JP2003155117A - 物品の分岐方法及び装置 - Google Patents

物品の分岐方法及び装置

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JP2003155117A JP2001355970A JP2001355970A JP2003155117A JP 2003155117 A JP2003155117 A JP 2003155117A JP 2001355970 A JP2001355970 A JP 2001355970A JP 2001355970 A JP2001355970 A JP 2001355970A JP 2003155117 A JP2003155117 A JP 2003155117A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で連続的に搬送されてくる物品を高速で
且つ円滑に所定の分岐レーンへ搬送方向速度成分を大き
く減殺して略零で分岐させる。 【解決手段】 物品Mを搬送するコンベア1に分岐レー
ン2をコンベア横断方向に配置し、該コンベアを横断す
る方向に移動する押し出し片3を備え、該押し出し片3
に対して物品Mのコンベア方向の滑り量を小さくするた
めに該押し出し片3と物品Mとの間の摩擦係数の高い押
し出し片3の材質を使用し、更に該押し出し片3が物品
に接触する時の押し付け力が動的に大きな力が発生する
ように該押し出し片3の速度及び加速度を大きくし、物
品Mをコンベア1上の姿勢を保った状態で分岐し、分岐
後のコンベア方向の惰走距離を略零にし、位置精度のば
らつきを小さくなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の物流設備・
工場等において、コンベア上を連続的に且つ高速に搬送
させている物品(荷)をこれと略直交する分岐レーンへ
移載するための物品の分岐方法及び装置に関し、高速直
角転換仕分け方法及び装置として有用に利用できる技術
である。
【0002】
【従来の技術】従来、コンベア上を物品を搬送し該コン
ベアに直交する分岐レーンに分岐させる方法として、特
開昭54−13170号公報で知られるように、コンベ
ア上を流れて来た物品を分岐すべきレーンでストッパー
を上げ、該ストッパーに物品の前面を衝突させて物品を
一旦強制停止させた後に、物品の側面をプッシャー装置
で物品を分岐レーンの方向に押し出し分岐させる技術が
ある。この場合ストッパーがコンベア上面に出たり引っ
込んだりの出没動作が必要であり、プッシャー装置が往
復動する必要がある等でリサイクルタイムが伸びる欠点
があった。またコンベアの速度を早くすると、物品がス
トッパーに当たった時に跳ね返るので、コンベアの速度
は余り上げられない等の理由で高能力の分岐が出来ない
という欠点があった。次に実開昭58−34822号公
報に知られるように、上記ストッパーの出没のロスタイ
ム及び往復動のシリンダーによるサイクルタイムの無駄
を省き、無端回動の方法で、能力アップの改善し、ベル
トコンベア上を搬送されて来た物品を無端回動の一部に
取り付けられた押し出体で押す技術もあるが、ベルトコ
ンベアの速度、ベルトコンベア上を流れて来る物品のベ
ルトコンベア上で進行方向の速度成分エネルギーを消す
ようにしていない。そのため物品はコンベアの搬送速度
があまり減速されずに斜めに横断して分岐レーンへ移載
されることとなり、分岐レーン上でコンベア搬送速度成
分を減衰又は失なわせるようにせねばならず、又分岐後
の位置精度は悪く、物品姿勢も一定になりにくく、円滑
な直角転換の分岐ができなかった。この問題点は高速直
角転換,コンベア搬送速度が大きくなる程大きな障害と
なっていた。高能力の仕分け装置として特開2000−
118689号公報中で公知の技術として開示されてい
る技術がある。これは、物品をスラットコンベアで搬送
し、各搬送スラットに横断方向に摺動可能な摺動部材を
有し、物品が所定の分岐レーンの位置に至った時、物品
を分岐させるに必要なエリヤ内に属する複数の摺動部材
を誘導手段により、搬送用スラットの一方の端部から、
他方の端部方向に順次に摺動し物品を分岐させる方法で
ある。誘導手段はスラットコンベアの進行中に、搬送用
スラットの一方の端部から、他方の端部方向に順次に摺
動するが、このとき摺動部材は地上に対して進行方向の
斜めに移動する。そのため物品は搬送中の姿勢を保つこ
とが出来ずに、斜めの姿勢で分岐されるし、整列されな
い欠点があった。また斜めに順次物品を移動するため
に、分岐レーンのピッチが長くなる欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、高速で連
続的に搬送されてくる物品を高速度で且つ円滑に所定の
分岐レーンへコンベア搬送方向速度成分を大きく減殺す
るか又は零状態で直角転換させ、高速分岐・仕分けを可
能とし、分岐レーンのピッチを狭くでき、安価に製作で
きる物品の分岐方法及び装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 物品を搬送するコンベアに分岐レーンをコンベア
横断方向に配置し、該コンベアを横断する方向に移動す
る押し出し片を備え、該コンベア上の物品を搬送しなが
ら該押し出し片で横断方向に押して分岐レーンへ移載さ
せる物品の分岐方法であって、該コンベア上にある物品
がその側面を該押し出し片で押されて該コンベアを横断
する方向に移動される時に、該物品のコンベア方向の速
度成分エネルギーを該押し出し片との間の摩擦で費やす
事によって上記物品はブレーキがかけられて減速されな
がら該コンベアを横断する方向に移動して該分岐レーン
に分岐されるようにし、該押し出し片に対して物品のコ
ンベア方向の滑り量を小さくするために該押し出し片と
物品との間の摩擦係数の高い押し出し片の材質を使用
し、更に該押し出し片が物品に接触する時の押し付け力
が動的に大きな力が発生するように該押し出し片の速度
及び加速度を大きくし、物品をコンベア上の姿勢を保っ
た状態で分岐し、分岐後のコンベア方向の惰走距離を略
零にし、位置精度のばらつきを小さくなるようにしたこ
とを特徴とした物品の分岐方法 2) コンベアの物品を搬送するコンベア速度がVx0
でコンベア上面と物品との間の摩擦係数がμ2 であるコ
ンベアにおいて、該押し出し片を速度がVy0 になるま
で略一定の加速度αyで加速するように横断させ、しか
も該押し出し片がコンベアを横断完了する前に物品のコ
ンベア方向の速度成分が略ゼロになり且つ押し出し片に
対して滑り量を目的の制限値P以下になるように、前記
コンベア速度Vx0 と摩擦係数μ2 との関係で押し出し
片の加速度αy及び押し出し片と物品との間の摩擦係数
μ1 を選択し且つ押し出し片が加速中に横断完了するよ
うに速度Vy0 を定めるようにした前記1)記載の物品
の分岐方法 3) コンベアの物品を搬送するコンベア速度がVx0
でコンベア上面と物品との間の摩擦係数がμ2 であるコ
ンベアにおいて、該押し出し片を速度がVy0 になるま
で略一定の加速度αyで加速後略一定の速度Vy0 でも
って横断させ、該押し出し片がコンベアを横断完了する
前に物品のコンベア方向の速度成分が略ゼロになり且つ
押し出し片に対して滑り量を目的の制限値P以下になる
ように、前記コンベア速度Vx0 と摩擦係数μとの関
係で押し出し片の加速度αy及び押し出し片と物品との
間の摩擦係数μ1 を選択し且つ押し出し片が加速後に略
一定の速度Vy0 になってから横断完了するようにVy
0 を定め且つ摩擦係数μ1 を1以上の押し出し片を選択
した前記1)記載の物品の分岐方法 4) 押し出し片の停止位置からコンベアの分岐レーン
側のベルト端までのコンベアの巾Sy0 ,押し出し片の
停止位置からコンベア上の物品と接触するまでの間隔
d,コンベアの摩擦係数μ2 としたときに、押し出し片
の加速度αy,速度Vy0 ,摩擦係数μ1 及びコンベア
速度Vx0 が前記式の数1,数2,数3を満足するよう
に、速度Vy0 ,加速度αy及び摩擦係数μ1 を定める
ようにした前記2)記載の物品の分岐方法 5) 押し出し片の停止位置からコンベアの分岐レーン
側のベルト端までのコンベアの巾Sy0 ,押し出し片の
停止位置からコンベア上の物品と接触するまでの間隔
d,コンベアの摩擦係数μ2 としたときに、押し出し片
の加速度αy,速度Vy0 ,摩擦係数μ1 及びコンベア
速度Vx0 が前記式の数4,数5,数6及び数7を満足
するように、速度Vy0 ,加速度αy及び摩擦係数μ1
を定めるようにした前記3)記載の物品の分岐方法 6) コンベアを横断する方向に移動する押し出し片と
して、無端回動体の一部に一つ以上の押し出し片を備え
た構造のものを使用した前記1)〜5)何れかに記載の
物品の分岐方法 7) 分岐レーンをコンベアに沿って近接して複数列設
し、同分岐レーンに物品を移動させる押し出し片を各分
岐レーン毎に設け、コンベア上の物品を押し出し片によ
って所要の分岐レーンのいずれかに分岐させてコンベア
上の物品を仕分けるようにした前記1)〜6)何れかに
記載の物品の分岐方法 8) 分岐レーンをコンベアを横断する方向に配置し、
同分岐レーンの近くに該コンベアを横断する方向に移動
する押し出し片を設け、該押し出し片を速度Vy 0 まで
略等加速αyでもって加速して加速中にコンベア上の物
品を分岐レーンへ移載させる物品の分岐装置であって、
コンベア速度Vx0 ,押し出し片の加速度αy,押し出
し片の停止位置からコンベアの分岐レーン側の端までの
コンベア巾Sy0 ,コンベアの摩擦係数μ2 ,押し出し
片の摩擦係数μ1 ,押し出し片の停止位置から物品に接
触するまでの間隔d,滑り量の制限値Pの諸元を前記式
の数8,数9,数10を満足するように押し出し片の加
速度αy,速度Vy0 ,摩擦係数μ1 を設定し、前記式
を満足させることで物品の速度成分が略零で且つ滑り量
が制限値P以下で分岐レーンに物品を分岐できるように
した物品の分岐装置 9) 分岐レーンをコンベアを横断する方向に配置し、
同分岐レーンの近くに該コンベアを横断する方向に移動
する押し出し片を設け、該押し出し片を速度Vy 0 まで
略等加速αyでもって加速して加速後の略一定の速度V
0 中にコンベア上の物品を分岐レーンへ移載させる物
品の分岐装置であって、コンベア速度Vx 0 ,・・・・
・諸元を前記式の数11,数12,数13,数14を満
足するように押し出し片の加速度αy,速度Vy0 ,摩
擦係数μ1 を設定し、前記式を満足させることで物品の
速度成分が略零で且つ滑り量が制限値P以下で分岐レー
ンに物品を分岐できるようにした物品の分岐装置にあ
る。
【0005】
【作用】本発明の分岐方法の要部は、コンベア上で物品
を送り(流し)ながらコンベア上の物品に押し出し片を
加速度をもって押し付ける点にあり、これによってコン
ベアの物品は押し出し片表面の高い摩擦係数とコンベア
の搬送方向と直交する押し付け力とによって搬送方向と
反対方向に大きな摩擦力を発生させ、よって物品の搬送
方向への速度をこの大きな摩擦力によって急速減速させ
ながら分岐レーンの方向に移動させる。これによって物
品がコンベアを横断して所定の分岐レーンに到達した時
点では物品の搬送方向の速度は零か又は零に近い値とな
って分岐レーンへ移載される。このように物品を搬送さ
せながら物品の搬送方向の速度成分を急速に減速させる
ことができるので短かい搬送方向距離で直交変換でき
る。しかも物品の搬送速度成分をストッパ等で衝突的に
なくす方法でないので物品及び押し出し片・進退装置へ
の衝撃も少なく連続的に且つ円滑に直交変換できる。特
に、コンベア・押し出し片の諸元を数1〜数3(数8〜
10)又は数4〜数7(数11〜14)を満足させるよ
うにすれば、滑り量を制限値P以内に正確且つ確実に位
置制御できるものとした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の押し出し片の進退装置
は、本実施例の機構に限るものではないが、コンベア上
方に横断方向に回動する無端チェーンを配置し、同無端
チェーンに1つ又は複数の押し出し片を取付け、無端チ
ェーンを制御回路で押し付け状態時に加速度が発生する
ように回動させる機構が高速な直角変換ができて好まし
い。又はコンベアがローラコンベアを使用する場合押し
出し片の進退装置の他の例として、ローラコンベアの下
方にコンベア搬送方向と直交する方向(ローラコンベア
のローラ軸方向)に無端チェーンを配置し、同無端チェ
ーンに押し出し片を複数取付け、しかも押し出し片がロ
ーラの間からローラの搬送面より高く突出するように取
付けるようにする構造がある。押し出し片の押し付け面
の摩擦係数は高い方が好ましく、1に近い値が実用的で
ある。本発明の加速度αy,速度Vy0 は、正確に一定
値でならなくても、多少変動した場合も含むものであ
り、その場合の加速度αy,速度Vy0 は平均値とな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例では押し出し片の進退手段として、コン
ベア上方にコンベアの巾より長い送り巾の無端チェーン
をコンベアと直交するように配置し、同無端チェーンに
押し出し片を3個取付けた分岐装置を使用し、同分岐装
置をコンベアに沿って5基列設し、各分岐装置のやや下
流位置にその対応の分岐レーンをコンベアと直角に配置
している高速直交仕分け(装置)として使用した物品の
分岐装置方法の例である。
【0008】図1は、実施例の平面図である。図2は、
実施例の側面図である。図3は、実施例の分岐装置を示
す正面図である。図4は、実施例の分岐装置を示す平面
図である。図5は、実施例の分岐装置の物品押し出し時
の状態を示す説明図である。図6は、実施例の分岐装置
の押し出し片停止の状態を示す説明図である。図7は、
実施例の動作タイミング説明図である。図8は、実施例
の仕分けを示す説明図である。図9は、実施例の物品の
減速行程を示す説明図である。図10は、実施例の押し
出し片の速度を示す説明図である。
【0009】図中、1は歯付ベルトコンベアを用いたコ
ンベア、1aはコンベア1の送り量を計測するためのエ
ンコーダ、2はコンベアに沿って直角に5列配置された
ローラコンベアを用いた分岐レーン、3は各分岐レーン
へ物品を直交変換して移載する押し出し片、3aは押し
出し片3の表面に取付けた高い摩擦計数μ=1程の摩擦
板、4は同押し出し片をコンベア1に対して横断するよ
うに進退させる無端チェーンを用いた5台とも同じ構造
の進退手段である分岐装置、4aは同分岐装置の無端チ
ェーン、4bは同無端チェーンのスプロケット、4cは
スプロケット軸、4dは一方のスプロケットを回動して
無端チェーン4aを駆動させる可変速モータ、4eは押
し出し片3を無端チェーン4aに取付ける取付金具、4
fは高速低速切換スイッチ、4gは低速切スイッチ、5
は押し出し片の始動・停止・進退速度を制御する5台の
可変速モータ4cのコンピュータを用いたコントロー
ラ、5aはコントローラ5に附属した記憶部、6はコン
ベアの支柱、7は分岐装置4を支持するスタンド、8は
分岐レーン2の一端を支持する支柱、9は架台、10は
物品の通過を感知する光電スイッチを用いた検出器であ
る。11は物品管理コンピュータ、Mは物品、Wは待機
位置を示す。
【0010】本実施例の装置において、物品Mを搬送す
るコンベア1と各分岐点に分岐装置4を配設する。分岐
装置4は指令に基づき、物品Mをコンベア1に対して直
角に動かして所定の分岐レーン2に仕分ける。コンベア
1の駆動プーリーにはエンコーダーが取り付けてある。
分岐レーン2の幅はコンベア1を流れる物品Mの長さよ
り僅かに大きければ良い。分岐レーン2間のピッチは分
岐レーン2の幅に限りなく近づけて配設可能である。分
岐装置4はコンベア1上方をコンベア1の搬送方向と直
角に横断し回動する無端チェーン4aに3個の押し出し
片3を固着した装置である。仕分け装置4の上流で最初
の分岐点より上流側の位置で物品Mの通過点に検出器1
0(光電スイッチ)を設置しておく。この検出器10を
基点として各分岐レーン2迄の位置を予め測定しておき
その距離に応じたエンコーダのパルス値を各分岐レーン
2の位置情報として記憶装置に記憶させておく。この検
出器の更に上流で物品Mをコンベア1の片側(分岐レー
ン2の反対側)に寄せる幅寄せ装置(図示せず)を設置
しておく。コントローラ5は物品Mの入出物品・搬送・
エンコーダをコントロールする物品管理コンピュータ1
1の指令、検出器10の信号、高速低速切換スイッチ4
f,低速切スイッチ4gからの信号を入力し、可変速モ
ータ4dをその設定状態に制御する。
【0011】以下、本実施例による高速直角転換仕分け
の動作を説明する。コンベア1上に高速で一定間隔を離
して物品Mが連続的に搬送される。物品Mが分岐レーン
2に近づくと、物品Mの通過を上記検出器10(光電ス
イッチ)が検出する。物品Mの先頭が光電スイッチを遮
光した時のエンコーダ値Aをコントローラ5の記憶部5
aに記憶する。物品Mの後端が光電スイッチを通過(光
電スイッチを通光)した時のエンコーダの値Bを記憶部
5aに記憶する。AとBの値から物品Mの長さがコント
ローラ5によって演算される。物品Mの長さの半分が物
品Mの中心であることから物品Mの中心基準で分岐させ
ることが可能である。即ち、目的の分岐先までの距離に
応じたエンコーダのパルス値Dは予めコントローラ5の
記憶部5aに記憶してあるのでその値DをAに加えれば
物品Mの先頭基準に、Bに加えると物品Mの後端基準
に、(A+B)/2に加えると物品Mの中心に分岐させ
ることが出来る。上記いずれで演算したパルス値Cを基
に分岐制御を行う。即ちその物品Mが分岐すべき目的の
分岐レーン2番号と上記パルス値Cを関連させて記憶し
ておき分岐すべきタイミングを計る。エンコーダの値が
その値になったときコントローラ5は該当の分岐装置4
に分岐指令を出し、物品Mを無端チェーン4aに固着し
た上記押し出し片3で押し出し分岐させる。以下分岐さ
れるまでを詳細に説明する。
【0012】分岐装置4は分岐指令を受ける前はその押
し出し片3が待機位置Wで待機している(図9参照)。
待機位置Wはコンベア1を跨いで、分岐レーン2反対側
の側端の近い位置でコンベア1上を物品Mが流れる時上
記押し出し片3が物品Mに当たらない位置でコンベア1
に最も接近した位置とする。上記分岐装置4の押し出し
片3の表面の押し付け面部分は摩擦係数μ1 の高い摩擦
板3aを使用していて、コンベア1上を流れて来た物品
Mが該押し出し片3に接触したとき、物品Mの質量と摩
擦係数μ1 と押し出し片3の加速αとに比例する大きな
摩擦力Fが発生し、物品Mの進行方向の速度成分のエネ
ルギーを費やせしめ、物品Mは急ブレーキをかけられた
状態で急速に減速し、物品Mは進行方向には余り進まぬ
ままに、進行方向に対して直角に該押し出し片3にて押
し出されながら、分岐レーン2に分岐仕分けられる。待
機位置Wに待機していた該押し出し片3はコントローラ
5から分岐指令を受けると同時に急加速度αyで所定の
速度Vy0まで加速し、高速低速切換えスイッチ4fの
作動で低速で送られ、減速地点の低速切りスイッチ4g
の作動によって減速を開始し、待機位置Wで停止する。
該押し出し片3が待機位置Wから急加速で加速し実際に
物品Mに接触するまでの時間を計算しその間に物品Mが
進んだ距離を計算し、また接触後物品Mが該押し出し片
3の摩擦板3aを滑る量を計算し、分岐指令の値を補正
する。即ち、分岐レーン2の実際の位置より手前の位置
に相当するパルス値にエンコーダーの値がなった時に分
岐指令を出せば、正確に分岐レーン2の正しい位置で分
岐させることが可能である。計算による誤差分は実際に
試運転してみて実際の補正値を求めても良い。物品Mは
側面を該押し出し片3で押されながら分岐するので、姿
勢はコンベア1を流れる姿勢の(一般的には長手方向に
流す)ままの状態で分岐させることが出来る。
【0013】第3番目の分岐レーン2に分岐する場合で
物品Mの中心基準の例を示す。検出器10から3番目の
分岐レーン2の中心迄の距離 CSx=1250mmを
パルス数に換算する。1パルス=0.21mmとする
と、分岐基本パルスはCPx=5952パルスになる。
物品Mの長さ1=280mmの時、検出器10の光電ス
イッチを物品Mの先端で遮光した時のエンコーダのパル
ス値が仮に10,000とすれば物品Mの後端が抜けて
検出器10のフォトスイッチが再度通光状態になった
時、エンコーダのパルス値の読みが11333パルスと
なる。増加分のパルス値の半分を引いた値10,666
パルス値に分岐基本パルスCPx=5952パルスを加
えた値16,618パルス値からすべりによる補正パル
スHP=364パルスを引いた値16,254パルスに
エンコーダの値がなった時に分岐指令を出せば良い。分
岐レーン2のピッチを500mmとしているが、有効分
岐レーン2の幅は400mmで物品Mの先端基準で分岐
させる場合は検出器10の光電スイッチを遮光した時の
エンコーダのパルス値に目的の分岐レーン2迄のパルス
値Px (記憶部5aに記憶されている)に、450mm
分のパルス2143パルスを加えた値が物品Mの先端基
準の分岐基本パルスFPx になる。物品Mが検出器10
の光電スイッチを遮光してから再度通光する迄のエンコ
ーダのパルス値の差Sx(物品Mの長さに相当するパル
ス値)の先のPxに加え更に50mm分のパルス値23
8パルスを加えた値が物品Mの後端基準の分岐基本パル
スEpx になる。同様に先のPxに250mm分のパル
ス値1190パルスを加え先のSx/2を加えた値が物
品Mの中心基準の分岐基本パルスCPx になる。実際の
コントローラ5の分岐指令は、動作時間、滑り時間分を
見込んでその分早めに分岐指令を出す即ち、エンコーダ
の値が基本パルスから補正パルスHPを引いたパルスに
なった時に分岐指令を出す。
【0014】実施例では押し出し片3は、無端チェーン
3分の一周に1個ずつ計3個ついている。無端チェーン
4aを取り付けられている押し出し片3が1個の場合で
も連続的に分岐出来るが、勿論分岐能力は落ちることと
なる。上流から流れて来る物品Mのピッチが0.5秒を
条件に考えている。もし、押し出し片3が1個しかない
場合には、物品Mの寸法条件が同じなら、上流から流れ
て来る物品Mのピッチは約1.2秒程度の条件になる。
このように、物品Mが直角転換して移載する分岐レーン
2に到ると、その分岐装置4がコントローラ5の指令に
より作動し、押し出し片3は図7に示すように一定加速
度αyをもって動き出し、物品Mが所定の位置に到来し
たとき押し出し片3はコンベア1の搬送速度で送られて
くる物品Mの側面に接触し、物品Mを押し出し片3は一
定加速で横断方向に押し進める。物品Mの側面と押し出
し片3とは高い摩擦計数μ1 =1程の摩擦板3aがあ
り、又押し出し片3の加速αyによって物品Mの側面に
はμ1αyに比例する大きな摩擦力Fがコンベア1の搬
送方向と反対方向に作用し、物品Mの搬送速度を急速に
減速させながら物品Mを横断方向へ移動させる。その状
態を図9に示す。
【0015】本実施例の分岐を数式を用いて詳細に説明
する。本実施例において、物品Mがコンベアを横断した
時点で物品MのX方向(コンベア搬送方向)の速度成分
Vxを略零にするための条件は押し出し片3の加速中に
横断するケースA又は加速後の一定速度Vx0 の状態で
横断するケースBにおいて近似的に{数15(数1,数
8),数16(数2,数9),数17(数3,数1
0)}又は{数18(数4,数11),数19(数5,
数12),数20(数6,数13),数21(数7,数
14)}を満足するいずれかに諸元を設定することで可
能である。ケースA:押し出し片が加速中に物品を横断
させるケースの設定条件
【数15】
【数16】
【数17】 ケースB:押し出し片が加速完了して一定速度Vx0
物品を横断させるケースBの設定条件
【数18】
【数19】
【数20】
【数21】 上記の設定条件は、押し出し片3を図10の如く平均的
にαyの加速度で加速し、その完了後平均的な一定速度
Vx0 で移動するとモデル化して導出した条件である。
詳しく説明すると・押し出し片の物品を押し出す力Fy
の式 Fy=m2αy+m2μ2g・・・・・・・・・式a ・X方向の物品の運動方程式 m22x/dt2=m2μ2g−μ1Fy・・・・式b Y方向の物品の運動方程式 m22y/dt2 =Fy−m2μ2g・・・・・式c (尚、ここでm2 は物品Mの質量である。)から滑り量
X(物品Mが押し出し片3に接触してからコンベア搬送
方向の速度成分Vxが零となるまでの物品Mのコンベア
搬送方向の移動量)を計算すると ・X=1/2*(Vx0/(μ1*αy+(μ1−1)*μ2*g)・・・式d が導き出される。
【0016】ケースAの場合: ・物品押し出し片が加速中に横断する条件即ちSy0
Sya+dから前記式を用いることで数1,8,15が
近似的に算出された。ここでSy0 とは、押し出し片3
の待機位置(停止位置)からコンベア端までの距離を指
し、Syaは押し出し片が一定速度Vy0 になるまで定
加速αyで加速したときの移動距離である。 ・又物品が横断する前にそのコンベア方向の速度成分V
xが零となっている条件から上記式から数3,10,1
7が近似的に算出される。 ・更に、すべり量Xがその制限値P以下である条件か
ら、数2,9,16が算出される。 ケースBの場合: ・押し出し片が加速完了して一定速度Vy0 の状態で物
品を横断させる条件即ち、Sy0 <Sya+dから上記
式を用いることで数4,11,18が近似的に算出され
る。 ・又物品のVxが零となった後再びコンベア方向に加速
しない条件から数7,14,21が算出される。 ・滑り量Xが、その制限値以下である条件から数2,
9,16と同じ数5,12,17が算出される。 ・更に、押し出し片が一定速度Vy0 に達するまで時間
tyaが、物品Mのコンベア方向速度Vxが零となる時
間より後となる条件から数6,13,20が近似的に算
出される。
【0017】次に、下記のSy0=500mm,μ2
0.3,d=40mmの諸元の値におけるケースA,ケ
ースBにおけるμ1,Vx0 ,αy,Vy0の諸元の種々
の値に対する滑り量Xを算出して下記表1に示し、その
うちでケースAの条件数1〜数3及びケースBの条件数
4〜数7を満足する諸元の組み合せケースについては
“1”の値を、満足しない組み合せケースについては
“0”の値を与えて満足する諸元値例を表2に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】実際の諸元の値の決定は、表2中の“1”
の値の中から、実用的なμ1 ,Vy 0,αy,Vx0を選
択する。コンベア搬送速度Vx0 は、他の物流の制約で
決められることが多く、その他の諸元μ1,Vy0,αy
から適切なものを選ぶことになることが多い。分岐レー
ン・押し出し片の設置の初期設定のときでは摩擦係数μ
1 を適したものに選択できるが、分岐装置(直交転換仕
分装置)設置後は、主に変更が容易なαy,Vy0 を選
ぶような設定又は運転となる。
【0021】本実施例では、下記の効果を得ることがで
きた。 1.分岐レーンでの物品のコンベア方向の速度成分を略
零にできる。 2.物品の滑り量を制限値以内に制御でき、位置精度が
高いものにできる。 3.物品Mの大きさに応じた可変ピッチ(固定も含む)
とし高速仕分け能力を持たせることができる。 4.仕分けにおける分岐レーン2間のピッチを小さくす
ることができる。 5.分岐(仕分け後)姿勢を略一定に保った状態で分岐
レーンに渡すことができる。 6.高速で確実に分岐・仕分けが出来る 7.物品Mの中心でも、物品Mの先頭基準でも、物品M
の後端基準のいずれでも分岐が可能である。
【0022】図11,図12に本発明におけるコンベア
と押し出し片を横断させる手段の他の例を示す。この図
11,図12の例は、分岐レーンのあるコンベア部分を
ローラ21aで搬送するコンベア21とし、同ローラコ
ンベア21の下方に無端チェーン24を複数列コンベア
横断方向に装置し、同各無端チェーンに所定間隔離して
複数の押し出し片23をローラコンベア21の上端の搬
送面より突出するように取付け、同無端チェーンをモー
タ(図示せず)で回動させている。ローラコンベア21
上を搬送される物品Mを前記実施例と同様の加速度α
y,定速度Vy0でもって押し出し片23加速して押し
出し片23を横断させて分岐レーンへ直交に移載させ
る。押し出し片23の表面に高い摩擦係数μ1 の摩擦板
を取付けている。
【0023】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば押し出し片
の加速力とその表面の高い摩擦の材質によって、コンベ
アの搬送速度を急速に減速させながら所定の分岐レーン
へ分岐・直交変換させることができる。又高速で確実に
直角転換の分岐・仕分けが可能となり、分岐レーンの間
隔も狭くでき、又姿勢は略保ったまま仕分けできる。更
に設備費が安価にできるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の平面図である。
【図2】実施例の側面図である。
【図3】実施例の分岐装置を示す正面図である。
【図4】実施例の分岐装置を示す平面図である。
【図5】実施例の分岐装置の物品押し出し時の状態を示
す説明図である。
【図6】実施例の分岐装置の押し出し片停止の状態を示
す説明図である。
【図7】実施例の動作タイミング説明図である。
【図8】実施例の仕分けを示す説明図である。
【図9】実施例の物品の減速行程を示す説明図である。
【図10】実施例の押し出し片の速度を示す説明図であ
る。
【図11】本発明の押し出し片を横断させる他の装置例
の平面図である。
【図12】本発明の押し出し片を横断させる他の装置例
の側面図である。
【符号の説明】
M 物品 1 コンベア 2 分岐レーン 3 押し出し片 3a 摩擦板 4 分岐装置 4a 無端チェーン 4b スプロケット 4c スプロケット 4d 可変速モータ 4e 取付金具 4f 高速低速切換スイッチ 4g 低速切スイッチ 5 コントローラ 5a 記憶部 6 支柱 7 スタンド 8 支柱 9 架台 10 検出器 21 コンベア 21a ローラ 23 押し出し片 24 無端チェーン 25 モータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を搬送するコンベアに分岐レーンを
    コンベア横断方向に配置し、該コンベアを横断する方向
    に移動する押し出し片を備え、該コンベア上の物品を搬
    送しながら該押し出し片で横断方向に押して分岐レーン
    へ移載させる物品の分岐方法であって、該コンベア上に
    ある物品がその側面を該押し出し片で押されて該コンベ
    アを横断する方向に移動される時に、該物品のコンベア
    方向の速度成分エネルギーを該押し出し片との間の摩擦
    で費やす事によって上記物品はブレーキがかけられて減
    速されながら該コンベアを横断する方向に移動して該分
    岐レーンに分岐されるようにし、該押し出し片に対して
    物品のコンベア方向の滑り量を小さくするために該押し
    出し片と物品との間の摩擦係数の高い押し出し片の材質
    を使用し、更に該押し出し片が物品に接触する時の押し
    付け力が動的に大きな力が発生するように該押し出し片
    の速度及び加速度を大きくし、物品をコンベア上の姿勢
    を保った状態で分岐し、分岐後のコンベア方向の惰走距
    離を略零にし、位置精度のばらつきを小さくなるように
    したことを特徴とした物品の分岐方法。
  2. 【請求項2】 コンベアの物品を搬送するコンベア速度
    がVx0 でコンベア上面と物品との間の摩擦係数がμ2
    であるコンベアにおいて、該押し出し片を速度がVy0
    になるまで略一定の加速度αyで加速するように横断さ
    せ、しかも該押し出し片がコンベアを横断完了する前に
    物品のコンベア方向の速度成分が略ゼロになり且つ押し
    出し片に対して滑り量を目的の制限値P以下になるよう
    に、前記コンベア速度Vx0 と摩擦係数μ2 との関係で
    押し出し片の加速度αy及び押し出し片と物品との間の
    摩擦係数μ1 を選択し且つ押し出し片が加速中に横断完
    了するように速度Vy0 を定めるようにした請求項1記
    載の物品の分岐方法。
  3. 【請求項3】 コンベアの物品を搬送するコンベア速度
    がVx0 でコンベア上面と物品との間の摩擦係数がμ2
    であるコンベアにおいて、該押し出し片を速度がVy0
    になるまで略一定の加速度αyで加速後略一定の速度V
    0 でもって横断させ、該押し出し片がコンベアを横断
    完了する前に物品のコンベア方向の速度成分が略ゼロに
    なり且つ押し出し片に対して滑り量を目的の制限値P以
    下になるように、前記コンベア速度Vx0 と摩擦係数μ
    との関係で押し出し片の加速度αy及び押し出し片と
    物品との間の摩擦係数μ1 を選択し且つ押し出し片が加
    速後に略一定の速度Vy0 になってから横断完了するよ
    うにVy0 を定め且つ摩擦係数μ1 を1以上の押し出し
    片を選択した請求項1記載の物品の分岐方法。
  4. 【請求項4】 押し出し片の停止位置からコンベアの分
    岐レーン側のベルト端までのコンベアの巾Sy0 ,押し
    出し片の停止位置からコンベア上の物品と接触するまで
    の間隔d,コンベアの摩擦係数μ2 としたときに、押し
    出し片の加速度αy,速度Vy0 ,摩擦係数μ1 及びコ
    ンベア速度Vx0 が下式の数1,数2,数3を満足する
    ように、速度Vy0 ,加速度αy及び摩擦係数μ1 を定
    めるようにした請求項2記載の物品の分岐方法。 【数1】 【数2】 【数3】
  5. 【請求項5】 押し出し片の停止位置からコンベアの分
    岐レーン側のベルト端までのコンベアの巾Sy0 ,押し
    出し片の停止位置からコンベア上の物品と接触するまで
    の間隔d,コンベアの摩擦係数μ2 としたときに、押し
    出し片の加速度αy,速度Vy0 ,摩擦係数μ1 及びコ
    ンベア速度Vx0 が下式の数4,数5,数6及び数7を
    満足するように、速度Vy0 ,加速度αy及び摩擦係数
    μ1 を定めるようにした請求項3記載の物品の分岐方
    法。 【数4】 【数5】 【数6】 【数7】
  6. 【請求項6】 コンベアを横断する方向に移動する押し
    出し片として、無端回動体の一部に一つ以上の押し出し
    片を備えた構造のものを使用した請求項1〜5何れかに
    記載の物品の分岐方法。
  7. 【請求項7】 分岐レーンをコンベアに沿って近接して
    複数列設し、同分岐レーンに物品を移動させる押し出し
    片を各分岐レーン毎に設け、コンベア上の物品を押し出
    し片によって所要の分岐レーンのいずれかに分岐させて
    コンベア上の物品を仕分けるようにした請求項1〜6何
    れかに記載の物品の分岐方法。
  8. 【請求項8】 分岐レーンをコンベアを横断する方向に
    配置し、同分岐レーンの近くに該コンベアを横断する方
    向に移動する押し出し片を設け、該押し出し片を速度V
    0 まで略等加速αyでもって加速して加速中にコンベ
    ア上の物品を分岐レーンへ移載させる物品の分岐装置で
    あって、コンベア速度Vx0 ,押し出し片の加速度α
    y,押し出し片の停止位置からコンベアの分岐レーン側
    の端までのコンベア巾Sy0 ,コンベアの摩擦係数μ
    2 ,押し出し片の摩擦係数μ1 ,押し出し片の停止位置
    から物品に接触するまでの間隔d,滑り量の制限値Pの
    諸元を下式の数8,数9,数10を満足するように押し
    出し片の加速度αy,速度Vy0 ,摩擦係数μ1 を設定
    し、下式を満足させることで物品の速度成分が略零で且
    つ滑り量が制限値P以下で分岐レーンに物品を分岐でき
    るようにした物品の分岐装置。 【数8】 【数9】 【数10】
  9. 【請求項9】 分岐レーンをコンベアを横断する方向に
    配置し、同分岐レーンの近くに該コンベアを横断する方
    向に移動する押し出し片を設け、該押し出し片を速度V
    0 まで略等加速αyでもって加速して加速後の略一定
    の速度Vy0中にコンベア上の物品を分岐レーンへ移載
    させる物品の分岐装置であって、コンベア速度Vx0
    ・・・・・諸元を下式の数11,数12,数13,数1
    4を満足するように押し出し片の加速度αy,速度Vy
    0 ,摩擦係数μ1 を設定し、下式を満足させることで物
    品の速度成分が略零で且つ滑り量が制限値P以下で分岐
    レーンに物品を分岐できるようにした物品の分岐装置。 【数11】 【数12】 【数13】 【数14】
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