JP2003151760A - 端面発光型有機led素子 - Google Patents

端面発光型有機led素子

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JP2003151760A
JP2003151760A JP2001351929A JP2001351929A JP2003151760A JP 2003151760 A JP2003151760 A JP 2003151760A JP 2001351929 A JP2001351929 A JP 2001351929A JP 2001351929 A JP2001351929 A JP 2001351929A JP 2003151760 A JP2003151760 A JP 2003151760A
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organic led
emitting organic
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edge emitting
light guide
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Kazuo Ban
和夫 伴
Shinji Yamana
真司 山名
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Sharp Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/85Arrangements for extracting light from the devices
    • H10K50/856Arrangements for extracting light from the devices comprising reflective means

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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな電圧で十分な光量を端面から取り出す
ことができる端面発光型有機LED素子を提供するこ
と。 【解決手段】 端面発光型有機LED素子は、透明導電
膜、有機LED膜および陰極が順に導光部材上に積層さ
れ、有機LED膜は透明導電膜と陰極の間に印加される
電圧によって発光し、導光部材は透明導電膜側の第1面
と、第1面と対向する第2面と、第1面の周縁と第2面
の周縁との間に形成される第3面を有し、有機LED膜
から発せられ導光部材の表面へ入射した光が第1および
第2面間で反射しながら第3面の一部へ導かれて出射さ
れるように第2面を第1面に対して傾斜させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は端面発光型有機L
ED素子に関し、詳しくは、プリンター、複写機などの
光ヘッドに適した構造を有する端面発光型有機LED素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報社会が進展する中、パーソナ
ル用の小型レーザープリンターに対する要望が高まって
いる。従来のレーザープリンターの光学機構は、半導体
レーザー素子とポリゴンミラーを組み合わせてレーザー
光を感光体面上に走査させるものである。しかし、この
機構では、レーザー光を走査させるための空間が必要に
なるため、小型化が難しかった。
【0003】最近、この機構に代わるものとして、複数
の端面発光型有機LED素子からなる光ヘッドを用いた
光学機構が開発されている。従来技術として、図17に
示されるような端面発光型有機LED素子が知られてい
る。この端面発光型有機LED素子2010は、ガラス
基板2011上に透明導電膜2013および陰極201
5が形成され、それら2つの電極2013、2015の
間にホール輸送層2014a、発光層2014bからな
る有機LED多層膜2014が形成されている(例え
ば、特開平9−7762号公報参照)。
【0004】このような端面発光型有機LED素子20
10の両電極2013、2015の間に電源をつなぎ電
圧を印加すると発光層2014bが発光し、発光層20
14bから発せられた光は透明導電膜2013を介して
ガラス基板2011に入射する。ここで、ガラス基板2
011は発せられた光を外部へ導く導光部材の役割を担
っており、ガラス基板2011に入射した光がガラス基
板2011内で反射を繰り返すことによりガラス基板2
011の端面2011aから光が取り出される。
【0005】また、図18に示されるような端面発光型
有機LEDも知られている。この端面発光型有機LED
素子3010は、有機LED膜3014から発せられた
光を効率良くガラス基板3011の端面3011aから
取り出すために、ガラス基板3011の裏面に反射膜3
016を設けている(例えば、特開平10−20887
4号公報参照)。これらのような、端面発光型有機LE
D素子を並べてアレイ状にすると薄型の光ヘッドが作製
できることとなり、プリンターの大幅な小型化が可能に
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の端面発光型有機
LED素子は、非常に大きな電圧を印加しなければ、感
光体表面を感光させる上で必要となる光量を端面から取
り出すことができなかった。そのため、端面発光型有機
LED素子の消費電力が大きくなるという問題と、大き
な電圧を印加することにより、素子の寿命が非常に短く
なるという問題があった。
【0007】この発明は以上のような事情を考慮してな
されたものであり、小さな電圧で十分な光量を端面から
取り出すことができる端面発光型有機LED素子を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、透明導電
膜、有機LED膜および陰極が順に導光部材上に積層さ
れ、有機LED膜は透明導電膜と陰極の間に印加される
電圧によって発光し、導光部材は透明導電膜側の第1面
と、第1面と対向する第2面と、第1面の周縁と第2面
の周縁との間に形成される第3面を有し、有機LED膜
から発せられ導光部材の表面へ入射した光が第1および
第2面間で反射しながら第3面の一部へ導かれて出射さ
れるように第2面を第1面に対して傾斜させたことを特
徴とする端面発光型有機LED素子を提供するものであ
る。
【0009】つまり、この発明による端面発光型有機L
ED素子は、有機LED膜から発せられた光を導光部材
の第3面の一部(光取り出し面)へ効率良く導くため
に、導光部材の第2面(裏面)を導光部材の第1面(表
面)に対して傾斜させている。このため、有機LED膜
から発せられた光を、従来の端面発光型有機LED素子
よりも効率良く取り出すことができる。従って、従来の
端面発光型有機LED素子によって得られた光量と同じ
光量を、従来よりも低い電圧で得ることができるように
なり、端面発光型有機LED素子の消費電力を低く抑え
ると共に、素子の寿命を長くすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明は、透明導電膜、有機L
ED膜および陰極が順に導光部材上に積層され、有機L
ED膜は透明導電膜と陰極の間に印加される電圧によっ
て発光し、導光部材は透明導電膜側の第1面と、第1面
と対向する第2面と、第1面の周縁と第2面の周縁との
間に形成される第3面を有し、有機LED膜から発せら
れ導光部材の表面へ入射した光が第1および第2面間で
反射しながら第3面の一部へ導かれて出射されるように
第2面を第1面に対して傾斜させたことを特徴とする端
面発光型有機LED素子を提供するものである。なお、
以下、この明細書において、「第3面の一部」を「光取
り出し面」と称する。
【0011】この発明による端面発光型有機LED素子
において、導光部材は透光性であればよく、その材料は
特に限定されないが、例えば、光硬化性樹脂、熱硬化性
樹脂、PMMA、ポリカーボネートなどのプラスチッ
ク、又はガラスなどを材料として挙げることができる。
【0012】また、透明導電膜としては、ITO、ID
IXO(出光興産株式会社の登録商標、酸化インジウム
(In23)に酸化亜鉛(ZnO)を約10wt%添加
した電極材料)、SnO2などからなるものを用いるこ
とができる。また、有機LED膜は、発光層のみからな
る単層構造または多層構造のいずれであってもよい。
【0013】多層構造の場合、その構造としては、透明
電極側からホール輸送層、発光層を順に積層した構造、
透明電極側からホール注入層、ホール輸送層、発光層を
順に積層した構造、または、透明電極側からホール注入
層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層を順に積層した
構造などを挙げることができるが、必ずしもこれらの構
造に限定されるものではない。なお、多層構造の場合、
各層の厚さは通常約1nm〜500nmの範囲内となる
ように形成される。
【0014】ここで、ホール注入層やホール輸送層の材
料としては、有機LED材料として公知の材料が使用で
き、特に限定されないが、例えば、無機p型半導体材
料、ポルフィリン化合物、N,N'−ビス−(3−メチ
ルフェニル)−N,N'−ビス−(フェニル)−ベンジ
ジン(TPD)、N,N'−ジ(ナフタレン−1−イ
ル)−N,N'−ジフェニル−ベンジジン(NPD)な
どの芳香族第三級アミン化合物、ヒドラゾン化合物、キ
ナクリドン化合物、スチリルアミン化合物等の低分子材
料、ポリアニリン(PANI)、3,4−ポリエチレン
ジオキシチオフェン/ポリスチレンサルフォネイト(P
EDT/PSS)、ポリ[トリフェニルアミン誘導体]
(Poly−TPD)、ポリビニルカルバゾール(PV
Cz)などの高分子材料、ポリ(p−ナフタレンビニレ
ン)前駆体(Pre−PNV)などの高分子材料前駆体
などを挙げることができる。
【0015】発光層の材料としては、有機LED材料と
して公知の低分子系または高分子系材料が使用でき、特
に限定されない。低分子系材料としては、例えば、4,
4'−ビス(2,2'−ジフェニルビニル)−ビフェニル
(DPVBi)などの芳香族ジメチリデェン化合物、5
−メチル−2−[2−[4−(5−メチル−2−ベンゾ
オキサゾリル)フェニル]ビニル]ベンゾオキサゾール
などのオキサジアゾール化合物、3−(4−ビフェニル
イル)−4−フェニル−5−t−ブチルフェニル−1,
2,4−トリアゾール(TAZ)などのトリアゾール誘
導体、1,4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼンな
どのスチリルベンゼン化合物、チオピラジンジオキシド
誘導体、ベンゾキノン誘導体、ナフトキノン誘導体、ア
ントラキノン誘導体、ジフェノキノン誘導体、フルオレ
ノン誘導体などの蛍光性有機材料、アゾメチン亜鉛錯
体、(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム錯体
(Alq3)などの蛍光性有機金属化合物などを挙げる
ことができる。
【0016】一方、高分子系材料としては、例えば、ポ
リ(2−デシルオキシ−1,4−フェニレン)DO−P
PP、ポリ[2,5−ビス−[2−(N,N,N−トリ
エチルアンモニウム)エトキシ]−1,4−フェニル−
アルト−1,4−フェニルレン]ジプロマイド(PPP
−NEt3+)、ポリ[2−(2'−エチルヘキシルオ
キシ−5−メトキシ−1,4−フェニレンビニレン)
(MEH−PPV)、ポリ[5−メトキシ−(2−プロ
パノキシサルフォニド)−1,4−フェニレンビニレ
ン](MPS−PPV)、ポリ[2,5−ビス−(ヘキ
シルオキシ)−1,4−フェニレン−(1−シアノビニ
レン)](CN−PPV)、(ポリ(9,9−ジオクチ
ルフルオレン))(PDAF)などを挙げることがで
き、高分子発光材料の前駆体としては、例えば、PPV
前駆体、PNV前駆体、PPP前駆体などを挙げること
ができる。
【0017】電子輸送層の材料としては、有機LED材
料として公知の材料が使用でき、特に限定されないが、
例えば、オキサジアゾール誘導体、トリアゾール誘導
体、チオピラジンジオキシド誘導体、ベンゾキノン誘導
体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導体、ジフ
ェノキノン誘導体、フルオレノン誘導体などの低分子材
料、ポリ[オキサジアゾール[(Poly−OXZ)]
などの高分子材料を挙げることができる。
【0018】また、陰極の材料としては、仕事関数の小
さい金属材料が使用でき、特に限定されないが、例え
ば、Ca、Ba、Al、Mg、Agなどの金属材料、或
いは、MgとAg、AlとLi、LiとF、CaとFな
どの合金材料を挙げることができる。
【0019】また、この発明による端面発光型有機LE
D素子は、導光部材の第2面が第1面に対して傾斜して
いる点を特徴とする。ここで、上記傾斜の角度は、光取
り出し面のサイズや有機LED膜の面積などを考慮し、
有機LED膜から発せられた光が最も効率良く取り出さ
れるように決定すればよい。このような目的を達成する
うえで、導光部材は楔形の断面を有することが好まし
い。
【0020】例えば、600DPIのプリンター用ヘッ
ドの場合、光取り出し面のサイズは非常に微細な約0.
04mm角となる。ここで、第1面のサイズを幅約0.
04mm、長さ0.2mmとすると、第1面に対する第
2面の傾斜角度は約11度となる。また、第1面のサイ
ズを幅約0.04mm、長さ約5mmとすると、第1面
に対する第2面の傾斜角度は約0.5度となる。このよ
うに、第1面に対する第2面の傾斜角度は、光取り出し
面と第1面のサイズによって大きく変化するので、傾斜
角度は特に限定されるものではないが、適当な範囲とし
ては、例えば約0.5〜20度程度を挙げることができ
る。
【0021】また、この発明による端面発光型有機LE
D素子は、導光部材の第2面側に基板をさらに備えてい
てもよい。つまり、この発明による端面発光型有機LE
D素子は、導光部材が透明導電膜、有機LED膜および
陰極を支持する基板の役割を兼ねてもよいし、別途基板
を設けて素子の強度を向上させてもよい。
【0022】ここで、基板は、透光性又は非透光性のい
ずれであってもよく、その材料は特に限定されないが、
例えば、ガラス、石英、シリコンなどの無機材料、ポリ
エチレンテレフタレートなどの樹脂、アルミナなどのセ
ラミックス、アルミニウム、ステンレス、鉄などの金属
材料などからなるものを用いることができる。
【0023】また、この発明による端面発光型有機LE
D素子において、導光部材は第2面に低屈折率膜を有し
ていてもよい。
【0024】ここで、低屈折率膜としては、例えば、屈
折率が約1.1程度のシリカエアロゲル膜などを用いる
ことができる。このような低屈折率膜を導光部材の第2
面に設けると、より大きな光量を光取り出し面から取り
出すことができるが、その理由は次のように考えられ
る。例えば、基板としてガラス基板を用い、このガラス
基板の上に直接導光部材を設けた場合、基板の屈折率は
1.5なので、導光部材の屈折率を1.6とすると全反
射条件から臨界角は約70度となり、約70度以下の角
度で基板に入射した光はほとんど導光部材から基板1へ
透過してしまう。
【0025】ところが、上記のように、例えば、低屈折
率膜として屈折率が約1.1程度のシリカエアロゲル膜
を導光部材の第2面に設けると、臨界角は約40度とな
り、約40〜70度の間で入射していた光が全反射で導
光部材内に残ることになる。この結果、光取り出し面か
ら取り出される光量が大きくなると考えられる。なお、
導光部材の第2面側に基板を設ける場合は、基板の導光
部材と対向する表面に低屈折率膜を設けてもよい。
【0026】また、この発明による端面発光型有機LE
D素子において、導光部材は第2面が反射性を有してい
てもよい。また、この発明による端面発光型有機LED
素子において、導光部材は第2面に反射膜を有していて
もよい。また、この発明による端面発光型有機LED素
子において、導光部材は第2面に複数のマイクロリフレ
クターを有していてもよい。
【0027】つまり、上記のように、何らかの手法によ
って導光部材の第2面に反射性をもたせると、導光部材
へ入射した光のうち、第2面を透過しようとする光を導
光部材内へ反射させることができ、より大きな光量を光
取り出し面から取り出すことができる。反射性をもたせ
る手法としては、上記のように導光部材の第2面に反射
膜や複数の球面ピット状のマイクロリフレクターを設け
てもよいが、必ずしもこれらの手法に限定されるもので
はない。例えば、導光部材の第2面側に基板を設ける場
合は、基板としてアルミニウムなどの金属基板を用いて
基板自体に反射性をもたせてもよいし、基板の導光部材
と対向する表面に反射膜や複数のマイクロリフレクター
などを設けてもよい。
【0028】また、この発明による端面発光型有機LE
D素子において、導光部材の光取り出し面は球面状又は
曲面状であってもよい。また、この発明による端面発光
型有機LED素子において、導光部材は光取り出し面に
マイクロレンズを有していてもよい。つまり、何らかの
手法によって光取り出し面を球面状や曲面状とすると、
球面状又は曲面状に形成された部分がレンズの役割を果
たし、光取り出し面へ導かれた光を効率良く外へ取り出
すことができる。
【0029】また、この発明による端面発光型有機LE
D素子において、導光部材は光取り出し面が粗面化され
ていてもよい。このように構成すると、光取り出し面へ
導かれた光を散乱させて取り出すことができ、使用の形
態によっては好ましいものとなる。
【0030】また、この発明は別の観点からみると、複
数の端面発光型有機LED素子が並べられ、各素子は上
述のこの発明による端面発光型有機LED素子である端
面発光型有機LEDアレイを提供するものでもある。つ
まり、上記端面発光型有機LEDアレイは、プリンター
用の光ヘッドに応用できるものである。上記端面発光型
有機LEDアレイは、各素子が上述のこの発明による端
面発光型有機LED素子で構成されているので、従来の
端面発光型有機LED素子を利用した光ヘッドと同等の
光量をより低い電圧で得ることができる。このため、消
費電力が低く抑えられ、かつ、寿命が長い光ヘッドを提
供できることとなる。
【0031】また、上記の端面発光型有機LEDアレイ
は、遮光性を有する隔壁を各素子の間にさらに備えてい
てもよい。このように構成すると、1つの素子を光らせ
た時に、その素子の導光部材側面からもれた光が隣の素
子の導光部材に侵入し、侵入した隣の素子の導光部材か
ら出射されるという、所謂クロストーク現象を防ぐこと
ができる。
【0032】また、上記の端面発光型有機LEDアレイ
は、反射性を有する隔壁を各素子の間にさらに備えてい
てもよい。このように構成すると、上述のクロストーク
現象を防ぐことができるとともに、導光部材側面から漏
れようとする光を導光部材内へ反射させて光取り出し面
へ導くことができるので、より大きな光量を各素子の光
取り出し面から取り出すことができる。
【0033】実施の形態1 この発明の実施の形態1による端面発光型有機LED素
子について図1に基づいて説明する。図1は実施の形態
1による端面発光型有機LED素子の断面図である。
【0034】図1に示されるように、実施の形態1によ
る端面発光型有機LED素子10は、ガラスなどからな
る基板1上に断面楔形の導光部材2が形成され、その上
にITOなどからなる透明導電膜3が膜厚約50〜40
0nmで形成されている。透明導電膜3の上には有機L
ED膜4、陰極5が膜厚約50〜400nmでそれぞれ
形成されている。有機LED膜か4から発せられた光は
導光部材2の第1面2aから入射し、第1面2aと第2
面2bの間で反射を繰り返しながら光取り出し面2cへ
導かれる。
【0035】ここで、図1に示される導光部材2は、基
板1側の第2面2bが透明導電膜3側の第1面2aに対
して傾斜しているが、導光部材2の形状としてはこれに
限られるものではなく、例えば、図2に示されるよう
に、第1面2aが第2面2bに対して傾斜していてもよ
い。つまり、導光部材2は、第1および第2面2a、2
bの一方に対して他方が傾斜していればよくその形状は
特に限定されない。
【0036】実施の形態2 この発明の実施の形態2による端面発光型有機LED素
子について図3に基づいて説明する。図3は実施の形態
2による端面発光型有機LED素子の断面図である。
【0037】図3に示されるように、実施の形態2によ
る端面発光型有機LED素子20は、上述の実施の形態
1による端面発光型有機LED素子10の導光部材2の
第2面2bに基板1および導光部材2の屈折率よりも小
さい屈折率を有する低屈折率膜26を設けたものであ
る。その他の構成は実施の形態1による端面発光型有機
LED素子10と同じである。
【0038】実施の形態3 この発明の実施の形態3による端面発光型有機LED素
子について図4に基づいて説明する。図4は実施の形態
3による端面発光型有機LED素子の断面図である。
【0039】図4に示されるように、実施の形態3によ
る端面発光型有機LED素子30は、上述の実施の形態
1による端面発光型有機LED素子10の導光部材2の
第2面2bに反射性をもたせたものである。その他の構
成は実施の形態1による端面発光型有機LED素子10
と同じである。
【0040】導光部材2の第2面2bに反射性をもたせ
る方法としては、例えば、Al、Ti、Au、Agなど
からなる反射膜(図示せず)を導光部材2の第2面2b
に設ける方法がある。また、基板1としてアルミニウム
基板、ステンレス基板、シリコン基板などを用い、基板
1の表面自体に反射性をもたせる方法もある。また、最
近、液晶バックライト用の導光板に使われているよう
な、複数の球面ピット状のマイクロリフレクターを導光
部材2の第2面2bに設ける方法もある。
【0041】上述の実施の形態1による端面発光型有機
LED素子10では、導光部材2へ入射した光が基板1
側へ透過する懸念があるが、導光部材2の第2面2bに
反射性をもたせることによって、基板1側へ透過しよう
とする光を導光部材2内へ反射させることができ、光取
り出し面2cから取り出される光量を大きくすることが
できる。
【0042】実施の形態4 この発明の実施の形態4による端面発光型有機LED素
子について図5に基づいて説明する。図5は実施の形態
4による端面発光型有機LED素子の断面図である。
【0043】図5に示されるように、実施の形態4によ
る端面発光型有機LED素子40は、実施の形態1によ
る端面発光型有機LED素子10の導光部材2の光取り
出し面2cを球面状または曲面状としたものである。そ
の他の構成は実施の形態1による端面発光型有機LED
素子10と同じである。このような形状を得るには、例
えば、球面または曲面を形成したプラスチックフィルム
又はプラスチック板(図示せず)を光取り出し面2cに
貼り付ければよい。
【0044】実施の形態5 この発明の実施の形態5による端面発光型有機LED素
子について図6に基づいて説明する。図6は実施の形態
5による端面発光型有機LED素子の断面図である。
【0045】図6に示されるように、実施の形態5によ
る端面発光型有機LED素子50は、上述の実施の形態
1による端面発光型有機LED素子10の導光部材2の
光取り出し面2cを粗面にしたものである。その他の構
成は実施の形態1による端面発光型有機LED素子10
と同じである。光取り出し面2cを粗面にするには、例
えば、液晶などで使用されている散乱板(図示せず)を
光取り出し面2cに貼り付ければよい。
【0046】実施の形態6 この発明の実施の形態6による端面発光型有機LEDア
レイについて図7および図8に基づいて説明する。図7
は実施の形態6による端面発光型有機LEDアレイを導
光部材の光取り出し面側からみた正面図、図8は図7の
A−A断面図である。実施の形態6による端面発光型有
機LEDアレイ60は、複数の端面発光型有機LED素
子60a、60b、60cを横一列に並べたものであ
る。
【0047】樹脂などからなる基板61は各素子60
a、60b、60cを仕切るように隔壁61aが形成さ
れている。各隔壁61aによって形成された溝61bは
その表面に遮光性膜66を有し、導光部材62は各溝6
1bを埋めるように遮光性膜66上に形成されている。
【0048】各導光部材62上には透明導電膜63がス
トライプ状に形成され、これら透明導電膜63を覆うよ
うに有機LED膜64と陰極65が形成されている。端
面発光型有機LEDアレイ60の光取り出し面62c側
(正面側)には、各光取り出し面62cの位置に対応す
るようにマイクロレンズ67aを設けたフィルム67が
接着剤69で貼り付けられている。
【0049】また、端面発光型有機LEDアレイ60の
上面および側面には封止用キャップ68が接着剤69で
貼り付けられている。フィルム67と封止用キャップ6
8には外部の酸素や水分からアレイ60を保護する作用
があり、アレイ60の長寿命化に寄与する。
【0050】ここで、遮光性膜66は、例えば、液晶で
使用されるブラックマトリックス用の樹脂を薄く成形し
たものでもよいし、酸素欠損の黒色酸化アルミ、酸化珪
素などの膜であってもよい。以上のような構成からなる
端面発光型有機LEDアレイ60は、陰極65と所望の
透明導電膜63との間に電源をつないで電圧を印加する
ことにより、所望の素子60a、60b、60cを独立
して発光させることができる。また、各素子60a、6
0b、60cが遮光性膜66を有する隔壁61aによっ
て仕切られているので、上述のクロストーク現象も防止
される。
【0051】また、遮光性膜66の代わりに、Al、T
i、Ta、Au、Agなどからなる反射膜を設けてもよ
い。遮光性膜66の代わりに反射膜を設けると、導光部
材62の光取り出し面62c以外の面を透過しようとす
る光が導光部材62内へ反射して光取り出し面62cへ
導かれるので、光取り出し面62cから取り出される光
量を大きくすることができ、さらには、上述のクロスト
ーク現象も防止される。
【0052】次に、上記実施の形態6による端面発光型
有機LEDアレイの作製方法の一例について図9に基づ
いて説明する。図9は実施の形態6による端面発光型有
機LEDアレイを作製する工程を示す工程図である。
【0053】まず、図9(a)に示されるように、複数
の隔壁61aによって形成された溝62bを有する樹脂
製の基板61を用意する。このような基板61は射出成
形、2P法などよく知られた成形方法により得ることが
できる。次に、図9(b)に示されるように、基板61
の表面に、アルミニウムなどからなる反射膜76を膜厚
約10〜500nmで成膜し、成膜された反射膜76上
に光硬化性樹脂77をスピンコート法などで塗布する。
【0054】次に、図9(c)に示されるように、紫外
線を照射して光硬化性樹脂77を硬化させてから基板6
1の表面が露出するまで光硬化性樹脂77(図9(b)
参照)および反射膜76を削り取り、複数の断面楔形の
導光部材62を形成する。次に、図9(d)に示される
ように、各導光部材62上に透明導電膜63をスパッタ
リング法で成膜する。次に、図9(e)に示されるよう
に、各透明導電膜63を覆うように有機LED膜64を
成膜し、成膜された有機LED膜64上に陰極65を形
成する。
【0055】その後、ガラスまたは金属からなる封止用
キャップ68(図8参照)とフィルム67(図8参照)
をそれぞれ接着剤69(図8参照)で貼り付けることに
より、図7および図8に示される端面発光型有機LED
アレイ60が得られる。但し、以上の作製方法で作製さ
れた端面発光型有機LEDアレイ60において、図7お
よび図8に示される遮光性膜66は反射膜76となる。
【0056】実施の形態6による端面発光型有機LED
アレイは、プリンター用の光ヘッドとして使用すること
ができる。その使用例を図10に示す。図10に示され
る光ヘッド80は、実施の形態6による端面発光型有機
LEDアレイ60(図7および図8参照)を利用したも
のであり、レンズ系81と組み合わせて用いられる。プ
リンター82により印刷される所望のパターンは、光ヘ
ッド80の各素子(図示せず)が所望のパターンに応じ
て発光し、その発光パターンが感光体83の表面に照射
されることにより感光体83に記録される。
【0057】その後、感光体83に隣接する現像器84
を介してトナー85を感光体83へ振り掛けることによ
り、前記記録パターンに対応したトナーパターンを感光
体83の表面に形成することができる。その後、前記ト
ナーパターンを転写器86により紙87へ転写すること
により所望のパターンが紙87に印刷される。
【0058】実施の形態6による端面発光型有機LED
アレイ60を利用した光ヘッド80は、従来の光ヘッド
よりも低電圧で従来と同等の光量を発することができる
ので、従来の光ヘッドよりも消費電力が抑えられると共
に長寿命化を図ることができる。
【0059】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、この実施例によってこの発明が限定
されるものではない。また、以下に説明する複数の実施
例において、共通する部材には同一の符号を用いて説明
する。また、以下に説明する複数の実施例では、いずれ
も導光部材が基板の役割を兼ねるので、上述の実施の形
態で用いられていた基板が省略される。
【0060】実施例1 この発明の実施例1による端面発光型有機LED素子に
ついて図11に基づいて説明する。図11は実施例1に
よる端面発光型有機LED素子の断面図、図12は図1
1に示される端面発光型有機LED素子の作製工程を示
す工程図である。なお、実施例1は、上述の実施の形態
1に基づいた実施例である。
【0061】図11に示されるように、実施例1による
端面発光型有機LED素子110は、透明導電膜11
3、有機LED膜114および陰極115が順に導光部
材112上に積層され、有機LED膜114は透明導電
膜113と陰極115の間に印加される電圧によって発
光し、導光部材112は透明導電膜113側の第1面1
12aと、第1面112aと対向する第2面112b
と、第1面112aの周縁と第2面112bの周縁との
間に形成される光取り出し面112cを有し、有機LE
D膜114から発せられ第1面112aへ入射した光が
第1面112aと第2面112bの間で反射しながら光
取り出し面112cへ導かれて出射されるように第2面
112bが第1面112aに対して傾斜するように構成
されている。以下に、実施例1による端面発光型有機L
ED素子110の作製方法について図12に基づいて説
明する。
【0062】まず、図12(a)に示されるように、導
光部材として、長さL1が約10mm、幅(図示され
ず)が約5mm、厚さT1が約3mmの断面楔形のポリ
カーボネート板を用意した。次に、図12(b)に示さ
れるように、導光部材112の第1面112a上に透明
導電膜113としてITO膜を形成した。
【0063】次に、図12(c)に示されるように、透
明導電膜113の上にホール輸送層114aとして4,
4'ビス[N−(1−ブチル)−フェニルアミノ]ビフ
ェニル(以下、NPBと略す)を蒸着速度約0.2nm
/secで膜厚が約50nmとなるように蒸着した。次
に、ホール輸送層114a上に発光層114bとしてト
リス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム(以
下、Alq3と略す)を蒸着速度約0.2nm/sec
で膜厚が約50nmとなるように蒸着した。
【0064】その後、発光層114b上に陰極115と
して長さ約8mm、幅約2mm、のAlLi合金層を形
成し、図11に示される端面発光型有機LED素子11
0を得た。図11に示されるように、実施例1による端
面発光型有機LED素子110の両電極113、115
間に電圧約10Vを印加したところ、導光部材112の
光取り出し面112cから約1μWの光が検出された。
【0065】比較例 比較例による端面発行型有機LED素子について図16
に基づいて説明する。図16は比較例による端面発行型
有機LED素子の断面図である。図16に示されるよう
に、比較例による端面発行型有機LED素子1010
は、導光部材1012として長さL2が約10mm、幅
(図示されず)が約5mm、厚さT2が約3mmの平板
状のポリカーボネート板を用いた。その他の構成は上述
の実施例1による端面発光型有機LED素子110と同
じである。
【0066】比較例による端面発光型有機LED素子の
両電極1013、1015の間に電圧約10Vを印加し
たところ、導光部材1012の光取り出し面1012c
から約0.6μWの光が検出できた。この結果を上述の
実施例1と比較したところ、実施例1のように導光部材
112を断面楔形とすると、光取り出し面112cから
より大きな光量が得られることが分かった。
【0067】この理由としては以下のように考えられ
る。比較例に示すような従来構造では、導光部材101
2の第2面1012bと陰極1015との間で光の反射
が繰り返されて光が減衰するため光取り出し面1012
cから取り出される光量が小さくなり、結果として取り
出し効率が低くなる。しかし、実施例1による構成で
は、導光部材112の第2面112bが第1面112a
に対して傾いているので、第1面112aから入射した
光は第1面112aおよび第2面112bの間で反射を
繰り返しながら光取り出し面112cへ導かれる。この
ため、光の減衰が小さくなり、結果として取り出し効率
が高くなったと考えられる。
【0068】実施例2 この発明の実施例2による端面発光型有機LED素子に
ついて図13に基づいて説明する。図13は実施例2に
よる端面発光型有機LED素子の断面図である。なお、
実施例2は、上述の実施の形態3に基づいた実施例であ
る。
【0069】図13に示されるように、実施例2による
端面発光型有機LED素子210は、上述の実施例1に
よる導光部材112の第2面112bにAl反射膜21
6を設けたものである。その他の構成は実施例1による
端面発光型有機LED素子110(図11参照)と同じ
である。
【0070】実施例2による端面発光型有機LED素子
210の両電極113、115の間に電圧約10Vを印
加したところ、導光部材112の光取り出し面112c
から約1.2μWの光が検出できた。この結果を上述の
実施例1と比較したところ、導光部材112の第2面1
12bにAl反射膜216を設けると、光取り出し面1
12cからより大きな光量が得られることが分かった。
【0071】実施例3 この発明の実施例3による端面発光型有機LED素子に
ついて図14に基づいて説明する。図14は実施例3に
よる端面発光型有機LED素子の断面図である。なお、
実施例3は、上述の実施の形態4に基づいた実施例であ
る。
【0072】図14に示されるように、実施例3による
端面発光型有機LED素子310は、上述の実施例1に
よる端面発光型有機LED素子110の光取り出し面1
12cにマイクロレンズ317aが形成されたフィルム
317をグリセリンを介して貼り付けたものである。そ
の他の構成は実施例1による端面発光型有機LED素子
110(図11参照)と同じである。
【0073】実施例3による端面発光型有機LED素子
310の両電極113、115の間に電圧約10Vを印
加したところ、導光部材112の光取り出し面112c
から約1.3μWの光が検出できた。この結果を上述の
実施例1と比較したところ、光取り出し面112cにマ
イクロレンズ317aが形成されたフィルム317を貼
り付けると、光取り出し面112cからより大きな光量
が得られることがわかった。
【0074】実施例4 この発明の実施例4による端面発光型有機LED素子に
ついて図15に基づいて説明する。図15は実施例4に
よる端面発光型有機LED素子の断面図である。なお、
実施例4は、上述の実施の形態5に基づいた実施例であ
る。
【0075】図15に示されるように、実施例4による
端面発光型有機LED素子410は、上述の実施例1に
よる端面発光型有機LED素子110の光取り出し面1
12cに散乱板417をグリセリンを介して貼り付けた
ものである。その他の構成は実施例1による端面発光型
有機LED素子110(図11参照)と同じである。
【0076】実施例4による端面発光型有機LED素子
410の両電極113、115の間に電圧約10Vを印
加したところ、導光部材112の光取り出し面112c
から約1.2μWの光が検出できた。この結果を上述の
実施例1と比較したところ、光取り出し面112に散乱
板417を貼り付けると、光取り出し面112cからよ
り大きな光量が得られることが分かった。
【0077】
【発明の効果】この発明によれば、導光部材の第2面を
導光部材の第1面に対して傾斜させているので、第1面
から入射した光を第3面の一部から効率良く取り出すこ
とができ、結果として、従来よりも低い電圧で従来と同
等の光量を得ることができ、端面発光型有機LED素子
の消費電力を低く抑えると共に、素子の寿命を長くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による端面発光型有機
LED素子の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示される端面発光型有機LED素子の変
形例を示す断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2による端面発光型有機
LED素子の構成を示す断面図である。
【図4】この発明の実施の形態3による端面発光型有機
LED素子の構成を示す断面図である。
【図5】この発明の実施の形態4による端面発光型有機
LED素子の構成を示す断面図である。
【図6】この発明の実施の形態5による端面発光型有機
LED素子の構成を示す断面図である。
【図7】この発明の実施の形態6による端面発光型有機
LEDアレイを光取り出し面側から見た正面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】図7および図8に示される端面発光型有機LE
Dアレイの作製工程を示す工程図である。
【図10】図7および図8に示される端面発光型有機L
EDアレイの使用例を示す説明図である。
【図11】この発明の実施例1による端面発光型有機L
ED素子の構成を示す断面図である。
【図12】図11に示される端面発光型有機LED素子
の作製工程を示す工程図である。
【図13】この発明の実施例2による端面発光型有機L
ED素子の構成を示す断面図である。
【図14】この発明の実施例3による端面発光型有機L
ED素子の構成を示す断面図である。
【図15】この発明の実施例4による端面発光型有機L
ED素子の構成を示す断面図である。
【図16】比較例として作製した端面発光型有機LED
素子の構成を示す断面図である。
【図17】従来の端面発光型有機LED素子の構成を示
す断面図である。
【図18】従来の端面発光型有機LED素子の構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
1・・・基板 2・・・導光部材 2a・・・第1面 2b・・・第2面 2c・・・光取り出し面 3・・・透明導電膜 4・・・有機LED膜 5・・・陰極 10・・・端面発光型有機LED素子
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/14 Fターム(参考) 2C162 AE28 AE47 FA04 FA17 FA20 FA23 FA44 3K007 AB02 AB17 BA01 BA04 BB06 CA00 CB01 DB03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明導電膜、有機LED膜および陰極が
    順に導光部材上に積層され、有機LED膜は透明導電膜
    と陰極の間に印加される電圧によって発光し、導光部材
    は透明導電膜側の第1面と、第1面と対向する第2面
    と、第1面の周縁と第2面の周縁との間に形成される第
    3面を有し、有機LED膜から発せられ導光部材の表面
    へ入射した光が第1および第2面間で反射しながら第3
    面の一部へ導かれて出射されるように第2面を第1面に
    対して傾斜させたことを特徴とする端面発光型有機LE
    D素子。
  2. 【請求項2】 導光部材は楔形の断面を有する請求項1
    に記載の端面発光型有機LED素子。
  3. 【請求項3】 導光部材は第2面に低屈折率膜を有する
    請求項1又は2に記載の端面発光型有機LED素子。
  4. 【請求項4】 導光部材は第2面が反射性を有する請求
    項1又は2に記載の端面発光型有機LED素子。
  5. 【請求項5】 導光部材は第2面に反射膜を有する反射
    膜を有する請求項1又は2に記載の端面発光型有機LE
    D素子。
  6. 【請求項6】 導光部材は第2面に複数のマイクロリフ
    レクターを有する請求項1又は2に記載の端面発光型有
    機LED素子。
  7. 【請求項7】 導光部材の第2面側に基板をさらに備え
    る請求項1〜6のいずれか1つに記載の端面発光型有機
    LED素子。
  8. 【請求項8】 導光部材の第3面の一部が球面状又は曲
    面状である請求項1〜7のいずれか1つに記載の端面発
    光型有機LED素子。
  9. 【請求項9】 導光部材は第3面の一部にマイクロレン
    ズを有する請求項1〜7のいずれか1つに記載の端面発
    光型有機LED素子。
  10. 【請求項10】 導光部材は第3面の一部が粗面化され
    る請求項1〜7のいずれか1つに記載の端面発光型有機
    LED素子。
  11. 【請求項11】 複数の端面発光型有機LED素子が並
    べられ、各素子は請求項1〜10のいずれか1つに記載
    の端面発光型有機LED素子である端面発光型有機LE
    Dアレイ。
  12. 【請求項12】 遮光性を有する隔壁を各素子の間にさ
    らに備える請求項11に記載の端面発光型有機LEDア
    レイ。
  13. 【請求項13】 反射性を有する隔壁を各素子の間にさ
    らに備える請求項11に記載の端面発光型有機LEDア
    レイ。
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