JP2003153702A - 靴 - Google Patents
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- JP2003153702A JP2003153702A JP2001354756A JP2001354756A JP2003153702A JP 2003153702 A JP2003153702 A JP 2003153702A JP 2001354756 A JP2001354756 A JP 2001354756A JP 2001354756 A JP2001354756 A JP 2001354756A JP 2003153702 A JP2003153702 A JP 2003153702A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 靴底に導電性を具備せしめ人体に帯電した静
電気を靴底を介して効果的に除電し得る機能を具備せし
める。 【解決手段】 甲皮aの底面に靴底bを設け、この甲皮
aに内装した中敷a3の適宜箇所に導電性繊維糸d1に
て刺繍した刺繍部dを設け、この靴底bの刺繍部dに対
応する位置に、刺繍部dの露呈部位と靴底b底面との間
に導電加工した導電芯cを嵌装し、この導電芯cの下部
を靴底b底面に露出し、人体に帯電した静電気を上記刺
繍部dに集中し、導電芯cを介して地面にアースする。
電気を靴底を介して効果的に除電し得る機能を具備せし
める。 【解決手段】 甲皮aの底面に靴底bを設け、この甲皮
aに内装した中敷a3の適宜箇所に導電性繊維糸d1に
て刺繍した刺繍部dを設け、この靴底bの刺繍部dに対
応する位置に、刺繍部dの露呈部位と靴底b底面との間
に導電加工した導電芯cを嵌装し、この導電芯cの下部
を靴底b底面に露出し、人体に帯電した静電気を上記刺
繍部dに集中し、導電芯cを介して地面にアースする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体や靴内に帯電す
る静電気を速やかに除電する機能を具備する靴に関す
る。
る静電気を速やかに除電する機能を具備する靴に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、人体に帯電する静電気の影響によ
り、コンピューターの誤作動を誘発したり、製造中の回
路基盤やCPU,メモリなどの部品が損傷することが知
られている。また、揮発性の強いガソリンや溶剤、火薬
を取り扱う作業等は、静電気により引火して爆発事故に
つながる危険もある。そのため、上記したような現場で
は、静電気を生じない衣服や靴等を装着し、静電気に弱
い電気部品を扱う作業の前に、アースとなる金属に触れ
るなどして人体に帯電した静電気を逃がし、静電気によ
る電気部品の破損、爆発の危険を回避している。一方、
最近では、静電気の帯電が人体に及ぼす影響が研究され
始め、静電気の帯電が人体に影響を及ぼし、健康面でも
弊害を生じることが明らかにされている。例えば体内に
帯電した静電気は、カルシウムやビタミンCの低減を招
き、皮膚や体内まで悪影響を及ぼしたり、ストレスの原
因になる等のことである。
り、コンピューターの誤作動を誘発したり、製造中の回
路基盤やCPU,メモリなどの部品が損傷することが知
られている。また、揮発性の強いガソリンや溶剤、火薬
を取り扱う作業等は、静電気により引火して爆発事故に
つながる危険もある。そのため、上記したような現場で
は、静電気を生じない衣服や靴等を装着し、静電気に弱
い電気部品を扱う作業の前に、アースとなる金属に触れ
るなどして人体に帯電した静電気を逃がし、静電気によ
る電気部品の破損、爆発の危険を回避している。一方、
最近では、静電気の帯電が人体に及ぼす影響が研究され
始め、静電気の帯電が人体に影響を及ぼし、健康面でも
弊害を生じることが明らかにされている。例えば体内に
帯電した静電気は、カルシウムやビタミンCの低減を招
き、皮膚や体内まで悪影響を及ぼしたり、ストレスの原
因になる等のことである。
【0003】従来、上記したように事情を背景として、
人体及び靴に帯電する静電気を除電するために、導電性
のある靴底を具備した静電気の帯電防止靴が開発されて
いる。帯電防止靴は、人体及び靴に帯電する静電気を除
電するために、ゴム若しくはウレタン樹脂、塩化ビニル
樹脂等、の靴底を成形する素材に導電剤を配合して通電
性を有する靴底を構成する。これにより、人体及び靴内
に帯電した静電気を上記靴底から路面にア−スする機能
を具備せしめている。しかし、これらのものは、靴底に
導電性をもたせ、人体や靴内に帯電した静電気をその靴
底から逃がすだけのものであり、人体や靴内に帯電した
静電気をどのような状況においても効果的に除電する工
夫がなされていない。
人体及び靴に帯電する静電気を除電するために、導電性
のある靴底を具備した静電気の帯電防止靴が開発されて
いる。帯電防止靴は、人体及び靴に帯電する静電気を除
電するために、ゴム若しくはウレタン樹脂、塩化ビニル
樹脂等、の靴底を成形する素材に導電剤を配合して通電
性を有する靴底を構成する。これにより、人体及び靴内
に帯電した静電気を上記靴底から路面にア−スする機能
を具備せしめている。しかし、これらのものは、靴底に
導電性をもたせ、人体や靴内に帯電した静電気をその靴
底から逃がすだけのものであり、人体や靴内に帯電した
静電気をどのような状況においても効果的に除電する工
夫がなされていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
した如く靴底に導電性を具備せしめて人体若しくは靴内
に生じた電気を効果的に除電し得る機能を具備せしめる
ことにある。
した如く靴底に導電性を具備せしめて人体若しくは靴内
に生じた電気を効果的に除電し得る機能を具備せしめる
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の靴は、甲皮の底面に靴底を設け、且
つ、同甲皮の内部に中敷を内装して成る靴において、上
記中敷の適宜箇所に導電性繊維糸にて刺繍した刺繍部を
設けてある。刺繍部を構成する導電性繊維糸は、中敷を
貫通し、使用者の足が接する中敷上面と、靴底上面側と
の間を通電可能に成している。また、上記靴底の刺繍部
に対応する位置には、刺繍部の下面側と靴底底面との間
を貫通する導電芯を装入し、靴底と一体化してある。即
ち、導電芯は、その上部が上記刺繍部に接して導通し、
且つ下部を靴底底面に露出することになる。よって、使
用者の体や靴内に生じた静電気は、靴内部に露呈する刺
繍部の導電性糸を流れ、さらに靴底に装入した導電芯の
上部から同芯内を流れて靴底の底面に露呈する同芯下部
に至り、地面にアースされる。尚、上記した導電芯は、
単一の部材から構成しても、若しくは複数の部材を組み
合わせて構成してもよい。請求項2乃至請求項6記載の
靴は、後述する発明の実施形態の中で合わせて説明す
る。
ために、本発明の靴は、甲皮の底面に靴底を設け、且
つ、同甲皮の内部に中敷を内装して成る靴において、上
記中敷の適宜箇所に導電性繊維糸にて刺繍した刺繍部を
設けてある。刺繍部を構成する導電性繊維糸は、中敷を
貫通し、使用者の足が接する中敷上面と、靴底上面側と
の間を通電可能に成している。また、上記靴底の刺繍部
に対応する位置には、刺繍部の下面側と靴底底面との間
を貫通する導電芯を装入し、靴底と一体化してある。即
ち、導電芯は、その上部が上記刺繍部に接して導通し、
且つ下部を靴底底面に露出することになる。よって、使
用者の体や靴内に生じた静電気は、靴内部に露呈する刺
繍部の導電性糸を流れ、さらに靴底に装入した導電芯の
上部から同芯内を流れて靴底の底面に露呈する同芯下部
に至り、地面にアースされる。尚、上記した導電芯は、
単一の部材から構成しても、若しくは複数の部材を組み
合わせて構成してもよい。請求項2乃至請求項6記載の
靴は、後述する発明の実施形態の中で合わせて説明す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1乃至図3にて示す靴Aは、衣服
や靴内部等との摩擦により人体に帯電した静電気を除電
する機能を具備するものであり、靴紐付きの甲皮aに靴
底bを設けて構成してある。甲皮aは、合成皮革や、合
成繊維等を縫製してなり、その底面の開口部a1を覆い
隠すように中底a2を縫着若しくは接着してある。ま
た、甲皮aの内部には、中敷a3を敷設してある。尚、
上記した甲皮は袋縫い等にしてもよい。上記した如く構
成した甲皮aの底面に付設する靴底bは、アウトソール
b1とミッドソールb2を貼り合わせて二層構造のカッ
プソールとしている。そして、上記した靴底bの踵部に
は、良好な導電性を有する導電芯cを装入して一体化し
てある。
基づいて説明する。図1乃至図3にて示す靴Aは、衣服
や靴内部等との摩擦により人体に帯電した静電気を除電
する機能を具備するものであり、靴紐付きの甲皮aに靴
底bを設けて構成してある。甲皮aは、合成皮革や、合
成繊維等を縫製してなり、その底面の開口部a1を覆い
隠すように中底a2を縫着若しくは接着してある。ま
た、甲皮aの内部には、中敷a3を敷設してある。尚、
上記した甲皮は袋縫い等にしてもよい。上記した如く構
成した甲皮aの底面に付設する靴底bは、アウトソール
b1とミッドソールb2を貼り合わせて二層構造のカッ
プソールとしている。そして、上記した靴底bの踵部に
は、良好な導電性を有する導電芯cを装入して一体化し
てある。
【0007】甲皮aに内装する中敷a3は、発泡ウレタ
ン樹脂やEVA等の合成樹脂から成り、その表面には意
匠布31を貼着してある。また、中敷a3の踵部には、
導電性繊維糸d1を刺繍して成る刺繍部dを設けてあ
る。刺繍部dを構成する導電性繊維糸d1は、中敷a3
の表面に露呈し、使用者の足の裏、即ち踵と接触する。
また、導電性繊維糸d1は、中敷a3の裏面側に露呈し
て後述する導電芯cの上部と接触する(図1)。尚、上
記した刺繍部dは、靴の商品名のロゴや絵柄等を刺繍し
ても、若しくはジクザク状に縫製してもよい。また、本
実施例の刺繍部dは、使用者の足との接触面を広く確保
するために楕円形に形成してある(図2)。
ン樹脂やEVA等の合成樹脂から成り、その表面には意
匠布31を貼着してある。また、中敷a3の踵部には、
導電性繊維糸d1を刺繍して成る刺繍部dを設けてあ
る。刺繍部dを構成する導電性繊維糸d1は、中敷a3
の表面に露呈し、使用者の足の裏、即ち踵と接触する。
また、導電性繊維糸d1は、中敷a3の裏面側に露呈し
て後述する導電芯cの上部と接触する(図1)。尚、上
記した刺繍部dは、靴の商品名のロゴや絵柄等を刺繍し
ても、若しくはジクザク状に縫製してもよい。また、本
実施例の刺繍部dは、使用者の足との接触面を広く確保
するために楕円形に形成してある(図2)。
【0008】上述したように、導電性繊維糸d1は、中
敷a3上面と靴底bの踵部に装入した導電芯cとを導通
する部材として機能する。上記刺繍部dは、中敷a3の
踵部に配置することにより、歩く度に使用者の体重が加
わって強く圧接される。これにより、使用者の体に帯電
する静電気を効率的に除電できる状態を維持できる。
敷a3上面と靴底bの踵部に装入した導電芯cとを導通
する部材として機能する。上記刺繍部dは、中敷a3の
踵部に配置することにより、歩く度に使用者の体重が加
わって強く圧接される。これにより、使用者の体に帯電
する静電気を効率的に除電できる状態を維持できる。
【0009】刺繍部dの導電性繊維糸d1を構成する繊
維の表面に導電性ポリマーを用いて導電層を形成する方
法としては、酸化鉄、酸化銅等の酸化材を含む溶液を繊
維に含浸させた後、モノマーに接触させることにより重
合する方法が有効である。また、モノマーと接触させる
方法としては、モノマーが液体の場合、酸化剤の付着し
た繊維にモノマーを含浸すればよい。また、モノマーが
気体の場合、モノマーを充填した容器内に酸化剤の付着
した繊維を収納すればよい。モノマーとしては、例えば
アセチレン、ベンゼン、アニリン、フィニルアセチレ
ン、ピロール等を上ることができるが、特にピロールは
導電性に優れるため、好適である。
維の表面に導電性ポリマーを用いて導電層を形成する方
法としては、酸化鉄、酸化銅等の酸化材を含む溶液を繊
維に含浸させた後、モノマーに接触させることにより重
合する方法が有効である。また、モノマーと接触させる
方法としては、モノマーが液体の場合、酸化剤の付着し
た繊維にモノマーを含浸すればよい。また、モノマーが
気体の場合、モノマーを充填した容器内に酸化剤の付着
した繊維を収納すればよい。モノマーとしては、例えば
アセチレン、ベンゼン、アニリン、フィニルアセチレ
ン、ピロール等を上ることができるが、特にピロールは
導電性に優れるため、好適である。
【0010】甲皮aの底面を構成する中底a2は、堅紙
や不織布を用いて構成し、上記刺繍部dの直下に対応す
る部位に導電芯cの上部を嵌入するための開口部e1を
開設してある。また、甲皮aの底面には、靴底bを構成
するミッドソールb2とアウトソールb1とを重ね合わ
せて一体化してある。比較的肉厚なミッドソールb2
は、発泡樹脂、例えばポリウレタン系の樹脂を発泡させ
て成形してある。ミッドソールb2の素材となるポリウ
レタン系樹脂は、上記した如く構成した甲皮aの底面に
射出成形する。また、ミッドソールb2は成形した後に
甲皮aの底面に接着してもよい。そして、上記したよう
に構成したミッドソールb2の踵部には、嵌装孔e2穿
設し、該嵌装孔e2内に導電芯cを内嵌するように構成
してある。
や不織布を用いて構成し、上記刺繍部dの直下に対応す
る部位に導電芯cの上部を嵌入するための開口部e1を
開設してある。また、甲皮aの底面には、靴底bを構成
するミッドソールb2とアウトソールb1とを重ね合わ
せて一体化してある。比較的肉厚なミッドソールb2
は、発泡樹脂、例えばポリウレタン系の樹脂を発泡させ
て成形してある。ミッドソールb2の素材となるポリウ
レタン系樹脂は、上記した如く構成した甲皮aの底面に
射出成形する。また、ミッドソールb2は成形した後に
甲皮aの底面に接着してもよい。そして、上記したよう
に構成したミッドソールb2の踵部には、嵌装孔e2穿
設し、該嵌装孔e2内に導電芯cを内嵌するように構成
してある。
【0011】ミッドソールb2の下面には、ゴム材から
なるアウトソールb1を貼着する。このアウトソールb
1には導電芯c下部の接地部c1を嵌合する楕円形の開
口e3を開設してある。これにより、中底a2の開口部
e1とミッドソールb2の嵌装孔e2とアウトソールb
1の嵌装口e3とは一致し、靴底b底面から中敷a3の
刺繍部d下面に至る嵌装部eを形成してある。そして、
上記したように靴底bの踵部に形成した嵌装部e内に
は、略円柱形の導電芯cを内嵌して一体化してある。
なるアウトソールb1を貼着する。このアウトソールb
1には導電芯c下部の接地部c1を嵌合する楕円形の開
口e3を開設してある。これにより、中底a2の開口部
e1とミッドソールb2の嵌装孔e2とアウトソールb
1の嵌装口e3とは一致し、靴底b底面から中敷a3の
刺繍部d下面に至る嵌装部eを形成してある。そして、
上記したように靴底bの踵部に形成した嵌装部e内に
は、略円柱形の導電芯cを内嵌して一体化してある。
【0012】導電芯cは、ゴム材に微粒子状の導電材、
例えば、微粒子状のカーボン、若しくは微粒子状のアル
ミ、導電性樹脂等を所定量添加して混練してある。その
結果、導電芯cは、強い導電性を具備する。導電芯c
は、上記靴底bの嵌装孔e内に射出成形するか、成形し
た後に嵌装孔e内に嵌入して接着する。上記したように
靴底bの踵部に嵌装した導電芯cは、カーボンを混入す
ることにより導電性を具備し、優れたアースとして機能
する。したがって、上記刺繍部dを介して流れる静電気
は、導電芯cに吸収されるように流れ、さらに地面にア
ースされて、速やかに除電が行なわれる。尚、導電芯
は、ゴムの他にEVAやPVC等の合成樹脂にカーボン
等の導電材を混練して構成してもよい。
例えば、微粒子状のカーボン、若しくは微粒子状のアル
ミ、導電性樹脂等を所定量添加して混練してある。その
結果、導電芯cは、強い導電性を具備する。導電芯c
は、上記靴底bの嵌装孔e内に射出成形するか、成形し
た後に嵌装孔e内に嵌入して接着する。上記したように
靴底bの踵部に嵌装した導電芯cは、カーボンを混入す
ることにより導電性を具備し、優れたアースとして機能
する。したがって、上記刺繍部dを介して流れる静電気
は、導電芯cに吸収されるように流れ、さらに地面にア
ースされて、速やかに除電が行なわれる。尚、導電芯
は、ゴムの他にEVAやPVC等の合成樹脂にカーボン
等の導電材を混練して構成してもよい。
【0013】また、本実施例では、中底a2に開口部e
1を開設し、導電芯cの上部を中敷a3踵部の刺繍部d
の下面に接触させ、同刺繍部dと導電芯cとを導通させ
てある。しかし、導電芯c上部と刺繍部dとの導通手段
は、これに限定するものではなく、例えば図4にて示す
靴A2のように、中底の踵部を導電性繊維糸c2'から
なる刺繍糸を用いて刺繍し、上記中敷a3の刺繍部dと
同様な導通部c2を設け、この中底踵部の導通部位を介
して刺繍部dと導電芯c上部との導通を行なってもよい
(図4)。
1を開設し、導電芯cの上部を中敷a3踵部の刺繍部d
の下面に接触させ、同刺繍部dと導電芯cとを導通させ
てある。しかし、導電芯c上部と刺繍部dとの導通手段
は、これに限定するものではなく、例えば図4にて示す
靴A2のように、中底の踵部を導電性繊維糸c2'から
なる刺繍糸を用いて刺繍し、上記中敷a3の刺繍部dと
同様な導通部c2を設け、この中底踵部の導通部位を介
して刺繍部dと導電芯c上部との導通を行なってもよい
(図4)。
【0014】また、本実施例では、上記導電芯cの下部
に、平面視略楕円形の接地部c1を接着し、アウトソー
ルb1の踵部に嵌め込む形で一体化してある。この導電
芯cの接触部c1は、導電芯cと同様に、ゴム材にカー
ボンを混練し、平面視略楕円形に形成してある(図
3)。また、導電芯cと接地部c1とを接着する際に
は、導電性を有する接着剤を用いるとよい。導電性を有
する接着剤としては、ゴム系接着剤に、アルミ粒子や銅
粒子、カーボン粉末等の導電性粉末等の導電剤を溶剤と
共に配合して成る。尚、導電芯の下部の接地部は、上記
したように、導電芯cの下部に接地部c1を設けずに、
導電芯の下部をアウトソールb1の下面に直接的に露出
せしめ、地面との接触面としてもよい。
に、平面視略楕円形の接地部c1を接着し、アウトソー
ルb1の踵部に嵌め込む形で一体化してある。この導電
芯cの接触部c1は、導電芯cと同様に、ゴム材にカー
ボンを混練し、平面視略楕円形に形成してある(図
3)。また、導電芯cと接地部c1とを接着する際に
は、導電性を有する接着剤を用いるとよい。導電性を有
する接着剤としては、ゴム系接着剤に、アルミ粒子や銅
粒子、カーボン粉末等の導電性粉末等の導電剤を溶剤と
共に配合して成る。尚、導電芯の下部の接地部は、上記
したように、導電芯cの下部に接地部c1を設けずに、
導電芯の下部をアウトソールb1の下面に直接的に露出
せしめ、地面との接触面としてもよい。
【0015】上記したように構成した靴Aは、使用に際
して使用者、若しくは衣服、靴内部等に静電気が生じた
場合、その静電気を中敷a3踵部の刺繍部dに流し、導
電性繊維糸d1を介して導電芯cに移行させる。カーボ
ンの混入により導電性に優れる導電芯cは、静電気を流
し、接地の際に静電気を地面にアースして使用者の体に
帯電した静電気を速やかに除電する。
して使用者、若しくは衣服、靴内部等に静電気が生じた
場合、その静電気を中敷a3踵部の刺繍部dに流し、導
電性繊維糸d1を介して導電芯cに移行させる。カーボ
ンの混入により導電性に優れる導電芯cは、静電気を流
し、接地の際に静電気を地面にアースして使用者の体に
帯電した静電気を速やかに除電する。
【0016】図5にて示す靴A2は、上記した靴Aと同
様に構成してあるが、靴A2内に中敷きを装着しておら
ず、中底a2'の上面に使用者の足が直接的に接するよ
うに構成してある。この靴A2の場合、中底a2'の踵
部に前記したものと同様な導電性繊維糸d1を縫製して
成る刺繍部dを設けてある。刺繍部dは、中底a2'の
踵部に設け、導電性繊維糸d1を縫製して成る。上記導
電性繊維糸d1は、中底a2'の上面と下面との間を貫
通し、刺繍部dに導電性を具備せしめている。また、上
記刺繍部dの真下には、靴底bを貫通する導電芯cを配
置し、その上面が中底a2'を貫通する刺繍部dの下面
側に接触するように構成してある。よって、使用者の体
や靴A2内に生じた静電気は、中底の踵部に露呈する刺
繍部の導電性糸に流れ、さらに靴底bに装入した導電芯
cの上面から同芯c内を流れて接触部c1に至り、この
接触部c1が地面に接してアースされ、速やかに除電さ
れる。尚、上記した中底a2'の表面には化粧布を貼着
してもよいが、この場合でも刺繍部dの導電性繊維糸d
1が表面に露呈している必要がある。
様に構成してあるが、靴A2内に中敷きを装着しておら
ず、中底a2'の上面に使用者の足が直接的に接するよ
うに構成してある。この靴A2の場合、中底a2'の踵
部に前記したものと同様な導電性繊維糸d1を縫製して
成る刺繍部dを設けてある。刺繍部dは、中底a2'の
踵部に設け、導電性繊維糸d1を縫製して成る。上記導
電性繊維糸d1は、中底a2'の上面と下面との間を貫
通し、刺繍部dに導電性を具備せしめている。また、上
記刺繍部dの真下には、靴底bを貫通する導電芯cを配
置し、その上面が中底a2'を貫通する刺繍部dの下面
側に接触するように構成してある。よって、使用者の体
や靴A2内に生じた静電気は、中底の踵部に露呈する刺
繍部の導電性糸に流れ、さらに靴底bに装入した導電芯
cの上面から同芯c内を流れて接触部c1に至り、この
接触部c1が地面に接してアースされ、速やかに除電さ
れる。尚、上記した中底a2'の表面には化粧布を貼着
してもよいが、この場合でも刺繍部dの導電性繊維糸d
1が表面に露呈している必要がある。
【0017】上記した靴A,A2は、導電芯cの下端部
をアウトソールb1の接地部c1を介して接地させてい
た。しかし、本発明の靴は、図6−(a)のように、ア
ウトソールb1の踵部に開設した開口g1から導電芯c
の下端面を直接露呈する形に構成し、この導電芯cの下
端面が接地してアースされるように構成してもよい。一
方、図6−(b)にて示した靴は、ミッドソールb2の
下面に導電性を有するゴム製のアウトソールb1を全面
的に接着したものであり、そのアウトソールb1の上面
には、踵部に設けた導電芯cの下端面を接着して導通す
るように構成してある。この構造では、導電芯cを介し
て静電気が流れ、その下端に接触するアウトソールb1
を介してアースされる。このように構成した靴は、導電
芯cの下端部周囲がアウトソールb1により全面的に被
覆されるので、導電芯cの下端面が磨耗したり、若しく
はミッドソールb2の嵌装孔から導電芯cが剥がれてし
まうような不具合を生じることを防止し得る。
をアウトソールb1の接地部c1を介して接地させてい
た。しかし、本発明の靴は、図6−(a)のように、ア
ウトソールb1の踵部に開設した開口g1から導電芯c
の下端面を直接露呈する形に構成し、この導電芯cの下
端面が接地してアースされるように構成してもよい。一
方、図6−(b)にて示した靴は、ミッドソールb2の
下面に導電性を有するゴム製のアウトソールb1を全面
的に接着したものであり、そのアウトソールb1の上面
には、踵部に設けた導電芯cの下端面を接着して導通す
るように構成してある。この構造では、導電芯cを介し
て静電気が流れ、その下端に接触するアウトソールb1
を介してアースされる。このように構成した靴は、導電
芯cの下端部周囲がアウトソールb1により全面的に被
覆されるので、導電芯cの下端面が磨耗したり、若しく
はミッドソールb2の嵌装孔から導電芯cが剥がれてし
まうような不具合を生じることを防止し得る。
【0018】次に、図7乃至図9にて示す靴A3の説明
をする。この靴A3は、静電気をアースする導電芯c´
を靴底の踏みつけ部に設けてある。また、靴A3は中敷
きa3の踏み付け部に刺繍部dを設けてある。上記した
導電芯c´は、中底a2に開設した開口h内に嵌装す
る。この導電芯c´は、カーボンを混練したゴム材を用
いて略X形に成形し、中底a2の踏み付け部に開設した
開口h内に程よい嵌め合いと弾性をもって嵌装してある
(図8)。これにより、導電芯c´は中敷の刺繍部dと
導電性のあるミッドソールb2との間を導通する。ま
た、ミッドソールb2とアウトソールb1とは共に導電
性を具備している。
をする。この靴A3は、静電気をアースする導電芯c´
を靴底の踏みつけ部に設けてある。また、靴A3は中敷
きa3の踏み付け部に刺繍部dを設けてある。上記した
導電芯c´は、中底a2に開設した開口h内に嵌装す
る。この導電芯c´は、カーボンを混練したゴム材を用
いて略X形に成形し、中底a2の踏み付け部に開設した
開口h内に程よい嵌め合いと弾性をもって嵌装してある
(図8)。これにより、導電芯c´は中敷の刺繍部dと
導電性のあるミッドソールb2との間を導通する。ま
た、ミッドソールb2とアウトソールb1とは共に導電
性を具備している。
【0019】また、中敷a3の刺繍部dには、導電性を
有する布材j1とj2を用いている。導電性を有する布
材j1,j2は、キャンブレルやマリークを用いて構成
する。中敷a3の上面に使用する布材j1は、マークや
模様の外形に裁断し、その外周部を導電性繊維糸d1を
用いて縫いつけてある。一方、同中敷a3の下面には上
記布材j1の裏側に当てる布材j2を配置し、その周囲
を逢着して中敷a3の下面を覆うように逢着してある。
また、布材j2には上記布材j1の外形を縫い付けた導
電性繊維糸d1が縫い込まれており、これにより、中敷
a3上面の布材j1と下面の布材j2とが導電状態とな
り、さらに下面側の布材j2は前記した導電芯c´の上
面と全面的に接触する(図7)。
有する布材j1とj2を用いている。導電性を有する布
材j1,j2は、キャンブレルやマリークを用いて構成
する。中敷a3の上面に使用する布材j1は、マークや
模様の外形に裁断し、その外周部を導電性繊維糸d1を
用いて縫いつけてある。一方、同中敷a3の下面には上
記布材j1の裏側に当てる布材j2を配置し、その周囲
を逢着して中敷a3の下面を覆うように逢着してある。
また、布材j2には上記布材j1の外形を縫い付けた導
電性繊維糸d1が縫い込まれており、これにより、中敷
a3上面の布材j1と下面の布材j2とが導電状態とな
り、さらに下面側の布材j2は前記した導電芯c´の上
面と全面的に接触する(図7)。
【0020】上記した如く構成した靴A3は、靴底bの
踏み付け部に導電芯c´を設けると共に、中敷a3に導
電性を有する布材j1,j2を利用して刺繍部dを構成
しているので、刺繍部dと導電芯c´との接触面積を拡
大できると共に、使用者の足と布材j1との接触も良好
となり、静電気のアースを効果的に行うことができる。
踏み付け部に導電芯c´を設けると共に、中敷a3に導
電性を有する布材j1,j2を利用して刺繍部dを構成
しているので、刺繍部dと導電芯c´との接触面積を拡
大できると共に、使用者の足と布材j1との接触も良好
となり、静電気のアースを効果的に行うことができる。
【0021】上記した実施例の靴A,A2,A3が有す
る靴底bは、ミッドソールb2とアウトソールb1の二
層から構成したが、本発明の主旨によれば、靴底は一体
成形したもの(単体)であっても、若しくは複数の層を
重ね合わせて構成してもよい。また、導電芯を設ける位
置も、踵部に限定するものではなく、A,A2のように
踵部に設けても、若しくはA3のように踏み付け部等に
設けてもよい。
る靴底bは、ミッドソールb2とアウトソールb1の二
層から構成したが、本発明の主旨によれば、靴底は一体
成形したもの(単体)であっても、若しくは複数の層を
重ね合わせて構成してもよい。また、導電芯を設ける位
置も、踵部に限定するものではなく、A,A2のように
踵部に設けても、若しくはA3のように踏み付け部等に
設けてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の靴は、中
敷の適宜箇所に導電性繊維糸にて構成した刺繍部を設
け、且つ、靴底における上記刺繍部に対応する位置に、
同刺繍部と靴底底面との間を貫く形で導電する導電芯を
装入し、この導電芯の下面を靴底底面に露出して成るも
のであるから、人体や靴の内部に静電気が帯電すると、
その静電気は、上記導電性繊維糸にて成る刺繍部に流
れ、さらに導電性のよい導電芯中を流れて、靴底底面に
露呈する導電芯下部から地面へア−スして静電気の除電
を効果的に行なうことができる。
敷の適宜箇所に導電性繊維糸にて構成した刺繍部を設
け、且つ、靴底における上記刺繍部に対応する位置に、
同刺繍部と靴底底面との間を貫く形で導電する導電芯を
装入し、この導電芯の下面を靴底底面に露出して成るも
のであるから、人体や靴の内部に静電気が帯電すると、
その静電気は、上記導電性繊維糸にて成る刺繍部に流
れ、さらに導電性のよい導電芯中を流れて、靴底底面に
露呈する導電芯下部から地面へア−スして静電気の除電
を効果的に行なうことができる。
【0023】請求項2記載の靴は、使用者の足が直接的
に触れる中底の適宜箇所に導電性繊維糸にて構成した刺
繍部を設け、且つ、靴底における上記刺繍部に対応する
位置に、同刺繍部と靴底底面との間を貫く形で導電する
導電芯を装入し、この導電芯の下面を靴底底面に露出し
て成るものである。よって、人体や靴の内部に静電気が
帯電すると、その静電気は、導電性繊維糸にて成る刺繍
部に流れ、さらに導電性のよい導電芯中を流れて、靴底
底面に露呈する導電芯下部から地面へアースして静電気
の除電を効果的に行なうことができる。
に触れる中底の適宜箇所に導電性繊維糸にて構成した刺
繍部を設け、且つ、靴底における上記刺繍部に対応する
位置に、同刺繍部と靴底底面との間を貫く形で導電する
導電芯を装入し、この導電芯の下面を靴底底面に露出し
て成るものである。よって、人体や靴の内部に静電気が
帯電すると、その静電気は、導電性繊維糸にて成る刺繍
部に流れ、さらに導電性のよい導電芯中を流れて、靴底
底面に露呈する導電芯下部から地面へアースして静電気
の除電を効果的に行なうことができる。
【0024】請求項3記載の靴は、上記導電芯の下部
を、導電性を有するアウトソール、若しくは靴底底面に
嵌入した導電性を有する接地部材を介して接地するよう
に構成したものであるから、導電芯を通して地面に放た
れる除電機能をより高めることができる。
を、導電性を有するアウトソール、若しくは靴底底面に
嵌入した導電性を有する接地部材を介して接地するよう
に構成したものであるから、導電芯を通して地面に放た
れる除電機能をより高めることができる。
【0025】請求項4記載の靴は、上記請求項1記載の
靴において、導電芯としてゴム又は合成樹脂に微細な粉
末カーボンを混練したものを用いているので、中敷の刺
繍部に集中した静電気を導電性に優れるカーボン混入の
導電芯中に流して地面へアースして効率的に除電するこ
とができる。
靴において、導電芯としてゴム又は合成樹脂に微細な粉
末カーボンを混練したものを用いているので、中敷の刺
繍部に集中した静電気を導電性に優れるカーボン混入の
導電芯中に流して地面へアースして効率的に除電するこ
とができる。
【0026】請求項5記載の靴は、上記刺繍部及び導電
芯を踵部若しくは踏み付け部の少なくとも一方に配置し
たものであるから、歩く度に靴底底面の踵部に露呈させ
た導電芯の下部を地面に強く接触せしめて人体に帯電し
た静電気を確実に除電することができる。
芯を踵部若しくは踏み付け部の少なくとも一方に配置し
たものであるから、歩く度に靴底底面の踵部に露呈させ
た導電芯の下部を地面に強く接触せしめて人体に帯電し
た静電気を確実に除電することができる。
【0027】請求項6記載の靴は、上記刺繍部を、刺繍
繊維糸により導電性を具備する布材を逢着して成るの
で、中敷、もくは中底に設けた刺繍部に布材を縫製する
ことにより、広い面積を介して使用者の足や、他の刺繍
部との接触部、若しくは導電芯の接触面と接触し、静電
気の除電を確実に行うことが可能となる。
繊維糸により導電性を具備する布材を逢着して成るの
で、中敷、もくは中底に設けた刺繍部に布材を縫製する
ことにより、広い面積を介して使用者の足や、他の刺繍
部との接触部、若しくは導電芯の接触面と接触し、静電
気の除電を確実に行うことが可能となる。
【図1】 本発明を実施した靴を一部切欠して示す側面
図。
図。
【図2】 同靴の分解斜視図。
【図3】 同靴の底面図。
【図4】 中底に刺繍部を設けた靴を一部切欠して示す
側面図。
側面図。
【図5】 中敷の無いタイプの靴を一部切欠して示す側
面図。
面図。
【図6】 (a)は、導電芯の下端面を靴底面に直接的
に露呈せしめた靴の踵部を示す縦断側面図、(b)は、
導電芯の下端面をアウトソールにて被覆した靴の踵部を
示す縦断面図である。
に露呈せしめた靴の踵部を示す縦断側面図、(b)は、
導電芯の下端面をアウトソールにて被覆した靴の踵部を
示す縦断面図である。
【図7】 踏みつけ部に導電芯を設けた靴を一部切欠し
て示す側面図。
て示す側面図。
【図8】 同靴の踏みつけ部を示す平面図。
【図9】 (a)同靴に使用した中敷の刺繍部を示す平
面図、(b)は同中敷の底面図。
面図、(b)は同中敷の底面図。
A,A2,A3・・・靴
a・・・甲皮
a2,a2’・・・中底
a3・・・中敷
b・・・靴底
b1・・・アウトソール
b2・・・ミッドソール
c,c´・・・導電芯
c1・・・接地部
d・・・刺繍部
d1・・・繊維糸
e2・・・嵌装孔
e・・・嵌装部
j1,j2・・・布材
Claims (6)
- 【請求項1】 甲皮の底面に靴底を設けると共に、同甲
皮の内部に中敷を内装して成る靴において、上記中敷の
適宜箇所に導電性繊維糸にて刺繍した刺繍部を設けて、
同刺繍部上面と靴底との間を通電可能に構成し、上記靴
底の刺繍部に対応する位置に、同刺繍部の下面側の部位
と靴底底面との間を貫通する導電芯を装入し、この導電
芯は導電加工を施し、且つその下部を靴底底面に露出し
て成る靴。 - 【請求項2】 甲皮の底面に靴底を設けると共に、同甲
皮の内部に中底を内装して成る靴において、上記中底の
適宜箇所に導電性繊維糸にて刺繍した刺繍部を設けて、
同刺繍部上面と靴底との間を通電可能に構成し、上記靴
底の刺繍部に対応する位置に、同刺繍部の下面側の部位
と靴底底面との間を貫通する導電芯を装入し、この導電
芯は導電加工を施し、且つその下部を靴底底面に露出し
て成る靴。 - 【請求項3】 上記導電芯の下部は、導電性を有するア
ウトソール、若しくは靴底底面に嵌入した導電性を有す
る接地部材を介して地面にアースするように構成して成
る請求項1又は2記載の靴。 - 【請求項4】 上記導電芯、アウトソール、接地部材
は、ゴム又は合成樹脂に微細な粉末カーボンを混練して
成る請求項1乃至3記載の何れか1項記載の靴。 - 【請求項5】 上記刺繍部及び導電芯を踵部及び踏み付
け部の少なくとも一方に配置してなる請求項1乃至4記
載の何れか一項記載の靴。 - 【請求項6】 上記刺繍部は、刺繍繊維糸により導電性
を具備する布材を縫着してなる請求項1又は2記載の
靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354756A JP2003153702A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354756A JP2003153702A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 靴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003153702A true JP2003153702A (ja) | 2003-05-27 |
Family
ID=19166562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001354756A Pending JP2003153702A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003153702A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006082200A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Honda Motor Co Ltd | 脚式移動ロボット |
KR100767992B1 (ko) * | 2006-09-25 | 2007-10-18 | 주식회사영풍제화 | 정전기방지용 신발창 |
CN104116269A (zh) * | 2014-06-16 | 2014-10-29 | 苏州市景荣科技有限公司 | 一种两用型的防静电鞋 |
WO2023147841A1 (en) * | 2022-02-01 | 2023-08-10 | Anybotics Ag | Legged robot with electrostatic discharging assembly and robot leg |
KR102602682B1 (ko) * | 2023-07-05 | 2023-11-14 | 박환경 | 어싱기능과 진동기능을 제공하는 기능성 신발 및 그제조방법 |
-
2001
- 2001-11-20 JP JP2001354756A patent/JP2003153702A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006082200A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Honda Motor Co Ltd | 脚式移動ロボット |
JP4504768B2 (ja) * | 2004-09-17 | 2010-07-14 | 本田技研工業株式会社 | 脚式移動ロボット |
KR100767992B1 (ko) * | 2006-09-25 | 2007-10-18 | 주식회사영풍제화 | 정전기방지용 신발창 |
CN104116269A (zh) * | 2014-06-16 | 2014-10-29 | 苏州市景荣科技有限公司 | 一种两用型的防静电鞋 |
CN104116269B (zh) * | 2014-06-16 | 2015-12-30 | 张连江 | 一种两用型的防静电鞋 |
WO2023147841A1 (en) * | 2022-02-01 | 2023-08-10 | Anybotics Ag | Legged robot with electrostatic discharging assembly and robot leg |
KR102602682B1 (ko) * | 2023-07-05 | 2023-11-14 | 박환경 | 어싱기능과 진동기능을 제공하는 기능성 신발 및 그제조방법 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080218 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080513 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080930 |