JP2003153519A - プレーナ型電磁アクチュエータ - Google Patents

プレーナ型電磁アクチュエータ

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JP2003153519A
JP2003153519A JP2001345310A JP2001345310A JP2003153519A JP 2003153519 A JP2003153519 A JP 2003153519A JP 2001345310 A JP2001345310 A JP 2001345310A JP 2001345310 A JP2001345310 A JP 2001345310A JP 2003153519 A JP2003153519 A JP 2003153519A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気信号を用いることにより、磁界発生手段
に挟まれた半導体基板の可動部を自在に揺動し得るプレ
ーナ型電磁アクチュエータにおいて、上記可動部に設け
られた駆動コイルに与える磁界を確保し、装置全体の部
品点数を減らす。 【解決手段】 下部基部材11上に、駆動コイル4を備
えた可動部3が揺動可能に形成された半導体基板5と、
それを挟んで対向配置され上記駆動コイル4に磁界Hを
与える磁界発生手段6a,6bと、その周囲に配置され
た磁路形成手段7とを備えてなるプレーナ型電磁アクチ
ュエータにおいて、上記下部基部材11の表面に半導体
基板5を直接載置し、上記駆動コイル4を含む面に、上
記磁界発生手段6a,6bの中心面を一致又は接近させ
て配置した。これにより、上記駆動コイル4に与える磁
界Hを確保し、また装置全体の部品点数を減らして製造
工程の効率化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気信号を用いる
ことにより、磁界発生手段に挟まれた半導体基板の可動
部を自在に揺動し得るプレーナ型電磁アクチュエータに
関し、特に、上記半導体基板の可動部に設けられた駆動
コイルに与える磁界を確保すると共に、装置全体の部品
点数を減らして製造工程の効率化を図ることができるプ
レーナ型電磁アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造技術を利用して形成可
能な超小型のプレーナ型電磁アクチュエータに関する技
術の開発が進められている。従来のこの種のプレーナ型
電磁アクチュエータ1は、例えば図4に示すように、支
持部材2上に、駆動コイル4を備えた可動部3が揺動可
能に形成された半導体基板5と、この半導体基板5を挟
んで対向配置され上記駆動コイル4に磁界H(図5参
照)を与える磁界発生手段6a,6bと、この磁界発生
手段6a,6bの周囲に配置された磁路形成手段7とを
備えてなっていた。
【0003】そして、このようなプレーナ型電磁アクチ
ュエータ1は、上記半導体基板5の可動部3の周縁部に
設けられた駆動コイル4に電気信号が流れると、図5に
示す磁界発生手段6a,6bの間に発生する磁界Hによ
って上記駆動コイル4にローレンツ力が働くため、上記
駆動コイル4に流れる電流を一定時間ごとに交互に逆向
きに流すことにより、上記可動部3が矢印Cに示すよう
に揺動するようになっていた。
【0004】ここで、図5に示すように、左側の磁界発
生手段6aのN極から出て右側の磁界発生手段6bのS
極に入る磁力線は、該磁界発生手段6a,6bの中心面
8の付近では該中心面8に沿って形成され、また上記中
心面8から上下方向に離れるほど外側にふくらんで形成
されている。そのため、上記磁界発生手段6a,6bの
中心面8の付近が最も磁束密度が高く、磁界Hの強さが
最大となっている。したがって、上記半導体基板5は、
上記支持部材2の上方にて、半導体基板5の駆動コイル
4を含む面と、上記磁界発生手段6a,6bの中心面8
とが合致するように配置されていた。すなわち、上記支
持部材2の表面には、例えば図5に示すような台座部
9,9が設けられ、この台座部9,9上に半導体基板5
が載置されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のプレーナ型電磁アクチュエータ1においては、上記
支持部材2の表面に、上記半導体基板5の高さを調節す
るための台座部9を設けていたので、上記磁界発生手段
6a,6bによって上記半導体基板5の駆動コイル4に
対して効率的な磁界Hを与えるためには、上記台座部
9,9の高さ精度を向上し、さらに該台座部9,9上に
半導体基板5を載置するときの取り付け精度を高めなけ
ればならなかった。そのため、装置全体の製造工程に手
間がかかるという問題点があった。また、上記台座部9
自体は、上記半導体基板5の可動部3が揺動する動作に
直接寄与するものでなかった。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、上記半導体基板の可動部に設けられた駆動コイル
に与える磁界を確保すると共に、装置全体の部品点数を
減らして製造工程の効率化を図ることができるプレーナ
型電磁アクチュエータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータは、支
持部材上に、駆動コイルを備えた可動部が揺動可能に形
成された半導体基板と、この半導体基板を挟んで対向配
置され上記駆動コイルに磁界を与える磁界発生手段と、
この磁界発生手段の周囲に配置された磁路形成手段とを
備えてなるプレーナ型電磁アクチュエータにおいて、上
記支持部材の表面に上記半導体基板を直接載置し、この
半導体基板の駆動コイルを含む面に、上記磁界発生手段
の中心面を一致又は接近させるように該磁界発生手段を
配置したものである。
【0008】このような構成により、上記支持部材の表
面に半導体基板を直接載置し、この半導体基板の駆動コ
イルを含む面に、上記磁界発生手段の中心面を一致又は
接近させるように該磁界発生手段を配置したことによっ
て、上記半導体基板の可動部に設けられた駆動コイルに
与える磁界が確保され、また上記半導体基板を載置する
ための特別な部材が省略化される。
【0009】また、上記磁界発生手段は、上記支持部材
の磁界発生手段に対応する位置にあけられた貫通孔に一
部を挿入して保持されている。これにより、上記支持部
材にあけられた貫通孔によって、上記磁界発生手段の一
部が挿入され所定の高さに保持される。
【0010】また、上記磁路形成手段は、上記支持部材
の磁路形成手段に対応する位置にあけられた貫通孔に一
部を挿入して保持されている。これにより、上記支持部
材にあけられた貫通孔によって、上記磁路形成手段の一
部が挿入され所定の高さに保持される。
【0011】さらに、上記支持部材は、非磁性材料から
なるものである。これにより、上記非磁性材料からなる
支持部材が上記磁界発生手段と磁気結合せず、磁路を形
成しないようにする。
【0012】また、上記支持部材は、その表面に直接載
置される半導体基板の可動部に相当する位置に、該可動
部の大きさよりも広い面積の凹部を備えてもよい。これ
により、上記可動部の大きさよりも広い面積の凹部によ
って、上記半導体基板の可動部が揺動する空間が確保さ
れる。
【0013】さらにまた、上記支持部材は、その表面に
直接載置される半導体基板の可動部に相当する位置に、
該可動部の大きさよりも広い開口部を備えてもよい。こ
れにより、上記可動部の大きさよりも広い開口部によっ
て、上記半導体基板の可動部が揺動する空間が確保され
る。
【0014】そして、上記磁路形成手段は、上記支持部
材の表面側にて磁界発生手段の周りを取り囲む部材と、
該支持部材の裏面側にて磁界発生手段の周りを取り囲む
部材とからなるものでもよい。これにより、上記支持部
材の表面側の磁路形成手段及び裏面側の磁路形成手段に
よって、上記磁界発生手段の周りが取り囲まれて固定さ
れ、磁界が周囲に漏れるのが低減される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるプ
レーナ型電磁アクチュエータの実施形態を示す斜視図で
ある。このプレーナ型電磁アクチュエータ10は、半導
体製造技術を利用して形成された可動部3を電気信号を
用いて自在に揺動制御する装置で、支持部材11上に、
半導体基板5と、磁界発生手段6a,6bと、磁路形成
手段7とを備えてなる。
【0016】上記支持部材11は、上記プレーナ型電磁
アクチュエータ10の基礎となる部材で、後述の磁路形
成手段7の外形よりも大きく形成されている。上記支持
部材11上には、半導体基板5が配置されている。この
半導体基板5は、半導体製造技術を利用して可動部3を
形成するもので、シリコン層を含んでなる。ここで、上
記半導体基板5は、一軸方向に揺動可能な可動部3が形
成されたものとして説明する。
【0017】すなわち、上記半導体基板5には、平板状
の可動部3と、該可動部3を揺動可能に軸支するトーシ
ョンバー12,12とが、例えば異方エッチング法によ
り一体的に形成されている。ここで、上記可動部3及び
トーションバー12は、上記半導体基板5自体の厚さに
比べて薄く形成されており、上記支持部材11上に設置
される半導体基板5の可動部3が所定の角度だけ回転で
きるようになっている。そして、上記可動部3の周縁部
には、図1に示すように、駆動コイル4が設けられてい
る。なお、上記駆動コイル4は、例えば電鋳コイル法を
施して形成することができる。
【0018】また、図1に示すように、上記半導体基板
5の例えば左右両端には、該半導体基板5を挟んで一対
の磁界発生手段6a,6bが対向配置されている。この
磁界発生手段6a,6bは、上記半導体基板5の可動部
3に設けられた駆動コイル4に磁界Hを与えるもので、
例えば永久磁石から成り、例えば左側の磁界発生手段6
aのN極と右側の磁界発生手段6bのS極とを互いに対
向させて配置されている。
【0019】また、図1に示すように、上記磁界発生手
段6a,6bの周囲には、磁路形成手段7が配置されて
いる。この磁路形成手段7は、上記磁界発生手段6a,
6b間に発生する磁界が周囲に漏れるのを低減するもの
で、枠状の形状を有し、例えば鉄などの磁性材料からな
る。
【0020】ここで、本発明においては、図2に示すよ
うに、上記支持部材11の表面の略中央部には、上記半
導体基板5が直接載置されており、この半導体基板5の
駆動コイル4を含む面に、上記磁界発生手段6a,6b
の中心面8を一致又は接近させるように該磁界発生手段
6a,6bが配置されている。このとき、上記支持部材
11には、上記磁界発生手段6a,6bに対応する位置
に、図2に示すように、該磁界発生手段6a,6bが貫
通する大きさの一対の貫通孔13,13があけられてい
る。そして、上記磁界発生手段6a,6bは、その一部
を上記貫通孔13,13に挿入して保持され、その中心
面8に上記半導体基板5の駆動コイル4を含む面が一致
又は接近するように配置されている。これにより、上述
の支持部材11の表面に直接載置された半導体基板5の
駆動コイル4に対して、上記磁界発生手段6a,6bに
よって最大又はそれに近似する強さの磁界Hを与えるこ
とができ、上記プレーナ型電磁アクチュエータ10を効
率的に作動することができる。また、上記支持部材11
の表面に半導体基板5が直接配置されているので、従来
のように半導体基板5の高さを調節するための台座部9
(図5参照)を設けなくてもよく、装置全体の部品点数
を減らして製造工程の効率化を図ることができる。
【0021】さらに、上記支持部材11上の磁路形成手
段7に対応する位置には、図2に示すように、磁路形成
手段7が貫通する大きさの貫通孔14があけられてい
る。そして、上記磁路形成手段7は、その一部を上記貫
通孔14に挿入して保持され、上記磁界発生手段6a,
6bと同様に、その中心面8が上記支持部材11の表面
付近に形成されるように配置されている。これにより、
上記磁路形成手段7によって、上記左側の磁界発生手段
6aのS極から出た磁力線(図示省略)が右側の磁界発
生手段6bのN極に入る経路が形成され、上記磁界発生
手段6a,6bの間に発生する磁界Hが周囲に漏れるの
を低減することができ、該磁界Hの強さを向上すること
ができる。したがって、上記磁界発生手段6a,6b
が、上記半導体基板5の可動部3に設けられた駆動コイ
ル4に与える磁界Hの強さをより向上することができ
る。
【0022】そして、上記支持部材11は、非磁性材料
からなる。これにより、上記非磁性材料からなる支持部
材が上記磁界発生手段と磁気結合せず、磁路を形成しな
いようにすることができる。したがって、図2に示す半
導体基板5の駆動コイル4に与える磁界Hの強さが影響
を受けないようにできる。
【0023】また、図示省略したが、上記支持部材11
には、その表面に直接載置される半導体基板5の可動部
3に相当する位置に、該可動部3の大きさよりも広い面
積の凹部を備えてもよい。これにより、上記可動部3の
大きさよりも広い面積の凹部によって、上記半導体基板
5の可動部3が揺動する空間を確保することができる。
したがって、例えば上記半導体基板5の可動部3が大き
く揺動しても、その動作が上記支持部材11によって妨
げられない。
【0024】図3は本発明によるプレーナ型電磁アクチ
ュエータの第2の実施形態を示す図1のA−A線断面図
である。この実施形態によるプレーナ型電磁アクチュエ
ータ10の支持部材15においては、該支持部材15に
直接載置された半導体基板5の可動部3に相当する位置
に、該可動部3の大きさよりも広い開口部16が設けら
れている。これにより、上記開口部16によって、上記
半導体基板5の可動部3が揺動する空間を確保すること
ができる。この場合は、例えば上記半導体基板5の可動
部3が、図3に示す矢印Dのように大きく揺動しても、
その動作が上記支持部材15によって妨げられない。ま
た、例えば図3に示すように、上記可動部3の下面に全
反射ミラー17を形成し、該全反射ミラー17にレーザ
ー光18を照射することにより、上記プレーナ型電磁ア
クチュエータ10をガルバノミラーとして適用すること
ができる。
【0025】また、図3に示す支持部材15は、図2に
示す支持部材11に設けられた貫通孔14を設けずに、
上記支持部材15の上面側及び下面側にそれぞれ磁路形
成手段7a,7bを備えるようにしてもよい。この場
合、上記磁路形成手段7a,7bは、上記支持部材15
の表面及び裏面にて上記磁界発生手段6a,6bの周り
を取り囲む複数個の部材、例えば、上記支持部材15の
表面にて上記磁界発生手段6a,6bの周りを取り囲む
枠状の磁性材料7aと、上記支持部材15の裏面にて上
記磁界発生手段6a,6bの周りを取り囲む枠状の磁性
材料7bとから構成される。これにより、上記上下2個
の磁路形成手段7a,7bによって、上記磁界発生手段
6a,6bが取り囲まれて固定され、磁界Hが周囲に漏
れるのを低減することができる。この場合は、上記半導
体基板5の駆動コイル4に与える磁界Hの強さを向上す
ることができる。
【0026】なお、上述の説明において、上記半導体基
板5は、一軸方向に揺動可能な可動部3が形成されたも
のとして説明したが、これに限られず、例えば直交する
二軸方向に揺動可能な可動部が形成されたもの(図示省
略)でもよい。また、上記磁界発生手段6a,6bは、
図1に示すように、上記半導体基板5を挟んで対向配置
されたものとして説明したが、上記半導体基板5の構成
にあわせて配置すればよい。例えば、半導体基板に形成
された直交する二軸方向に揺動可能な可動部の一の対角
線方向にて、上記磁界発生手段6a,6bを対向配置し
てもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
請求項1に係る発明によれば、支持部材の表面に、可動
部が揺動可能に形成された半導体基板を直接載置し、こ
の半導体基板の可動部に設けられた駆動コイルを含む面
に、上記半導体基板を挟んで対向配置された磁界発生手
段の中心面を一致又は接近させるように該磁界発生手段
を配置したことによって、上記駆動コイルに与える磁界
を確保することができると共に、上記半導体基板を載置
するための特別な部材を省略化することができる。した
がって、上記プレーナ型電磁アクチュエータを効率的に
作動することができ、また装置全体の部品点数を減らし
て製造工程の効率化を図ることができる。
【0028】また、請求項2に係る発明によれば、上記
磁界発生手段は、上記支持部材の磁界発生手段に対応す
る位置にあけられた貫通孔に一部を挿入して保持されて
いることにより、上記支持部材にあけられた貫通孔によ
って、上記磁界発生手段の一部が挿入され所定の高さに
保持することができる。したがって、上記支持部材の表
面に直接載置された半導体基板の可動部に設けられた駆
動コイルに与える磁界を確保することができるため、上
記プレーナ型電磁アクチュエータを効率的に作動するこ
とができる。
【0029】さらに、請求項3に係る発明によれば、上
記磁路形成手段は、上記支持部材の磁路形成手段に対応
する位置にあけられた貫通孔に一部を挿入して保持され
ていることにより、上記支持部材にあけられた貫通孔に
よって、上記磁路形成手段の一部が挿入され所定の高さ
に保持することができる。したがって、上記磁界発生手
段の周囲に磁界が漏れるのを低減することができ、上記
磁界発生手段の間に発生する磁界の強さを向上すること
ができる。
【0030】そして、請求項4に係る発明によれば、上
記支持部材11は、非磁性材料からなるものであること
により、上記非磁性材料からなる支持部材が上記磁界発
生手段と磁気結合せず、磁路を形成しないようにするこ
とができる。したがって、半導体基板の駆動コイルに与
える磁界の強さが影響を受けないようにできる。
【0031】さらにまた、請求項5に係る発明によれ
ば、上記支持部材は、その表面に直接載置される半導体
基板の可動部に相当する位置に、該可動部の大きさより
も広い面積の凹部を備えたことにより、上記可動部の大
きさよりも広い面積の凹部によって、上記半導体基板の
可動部が揺動する空間を確保することができる。したが
って、上記半導体基板の可動部が大きく揺動しても、そ
の動作が上記支持部材によって妨げられない。
【0032】さらにまた、請求項6に係る発明によれ
ば、上記支持部材は、その表面に直接載置される半導体
基板の可動部に相当する位置に、該可動部の大きさより
も広い開口部を備えたことにより、上記可動部の大きさ
よりも広い開口部によって、上記半導体基板の可動部が
揺動する空間を確保することができる。したがって、上
記可動部が大きく揺動しても、その動作が上記支持部材
によって妨げられない。
【0033】そして、請求項7に係る発明によれば、上
記磁路形成手段は、上記支持部材の表面側にて磁界発生
手段の周りを取り囲む部材と、該支持部材の裏面側にて
磁界発生手段の周りを取り囲む部材とからなるものであ
ることにより、上記支持部材の表面及び裏面に設けられ
る磁路形成手段によって、上記磁界発生手段の周りを取
り囲んで固定することができ、磁界が周囲に漏れるのを
低減することができる。したがって、上記磁界発生手段
の間に発生する磁界の強さを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータ
の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 上記プレーナ型電磁アクチュエータの動作を
説明するA−A線断面図図である。
【図3】 上記プレーナ型電磁アクチュエータの第2の
実施形態を示すA−A線断面図図である。
【図4】 従来のプレーナ型電磁アクチュエータを説明
する斜視図である。
【図5】 上記プレーナ型電磁アクチュエータの動作を
説明するB−B線断面図である。
【符号の説明】
3…可動部 4…駆動コイル 5…半導体基板 6a,6b…磁界発生手段 7…磁路形成手段 10…プレーナ型電磁アクチュエータ 11,15…支持部材 13,14…貫通孔 16…開口部 H…磁界

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持部材上に、駆動コイルを備えた可動部
    が揺動可能に形成された半導体基板と、この半導体基板
    を挟んで対向配置され上記駆動コイルに磁界を与える磁
    界発生手段と、この磁界発生手段の周囲に配置された磁
    路形成手段とを備えてなるプレーナ型電磁アクチュエー
    タにおいて、 上記支持部材の表面に上記半導体基板を直接載置し、こ
    の半導体基板の駆動コイルを含む面に、上記磁界発生手
    段の中心面を一致又は接近させるように該磁界発生手段
    を配置したことを特徴とするプレーナ型電磁アクチュエ
    ータ。
  2. 【請求項2】上記磁界発生手段は、上記支持部材の磁界
    発生手段に対応する位置にあけられた貫通孔に一部を挿
    入して保持されたことを特徴とする請求項1記載のプレ
    ーナ型電磁アクチュエータ。
  3. 【請求項3】上記磁路形成手段は、上記支持部材の磁路
    形成手段に対応する位置にあけられた貫通孔に一部を挿
    入して保持されたことを特徴とする請求項1記載のプレ
    ーナ型電磁アクチュエータ。
  4. 【請求項4】上記支持部材は、非磁性材料から成ること
    を特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載のプレ
    ーナ型電磁アクチュエータ。
  5. 【請求項5】上記支持部材は、その表面に直接載置され
    る半導体基板の可動部に相当する位置に、該可動部の大
    きさよりも広い面積の凹部を備えたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載のプレーナ型電磁アク
    チュエータ。
  6. 【請求項6】上記支持部材は、その表面に直接載置され
    る半導体基板の可動部に相当する位置に、該可動部の大
    きさよりも広い開口部を備えたことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項に記載のプレーナ型電磁アクチュ
    エータ。
  7. 【請求項7】上記磁路形成手段は、上記支持部材の表面
    側にて磁界発生手段の周りを取り囲む部材と、該支持部
    材の裏面側にて磁界発生手段の周りを取り囲む部材とか
    らなることを特徴とする請求項1記載のプレーナ型電磁
    アクチュエータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4968760B1 (ja) * 2011-11-01 2012-07-04 パイオニア株式会社 アクチュエータ

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