントルク発生孔
と該スプリングピンとの間の支持部材側摩擦力とによ
り、上記ラジアルフリクッショントルクを得ている。こ
こで、一方の取付部材側摩擦力は、上記取付部材のフリ
クショントルク発生孔と該スプリングピンとの間の公差
(取付部材側公差)の大小によって変化し、他方の支持
部材側摩擦力は、上記支持部材のフリクショントルク発
生孔と該スプリングピンとの間の公差(支持部材側公
差)の大小によって変化する。
【0009】従って、このような構成のチルトヒンジに
おいて、上記各ラジアルフリクッショントルクを所定の
トルクに設定するためには、上記取付部材側公差と支持
部材側公差とを所定の等しい公差に設定する必要があ
る。また、これらの取付部材側公差及び支持部材側公差
を等しくするためには、上記スプリングピンの外径寸法
と、上記取付部材及び支持部材の各フリクショントルク
発生孔の内径寸法とを厳密に管理する必要がある。
【0010】しかしながら、この種の安価且つ簡素な構
成のチルトヒンジに用いられる上記スプリングピンや上
記取付部材及び支持部材は、ある程度の加工精度誤差を
有している。このため、上記取付部材側公差と支持部材
側公差とを等しくすることは事実上不可能に近い。ま
た、このような構成のチルトヒンジにおいては、部品の
状態での公差により見込まれるラジアルフリクッション
トルクと、組立てられた状態での該公差による実際のラ
ジアルフリクッショントルクとが著しく異なってしまう
ことがある。
【0011】つまり、上記チルトヒンジにおいて高いラ
ジアルフリクッショントルクを得るために、例えば、上
記取付部材側公差を大きくすると、該取付部材側公差に
よって上記スプリングピンが圧縮されて、該スプリング
ピンの外径が部品の状態での外径よりも小さくなる。こ
のスプリングピンの外径の減少により、上記支持部材側
公差が、部品の状態で見込んだ公差よりも小さくなって
しまう。これにより、この支持部材側公差により得られ
る支持部材側のラジアルフリクッショントルクが、部品
の状態で見込んだ値よりも低下してしまう。そこで、こ
の支持部材側のラジアルフリクッショントルクを高める
べく、支持部材側公差を大きくすると、この支持部材側
公差によって上記スプリングピンの外径が更に小さくな
る。この結果、今度は上記取付部材側のラジアルフリク
ッショントルクが低下してしまうことになる。
【0012】このように、上記構成のチルトヒンジで
は、上記取付部材側公差により得られるラジアルフリク
ッショントルクと、上記支持部材側公差により得られる
ラジアルフリクッショントルクとのバランスを取ること
が非常に難しい。このため、このような構成のチルトヒ
ンジにおいては、上述のようなトルクバランスのバラツ
キによる不良品の発生率が高く、製品の歩留りが悪化す
るという問題があった。
【0013】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、簡素且つ小型な構成
により高いフリクショントルクを得ることができ、且つ
歩留りの良いチルトヒンジの製造方法、該方法により製
造されたチルトヒンジ、及び該チルトヒンジを用いた情
報処理装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、固定部材と、該固定部材に一体
化される支軸と、該支軸が回動自在に挿入される挿入孔
を備えた筒状部材と、該筒状部材が一体化される回動部
材とを有するチルトヒンジの製造方法であって、上記筒
状部材の挿入孔の常温での内径を上記支軸の外径よりも
小さく形成し、該挿入孔の内径を該支軸の外径よりも大
きくなるように該筒状部材を加熱膨張させ、該挿入孔に
該支軸を挿入した後、該筒状部材を常温に戻す焼きバメ
方式によって、該支軸と該筒状部材とを回動自在に組み
付けることを特徴とするものである。
【0015】このチルトヒンジの製造方法においては、
上記筒状部材の挿入孔への上記支軸の挿入に先立って該
筒状部材を加熱する。この加熱により該筒状部材が膨張
し、その挿入孔の内径が該支軸の外径よりも大きくな
る。このように、該筒状部材の挿入孔の内径を膨張させ
た状態で、該支軸を該筒状部材の挿入孔に挿入する。こ
の筒状部材は、常温に戻ることによって、その挿入孔の
内径が該支軸の外径よりも小さな径に収縮しようとす
る。このような焼きバメ方式によって上記支軸と筒状部
材とを回動自在に組み付けることにより、該支軸と該筒
状部材との相対回動時における摺動面に大きな摩擦力が
発生する。従って、このチルトヒンジの製造方法によれ
ば、小型且つ簡素な構成により高いラジアルフリクショ
ントルクを得ることができるチルトヒンジを安価に提供
できるようになる。
【0016】請求項2の発明は、固定部材と、該固定部
材に一体化される支軸と、該支軸が回動自在に挿入され
る挿入孔を備えた筒状部材と、該筒状部材が一体化され
る回動部材とを有するチルトヒンジであって、上記筒状
部材は、常温での上記挿入孔の内径が上記支軸の外径よ
りも小さく形成され、該挿入孔の内径が該支軸の外径よ
りも大きくなるように該筒状部材を加熱膨張させた状態
で、該挿入孔に該支軸を挿入した後、該筒状部材を常温
に戻す焼きバメ方式によって、該支軸に回動自在に組み
付けられていることを特徴とするものである。
【0017】このチルトヒンジにおいては、上記筒状部
材を加熱膨張させた状態で、該筒状部材の挿入孔に上記
支軸を挿入することにより、該筒状部材が該支軸に回動
自在に組み付けられる。この加熱された筒状部材は、常
温に戻ることによって、その挿入孔の内径が該支軸の外
径よりも小さな径に収縮しようとする。このような焼き
バメ方式によって上記支軸と筒状部材とを回動自在に組
み付けることにより、該支軸と該筒状部材との相対回動
時における摺動面に大きな摩擦力が発生し、部品点数を
増やしたり該支軸を大径化したりすることなく、上記固
定部材と回動部材とを高いラジアルフリクショントルク
によって確実に係止できるようになる。
【0018】請求項3の発明は、請求項2のチルトヒン
ジにおいて、上記回動部材に対してスラスト方向の摩擦
力を付与する摩擦力付与手段を有していることを特徴と
するものである。
【0019】このチルトヒンジにおいては、上記摩擦力
付与手段により、上記回動部材に対してスラスト方向の
摩擦力が付与される。これにより、上記固定部材と回動
部材との回転時に、上記ラジアルフリクショントルクと
スラストフリクショントルクとの、向きが異なる2種の
フリクショントルクが発生し、該固定部材と回動部材と
が、より確実に係止されるようになる。
【0020】請求項4の発明は、請求項3のチルトヒン
ジにおいて、上記摩擦力付与手段は、上記回動部材に対
してスラスト方向の摩擦力を付与するように、上記支軸
に装着した複数枚のスプリングワッシャーで構成されて
いることを特徴とするものである。
【0021】このチルトヒンジにおいては、上記摩擦力
付与手段として、上記支軸に装着した複数枚のスプリン
グワッシャーを用いている。このように、上記支軸に複
数枚のスプリングワッシャーを装着することにより、上
記回動部材に加わるスラスト方向の摩擦力がより大きく
なる。これにより、上記固定部材と回動部材との回転時
における上記スラストフリクショントルクが高くなり、
該固定部材と回動部材とが、更に確実に係止されるよう
になる。
【0022】請求項5の発明は、請求項2又は3のチル
トヒンジにおいて、上記回転部材の挿入孔と上記支軸と
の摺動面に塗付する潤滑剤を収容するための潤滑剤収容
部を有していることを特徴とするものである。
【0023】このチルトヒンジにおいては、上記潤滑剤
収容部に上記潤滑剤を収容しておくことによって、上記
回転部材の挿入孔と上記支軸との回動により、該挿入孔
と支軸との摺動面に潤滑剤が塗付されるようになる。こ
れにより、該回動により、耳障りな摺動音が発生した
り、該摺動面の摩耗が早まったりすることがなくなる。
ここで、上記潤滑剤としては、シリコンオイルやグリー
スなどを用いることができる。また、上記潤滑剤収容部
は、上記支軸の外周の一部にカット面や溝を設けること
で形成することができる。
【0024】請求項6の発明は、固定部材と、該固定部
材に一体化される支軸と、該支軸が回動自在に挿入され
る挿入孔を備えた筒状部材と、該筒状部材が一体化され
る回動部材とを有するチルトヒンジによって、ディスプ
レー体が装置本体に対して開閉自在に取り付けられた構
成の情報処理装置において、上記チルトヒンジとして、
請求項2、3、4又は5のチルトヒンジを用いることを
特徴とするものである。
【0025】この情報処理装置においては、上記チルト
ヒンジとして、請求項2、3、4又は5のチルトヒンジ
が用いられるので、上記ディスプレー体が、上記装置本
体に対して任意の開閉位置で確実に係止されるようにな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、上記情報処理装
置に適用した実施形態について説明する。図1に、上記
情報処理装置としてのノートパソコンの一例を示す。該
ノートパソコン1は、周知のように、キーボード2やマ
ザーボード及びハードディスク(図示せず)等が配設さ
れているパソコン本体3と、このパソコン本体3に対し
て開閉自在に取り付けられた液晶パネルからなるディス
プレー体4とで構成されている。
【0027】図2に、上記パソコン本体3に対してディ
スプレー体4を開閉自在に取り付けるためのチルトヒン
ジ10の一例を示す。このチルトヒンジ10は、上記デ
ィスプレー体4が取り付けられる前記回動部材としての
ディスプレー支持部材11、上記パソコン本体3に固定
される前記固定部材としてのブラケット12、該ブラケ
ット12に対してディスプレー支持部材11を回動自在
に軸支するための筒状部材からなるスリーブ13などで
構成されている。
【0028】上記ディスプレー支持部材11は、図3に
示すように、板状に形成された取付部11aと、鍔状に
形成されたフランジ部11bと、上記スリーブ13が取
り付けられるシャフト部11cとを有している。このデ
ィスプレー支持部材11の取付部11aには、上記ディ
スプレー体4を取り付けるための複数個の取付孔11d
が設けられている。また、上記シャフト部11cには、
該シャフト部11cと上記スリーブ13との摺動面に塗
付される潤滑剤(グリース)を収容するための、前記潤
滑剤収容部としてのオイル溝11eが形成されている。
このオイル溝11eは、図3に示すように、上記シャフ
ト部11cの外周の一部にカット面や溝を設けることで
形成されている。このディスプレー支持部材11は、S
US等の鋼材を切削加工して形成されている。
【0029】次に、上記ディスプレー支持部材11と上
記ブラケット12との組立て構造について説明する。図
2乃至図4に示すように、上記ディスプレー支持部材1
1のシャフト部11cには、該ディスプレー支持部材1
1のフランジ部11bの側面に当接するように、第1ス
プリングワッシャー14が取り付けられる。この第1ス
プリングワッシャー14は、SK−5等のばね鋼材から
なり、Oリング状の平ワッシャーを皿状に湾曲させた形
状に形成されている。
【0030】上記第1スプリングワッシャー14は、上
記スリーブ13が上記ディスプレー支持部材11のシャ
フト部11cに取り付けられることにより、上記ディス
プレー支持部材11のフランジ部11bの端面と、及び
該スリーブ13の端面とに弾力的に圧接される。これに
より、該ディスプレー支持部材11のシャフト部11c
に取り付けられたスリーブ13が回動する際に、該フラ
ンジ部11bの端面及び該スリーブ13の端面と、該第
1スプリングワッシャー14の側面との間に摩擦力が発
生して、第1のスラストフリクショントルクが得られる
ようになる。
【0031】上記スリーブ13には、ディスプレー支持
部材11と同様のSUS等の鋼材を切削加工することに
より、該該ディスプレー支持部材11のシャフト部11
cを挿入するための挿入孔13aが形成されている。こ
の挿入孔13aの内径は、上記ディスプレー支持部材1
1のシャフト部11cの外径よりも僅かに小さく形成さ
れている。この挿入孔13aの内径と、シャフト部11
cの外径との公差により、該シャフト部11cに取り付
けられたスリーブ13が回動する際に、該スリーブ13
の挿入孔13aの内周面と、該シャフト部11cの外周
面との間に大きな摩擦力が発生し、高いラジアルフリク
ショントルクが得られるようになる。
【0032】一方、上記ブラケット12は、図2乃至図
4に示すように、SUS等の鋼鈑をアングル状に直角に
折り曲げて形成された、上記パソコン本体3に固定され
る固定部12aと、上記スリーブ13に一体化されるス
リーブ取付部12bとを有している。このブラケット1
2のスリーブ取付部12bには、該スリーブ13の突起
部13b(図5参照)が嵌合されるスリーブ取付孔12
cが設けられている。また、該ブラケット12の固定部
12aには、該固定部12aを上記パソコン本体3に固
定するための複数個の固定孔12dが設けられている。
【0033】上記スリーブ13の突起部13bは、図5
(c)に示すように、該スリーブ13の右方の端面か
ら、上記スリーブ取付部12bの板厚分だけ突出した形
状に形成されており、この突起部13bが上記ブラケッ
ト12のスリーブ取付孔12cに嵌合されることによっ
て、該ブラケット12と該スリーブ13とが、一体回転
するように一体化される。ここで、該スリーブ13の突
起部13bを該ブラケット12のスリーブ取付孔12c
にカシメ付けて、該ブラケット12と該スリーブ13と
を一体化するように構成しても良い。
【0034】また、上記ブラケット12のスリーブ取付
部12bの、上記スリーブ13の取付面と反対側の面に
は、フリクションワッシャー15が、小孔15bをブラ
ケット12の凸部12eに嵌合させることにより、回転
止めされて取り付けられている。上記ディスプレー支持
部材のシャフト部11cの端部は、このフリクションワ
ッシャー15の貫通孔15aを通して、上記ブラケット
12のスリーブ取付部12bから十分に突出する長さに
形成されている。そして、このスリーブ取付部12bか
ら突出したディスプレー支持部材のシャフト部11cの
端部に、複数枚(図示の例では2枚)の第2スプリング
ワッシャー17が装着されている。この第2スプリング
ワッシャー14としては、Oリング状の平ワッシャーを
椀状に湾曲させた形状のSK−5等のばね鋼材からなる
丸形スプリングワッシャーを使用している。
【0035】更に、上記スリーブ取付部12bから突出
したディスプレー支持部材のシャフト部11cの端部に
は、上記2枚の第2スプリングワッシャー17を挟み込
むようにして、SUS等の鋼材からなる2枚のストッパ
ーリング18が装着されている。この2枚のストッパー
リング18のうち、外側のストッパーリング18は、上
記2枚の第2スプリングワッシャー17をその弾力に抗
して圧縮させた状態で、上記ディスプレー支持部材のシ
ャフト部11cの端部にカシメ付けられている。これに
より、上記2枚のストッパーリング18のうちの内側の
ストッパーリング18が、上記2枚の第2スプリングワ
ッシャー17の弾性により、上記フリクションワッシャ
ー15に対して弾力的に押し付けられる。この結果、上
記ディスプレー支持部材11と上記ブラケット12とが
相対的に回動した際に、該フリクションワッシャー15
の側面と、内側のストッパーリング18の側面との間に
摩擦力が発生して、第2のスラストフリクショントルク
が得られるようになる。
【0036】ここでは、外側のストッパーリング18を
上記ディスプレー支持部材のシャフト部11cの端部に
カシメ付けるようにしているが、該ストッパーリング1
8は、該シャフト部11cの端部にねじ止めするように
しても良い。また、上記第2のスラストフリクショント
ルクが小さくても良いような場合には、第2スプリング
ワッシャー17の枚数は、1枚のみであっても良い。逆
に、上記第2のスラストフリクショントルクを更に高く
したい場合には、第2スプリングワッシャー17を、3
枚以上使用するようにしても良い。
【0037】ところで、上記ディスプレー支持部材11
のシャフト部11cに対して上記スリーブ13を取り付
ける方法としては、一般的に、圧入による方法が採られ
ている。しかしながら、このような圧入により上記シャ
フト部11cにスリーブ13を取り付けた場合には、そ
れらの公差により、該シャフト部11cの外周面、及び
該スリーブ13の挿入孔13aの内周面にカジリ(圧入
痕)が発生してしまうため、該シャフト部と該スリーブ
13との円滑な回動が損われたり、摺動面の摩耗が促進
されてチルトヒンジ10の寿命が低下してしまうおそれ
が高い。
【0038】そこで、本実施形態に係るチルトヒンジ1
0においては、上記スリーブ13の挿入孔13aの常温
での内径を、上記ディスプレー支持部材11のシャフト
部11cの外径よりも予め小さく形成しておく。そし
て、該挿入孔13aの内径が該シャフト部11cの外径
よりも大きくなるように、上記スリーブ13を加熱膨張
させた状態で、該挿入孔13aに該シャフト部11cを
挿入する。その後、このスリーブ13を常温に戻して、
該シャフト部11cと該スリーブ13とを回動自在に組
み付ける。つまり、本実施形態に係るチルトヒンジ10
は、上記シャフト部11cとスリーブ13とが、焼きバ
メ方式によって回動自在に組み付けられる。
【0039】このような焼きバメ方式によって、加熱膨
張したスリーブ13の挿入孔13aに、上記ディスプレ
ー支持部材11のシャフト部11cを装着することによ
り、上記圧入による場合のようなカジリの発生を解消す
ることができるようになる。また、上記焼きバメ方式に
よって該シャフト部11cと該スリーブ13とを回動自
在に組み付けることにより、スリーブ13の挿入孔13
aにディスプレー支持部材11のシャフト部11cが挿
入された状態で、該スリーブ13が常温に戻ることによ
って、その挿入孔13aの内径が、該シャフト部11c
の外径よりも小さな径に収縮しようとする。これによ
り、該シャフト部11cと該スリーブ13との相対回動
時における摺動面に大きな摩擦力が発生して、高いラジ
アルフリクショントルクが得られるようになる。
【0040】図6乃至図10に、他の構成のチルトヒン
ジ100を示す。このチルトヒンジ100は、図1に示
したディスプレー体4が取り付けられる前記回動部材と
してのディスプレー支持部材111と、パソコン本体3
に固定される前記固定部材としてのブラケット112、
該ブラケット112に対してディスプレー支持部材11
1を回動自在に軸支するためのヒンジシャフト113な
どで構成されている。
【0041】このチルトヒンジ100におけるディスプ
レー支持部材111は、図7及び図8に示すように、板
状に形成された取付部111aと、上記ヒンジシャフト
113が取り付けられるスリーブ部111bとを有して
いる。このスリーブ部111bには、該ヒンジシャフト
113のシャフト部113a(図9参照)が挿入される
断面円形のシャフト挿入孔111cが形成されている。
また、このディスプレー支持部材111の取付部111
aには、上記ディスプレー体4を取り付けるための複数
個の取付孔111dが設けられている。ここで、上記シ
ャフト挿入孔111cの内径は、上記ヒンジシャフト1
13のシャフト部113aの外径よりも僅かに小さく形
成されている。
【0042】一方、このチルトヒンジ100におけるブ
ラケット112は、上述したチルトヒンジ10のブラケ
ット12と同様、上記パソコン本体3に固定される固定
部112aと、上記ヒンジシャフト113に一体化され
るヒンジシャフト取付部112bとを有している。この
ブラケット112のヒンジシャフト取付部112bに
は、図3に示したスリーブ13のボス部13bが嵌合さ
れるスリーブ取付孔12cと同様な断面形状の、ヒンジ
シャフト113のシャフト部113a(図9参照)が挿
入されるヒンジシャフト取付孔112cが設けられてい
る。また、該ブラケット112の固定部112aには、
該固定部112aを上記パソコン本体3に固定するため
の複数個の固定孔112dが設けられている。
【0043】そして、上記ヒンジシャフト113のシャ
フト部113aが、上記ブラケット112のヒンジシャ
フト取付部112bのヒンジシャフト取付孔112cに
挿入されることによって、該ブラケット112とヒンジ
シャフト113とが一体化される。また、このヒンジシ
ャフト113が、上記ディスプレー支持部材111のス
リーブ部111bのシャフト挿入孔111cに挿入され
ることによって、図10に示すように、該ヒンジシャフ
ト113のシャフト部113aと該シャフト挿入孔11
1cとの形状の違いにより、該シャフト部113aと該
シャフト挿入孔111cとの摺動面に塗付される潤滑剤
(グリース)を収容するための、前記潤滑剤収容部とし
てのオイル収容部Gが形成される。
【0044】このチルトヒンジ100においても、前記
チルトヒンジ10で用いた焼きバメ方式と同様に、上記
ディスプレー支持部材111のシャフト挿入孔111c
に、上記ヒンジシャフト113のシャフト部113aを
挿入する際に、該シャフト挿入孔111cの内径が、該
ヒンジシャフト113のシャフト部113aの外径より
も大きくなるように、少なくとも該ディスプレー支持部
材111のスリーブ部111bを予め加熱膨張させてお
く。そして、焼きバメ方式により、このディスプレー支
持部材111のスリーブ部111bに、上記ヒンジシャ
フト113のシャフト部113aを挿入した状態で、該
スリーブ部111bを常温に戻す。これによって、この
スリーブ部111bのシャフト挿入孔111cの内径
が、該ヒンジシャフト113のシャフト部113aの外
径よりも小さな径に収縮しようとする。そして、このス
リーブ部111bのシャフト挿入孔111cの収縮によ
り、該シャフト挿入孔111cと該シャフト部113a
との相対回動時における摺動面に大きな摩擦力が発生し
て、高いラジアルフリクショントルクが得られるように
なる。
【0045】なお、ここでは、ノートパソコン1に用い
られるチルトヒンジを例示したが、例えば、携帯電話器
やカーナビゲーション装置などのような情報処理装置の
ディスプレー体を、キーボードや操作部などの装置本体
に対して開閉自在に取り付けるためのチルトヒンジとし
て用いることができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、焼きバメ方式
によってチルトヒンジの支軸と筒状部材とを回動自在に
組み付けているので、該支軸と該筒状部材との相対回動
時における摺動面に大きな摩擦力が発生して、高いラジ
アルフリクショントルクを得ることができるようにな
る。従って、例えば、ノートパソコンのような情報処理
装置のディスプレー体を装置本体に対して任意の開閉角
度で係止させるための小型且つ簡素な構成のチルトヒン
ジを、安価に提供できるという優れた効果がある。
【0047】請求項2乃至5の発明によれば、焼きバメ
方式によってチルトヒンジの支軸と筒状部材とを回動自
在に組み付けているので、該支軸と該筒状部材との相対
回動時における摺動面に大きな摩擦力が発生し、該固定
部材と回動部材とを高いラジアルフリクショントルクよ
って確実に係止できるという優れた効果がある。
【0048】特に、請求項3の発明によれば、摩擦力付
与手段により上記回動部材に対してスラスト方向の摩擦
力が付与されるので、上記固定部材と回動部材との回転
時に、上記ラジアルフリクショントルクとスラストフリ
クショントルクとの、向きが異なる2種のフリクション
トルクが発生し、該固定部材と回動部材とをより確実に
係止できるという優れた効果がある。
【0049】また、請求項4の発明によれば、上記摩擦
力付与手段として、上記支軸に装着した複数枚のスプリ
ングワッシャーを用いているので、上記回動部材に加わ
るスラスト方向の摩擦力がより大きくなり、該固定部材
と回動部材との回転時におけるスラストフリクショント
ルクが高くなって、該固定部材と回動部材とを更に確実
に係止できるという優れた効果がある。
【0050】また、請求項5の発明によれば、上記チル
トヒンジの回動部の摺動面に潤滑剤が塗付されるように
なるので、該チルトヒンジの回動時における摺動音の発
生や、該摺動面の摩耗による寿命低下を防止できるとい
う優れた効果がある。
【0051】請求項6の発明によれば、上記チルトヒン
ジとして、請求項2、3、4又は5のチルトヒンジを用
いるので、上記ディスプレー体を装置本体に対して任意
の開閉位置で確実に係止できる情報処理装置を提供でき
るようになるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置としての
ノートパソコンの概略斜視図。
【図2】上記ノートパソコンに用いるチルトヒンジの一
例を示す平面図。
【図3】上記チルトヒンジの分解斜視図。
【図4】上記チルトヒンジの回動部を破断した状態を示
す断面図。
【図5】(a)は、上記チルトヒンジの主要構成部材で
あるスリーブの左側面図。(b)は、該スリーブの正面
図。(c)は、該スリーブの右側面図。
【図6】上記ノートパソコンに用いるチルトヒンジの他
の例を示す平面図。
【図7】(a)は、図6に示すチルトヒンジのディスプ
レー支持部材の左側面図。(b)は、該ディスプレー支
持部材の平面図。(c)は、該ディスプレー支持部材の
右側面図。
【図8】図7に示すディスプレー支持部材のA−A断面
図。
【図9】(a)は、図6に示すチルトヒンジのヒンジシ
ャフトの左側面図。(b)は、該ヒンジシャフトの平面
図。
【図10】図6に示すチルトヒンジの回動部のB−B断
面図。
【符号の説明】
1 ノートパソコン 2 キーボード 3 パソコン本体 4 ディスプレー体 10 チルトヒンジ 11 ディスプレー支持部材 11a 取付部 11b フランジ部 11c シャフト部 11d 取付孔 11e オイル溝 12 ブラケット 12a 固定部 12b スリーブ取付部 12c スリーブ取付孔 12d 固定孔 13 スリーブ 13a 挿入孔 13b 突起部 14 第1スプリングワッシャー 15 フリクションワッシャー 16 固定ピン 17 第2スプリングワッシャー 18 ストッパーリング 100 チルトヒンジ 111 ディスプレー支持部材 111c シャフト挿入孔 112 ブラケット 112b ヒンジシャフト取付部 113 ヒンジシャフト 113a シャフト部 G オイル収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 5/03 G06F 1/00 312F Fターム(参考) 3J105 AA12 AA14 AA15 AB11 AB22 AB31 AC07 BA02 BB12 BB54 BC32 DA01 DA06 4E360 AB16 BB02 BB12 BB22 BB27 EC14 EC16 ED04 ED08 ED23 GA02 GB26 GB46

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材と、該固定部材に一体化される支
    軸と、該支軸が回動自在に挿入される挿入孔を備えた筒
    状部材と、該筒状部材が一体化される回動部材とを有す
    るチルトヒンジの製造方法であって、 上記筒状部材の挿入孔の常温での内径を上記支軸の外径
    よりも小さく形成し、該挿入孔の内径を該支軸の外径よ
    りも大きくなるように該筒状部材を加熱膨張させ、該挿
    入孔に該支軸を挿入した後、該筒状部材を常温に戻す焼
    きバメ方式によって、該支軸と該筒状部材とを回動自在
    に組み付けることを特徴とするチルトヒンジの製造方
    法。
  2. 【請求項2】固定部材と、該固定部材に一体化される支
    軸と、該支軸が回動自在に挿入される挿入孔を備えた筒
    状部材と、該筒状部材が一体化される回動部材とを有す
    るチルトヒンジであって、 上記筒状部材は、常温での上記挿入孔の内径が上記支軸
    の外径よりも小さく形成され、該挿入孔の内径が該支軸
    の外径よりも大きくなるように該筒状部材を加熱膨張さ
    せた状態で、該挿入孔に該支軸を挿入した後、該筒状部
    材を常温に戻す焼きバメ方式によって、該支軸に回動自
    在に組み付けられていることを特徴とするチルトヒン
    ジ。
  3. 【請求項3】請求項2のチルトヒンジにおいて、 上記回動部材に対してスラスト方向の摩擦力を付与する
    摩擦力付与手段を有していることを特徴とするチルトヒ
    ンジ。
  4. 【請求項4】請求項3のチルトヒンジにおいて、 上記摩擦力付与手段は、上記回動部材に対してスラスト
    方向の摩擦力を付与するように、上記支軸に装着した複
    数枚のスプリングワッシャーで構成されていることを特
    徴とするチルトヒンジ。
  5. 【請求項5】請求項2又は3のチルトヒンジにおいて、 上記回転部材の挿入孔と上記支軸との摺動面に塗付する
    潤滑剤を収容するための潤滑剤収容部を有していること
    を特徴とするチルトヒンジ。
  6. 【請求項6】固定部材と、該固定部材に一体化される支
    軸と、該支軸が回動自在に挿入される挿入孔を備えた筒
    状部材と、該筒状部材が一体化される回動部材とを有す
    るチルトヒンジによって、ディスプレー体が装置本体に
    対して開閉自在に取り付けられた構成の情報処理装置に
    おいて、 上記チルトヒンジとして、請求項2、3、4又は5のチ
    ルトヒンジを用いることを特徴とする情報処理装置。
JP2001304425A 2001-09-07 2001-09-28 チルトヒンジの製造方法、チルトヒンジ、情報処理装置 Withdrawn JP2003156029A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001304425A JP2003156029A (ja) 2001-09-07 2001-09-28 チルトヒンジの製造方法、チルトヒンジ、情報処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272111 2001-09-07
JP2001-272111 2001-09-07
JP2001304425A JP2003156029A (ja) 2001-09-07 2001-09-28 チルトヒンジの製造方法、チルトヒンジ、情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003156029A true JP2003156029A (ja) 2003-05-30

Family

ID=26621841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001304425A Withdrawn JP2003156029A (ja) 2001-09-07 2001-09-28 チルトヒンジの製造方法、チルトヒンジ、情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003156029A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005054695A1 (ja) * 2003-12-04 2005-06-16 Nhk Spring Co., Ltd. ヒンジ装置
WO2009044496A1 (ja) * 2007-10-05 2009-04-09 Panasonic Corporation 回動装置、およびこれを備えた開閉式携帯端末
US7516925B2 (en) 2006-03-03 2009-04-14 Funai Electric Co., Ltd. Display support mechanism
WO2011162082A1 (ja) * 2010-06-25 2011-12-29 日本発條株式会社 ヒンジ装置
KR200472450Y1 (ko) * 2012-12-07 2014-04-28 신 주 싱 컴퍼니 리미티드 피봇축 어셈블리

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005054695A1 (ja) * 2003-12-04 2005-06-16 Nhk Spring Co., Ltd. ヒンジ装置
US7874045B2 (en) 2003-12-04 2011-01-25 Nhk Spring Co., Ltd. Hinge device
US7516925B2 (en) 2006-03-03 2009-04-14 Funai Electric Co., Ltd. Display support mechanism
WO2009044496A1 (ja) * 2007-10-05 2009-04-09 Panasonic Corporation 回動装置、およびこれを備えた開閉式携帯端末
JP2009222234A (ja) * 2007-10-05 2009-10-01 Panasonic Corp 回動装置、およびこれを備えた開閉式携帯端末
CN101889148A (zh) * 2007-10-05 2010-11-17 松下电器产业株式会社 旋转装置和装备有该旋转装置的折叠式便携终端
JP4624474B2 (ja) * 2007-10-05 2011-02-02 パナソニック株式会社 回動装置、およびこれを備えた開閉式携帯端末
US8397347B2 (en) 2007-10-05 2013-03-19 Panasonic Corporation Turning device, and folding type portable terminal equipped with the same
WO2011162082A1 (ja) * 2010-06-25 2011-12-29 日本発條株式会社 ヒンジ装置
CN103026082A (zh) * 2010-06-25 2013-04-03 日本发条株式会社 铰链装置
JP5374760B2 (ja) * 2010-06-25 2013-12-25 日本発條株式会社 ヒンジ装置
KR200472450Y1 (ko) * 2012-12-07 2014-04-28 신 주 싱 컴퍼니 리미티드 피봇축 어셈블리

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6378171B1 (en) Tilting hinge
KR100631376B1 (ko) 틸트힌지 및 그 틸트힌지를 구비한 전자기기
US6618903B2 (en) Hinge device
US6988294B2 (en) Tilt hinge
US6588062B2 (en) Spring loaded pop-up friction hinge assembly
US20050245294A1 (en) Dual axis hinge for handheld device
JP5112925B2 (ja) 2軸ヒンジ並びにこの2軸ヒンジを備えた電子機器
US6775884B2 (en) Clip-type friction hinge device
US20070295211A1 (en) High-durability cam wheel assembly
JP2003156029A (ja) チルトヒンジの製造方法、チルトヒンジ、情報処理装置
US20090036180A1 (en) Electronic device and sliding module thereof
TWI491810B (zh) 傾斜鉸鏈及具有傾斜鉸鏈之電子裝置
JP3674615B2 (ja) ヒンジ装置
JP2004116540A (ja) チルトヒンジ及び情報処理装置
JP3381677B2 (ja) ヒンジ機構およびその使用方法
JP2001107941A (ja) チルトヒンジ
JP2602161Y2 (ja) チルトヒンジ
JPH0750580Y2 (ja) トルク軸受
JP2007085469A (ja) ヒンジ機構
JPH08291667A (ja) ヒンジ装置
JP3408496B2 (ja) 折り畳み式機器のヒンジ構造
JP2589482Y2 (ja) Oa機器用チルトヒンジ
JP2547422Y2 (ja) Oa機器用チルトヒンジ
WO2006073026A1 (ja) ヒンジ装置
JPH0752634Y2 (ja) 軸ロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081202