JP2003153400A - 音場補正装置 - Google Patents

音場補正装置

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JP2003153400A
JP2003153400A JP2001347671A JP2001347671A JP2003153400A JP 2003153400 A JP2003153400 A JP 2003153400A JP 2001347671 A JP2001347671 A JP 2001347671A JP 2001347671 A JP2001347671 A JP 2001347671A JP 2003153400 A JP2003153400 A JP 2003153400A
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field adjustment
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Application number
JP2001347671A
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English (en)
Inventor
Hideaki Oda
英昭 小田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載用オーディオ機器を異なる車種の車に搭
載する場合に、それぞれの車種に応じた最適な音場補正
をコストの増加を招くことなく容易に実現する音場補正
装置を得ることである。 【解決手段】 車のメーカ名、車種、グレードに応じた
スピーカ位置や聴取位置をユーザが選択すると、前記選
択したスピーカ位置や聴取位置に対応した、CD−RO
Mから読み出した音場調整用データにより、マイクロコ
ンピュータ10がフロントスピーカやリアスピーカの出
力個々の補正値を計算し、前記補正値をDSP2へ送信
する。DSP2では、前記フロントスピーカや前記リア
スピーカの出力個々の音量や周波数帯域成分の調整を前
記補正値により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車載用のオーデ
ィオ機器による車室内の音場特性を補正するに好適な音
場補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車載用のオーディオ機器に用いられてい
る従来の音場補正装置では、ユーザが自分の座席、特に
運転席や助手席から操作部を操作し、それぞれのスピー
カ出力に対し音量レベルや周波数帯域成分の調整を行な
っている。このような従来の音場補正装置としては特開
平8−163688号公報に開示された車載用音場補正
装置がある。図10はこの車載用音場補正装置の構成を
示すブロック図であり、図において、101はオーディ
オ信号をディジタル信号へ変換するA/Dコンバータ、
102はディジタルシグナルプロセッサ(以下、DSP
という)、103はDSP102によりディジタル信号
処理されたフロントスピーカ出力をアナログ信号へ変換
するD/Aコンバータ、105はD/Aコンバータ10
3によりアナログ信号へ変換されたフロントスピーカ出
力を増幅するアンプである。104はDSP102によ
りディジタル信号処理されたリアスピーカ出力をアナロ
グ信号へ変換するD/Aコンバータ、106はD/Aコ
ンバータ104によりアナログ信号へ変換されたリアス
ピーカ出力を増幅するアンプである。120はマイクロ
コンピュータ、121はメモリ、122はフロントスピ
ーカ選択スイッチ、123はリアスピーカ選択スイッチ
である。
【0003】次に動作について説明する。この車載用音
場補正装置では、車種別に座席室内空間の容積、形状な
どに応じた補正値をメモリ121へ記憶しておき、フロ
ントスピーカ選択スイッチ122やリアスピーカ選択ス
イッチ123などを運転席や助手席において操作するこ
とで、前記メモリ121に記憶した補正値を利用し、前
記DSP102を介してフロントスピーカ出力、リアス
ピーカ出力に対しそれぞれ音量レベルや帯域成分の調整
を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の音場補正装置は
以上のように構成されているので、ユーザが運転席位置
や助手席位置においてフロントスピーカ出力、リアスピ
ーカ出力に対し音量レベルや帯域成分の調整を行うこと
から、車室内の所望の座席位置において最適な特性に音
楽ソースの音場調整が行われたかどうかを把握するのが
容易でないという課題があった。また、オーディオ機器
を搭載する車種が新しくなると、その車種に応じた音場
補正値をメモリへ新たに書き込む必要が生じ、マイクロ
コンピュータ自体を交換しなければならない場合には、
マイクロコンピュータ120やDSP102を搭載した
制御ボード全体の交換となるためコストの増加が否めな
いという課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、車載用オーディオ機器を異な
る車種の車に搭載する場合に、それぞれの車種に応じた
最適な音場補正をコストの増加を招くことなく容易に実
現する音場補正装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る音場補正
装置は、ディスク形態の媒体に車の属性情報に対応して
書き込まれている音場調整用データを読み出し記憶手段
へ保存する音場調整用データ取得手段と、車載用オーデ
ィオ機器が搭載された車の属性情報についての選択を促
す車属性情報入力手段と、車属性情報入力手段を介して
選択された属性情報をもとに記憶手段から読み出した対
応する音場調整用データにより、車載用オーディオ機器
のスピーカ個々の出力を補正する補正手段とを備えるよ
うにしたものである。
【0007】この発明に係る音場補正装置は、ネットワ
ークを経由して車の属性情報に対応した音場調整用デー
タを記憶手段へダウンロードする音場調整用データ取得
手段と、車載用オーディオ機器が搭載された車の属性情
報についての選択を促す車属性情報入力手段と、車属性
情報入力手段を介して選択された属性情報をもとに記憶
手段から読み出した対応する音場調整用データにより、
車載用オーディオ機器のスピーカ個々の出力を補正する
補正手段とを備えるようにしたものである。
【0008】この発明に係る音場補正装置は、車の属性
情報が、車種、車室内のスピーカ配置位置、車室内の音
楽ソースの聴取位置を含むようにしたものである。
【0009】この発明に係る音場補正装置は、車載用オ
ーディオ機器を搭載した車の車体CPUからその車の属
性情報に対応した音場調整用データを受信し記憶手段へ
記憶する音場調整用データ取得手段と、車体CPUから
受信した車の属性情報をもとに、音楽ソースの聴取位置
についての選択を促す車属性情報入力手段と、車属性情
報入力手段を介して選択された聴取位置をもとに記憶手
段から読み出した対応する音場調整用データにより、車
載用オーディオ機器のスピーカ個々の出力を補正する補
正手段とを備えるようにしたものである。
【0010】この発明に係る音場補正装置は、車載用オ
ーディオ機器を搭載した車の車体CPUからその車の属
性情報に対応した音場調整用データを受信し記憶手段へ
記憶する第1の音場調整用データ取得手段と、ディスク
形態の媒体に車の属性情報に対応して書き込まれている
音場調整用データを読み出し記憶手段へ保存する第2の
音場調整用データ取得手段と、車体CPUから取得した
車の属性情報をもとに音楽ソースの聴取位置についての
選択を促すか、またはディスク形態の媒体から取得した
車の属性情報についての選択を促す車属性情報入力手段
と、車属性情報入力手段を介して選択された聴取位置ま
たは属性情報をもとに記憶手段から読み出した対応する
音場調整用データにより、車載用オーディオ機器のスピ
ーカ個々の出力を補正する補正手段とを備えるようにし
たものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
音場補正装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、1はオーディオ信号をディジタル信号へ変換するA
/Dコンバータ、2はディジタルシグナルプロセッサ
(補正手段であり、以下、DSPという)、3はDSP
2によりディジタル信号処理されたフロントスピーカ出
力をアナログ信号へ変換するD/Aコンバータ、5はD
/Aコンバータ3によりアナログ信号へ変換されたフロ
ントスピーカ出力を増幅するアンプである。4はDSP
2によりディジタル信号処理されたリアスピーカ出力を
アナログ信号へ変換するD/Aコンバータ、6はD/A
コンバータ4によりアナログ信号へ変換されたリアスピ
ーカ出力を増幅するアンプである。10はマイクロコン
ピュータ(補正手段,音場調整用データ取得手段,車属
性情報入力手段)、11はメモリ(記憶手段)、12は
各種表示を行う表示部、13は表示部12上に配置され
たタッチパネルを含む各種操作キーを備えた操作部(車
属性情報入力手段)である。
【0012】14は挿入されたCD−ROMからメー
カ、車種、グレードごとのスピーカ位置や聴取位置に対
応した音場調整用データを含む各種情報を読み出すCD
ドライブ装置(音場調整用データ取得手段,第2の音場
調整用データ取得手段)、15は前記CD−ROMから
読み出された前記音場調整用データを含む各種情報をデ
コードするCD−ROMデコーダ(音場調整用データ取
得手段,第2の音場調整用データ取得手段)である。
【0013】図2は、この発明の実施の形態1による音
場補正装置の動作を示すフローチャートであり、以下、
このフローチャートに従って動作を説明する。先ず、C
D−ROMがCDドライブ装置14に挿入されると、そ
のCD−ROMから車のメーカ、車種、グレードごとの
スピーカ位置や聴取位置などに対応した音場調整用デー
タを含む各種情報を読み取り、メモリ11へ格納する
(ステップST1)。続いて音場調整用画面Aを出力す
る(ステップST2)。図3は、この音場調整用画面A
を示す画面図であり、車メーカ、車種、グレードについ
ての選択画面が出力される。図3において、21は車メ
ーカを選択するため複数のメーカ名が出力されたメーカ
選択用表示部、22は各車メーカごとに販売している車
種を表示した車種選択用表示部、23は選択された前記
車メーカで製造している前記車種について、そのグレー
ドを選択するためのグレード選択用表示部である。この
グレード選択用表示部23には車種ごとのグレード、例
えば車メーカ「三菱」の車種「セダン」について価格的
なグレードが3段階に分類されている場合、低価格帯の
グレード、中価格帯のグレード、高価格帯のグレードな
どというように3段階に分類されたグレード表示が行わ
れる。
【0014】ユーザは、図3に示した音場調整用画面A
に対し、このオーディオ機器が搭載されている車のメー
カ名についてメーカ選択用表示部21により選択を行う
(ステップST3)。なお、このメーカ名の選択を含
め、ユーザによる選択はタッチパネル形式で行えるよう
になっている。次にユーザは、前記音場調整用画面Aに
対し、このオーディオ機器が搭載されている車の車種に
ついて車種選択用表示部22により選択を行う(ステッ
プST4)。続いて、前記音場調整用画面Aに対しこの
オーディオ機器が搭載されている車のグレードについて
グレード選択用表示部23から選択を行う(ステップS
T5)。
【0015】このようにして音場調整用画面Aに対しメ
ーカ名、車種、グレードがユーザにより選択されると、
次に音場調整用画面Bを表示する(ステップST6)。
図4は音場調整用画面Bを示す画面図であり、この音場
調整用画面Bには、前記音場調整用画面Aに対する前記
ステップST3からステップST5の処理で選択された
メーカ名、車種、グレードの車室内のスピーカ位置また
は聴取位置の入力について選択するための表示部31,
32が出力される。ユーザは、スピーカ位置について入
力を行う場合には表示部31を選択し、また聴取位置に
ついて入力を行う場合には表示部32を選択する。ユー
ザが表示部31または表示部32を選択すると、前記ス
テップST3、ステップST4、ステップST5で選択
されたメーカ名、車種、グレードに対応した音場調整用
データの有無を判定し(ステップST7)、この音場調
整用データが前記ステップST1で読み込んだ音場調整
用データに含まれていなければこの音場補正処理を終了
する。一方、前記音場調整用データが前記ステップST
1で読み込んだ音場調整用データに含まれていれば音場
調整用画面Cを出力する(ステップST8)。図5は音
場調整用画面Cを示す画面図であり、SP1およびSP
2は前記音場調整用画面Aから選択されたメーカ名、車
種、グレードの車室内に配置されているフロントスピー
カ、SP3およびSP4はリアスピーカを示す。また、
SE1は運転座席、SE2は助手席、SE3は後部座席
を示す。
【0016】ユーザは、図5に示す音場調整用画面Cに
対し先ずスピーカ位置の選択を行う(ステップST
9)。このスピーカ位置の選択は、例えば図5に示すフ
ロントスピーカSP1,SP2やリアスピーカSP3,
SP4を全て選択してもよいし、運転座席SE1側のフ
ロントスピーカSP1については運転に邪魔にならない
ように音量が抑制されるように、フロントスピーカSP
1を除くフロントスピーカSP2、リアスピーカSP
3,SP4を選択することも出来る。このスピーカ位置
の選択では、フロントスピーカSP1,SP2やリアス
ピーカSP3,SP4の表示位置をタッチすることで行
う。このようにしてスピーカ位置が選択されると、その
スピーカ位置に対応した音場調整用データを前記メモリ
11に格納されている音場調整用データから選択し、例
えば所定のレジスタへ記憶する(ステップST10)。
【0017】次に、ユーザは、図5に示す音場調整用画
面Cに対し音楽ソースの聴取位置、すなわちこのオーデ
ィオ機器による音楽ソースをどの座席位置で聴取するか
の選択を行う(ステップST11)。この聴取位置の選
択は、音場調整用画面Cに表示された運転座席SE1、
助手席SE2、後部座席SE3をタッチすることで行
う。このようにして聴取位置が選択されると、その選択
された聴取位置に対応した音場調整用データを前記メモ
リ11に格納されている音場調整用データから選択し、
例えば所定のレジスタへ記憶する(ステップST1
2)。このようにしてスピーカ位置と聴取位置の選択が
ユーザにより行われると、そのスピーカ位置と聴取位置
に対応した音場調整用データをもとに前記スピーカの出
力個々の音場補正値を計算し(ステップST13)、前
記計算した音場補正値をDSP2へ送信する(ステップ
ST14)。
【0018】DSP2では、前記送信された音場補正値
をもとに、個々のスピーカへ出力するオーディオ信号に
ついて高速ディジタル信号処理を施し、スピーカにより
生成される音場が前記選択された座席位置において最良
になるように、前記個々のスピーカへ出力するオーディ
オ信号のレベルや周波数帯域成分を補正する。
【0019】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、車のメーカ名、車種、グレードに応じたスピーカ位
置や聴取位置をユーザが選択すると、前記選択したスピ
ーカ位置や聴取位置に対応して、CD−ROMから読み
出した音場調整用データにより、フロントスピーカやリ
アスピーカの出力個々の補正値をマイクロコンピュータ
10が計算し、前記補正値をDSP2へ送信する。前記
DSP2では、前記フロントスピーカや前記リアスピー
カの出力個々の音量や周波数帯域成分の調整を前記補正
値により行う。このように、メモリの交換やコンピュー
タボードの交換などハードウェアの変更を伴うことな
く、ソフトウェア処理により音場調整が可能であること
から、車の車種の変更や異なる車種に対しオーディオ機
器を搭載しても、コストの増加を招くことなく最適な音
場調整を容易に実現できる音場補正装置が得られる効果
がある。
【0020】実施の形態2.図6は、この発明の実施の
形態2による音場補正装置の構成を示すブロック図であ
る。図6において図1と同一または相当の部分について
は同一の符号を付し重複説明を省略する。図において、
41は例えばインターネット(ネットワーク)、42は
携帯電話機(音場調整用データ取得手段)であり、この
実施の形態2ではインターネット41と携帯電話機42
を介し、車のメーカ名、車種、グレードごとの車室内の
スピーカ位置や聴取位置などに対応した音場調整用デー
タをマイクロコンピュータ10のメモリ11へダウンロ
ードする。43は携帯電話機42の表示部、44は携帯
電話機42の操作部である。45は携帯電話機42とマ
イクロコンピュータ10との間で各種データを送受信す
るためのインタフェース(音場調整用データ取得手段)
である。
【0021】図7は、この発明の実施の形態2による音
場補正装置の動作を示すフローチャートであり、以下、
このフローチャートに従って動作を説明する。なお、前
記実施の形態1の音場補正装置の動作を示す図2のフロ
ーチャートと同一または相当のステップについては同一
の符号を付し重複説明を省略する。この実施の形態2の
音場補正装置では、前記実施の形態1の音場補正装置が
音場調整用データをCD−ROMからダウンロードして
いたのに対し、インターネット41から携帯電話機42
を介して音場調整用データをマイクロコンピュータ10
のメモリ11へダウンロードする(ステップST2
1)。
【0022】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、インターネット41から携帯電話機42を介してメ
モリ11へダウンロードした音場調整用データを利用
し、メーカ名、車種、グレードに応じたスピーカ位置や
聴取位置をユーザが選択すると、前記選択したスピーカ
位置や聴取位置に対応した音場調整用データによりフロ
ントスピーカやリアスピーカの出力個々の補正値をマイ
クロコンピュータ10が計算し、前記補正値をDSP2
へ送信する。前記DSP2では、前記フロントスピーカ
や前記リアスピーカの出力個々の音量や周波数帯域成分
の調整を前記補正値により行う。このように、オーディ
オ機器を搭載する車の車種の変更や異なる車種の車にオ
ーディオ機器を搭載する場合において、メモリの交換や
コンピュータボードの交換などハードウェアの変更を伴
うことなく、ソフトウェア処理により音場調整が可能で
あり、コストの増加を招くことなく最適な音場調整を容
易に実現できる音場補正装置が得られる効果がある。
【0023】実施の形態3.図8は、この発明の実施の
形態3による音場補正装置の構成を示すブロック図であ
る。図8において図1と同一または相当の部分について
は同一の符号を付し重複説明を省略する。図において、
51はこのオーディオ機器を搭載する車の各部の制御を
行う車体CPU、52は前記車体CPU51とマイクロ
コンピュータ(第1の音場調整用データ取得手段,第2
の音場調整用データ取得手段)10との間で車のメーカ
名、車種、グレードごとのスピーカ位置や聴取位置など
に対応した音場調整用データを含む各種データを送受す
るためのインタフェース(第1の音場調整用データ取得
手段)である。なお、図8においてCDドライブ装置1
4とCD−ROMデコーダ15は第2の音場調整用デー
タ取得手段に対応する。
【0024】図9は、この発明の実施の形態3による音
場補正装置におけるマイクロコンピュータ10の動作を
示すフローチャートであり、以下、このフローチャート
に従って動作を説明する。なお、前記実施の形態1の音
場補正装置の動作を示す図2のフローチャートと同一ま
たは相当のステップについては同一の符号を付し重複説
明を省略する。前記実施の形態1の音場補正装置がメー
カ名、車種、グレードごとのスピーカ位置や聴取位置な
どに対応した音場調整用データをCD−ROMからダウ
ンロードし、メーカ名、車種、グレードなどについては
ユーザが選択していたのに対し、この実施の形態3の音
場補正装置では、音場調整用データをCD−ROMから
ダウンロードし、メーカ名、車種、グレードなどについ
て前記実施の形態1のようにユーザが選択することも可
能であるが、車に車体CPU51が搭載されているとき
には、その車体固有の音場調整用データを車体CPU5
1からダウンロードし、さらに前記車体CPU51にあ
らかじめ設定されているその車体固有の車種情報を利用
できる。
【0025】すなわち、この実施の形態3の音場補正装
置では、車体CPU51が搭載されているか否かを判定
する(ステップST31)。この車体CPU51が搭載
されているか否かの判定は、車体CPU51から出力さ
れる特定の信号を検出するか、あるいはまた車体CPU
51が搭載されていることを示す特定のスイッチの状態
を判定することで実現できる。この結果、車体CPU5
1が搭載されているならば、車体CPU51にあらかじ
め設定されているその車体固有の車種情報、スピーカ位
置や聴取位置に対応した音場調整用データを車体CPU
51から受信してメモリ11へ保存し(ステップST3
2,第1の音場調整用データ取得手段)、この車種情報
をもとに、聴取位置を選択するための音場調整用画面D
を出力し(ステップST33)、ユーザに聴取位置を選
択させる。この場合、メーカ名、車種、グレードなどを
選択する操作は不要である。
【0026】図5はこの発明の実施の形態3による音場
調整用画面Cを示す画面図であり、この実施の形態3で
は音場調整用画面Cに対し音楽ソースの聴取位置、すな
わち運転座席SE1、助手席SE2、後部座席SE3な
どの座席位置をユーザがタッチ操作で選択する(ステッ
プST11)。そして、前記聴取位置が選択されると、
その聴取位置に対応する音場調整用データを、メモリ1
1から読み出し(ステップST12)、この音場調整用
データを用いてステップST13の処理を実行し、さら
にステップST14へ進む。なお、車体CPU51を搭
載していないときには、ステップST31からステップ
ST1(第2の音場調整用データ取得手段)以降の処理
へ進み、前記実施の形態1で説明した動作となる。
【0027】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、車体CPU51との間で通信を行うことで受信した
その車体固有の車種情報を利用し前記図5に示した音場
調整用画面Cを出力し、ユーザはこの音場調整用画面C
から聴取位置を選択する。そして、聴取位置が選択され
ると、その聴取位置に対応した、前記車体CPU51か
ら受信した音場調整用データにより、フロントスピーカ
やリアスピーカの出力個々の補正値を計算し、前記補正
値をDSP2へ送信する。前記DSP2では、前記フロ
ントスピーカや前記リアスピーカの出力個々の音量や周
波数帯域成分の調整を前記補正値により行う。このよう
に、車体CPU51を搭載しているときには、ユーザに
よる選択操作は音場調整用画面Cに対する聴取位置の選
択操作だけになり、ユーザが行う選択操作に伴う負担が
軽減できる音場補正装置が得られる効果がある。
【0028】なお、以上の説明では、車体CPU51を
搭載しているときには、スピーカ位置の選択は行わず、
聴取位置の選択だけを行うとして説明したが、聴取位置
の選択だけでなくスピーカ位置の選択もユーザが行うよ
うに構成してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ディ
スク形態の媒体に車の属性情報に対応して書き込まれて
いる音場調整用データを読み出し記憶手段へ保存する音
場調整用データ取得手段と、車載用オーディオ機器が搭
載された車の属性情報についての選択を促す車属性情報
入力手段と、車属性情報入力手段を介して選択された属
性情報をもとに記憶手段から読み出した対応する音場調
整用データにより、車載用オーディオ機器のスピーカ個
々の出力を補正する補正手段とを備えるように構成した
ので、車載用オーディオ機器が搭載される車種が異なる
場合においても、ハードウェアを交換するなどのコスト
の増加を招くことなく、その異なる車種に応じた最適な
音場補正を、ディスク形態の媒体に書き込まれている音
場調整用データをもとに容易に実現できる効果がある。
【0030】この発明によれば、車の属性情報に対応し
た音場調整用データをネットワークを経由して記憶手段
へダウンロードする音場調整用データ取得手段と、車載
用オーディオ機器が搭載された車の属性情報についての
選択を促す車属性情報入力手段と、車属性情報入力手段
を介して選択された属性情報をもとに記憶手段から読み
出した対応する音場調整用データにより、車載用オーデ
ィオ機器のスピーカ個々の出力を補正する補正手段とを
備えるように構成したので、車種が異なる場合において
も、ハードウェアを交換するなどのコストの増加を招く
ことなく、その異なる車種に応じた最適な音場補正を、
ネットワークを経由してダウンロードした音場調整用デ
ータをもとに容易に実現できる効果がある。
【0031】この発明によれば、車種、車室内のスピー
カ配置位置、車室内の音楽ソースの聴取位置を含む車の
属性情報が選択され、その選択された属性情報に対応す
る音場調整用データにより車載用オーディオ機器のスピ
ーカ個々の出力を補正するように構成したので、選択さ
れた車種、車室内のスピーカ配置位置、車室内の音楽ソ
ースの聴取位置に対応する音場調整用データにより、車
載用オーディオ機器のスピーカ個々の出力を容易かつ正
確に補正できる効果がある。
【0032】この発明によれば、車載用オーディオ機器
を搭載した車の車体CPUからその車の属性情報に対応
した音場調整用データを受信し記憶手段へ記憶する音場
調整用データ取得手段と、車体CPUから受信した車の
属性情報をもとに、音楽ソースの聴取位置についての選
択を促す車属性情報入力手段と、車属性情報入力手段を
介して選択された聴取位置をもとに記憶手段から読み出
した対応する音場調整用データにより、車載用オーディ
オ機器のスピーカ個々の出力を補正する補正手段とを備
えるように構成したので、車種が異なる場合において
も、ハードウェアを交換するなどのコストの増加を招く
ことなく、その異なる車種に応じた最適な音場補正を、
車体CPUから受信した音場調整用データをもとに容易
に実現できる効果がある。
【0033】この発明によれば、車載用オーディオ機器
を搭載した車の車体CPUからその車の属性情報に対応
した音場調整用データを受信し記憶手段へ記憶する第1
の音場調整用データ取得手段と、ディスク形態の媒体に
車の属性情報に対応して書き込まれている音場調整用デ
ータを読み出し記憶手段へ保存する第2の音場調整用デ
ータ取得手段と、車体CPUから取得した車の属性情報
をもとに音楽ソースの聴取位置についての選択を促す
か、またはディスク形態の媒体から取得した車の属性情
報についての選択を促す車属性情報入力手段と、車属性
情報入力手段を介して選択された聴取位置または属性情
報をもとに記憶手段から読み出した対応する音場調整用
データにより、車載用オーディオ機器のスピーカ個々の
出力を補正する補正手段とを備えるように構成したの
で、車種が異なる場合においても、ハードウェアを交換
するなどのコストの増加を招くことなく、その異なる車
種に応じた最適な音場補正を、車体CPUから受信した
音場調整用データ、または、ディスク形態の媒体に書き
込まれている音場調整用データをもとに容易に実現でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による音場補正装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による音場補正装置
の動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1による音場補正装置
における音場調整用画面を示す画面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による音場補正装置
における音場調整用画面を示す画面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1および実施の形態3
による音場補正装置における音場調整用画面を示す画面
図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による音場補正装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による音場補正装置
の動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3による音場補正装置
の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による音場補正装置
の動作を示すフローチャートである。
【図10】 従来の車載用音場補正装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
2 DSP(補正手段)、10 マイクロコンピュータ
(車属性情報入力手段,補正手段,音場調整用データ取
得手段,第1の音場調整用データ取得手段,第2の音場
調整用データ取得手段)、11 メモリ(記憶手段)、
12 表示部、13 操作部(車属性情報入力手段)、
14 CDドライブ装置(音場調整用データ取得手段,
第2の音場調整用データ取得手段)、15 CD−RO
Mデコーダ(音場調整用データ取得手段,第2の音場調
整用データ取得手段)、41 インターネット(ネット
ワーク)、42 携帯電話機(音場調整用データ取得手
段)、45 インタフェース(音場調整用データ取得手
段)、51 車体CPU、52 インタフェース(第1
の音場調整用データ取得手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク形態の媒体に車の属性情報に対
    応して書き込まれている音場調整用データを読み出し記
    憶手段へ保存する音場調整用データ取得手段と、 車載用オーディオ機器が搭載された車の属性情報につい
    ての選択を促す車属性情報入力手段と、 前記車属性情報入力手段を介して選択された前記属性情
    報をもとに前記記憶手段から読み出した対応する音場調
    整用データにより、前記車載用オーディオ機器のスピー
    カ個々の出力を補正する補正手段とを備えた音場補正装
    置。
  2. 【請求項2】 車の属性情報に対応した音場調整用デー
    タをネットワークを経由して記憶手段へダウンロードす
    る音場調整用データ取得手段と、 車載用オーディオ機器が搭載された車の属性情報につい
    ての選択を促す車属性情報入力手段と、 前記車属性情報入力手段を介して選択された前記属性情
    報をもとに前記記憶手段から読み出した対応する音場調
    整用データにより、前記車載用オーディオ機器のスピー
    カ個々の出力を補正する補正手段とを備えた音場補正装
    置。
  3. 【請求項3】 車の属性情報は、車種、車室内のスピー
    カ配置位置、車室内の音楽ソースの聴取位置を含むこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の音場補正装
    置。
  4. 【請求項4】 車載用オーディオ機器を搭載した車の車
    体CPUからその車の属性情報に対応した音場調整用デ
    ータを受信し記憶手段へ記憶する音場調整用データ取得
    手段と、 前記車体CPUから受信した前記車の属性情報をもと
    に、音楽ソースの聴取位置についての選択を促す車属性
    情報入力手段と、 前記車属性情報入力手段を介して選択された前記聴取位
    置をもとに前記記憶手段から読み出した対応する音場調
    整用データにより、前記車載用オーディオ機器のスピー
    カ個々の出力を補正する補正手段とを備えた音場補正装
    置。
  5. 【請求項5】 車載用オーディオ機器を搭載した車の車
    体CPUからその車の属性情報に対応した音場調整用デ
    ータを受信し記憶手段へ記憶する第1の音場調整用デー
    タ取得手段と、 ディスク形態の媒体に車の属性情報に対応して書き込ま
    れている音場調整用データを読み出し記憶手段へ保存す
    る第2の音場調整用データ取得手段と、 前記車体CPUから取得した前記車の属性情報をもとに
    音楽ソースの聴取位置についての選択を促すか、または
    前記ディスク形態の媒体から取得した車の属性情報につ
    いての選択を促す車属性情報入力手段と、 前記車属性情報入力手段を介して選択された前記聴取位
    置または前記属性情報をもとに前記記憶手段から読み出
    した対応する音場調整用データにより、前記車載用オー
    ディオ機器のスピーカ個々の出力を補正する補正手段と
    を備えた音場補正装置。
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