JP4284329B2 - 車載演出音生成システム - Google Patents

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この発明は、エンジン回転周波数に基づいて生成された調波の基準信号を、補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段と、生成された前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカとを備える演出音生成装置に適用して好適な車載演出音生成システムに関する。
従来から、車両に搭載され、車両の振動・騒音に基づいて生成される演出音信号に応じた演出音をラジオ用等のスピーカから出力する能動音響演出システムが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
この能動音響演出システムでは、エンジン回転数に比例した基準信号(周波数成分信号)を生成し、この基準信号を演出音信号としてアクセル開度に応じて増幅器により増幅しスピーカから演出音(擬似排気音等)として出力するようにしている。
特開昭63−43494号公報 特開平1−140199号公報
ところで、特許文献1、2で提案された技術は、エンジン回転数に比例して生成した複数調波の基準信号をそれぞれ対応する減衰器により所望量減衰して加算することで演出音信号を生成している。
しかしながら、複数調波の基準信号を加算した演出音信号による演出音が、必ずしも、乗員に受け入れられるとは限らないという問題がある。乗員には、好み、あるいは気分の移り変わりがあるからである。
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであって、乗員の好みに合った演出音をタイムリーに生成することを可能とする車載演出音生成システムを提供することを目的とする。
また、この発明は、乗員の好みにあった演出音を選択することを可能とする車載演出音生成システムを提供することを目的とする。
この項では、理解の容易化のために添付図面中の符号を付けて説明する。したがって、この項に記載した内容がその符号を付けたものに限定して解釈されるものではない。
この発明に係る車載演出音生成システムは、第1補正情報を格納する第1メモリ26と、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を前記第1メモリから読み出した第1補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段24と、前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカ20とを有する演出音生成装置と、前記演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ライン402と、前記通信ラインの他端側に接続され、第2補正情報を格納する外部の第2メモリ303とを備え、前記通信ラインを介して前記第1メモリに格納されている第1補正情報を前記第2メモリに格納されている第2補正情報により書き換えることを特徴とする。
この発明によれば、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を、第1メモリから読み出した第1補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ラインと、前記通信ラインの他端側に接続され、第2補正情報を格納する外部の第2メモリとを備え、前記通信ラインを介して、前記第1メモリに格納されている第1補正情報を前記第2メモリに格納されている第2補正情報により書き換えるようにしているので、第2補正情報により乗員の好みに合った演出音を生成することができる。なお、外部の第2メモリの記憶内容はパーソナルコンピュータ等を利用して所望の内容の第2補正情報に書き換えることが可能である。
この発明に係る車載演出音生成システムは、複数の補正情報を格納するメモリ26と、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を前記メモリから読み出した前記補正情報中、特定の補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段24と、前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカ20とを有する演出音生成装置と、前記演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ライン402と、前記通信ラインの他端側に接続され、ダッシュボード70に配置される操作パネル18と、前記操作パネルの操作により前記複数の補正情報中、前記特定の補正情報を選択することを特徴とする。
この発明によれば、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を、複数の補正情報中、メモリから読み出した特定の補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ラインと、前記通信ラインの他端側に接続され、ダッシュボードに配置される操作パネルと、前記操作パネルの操作により前記複数の補正情報中、前記特定の補正情報を選択するようにしているので、特定の補正情報により乗員の好みに合った演出音を生成することができる。
この発明に係る車載演出音生成システムは、補正情報を格納するメモリ26と、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を前記メモリから読み出した補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段24と、前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカ20とを有する演出音生成装置と、前記演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ライン402と、前記通信ラインの他端側に接続されるメモリ書込装置308とを備え、前記メモリ書込装置により、前記通信ラインの他端側を介して、前記メモリに格納されている補正情報を書き換えることを特徴とする。
この発明によれば、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を、メモリから読み出した補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ラインと、前記通信ラインの他端側に接続されるメモリ書込装置とを備え、前記通信ラインの他端側を介して、前記メモリに格納されている補正情報を前記メモリ書込装置により書き換えるようにしているので、書き換えた補正情報により乗員の好みに合った演出音を生成することができる。
この発明に係る車載演出音生成システムは、補正情報を格納するメモリ26と、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を前記メモリから読み出した補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段24と、前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカ20とを有する演出音生成装置と、前記演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ライン402と、前記通信ラインの他端側に接続される第1の無線機305と、前記第1の無線機と無線により接続される第2の無線機304とを備え、前記第2の無線機側から第2の無線通信機、前記第1の無線機、前記通信ラインを介して、前記メモリに格納されている補正情報を書き換えることを特徴とする。
この発明によれば、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を、メモリから読み出した補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ラインと、前記通信ラインの他端側に接続される第1の無線通信機と、前記第1の無線通信機と無線により接続される第2の無線通信機とを備え、前記第2の無線通信機側から前記第2の無線通信機、前記第1の無線機、前記通信ラインを介して、前記メモリに格納されている補正情報を書き換えるようにしているので、書き換えた補正情報により乗員の好みに合った演出音を生成することができる。
この発明に係る車載演出音生成システムは、例えば、図8に示すように、補正情報を格納するメモリ26と、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号Srを生成し該基準信号を前記メモリから読み出した補正情報により補正して演出音信号Scを生成する演出音信号生成手段24と、前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカ20とを有する演出音生成装置と、前記メモリに一端側が接続される通信ライン406と、前記通信ラインの他端側に接続されるメモリ書込装置310とを備え、前記メモリ書込装置により、前記通信ラインの他端側を介して、前記メモリに格納されている補正情報を書き換えることを特徴とする。
この発明によれば、メモリ26に格納されている補正情報をメモリ書込装置310により直接書き換えることができる。
この発明に係る車載演出音生成システムは、例えば、図9に示すように、補正情報及び楽音情報を格納するメモリ312と、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号Srを生成し該基準信号を前記メモリから読み出した補正情報により補正して演出音信号Scを生成する演出音信号生成手段24と、前記メモリから前記楽音情報を読み出してオーディオ信号Saを生成するオーディオ信号生成手段25と、前記演出音信号及び(又は)前記オーディオ信号を演出音及び(又は)楽音に変換して車内に出力するスピーカ20と、前記メモリと前記演出音信号生成手段と前記オーディオ信号生成手段とに接続される通信ライン401、402と、前記通信ラインに接続されるメモリ書込装置306、308とを備え、前記メモリ書込装置により、前記通信ラインの他端側を介して、前記メモリに格納されている補正情報を書き換え、又は楽音情報を書き込むことを特徴とする。
この発明によれば、楽音情報を格納するメモリ312に補正情報も格納するようにしているので、車載演出音生成システムのコストを低減することができる。
上記した車載演出音生成システムのいずれかにおいて、前記補正情報は、前記スピーカから乗員位置までの前記基準信号の周波数に応じて変化するゲイン特性を反転させた反転ゲイン特性、前記基準信号の所定周波数範囲の大きさを調整する所定周波数ゲイン特性、又は前記エンジン回転周波数の単位時間当たりの周波数変化量に応じた周波数変化量ゲイン特性の少なくとも1つを含むようにすることで、より乗員の好みに合った演出音を生成することができる。
具体的に、スピーカから乗員位置までの基準信号の周波数に応じて変化するゲイン特性を反転させた反転ゲイン特性の補正情報は、乗員位置において周波数特性が一定になり、エンジン回転数に応じたリニア感のある演出音を生成することができる。この反転ゲイン特性は、車種毎に異なるので、書き換え可能としておくことにより車載演出音生成システムの汎用性が高いものとなる。
また、基準信号の所定周波数範囲の大きさを調整する所定周波数ゲイン特性の補正情報は、乗員の耳位置で所望の周波数の音響のみを強調させることができ、好みの音色の演出音を生成することができる。
さらに、エンジン回転周波数の単位時間当たりの周波数変化量に応じた周波数変化量ゲイン特性の補正情報は、加速度に応じて音圧レベルを増大させて加速感を満喫することができる。
この発明によれば、乗員の好みに合った演出音を選択し、生成することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る車載演出音生成システム100が適用された車載音響システム10のブロック図である。この車載音響システム10は、図示しない車両に搭載される。
図2は、車載音響システム10の回路基板16を収容する車載音響ユニット50の外観を示す斜視図である。
図3は、車載音響ユニット50の概略的な内部構成と操作パネル18との接続関係を示す説明図である。
図4は、車載音響ユニット50がダッシュボード70に取り付けられている状態を示す説明図である。図4から分かるように、車載音響ユニット50の操作パネル18は、運転者等のユーザにより操作及び視認可能である。
図1及び図3に示すように、車載音響システム10は、基本的には、演出音信号Scを生成するマイクロコンピュータ12を備える演出音生成装置領域120と、音源を含みオーディオ信号Saを生成するマイクロコンピュータ14を備えるオーディオ装置領域140とを有する回路基板16と、マイクロコンピュータ12、14による機能を操作する操作パネル18と、演出音及び(又は)楽音を出力する車載のスピーカ20とを備える。スピーカ20は代表して1個を描いている。
車載音響システム10は、基本的には、マイクロコンピュータ12とスピーカ20とを備え車内に演出音を出力する演出音生成装置と、マイクロコンピュータ14とスピーカ20とを備え車内に楽音を出力するオーディオ装置とから構成されている。
マイクロコンピュータ14は、CDチェンジャー等の他の音源あるいは内部チューナ等の音源から供給されるオーディオ信号Saを操作パネル18の操作により選択し、かつ選択したオーディオ信号Saを補正処理するオーディオ信号生成手段25を含む。
操作パネル18には、液晶表示部(LCD)62と、電源スイッチ64と複数の音源切替スイッチ68と、コンパクトディスク(CD)の挿入部78(図2、図3参照)等が設けられている。
この場合、操作パネル18上に設けられている所定の2つのスイッチ(例えば、CD音源を選択する音源選択スイッチ68とラジオを選択しかつAMとFMを切り替える音源選択スイッチ68)を同時押しすることで、演出音信号生成手段24のオン・オフ(作動・非作動)を切り替えることができるように構成されている。
図1及び図3に示すように、操作パネル18と回路基板16とは、リード付きコネクタ102Bとコネクタ102Aとにより電気的に接続される。
CDドライブ、ラジオチューナ等の音源と回路基板16とはリード付きコネクタ104Bとコネクタ104Aとにより電気的に接続される。
回路基板16に設けられた電源(オンボード電源)46と図示しない車載バッテリとはリード付きコネクタ106Bとコネクタ106Aとにより電気的に接続される。車載バッテリのバッテリ電圧Vbがリード付きコネクタ106B、コネクタ106Aを介して電源46に供給される。電源46は、バッテリ電圧Vbを降圧した安定化電源電圧Vccを生成し、生成した電源電圧Vccを、回路基板16内の搭載部品に供給する。
回路基板16の増幅器32の出力とスピーカ20とはリード付きコネクタ108Bとコネクタ108Aとにより電気的に接続される。
図示しないエンジンパルスEpを発生する回転数検出センサとマイクロコンピュータ12とはリード付きコネクタ110Bとコネクタ110Aとにより電気的に接続される。
図1に示すように、マイクロコンピュータ12は、エンジンパルスEpが表すエンジン回転周波数に基づいた複数の調波の基準信号Srを生成する基準信号生成手段22と、生成した基準信号SrをメモリであるEEPROM26(第1補正情報格納手段)から読み出した補正情報により補正して演出音信号Scを生成する演出音信号生成手段24とを備える。演出音信号Scは、D/A変換器28を介してデジタル値としての演出音信号Scに変換され、加算器30の一方の入力端子に供給される。
図5は、図1のマイクロコンピュータ12の詳細構成を含む、この発明の実施形態に係る車載演出音生成システム100の構成を示すブロック図である。
マイクロコンピュータ12により構成される部分は、1周期分の波形を格納する波形データテーブル216と、エンジンパルスEpから周波数検出器223により生成されたエンジン回転周波数feに基づき倍数器226により生成された調波(調波信号)Shの基準信号Srを、波形データテーブル216から順次波形データを読み込むことにより生成する基準信号生成器218を含む基準信号生成手段22と、基準信号Srに基づき、音場調整器251、周波数強調器252、及び音圧調整器253で補正した演出音信号Scを生成する演出音信号生成手段24とを備えている。
運転席や助手席等の乗員位置29の乗員に対して音響を聞かせるためのスピーカ20は、両サイドのフロントドア内パネル、あるいは両サイドのキックパネル(運転者レッグスペースのドア側内側)に固定配置される。また、ダッシュボード70の中央下部に配置される場合もある。
このスピーカ20は、演出音信号生成手段24からD/A変換器28を通じて出力される演出音信号Scを音響である演出音(効果音)に変換して出力する。なお、D/A変換器28とスピーカ20との間には加算器30と増幅器32とが挿入され、増幅器32は、操作パネル18のボリューム(ゲイン調整手段)52が乗員により操作されることによりそのゲインを調整することができるようになっている。
この場合、スピーカ20と乗員位置(ここでは、前席の乗員位置)29との間には、車室内構造や車室内の使用材料等を原因とする固有の音響特性(音場特性、周波数伝達特性、又は、音場のゲイン特性ともいう。)C00が存在する。この音場のゲイン特性C00には、車室内構造や車室内の使用材料等を原因として、応答上にピークやディップ等の複雑なあばれが存在する。すなわち、車種によって異なる特性になっている。
音場のゲイン特性C00は、例えば、オーディオ信号Saをゼロ値とした状態で、スピーカ20への入力信号である演出音信号Scを一定振幅の正弦波信号とし、この正弦波信号の周波数(この周波数は、エンジン回転周波数ではなく、音響信号の周波数である。)を低周波から高周波まで掃引したときの乗員位置29、具体的には、乗員の耳の位置の所に配置した受音手段であるマイクロフォン(不図示)から出力される信号の周波数に対するマイクロフォンから出力される信号の振幅(大きさ)に対する比としての、いわゆるゲイン周波数特性(以下、単に、ゲイン特性あるいは周波数特性ともいう。)として得られる。
換言すれば、音場のゲイン特性C00は、演出音信号生成手段24を取り外し、基準信号生成手段22とD/A変換器28とを直接接続したときに、基準信号生成手段22で一定振幅の正弦波信号を発生し、周波数を数十[Hz]程度の低周波から1[kHz]程度の高周波まで掃引したときの乗員位置29でのゲイン特性である。すなわち、スピーカ20から乗員位置29までの基準信号Srの周波数に応じて変化するゲイン特性C00である。より厳密に説明すると、ゲイン特性C00は、基準信号生成手段22から乗員位置29までの基準信号Srの周波数に応じたゲイン特性である。
図6Aは、約30[Hz]〜約970[Hz]まで実際に測定した、スピーカ20の位置から乗員位置29、正確には乗員の耳位置までの音場特性を表すゲイン特性C00を示している。横軸は、周波数[Hz]、縦軸はゲイン[dB]である。ゲイン特性C00上に、ピークやディップ等の複雑なあばれが存在することが分かる。
基準信号Srを音響変化させて演出音信号Scを出力する演出音信号生成手段24は、それぞれが音響補正手段としての音場調整器251と周波数強調器252と音圧調整器253とを備えている。
音場調整器251は、フィルタとしての機能を有し、このフィルタのゲイン特性(横軸は周波数、縦軸はゲイン)は、スピーカ20から乗員位置29までの基準信号Srの周波数に応じて変化する上述したゲイン特性C00を反転させた図6Bに示すゲイン特性(反転ゲイン特性)Ci00にしている。
反転させたゲイン特性とは、音響的に伝わりにくいディップとなっている周波数の出力信号は大きくなるようにし、音響的に伝わりやすいピークとなっている周波数の出力信号は小さくなるようにする特性であり、式(伝達関数)で表現すると、Ci00=B/C00(Bは基準値)となる。
ここで、音場調整器251のゲインが1、すなわち0[dB]であると仮定すると、車載演出音生成システム100では、基準信号生成手段22により一定振幅で30[Hz]〜970[Hz]までの基準信号Srを生成したとき、乗員位置29では、音場調整器251の補正用のゲイン特性Ci00と音場のゲイン特性C00とが乗算されて、図6Cのゲイン特性C1に示すように、周波数に対して音圧が平坦な音響が聞こえるゲイン特性C1となる。
したがって、乗員による加速操作、減速操作、一定速保持操作に応じて、エンジンパルスEpの周期が変化し、あるいは一定値に保持されたとき、周波数検出器223で検出されるエンジン回転周波数feの倍数器226によるn次高調波の周波数を有する調波信号Shに対して、略リアルタイムに周波数が増加し、減少し、あるいは一定周波数に保持される正弦波の基準信号Srが基準信号生成手段22により生成される。
そして、この基準信号Srが音場調整器251のゲイン特性Ci00で補正された演出音信号Sc1に変換される。周波数強調器252,音圧調整器253のゲインが周波数変化に対して0[dB]、いわゆるフラットであるとすれば、乗員位置29では、スピーカ20から出力された効果音が音場のゲイン特性(車室内音響特性)C00により乗員位置29で周波数に応じて変動することを防止できる。すなわち、乗員位置29において、周波数特性が平坦な特性となる。
ただし、音場調整器251の次段の周波数強調器252において、例えば、図6Dに実線で示すように、所定周波数範囲、例えば、300[Hz]〜450[Hz]帯のゲインが増加するゲイン特性Cehをゲイン特性Ci00に直列に接続することにより、合成ゲイン特性Ci00ehが、図6Eに示すように、図6Bに示した反転ゲイン特性Ci00に対して、300[Hz]〜450[Hz]帯の周波数範囲が強調される(この例では、音が大きくされる)特性Ci00ehとされる。
なお、乗員位置29で図6Dに点線で示したゲイン特性Ceh´となるように構成することで所定周波数範囲の音を弱める(小さくする)こともできる。
次に、音圧調整器253は、エンジン回転周波数feの単位時間当たりの周波数変化量Δaf[Hz/sec]に応じたゲイン特性(音響補正特性)を有し該ゲイン特性により周波数強調器252から供給される演出音信号を補正し、補正した演出音信号ScをD/A変換器28を介しスピーカ20に出力する。
ローギヤ側では周波数変化量Δafが大きく、ハイギヤ側では周波数変化量Δafが小さい。
ハイギヤ側に比較してローギヤ側では周波数変化量Δafに対して演出音の音量が大きくなることが好ましい。また、一定速クルーズ時や減速時においては、演出音が小さくなることが好ましい。
音場調整器251に設定されるゲイン特性(音場平坦化情報)、周波数強調器252に設定されるゲイン特性(周波数強調情報)、及び音圧調整器253に設定されるゲイン特性(音圧調整情報)等の補正情報は、書き換え可能な読み出し専用メモリであるEEPROM26に格納されている。
このEEPROM26の内容は、操作パネル18に設けられた通信ポートであるUSBポート301を通じてパーソナルコンピュータ308等の外部機器から、又はメモリカードスロット302(メモリカード読込装置)を通じて外部のメモリカード303(第2補正情報格納手段)に格納されている補正情報{ゲイン特性(音場平坦化情報)、ゲイン特性(周波数強調情報)、及びゲイン特性(音圧調整情報)等の補正情報}により、車種、グレード等に応じて通信ライン401、402を通じて書き換えることができる。すなわち、車載演出音生成システム100は、複数の車種に対応可能な汎用性の高いシステムとなっている。
なお、図1例の車載音響システム10に含まれる図5例の車載演出音生成システム100においては、操作パネル18とマイクロコンピュータ14との間の通信ライン401、マイクロコンピュータ12、14間の通信ライン402を介してEEPROM26の記憶内容である補正情報を書き換えるように構成しているが、図1中、2点鎖線で示す通信ライン404を設けて操作パネル18とマイクロコンピュータ12とをコネクタ102B、102Aを介して直接接続し、EEPROM26の補正情報を書き換えるように構成を変更してもよい。
さらには、図7に示す車載音響システム10Aに含まれる車載演出音生成システム100Aのように、通信ライン401に操作パネル18に設けられた無線機305(カード型等の無線機)を接続し、パーソナルコンピュータ306の無線機304(無線機能)と無線機305の無線通信を介してパーソナルコンピュータ306からEEPROM26に補正情報を転送して書き換えることもできる。無線機能を有するパーソナルコンピュータ306に代替し、携帯電話等の携帯情報端末(PDA)を通じ、無線機305を通じて書き換えるように構成を変更することも可能である。
さらに他の実施形態として、図8に示す車載音響システム10Bに含まれる車載演出音生成システム100Bのように、EEPROM26に一端側が接続され、他端側が操作パネル18のUSBポート301を通じて専用のメモリ書込装置310に接続される通信ライン406、401を備え、メモリ書込装置310により通信ライン401、406を介してEEPROM26に格納されている補正情報を書き換えるようにすることもできる。
さらに他の実施形態として、図9に示す車載音響システム10Cに含まれる車載演出音生成システム100Cのように、通信ライン402にEEPROM26に代替してメモリとしてのハードディスクドライブ(HDD)312を接続し、このHDD312に補正情報を記憶するとともに、歌声や楽器の音を含む楽音情報を記憶するようにしておくと便利である。この場合、HDD312と演出音信号生成手段24とオーディオ信号生成手段25が通信ライン402に接続され、この通信ライン402がオーディオ信号生成手段25及び通信ライン401を通じてメモリ書込装置としてパーソナルコンピュータ306、308に接続される。パーソナルコンピュータ306、308からオーディオ用のインタフェースである通信ライン401、402を介してHDD312に格納されている補正情報を書き換えるとともに、楽音情報を書き込む。この図9例では、EEPROM26を用いないで、HDD312を共用メモリとして利用しているのでコストを低減することができる。この図9例によれば、スピーカ20により演出音信号及び(又は)オーディオ信号を演出音及び(又は)楽音に変換して車内に出力することができる。
以上説明したように、上述した実施形態によれば、エンジン回転周波数feに基づいた調波の基準信号Srを生成し該基準信号Srを、EEPROM(第1メモリ)26から読み出した第1補正情報により補正して演出音信号Scを生成する演出音信号生成手段24に一端側が接続される通信ライン402、401と、通信ライン402、401の他端側に接続され、第2補正情報を格納する外部のメモリカード(第2メモリ)303とを備え、通信ライン402、401を介して、EEPROM26に格納されている第1補正情報をメモリカード303に格納されている第2補正情報により書き換えるようにしているので、第2補正情報により乗員の好みに合った演出音を生成することができる。なお、外部のメモリカード303の記憶内容はパーソナルコンピュータ306、308等を利用して所望の内容の第2補正情報に書き換えることが可能である。
また、EEPROM26に複数の補正情報(複数の周波数強調情報、複数の音圧調整情報)が書き込まれている場合、操作パネル18の操作により前記複数の補正情報中、所望の補正情報を選択することでより乗員の好みに合った演出音を生成することができる。
EEPROM26に格納されている補正情報は、通信ライン402、401の他端側にUSBポート301を介して接続されるメモリ書込装置としてのパーソナルコンピュータ308によりユーザが書き換え可能にしているので、書き換えた補正情報により乗員の好みに合った演出音を生成することができる。
EEPROM26に格納されている補正情報は、第1無線機305と、パーソナルコンピュータ306に内蔵される第2無線機304を通じてパーソナルコンピュータ306からユーザが書き換え可能にしているので、書き換えた補正情報により乗員の好みに合った演出音を生成することができる。
上記した車載演出音生成システム100、100Aのいずれかにおいて、補正情報は、スピーカ20から乗員位置までの基準信号Srの周波数に応じて変化する車種対応のゲイン特性C00を反転させた反転ゲイン特性Ci00、基準信号Srの所定周波数範囲の大きさを調整する所定周波数ゲイン特性Ceh、又はエンジン回転周波数feの単位時間当たりの周波数変化量Δafに応じた周波数変化量ゲイン特性の少なくとも1つを含むようにすることで、より乗員の好みに合った演出音を生成することができる。
この実施形態によれば、乗員の好みに合った演出音を選択し、生成することができる。また、オーディオ用のメモリであるHDD312を演出音信号生成手段24とオーディオ信号生成手段25に共用できる。
この発明に係る車載演出音生成システムの一実施形態が適用された車載音響システムのブロック図である。 車載音響システムの回路基板を収容する車載音響ユニットの外観を示す斜視図である。 車載音響ユニットの概略的な内部構成と操作パネルとの接続関係を示す説明図である。 車載音響ユニットがダッシュボードに取り付けられている状態を示す説明図である。 この発明の実施形態に係る車載演出音生成システムの構成を示すブロック図である。 図6Aは、測定したゲイン特性図である。 図6Bは、ゲイン特性を反転したゲイン特性図である。 図6Cは、補正後のゲイン特性図である。 図6Dは、所定周波数範囲を強調するゲイン特性図である。 図6Eは、所定周波数範囲が強調された反転ゲイン特性図である。 この発明に係る車載演出音生成システムの他の実施形態が適用された車載音響システムの構成を示すブロック図である。 この発明に係る車載演出音生成システムのさらに他の実施形態が適用された車載音響システムの構成を示すブロック図である。 この発明に係る車載演出音生成システムのさらに他の実施形態が適用された車載音響システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10、10A〜10C…車載音響システム
12、14…マイクロコンピュータ 18…操作パネル
22…基準信号生成手段 24…演出音信号生成手段
25…オーディオ信号生成手段 26…EEPROM
100、100A〜100C…車載演出音生成システム
303…メモリカード

Claims (7)

  1. 第1補正情報を格納する第1メモリと、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を前記第1メモリから読み出した第1補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段と、前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカとを有する演出音生成装置と、
    前記演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ラインと、
    前記通信ラインの他端側に接続され、第2補正情報を格納する外部の第2メモリとを備え、
    前記通信ラインを介して、前記第1メモリに格納されている第1補正情報を前記第2メモリに格納されている第2補正情報により書き換える
    ことを特徴とする車載演出音生成システム。
  2. 複数の補正情報を格納するメモリと、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を前記メモリから読み出した前記補正情報中、特定の補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段と、前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカとを有する演出音生成装置と、
    前記演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ラインと、
    前記通信ラインの他端側に接続され、ダッシュボードに配置される操作パネルと、
    前記操作パネルの操作により前記複数の補正情報中、前記特定の補正情報を選択することを特徴とする車載演出音生成システム。
  3. 補正情報を格納するメモリと、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を前記メモリから読み出した補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段と、前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカとを有する演出音生成装置と、
    前記演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ラインと、
    前記通信ラインの他端側に接続されるメモリ書込装置とを備え、
    前記メモリ書込装置により、前記通信ラインの他端側を介して、前記メモリに格納されている補正情報を書き換える
    ことを特徴とする車載演出音生成システム。
  4. 補正情報を格納するメモリと、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を前記メモリから読み出した補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段と、前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカとを有する演出音生成装置と、
    前記演出音信号生成手段に一端側が接続される通信ラインと、
    前記通信ラインの他端側に接続される第1の無線通信機と、
    前記第1の無線通信機と無線により接続される第2の無線通信機とを備え、
    前記第2の無線通信機側から前記第2の無線通信機、前記第1の無線機、前記通信ラインを介して、前記メモリに格納されている補正情報を書き換える
    ことを特徴とする車載演出音生成システム。
  5. 補正情報を格納するメモリと、エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を前記メモリから読み出した補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段と、前記演出音信号を演出音に変換して車内に出力するスピーカとを有する演出音生成装置と、
    前記メモリに一端側が接続される通信ラインと、
    前記通信ラインの他端側に接続されるメモリ書込装置とを備え、
    前記メモリ書込装置により、前記通信ラインの他端側を介して、前記メモリに格納されている補正情報を書き換える
    ことを特徴とする車載演出音生成システム。
  6. 補正情報及び楽音情報を格納するメモリと、
    エンジン回転周波数に基づいた調波の基準信号を生成し該基準信号を前記メモリから読み出した補正情報により補正して演出音信号を生成する演出音信号生成手段と、
    前記メモリから前記楽音情報を読み出してオーディオ信号を生成するオーディオ信号生成手段と、
    前記演出音信号及び(又は)前記オーディオ信号を演出音及び(又は)楽音に変換して車内に出力するスピーカと、
    前記メモリと前記演出音信号生成手段と前記オーディオ信号生成手段とに接続される通信ラインと、
    前記通信ラインに接続されるメモリ書込装置とを備え、
    前記メモリ書込装置により、前記通信ラインの他端側を介して、前記メモリに格納されている補正情報を書き換え、又は楽音情報を書き込む
    ことを特徴とする車載演出音生成システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車載演出音生成システムにおいて、
    前記補正情報は、前記スピーカから乗員位置までの前記基準信号の周波数に応じて変化するゲイン特性を反転させた反転ゲイン特性、前記基準信号の所定周波数範囲の大きさを調整する所定周波数ゲイン特性、又は前記エンジン回転周波数の単位時間当たりの周波数変化量に応じた周波数変化量ゲイン特性の少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする車載演出音生成システム。
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