JP2003153521A - 永久磁石形リニアモータ - Google Patents

永久磁石形リニアモータ

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JP2003153521A
JP2003153521A JP2001343556A JP2001343556A JP2003153521A JP 2003153521 A JP2003153521 A JP 2003153521A JP 2001343556 A JP2001343556 A JP 2001343556A JP 2001343556 A JP2001343556 A JP 2001343556A JP 2003153521 A JP2003153521 A JP 2003153521A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】界磁ヨークの磁束密度を均一化して、界磁ヨー
クの軽量化を図り、安価で、高推力の永久磁石形リニア
モータを提供する。 【解決手段】界磁部4と電機子5の何れか一方を相対移
動する可能子に、他方を固定子とする永久磁石形リニア
モータにおいて、界磁ヨーク1は、界磁極3が配設され
る面と反対側の背面の進行方向に向かって、界磁極3間
の中心に一致するように、断面形状が方形の凸部11を
形成した。これにより、界磁ヨーク1の背面の磁路とし
て機能しない部分を削除することにより界磁ヨーク1の
磁束密度を均一化して、界磁ヨーク1の軽量化を図るこ
とができることから、界磁ヨーク1を可動子として用い
る場合、界磁ヨーク1の自重の減少に伴って可搬重量を
増加させることが容易になり、加速度を上げて高推力を
得ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
装置や工作機などのFA機器の分野で、送りや加工の高
速化・高精度化を達成するために用いられる永久磁石形
リニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造装置あるいは工作機械
などのFA機器においては、送りや加工の高速化・高精
度化を達成できるよう、永久磁石よりなる界磁極と当該
界磁極の磁極面に磁気的空隙を介して対向した電機子巻
線を配置する電機子を備えた永久磁石形リニアモータの
利用が図られている。図8は従来の永久磁石形リニアモ
ータの概観を示した斜視図、図9は図8に示したリニア
モータのX―X断面に沿う断面図である。1、2は界磁
ヨーク、3は界磁ヨーク1、2上に交互に異極になるよ
うに直線状に配列して構成した界磁極、4は界磁部、5
は集中巻にしたコイル群を重ねずに配置した電機子巻線
51を形成したコアレス形の電機子、7は界磁ヨーク固
定板である。電機子5と界磁極3の何れか一方が相対移
動する可動子に、他方が固定子として構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
おける界磁ヨークと界磁極の作る磁束分布を示す模式図
は図10に示すようになっている。図に示すように、界
磁ヨーク1、2の厚さが一様であるため、界磁極3の作
る界磁の磁束密度に粗密が生じる。一般的に界磁ヨーク
1、2の厚さは、磁束密度が密な部分で磁気飽和を起こ
さないようしていた。そのため、磁束密度が粗な部分に
も、磁路としてさして有効でないにも関わらず磁束密度
が密な部分の界磁ヨーク1、2と同じ厚さになり、界磁
ヨーク1、2を可動子として用いる場合、界磁ヨーク
1、2の自重が重くなるという問題があった。それか
ら、界磁ヨーク1、2の自重増加に伴って可搬重量を増
加することが厳しくなるため、加速度を上げて高推力を
達成する用途には不利であった。また、界磁ヨーク1、
2を固定子として用いる場合、長ストロークの用途で
は、材料コストが高くなるという問題があった。本発明
は上記課題を解決するためになされたものであって、界
磁ヨークの磁束密度を均一化して、界磁ヨークの軽量化
を図り、安価で、高推力の永久磁石形リニアモータを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、請求項1の発明は互いに平行させた強磁性体からな
る界磁ヨークと前記界磁ヨーク上に交互に異極になるよ
うに直線状に配列してなる(2n+1)個(n:整数)
の界磁極とより構成された界磁部と、前記界磁部と磁気
的空隙を介して対向するように電機子巻線を配置した電
機子を備え、前記界磁部と前記電機子の何れか一方を相
対移動する可能子に、他方を固定子とする永久磁石形リ
ニアモータにおいて、前記界磁ヨークは、前記界磁極が
配設される面と反対側の背面の進行方向に向かって、前
記界磁極間の中心に一致するように凸部を形成したもの
である。また、請求項2の本発明は、請求項1記載の永
久磁石形リニアモータにおいて、前記界磁ヨークの凸部
の断面形状を方形としたものである。また、請求項3の
本発明は、請求項1記載の永久磁石形リニアモータにお
いて、前記界磁ヨークの凸部の断面形状を台形としたも
のである。また、請求項4の本発明は、請求項1記載の
永久磁石形リニアモータにおいて、前記凸部の中心にお
ける界磁極が配設される面側を原点として、前記界磁ヨ
ークの進行方向の位置をX、前記界磁ヨークの進行方向
と直交する凸部方向の位置をY、前記凸部間の極ピッチ
をP、前記凸部の厚さをH、前記凸部間に形成される凹
部と前記凸部との厚みの差をD、前記界磁極の進行方向
の幅をWとした時に。前記凸部と前記凹部の形状が式1
で表されるものである。また、請求項5の本発明は、請
求項1記載の永久磁石形リニアモータにおいて、前記界
磁ヨーク上の両端部に設けた凸部を第1凸部とし、前記
第1凸部の内側に配置された凸部を第2凸部とした場合
であって、前記第1凸部の幅を極ピッチPの1/2の幅
とし、前記第2凸部の幅が界磁極の幅Wの1/2の幅と
したときに、前記第1凸部と前記第2凸部との間の幅
を、(2P+3W)/8としたものである。また、請求
項6の本発明は、請求項5記載の永久磁石形リニアモー
タにおいて、界磁ヨーク上に交互に形成される前記第1
凸部、前記第2凸部の断面形状を台形状にしたものであ
る。また、請求項7の本発明は、請求項5記載の永久磁
石形リニアモータにおいて、前記第1凸部、前記第2凸
部各々の凸部の中心における界磁極が配設される面側を
原点として、前記界磁ヨークの進行方向の位置をそれぞ
れX1、X2、前記界磁ヨークの進行方向と直交する凸
部方向の位置をそれぞれY1、Y2、前記凸部間の極ピ
ッチをP、前記凸部の厚さをH、前記凸部間に形成され
る凹部と前記凸部との厚みの差をD、前記界磁極の進行
方向の幅をWとした時に。前記凸部の形状がそれぞれ式
2及び式3で表されるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。 [第1の実施例]図1は本発明の第1の実施例を示す界
磁部の斜視図である。なお、本発明の実施例に示すリニ
アモータは、界磁極が電機子の両側にある磁束貫通形構
造を有する点で、基本的に従来のものと同じであること
から、本発明と従来技術の構成要素が同じものはその説
明を省略し、異なる点のみ説明する。また、界磁部につ
いては説明を簡単にするために片側の界磁ヨーク1側の
み説明する。図1において、11は界磁ヨークの凸部、
12は界磁ヨークの凹部である。本発明が従来技術と異
なる点は以下のとおりである。すなわち、界磁ヨーク1
は、界磁極3が配設される面と反対側の背面の進行方向
に向かって、界磁極3間の中心に一致するように、断面
形状が方形の凸部11を形成している点である。この場
合、界磁ヨーク1の凸部11間に形成される凹部12は
いずれも極ピッチPの1/2の幅であり、凸部11を持
つ界磁ヨーク1の厚さをHとした場合、凹部12におけ
る界磁ヨーク1の厚さDは前記厚さHの1/2の厚さを
有している。また、界磁極3については、所定の極ピッ
チPで幅W(極ピッチPの4/5近傍)を有するもの
で、界磁ヨーク1上に隣りの極性が交互に入れ替わるよ
うに7個貼付してある。上述した永久磁石形リニアモー
タは、界磁極3と対向する電機子巻線51に電機子の位
置に応じた所定の電流を流すと、電機子巻線51と界磁
極3との電磁作用により、可動子である電機子5が直線
移動するように作用する。次に、当該永久磁石形リニア
モータを有限要素法によって磁界解析を行った結果を図
2に示す。図2は第1の実施例における界磁ヨークと界
磁極の作る磁束分布を示す模式図である。図より、上記
に述べた界磁部の仕様の場合、磁束密度Φは凸部11の
コーナー部は粗となるが、その他の部分では密となりほ
ぼ満足出来る程度になることが判明した。このように、
本発明の第1の実施例は、界磁ヨーク1を界磁極3が配
設される面と反対側の背面の進行方向に向かって、界磁
極3間の中心に一致するように、断面形状が方形の凸部
11を形成する構成にしたため、界磁ヨーク1、2の背
面の磁路として機能しない部分を削除することにより界
磁ヨーク1、2の磁束密度を均一化して、界磁ヨーク
1、2の軽量化を図ることができることから、界磁ヨー
ク1、2を可動子として用いる場合、界磁ヨーク1、2
の自重の減少に伴って可搬重量を増加させたり、もしく
は可搬重量が一定の場合に加速度を上げて高推力を達成
する用途に適した永久磁石形リニアモータを提供するこ
とができる。それから、リニアモータの可搬重量を一定
とし、加速度も同じでよいとした場合、電機子巻線に流
す定格電流を小さくできることから、モータの発熱を抑
えることができるなどの効果があり、半導体製造に用い
られる露光装置(ステッパ)などの超精密、高推力駆動
用途に用いるのに最適である。また、界磁ヨーク1、2
を固定子として用いる場合、長ストロークの用途では、
材料コストが少なくて済み、安価な永久磁石形リニアモ
ータを提供することができる。
【0006】[第2の実施例]図3は、本発明の第2の
実施例を示す界磁部の側面図である。第2の実施例が第
1の実施例と異なる点は、第1の実施例に示した界磁ヨ
ーク1の凸部11の断面形状である方形の角部を取り、
凸部11を台形とした点である。図に示すように凸部1
1の頂点を辺F1の上底とし、凸部11の底部を辺F2
の下底として、当該上底と下底を直線で結んであり、第
1の実施例と比較すると、製作上は工数が増加するが磁
束密度をより均一にすることができる。なお、この場
合、F1をほぼ3P/10、F2をほぼP/2にすると
よいことが磁界解析の結果によって判明した。このよう
に本発明の第2の実施例は、界磁ヨーク1、2の背面の
磁路として機能しない部分を削除して、界磁ヨーク1、
2の凸部11を台形状に形成したため、第1の実施と同
様に、界磁ヨーク1、2の磁束密度を均一化して、界磁
ヨーク1、2の軽量化を図り、安価で、高推力の永久磁
石形リニアモータを提供することができる。
【0007】[第3の実施例]図4は、本発明の第3の
実施例を示す界磁部の側面図である。第3の実施例が第
1の実施例と異なる点は、凸部11の中心における界磁
極3が配設される面側を原点として、界磁ヨーク1の進
行方向の位置をX、界磁ヨーク1の進行方向と直交する
凸部11方向の位置をY、凸部11間の極ピッチをP、
凸部11の厚さをH、凸部11間に形成される凹部12
と凸部11との厚みの差をD、界磁極3の進行方向の幅
をWとした時に。凸部11と凹部12の形状が式1で表
される点である。このように本発明の第3の実施例は、
界磁ヨークの凸部11の形状を上式のごとく曲線形状に
近似したため、第1、第2の実施例に比べると、凸部1
1の形状が複雑な形状となるが、界磁ヨーク1、2内の
磁束密度をより最適に均一化し、軽量化することができ
る。
【0008】[第4の実施例]図5は、本発明の第4の
実施例を示す界磁部の斜視図である。図において、13
は界磁ヨーク1上の両端部に設けた第1凸部、14は第
1凸部13の内側に配置された第2凸部、15は第1凸
部13と第2凸部14間に形成される第2凹部、16は
界磁ヨークの中央部における第1凸部13間に形成され
る第2凹部である。ここで、第1凸部13、第2凸部1
4を持つ界磁ヨーク1の厚さをHとした場合、第2凹部
15、第2凹部16における界磁ヨーク1の厚さDは前
記厚さHの1/2の厚さを有している。第4の実施例が
第1の実施例と異なる点は、第1凸部13の幅を極ピッ
チPの1/2の幅とし、第2凸部14の幅が界磁極3の
幅Wの1/2の幅としたときに、第1凸部13と第2凸
部14との間の幅を極ピッチPの1/4の幅と界磁極3
の幅Wの3/8の値を加えた値、すなわち、(2P+3
W)/8とした点である。なお、第2界磁ヨークの中央
部における第2凹部16の幅は、界磁極数nが奇数であ
る場合であるが、界磁極nが偶数の場合は、3P/5と
なる。以後、界磁ヨーク1の背面には、永久磁石の極数
から1引いた個数を2で割った数の凸部が、界磁ヨーク
1の進行方向両端から中央に向かって、第1凸部13、
第2凸部14となって交互に形成される。このように本
発明の第4の実施例は、界磁ヨーク上に第1凸部13、
第2凸部14からなる凸部の幅を交互に替えて形成した
ため、第1乃至第3の実施例に比べると、界磁ヨーク
1、2内の磁束密度をより最適に均一化し、軽量化する
ことができる。
【0009】[第5の実施例]図6は本発明の第5の実
施例の示す界磁部の側面図である。第5の実施例が第4
の実施例と異なる点は、界磁ヨーク1上に交互に形成さ
れる第1凸部13、第2凸部14の方形のコーナー部を
削除し、台形の断面形状にした点である。この時、第1
凸部13の頂点を辺F3の上底、第1凸部13の底部を
辺F4の下底、第2凸部14の頂点を辺F5の上底、第
2凸部14の底部を辺F6の下底とし、上底と下底を直
線で結んである。このように第5の実施例は、界磁ヨー
ク1上に交互に形成される第1凸部13、第2凸部14
の方形のコーナー部を台形状にしたため、第2の実施
例、第4の実施例に比べ、磁束密度をより均一にするこ
とができる。なお、この場合、F3をほぼ3P/10、
F4をほぼP/2に、F5をほぼP/5、F6をほぼW
/2にするとよいことが磁界解析結果で判明した。
【0010】[第6の実施例]図7は、本発明の第6の
実施例を示す界磁部の側面図である。第6の実施例が第
5の実施例と異なる点は、第1凸部13、第2凸部14
各々の凸部の中心における界磁極が配設される面側を原
点として、界磁ヨーク1の進行方向の位置をそれぞれX
1、X2、界磁ヨーク1の進行方向と直交する凸部方向
の位置をそれぞれY1、Y2、凸部間の極ピッチをP、
凸部の厚さをH、凸部間に形成される凹部と凸部との厚
みの差をD、界磁極の進行方向の幅をWとした時に。第
1凸部13、第2凸部14の方形の形状がそれぞれ式2
及び式3で表される点である。このように本発明の第6
の実施例は、界磁ヨークの第1凸部13、第2凸部14
の形状を上式のごとく曲線形状に近似したため、第5の
実施例に比べると、各々の凸部13、14の形状が複雑
な形状となるが、界磁ヨーク1、2内の磁束密度をより
最適に均一化し、軽量化することができる。なお、本発
明の界磁ヨークは可動子に適用するのが望ましいが、固
定子に適用することも可能であり、リニアモータの用途
によって適宜選択されるものである。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下の効果がある。 (1)本発明の第1の実施例は、界磁ヨークを界磁極が
配設される面と反対側の背面の進行方向に向かって、界
磁極間の中心に一致するように、断面形状が方形の凸部
を形成する構成にしたので、界磁ヨークの磁束密度を均
一化して、界磁ヨークの軽量化を図ることができること
から、界磁ヨークを可動子として用いる場合、界磁ヨー
クの自重の減少に伴って可搬重量を増加させたり、もし
くは可搬重量が一定の場合に加速度を上げて高推力を達
成する用途に適した永久磁石形リニアモータを提供する
ことができる。それから、リニアモータの可搬重量を一
定とし、加速度も同じでよいとした場合、電機子巻線に
流す定格電流を小さくできることから、モータの発熱を
抑えるなどの効果があり、半導体製造に用いられる露光
装置などの超精密、高推力駆動用途に用いるのに最適で
ある。また、界磁ヨーク1、2を固定子として用いる場
合、長ストロークの用途では、材料コストが少なくて済
み、安価な永久磁石形リニアモータを提供することがで
きる。 (2)本発明の第2の実施例は、界磁ヨークの背面の磁
路として機能しない部分を削除して、界磁ヨークの凸部
を台形状に形成したので、第1の実施と同様に、界磁ヨ
ークの磁束密度を均一化して、界磁ヨークの軽量化を図
り、安価で、高推力の永久磁石形リニアモータを提供す
ることができる。 (3)本発明の第3の実施例は、界磁ヨークの凸部の形
状を曲線形状に近似したため、第1、第2の実施例に比
べると、凸部の形状が複雑な形状となるが、界磁ヨーク
内の磁束密度をより最適に均一化し、軽量化することが
できる。 (4)本発明の第4の実施例は、界磁ヨーク上に第1凸
部、第2凸部からなる凸部の幅を交互に替えて形成した
ので、第1乃至第3の実施例に比べると、界磁ヨーク内
の磁束密度をより最適に均一化し、軽量化することがで
きる。 (5)本発明の第5の実施例は、界磁ヨーク上に交互に
形成される第1凸部、第2凸部の方形のコーナー部を台
形状にしたので、第2の実施例、第4の実施例に比べ、
磁束密度をより均一にすることができる。 (6)本発明の第6の実施例は、界磁ヨークの第1凸
部、第2凸部の形状を曲線形状に近似したので、第5の
実施例に比べると、各々の凸部の形状が複雑な形状とな
るが、界磁ヨーク内の磁束密度をより最適に均一化し、
軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す界磁部の斜視図で
ある。
【図2】第1の実施例における界磁ヨークと界磁極の作
る磁束分布を示す模式図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す界磁部の側面図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施例を示す界磁部の側面図で
ある。
【図5】本発明の第4の実施例の示す界磁部の側面図で
ある。
【図6】本発明の第5の実施例の示す界磁部の側面図で
ある。
【図7】本発明の第6の実施例の示す界磁部の側面図で
ある。
【図8】従来の永久磁石形リニアモータの概観を示した
斜視図である。
【図9】図8に示したリニアモータのX―X断面に沿う
断面図である。
【図10】従来の界磁ヨークと界磁極の作る磁束分布を
示す模式図である。
【符号の説明】
1:界磁ヨーク 11:凸部 12:凹部 13:第1凸部 14:第2凸部 15:第1凹部 16:第2凹部 3:界磁極 4:界磁部 5:電機子 51:電機子巻線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行させた強磁性体からなる界磁
    ヨークと前記界磁ヨーク上に交互に異極になるように直
    線状に配列してなる(2n+1)個(n:整数)の界磁
    極とより構成された界磁部と、前記界磁部と磁気的空隙
    を介して対向するように電機子巻線を配置した電機子を
    備え、前記界磁部と前記電機子の何れか一方を相対移動
    する可能子に、他方を固定子とする永久磁石形リニアモ
    ータにおいて、 前記界磁ヨークは、前記界磁極が配設される面と反対側
    の背面の進行方向に向かって、前記界磁極間の中心に一
    致するように凸部を形成していることを特徴とする永久
    磁石形リニアモータ。
  2. 【請求項2】前記界磁ヨークの凸部の断面形状が方形で
    あることを特徴とする請求項1記載の永久磁石形リニア
    モータ。
  3. 【請求項3】前記界磁ヨークの凸部の断面形状が台形で
    あることを特徴とする請求項1記載の永久磁石形リニア
    モータ。
  4. 【請求項4】前記凸部の中心における界磁極が配設され
    る面側を原点として、前記界磁ヨークの進行方向の位置
    をX、前記界磁ヨークの進行方向と直交する凸部方向の
    位置をY、前記凸部間の極ピッチをP、前記凸部の厚さ
    をH、前記凸部間に形成される凹部と前記凸部との厚み
    の差をD、前記界磁極の進行方向の幅をWとした時に。
    前記凸部と前記凹部の形状が 【数1】 で表されることを特徴とする請求項1記載の永久磁石形
    リニアモータ。
  5. 【請求項5】前記界磁ヨーク上の両端部に設けた凸部を
    第1凸部とし、前記第1凸部の内側に配置された凸部を
    第2凸部とした場合であって、前記第1凸部の幅を極ピ
    ッチPの1/2の幅とし、前記第2凸部の幅が界磁極の
    幅Wの1/2の幅としたときに、前記第1凸部と前記第
    2凸部との間の幅を、(2P+3W)/8としたことを
    特徴とする請求項1記載の永久磁石形リニアモータ。
  6. 【請求項6】 界磁ヨーク上に交互に形成される前記第
    1凸部、前記第2凸部の断面形状を台形状にしたことを
    特徴とする請求項5記載の永久磁石形リニアモータ。
  7. 【請求項7】 前記第1凸部、前記第2凸部各々の凸部
    の中心における界磁極が配設される面側を原点として、
    前記界磁ヨークの進行方向の位置をそれぞれX1、X
    2、前記界磁ヨークの進行方向と直交する凸部方向の位
    置をそれぞれY1、Y2、前記凸部間の極ピッチをP、
    前記凸部の厚さをH、前記凸部間に形成される凹部と前
    記凸部との厚みの差をD、前記界磁極の進行方向の幅を
    Wとした時に。前記凸部の形状がそれぞれ 【数2】 及び、 【数3】 で表されることを特徴とする請求項5記載の永久磁石形
    リニアモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008118746A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Mitsubishi Electric Corp 複合リニアモータ装置
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