JP2003155054A - 金属板製のピルファープルーフキャップ - Google Patents

金属板製のピルファープルーフキャップ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属板製のピルファープルーフキャップにおい
て、密封状態でキャップをねじ込み方向に強引に回転さ
せることによってねじがバカになるという現象を防止す
る。 【手段】キャップは、本体1と、本体1の下端にブリッ
ジ4を介して接続されたPPバンド5と、本体1の上部
のパッキン装着部8に嵌め込んだパッキン7とから成っ
ている。筒部3には、ローリング加工によって内向きね
じ山14が形成される。PPバンド5は、瓶口Aにおける
フランジDの下面にかしめ付けられる。筒部3の少なく
とも下部に、補強手段としての下ローレット部17を形成
している。下ローレット部17の存在によって筒部3が広
がり変形し難くなっているため、密封状態でキャップを
強くねじ込もうとしてもキャップは回転せず、ねじがバ
カになることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板製のピルフ
ァープルーフキャップ(バージンキャップ)に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】開封の事実を視認できるピルファープル
ーフキャップは、合成樹脂製のものと、ブリキ板やアル
ミ板のような金属薄板を素材としたものとに大別され
る。
【0003】このうち金属板製のピルファープルーフキ
ャップは、図8に示すように、天板2及び筒部3よりな
る本体1と、本体1の下端にブリッジ4を介して一体に
接続されたPPバンド(ピルファープルーフバンド)5
より成っており、筒部3のうち天板2のやや下方に内向
き環状突起6を形成することにより、本体1の上部に、
パッキン7が落下不能に嵌まるパッキン装着部8を形成
している。
【0004】筒部3のうちパッキン装着部8の箇所に
は、縦方向に延びる多数の突条よりなるローレット部9
を形成している。また、筒部3の下端部とPPバンド5
の上端部とはやや大径に形成されており、この大径部1
0に水平状切線(又はスリット)11とブリッジ4とを
断続的に形成している。
【0005】PPバンド5は1本の縦長切線12によっ
て分断されており、かつ、筒部3の下端とPPバンド5
の一端部とは、ねじ戻しによっては千切れない細巾接続
部13によって繋がっている。
【0006】瓶口Aには、雄ねじBを有する雄ねじ部位
Cと、その下方に位置したフランジ部Dとが形成されて
いる。
【0007】この金属板製のピルファープルーフキャッ
プは、瓶口Aに嵌め込んでから、パッキン7が圧縮する
ように瓶口Aに対して強く押さえ付け、その状態でロー
リング加工をすることによって内向きねじ山14を形成
しており、更に、PPバンド5を瓶口Aにおけるフラン
ジDの下面にかしめることにより、瓶をキャップで密封
している。
【0008】そして、密封した状態で本体1をねじ戻す
と、ブリッジ4が千切れて開封される。開封後において
も、PPバンド5は、細幅接続部13の箇所で本体1に
繋がったままになっているが、PPバンド5を摘んで1
〜2回ねじると細巾接続部13は簡単に千切れる。
【0009】図示のように筒部3の下端とPPバンド5
とをブリッジ4にて接続することに代えて、PPバンド
5に、縦方向に延びる切線を円周方向に沿って飛び飛び
の状態で形成することも行われており、この場合は、本
体1をねじ戻すと、PPバンド5は花が開くように半径
外向きに広がり変形し、これによって開封される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】瓶口Aの雄ねじは一般
に右ねじになっており、従って、キャップを左回りに回
転させると開封できる。しかし、消費者が誤って、本体
1をねじ込み方向(右回り方向)に強く回転させてしま
うことがある。
【0011】このように密封状態でキャップをねじ込む
と、内向きねじ山14が変形して瓶口Aの雄ねじBを乗
り越えてしまい、いわゆる「ねじがバカになる」という
状態になってしまう。こうなると、内向きねじ山14と
雄ねじBとの螺合は解除されており、しかもPPバンド
5はフランジDにかしめ付けられたままであるため、キ
ャップは空回りするだけで開封することができないとい
う事態になる。
【0012】商店に陳列している状態で、不正目的又は
不注意によってキャップをねじ込み方向に強く回転させ
ると、開封されていないけれど開封することができない
状態となり、しかも、その事実は外観からは把握できな
いため、商品を購入した消費者は不愉快な思いをするこ
とになる。
【0013】本発明は、このような現状を改善すること
を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願発明の金属板製キャ
ップは、基本的な構成は従来と同様で、天板と、この天
板に一体に設けた筒部とにより、瓶口のねじ部に外側か
ら嵌まる本体を形成し、前記本体における筒部の下端に
はPPバンドが一体に繋がっており、前記本体の筒部に
は、瓶口のねじ部に螺合する内向きねじ山が形成される
ようになっている。
【0015】一方、PPバンドは、瓶口のうち雄ねじ部
よりも下方に形成されているフランジの下面にかしめ付
けられるようになっている。また、筒部とPPバンドと
の接続部か又はPPバンドのみに、本体を瓶口からねじ
戻すことを可能ならしめる弱化手段が設けられている。
【0016】そして、請求項1の発明では、前記本体の
筒部に、当該筒部に形成された内向きねじ山を変形し難
くする補強手段が形成されている点を特徴としている。
【0017】請求項2の発明では、前記弱化手段は、前
記弱化手段は、筒部とPPバンドとを繋ぐ破断可能なブ
リッジであり、本体を瓶口からねじ戻すと前記ブリッジ
が千切れるようになっている一方、前記本体における筒
部のうち天板よりもやや下方の部分に内向き環状突起を
形成することにより、この内向き環状突起と天板との間
の部位をパッキン装着部と成し、筒部のうちパッキン装
着部の箇所に上ローレット部を形成している。
【0018】更に、前記本体における筒部のうちパッキ
ン装着部よりも下方の部位には、前記補強手段としての
下ローレット部を、上下適宜範囲にわたって広がるよう
に形成している。
【0019】
【発明の作用・効果】本発明によると、補強手段の存在
により、本体の筒部に形成した内向きねじ山は変形し難
くなっているため、瓶口を密封しているキャップをねじ
込み方向に強く回転させようとしても、一般の人の力程
度ではキャップを回転させることはできず、このため、
キャップが空回りしてしまってねじがバカになるという
現象が生じることを防止又は著しく抑制することができ
る。
【0020】その結果、消費者が誤ってねじ込み方向に
キャップを回転させることによって開封不能になってし
まう不具合や、商品の流通段階で商品を開封不能な状態
にされてしまう不正行為を著しく抑制することができ
る。
【0021】請求項2のように補強手段としてローレッ
ト部(すなわち、ローレット加工による凹凸の形成)を
採用すると、加工を簡単に行うことができるばかりか、
キャップをねじ戻すに際して指の引っ掛かりを良くする
ことができるため、開封しやすくなる利点がある。
【0022】商品を冷蔵庫に入れていて露でキャップが
濡れていたり、商品を氷水に浸けていてキャップが水で
濡れていたりした場合、パッキン装着部だけにローレッ
ト部を形成している場合は、指がキャップから滑って開
封しにくいことがあるが、請求項2のように構成する
と、ローレット部の面積が従来に比べて格段に広くなる
ため、キャップが露や水で濡れていても簡単に開封する
ことができる。
【0023】また、金属板製のピルファープルーフキャ
ップは開封するのにかなりの力を要しており、このた
め、お年寄りや女性は開封しにくいことがあったが、請
求項2のように構成すると、指の引っ掛かりが良くなる
ため、非力な人も、従来品に比べて容易に開封すること
ができる。
【0024】ローレット部が補強手段として機能するの
は、当該ローレット部が細かい凹凸の断面形状となり、
断面係数が大きくなることにより、筒部が変形し難くな
るためと解される。なお、ローレット部は、筒部のうち
パッキン装着部よりも下方の一部の高さ位置に形成して
も良いし全体にわたって形成しても良い。
【0025】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。なお、従来と同じ部分は従来例と同じ
符号を付している。
【0026】(1).第1実施形態(図1〜図3) 図1〜図3では第1実施形態を示している。このうち図
1(A)はキャップを瓶口Aから離した状態の正面図で
あり、まず、この図1に基づいて構造を説明する。
【0027】.構造 図1は瓶口Aに装着する前の状態を示しており、この状
態で、キャップは、従来と同様に、天板2と筒部3とか
ら成る本体1を備えており、本体1の下端にはPPバン
ド5が接続されている。
【0028】筒部3とPPバンド5との接続部には、水
平状切線11を円周方向に沿って断続的に形成すること
により、弱化手段の一例として、ねじ戻しによって引き
千切られるブリッジ4が飛び飛びに形成されている。
【0029】PPバンド5は1本の縦長切線12によっ
て分断されているが、本実施形態では、縦長切線12の
上端と水平状切線11との端部とを傾斜状切線16によ
って接続している。縦長切線11や傾斜状切線12及び
傾斜状切線16は、内外に貫通しない薄肉状のスコアー
やミシン線としても良い。
【0030】筒部3のうちパッキン装着部8の箇所に
は、上ローレット部9を形成している。他方、筒部3の
下部には、請求項に記載した補強手段の一例として下ロ
ーレット部17を形成している。
【0031】上下ローレット部9,17とも、筒部3の
軸線に対して傾斜した細長い突条(溝条と言っても良
い)18,19の群によって形成されている。この場
合、上ローレット部9を構成する突条18と下ローレッ
ト部17を構成する突条19とは互いに逆向きに傾斜
し、かつ、傾斜角度をほば同じに設定している。
【0032】また、図1(B)(C)から理解できるよ
うに、上ローレット部9の突条19は、加工前の状態か
ら半径外向きに膨出させることによって形成されてお
り、他方、下ローレット部17の突条19は、加工前の
状態から半径内向きに膨出させることによって形成され
ている。
【0033】上ローレット部9において突条18を半径
外向きに突出させているのは、主として、パッキン装着
部8からパッキン7が脱落しないようにするためである
が、開封に際しての指の引っ掛かりが良くなる利点も兼
備している。
【0034】他方、下ローレット部17において突条1
9を内向きに膨出させると、雄ねじBやフランジDへの
密着性が向上するためと解されるが、下ローレット部1
7を主として大径部10のみに設けただけでも、剛性を
格段に向上させることができた。
【0035】なお、上ローレット部9の突条18を内向
きに突出させたり、下ローレット部17の突条19を外
向きに突出させたりしても良いことは言うまでもない。
【0036】.作用及び利点 上記のキャップは、従来と同様の工程で瓶口Aに装着
(キャッピング)される。
【0037】すなわち、図2に示すように、内容物を充
填した瓶の瓶口Aにキャップを上方から嵌め込んでか
ら、ヘッダー21によって押さえることによってパッキ
ン7を圧縮させ、その状態を維持しつつローラ22を押
し当てながら旋回させることによって内向きねじ山14
を形成し、これと相前後して、かしめ具23によってP
Pバンド5の下部を瓶口AのフランジDにかしめ付け
る。
【0038】これにより、瓶はキャップで密封される。
そして、キャップを左回りに回転させてねじ戻すと、各
ブリッジ4が千切れて開封される。PPバンド5は細巾
接続部13によって本体1に繋がったままであり、PP
バンド5を摘んで捩じると、PPバンド5は本体1から
取り外される。
【0039】そして、消費者が誤って密封状態でキャッ
プを図3の矢印方向に強くねじ込もうとしたり、或い
は、流通段階での不正目的でキャップを強引にねじ込も
うとしたりしても、下ローレット部17の存在により、
キャップがねじ込み方向に回転することはなく、内向き
ねじ山14が雄ねじBに螺合した状態が保持される。そ
の結果、ねじがバカになって開封不能になってしまうこ
とを防止できる。
【0040】ところで、キャップをねじ込み方向に強引
に回転させることによってねじがバカになるという現象
は、キャップの内向きねじ山14が半径外向きに広がり
変形してしまって、内向きねじ山14が雄ねじBと噛み
合わなくなることに他ならない。
【0041】本実施形態では、下ローレット部17は内
向きねじ山14には至っておらず、主として大径の下部
のみ補強されているに過ぎない。このように下部のみに
下ローレット部17を形成しただけで内向きねじ山14
が広がり変形しない理由は必ずしも明らかではないが、
おおよそ、次のように考えられる。
【0042】すなわち、キャップを強引にねじ込んだ場
合の筒部3の変形は、最も強度的に弱い下端部から進行
すると解されるが、本実施形態のように筒部3の下端部
に下ローレット部17を形成すると、筒部3の下端部が
下ローレット部17のリブ効果によって補強されること
により、筒部3が広がり変形するきっかけがなくなるた
めと推測される。
【0043】そして、この推測を敷衍すると、本願の目
的を達成するためには、筒部のどこかの高さ位置で内向
きねじ山14の変形を阻止すれば足り、そのためには、
ローレット部のような補強手段は必ずしも筒部3の全体
に形成する必要はなく、パッキン装着部8よりも下方の
うちの適当な高さ位置に部分的に形成すれば足りると推
測される。
【0044】ところで、筒部3には、開封方向を示す矢
印及び「矢印の方向に回す」の表示や、「切り口に注
意」のような表示、或いは「冷暗所に保存してくださ
い」といったような表示を印刷することが多いが、本実
施形態のように筒部3の下端部だけに下ローレット部1
7を形成すると、下ローレット部17の上方には平滑な
円周面が広がっているため、表示の印刷を簡単に行える
利点がある。また、上下のローレット部9,17が対に
なっているため、デザイン的にすっきりしている利点も
ある。
【0045】上下のローレット部9,17における突条
18,19の群を傾斜させると、斬新なデザインとして
美感に優れる利点がある。この場合、本実施形態のよう
に上ローレット部9の突条18と下ローレット部17の
突条19とを逆向きに傾斜させると、開封するに際して
の指の引っ掛かりが特に良くて好適であった。
【0046】上下のローレット部9,17は、筒部3の
内部に嵌まる内ギアと筒部3の外側に位置する外ギアと
を使用して、内外ギアで筒部3を挟み付けつつ回転させ
ることによって行われるもので、この場合、上下のロー
レット部9,17とを突条18,19の群が同じ方向に
傾斜していると、筒部3にはギアの軸心に対して傾くよ
うな外力が作用し、このため、上下のローレット部9,
17を円周方向に正確に連続するように形成できない虞
がある。
【0047】しかし、本実施形態のように上下ローレッ
ト部9,17における突条18,19の傾斜を逆向きに
すると、上下のギア群において筒部3を傾かせようとす
る外力が互いに打ち消し合うため、突条18,19を傾
斜させたものでありながら、上下のローレット部9,1
7を円周方向に正確に連続した状態に形成することがで
きる利点がある。
【0048】(2).他の実施形態(図4〜図7) 図4〜図7では他の実施形態を示している。このうち図
4に示す第2実施形態は、上下のローレット部9,17
を形成した場合において、突条よりなるパターンを、上
ローレット部9では傾斜させ、下ローレット部17では
筒部3の軸線と平行に形成している。
【0049】図5に示す第3実施形態では、上ローレッ
ト部9は傾斜状に形成し、下ローレット部17は傾斜さ
せている。下ローレット部17は、パッキン装着部8よ
りも下方のほぼ全体に形成している。なお、この図5の
ように下ローレット部17を上ローレット部9に繋がる
状態で形成していても、各種の表示を支障無く読み取り
得る状態に印刷することができた。
【0050】図6に示す第4実施形態では、下ローレッ
ト部17は、筒部3の中途高さ位置に独立して形成して
いる。この場合、上下のローレット部9,17とも筒部
3の軸線と平行に形成している。
【0051】図7では更に上下ローレット部のパターン
や組合せなどを例示している。(A)〜(D)、(F)
〜(H)では、下ローレット部17は上ローレット部9
と離反して形成しており、(E)(I)(L)では、下
ローレット部17は上ローレット部9と繋がった状態に
形成されている。
【0052】そして、(A)に示す第5実施形態では、
上ローレット部9は軸線と平行に形成し、下ローレット
部17は傾斜させており、(B)に示す第6実施形態で
は、上ローレット部9は筒部3の軸線と平行に形成し
て、下ローレット部17は網目状に形成している。
【0053】(C)に示す第7実施形態では、上下のロ
ーレット部9,17とも、円弧状のパターンが連続した
状態にに形成されており、(D)に示す第8実施形態で
は、上ローレット部9は網目状に形成して、下ローレッ
ト部17は傾斜状に形成している。
【0054】(E)に示す第9実施形態では、上ローレ
ット部9は筒部3の軸線と平行に形成し、下ローレット
部17は網目状に形成している。(F)に示す第10実
施形態では、上下ローレット部9,17のピッチ(正確
には突条のピッチ)を互いに異ならせている。
【0055】(G)に示す第11実施形態では、上ロー
レット部9はy字を連続させたパターンに形成されてお
り、下ローレット部17は逆y字を連続させたパターン
に形成されている。
【0056】(H)に示す第12実施形態では、上ロー
レット部9は平行線状に形成されており、下ローレット
部17はジグザグ状に形成されている。(I)に示す第
13実施形態では、上下のローレット部9,17を一連
に連続した状態に形成している。
【0057】(J)に示す第14実施形態及び(K)に
示す第15実施形態では、補強手段として多数の小突起
(又は小凹所)24からなるエンボス加工部25を採用
しており、(I)では筒部3の下部のみにエンボス加工
部25を形成し、(I)では筒部3のうち上ローレット
部9よりも下方の部位の全体にエンボス加工部25を形
成している。
【0058】(L)に示す第16実施形態では、下ロー
レット部17は上下方向にジグザグ状に屈曲した状態に
なっている。
【0059】これら図示した例の他にも、下ローレット
部17のパターンや位置、及び上ローレット部9との関
係などは任意に選択・組み合わせることができる。上下
のローレット部とも、図示以外のパターンを採用しても
良い。
【0060】(3).その他 補強手段としては、図示したローレット部やエンボス加
工部の他にも様々のものを採用できる。
【0061】また、実施形態は弱化手段としてブリッジ
を採用した場合であったが、本発明は、PPバンドに縦
長の切線又はスコアーを円周方向に沿って飛び飛びに設
けて、本体をねじ戻すとPPバンドが半径外向きに広が
り変形するタイプのキャップにも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す図で、 (A)は正面図、 (B)
は (A)の B-B視断面図、 (C)は (A)の C-C視断面図であ
る。
【図2】キャッピング工程を示す図である。
【図3】キャッピングされた後の正面図である。
【図4】第2実施形態の正面図である。
【図5】第3実施形態の正面図である。
【図6】第4実施形態の正面図である。
【図7】第5〜第16実施形態を示す図である。
【図8】従来のキャップの正面図である。
【図9】従来のキャップを瓶口に装着した状態の図であ
る。
【符号の簡単な説明】
1 本体 2 天板 3 筒部 4 弱化手段の一例としてのブリッジ 5 PPバンド 7 パッキン 8 パッキン装着部 9 上ローレット部 10 大径部 11 水平状切線 12 縦長切線 14 内向きねじ山 17 補強手段の一例としての下ローレット部 18,19 突条

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板と、この天板に一体に設けた筒部とに
    より、瓶口のねじ部に外側から嵌まる本体を形成し、前
    記本体における筒部の下端にはPPバンドが一体に繋が
    っており、 前記本体の筒部には、瓶口のねじ部に螺合する内向きね
    じ山が形成されるようになっている一方、PPバンド
    は、瓶口のうち雄ねじ部よりも下方に形成されているフ
    ランジの下面にかしめ付けられるようになっており、 筒部とPPバンドとの接続部か又はPPバンドのみに、
    本体を瓶口からねじ戻すことを可能ならしめる弱化手段
    が設けられている金属板製のピルファープルーフキャッ
    プであって、 前記本体の筒部に、当該筒部に形成された内向きねじ山
    を変形し難くする補強手段が形成されている、金属板製
    のピルファープルーフキャップ。
  2. 【請求項2】前記弱化手段は、筒部とPPバンドとを繋
    ぐ破断可能なブリッジであり、本体を瓶口からねじ戻す
    と前記ブリッジが千切れるようになっている一方、 前記本体における筒部のうち天板よりもやや下方の部分
    に内向き環状突起を形成することにより、この内向き環
    状突起と天板との間の部位をパッキン装着部と成し、筒
    部のうちパッキン装着部の箇所に上ローレット部を形成
    しており、 更に、前記本体における筒部のうちパッキン装着部より
    も下方の部位には、前記補強手段としての下ローレット
    部を、上下適宜範囲にわたって広がるように形成してい
    る、請求項1に記載した金属板製のピルファープルーフ
    キャップ。
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